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羽を休める鳥のように https://blog.goo.ne.jp/sumireko_2005

水溜りに写る青い空をみましたか?絶望的に儚い言葉たちをすくい上げたい。

詩を書くこと、本を読むこと、空を見上げること、好きなカフェをみつけること、誰かと会うこと。優しい気持ちで生きたいけれど裏切り続けているのはわたしです。。

すみれこ
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住所
三鷹市
出身
三鷹市
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2010/02/03

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  • 過ぎ行く5月

    長女が届けてくれた母の日のアレンジメントは、いま分割して玄関と洗面所に。さいしょはこんな感じだった。一人暮らしの窓辺がパッと明るくなった。うちにいるからスマホ見てる時間も増えネット購入する事も少し増えた。そんな時、アマゾンから心当たりのない商品購入のお知らせメールがきてビックリした。焦って購入履歴を確認したけど買ってない。よく見ると転居前の住所になっている。発送準備中らしいけど履歴にないのでキャンセル出来ない。カスタマーセンターはこういう時期なので電話受付はしてなくてチャット。どうやら以前使っていたアカウントを使われたらしい。コワイ。その後、アカウント閉鎖を申請してようやくホッとしたのもつかの間、同じ事態が数回も発生して非常に疲弊した。何回もアマゾンとチャットした。要領を得ない説明も多くイライラする。担当部署か...過ぎ行く5月

  • ステイホーム

    実はブログを他でちょっとだけ、書き始めている。ひっそりと静かに小さな声で、じぶんだけの素直なブログ。公開はしているが日にちが浅いのとハッシュタグつけたりしないので、アクセスはほとんどない。読者獲得が目的ではないのでそれでよし。ところが、ふと、ここに戻ってみると毎日それなりの数字が出ていて訪問者がある事実に「うー…」と思う。居留守を使っているような落ち着かない感じ。それで時々は戻って来ようと思ったりする。とりあえず時間がたくさんある。昨日から300ピースのパズルを始めた。300なんてカンタンだろうと思ってた。1000ピースの名画シリーズも買ってある。しかし!藤城さんの絵は精密で非常に細かい。やりがいがある。ステイホーム

  • 退職と転出

    4月になった。退職をして転出届を出す人と一緒に市役所に行く。今日もつめたい雨が降っている。昨日読み終わった本井上荒野「あちらにいる鬼」これは図書館で予約した本。図書館は閉まっているが予約本は受け取れるのでバスで行って来た。返却日が4月28日となっている。3月に読み終わった本で書き忘れた本「小川洋子と読む内田百閒アンソロジー」。いま友人のところにある。今日、アマゾンで注文した本、「アウシュビッツのタトゥー係」こうしてたくさんの活字がすっかりとどこかに収まり、ようやくわたしはぽつぽつと書き始めるのかもしれない。そうだといい。やはり書いているじぶんでいたい。退職と転出

  • 春がきても在宅

    延期になったり中止になったりする事が続く春。冬晴れ、早春、春本番、と窓の景色も変わり散歩道には桜が咲いた。「書こう」と思うことは何度もあった。ここのブログかツィッターか、詩や雑文を載せているサイトか、。書きたいことはふるふると降り積もり、そして結局なにもどこにも書かず沈黙。降り積もったものは春の雪のように溶けたりはしない。たぶん「思い」なのだ。そんなことあったね、と自分で思い返すための一人称の記録。1月から3月に読んだ本。窪美澄「トリニティ」天童荒太「ムーンナイトダイバー」村上春樹川上未映子「みみずくは黄昏に飛びたつ」桜木紫乃「氷の轍」天沢退二郎「光車よまわれ」若竹七海「暗い越流」千早茜「桜の首飾り」中島京子「夢見る帝国図書館」佐野洋子「死ぬ気まんまん」篠田節子「スターバトマーテル」「美神解体」「介護のうしろか...春がきても在宅

  • 冬晴れの日、在宅。

    久しぶりにアップした記事を読み返すとじぶんはとてもげんきですこやかな感じがする。そうだろうか?と思う。そうでもない、と思う。怠け者だからぐだぐだしている。うちにずっといるのもつまらないけど出かけて行くのもちょっと面倒くさい。出かけた先で誰かと会ったりするのもおっくうだったりする。日に当たるために散歩に行くのはわりあい好きだ。誰とも会わないし話もしない。だけどきっとそれが連続すると人恋しくなるんだと思う。知り合いや家族や友だちに会いたくなる。ぐだぐだしてる不健全な感じも気になり始める。それが予測できるから予定をたてる。出かける日の予定。出かけるじぶんをイメージしてカレンダーを眺めて落ち着く。今は仕事もたまにしか行かない。朝も夜も仕事をかけもちして頭痛薬を飲みながら必死にがんばっていた時も確かにあった。ぐだぐだして...冬晴れの日、在宅。

  • 1月と2月

    ぼんやりしてたら全然ブログ更新してなかった。昨年の今頃は引っ越し準備で、めちゃくちゃ忙しかった。でもようやくこのマンションを見つけた。ひっそり佇む古いマンション。バス停とコンビニと小金井公園が間近、多摩川緑道に面している。膝が痛くてもエレベーターがある。ここに決めて、フリーレントなので早めにカギを貰い、仕事終わりの午後、吉祥寺からバスに乗ってやってきた。あの時の嬉しさをよく覚えている。さて先月のこと。たまには都会に行きましょうかと計画した。一泊2日。まず早稲田に行き、乗りたかった路面電車、荒川線。鬼子母神へ。それから宿泊先に荷物を置いて皇居へ。都内在住数十年、初めて中へ入った。夜は後楽園のライトアップを見る。翌日はレインボーブリッジへ。歩道があると知ったので歩いてみる。そして予約しておいた展望レストラン。そう、...1月と2月

  • 大晦日

    まだ整理出来てなかった本をようやく片付けた。アマゾンに出品していた本も1箱あったが在庫管理したりするのも多少面倒になり大部分を古本屋に持って行った。「おへそ書房」という感じの良い店が近くにあるとわかったので、タダ同然みたいでもそこならいいと思った。友人から預かっている新品の写真集などは大切にとってある。父親の古書の山は殆ど処分してきたが、まだ数冊あった。バーコードがないのでブックオフでは話にならない、それらも快くひきとってくれた。あらためて本棚を眺める。こちらで購入したものふたつ。三鷹の廊下にあった収納棚を組み合わせたものひとつ。先程、友人から数年前に頂いた俳句集をもう一度読んでいた。[犬と坐す]。そういえば彼もワンも元気だろうか。年賀状くるかな。この地に転居して初めての年末年始。茨木のり子さんという詩人はこの...大晦日

  • 伊豆高原

    秋の終わりの伊豆高原もいいかなと思って車の助手席に乗ってやってきた。5日間の伊豆タイム。ガイドブックに出ていた東府やベーカリーに行ってみた。平日なのに大人気。庭の長いテーブルの下は足湯。そこでランチタイムも確かに良さそう。でもちょっと寒いのでイートインにした。それから枝垂れイロハカエデを見るために青埴神社へ。こういう紅葉は珍しく天然記念物。東府やすぐ近くだが全くの無人。それから調べておいた巨木に会いに行った。細い山道をハラハラしつつ登る。益山寺の大カエデと大銀杏。これも県指定の天然記念物で樹齢なんと900年とか。海を眺めたり、大室山を見上げたり、山道を上ってみたりする。なかなか良い。今日は青空が見えたので一碧湖へ。伊豆高原

  • 雨上がりの朝、公園で。

    紅葉をたのしむなら今しかない。黄色、赤色、まだすこし緑色。木々が見せてくれる色彩の饗宴はながくは続かない。降り続いていた雨が上がり、開園と同時に入った立川の昭和記念公園。かたらいの道に続く銀杏。朝の日本庭園。広い園内はまだ人もまばらで静か。だいぶ歩いたので帰路は園内周遊バスに乗って西立川駅近くへ戻る。これから来る人がたくさん歩いていた。雨上がりの朝、公園で。

  • そういう日々

    転居とともに辞めるつもりだった仕事も人材不足で結局、時々行くようになっている。ひとりでこのマンションの1室にいると「外に行こう」と決めなければ、いつの間にか日が暮れる。あれ?今日は誰とも喋らなかったわと思ったりする。だから時々仕事に出て行くのは良かろうと思っている。先日、三鷹に用事があり久しぶりに野川公園へ行った。晩秋の日差しが柔らかくとても良い散歩だった。この頃、散歩の効果をちょっと見つけた。残念ながらダイエットではない。「詩」。ほわほわと言葉たちが遊びにくる。おや?と思う。帰宅して忘れないうちに書きとめる。書く場所も見つけたので、そのサイトにぽつんとだしておく。まだ詩を書いているじぶん。見知らぬ誰かの目にとまる事もある。そのサイトはイイネではなく、スキ、と共感サインがある。読み返してみると、上達などと無縁で...そういう日々

  • 安曇野

    台風による土砂崩れで中央本線は運休が続いていた。あずさ3号が運転再開したのは、わたしたちが出発を予定していた3日前。ギリギリで間に合った。信州の山並みと広がる田園、そして清流。安曇野アートラインと呼ばれる多くの美術館。学生時代に一度。数年前に二度。好きなところ、といつも思う。碌山美術館。荻原碌山の彫刻作品「女」は日本近代彫刻の最高傑作といわれている。新宿中村屋のサロンで出会い、苦悩の愛を捧げた相馬黒光の面影があるという。三十歳の若さで亡くなった碌山へ捧げた高村光太郎の詩碑が庭にあった。美術館の入り口にはこの文字が…。わたしはぼーっと見上げていただけ。娘が写真を撮っておいてくれた。意味を調べ、こころ打たれる。【愛は芸術なり、悶えは美なり】娘は初めての安曇野。安曇野野菜スイーツや林檎ナポリタンもしっかり食べたしわさ...安曇野

  • 森へ

    台風接近。ベランダのものを室内に入れ、あとはすることもなく本を読んでいる。先日、伊勢、志摩の旅から帰ってきた。夕暮れの海をホテルのテラスからいつまでも見ていた。伊勢への旅は何度めだろう。むかし家族で行った。結婚してからこども達を連れて行った。数年前には娘との旅の帰路立ち寄った。くりかえし列車に乗り、くりかえし旅にでる。夕暮れの切なさを呼吸し、吹く風にこころと身体を預ける。出かけても出かけても帰ってくる。じぶんがあの三鷹の家ではなく、小金井のマンションにちゃんと戻ってくることをいつも少し不思議に思う。吉祥寺で買い物をすれば、あたふたと南口に出て懐かしいバス停へと足が向きそうになる。でもちゃんと小金井に帰ってくる。公園の北側。深い森へと招き入れる道がある。その道がすごく好き。夜は怖いのかもしれない。夜はマンションの...森へ

  • 格安スマホ

    あれれ8月が終わろうとしている。ふだんのんびりしているくせに何だか慌てる。そう、今回は慌てる理由あり。スマホを買い換える。買い替えるなら月末までにどうにかしないともったいない。ブログ、更新していなかった。ツイッターはたまに開く。他に、居場所を作ってしまった。そこですこし書いたり書かなかったりしている。相変わらず読書とゲームとすこし散歩とヨガ。桜木紫乃さんの「緋の河」、新潮文庫の「いつも一緒に犬と作家の物語」、桐野夏生さん対論集「発火点」今月はこれらを読みおわりいま中山可穂さんの「ゼロ・アワー」を読んでいる。三鷹にできた「りんてん舎」という古本屋で100円で見つけたのはラッキーだった。そう、そしてスマホ。内部ストレージがいっぱいで重いのでSDカードにせっせと移したけれど、変わりなく仕方ないのでauに行ったら、やは...格安スマホ

  • 海が見える家

    夫が購入した中古物件に来ている。古い二階家には驚くほどたくさんのものが残っている。家電品はほぼ使用できるし、テーブルも椅子もカーテンもセンスを感じる。売り主の方にわたしは会っていないが海外に行く機会が多かったらしく、小物や雑貨、食器にも見慣れないものが多い。夫はたまにここに来てあちこち修理をしたり不要品を処分したりしている。わたしは二階の洋室を使って良いとのこと。ベッドはそのままでシーツや上掛けを購入してセットしてくれた。朝、小鳥たちの囀りで目が覚める。窓の向こうは林。遠くには海が見える。朝食まで用意されていて、わたしは何もすることがなく、たくさん持参した本を読み、近くを散歩したりする。今日は海辺のカフェにランチに行った。こういうかわいい店を見つけるのは得意なのでわたしのアンテナが役にたつ。海岸は気温が低いため...海が見える家

  • うまれかわる

    三鷹市に不在者投票に行って来た。引っ越してちょうど三か月。思いきって家があった場所に立ち寄った。市内に住む友人からもう家がないこと。ブルドーザーが土地をならしていたことは聞いた。すごく悲しかった。その後、息子からポッカリとした空き地の写メをもらった。悲しかったけど悲しんでも仕方ない。家には心をこめてお礼をいい、別れを告げてきたのだ。後悔はまったくない。あるのは寂しさだけ。昨日、我が家の跡地はなんと!時間貸し駐車場になっていた。七台の車ですべて埋まっていた。自販機まである。父が見つけたこの土地は本当に広く角地で、井の頭公園に近く、今はジブリも近く、有効に活用されているのだった。貧しい教員だった父は東京タワーのふもとから武蔵野の林へと、両親と新妻を連れてやって来た。雑木林や多摩川を散策する着流しの父の写真が残ってい...うまれかわる

  • 旅人

    旅から帰るとまた次の旅を考えているのである。旅するために働く、というほどでもなく、明確に生活のためだった。生きて行くために働き、働いたじぶんのために旅に出る。琵琶湖の旅は雨にも降られず、暑くもなく曇り空が優しかった。比叡ガーデンミュージアム。モネの池二日目は竹生島クルーズのあと白髭神社へ。この日は乗る予定の列車が運休して神社近くで長いことタクシーを待ち駅でまた次の列車まで待った。ようやくホテルに戻り、ツアーチケットでアフタヌーンティーを頼んだ時はもう夕方の5時。朝食は菓子パン一個。お昼は赤こんにゃく半分こ。だからこれが、昼兼夕食のわたしたち。3日目は米原へ。長浜を散策してから醒ヶ井へ行く。見たかった水中花、梅花藻。白くてかわいい。まだ最盛期ではなく観光客もほとんどいない。娘が下調べしておいた梅花藻ソフトの店は一...旅人

  • 歩く

    知らないところがたくさんある。むしろ知らないところだらけ。だから歩くのが楽しい、と言いたいけれど、実情はまだまだ歩いてない。用事があってバスで出掛け、買い物もしてバスで帰ってくる。用事がない日もある、うれしい。すぐに片付けるべきモノもだいぶ減った。かなりうれしい。そういう日はずっとうちにいて、ぼやぼやしてる。本棚を眺めたり古い写真を見たり、ただ何となくカーテンが揺れるのを眺め、駿を思い出したりしている。それでもたまにはもちろん散歩に行く。今日はいつもと逆方向へ遊歩道を歩いてみた。自転車の人もいるが、ゆったり散歩をしてる人も多いと感じた。こういうのも時々あって面白い。大きな木もあった。ベンチに座ってひと休みしていたら次女からラインがきた。アトピーが悪化しているようで心配。彼女と明日から恒例の母娘旅。琵琶湖へ。クル...歩く

  • 草木の精

    一度行ってみたかった牧野記念庭園(練馬)に行ってきた。日本最初の本格的な精密な植物図鑑を生涯かけて作り上げた牧野富太郎。自分は草木の精であると言っていたという。全国を歩いて採集した植物は約40万点。発見して命名した植物は、1500種類以上あるという。記念館には博士を献身的に支えた夫人のエピソードも紹介されていた。庭には300種類以上の植物があるとの事だが敷地はそれほど広くなくゆっくり歩いて楽しんだ。草木の精

  • すこし驚く

    転居通知を受け取りました、とメール、お手紙、電話まで、毎日何かしら頂いている。そのことに驚き感謝している。なんにも直筆なしの印刷ハガキなのに(だからなのか)、ぼやっとしてるけどとりあえず移動した事だけは伝えようと思った。ぼやっとしてる。予定もない日はものすごく静かに朝がきて午後になり夕焼けを眺めて夜になる。相変わらずいろいろ整理はしてるが自由時間に好きなようにしてるから懐かしいものをじっくり見たりもする。そんなことしてたら絶対に片付かない!と焦って追われるように蓋を閉めていた以前とは違う。100均で買ったA4サイズの箱が10個位ある。考える暇なく詰め込んできた紙類、写真、装身具、等々。懐かしい10代のノートからここ数年分の手帳他いろいろ。あまりに古い雑記帳等は懐かしさを味わったあとに処分する。たくさんの事柄が降...すこし驚く

  • はなバス

    一ヶ月経過してようやく少し片付いてきた。転居通知はひとこと添えることなくとりあえず投函(すみません)。まだ書き終わってない。新しい町、さてポストはどこにあるんだろう?とスマホをみる。散歩しながら歩いて行くと、公園の緑が出迎えてくれる。そんなある日、友人が最寄り駅まで来てくれることになり、はなバスというかわいいコミュニティバスに乗ってみた。バスが大好き。窓からの眺めを楽しんだ。友人と入ったイタリアンで美味しいサラダランチ。そしてもちろんデザートも。美味しい店もお喋りできるカフェも本屋もスーパーもあってバスですぐ。うれしい日だった。赤いポストもちゃんと見つけた。はなバス

  • 恋する手紙

    引っ越しして10日。片付けてるつもりだけど、「あれはどこ??」という事態に直面するたび段ボールを開けまくる。口を開けたまま未整理の箱があちこちに出現して今はまたすごい事に…。それでも今日は気分転換に出掛けてきた。友達に教えてもらった「田端文士村記念館」企画展は「恋から始まる物語~作家たちの恋愛事情」芥川龍之介が田端に住んでから、多くの芸術家が集うようになったという。芥川から妻、文へ送った情熱的な手紙、林芙美子がパリから夫に送ったキスマークつきの手紙、平塚らいてうと奥村博史等々、見ごたえのある展示だった。田端、という場所へはじめて行った。知らない所がまだまだたくさんある。出かけるのに良い季節になった。新しい住処を出発して未知へと出向く。すこし新鮮な気持ちでここへ帰ってくる。帰ってくる場所がわたしにある。恋する手紙

  • 桜吹雪

    真冬の寒さという4月のある日。どうにか引っ越し終了。予定よりも荷物が増えたことをきちんと把握していなかったため、引っ越しトラックには積みきれず、後でバンを借りて自分たちで作業する羽目になった。夫のキャンプ用品みたいのが多かった。一階から三階まで何往復したか、、すでにフラフラで記憶もあやしい。翌朝やはり頭痛がひどかったが、薬と気力で乗りきり家に戻ってさいごの片付けと清掃。引き渡しの確認。ひと部屋ひと部屋にお別れを告げた。そして新しい住処は今段ボールやあれやこれやで占拠されて足の踏み場もない。それでも今日は自転車で買い物へ。マンションは多摩サイクリングロードに面している。桜吹雪を浴びて自転車るんるん。さあ、今度はこっちの片付けをがんばろう!ゆっくりと。桜吹雪

  • 黒糖ミルクコーヒー

    大きな家具は全部なくなった。本棚4、箪笥6、チェスト2、机2、ソファ、テーブル等々。トラックは3台きた。この小さな二階家によくもこれほどの物があったと思う。まだ捨てるものはたくさんあり、もうカウントダウンなので、70ℓの袋やまとめた物やらに曜日を書いて、何もなくなったリビングにおいてある。今度の水曜日にここを出て行く。わたしが育った家、3人の子どもたちも育った三鷹。幼稚園も小学校も中学校もわたしと子供たちは同じ。次に住む場所を決めるとき、第一条件は「緑のあるところ」だった。川があり林がある自然に恵まれた環境にいたので、こころが落ち着くところはやはり木々の緑だ。バスが好きなので駅から遠くてもかまわない。近くに買い物できる所があって、収納スペースのある物件。いろいろ探して「ここだ!」というところを見つけた。フリーレ...黒糖ミルクコーヒー

  • 処分する

    たくさんのものを捨てて、ようやく先が見えてきたような気がしていた、ところが…!ソファを動かしたら本棚の下部分が開くようになり、またもやそこにファイル発見。父らしく歴史の冊子がきちんとファイルしてあり、大量にあり、とても重い。見ただけでイヤになった。だって全部出して金具を外して紙(資源)と、表紙(金具つきなので不燃物)に分けなくちゃいけない。わたしの大きなため息を聞いていた夫が手伝ってくれることになった。この三つ目の本棚を空っぽにしないと、来週くる処分業者に引き取ってもらえない。大きい家具幾つも、ブラウン管テレビ三つ、あれこれの処分費用は20万円を超えた。2㌧トラック二台に全部積めるかな。庭の2つの物置の不要品処分は10万円。業者が引き取ってくれない消火器は調べて持って行った。大量のスプレー缶、使いかけの油やペン...処分する

  • ゴミのやま

    大変だと覚悟はしていたが、これほどだとは思わなかった。業者に一括して処理を頼む、という選択肢が無い訳ではない。でも去年から少しずつ整理してきたつもりだったし、なんとなく「親に託された」感じがしてじぶんで仕分けしよう、と思った。天袋、物入れ、押入れ、引き出し、ソファの裏、台所すべて、とにかくすごい。不燃物、プラスチック、紙類、衣類、そのほか・と分けていく。でもここにきて協力者、まあ、夫なんだけど、がようやく現れたので、一人で奮闘しているよりはだいぶ違う。庭にある物置も奥が深かった。ここで暮らした30数年分だけではない。母がとっておいたわたしと兄の「思い出のあれこれ・通知表まで」。父の書類、本また本、大量の写真。それどころかわたしが結婚するとき実家に置いて行ったものたちが大きなダンボールの中で眠っていた。手紙、日記...ゴミのやま

  • お別れ

    タオタオ、くまくま、コンコン。こどもたちの小さな手にいつも抱かれていた。タオル地のくまは初めての出産で、早産を避けるため実家にいた時に手作りした。赤ちゃんが舐めてもいいように、タオル。不器用な若い新米ママの作。長男が六歳になった頃書いた「くまくまのぼうけん」という長いお話も出てきた。スケッチブック1冊、彼が絵も文も書いていて時々わたしの解説がついている。くまくまはいつも幼い息子と一緒にいた。パンダのタオタオは紙おむつのプレゼント当選品。オムツ使用者本人の長女のものだった。そして時が経ち歳の離れた末っ子には布製の手作り絵本と、手人形のキツネが与えられた。コンコンはmadeinU.S.A.である。オトナになった子どもたちは、このこたちを実家において巣立っていった。家は取り壊される。たくさんのものを捨てる。子どもたち...お別れ

  • 引っ越し準備 3

    ちょっとみない間にブログのスタイルが変わっていてビックリした。2月も終盤に向かい寒い日はあまり動かずに手元で出来る作業をしている。3月になって暖かくなったら、庭に二つある物置にとりかかる。先日、山梨に転居した次女が手伝いにきた。小さい頃好きだったオモチャ類が玉手箱のようで歓声をあげていた。ものすごく懐かしい!わたしも同じ。だけどもう別れを告げる時がきた。この家にあるものの7割は処分していく。一昨日、忘れていた衣装ケースを5箱発見した。昭和なワンピが何着か出てきた。お気に入りだったロングスカート。銀座のOLだったわたしの愛用の青いトレンチコート。それこそわたしの玉手箱みたいだった。昭和なワンピは写メして娘たちにラインした。「可愛いー」と二人からすぐに反応があり、明日さっそく長女が見に来るという。引っ越し準備3

  • 引っ越し準備 2

    カーブスは電話して早めに「面談」の予約をとり無事に退会した。「休会」を勧められたけれど、とりあえずやめる。ヨガは続けたいからなるべく通う。今のところが好き。仕事は人手不足でなかなか辞められない。でも行く日をぐんと減らして、無理しないつもり。片付ける作業というのは、いる、いらないの作業で、自分がどういうおばあさんになりたいかのイメージトレーニングみたいな気がする。長女がきて、いらない本の箱詰めを手伝ってくれた。まず11箱。さよなら、ありがとうと思いながらたくさんの物達に別れを告げる。次に住む所もようやく決めた。保証人になってくれた長男に、明日会いに行く。引っ越し準備2

  • 引っ越し準備

    気力、体力、余力のあるうちに7人と一匹で住んでいたこの家を片付けてどこかへ行こう、と思い付いたのが去年の夏だった。二世帯住宅は収納がいっぱいあって片付けてもキリがないように思われた。でもやるしかない。土地は所有のものではないので処分するにあたって交渉が必要である。わからないことがいっぱいあった。調べたり依頼したり連絡を待ったり面談をしたり、そういう交渉事と家の中の片づけと、次に住む家を探す作業で、疲労困憊している。テキパキと動いてくれて頼りがいがあって気遣いもしてくれる人がそばにいればいいのだけれど、そういうヒトは始めからいないのである。そんな今日この頃、「そうだ」と思いついて6年ほど通ったスポーツジムに行き「引っ越すのでやめるよ」と伝えたところ、「店長と面談が必要なので2月に予約してね」と言われた。でも一か月...引っ越し準備

  • 今年の本、後半。

    前回の続き。「じっと手を見る」窪美澄「ハピネス」桐野夏生「ホワイトラビット」伊坂幸太郎「虚ろな十字架」東野圭吾「花渦」髙樹のぶ子「雪の練習生」多和田葉子「タミーを救え」上下松浦寿輝「わたしの命はあなたの命より軽い」近藤史恵「夜は眠らない」上下星野智幸「おとぎのかけら」千早茜「瑕疵借り」松岡圭祐「すべてはあの謎に向かって」川上未映子「抱擁・この世でいちばん冴えたやり方」辻原登「わたしの本の空白は」近藤史恵「コトラ母になる津軽の猫の四季物語」岩合光昭「だれかの木琴」井上荒野「さいごの毛布」近藤史恵「きみはいい子」中脇初枝「錆びた滑車」若竹七海「ペインレス」上下天童荒太「三つの名前をもつ犬」近藤史恵「取替え子・チェンジリング」大江健三郎「ウツボカズラの甘い息」柚木裕子柚木裕子さんはテレビで猫と一緒にでていていい感じだ...今年の本、後半。

  • 今年の本

    だいたいわたしのブログにふかい意味などなく何となくそのときの気持ちを綴っているだけなんだけど、前回のブログを読んだ友人から「どうしたの?」と心配するメールを貰ったので申し訳ないことをした。大丈夫。もちろんみんな日々いろんなことがある。でも折り合いをつけてやっていける。わたしもこんな年の瀬にブログを書いてるほど元気。イノシシの詩もどうにか書いて年賀状も書いてる。今年読んだ本。「海を照らす光」上下M.Lステッドマン「主婦病」森美樹「夕暮れもとぼけて見れば朝まだき」高見のっぽ「エルニーニョ」中島京子「ブルース」桜木紫乃・・・・。手帳を見るとこれが一月に読んだ本。図書館から借りた本も長女が持ってきた本も、新刊も古本もある。二月から四月。「ざらざら」川上弘美「賢者の愛」山田詠美「火の旅」日和聡子「路上のX」桐野夏生「それ...今年の本

  • 深く深く秋へ

    気がついたら秋が終わろうとしていてもう冬らしいのだった。夏から考え始めた事を、ゆっくりと進めようとしてきた。考え、調べ、相談し、仲介者を選び報告を待つ。そういう日々だった。そしてある程度の結論がでた。全てがうまくいくなんて事は絶対にない。そんなに楽観的じゃない。だけど、どうなるんだろう?という不安感はいつもあり、心身消耗しているのを実感した。さぁ、こんな感じですよと大体がわかったある日、木々と葉っぱたちと空を見上げたくて小金井公園へと行ってきた。江戸東京たてもの園にある喫茶室でたっぷりのカフェオレを頂いた。朝早く行ったので人も少なく、森の中でゆっくりと深呼吸できた。これから今後どうすればいいのか考える。こころ穏やかに笑顔でいられる途を急がずに考える。きっとまだ時間はたくさんある。深く深く秋へ

  • 母のいない母の部屋

    久しぶりに母の部屋の雨戸を開けた。がたんカタンとあけて眩しすぎる秋の日差しをいっぱいにいれた。サービス過剰な秋の休日のお日さまだ。母は生前よく片付け物をしていた。いるものもいらないものもごっちゃに捨てた。燃えるゴミの袋に使える電話の子機が捨ててあってわたしに怒られた。母はわたしに怒られて小さくなっていた。翌日ふと気がつくとその電話の子機は「使える捨てない」と、マジックペンで大きく黒々と書かれていた。母は認知症と必死に闘っていた。おびただしいメモがそれを物語っている。ふすまにさえ日にちがマジックで書かれている。そのふすまには幼いわたしと兄の白黒写真が数枚貼られてもいた。いろいろ捨てながら、これは大切、とそのとき思ったものはちゃんとより分けていたのかもしれない。あまりにもメモが多かったので、もうだいぶ捨ててしまった...母のいない母の部屋

  • 夕霧

    すごーく久しぶりに上高地に行った。こどもの頃、父と父の教え子の山男たちに何度かどこかへ連れて行ってもらった気がする。キャンプや楽しそうな会話や「山男の歌」の記憶はすこしある。いちばん印象に残っていたのは上高地だった。いつかまた行きたいと思っていた。いつかまた、は、なかなかこない。けれどふとした機会がやってきた。「いつか」は機会を伺えばやってくる。秋の入り口の上高地。河童橋と穂高連邦。とても懐かしく、とても嬉しく、明神池までゆっくりと散策した。ぐるりと歩いて二時間。河童橋は驚くほど混雑していたがその先へ行く人たちは多くない。梓川の見える宿に泊まった。ようやく静かになった橋のあたりを夕暮れ時に歩く。夕霧が梓川を幻の記憶のように包んでいる。翌日は朝から雨が降っていた。大正池はしーんと静まり返っていた。夕霧

  • よびかける声

    ブログに詩を載せよう、と今まで思ったことがなかった。何故だろう。ブログという性質上、相手ありきと考える。詩は一方通行で個人的過ぎるのでここには載せなかったのかもしれない。誰がネット上のどこかで、どんなふうに自作の詩を公表しているのか知らない。さまざまなのだろう。しかしたまたまそういう作品を目にした時、「違う」という気がした。違う、自分の場所はここじゃないと思った。それなのに暑さで朦朧としていた近頃、「それもありかもよ?」という声が遠くから聞こえた。月にそそのかされたのかもしれない。写真は先日行った三浦海岸で。よびかける声

  • 月夜

    ふと気がつくと月が窓から入ってきていた猫が死んでからわたしのベッドにはぽっかりと空白があってなんかい寝返りを打っても愛しい重さも小さな寝息もなく夜はぐずぐずと過ぎていくばかりだったけれど昨夜ふと気配を感じて目をあけると窓から真っ直ぐに入ってきた白い光がちょうどむかし猫がいた場所を照らしているのだった月に乗って帰ってきたのかと思ったけれどただきまぐれに会いにきたのかもしれない不思議な月明かりのベッドでいつの間にかわたしは眠っていた皮膚に触れる息遣い死んだ猫の温もりを感じて月夜

  • この窓から時々見える向こうからはたぶん見えていない数え切れない窓が素知らぬふりのカーテンをよけて空を眺めている空にはいびつな月金色ではない蜜柑色でもないかしいだ小舟のように独りを選んだたずねることを諦めて夜に腰掛けている月

  • すこし過ぎる

    「峠を越す」っていい言葉だなーとあらためて思った。先日のヨガで、涼しい日がたまにあるようになったねと雑談していた。でもまだ暑い日はあるよね、でももう峠は越したわよね、と、誰かが言った。峠を越えた、苦難はひとまずのりこえた。病や労苦の終わりはまだ見えないけど大丈夫かもしれない、という希望の言葉なのだとあらためて思った。バス停まで歩き混雑バスに乗り、駅からまた歩きエアコンのない職場に着く。だいぶ疲れてきた感じがする。先日の検診の数値が弱気の自分の味方をしている。すこし過ぎる

  • 休日4日め

    横須賀「ソレイユの丘」へオーロラナイトを見に行く。テーブル周りに山積みの紙類を整理する。録画しておいた映画を観る。長女から借りた本を読む。着々と休日プランが消化されていく。オーロラショーはとてもきれいだった。長女が貸してくれた本、近藤史恵「私の命はあなたの命より軽い」。なかなか面白かった。その前は松浦寿輝さんの「タミーを救え」上下巻を読んでいたのでガラリと変わり、やはり読書は借りてみるのも楽しい。今日はこれから友人に会いに行く。文字通り満身創痍で裁判を闘った彼女をテレビやネットのニュースで見てから数ヶ月経った。相変わらず心身は不調らしい。でも闘病するこどもたちは落ち着いているとのこと。介護にも苦労している。久しぶりに会いましょうと連絡があった。ずっとラインでやりとりしていたけれど僅かな時間でも会って顔をみてこよ...休日4日め

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