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  • 12/21 西湖物語読了

    「静岡県と浙江省が友好関係を結んで30周年(2012年)を迎えたのを記念して、杭州市文化局が収集した『西湖民間故事』の中から、杭州の名所旧跡・名産・名物を紹介する。」と訳者が「はじめに」で記している。杭州に滞在中に訪れた懐かしい地名や名産名物の名前がたくさん出てくる。「東坡肉(トンポーロー)」の話はよく聞いた。杭州の役人をしていた蘇東坡が西湖の改修をして洪水や水枯れが起こりにくくしたことに周りの農民が感謝してお礼の品々を届けてきた。清廉潔白な蘇東坡はその多くを返したが、すぐに処置しなければならない豚肉は角煮にしてそれぞれの農民に返したことから豚の角煮が東坡肉と呼ばれるようになったと。「飛来峰」「宝石山」「小黄龍」「金牛」など名所旧跡を訪ねる度に同行の中国人から説明された。杭州は中国八大古都の一つとされ、南...12/21西湖物語読了

  • 12/20 ドイツ映画『僕とパパ、約束の週末』鑑賞

    これは映画館で観た。以前予告編で見て掛かったら見ようと妻と話していた。今日は娘が昼間で家にいるというので、エリーをおいて行ける。午前中の会を見た。自閉症と診断されたジェイソンが10歳になる。自閉症は自分の生活に独自のルーティーンがありそれが守られないとパニックを起こす。また周りで大きな音などが起こるとこれもパニックにつながる。ジェイソンは小学校では変わった子として同級生からからかわれる。そんな中にサッカーのチームではどこを応援しているかと問われた。彼はそれを決めるためにはすべてのチーム、そのスタジアムを確認しないことには決められないと考える。この決意に父親が同意する。毎週末、ドイツにある1部から4部までの56チームのゲームをすべて見るために国内を大移動する。大音響のスタジアム、熱狂して騒ぐ周りのファンたち...12/20ドイツ映画『僕とパパ、約束の週末』鑑賞

  • 12/18 インド映画 『RRR』鑑賞

    湯河原の忘年会で、K君から、面白いからと渡された。歌や踊りが随所に現れるのはインド映画のお約束だが、残酷シーンが多いのは少しテイストが違う。物語は実在したと言われるインド独立の功労者二人が主人公だ。一人は、妹を英国植民地支配者に誘拐されその奪還を目指す男。もう一人は、インド独立のためには、闘争できるだけの武装が必要だとして英国植民者の警官となり、警察の中で出世し、英国の武器を奪おうとしている男。二人とも武芸に秀で不死身である。そんな二人がお互いのことをよく知らずに友達になる。しかし、英国植民地支配者に近づくにつれて、がむしゃらに妹を取り返そうとする男と英国を見てそれを阻止しようとする男の葛藤が始まる。裏切りと見えることも出現する。しかし、後半妹を取り返そうとする男は、警官に身を包んでもインド独立の大義のた...12/18インド映画『RRR』鑑賞

  • 12/17 莫言著『続赤い高粱』読了

    前作と表紙の意匠が大分違うが同じ岩波現代文庫だ。著者のあとがき(抜)によると、「『赤い高粱一族』の第五章を書きおえて、わたしはあたふたと五章を一つにまとめ、とりあえず長編ということにした。・・・どうすれば長編をものにすることができるのか?しばらく考えてふと思った。とにかくたっぷり時間をかけ、より多く人物を設定して、真にせまったそら言をうんとでっちあげればいいのだ。」と激白している。確かのこの小説の大まかな筋は最初の二つの章であらかた述べられている。「わたし」「祖父」「祖母」の三人が主役だ。特に「わたし」の語りで物語が進んでゆく。後半の三章は上の三人を含むそれまでの多くの登場人物の生まれ育ち、遭遇した事件だとかに肉付けして一つの物語としている。特に「わたし」は語りの中心だが、本人については最後に「10年北京...12/17莫言著『続赤い高粱』読了

  • 12/15 映画ヴィデオ『春江水暖』鑑賞

    12時ごろベッドに入ったが3時過ぎに目が覚めてしまい眠れなくなてしまった。図書館で見付けて借りてきたこの映画を見始めた。3時間近くの長さだ。10月に観た『西湖畔に生きる』の前編にあたる。同じグー・シャオガン(顧暁鋼)監督のデヴュー作だ。舞台は浙江省の富陽。富陽区はかつて富陽市だったが今2010年代半ばに杭州市の富陽区になっている。会社にここから通っている女性社員がいて、新年15日の元宵節の夕食に招待されて行ったのが最初だったと思う。彼女のお父さんが手作りの料理を振舞ってくれた。当時は映画に出てくるような高層のアパート群やビルディングなどはほとんど見られなかった。富春江の川端にたくさんのランタンが飾り付けれていた。映画は2016年ごろの時代設定のようだ。高層のアパート群が林立し始め、結婚には婿さんが家を準備...12/15映画ヴィデオ『春江水暖』鑑賞

  • 12/11.12.13 東京・小田原・湯河原

    11日は従姉の葬儀で代々幡斎場へ。97歳で自分のことはほとんどできて、買い物にも行っていたと聞く。前夜風呂に入った時、心臓麻痺等で亡くなったらしい。翌日午後に見つけられた。その日は娘の部屋に止めてもらい、いつもの4人の忘年会のために小田原まで車。小田原駅でみんなを乗せてさあ小田原市内見学をと、駅構内を出たら、ロータリーの入り口から出てしまったようだ。警官が大声で追いかけてきて止められた。罰金7千円。乗せた3人が2千円づつたすけてくれた。小田原の市内は初めてだ。ブラタモリで取り上げている時に観て、「総構」の存在を知った。小田原が秀吉に攻められそうになっている時、城下全体を土塁や堀で囲んで防御とした。その延長距離は9キロメートル以上になるという。実際に秀吉に攻められた時も秀吉は攻めあぐんだ。城方は持ちこたえて...12/11.12.13東京・小田原・湯河原

  • 12/10 身の回りのものにガタが来た

    40年近く前に購入した靴の底がはがれた。よくも今まで接着剤が利いていたものだと思う。この靴はそれほど頻繁には使用しなかったが、20数年前すり減ったかかとを中国で交換したことがある。それから20年、靴底の張替えをした。靴底はそのまま使用できるので接着しなおしただけだ。接着面をきれいにして、接着剤を塗布して圧力をかけてか明かしたと聞いている。はがれたときどこで修理しようか調べると、デパートなどのリペアーコーナーでは1万円以上だった。左右両方となるとその倍かなと思った。近くの靴屋でも修理できそうなので持ち込んだ。店では修理屋に回すができるかどうか相談して返事するとのことだった。後日電話で可能との回答があった。修理代はいくらと問うと、3千円だという。信じられなかった。修理屋まで送りまた送り返すだけでもそのぐらいか...12/10身の回りのものにガタが来た

  • 12/9 馬糞堆肥

    今年も馬糞を分けていただいた。もう5年以上冬のバラの土づくりに利用している。庭の剪定枝のチップを積んで発行させた腐葉土と混ぜてバラの根元に穴をあけて施す。この効果で土が大分柔らかになっている。今年の馬糞はだいぶ乾燥させてくれたので軽く運べて作業が楽だった。この生産者のポニーは、小さい方は遊園地で子供を乗せていた経験があるのですごく人懐っこい。すぐに近くに寄ってくる。もう一頭の白馬は少し警戒心が強く小型のポニーが寄ってくると近くまで来てその様子をうかがっている。二頭とも30歳を超している。元保健所獣医師のケアーを受けて余生をのんびり静かに過ごしている。12/9馬糞堆肥

  • 12/8-2莫言著『赤い高粱』読了

    張芸謀が初めて監督した映画『赤い高粱』がベルリン映画祭で最高の金熊賞を受賞したことで原作者莫言の名前も世界的に有名になった。私もこの映画を見たが、主演のコン・リーぐらいしか記憶に残っていない。もちろん原作者の名前なども。今回小説を読んでみて、映画のかすかな記憶とは全く違う印象を持った。映画は張芸謀らしく叙情に満ちた映像が印象的だったが、小説は荒々しく、生命力に満ちた図太い登場人物たちだ。清朝末期の近代中国が混とんとし始める時代背景の中で庶民たちが逞しく、悲壮な生活に追われているさまが描かれている。この岩波現代文庫では、第一章赤い高粱、第二章高粱の酒と章立てされている。当初は第一章だけが『赤い高粱』として出版され、のちに第二章以下が追加包含されたという。現代文庫には『続赤い高粱』がある。第三章から第五章まで...12/8-2莫言著『赤い高粱』読了

  • 12/7・8 孫たち来襲

    サツマイモの干し芋作りを体験させる。妻が駅に彼らを迎えに行っている間に準備。家に着いてすぐやり始める。モンタロウは手を出して熱いだのべとべとだのと言いながら楽しそうにやった。アサトは手を出せなかった。いまだに自分は小さいからできないと思い込んでいる風だ。2パレットできた。来週東京行の時に出来上がりを持って行けるだろう。干し芋作りの後はエリーを連れての散歩。今回は珍しく行くという。それならと少し遠い桜が池まで足を延ばした。途中から遠いだのとぶつくさ文句を言い始めたが、池について鯉や鴨のえさを手にすると大はしゃぎで楽しんだ。昔はこの季節になると鴨類だけでなく鴛鴦も飛来していたが今はその姿を見ることはなくなった。エリーはせっかく先日のお勉強でリードを引っ張る癖はなくなったが、孫たちが自分の前を歩くとそれに遅れま...12/7・8孫たち来襲

  • 12/5田中優子・松岡正剛対談『昭和問答』読了

    新刊コーナーで目に入った。本屋なら手に取るだけで購入はしないだろう。昭和は戦争に明け暮れた時代だった。日清日ロ戦争の”勝利”、その後の第一次世界大戦で勝ち側について、中国大陸におけるドイツの権益を引き継ぐというおいしい果実を味わった。これがその後の日本の進む戦争への道につながった。昭和を三つに区切る。日中戦争、太平洋戦争の時代とその前と後に。松岡は昭和19年、田中は27年生まれなので、戦争の時代を直接は経験していない。敗戦後アメリカに占領されていた時代の雰囲気は少し感じていた。この二人の岩波新書での対談は『日本問答』『江戸問答』に続く第三弾目だそうだ。読み始めてみると、二人の読書量のすごさに圧倒される。彼らの知識はほとんどが読書からのものだ。優秀な中高生だったらしく世の中の見方も我々凡人とは視点が違ったよ...12/5田中優子・松岡正剛対談『昭和問答』読了

  • 12/3 エリーの学習

    娘のフルートの生徒さんで獣医さんが犬のしつけの基本を教えてくださるということなので彼女の別荘のある東三河に出かけた。会場は新城総合運動公園。広大な敷地に各種運動場や子供の遊園地、フォレストアドベンチャーワールドなど面白そうなものがある。紅葉は今一つだった。昼食は設楽町の田峯観音の五平餅を買って、彼女の別荘へ向かった。写真は田峯観音の高台から下の部落を見下ろした風景。高度が上がってきているので赤いモミジが見られる。彼女の別荘は彼女の母方の祖母が住んでいた古い農家を、完全にリノベーションして快適なモダンハウスになっていた。縁側からは谷を通して対面の山並みも望めて、彼女が休日を過ごすにはもってこいのところだ。途中に「オシドリの里」があると妻が言うので寄った。谷川に面したところに観察用のシートが設置されていて、鳥...12/3エリーの学習

  • 12/1-2 白先勇著『台北人Tai Pei Jen』読了

    台北人と表題にあるが、収められている14編の短編に登場する主人公はすべて49年に共産党に敗れて台湾に逃げてきた大陸出身者たちだ。その故郷は上海、南京、四川、湖南、広東など多彩だ。著者は私より10年近く前に生まれている。父親は国民党の将軍。洋書期より中国各地、敗れてからは香港などでも生活してきている。15歳の時台湾に渡った。60年代後半から70年代初頭に雑誌に『台北人』シリーズとして掲載されたものだ。それをまとめたこの短編集は71年には出版されている。それらが契機で著者は有名な作家として認められている。それがなぜ2008年に日本で翻訳出版されたか、訳者の最後の解説でもよく判らない。各短編の主人公の多くが女性だ。上海で有名なダンサーだったり、将軍の婦人だったり、金持ちの実業家の思い者だったりと中国大陸ではいい...12/1-2白先勇著『台北人TaiPeiJen』読了

  • 12/1 ストーブ掃除と知人の通夜

    昨シーズン扉のガラスにヒビが入ったので取り換えてもらった。交換に4万円要した。ビスが焼着していたそうで、たぶん自分ではできなかったろうと思う。さすがに薪の燃焼は熱エネルギーが大きい。少し燃すだけで部屋中が暖かくなる。居間のドアを全部開け放って熱を家中に回す。庭には剪定した枝があちこちに散らばっている。これを薪にする仕事が年末までの課題だ。庭の剪定をお願いしていた、中学時代の同級生のご主人が事故で亡くなられた。私より若く見え元気もとても私の及ぶところではなかった。今でも現役で体力仕事をこなしていた。とても死の影などまるでなかったのにと思うと、将にサドンデス(suddendeath)。私も頭の隅に常において、残りの人生を考えなければならない。こちらはまだ前途洋々、モンタロウの学校の音楽発表会。昨日妻が参観に行...12/1ストーブ掃除と知人の通夜

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