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  • 1/22-2 東山彰良『小さな場所』読了

    ここ数日天気が良くなくてあまり仕事が出来なかったので読書が進んだ。東山は久し振りだ。台北の西門町近くにある紋身街に暮らす少年の周りに起こる出来事を短い小説にしてまとめている。紋身街というのはタトゥーショップが集まった通りだ。西門町は実在する町で若者たちが集まる町だが紋身街が実在する街かは知らない。主人公の一家はこの町で食堂をやっている。他に食堂はないようでタトゥーショップの彫師たちが多く来店する。個性的な彫師たちと、店の前でタピオカミルクティーを売る親父が時に主役になったり脇役になる。大都会の繁華街の路地で暮らす少年たちのありそうな生活が描かれている。それほどの内容はないが読書の楽しみは十分味わえた。1/22-2東山彰良『小さな場所』読了

  • 1/22 バラの棚完成

    ここの所天気が悪かったので完成できないでいたバラの棚が完成した。半自動溶接機を使ったら、前の溶接機で半日以上掛っていた仕事が30分で終わった。やはり道具だ。しかし塗装には2時間近くかかった。基礎をブロックにコンクリートで固めておいたのが硬化したので今日雨の止み間で組み立てた。穴を掘って、高低垂直を調整してボルトで締めるだけだが、1.5時間かかった。時に力を籠めるので息が上がる時もあった。妻もツルバラは手が掛かると言いながら増やすので仕事が増える。河津桜が開花しだした。例年より遅いような気がする。白梅は満開に近い。紅梅は桃色も紅色も満開だ。蝋梅も。1/22バラの棚完成

  • 1/17 映画『PERFECT DAYS』

    ネットのポスターをスクリーンショット。便利なことが出来るようになった。ここ数日、バラの剪定作業が続いている。妻がつルバラの棚を新たに作れと要求しているので、以前作ったように、基礎用のメッシュを使ってアングルで作り始めた。アーク溶接機をまた借りてきて昨日一日苦労した。前回はもう少し順調に溶接できたと思うが、今回は溶接棒がくっ付いてうまくゆかない。溶接棒の先端と溶接母材の接触間隔を微妙に保たないとアークがきれいに発生しないのだ。どうも腕の力が弱くなっているのだろう。アーチの一面だけも完成させられなかった。ネットで調べてみると、溶接棒が自動で供給される半自動の機械だと初心者でももう少しうまくゆくらしい。すぐに一番廉い奴を注文した。それが明日届く。そこで今日は休養日に充てる。妻が美容院へ行くというので同行し、その...1/17映画『PERFECTDAYS』

  • 1/14 東京シャングリ練習

    先週の仙台男の合唱まつりの写真が届いた。13人のコーラスは気張らずに歌えた。今日の練習は、上海から成田さんが練習のためだけに来日してくれた。3月のバンコクのための事前練習だ。バンコクでも仙台と同じ程度の人数でのオンステが出来そうだ。5時間たっぷりと練習したため痛くなったのどにビールがよく効いた。打上は溝の口のうどん屋、うどん屋といってもおいしいつまみを出してくれる。最後は締めに白いカレーうどんが名物とのことで皆さん堪能した。東京の娘のとこに世話になるため新横浜から新幹線のチケットを買ってあるため向かったが、相鉄線で気づいたら次の横浜国大前だった。新横浜では居眠りしていたらしい。今回の行き帰りで読んだ、多和田葉子の『アメリカ非道の大陸』、ドイツから作者らしい女性が、招かれてアメリカを旅する。短編で彼女の乾い...1/14東京シャングリ練習

  • 1/7-2 岡田温司『キリストと性』読了

    仙台への行き帰りで読んだ。新刊コーナーで見つけた。「キリスト教は性に対して厳格で保守的であるといわれる。しかし中世からルネサンスにかけて、人々は、時にジェンダーの境界をさまよい、時に「クィア」と呼ばれる性的嗜好先取りしたキリストを描いた。正統と異端のあいだで揺れる神の子のさまざまな姿に、図像と言説から迫る。民衆の豊かな想像力を伝える西洋美術史。」と釣り書きに書かれている。「クィア」という言葉は初めて知ったと思う。Wikipediaで調べてみると以下のように解説されている。「「queer」という言葉が英語圏では偽造酒や男性同性愛者のことを指したために、19世紀から20世紀にかけては、主にセクシュアル・マイノリティに対する蔑称、差別用語として用いられた。1980年代後半になって、セクシュアル・マイノリティの一...1/7-2岡田温司『キリストと性』読了

  • 1/7 男の合唱まつりInみやぎ

    25組が参加して「男の合唱まつりInみやぎ」が開催された。仙台駅から地下鉄で数駅北上したところにある立派なホールだ。上の写真に見るように頭の白い男性が多い。東北大学現役など3組ほど若いグループがあった。東北学院などグリーのある大学はあるだろうが参加がなかった。先細りが心配な大会の一つだろう。演奏順をくじで決めた。わがシャングリは中国語の「恰似你的温柔」と最近の「海の声」の2曲をクラブソングのファンファーレに続けて歌った。出場団体の中では上位に位置する出来だったと自賛する。やはり中国語での挨拶の掴みが効く。演奏後に満ち足りた顔で記念写真。牛タンやで同行された奥様達も一緒に打上。東京組は打上の後順次新幹線で帰京、仙台在住、ホテル泊組と私は二次会へ。仙台駅の周りが再開発されていてビル地下に「うまいもの横丁」が沢...1/7男の合唱まつりInみやぎ

  • 1/6 仙台滞在中

    男の合唱まつりで仙台に来た。10年前にシャングリの合宿練習以来だ。掛川を10時に発って14時には到着した。思いの外遠くない。ただ残念だったのはジパングの割引が使えなかった。今日まで正月扱いで運賃3割引きがなかった。練習には13人が参加。明日の本番は久し振りに各パート3人体制で歌える。ベースは最近1人か2人だったので心強い。明日があるので控えめな打上で終わった。1/6仙台滞在中

  • 1/3-2 岩崎圭一『無一文「人力」世界一周の旅』読了

    上掲の本はどこで目に付いたか記憶がない。読もうと思って図書館で探したがなかったのでネットで古本を取り寄せた。図書館優先で読んでいるため、入手して暫らく経つが積読のままだった。しかし図書館から借りた本を読んでしまい、代えに行こうとするが開くのは5日からというので前の本を読み終った後の午後から読み始めた。著者は2002年に釜山から大陸に渡りママチャリで出来るだけバスや飛行機などの動力付きの移動手段を使わずにどこまで行けるかに挑戦する。一応の目的地はインド最南端。その前には、新宿で数か月のホームレスを体験し、働いて賃金を得ることなしに生活が可能かを試している。その後無一文生活のめどがついたので日本列島一周も成し遂げ、世界へ飛び出す自信を付けた。友人など他人のお情けで釜山行きのフェリーチケットを手に入れたり、趣味...1/3-2岩崎圭一『無一文「人力」世界一周の旅』読了

  • 1/3 高野秀行・清水克行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』読了

    暮れにはまだ小さかったロウバイのつぼみが何時の間にか開いていた。モンタロウ・アサトは午前中に八ヶ岳山麓へ向かった。静寂が戻ってきた。幼児から少年に変化しつつある二人の熱量、運動量は日々高くなる。特に今回はアサトの熱量が大きかった。エリーとの大騒ぎが続いた。静かな時間が訪れたので読書に戻ることが出来る。少しづつ読んでいた上掲を一気に読み終えることが出来た。探検家の高野と中世社会史を研究する清水の対談だ。高野が世界の辺境を歩いてみて、特にソマリランドなどはまるで戦国時代だと書いていたが、これを室町時代のカオスと比較して歴史家の清水と盛り上がっている。まさに読書の楽しみが満喫できる一冊だ。例えば、タイでは現在でも農民に対する課税はほとんどないそうだ。政府が課税しようとすると農民たちはすぐ何処かへ逃げてしまうそう...1/3高野秀行・清水克行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』読了

  • 12/31 大晦日2 重信房子『リンゴの木の下であなたを産もうと決めた』読了

    図書館で偶然目に入った。まだ彼女は生存しているのだろうかと頭をよぎり手に取った。彼女が日本に潜伏中につかまり、拘置所内で、娘の日本国籍を取得する手続きのために認めた説明資料としたものがベースになっている。娘メイは27歳になるまでパレスチナの地で無国籍のままだった。重信の生まれ育ち、政治活動に入った経緯動機、パレスチナの地での生活や活動、子育ての様子など関連することが書き連ねられている。彼女の名前を知ったのは、彼女がパレスチナに渡った時、赤軍の女闘士としてマスコミをにぎわせた時だ。赤軍の元になったブントは京都には比較的多くいて知り合いもいた。外国に出たもの、国内に留まるものと組織形態を変革した理由はよく知らない。しかし、その後の連合赤軍の悲惨なリンチ殺人で多くのシンパが離れた。テルアビブ空港襲撃事件、日航ジ...12/31大晦日2重信房子『リンゴの木の下であなたを産もうと決めた』読了

  • 12/31 大晦日

    27日モンタロウたちを迎えに行った。28日は、幸い風もなかったので海に遊んだ。暖かな年の瀬だ。29日は家の周りの掃除。せめて裏の背戸の道だけは落ち葉を片付けたかった。もう落ち葉は殆ど散り終わっているので、一時期道路に溢れるようだった枯れ葉は西風が吹き掃かれてその量は三分の一以下になっている。その分だけご近所に迷惑をかけているのだろう。30日は竜ヶ岩洞へ連れて行った。前の晩、メキシコのセノーテのヴィデオを見せたアサトが洞窟に興味を持ったから近くに同じような洞窟があると教えると行きたがったからだ。庭の掃除は半分で放り出して、エリーも連れて出かける。当然鍾乳洞へ犬を連れて入ることはできないので、子供たちが入っている間は私がエリーを連れて、鍾乳洞の上の山に登った。石灰岩の巨石が所々にあるようで、竜ヶ岩石山ハイキン...12/31大晦日

  • 12/26 楊双子『台湾漫遊鉄道のふたり』読了

    今年書評界でよく目にした本だ。新刊コーナーで見つけ借りた。原題は『臺灣漫遊禄』。かなり面白い本だ。台湾の若い女性作家の作品。内容は、若い日本人女性新進作家が、昭和13年に台湾の日本人社会から招聘されて講演の傍ら台湾各地を巡り現地の食を堪能するというもの。その時に現地の通訳として同行するミステリアスな台湾人女性とのやり取りも主題の一つ。日本人作家青山千鶴子は熊本の名家のお嬢様、彼女は早めに両親を亡くし、開明的な叔父の家で成長する。その多感な少女期のことを書いた小説が売れ、さらに映画化された『青春期』がヒットする。そんな彼女に、日本の南進政策の一翼を担わそうとする勢力から南洋を周遊して紀行文を書いてくれという依頼が多く舞い込む。しかし、彼女はそれには乗りたくない。しかし台湾への思いは募る。妥協できそうな台湾日...12/26楊双子『台湾漫遊鉄道のふたり』読了

  • 12/25 サマセット・モーム「短編集 雨・赤毛』『古地図のひみつ』読了

    上のモームは、先日読んだ『夕霧花園』のあとがきか解説で、著者はモームの南海ものにインスパイヤ―されたというようなことが記されていたので借りた。モームを読んだのはもう50年以上の昔で、名前を見るまで思い出しもしなかった。読んでみてこの作品には記憶があった。『雨』は南洋の島に赴任する医者と牧師の話だ。ある島で暫らく足止めされることになった一行はある家を借りて住む。その家に一人旅の白人女も同宿する。その女は酒場の女らしく、仮住まいの部屋に水兵や水夫を客としていかがわしい商売を始める。これが許せないと牧師が説教を始める。一時その効果があって女は改心して商売を止めた。しかし、その牧師は結局その女に篭絡されてしまう。その結果、罪の意識で自殺してしまう。女はまた元の商売を再開する。男なんてみんな獣、偽善者ばかりだとうそ...12/25サマセット・モーム「短編集雨・赤毛』『古地図のひみつ』読了

  • 12/24 つま恋ドッグラン

    エリーは避妊手術の抜糸がすんで1週間が経ったのでシャワーが可能になった。どうせ洗うならドッグランで遊ばせてからにしようと連れて行った。日曜なのに数匹が遊んでいるだけだった。しかし、遊んでいるのがシベリアンハスキーとラブラドールの大型犬だったので、エリーも遠慮せずに追っかけごっこができた。初めの2頭は七ヶ月と一歳ほどと同世代だったが、それぞれ30キロ、23キロとエリーより大柄だった。エリーも家で見ると相当大きくなったと見えたが、比べてみると可愛く見えた。1時間ほど游んだ。充分体力を消耗することができたようだ。12/24つま恋ドッグラン

  • 12/23 薪切断終了

    昨年の暮から山になっていた木をやっと切り終わった。10センチ以下は電動丸ノコでやれるがそれ以上はチェーンソーでないとできない。最後に残して、チェーンソーを持ち出したがエンジンがうまく作動しない。キャブレターを分解掃除して、起動はするようになったが続かない。まだどこか詰まっているのだろうが、細かなところの分解掃除は指先が思うように動かずもどかしい。修理は諦め新品を買った。エンジンが小さいので余り太い木は苦労するが、未だ刃が新しいのでスムーズだ。切るだけは切り終えた。この冬分賄える程の量は確保出来た。小屋に並べる元気が出るか?上が切る前、下が切り終えたもの。違いは判りにくいか。12/23薪切断終了

  • 12/20 切干芋製造

    やっと冬の空っ風が吹き始めたので干し芋をつくった。妻の日記によると去年より10日遅いそうだ。今までが暖かすぎたから仕方がない。朝10時ごろから始めた。一回に蒸す量がほぼ平ざる1杯になる。蒸しが1時間。合計6杯作った。午後4時過ぎに終わった。これもやり始めれば1日で終わる程度の仕事だがなかなかキックオフが出来ないのだ。まだ籾殻に保存してある芋があるので、今回の売れ具合で年明けにもう一度作ることになるか。図書館へ本の返却に行ったらもう1冊残っているが延長かと言われた。署名を聞いてみると確かに覚えはある。しかし読んだ記憶はない。家の中を探してみるが見当たらない。12/20切干芋製造

  • 12/18 東洋文庫、髙橋大輔『ロビンソンの足あと』読了

    東洋文庫の名前は知っていたが訪ねるのは初めてだ。月曜日に開いている美術館、博物館を探してここにした。文庫で持っている東南アジア関連を展示することでストーリーを作っている。いくつか初めての知見もあったが、今となってはもう覚えていない。こんな地味な展示なのにお客は沢山いる。学術的に関心があるというより私と同じ他がやっていないからという人なのかもしれない。その後すぐ近くにある六義園に入った。文庫の入場券と対になっている。紅葉はもう終わっているがかすかに残るところもあった。ここの枝垂れ桜と清澄公園の枝垂れ桜が心に残っていて我が家にも植えたのだ。しかし我が家の桜はとてもここに比べることが出来ないほど花ば少ない。よく枝を見ると、我が家程枝が詰んでいない。やはりこの冬に枝を大幅に剪定しなければならない。雪なんか降らない...12/18東洋文庫、髙橋大輔『ロビンソンの足あと』読了

  • 12/17 シャングリ東京練習

    川崎市スポーツセンター音楽室。川崎の駅に降りたり街を歩くのは初めてだと思う。想像していたのと違ってきれいな近代的な街だった。最近は人口が増え、税収も上がっているとのこと。練習会場もまだ新しかった。練習曲は正月の仙台向けと3月のアジ祭用だ。打上げは繁華街にあったドイツビール酒場。飲み放題だったが、三杯で充分出来上がった。歩くのが辛かった。娘の部屋に泊めてもらった。12/17シャングリ東京練習

  • 12/16 アサトの誕生日

    昼前、古文書の講習に行くために牧之原公園近くを通った時気づき写した。アサトが4歳になる。いつも明るく屈託がなく朗らかなふざけんぼだ。先週末、どこか遊園地で4歳から乗れる遊具があったそうだ。乗ろうと並んで番が来たとき係員が、坊やは何歳?と尋ねると、「今だけ4歳」と答えたそうだ。事前に親から、訊かれたら今だけは4歳と答えなさい、と言われていた。係員も苦笑いして通してくれたとか。12/16アサトの誕生日

  • 12/15 平戸平人『カンボジア自転車旅行』読了

    朝起きてみると雨が降っている。今日は残りの薪を片付けるつもりだった。そこでまた読書。標記は最近珍しい自転車旅の紀行文、高野の本を探しているとき目に入ったので借りてきた。東南アジアは何時か走ってみたいと思っていた。私が2009年に上海からアモイまで走った。その時は台湾に渡って台湾を一周したが、アモイから先を香港、ベトナム、タイ、マレイシア、シンガポールまで行くことが念頭にあった。その時内陸のラオス、カンボジアをどうしようかと悩んでいた。海沿いの道は、道路に問題はないようだったし、宿も整っている。しかし、内陸の道はいくつかの紀行を読んでみてもまだ手軽に入っていける様子ではなかった。著者は2007年の春の旅だったが、タイからシェムリアップまでの道も大分苦労している。私が2014年この間をバスで通った時は道路も全...12/15平戸平人『カンボジア自転車旅行』読了

  • 12/14 75歳誕生日、高野秀行『西南シルクロードは密林に消える』読了

    昨日の疲れか朝食後何もする気になれなかった。薪も後半日もやれば片付くのだが。そこでまた本を読む。本人はあまり意識していなかったが友人から誕生日おめでとうのメッセージが届いた。家族は夕方になっても気付かなかった。後期高齢者に仲間入りした。確かにこの倦怠感は高齢者に成ったと実感できる。読書はまた高野秀行だ。前回の『ビルマ・アヘン王国潜入記』の後に出版された中国、ビルマ、インドの旅だ。太平洋戦争の時、援蒋ルートが通っていた地域も含むトライアングルだ。前作で見たようにビルマ東北部は各民族が半独立のような地域だ。ここを中国を背式に出国手続きもせず、ビルマ・インドの入国手続きもせずに通り抜けようとする計画だ。各地に勢力を張る反政府勢力のゲリラに近い人々の世話になりながら陸路で旅をする。かつて援蒋ルートが存在していたこ...12/1475歳誕生日、高野秀行『西南シルクロードは密林に消える』読了

  • 12/13 大泉黒石『俺の自叙伝』読了

    「アレクサンドル・ワホウィッチは、俺の親父だ。親父は露西亜人だが、俺は国際的の居候だ。泥棒や人殺しこそしないが、大抵のことはやってきたんだから、大抵のことは知っているつもりだ。ことに、露西亜人で俺くらい日本語のうまい奴は確かにいまい。これほど図迂々々しく自慢が出来なくちゃ、愚にもつかぬ身の上譚が臆面もなく出来るものじゃない。」で書き始められている。かように小気味よいリズムで書き進められてゆく。読んでいて楽しい文章だ。次に、「ロシアの先祖はトルストイと同じ村に住む」、と続く。大泉がこの自叙伝で大当たりしたのでそれまでの文壇人から、大ぼら吹きだの嘘ばかり並べていると非難され、彼の強力な支援者の中央公論の編集者が死ぬと、文壇から追い出されるように消えて行ったという。今回この岩波文庫が出版されたのは、四方田犬彦が...12/13大泉黒石『俺の自叙伝』読了

  • 12/12 タン・トゥアンエン『夕霧花園』読了

    新刊コーナーで手に取り釣り書きに釣られて借りてきた。マラヤの海峡華人(ストレ・イチャイニーズ)の作家による2012年出版が今年日本語訳され出たものだ。日本の天皇の庭師といわれた男と、太平洋戦争で進駐してきた日本軍隊に収容所に入れらつらい経験をした女性の物語だ。主人公は少女時代、父親の日本出張に付いて来日、日本の各地を訪問する。その機会に姉が日本庭園の美しさに魅せられた。何時か日本庭園を造ってみたいと夢見るようになった。しかし、日本がマレー半島に進駐してきて、シンガポールをはじめ現地の中国系の人々を中国に味方する反日分子として虐殺や収容所へ押し込み虐待した。姉妹は両親と引き離され高地の収容所に入れられた。見目麗しかった姉はいわゆる慰安婦とされた。妹は少し日本語が話せるので、収容所の責任者の通訳として過ごした...12/12タン・トゥアンエン『夕霧花園』読了

  • 12/8 福島香織『なぜ中国は台湾を併合できないのか』読了

    著者は2000年代前半私の中国滞在時期と重なって産経新聞の北京駐在だった。中国に批判的なことをネット上に多く投稿していた。産経新聞は手に入らなかったので紙上でどんな記事を書いていたかは知らない。最後は中国当局に記者証の更新を拒否されて帰国を余儀なくされた。その後あまり名前を見ることなくなって、気が付いたときは産経新聞社を退社していた。時々TVで顔を見かけることもあった。画面上での彼女の喋りは、あまり活舌もよくなく声も不鮮明で話の内容が明瞭でなかった。これではコメンテーターとして映像メディアは無理だろうなと思った。そんな彼女の本がやはり新刊コーナーで目に入ったので借りてきた。今日は妻が人間ドックで朝から出かけていた。昨日の今日で、独り薪の作業をすることは止めた。万が一何かあった時が心配だったから。そこで朝か...12/8福島香織『なぜ中国は台湾を併合できないのか』読了

  • 12/7 薪作り

    手前の山は昨日片づけた廃材。青いシートは電動鋸、その手前が奥の薪小屋の横にある木の枝を切ったもの。もう一日以上かかるかも知れない。早めに作業を止めたのは、少し危険なことがあったから。この仕事の危険なパターンはいくつか想定していたが、実際に起きた危険は想定の外だった。電動鋸は手前に向かって丸鋸が回転する。鋸の向こう側に座って作業する。切り終わった枝は鋸を超すように放り投げる。そして次の枝を取る。この時投げた枝が、回転する鋸歯に引っ掛かり自分の方へ飛んできて、次の枝を取ろうと左を向いていた顔の右側に当たった。顔面にパンチを食らったようで暫らく蹲った。幸い美少年の紅顔に外傷はできなかったがあごの骨が痛んで少し腫れている。疲れが出て注意が緩慢になった。それですぐ作業中止した。やっと鮮やかになってきた我が家の銀杏と...12/7薪作り

  • 12/6 エリー退院

    術後服を着せられて日当でまどろむエリー。この服は傷口を舐めないように着せてある。抜糸まで2週間だそうだ。帰って来て、痛むのか動きは緩慢だ。余り周りにも興味を持つこともなく、じっとしていることが多い。テーブルの上に身体を伸ばしたりもしない。ソレでも散歩には行きたがる。歩きは遅い。12/6エリー退院

  • 12/5 エリー避妊手術

    エリーは私が座る椅子によく座る。サンルームの椅子も私が朝食の食器を片付けに行っている間に空いた椅子に飛び乗ったらしい。私の顔を見てもどこうとはしない。テレビの前の椅子も、いつもは妻の隣の長椅子だが、私の椅子が空いているとやはり飛び乗る。ひじ掛けにあごを載せて目を閉じていることが多い。今日エリーは避妊手術で入院した。午後手術を受け、一晩病院で過ごして明日朝退院する。病院に入る時は嬉しそうに自動ドアをくぐり、迎えてくれた若い女医さんに尻尾を振って飛びついて行った。これから何が行われるか全く知らない。ランの時は手術済みで家に来た。エリーは生後7ヶ月で受ける。本人(犬)の承諾なしで処置される。彼女の人(犬)権は無視される。何時か将来こんなことが問題とされるような時代が来るのだろうか。昼過ぎには車の車検で静岡まで行...12/5エリー避妊手術

  • 12/4 筒井康隆『カーテンコール』読了

    最近書評や広告でよく目に入る。図書館の新刊コーナーにあったので借りてきた。本人によると「これが最後の作品集になる」とのこと。あまりそう信じる人はいないらしいが。読んでみて全体に良く解らない掌編が多い。若くして死んだ彼の息子と三途の川で相対する「川のほとり」などは彼のやさしさが感じられていい作品だと思った。その他、彼の過去の作品の登場人物が次々と彼の病室を訪ねてきて苦情を言って帰るなど彼らしい作品だ。もうすぐ90歳になる人が書いたと思えば、よく書いたなと言えるかもしれない。身銭を切って読むことはないだろう。モンタロウは保育園や小学校の仲間と親を交えて何処かへ出かけたらしい。こんな風に交友関係が出来ていくのだな。週末の八ヶ岳山麓は雪なしだったようだ。エリーは20キロを超えた。身体のサイズはもうランと同じぐらい...12/4筒井康隆『カーテンコール』読了

  • 12/2 キチジョウソウを見に行く

    スマホのカメラではちゃんと写らない。昨日の新聞記事ではヤブランやジャノヒゲぐらいの大きさかと想像していたがもっとずっと小さくて10センチにも満たなかった。記事にあった落松羽の谷にあるということだったので、そこまで車を進めた。さすが土曜日で天辺のバードセンターあたりは駐車スペースはほぼ埋まっていた。そこからさらに北側に下りて行くと、昨冬サンコウチョウの営巣していた辺りが目的の場所だ。広くなった路肩に車を停めた。横に停まっている車から高齢のカップルが出てきて、花を見に来たかと話しかけてくれた。そうだと言うと、私たちも探していたが、今見てきた人から場所を聞いたからついて来いと言う。ついて行くと、ラクショウの谷からさらに下に降りた場所の斜面を登り始めた。しかし記事の内容からそんな谷から離れたところではないのだろう...12/2キチジョウソウを見に行く

  • 11/30 高野秀行『謎の独立国家ソマリランド』読了

    高野の二冊目、これも面白かった。ソマリアという名前はアデン湾に突き出したアフリカの角で知られている。最近は特にアデン湾の海賊でメディアの取り上げられる。現在も日本の外務省ではこの地域への渡航は中止勧告されている。著者は2010年前後に2回この地に足を踏み入れている。ほとんどその実態が日本で知られていないことから探検で入り込んだ。日本にはソマリア出身の人が10人以下しかいないという。マスコミや国連では全くの破綻国家としてしか認識されていない。戦後成立した南北を統合したソマリア共和国の北部にソマリランド共和国が建国され、南半分の地域では各部族が抗争を繰り広げおりまさに戦国時代となっているようだ。過去にはアメリカが手を出してこっぴどい失敗をしたこともあって世界的には手の付けられない地域とされている。しかしこの北...11/30高野秀行『謎の独立国家ソマリランド』読了

  • 11/27 玉ねぎ苗植付

    昨日手に入れた玉ねぎ苗100本、赤玉ねぎ50本を植え付けた。畝一列で間に合ってしまった。これだともう150本ぐらい植えないとならないかもしれない。他の野菜は夢咲菜を3本、春菊を10株ほど。あとブロッコリーも何本か植えたい。しかし、もう時期を大分失しかけているので苗が手に入るか分からない。昼飯後堆肥、元肥を入れて耕し、そのまま植えた。完了まで2時間ぐらいだった。しかし大分身体に応えた。庭の銀杏とメタセコイヤが大分色付いてきた。ナンキンハゼも色付きかかっているがあまり鮮やかになる前に散り始めたようだ。11/27玉ねぎ苗植付

  • 11/26 オシドリを探して

    朝になってオシドリを探しに行きたいといい出した。先ず桜が池を見た。マガモとキンクロハジロは認めたがオシドリは居なかった。次に向かったのは蓮華寺公園の池。見ることのできたのはマガモ、コガモ、ウの三種類。山に登っても鳴き声は聞こえるが姿は見えない。一時間半ばかり山道を歩いた。山の斜面に必死にしがみつくハゼノキの根。こんなにむき出しになっていて支える力は十分あるのだろうか。11/26オシドリを探して

  • 11/25-2 高野秀行『ビルマ・アヘン王国潜入記』読了

    今からおよそ25年ほど前のルポだ。タイ・ラオス・ビルマが接するいわゆるゴールデントライアングルと呼ばれる地域に著者は半年住み込んで著したルポだ。この地域は多くの民族が割拠する地域で、近代的な国家の支配が弱い所だ。特に中国の国共内戦で追われた国民党の一部が逃げ込んだ所だ。近代的な武器で武装している彼らは一定の地域を支配する勢力になり、アヘン生産でその経済を維持していた。しかし、80年代になり頭目とされていたクンサーがビルマ政府に投降した。投降と言ってもそれまでビルマ政府とは裏でつながっていて、具体的に抗争していたわけではなさそうだ。一方一部にはビルマ共産党が勢力を広げてきていた。著者はこんな地域のシャン州内のワ州に滞在した。シャン州は内部に33の州内州を抱えているという。多くが半自治州のようだ。著者が入り込...11/25-2高野秀行『ビルマ・アヘン王国潜入記』読了

  • 11/25 馬糞堆肥

    このお馬さんたちが排出した堆肥だ。遠い親戚の元保健所に勤めていた獣医さんの所に頂に行った。もうここ数年お願いしている。彼は退職後好きな馬の世話をしている。これらの馬は乗馬クラブや観光施設で働いた後の引退した馬だ。中には病気の馬もいたが、今いるのは30歳と20歳でともに足を軽く痛めているという。ターミナルケア―と言えるかもしれない。最後は家畜専門の焼却場が東京近辺にあるらしくそこへ運ばれて行く。軽トラック一杯分をスコップで積み込んだ。彼が2・3年袋で寝かして醗酵させ、シートに広げて乾燥させてくれたものだ。庭の一角にシートを敷いて春先まで保管する。去年の倍ほど頂いてきた。我が家で積んで醗酵させた木質チップの腐葉土と混ぜてバラ株もとにマルチングする。去年から一部で試したが土がフワフワの団粒構造になるようだ。今度...11/25馬糞堆肥

  • 11/24 月への旅行

    昨日の今日だから1日ゆっくりするのかと思いきや、先日の野鳥説明会で聞いた、船明(ふなぎら)ダム湖でオシドリが見られる、という情報で見に行きたいとなった。昼食を食べすぐに出かけた。今日は風が強く、湖上に鳥の姿はあまりない。マガモなどは見かけた。また、トンビが10羽以上で乱舞しているのも見ることが出来た。なぜ乱舞しているのかは分からない。この船明ダムの近くに上の写真の道路標識がある。伊予原新の小説『月まで三キロ』という小説については以前挙げたことがある。この標識がヒントになって書かれた小説だ。月の部落は数十軒が点在している。中心には国体でボートの会場になりその後各種研修センターとなっている施設などもある。対岸から月集落を眺める。前の天竜川は広い水面がいかにもボート競技に向いているように見える。同行したエリーも...11/24月への旅行

  • 11/22・23 東京

    モンタロウが学校で小さな問題を起こした。それで母子ともに少し落ち込んでいるというので癒しに出かけた。問題は私の子供の頃はほぼ毎日起こしていたようなことだ。相手の親が隣の大きな国出身のようでまさにかの国の母親にありそうなタイプらしい。先生も普段学校ではよくあることなんですがねと少し同情してくれているようだ。もう数日たっているので大丈夫になっていたが、エリーに会えたことで顔は明るくなった。早速公園のドッグランへ行った。さすが港区、大小の犬のサイズに分かれた立派なスペースが無料だ。私たち域外の人も同じ扱いだ。こちらの近くでは一回1.5千円ほど取られるのだが。夜は増上寺近くの犬同伴可のホテルを取った。家にいる娘も伴ったのでベッド4つの部屋だ。モンタロウ、アサト、エリーがベッドの上で狂いまわった。十分にストレスが発...11/22・23東京

  • 11/21 小国神社散策路

    妻が参加した土曜日の野鳥の会指導者の講演で、今年も野鳥の会の写真展が小国神社で開かれているのを知った。去年は11月27日だったそうだが、今年は一週間早く訪ねた。去年の写真展では、二羽の鷹が空中で餌を受け渡している瞬間などの迫力のあるものがあったが今年はそれほどのものは見当たらなかった。その後楽しみにしていた東側を流れる川沿いの散策路に進んだ。本殿前の参道は平日とはいえ年寄りが大勢歩いていたが、この散策路に入り込む人は一割もいないようで森閑としている。紅葉はやはりまだ少し早いようで、色付いていないモミジの方が多いようだった。それでも緑の中の赤や黄色の葉はそれなりに趣が感じられた。エリーを連れていたが、彼女はこんな森が大変好きなようだが、上を見ないで地面ばかり鼻を着けて歩いている。その後は、今朝の新聞に出てい...11/21小国神社散策路

  • 11/19 薪入手

    今週末八ヶ岳山麓は雪景色になった。知り合いの知り合いから薪と炭を貰ってくれないかと言われ、いただきに行く。私に声を掛けてくれたのは前の畑仲間。彼の親戚がその家を知っているというのでお二人に同道いただいて掛川まで出向いた。百年以上の歴史を持つ農家で、現在は90を超す女性が一人で住む。彼女の息子達が交代で世話しに時々訪れる。今回は茨城に住む長男が片付けに来ていた。納屋の奥から薪と炭を引き出して軽トラに積んだ。荷台の三分の二ほどだ。少し認知症が兆し始めたそうだ。もう程なく家全体の片付けが迫られるのだろう。身につまされる。いただいた陶器に夕食を盛ってみた。粗菜でも趣が出てくる。11/19薪入手

  • 11/17 運転免許証更新

    エリーは妻の定位置、ソファーのセンターを占拠。今日は19キロを超えていた。数日前に自動車学校で認知症検査を受け、該当しないとのお墨付きをもらった。その証明書を持って今日警察署で運転免許証を更新してきた。今後は3年毎の検査更新があるらしい。後で何回更新できるか。11/17運転免許証更新

  • 11/12 藤岡換太『フォッサマグナ』読了

    印象の冷めぬうちに一気に読み終った。読み進めている間は、「なるほどそういうことか」などと理解が進んだように感じていたが、読み終ってみると、現地の説明図で理解したこと以上の知識が増えたように感じられない。これも歳のせいにしよう。しかし読書の楽しみは十分味わった。この本の表紙を見ると以前この本は購入したことがあるような気がしてきた。枕元に読みかけで長く積まれていた記憶が蘇った。しかし探しても見つけられない。興味を持って購入した本はいつでも読めると、つい図書館の本を優先するので後回しになり、その内忘れられていくようだ。庭に植えたミニバナナの実が実った。食べてみると種が大きく多い。まるでアケビの実を食べているようだ。最近はもう少しバナナらしい実をつける寒地適応の品種の苗木が売られているが、数千円するのとあと何年楽...11/12藤岡換太『フォッサマグナ』読了

  • 11/9・10・11 湯田中温泉、上高地

    朝11時新宿発のあずさ17号で何時もの3人で松本に向かった。忘年会を兼ねて秋の旅行をしようということだ。もう1人は松本城で合流する。私は朝自宅を出発したが、集合時間を11時と勘違いして、乗換案内のかなりやばい時間の新幹線に乗ってしまった。旅行のチケットは東京発のため、南口外で10時半集合であった。私の新宿到着は乗換案内では10時46分となっていた。これでは一度外に出ることはできない。直接あずさのホームに向かわざるを得ない。幸い品川の乗り換えで指示より前の電車に乗れたため予定より早くホームに着いた。無事チケットも手に入れることが出来た。最近どうも読解力が落ちてきている。文章をちゃんと読めていない。メールも最初に11時が目に入り、次に集合は南口をみてそう理解してしまっている。確かに昔から試験問題も最後まで正し...11/9・10・11湯田中温泉、上高地

  • 11/7 高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』読了

    著者の芥川賞受賞作だ。職場の人間模様と食を絡めて、男女の恋愛感情や結婚についてまで広げている。40歳も歳の離れた著者の時代とは隔世の感があることを痛感させられる。職場の人間関係についてはそれほど違和感はないが、男女間の関係の持ち方には違いを強く意識させられる。恋愛も性愛も醒めている。新しい時代の到来を感じさせる作品だったので芥川賞を受賞したのだろうが、私の世代がそれを読んだとしてもあまり心動かされたり、楽しんだりということは起こらないのかもしれない。純粋に読書を楽しむなら藤沢周平や池波正太郎、司馬遼太郎を読んだ方がいいのかもしれない。同じ女性作家でも、多和田葉子、村田喜代子、桜木柴乃など年代の近い作家の方が楽しめる。若い世代の考え方感じ方に興味があって、読んできたが、もう歳が離れすぎてしまったのだろうか。11/7高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』読了

  • 11/5 東京都男声合唱フェスティバル

    浜離宮朝日ホールでのフェスティバルに参加。朝9時過ぎから夕方まで45のグループが出演する。客席には出演者たちに関係する少数の観客と出演グループの順番待ちがいる程度だ。歌い手たちの歌い手のための合唱フェスティバルだ。オンステすることで日頃の練習の成果が確認できる。少しの緊張がアドレナリンの切っ掛けになる。曲目は「恰似你的温柔」と「海の声」の二曲。出だしはクラブソングで掴みを入れた。終了後1時から打上、昼間からの酒に皆さん楽しく酔っ払った。私は変えるので少し控えた。11/5東京都男声合唱フェスティバル

  • 11/3・4八ヶ岳山麓

    標高千メートル以上の当地はすでに紅葉の盛りを迎えている。昼頃着いて食後早速持って行ったサツマイモで焼き芋をする。モンタロウもアサトももうあまり興味がないようだ。それでも焚火は面白い。夕方、自然文化園のドッグランへエリーを連れて行く。さすが休日で20頭余りが遊んでいる。新入りが来るとすぐに何頭かが寄ってくる。エリーは怖がりもせずすぐにじゃれ合う。追っかけらえたり追っかけたりといつにない運動をした。モンタロウも一緒になって十分楽しんだ。翌日の午前中も連れて行った。5日はモンタロウに用事があるとのことで東京に戻る。私は東京都合唱祭があるので同乗させてもらって東京に向かう。11/3・4八ヶ岳山麓

  • 11/2高瀬隼子『犬のかたちをしているもの』読了

    同一著者の最新刊『うるさいこの音の全部』が書評界で話題になっており新聞やTVでよく見かけるようになった。そこで図書館で上掲の本を見つけてきた。2019年にすばる文学賞受賞の作品だそうだ。彼女は2,022年に芥川賞を『おいしいごはんが食べられますように』で受賞しているらしい。この受賞時に私の眼には入らなかったようだ。卵巣に病気を抱える若い女性の話だ。現在同棲している恋人とはもう数か月性交渉がない。そんなある日恋人に喫茶店で話があると会社の帰りに呼び出された。その場には若い女性が同席している。彼の大学の時の同級生だという。最近の飲み会後の過ちで妊娠してしまったという。関係はその一回だけ。その女性はおろすのは怖くてできない、生むのであなた方二人で育ててくれという。手順は、まず彼と同級生は結婚して出産する。その後...11/2高瀬隼子『犬のかたちをしているもの』読了

  • 11/2 エリー散歩

    3年ぶりの河口への散歩だ。この秋の台風のためか、海岸の砂が大きく無くなっている。上の写真のテトラポットの右側には数十メートル砂浜があったはずだが無くなっている。下の河口部では堤防が少し内側なのでか、以前の三分の一程度砂浜が残っている。この残った砂浜で、エリーのリードを外してみた。まだ不安なのかあまり私から離れない。ランは外すとすぐに走り出し、この河口でも川を渡って対岸奥く深くまで行ってしまった。エリーはそれでも自由になったことは感じるのだろう、周りの探検に暇なかった。幸い周りは波に洗われて後と見えて問題ありそうなものは見当たらなかった。慣れない砂の上を長く歩いたせいか、家に着いて玄関で首輪を外すと、そのままそこで長くなって寝てしまった。相当疲れたのだろう。廃業した陶芸家から頂いた、食器類を妻が整理した。そ...11/2エリー散歩

  • 10/30 浜北森林公園

    妻も苗作りに飽きたのか森林公園に行ってみようとなった。エリーも連れて出かけた。何時もの第七駐車場に停めて歩き始める。先ず目に飛び込んできたのは赤、黄色に色づいたアメリカ楓だった。池の水面にもその影が見える。勤めている頃、ここのアメリカ楓は11月3日に紅葉が見られると、何年か通ったことがあった。必ずしも例年同じということはなかったように記憶している。しかし今回はほぼピッタリだった。3日には少し日数があるがその頃正に盛りになるだろう。上にあるバードセンターの駐車場の楓、ここだけでなく公園全体に多く植えられている。昼食はコンビニのおむすび。池の端の東屋で紅葉を見ながら摂った。その後は鳥を探して園内を3時間近く巡回した。残念ながら真昼の時間で、鳥たちの活動時間ではない。ほとんど姿は見ることが出来なかった。エリーの...10/30浜北森林公園

  • 10/29 梅干しの”土用”干し

    昨年は8月だったが今年は10月になってしまった。土用干しは7月の梅雨明け十日あたりが日光も強く雨の心配もないのでいいのだろうが、そんな時勤労意欲など出るはずがない。ズルズルと終に11月直前になってしまった。こんな風に、「ああ、年を取った、疲れやすくなった。」などと言いながらついズルズルと百歳になってしまうかもしれない。身体が長くなったエリーは、妻が少し席を空けるとすぐその後にソファの席を取ってしまう。真ん中で長々と寝そべるのが良いようだ。暫らく体重を測っていなかったが、17キロを超えていた。最近は身体が長くなってきたので、手をかけて伸びれば、調理台の上もテーブルの上も、棚の上まで口が届いてしまう。どんどん部屋中が片付いていく。10/29梅干しの”土用”干し

  • 10/26 高橋大輔『ロビンソー・クルーソーを探して』読了

    ロビンソン・クルーソーの住居跡を特定したのはこの本の出版の後だった。この本ではデフォーの『ロビンソン漂流記』のロビンソンのモデルとなるアレクサンダー・セルカーク(セルクレイグ)が存在したこと、彼が南米のチリ沖にあるマス・ア・ティエラ島(現在はロビンソン・クルーソー島)で4年4ヶ月生活し、私掠船(海賊船)デユーク号、ダチェス号の総指揮官キャプテン・ウッズ・ロジャーズに救助されたこと。この事実はロジャーズの航海日誌に書かれていること、を見つけたところから始まっている。実際にロビンソン・クルーソー島で1か月滞在し、彼の生活の後を求めて捜索したところまでで終わっている。この本の出版は1999年で2005年に住居跡を発見した。この件については『ロビンソンの足あと』(2010)で記されているとのことだ。図書館には蔵書...10/26高橋大輔『ロビンソー・クルーソーを探して』読了

  • 10/25 三浦英之『牙 アフリカゾウの密漁組織を追って』読了

    前読んだ『五色の虹』の著者だ。これもアフリカでの取材に基づいたドキュメントだ。象牙欲しさに殺されているアフリカゾウのいかに多いことか。かつての十分の一位かにまで減少しているという。それは殆どが中国、日本での需要のためだという。現地でまず象牙を購入するのは中国人。かつてはアフリカ人のブローカーが中間に入っていたが、今では末端まで中国人が顔を出すそうだ。2016年ワシントン条約締結国会議が開かれ、世界中の加盟国で象牙の取引を禁止すべきだとの決議案が採択されようとした時、中国は全面的に賛成、日本は例外を付けて賛成した。日本は国内で流通している象牙は密猟によるものではなく自然死した像のものだとの理屈をつけて、これまで禁止してしまうと、折角高値で売れてその収益で象の保護にかかわる費用が賄える仕組みになっているのにそ...10/25三浦英之『牙アフリカゾウの密漁組織を追って』読了

  • 10/23 髙橋大輔『浦島太郎はどこへ行ったのか』読了

    前に読んだ『漂流の島』の作者だ。代表作である『ロビンソン・クルーソーを探して』も借りてきている。彼の「物語を旅する」をテーマに、浦島太郎にまつわる神話や伝説や昔話から現地と思われるところを訪ねて古い記録などから推理してゆく。確かに浦島太郎のお話の最後で、玉手箱を開けておじいさんになってしまいました、の後はどうしたのかが疑問だった。本書はその疑問の前に浦島が行った竜宮城とはどこにあったのかが探求されている。『魏志倭人伝』『丹後国風土記』などが読み込まれてゆく。『日本書紀』に浦嶋子478年「蓬莱山に到る」の記事を見つける。この478年は倭王武(雄略天皇)が南宗の順帝に使いを送っている。これらのことから浦嶋子は海人族と目を付けその推理を固めて行く。また、全国に存在する浦島伝説にまつわる神社などに伝えられている玉...10/23髙橋大輔『浦島太郎はどこへ行ったのか』読了

  • 10/21.22 東京 上海グリー練習

    打ち上げの寿司屋での合唱。皆さんおいしそうに飲んでいる。今回は成田さんが上海から来られての練習となった。11月5日のコンサートに向けて、16人が集まった。久しぶりにベースも私一人ではなく三人が揃った。娘の部屋の泊めてもらったが、モンタロウは漢字テストの模擬試験で、この週末は八ヶ岳に行けなかったそうだ。今後いろんな行事や用事が出てくるのだろう。10/21.22東京上海グリー練習

  • 10/20 アサギマダラ来訪

    庭にアサギマダラのマーキングされた一頭が訪れた。毎年アサギマダラが来るが印されたのは初めてだ。地植えでなく鉢に植えた株に停まっていた。8/20に蔵王でマーキングされた個体だ。妻が見付けたのだが、ネットで調べるとマーキングされた個体を追跡するグループがあったので報告するとすぐ反応があった。山形市のグループが放したものだった。詳しくは妻のブログに記されている。10/20アサギマダラ来訪

  • 10/17 三浦英之『五色の虹』読了

    新聞でこの著者の『太陽の子』についての書評を見た。旧ザイールの鉱山で働いた日本人たちが現地妻との間にできた子供たちをそのまま残し帰国してしまったとのこと。その子供たちについて取材した結果を本にまとめているという。図書館で検索したところ新刊のその本はなかったが、上掲の本が気になったので借りた。満州にできた建国大学の卒業生らを追ったドキュメンタリーだ。五族協和をうたった満州で、将来の満州を担う人材を育てようと設立された最高学府だ。日本人は半分ほどで、残りは朝鮮系,中国系、満州系、ロシア系で構成した。新京(長春)に開校。石原莞爾のアジア大学構想に基づき辻政信により骨格が作られた。言論の自由が尊ばれ、日本の中国進出などについて毎晩学生たちが喧々諤々の議論が戦わされたという。しかし、9期の学生が入学したが、後半は軍...10/17三浦英之『五色の虹』読了

  • 10/14 長谷川眞理子『ヒトの原点を考える』読了

    著者は人類学者、自然人類学の出身である。今は進化生物学者と称しているようだ。最後は総合研究大学院大学の学長を務めた。この大学は博士課程だけの国立大学だ。彼女は学芸大附属高校から東大理学部へ進み、大学の研究員としてキャリアーを重ねてきた。うらやましいがとても追いつけないような経歴だ。この本は雑誌『財界』に連載したコラムを纏めたものだ。100のテーマで綴られている。知識教養が多岐にわたっていてそつなく書かれている。内容としては特に目新しいものではないが、読んでいて楽しいという内容だ。読んだ端から忘れて行くが、読書を楽しんだという気持ちは残る。昨日夕方、今度屋根の修繕をお願いする業者の方が見えた。ドローンで屋根を撮影させてくれとのことだ。これで傷み具合、面積などが分かるとのこと。オペレーターは女性。上手に操作し...10/14長谷川眞理子『ヒトの原点を考える』読了

  • 10/12 映画『ロスト・キング』鑑賞

    歴史学者でも考古学者でもない女性フィリッパ・ラングリーが主導して発見したリチャード三世の墓の物語だ。映画が出来たのでネットでこの史実が話題になっていた。リチャード三世はイングランドの王として戦死した最後の王である。シェークスピアの戯曲「リチャード三世」で親族を殺し王位を簒奪した邪悪な男として描かれている。しかしこれは彼のヨーク朝に変わったチューダー朝が前王を貶めようとして広めた悪名に基づくものとしてこれに反対する「リカーディアン(リチャード三世協会)」と呼ばれる熱心な歴史愛好家もいる。彼女もこのメンバーでリチャード三世の汚名を注ぐために行方不明とされている彼の遺体を探す。この発見までが映画のストーリーだ。発見された遺骨がリチャード三世のものだと確認されたのは、彼の一族の血を引くという女性が5百年後に二人発...10/12映画『ロスト・キング』鑑賞

  • 10/9-2 村田喜代子『新古事記』読了

    孫たちが来て途中になっていた上の本を彼らが寝たりタブレットしている間に読み終った。新刊コーナーで見つけた。最近書評欄でよく見ていた彼女の新刊だ。やはり村田だ。期待を裏切らない。重い内容だが読んで楽しい読書の時間だ。最後の著者の謝辞によると『ロスアラモスからヒロシマへ』というアメリカ人女性の手記を基に書いたという。この作者は原爆開発に従事した夫とともにロスアラモスで2年暮らした。この時のことを手記にしたのが上掲の本だ。30年近く前に日本でも翻訳が出版されている。小説ではこの女性が日系三世のアデラとされている。祖父は咸臨丸でアメリカに来た水夫で、船が帰国する間際に船を脱出、アメリカに残った。何らかの方法でアメリカ国籍とアメリカ名を手に入れている。この祖父のことは彼の妻であったアイルランド出身の祖母の日記で知る...10/9-2村田喜代子『新古事記』読了

  • 10/9 孫たち来宅

    6日東京まで迎えに行く。行きは家に暮らす姉娘が一人で運転、帰りは二人の娘が交互に運転。午後二時のモンタロウの帰りを待っての出発となったが少し遅れて、夕食は富士川のサービスエリアで簡単に済ます。翌日はこの町の秋祭り、飾りの山車屋台が出た。孫たちは初めて目にするのかもしれない。ランは太鼓の音を恐れていやがったがエリーは平気だった。午後は、モンタロウがエリーのリードを引いての散歩を楽しみにしていたので、森林公園の林の中の散歩道に出かけた。エリーにはこの日のために散歩での躾を幾らか施してあったのでモンタロウもそれほど引きずられて困ることはなかった。比較的上手くリードがコントロールできた。本人も大分自信をつけ、ますますエリーが好きになったようだ。前回は怖がっていたアサトもすっかりエリーに慣れてエリーの尻尾をつかんだ...10/9孫たち来宅

  • 10/4 掛川西高校同窓会

    爺さん婆さんばかりの集りだった。同窓生420余名の内110名程が参加した。物故者が1割40数名、生存者の30%近くが出てきたことになる。三分の一がかくしゃくとしている。残り三分の一が腰が曲がったり杖を突いていたりだ。90歳を超える恩師も参加された。新任で我々が最初の担任だったという先生は今日の参加者全員を卒業記念アルバムから抜き出してコピーし全員に配ってくれた。そのお陰で、顔を合わせた時この中のどれだと問うて、やっと面影を見つけることが出来た。私のことも、もっと大きくてがっしりしていたと思うのに痩せて弱弱しくなったなどと失礼な事を言うやつが多かった。掛川に向かう直通のバスに乗ったが、掛川駅までの間にバスに乗り込んできた7人の客の内5人が同窓会参加者だった。会場での会話や写真で同窓生だと確認できた。上の写真...10/4掛川西高校同窓会

  • 10/3 芝刈

    昨日エッジを少し刈っておいたので楽かと思ったら、孫たちが来るのでアスレッチックの方の草も刈っておけとの命令が下った。それで刈払い機の仕事が増えた。芝刈機は大型の方を使った。小型の二倍の刈幅があるのと走行スピードが速いので仕事は捗る。しかし、身体の活動量は大幅に増える。しばし休憩を取り呼吸を整えなければならない。6日金曜日に孫たちを東京まで迎えに行く。明日4日は高校の同窓会、5日は車の前回異常なしと言われたところがやはり故障で部品交換。今日芝刈するしかない。前回より順調にできたのは気温が低くなっているせいだろう。それほど汗もかかずに仕事できた。10/3芝刈

  • 10/2 槙囲い剪定

    お祭りが今週末にあるので多くの家が槙囲いを剪定している。隣も終わったので我が家もと朝から始めた。取り敢えず道路に面した表向きだけを処理した。4時近くまでかかった。ヘロヘロになったが家に入るとエリーが散歩に連れて行けと付いて回る。近回りで済ませようと出るがついつい遠くまで歩くことになる。1時間近く歩いた。しかし、それがクールダウンになったのか疲労が回復した。途中桜が満開の家があった。花は小型なので十月桜の一種だろうと思うが一般的な十月桜は花数が少ないように思うがこの木はソメイヨシノのように万朶の桜だった。10/2槙囲い剪定

  • 10/1 エリーの散歩

    新野川の上流の部落で案山子をたくさん作って展示する。例年行われている。土日だけでもう片付けられているかと思ったがまだ並んでいた。展示場所まで片道1時間、往復2時間だ。妻は少し不安だがと言いながら付いて来た。子の川筋にもカワセミが来るらしいという情報に惹かれて。エリーは何の疲れも感じないようだったが、家に帰るとそれなりにばてていた。妻も膝が痛み始めたなどと苦情を言いだした。私も夕食後すぐに風呂を使いそのまま就寝した。9時から6時間後の3時に目が覚めた。そこで、もうすぐ読み終る以下の本を読了した。著者の高橋氏は数年前ロビンソンクルーソーの漂流時の住居跡を特定したことで有名になった人だ。文学作品や記録文書から無人島への漂流や、浦島太郎のような伝説を確かめることを主にした探検家だ。この漂流の島はジョン万次郎が漂着...10/1エリーの散歩

  • 9/29

    夏前から咲いている萩だがここへ来て花の数を増してきた。庭のあちらこちらに植え続けてきたが砂地はどうも生育環境としては良くないようだ。夏の乾燥も。しかし、ところによっては活きよく繁茂している。これも新刊コーナーで見つけた。これまでも日本の旧植民地の朝鮮や台湾、南洋諸島に残る日本時代の建物の写真集はよく見てきた。官公署として建てられた立派な建物はその後も使い続けられていて、手入れもされているが民間の個人住宅商店などは荒れるに任せて放置されているものが多かった。50年近く前、初めて台湾を訪れた時も、台北駅の北側には古い日本家屋が朽ちて残っていた。土地としての利用が決まっていなかったので放置されている感じだった。しかし最近は立派に整備されて近代的な街に変貌している。住宅街の日本家屋でもリフォームされてカフェなどに...9/29

  • 9/27 乗代雄介『最高の任務』・松岡正剛『松岡正剛の国語力』読了できず

    前者は作者の初期の作品で芥川賞の候補に挙げられたものだとか。しかし、どうも話の筋が理解出来ず、進みも間怠。それで断念した。右は最近よく宣伝や書評で目にしていた。彼の名前は「比叡おろし」という歌で記憶していた。彼の作詞作曲で70年代初期に流れていた。♬うちは比叡おろしですねん、あんさんの胸を雪にしてしまいますえ♬という京都弁の歌詞で耳に残っていた。その後数十年たって、編集者、評論家として松岡正剛という名前を聞くようになって、まさか同一人物だとは思わなかった。彼の文章もメディアに出る単発のものは読んだこともあるが、まとまった物は読んでいなかった。この本は新刊コーナーにあったので借りたが金を出してはないだろう。自分の国語力などとどんな書き方になっているのかと読み始めた。最近彼の著作が高校大学の入学試験に多く使わ...9/27乗代雄介『最高の任務』・松岡正剛『松岡正剛の国語力』読了できず

  • 9/19 佐鳴湖

    妻の通院に運転手として同行した。娘も早くから出かけたので、エリーを独りにするのもかわいそうとと連れて出た。妻を病院の玄関に降ろした後、佐鳴湖の湖畔に車を止め木立の中を散歩した。エリーが車に乗るのは、初めてはクレートに入って家に来た時だ。その後2回はワクチン注射で獣医に行った時だ。だから車に乗るのを怖がった。後部座席で妻が隣に座り安心させながらスタートした。途中で心細そうなクーンという声も出したが、その内獣医に行くのではなさそうだと気付いたのか落ち着いてきた。佐鳴湖の散歩道では嬉しそうにしていた。散歩の人が多いので、それらの人にすぐしっぽを振りながら近づこうとする。それを抑えながら歩くのは少し苦労だ。犬には全く会わなかった。暑さを心配したが、木陰を選んで歩いたのでそれほどでもなかった。今朝エリーの体重を測っ...9/19佐鳴湖

  • 9/14 芝刈完了

    遣り残されていた東側、北側を刈り終えた。午前中は薄曇りでそれほどの酷暑にはなっていなかったのでその気になった。やれば1時間も掛からずにできるのだが、その気になるのが難しい。涼しい頃の芝刈りなら、午前午後それぞれ2時間ずつで終わるところ、今回は4日も掛かった。エリーの散歩の後に仕事に取り掛かるので体力、気力とも減衰しているのかも知れない。次に待っている仕事は、モンタロウ、アサトの腰掛づくりだ。モンタロウのために最初に作った熊の椅子が壊れてしまい、その後に作ったバイキンマンを取り合っているそうだ。どんな腰掛にするか訊いたところ、モンタロウはドラエモン、アサトはホオジロザメだそうだ。デザインは何とか決まった。今度はいくらかサイズを大きくして、丈夫に作らねばならない。9/14芝刈完了

  • 9/13 乗代雄介『パパイヤ・ママイヤ』読了

    釣り書きに「新時代のガールミーツガール小説の誕生」とある。表題はSNS上の親や家族に対する不満を吐き出すサイトのハンドルネームだ。二人の17歳の少女がSNS上で気が合い、詳しく話してみると同じ町で暮らしていることが分かり実際に会うという話だ。町を流れる川の河口にあるあまり人の来ないような海岸で定期的に会うことになる。高校のバレー部で次期部長と目されている背の高いパパイヤとシングルマザーがベルギーに行ってしまい独りで暮らすママイヤがそれぞれ自分の存在位置とこれからの人生の方向について考えをめぐらして、それぞれ己の道を見つけて行く。午前中、床屋へ散髪に行き、夕方途中になっている芝刈をする積りだった。それまでのつなぎで読み始めた。大谷君は今日も出場しなかったので。読み始めて、この作者の発想の面白さに惹かれた。思...9/13乗代雄介『パパイヤ・ママイヤ』読了

  • 9/10 芝刈

    ここ二日ばかり気温がそれほど上がらないので庭仕事に手を付けた・昨日の夕方から芝のエッジを刈払い機で処理した。今日は午前と午後それぞれ1時間半続きをした。一か月ばかり刈れなかったので大分伸びている。芝刈機に掛からないところも刈った。その後刈葉を集めた。明日は芝刈機を動かす。その後元気が残れば台風で傾いた植木などを直したい。山吹の狂い咲き。エリーの居場所にしている居間のエアコンを動かすほどの気温にならなかったので、ドアを開けて解放した。彼女のフリーゾーンが広がった。すると一番涼しそうな玄関のタイルのたたきでゴロンだ。履物に悪戯するので片付けたら、傘の陰にあった箒を見つけてかみ砕いていた。体重は11.5キロ。9/10芝刈

  • 9/6乗代雄介『旅する練習』読了

    サッカーの強豪中学の受験に合格した女の子が小説家の叔父と旅する話だ。小学生の亜美(あび)は鹿島で行われた合宿の宿舎にあった本をそのまま持って帰ってきてしまった。それを返しに行きたいと叔父に相談する。叔父がそれでは返しに行こう、それも歩いてという。彼女にはその旅の旅に間ドリブルを続けて行くように提案する。小説家の叔父は文章の練習のため行く先々でその情景などをしたためる。亜美はその間リフティングの練習をする。その連続回数を忘れないように叔父の文章の最後に記録してもらう。そのように数日歩いた時就職が決まった女子大生と出会う。残り数日を道連れとして旅する。その亜美と女子大生の人生の転換点となる旅となる。構想も面白いし、筋書も独特だ。楽しく最後まで読んだ。しかし、通学に入学した亜美がコロナの学校閉鎖で登校できず、友...9/6乗代雄介『旅する練習』読了

  • 9/5 トマ・ピケティ『自然、文化、そして不平等』読了

    トマ・ピケティの名前を付ければそこそこ売れるだろうと出された本のようだ。どこかで講演した時の講演録のようだ。一つのテーマで簡潔にまとめてあるが、いずれも彼がどれかの著作で述べた見解だ。不平等はその国なり民族の文化的経済的歴史に負うところが多いと思うが必ずしもそればっかりではないという。例としてスウェーデンを上げる。20世紀初頭までは他のヨーロッパと同じように格差や差別が大きな社会だった。しかしフランスや英国のように植民地を持つ国では海外資産の有無が不平等の原因でもあった。その点で異なっていた。それまで男性のみの選挙権と納税額によって投票権利が1票から100票まで与えられる制度であったため、小さな自治体では独りで50%以上の投票権を持つようなこともあった。それが10年代に選挙制度の改革があり、普通選挙が始ま...9/5トマ・ピケティ『自然、文化、そして不平等』読了

  • 9/4 『日本人無宗教説』『土偶を読むを読む』拾い読み

    新刊コーナーで目に付いたので借りてきた。前者は以前から気になっていた言説、後者は最近の読書界で話題になっていて書評などで書名は知っていた話題の本を批判する。日本人の無宗教については、外国に出るようになって、あなたの宗教は?と問われたとき、無神論者かとか無宗教だとかは応えてはいけないと教えられた。一神教の人にとっては野蛮人か化け物のように見えるからと。イスラム教の国のホテルでアルコールが飲みたくなって、隠された部屋のようなところでパスポートナンバーや国籍名前を登録させられた。その時信仰する宗教も記入させられた。現在の西欧特にフランスなどでは協会に行く人は大幅に減っているらしいが、それでも無宗教や無神論者などと言うと特別な関心を持たれるらしい。この本では、宗教についての日本人の意識を解説している。時代ごとに欠...9/4『日本人無宗教説』『土偶を読むを読む』拾い読み

  • 9/2 乗代雄介 『皆のあらばしり』読了

    これも芥川賞候補作と釣り書きにある。返却期限を過ぎた本に予約が入っているようで図書館から返却を促す電話があった。『腹を空かせた勇者ども』金原ひとみの最新作らしい。新刊コーナーで目に留まったので借りてきたが、読み辛く途中で音を上げた。一緒に借りた本を返す時忘れたので延長手続きをしていた。返しに行ってまた標記を借りてきた。また高校生が主人公だ。歴史好きの高校生におかしな大人が絡んでくる話である。しかしその胡散臭い男はえらく博識で高校生を驚かす。映画監督の小津安二郎の縁戚関係にある小津久足という江戸末期の歌人の紀行文が軸になる。小津の著作禄に並べられていない『皆のあらばしり』と題された栃木の田舎の旧家にあるらしい。この解明と入手が展開される。読んでいて楽しい。開陳される事実や高校生に教訓を垂れる男の話につい引き...9/2乗代雄介『皆のあらばしり』読了

  • 9/1静岡市歴史博物館

    確か今年オープンしたばかりの静岡歴史博物館。昔葵文庫という図書館があった場所だ。この文庫には60年近く前、浪人中によくお世話になった。1925年にオープンしたようだ。今日は妻が美容院へ行くというので運転手として同行した。2時間の間どのようにして時間をつぶそうか考えた。何時もの映画館は興味ある作品は時間が合わない。どこかコーヒーでも飲みながら本を読もうと準備はしてきた。昼食でおろしそばを食べているときこの博物館がオープンしたことを思い出した。デパートでトイレを借りて、県庁を抜けて向かった。この県庁東館は学生時代アルバイトで建設開始の基礎工事で働いたことがある。これももう55年以上の昔だ。駿府公園を通り東門を出ると上の写真の建物が見える。入館料はシニア無料かと期待していたが、静岡市民のみ200円安くなるだけで...9/1静岡市歴史博物館

  • 8/30 乗代雄介『それは誠』読了

    図書館の新刊コーナーで目に留まったので借りてきた。芥川賞候補作との釣り書きに引っ掛かったのだろう。地方の進学校に通う高校生の東京修学旅行中の自由行動日の話だ。主人公佐田は複雑な家庭環境に育ち、ほとんど同級生と没交渉で接触せず、登校も気ままだ。ある日休みの連絡を入れた日電話に出た若くスレンダーで美人なので生徒に人気の教師高村が、彼のクラスで修学旅行の班編成が行われるけどいいの?と告げられる。足りなかった所へ入れてくれればいいですと応えると、かっこいいね!と言われて慌てて電話を切る。数日後登校すると、それぞれの班で自由行動日の計画を作成することになる。メンバーが思いがけない顔ぶれだ。ひそかに憧れている女生徒小川楓が含まれている。サッカー部で活躍している背の高いイケメン大日向もいる。成績優秀の特待生蔵並、発達障...8/30乗代雄介『それは誠』読了

  • 8/28 エリーの散歩4日目

    かつてのランの標準コースを歩いてみた。1時間弱の道だ。始めは20分、次は30分、そして40分と増やしてきた。少しは疲れているのかとも思うが、そぶりにそれほど現れない。彼女も散歩は好きになったようだ。私が玄関方向に部屋を出ると慌てて追いかけて来る。特に衣類を着替えると寝ていても頭を持ち上げ注視してくる。途中で水とおやつの休憩。おやつをもらうのはお座りしてと覚えたので、座るのは早い。時々道沿いの草を嗅ぐことはあるが、大方私の足元に沿って歩くことが出来る。離れるのが不安なだけかもしれないが。それでも帰ってくると横たわって寝る。朝晩の散歩をするようになったら、少しはストレス発散になっているようでひどく興奮して遊べとせっつくことは少なくなった。8/28エリーの散歩4日目

  • 8/26 万城目学『八月の御所グランド』読了

    この著者の本は、京都や関西が舞台になることが多く前からよく読んだ。ただ最近は気が付かず読まなかったが、この新作をどこかの広告か書評で目に入れていた。図書館の新刊コーナーで見つけた。京大の学生らしい主人公たちが、ゼミの指導教授の企画する野球大会に出るという話だ。「たまひで杯」と名付けて6チームがリーグ戦を戦う。たまひでというのは祇園の芸妓の名前だ。その教授が学生の頃指導教授に連れられて祇園で知った。その後彼女が出した店に集まった卒業生たちがそれぞれチームを率いてお盆の暑い時に御所のグランドなどで野球をする。卒業生の中には京大の教授になった二人の他は民間の会社を興し社長になって社員でチームを作り参加する者もいる。主人公はこの夏休みは付き合っている女性の実家のある四万十川で過ごすつもりであったが、突然彼女に振ら...8/26万城目学『八月の御所グランド』読了

  • 8/25 エリーの散歩デビュー

    やっと散歩に連れ出すことが出来るようになったエリー。玄関を出るのには躊躇していた。それでも外に出るとそこら中の匂いを嗅いでいる。道を歩くのにあまり躊躇いはないようだが、私の足の周りに引っ付いてくる。特に車が通るとその方向を見つめながら私の陰に隠れる。初めての世界はどんな風に見えているのだろうか。予防注射で二度ばかり車の窓越しに眺めた世界だが、その時には落ち着いて見ていられなかったと思う。朝は15分、夕方10分。夕方は道に人がいたのでその人が大分気になるようだ。8/25エリーの散歩デビュー

  • 8/24 小林武彦『なぜヒトだけが老いるのか』読了

    小林が2年前に出した『生物はなぜ死ぬのか』の続編のようにして出された。前書も話題になったがこれも話題のようだ。というか私がネットを開くとよく書評や広告が目に入る。動物で、死の前に老いるのはヒトとシャチとゴンドウクジラだけだそうだ。すべてが家族、子育てが関係している。幼い子供を群れや家族が保護しながら育成するという。いわゆるお祖母ちゃんの役目だ。著者は、「人間は仕事を引退し体力が衰え始める60~70代では、できないことが増えることに不安が募り、鬱々とした気持ちが高まる。ここを乗り越え85歳を過ぎたあたりからそれらの不安が減り、あるがままの状態を受け入れるようになる。」という。このネガティブをポジティブに転換する気持ちの切り替えを「老年的超越」といわれている。この境地に至るまで暫らくはまだ煩悩に悩まされる日々...8/24小林武彦『なぜヒトだけが老いるのか』読了

  • 8/23 エリー9キロ

    今日軽量したら9キロ丁度、十日前が8.1キロだったので1キロ増えた。日々大きくなる。トイレの方はまだ完全には程遠いが、それでも8割ぐらいはトイレシートの上でできるようになった。それでここ数日前から夜もケージに閉じ込めずに部屋の中で自由にさせている。シートの上でできたときは大げさにほめている。トイレシートは過去に排泄した場所数か所に敷いてある。それも一個所に大分集中してするようになりつつある。ランはテレビで野球などの放送で歓声が上がるとすごく嫌がって離れて行ったが、エリーは全く違う。掃除機をかけてもその後を面白がって着いてくる。シャワーの後のドライヤーもそれほど嫌がらない。子供の時の成育環境で大きく異なるようだ。それでも悪戯は日々昂進している。図書館から借りてきた本を夜の間にかみ砕いてしまった。それで新品を...8/23エリー9キロ

  • 8/16 台風一過

    どうも仰向けで寝るのが好きなようだ。ここ数日は台風が近づいてきて天気が安定しなかった。日曜日はプールで遊んだ後、夕方ブルーベリー農園の松野さんを訪ねた。孫か来たら連れておいでと言ってくれていた。モンタロウ、アサトと山を一回りした後、一番上の畑でたくさん採らせていただいた。採りながら口にも一杯ほうばった。大きめの実がたくさんついている。こんな贅沢は東京の友達たちはできないだろう。月曜日は朝から天気が悪く、陽の差した時だけ少しプールに入り、残りはズーっとタブレットのお世話になっていた。本来この日に母親は東京に戻り、子供たちだけあと数日残るはずだったが、母親がリモート会議で仕事をこなしたので、その間タブレットの頼ったのだ。便利なものが出来た。3時間ほど静かに口も利かなかった。昨日は夜父親が迎えに来ることになった...8/16台風一過

  • 8/12 駿河匠の宿

    日々成長するエリー今朝はモンタロウが機嫌が悪い。そこでご機嫌とりか静岡市の匠の宿でミニ四駆の組立体験に行くことになった。30度を超える中多くの人が参集している。20年以上前に設置されたらしい。通る度に看板は随分昔から認識していた。入って見るとお洒落な新しい建物が並んでいる。陶芸や竹細工、漆塗りなど駿河の伝統工芸が体験できる。その中に新しい静岡の伝統になりつつあるタミヤも工房を持っている。市販のミニ四駆に少し上乗せした程度の料金で指導を受けながら組上げる事ができる。モンタロウがほとんど自分で組み立てたが、細かなビスで止めるところだけを手伝った。しかし小さなビスとワッシャーをねじ込むのに手こずった。指先が利かなくなっている。また思い知らされた。アサトは恐竜の組立と塗装。彼も大いに気に入ったようだ。向こうで母親...8/12駿河匠の宿

  • 8/11 待望のプール

    娘家族は昨夜東京を発ち深夜2時半に5時間以上掛けて渋滞を耐えて到着した。それでも子供達は6時前には起き出してきた。モンタロウはエリーを大層気に入りじゃれ合っている。アサトは飛び付かれると身体が堪えられないので逃げ回っている。プールはスライダーや浅いプールも設置した。モンタロウは大きい方で独りで遊べるがアサトはまだ浅い方だ。午前午後と充分楽しんだ。アサトも夕方にはエリーに慣れて少しは接することが出来るようになった。この夏の良い思い出になるだろう。8/11待望のプール

  • 8/7 エリーの成長

    しばらく振りにエリーの体重を測った。7.4キロ。家に来た時が5キロちょっとだったのでこのひと月弱で5割増になったことになる。上の写真の様にお腹や胸を床にペッタリ着けて寝ることが多い。真っ直ぐに伸びている時は倍ほどの長さになったように見える。サークルを狭くしたら、トイレシートは寝場所になってしまい余り使わない。外のシートも忘れてしまったようだ。またサークルを広くしてやり直さなければならないが、今週からモンタロウアサトが来るので彼らが帰ってからになるだろう。8/7エリーの成長

  • 8/5 プール設置

    来週モンタロウ・アサトが来る。天気が下り坂になるようなので、猛暑の中プールを設置した。彼ら家族はこの週末野沢温泉で避暑だそうだ。父親がレースに出るので娘一人で二人の面倒を見るのが大変だから来てくれないかといわれた。しかし妻はとても遠出するだけには回復しておらず、私一人でよければ行くよと連絡した。ところが一人の宿が取れない。ツインの部屋しかない。宿泊費が8万円というので止めた。プールの設置は長手を南北にした。昨年は東西だったが、南側に通り抜ける動線が狭かったので変更した。水も溜めながらカバーのスタンドなどを取り付けようとしたが、ついに暑さに負けて完成まで行かなかった。残りは明日だ。8/5プール設置

  • 8/4 1日中エリーとの暮らし

    飲水の皿のスタンドに頭を突っ込んでいる。当然水の皿は引っくり返って転がっている。午前中は大谷くんのテレビ観戦。その間、サークルは開けて自由のはずだが出ても相手をしてもらえないので出てこない。中で眠っていた。出てきても床に伏せって上目でこちらを見つめている。その内彼女の誘惑に負けて玩具の獲って来いをする。オヤツなしでやると喜んでやる。しかし一度オヤツを見せると取りにいかずにその場で貰えるのを待っている。トイレはまだまだである。8/41日中エリーとの暮らし

  • 8/3 エリーの引っ越し

    居間のTVの横に広がっていたエリーのハウスでは部屋の使い方が制限されると引っ越しを検討した。結局かつてランが寝床としていた食卓の下にメッシュパネルが上手いこと嵌りそこに設置した。トイレの習慣が身に着いたらこのパネルを外せばランと同じ生活になる。確かにこの囲まれたパネルの中ではトイレシートの上にトイレをするが、外に出すとまだどこでもトイレにする。図書館でパピー(幼犬)のしつけに関する本をたくさん借りてきて勉強している。今現在食事の時のスワレ、マテ、ヨシは出来るようになった。今日は2回目のワクチンの接種で病院へ連れて行った。娘の車で私が膝に抱いて連れて行ったが、車の中では慣れていないのでクーンと常に声を上げている。また病院の駐車場で順番待ちも同じ姿勢で私の腕にすがっている。私を保護者と認識してくれているのだろ...8/3エリーの引っ越し

  • 8/1久し振りの芝刈り

    芝刈機で通った所とまだの所。ほぼ一か月振りの芝刈りだ。雑草が伸びて種を付ける所まで成長している。芝を刈ると途端に庭の景色が締まってくる。あと何年この作業が可能かが頭に上がってくる。その時はその時で、もうこの世に執着しなくなっているのだろうと期待しているが。それにしても、この数日はたくさん作業した。剪定枝の処理に一週間、アジサイの花柄摘み、芝刈と暑い中何とかやり切れた。そのためここ二週間はジムに通えていない。しかし考えてみると、ジムに通ったからこの作業に堪えられる身体が出来たのかもしれない。もう暫らくは悪足掻きを続けていこう。8/1久し振りの芝刈り

  • 7/30 枝処理ほぼ終わり

    駐車場に積まれた枝は処理できた。残りは枯れて落ちた葉を集めなければならないが、先に道路に散った葉を片付けた。ブロワーの威力は大したものだが、電池が10分程度しか持たない。3個バッテリーがあるが、それぞれ蓄電能力に大きな差がある。チップの山がもう一つ出来た。来年の春には腐葉土として使えるようになるだろうが、この中にまた乳母虫(おんばむし)が沢山生息するようになるだろう。このカブトムシの幼虫を傷つけないように腐葉土を掻き出すのが苦労だ。出てきた幼虫を近所の子供にあげたことがあるが、人間が触ると奇形になりやすいらしい。今日は4時からの大谷君の試合を見ていたので、午前中試合が終わった後又寝をした。それで仕事は午後2時過ぎから4時までの二時間ほどだったが、連日の疲れが蓄積しているのか、夕食の支度前にまた一時間ほど寝...7/30枝処理ほぼ終わり

  • 7/29 高村薫『土の記』読了

    図書館の棚で目に入ったので借りた。娘の夫の本棚で見つけ借りて読んだことがある。2017年8月17日にこのブログで読了と挙げている。その時の文を読んでみると、なかなか自分なりの感想が書けていると思える。しかし最後でよい人生だったと思っているのだろうと締めているが、今回はそんな感じにはならなかった。前年に夫を同じように亡くした妻の妹久代と一緒に暮らすようになった伊佐夫は、自分のそれまでの人生に大した執着もなく、思い入れも薄くなっている。自然に包まれた世界でその自然の一部として生が営まれてゆく。そして最後はその年の秋の台風による山崩れで久代と二人この世を去る。今回読み直してみると、前回読んだときは68歳、伊佐夫の72、73歳という設定での田んぼでの米作りとナマズや犬との生活だけにかまけた半分仙人のような暮らしぶ...7/29高村薫『土の記』読了

  • 7/27 休養日

    仰向けに寝ているエリー。今朝も7時前に起床したのに、朝食後動き出せなかった。大谷君のゲームはなかったのですんなり昨日の続きができると期待していたが、身体はそうなってくれない。椅子に座ると自然と目が閉じて寝てしまった。それなら午後からだと思って昼食となったが、やはり同じだ。もう無理はできない。明日はどうなるか。7/27休養日

  • 7/26 剪定枝粉砕三日目

    剪定枝を腐葉土にするコーナーが一杯になった。半年から一年積んでおくと立派な腐葉土になる。毎年冬のバラのマルチに利用している。これだけあればほぼ全面にマルチできるだろう。今日は9時半から作業を開始し、何とか全て終わらせようとしたが、やはり一日5時間以上の労働は不可能だった。昼食後も一時間の昼寝をして3時近くに再開した。午後4時半が限界だ。それでやっと半分ぐらい処理できたかな。明日もやるつもりだが残り全てを処理せる自信はない。半分ぐらいに減ったと思う。7/26剪定枝粉砕三日目

  • 7/25 剪定枝粉砕

    昨日は、運転できない妻の歯医者や買い物に付き合い一日を過ごした。それほど大して身体を動かしたわけではないが午後のひと時二時間近く昼寝してしまった。その割には夜も12時頃には眠りに付けた。今朝は大谷君の野球もないので、9時半過ぎには仕事に掛れた。粉砕機の仕事をした。何時になく暑さの厳しい日中だった。ファン付きのベストで、妻が作ってくれた経口ミネラル水をポットに入れたものを脇に置いて仕事をした。午前午後で5時間ほど仕事できた。それでも処理したのは三分の一にもならない量だ。昼に妻の知り合いから大きなスイカが届いた。あまりの大きさに測ってみると11キロに近かった。ついでにエリーも抱えて体重を測る。6キロになっている。身体の見た感じが、コロコロとした子犬の姿から少し伸びやかな姿になったような気がする。シートを齧った...7/25剪定枝粉砕

  • 7/23 背戸の剪定

    知合いに頼んで剪定してもらった。高所作業車が秋にならないと使えないと、梯子でできる範囲をやってくれた。同級生の女子だった人の旦那さんで私より年上だが身体もシャンとしていて、この仕事を続けている。百歳まで生きていそうな人だ。剪定した枝が門の前の駐車場一杯に積まれた。彼らが剪定している間チッパーで粉砕していたがとても追いつかない。妻の姉さん夫婦が見舞いに来てくれたりで、ずっとは出来なかった。全部処理するのにはもう2・3日以上要するだろう。7/23背戸の剪定

  • 7/22 妻の退院

    この水の皿を枕に寝る。顔や耳が水に浸かっても平気だ。時々前足二本で中の水を掻き出して遊ぶ。先々週の土曜日入院した妻が今日退院した。手術は月曜日だったから二週間は過ぎていない。術後の経過が良かったので早く退院できたと言われたらしい。胸骨を切り開いているのでその痛みがまだ治まっていない。無理をすると接合し始めた骨がまた開いてしまうそうだ。重い物も持てないので上半身はあまり使えない。エリーは少しづつトイレを覚え始めた。それでもサークルの中にすることは基本的に好きではないようで、ぎりぎり迄我慢して仕方なくしているようだ。だから出してやるとすぐに外でしてしまう。そのタイミングがまだ上手くつかめない。エリーという名前はおやつを使ったら一日で覚えたようだ。名前として認識はしていないのだろうが、エリーの言葉を聞くとおやつ...7/22妻の退院

  • 7/19 命名「エリー」

    名前が決まった。妻がテレビ電話でモンタロウと話したとき、「本当にエリーでいいの?」と訊くと、「当たり前でしょ、ジイジがそう言っているんだから」と。一番の有力者の賛同が得られた。金さんや習さんがのたまったようなものだ。それで、名前を呼びながらおやつを与える訓練をしたら、すぐ名前に反応するようになった。おやつ欲しさにお座りもする。あとはトイレをしつけなければいけない。ネットで見ると、狭い所に入れると自分の居場所と違うところをトイレとするとあった。今のように広い部屋で自由にさせていたのでは部屋の隅ならどこでもする。狭い所でトイレシートの上にすることを覚えさせなければいけない。そこで小さなサークルを作った。居間が狭くなるがトイレを覚えるまでの辛抱だ。7/19命名「エリー」

  • 7/17 パピーが家にやってきた。

    昨日娘と愛知、三重のブリーダーを訪ねた。ネットであたりを付け面会を予約してあった。モンタロウが黒はランだけだよというので、白かイエローを探したが何処もそれらの色が先に売れたようで黒しか残っていない。しかし、顔つきは黒が一番賢そうで優しそうに見える。それに娘は黒にしたしたいようだった。三頭面会したがどれもが可愛くそれほどの違いはなかった。ブリーダーもそういう。第一印象で決めるしかないですよと。娘も妻も決断できないようだったが私が決めた。車に積んだクレートに入れて帰路についた。家に入れると彼方此方の匂いを嗅ぎまわる。顔見知りは私たちしかいないので膝に乗ってくる。他に寄る辺なきものの心細さなのだろう。いじらしくなる。餌はドッグフードをお湯でふやかして与えろといわれていたので、その分量70グラムを与えた。水分を吸...7/17パピーが家にやってきた。

  • 7/15 屋敷林の剪定

    役場から道に出ている枝を取り除けと、との通知が来た。実際の通行に支障はないと思うが、住宅地の生活道路では致し方ないかなと思う。役場には妻が入院中だとか、業者が見つからないとかで、期限を切られた7月21日までには無理だ。少し猶予をくれと言ったら、それでは月末だと言われた。今日知り合いの人に見てもらったが、道の上にはみ出た分だけなら何とか今月中に処理できるとのことなのでお願いした。抜本的に剪定するとすると、高所作業車が必要になるとのことで、秋になりそうだ。剪定して出た枝の置き場や処理のことを考えると二度に分けてもらった方がありがたい。どうせやるなら残りの人生で心配しなくてよいようにしたい。妻は体に纏わり付いていたチューブ類も大分取れて、自分でトイレにも行けるようになったようだ。最低で二週間の入院だと言われてい...7/15屋敷林の剪定

  • 7/11 妻の手術と沢木耕太郎『一瞬の夏』読了

    病院に8時半までに到着し、9時半の手術開始を待つ。その間に若い医者たちの回診と称する一団が病室を訪れた。中の医者が「よく眠れましたか?まあこの後長く寝ることになるのでどちらでもいいか」と軽口の積りで発して去って行った。午後4時半までICU横の家族待合室で過ごした。大部屋の横に個室が併設されていたのでそこで独り過ごすことができた。『一瞬の夏』は元東洋ミドル級チャンピオンカシアス内藤がタイトルを失った後、4年のブランクを経て再起をかける物語だ。以前読んだことがあるのかもしれない。読んでて既視感のある場所に多く出会った。舞台は1970年代、出版は80年代に入ってからだから、当時は仕事と子育てに追われ読書することはなかったように思うので勘違いかもしれない。しかし、私も物語と同じ時代を生きていた。特にカシアス内藤に...7/11妻の手術と沢木耕太郎『一瞬の夏』読了

  • 7/8 東京都合唱祭

    終了後の打上妻を入院させた後、東京に向かう。新宿文化センターで行われる合唱祭の一般の部に参加するためだ。本番は夕方からだが、事前練習が近くのスタジオである。開始時間に遅れたので発声練習なしに歌うことになった。案の定声が枯れてしまった。まともに歌うことが出来なくなった。それでも本番までは少し時間があったのでいくらか回復した。東京都の合唱連盟はいろいろな合唱祭やコンクールを行っている。今回は祭なので優劣はつけられない。専門家の講評と参加各団体メンバーからの講評も行われる。これらの講評は終了後直ちに各団に渡される。我がシャングリは初出場だが、78回の大会で50回近く参加している団体もある。5回以上連続参加すると表彰される。われらのステージは中国語での挨拶でまず掴みが上手くいった。それと選曲がテレサテンの「月亮代...7/8東京都合唱祭

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