これはもう夏の雲なのではと思った日昨日ちょっとしたミスで落ち込んでいると言う人にどんな言葉も昨日のその人には届く筈もなく今日のその人には気休め未満でしかない遠…
土曜日の午後やらなくてはならない事とやりたい事を順番にこなしてそんな予定通りになんだか違和感を感じる真っすぐで平らな道を同じペースで歩くとまるで仕事みたいな作…
全身を覆う薄い膜が破れそうで破ろうとして破れなかったりすることはよくある破れるときってまるで最初から膜なんてなかったみたいにすんなりと脱げるそれが今日の僕だま…
自転車で行く目的地まで5kmその間に信号は七つあった最初の二つが青でラッキー三つ四つ五つも青で凄いなそしていつも必ず信号待ちになる六つ目も奇跡的に青だったこの…
テトラポットの向こうの海は僕が見たい海じゃなかった波打ち際のある海を見に行きたいと思ったけど足の疲れや残された時間このあとやる事を考えるとこのまま帰るのが一番…
朝寝坊したというその女性はすっぴんでやって来た本人からそう言われるまで気付かなかったけど前髪をかきあげて「ほらっ」とほとんどない眉毛を見せられてやっとそうなん…
友達のスマホが鳴って友人が亡くなったという昨日まで普通に過ごしていて今朝冷たくなっていたとついさっきまで逝くときは急であっさりなのが理想だと君は話していた現実…
明日は牛乳を一本買って来てほしい確かに依頼されたけど忘れてしまいそうだ忘れていてもその日のうちに忘れていたのを思い出せば問題はないけど出来れば忘れたくないだけ…
いつものバーでLIVEがある出演者は知らない人だけど行くよと言ったけど 雨なら行かないとも予定変更するには充分な雨 行かないほうに気持ちは満票そのつもりで外を…
抱っこされている園児と目が合ったにっこり微笑んでくれてるマスクをしている僕は目で思いっきり微笑んだもう一度見るとまたにっこりしてくれた僕は顔から目がはみ出そう…
三月の冷たい風は冬のとは違って春の気配を感じると言いたいけれど本当は冷たさ速さは冬のそれと変わらないそれでも人は期待と願いを込めて春を感じようとする誰かが言い…
ウォーキングに出ると雨が降ってきた家を出てまだ500mほど行くか戻るか迷うところ上着の袖に目をやると白い粒あられだったあられなら迷うことなく行くさも前々から決…
何故かは分からないけどひどく疲れた日だった職場で天井の修復を頼まれ脚立を何度も上り下りしてしかもずっと上を向いて手を上げたまま作業した晩ごはんの後少し横になる…
自転車でその店まで30分だった冷たく強い向かい風で不思議とどの角を曲がっても向かい風だったペダルをゆっくり回そうと決めると一瞬で景色が変わる街じゅうのふわりと…
帰りは雨だったそうなることは分かっていた濡れるよと心配されるけど濡れるのは気にしないと答える昔からそうだった雨宿りよりも濡れるのを選ぶ家に帰ると長男が僕のお気…
誰もいないので友達に勧められた音楽を聴くシカゴブルースだ前に家族に全部同じような曲と言われた間違ってはいないと思う友達曰くさらに聴き込めば抜け出せないような沼…
このなんとも言えない浮遊感はなんだろうまるで雲の上を歩いているようだけど実際に歩いたことはないからなんとも言えない だけど気持ちいいには変わりないからできれぱ…
ウォーキングをしていて何人にも追い越されるだからといって急ごうとかは思わない昔は違ってたゆっくり走ってる人を歩いて追い越そうとしていたお菓子を止めて十日経った…
陽は充分に傾いているけどまだまだ明るい光の帯の河は街の喧騒を断ち切って今までとこれからの隙間に誘うふいに湧き出た予定があっという間に消えてポツンとひとり立つど…
久しぶりに君の挑戦を受けたテーブルの上に座布団を置いて肘をついて手を組み合う危ないから力は入れない組むだけで力量は分かるあれ?弱くなってない?というより僕が強…
若い頃泣いてしまいそうな人に優しい言葉をかけて泣かしてしまった事があったなにも言わない方がよかったのでは他の言葉の方がよかったのでは答えは出なかった今日またそ…
この家に住んで二十年とちょっとあちこちをガサゴソすればずっと見なかったけど見覚えのある物がゴロゴロと出てくる自分で置いたはずなのにこんな所にあったんだと驚く…
君にとっての大事な物と僕にとっての大事な物は結婚した頃は同じだったと思う多少は違っていても本棚に綺麗に本を並べるようにお互いに歩み寄っていた今はもう自分の好き…
忘れ物を取りに帰って5分ほど心が焦って元に戻るのに1時間かかったこういうのが重なったりすると身も心も疲れ果ててしまう先輩に小言を言われたと泣き付かれ先輩の方に…
「今から寝るか筋トレするかどっちがいいと思う?」急に立ち上がった君の心はもう決まってるんだろう?だけど僕はそんなことは言わない「両方したら?」そして今いちご大…
暖かかった二月を取り戻すような三月の冷たい風の中を歩いていた前を歩く若いカップルが大声で笑いながらじゃれあって歩いている僕のウォーキングコースに現れたのはだだ…
いつもは飲まないアップルティーを飲みたいと思ったのは何故だろう朝は雨に濡れて昼はチマチマとした作業をして夜は不思議な味のハヤシライスを食べ風呂上がりに八朔を食…
目の前に落ちた雨の一粒一粒に映る景色は昨日まで見ていた世界泣きたかった夜も泣いてしまった夜も全部水たまりになって今日の空を映してるどのくらい昔の事だったか誰か…
三月の風がこんなにも清々しいと長く生きてきたのに今やっと気付いた職場のメンバーが少し入れ替わって雰囲気が一変したたとえ小さな風でもそれを感じたみんなが同じ方向…
伸ばした枝のその先の太陽は信じられない位に遠いならば一本より二本三本より四本と増やしたのか長い時間をかけて信じられない位に増やした枝見上げてばかりいたからベン…
昨日までの雨が上がっておだやかに晴れたあなたはきっとやっぱり私の日頃の行いがよかったんだと言うだろう僕はきっと素直にそうですねとは言えないだろうでもきっとよか…
長男に足元を見せて言った「何故ソックスの色が左右で違ってるか解る?」「だたのバカじゃないの」うんそれは想定内の答えだ「実は昨日、間違って履いたからだよ。でない…
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これはもう夏の雲なのではと思った日昨日ちょっとしたミスで落ち込んでいると言う人にどんな言葉も昨日のその人には届く筈もなく今日のその人には気休め未満でしかない遠…
挨拶しても無視されるまあいいか煙草の臭いがやってきたまあいいか自分の方が雑なのに細かい事を指摘してきたまあいいか何を話しても自分の話にすり替えられるまあいいか…
いっぱい知ったからいっぱい忘れられるのかいっぱい知ろうとすればいっぱい忘れられるのか忘れたいと思ってることは忘れたいと思えば思うほど忘れるリストの先頭から後ろ…
窓を開ければレースのカーテンがぐぐっと部屋の内側にふくらんでふくらんで耐えきれずしぼんでいって外に出たいけど叶わずそうこうしているうちにまたぐぐっとそんな永遠…
ポーチュラカが咲いた冬を越して春に少し伸びて梅雨になって蕾を付けた今日落ちてしまう一日花だけど次の蕾がすぐ隣で明日を待っている時の過ごし方は違うけど人の世と同じ
辺りはもう明るいほんの30分ほど前はまだ薄暗かったのに太陽の偉大さに改めて気付かされて外に出ると肌寒かった陽を浴びた風は後からやって来るんだ小鳥のさえずりが一…
夕暮れに雑木林に入ってすぐ話し声が聞こえる目を凝らせばオレンジ色の短パンに黒Tシャツで緑色のキャップ口ひげを生やした太ったオジサンが一人で立ち止まってずっと喋…
もうあと数日たてば職場で健康診断がある誰もが考える愚かなことだけど少しでも体重を落とそうと頑張ろうと思って本当に頑張れるのは十人に一人くらいかその一人になろう…
ポーチュラカを植える為のスペースを確保しようと土を掘り起こしているとでっかいミミズが現れた騒がしてゴメンなさい君がここの土をフワフワのフカフカにしてくれてたん…
からりと晴れた日でも雑木林の中は程よい湿気を纏っているいつものコースを歩き進めると前から若い女性もしかしてこの前の魔女かいいや黒いパンツに黒い靴だけど真っ白な…
この時期はもう夕方の庭いじりは危険でほんの30分程の間に20ヶ所も蚊に刺された最初はちょっとくらいならいいよと刺されても無視していたけどとろい奴がいるよと連絡…
ぼっぽつぱぽばぱぱぼっぽばぽばぱら雨合羽に落ちる雨粒は紛れもないアナログの音フードの中で共鳴するのは頭の中の遠い記憶かずっと聴いていられるしずっと聴いていたい…
雨はそんなに嫌いじゃないこれは周りに気を遣って本心を隠した言葉雨も結構好きだなんて言うと醒めた目で0.5秒程見られてすぐに視線を逸らされて嫌な顔をされる若い頃…
雨水を吸い込んだ雑木林は新芽がぐんと伸びて緑が濃く深くなっている時を忘れて佇めば足から根が生えて木になってしまいそう前から来た女性は上下が真っ黒で黒いフェイス…
雨あがりの夕暮れ前小鳥たちは騒ぎいつもはのんびりのダンゴムシも少し早足雨あがりの宴に僕も参加させて貰おうと長雨で溶けそうな花を摘み進めれば遠目に鮮やかさが蘇り…
何故だろうミルクティーは好きじゃないのにふと飲みたくなったその前にミルクティーが好きじゃないのは何故だったか思い出せないままひと口飲むとミルクティーが好きで飲…
戻れるならいつに戻りたい?なんて話に花が咲いてでも仕事が始まり僕の番は回って来ずその日は終わったそしてお風呂の中でゆっくり考えるはからずも人生を振り返ることに…
花の植え替えをしているとフリーペーパーを配布する人が「いつも勉強になるなと思って見させて貰ってるんですよ。園芸の専門家の方ですか?」「いえいえ、趣味でやってる…
だから人は心の凪を求めてトイレやお風呂に籠もるのかそれなら歩き慣れたコースのウォーキングはもっといい意識しなければ手足は勝手に動いて景色だけが過ぎる水面を行く…
やっぱりひとりの時間っていうのは大切なようで・・・・しかもこの時間までという明確な区切りも必要ひとりの時間にゆったりと浸っていたのに思いがけなく人がやって来て…
店の駐車場にはロープが張られて定休日の文字も昨日あんなに練った予定がボロボロと崩れ落ちるその後は何をやってもうまくいかない今日はそういう日だったんだと諦めかけ…
結局車の買い替えはやめて車検を受けることにしただけど10日ほどの間に夫婦であれこれ話し合って改めてお互いの考えや何に重きを置いて生きているのかがよく分かってよ…
夢を見ながらこれは今後の人生の指針となる夢だから一語一句漏らさず覚えておこうと思っていたそして目覚めるときれいさっぱり忘れていたなんとかして思い出そうと五十音…
雨の日車の中で人を待つスマホがあるからいくらでも待てるでもスマホがなかった時代でもフロントガラスにぶつかって流れ落ちる雨粒の様子はいつまででも見ていられた今な…
車検のタイミングで買い替えの案が出たディーラーを三軒回れば三人の営業と出会うよく喋る人こっちが喋らされる人雜談ばっかりの人人間って面白いだけど三台も買えない誰…
ウォーキングの折り返しに大きな木が群生しているこんにちは挨拶するけど何も言わないでも本当は僕より先に何か言ってるのに僕には聞こえていないのだろうこの世はきっと…
思いがけない休日の朝予定はまだないだらりと伸びた身体は水飴のようだけどそんなに甘くはない学生の頃炉端焼き屋でバイトしていて経営者が醤油ダレを作るのを見せてくれ…
僕は気が動転していたと思うみんなが食べてもちろん僕も食べて残ったわらび餅が三つきな粉を薄く纏って肩を寄せているこういう時は僕が完食するのが通例だけどなんだか気…
時々やってくる浮遊感身体は軽いけど軽過ぎず心はすべすべの縁取りの中を行ったり来たりおかげで心もすべすべのつやつやぎゅっとつかんでもすぐに元に戻りそうだからとい…
僕はその人が苦手だったその人がいきなりやって来て何かの説明を始めたけど全く理解できないその人の言った言葉が頭の中には入らず目の前でフライパンで煽られて跳び跳ね…
今年初めてスイカを食べた年に一度か二度しか食べないのにまだ六月なのにもう食べてしまったスイカはスイカ以上でもスイカ以下でもスイカ以外でもなくスイカだった思った…
風に揺れる枝葉に心奪われるのはとても疲れているからか悟りの境地に近いのかそれほど疲れていないからきっとどっちも違う手を伸ばして触れたい何かがあるとぼんやり分か…
年配女性のコミュニケーション能力の高さには頭が下がったまま上がらない整形外科の待ち合いでそれはすぐに始まるしかも声が大きいから会話の内容は全筒抜けで個人情報は…
念願の朝五時に起きた目覚まし時計に頼ることなくとういうことは起きられたら起きてそうでなかったらまあいいかという淡い念願だった朝焼けに間に合うそう思って屋上に出…
他人のせいで自分の予定が狂ったことを空間をねじ曲げるように自分の思いをねじ曲げて自分のせいにしたり狂った結果が予定より良かったと思うことは出来ると思う空間をね…
雲が繋がっているのか離れているのかまだら模様でどっち付かずそこに飛行機が繋げようと縫っていくもう充分に繋がったタペストリーキャロル・キングの歌を聴きたくなる夕…
夕方六時前でもこんなに明るいのは水平線の向こうまで夏が来ている証拠だ歩幅を少し広くとって足首を使って歩くそう決めていても歩いていると色んな思いが浮んでおろそか…
こんな時代が来るなんてひとつの部屋に家族全員がいてみんな別の方向を向いて手にはスマホかタブレットそれでも誰かの声に反応はして言葉が行ったり来たり昔は視線も姿勢…
天気は下り坂坂はまだまだ続くだろう身体が重く感じる午後ふとやって来た小鳥がひょいひょいと枝を渡っているから僕は窓に駆け寄ったけど思ったよりも身体は鈍くて窓ガラ…
宝石が浮かんだような空はほんの少し立ち止まっただけですぐに消えた目は見開き口は半開きで声は出ない思考もないこの一瞬を永遠と呼ぶのか同じ空には二度と会えない誰も…