chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
到るところ青山 https://blog.goo.ne.jp/horoyoy

写真も俳句も自分勝手流で楽しんでおります。

ポエムブログ / 写真俳句

※ランキングに参加していません

ひよどり
フォロー
住所
埼玉県
出身
茨城県
ブログ村参加

2009/02/27

arrow_drop_down
  • 枯木立

    透明とはかかるものかな枯木立ひよどり一平(とうめいとはかかるものかなかれこだち)・・・・・・・ここにもまた音のない透明な世界があった。寒さの苦手な私だが、このような音のない透明感には強く惹かれる。寒気によって、身も心も洗われる気がするのだ。寒がりの私には珍しいこと。こんな時、風邪を引かなければホンモノなのだが、そうはいかない。たまたまこの日は風邪を引くようなことはなかった。気合を入れたからかも知れない。・・・・・・・そう言えば、コロナ騒ぎ以来、私は風邪を引いていない。風邪を引けば「コロナか?」と疑われるかも知れないので、とにかく「安全、安全」で生活している。それだけひ弱になっているかも知れない。コロナが治まったら、多少の乱暴もしてみようとは思っている。いや、もはやそんな度胸は無いかも知れない。枯木立

  • 疎んぜられて

    寒鴉疎んぜられて啼きにけりひよどり一平(かんがらすうとんぜられてなきにけり)・・・・・・・上野の公園でのこと。階段を下りて行く私を見て、突然、嘴の太い鴉が啼いた。私を警戒して啼いたのだろうか。老身に鞭を打って、よろよろ歩いている私に対し、どんな意趣があったのだろうか。私を咎めて啼いたのではあるまいが、私の身にとってみれば、気分のよいものではなかった。さればとて、石を以って追う気分にはなれなかった。なんとも不気味なヤツだった。疎んぜられて

  • 無の世界

    枯れ進み水音も風の音も無しひよどり一平(かれすすみみおともかぜのおともなし)・・・・・・・此処はあたかも「無」の世界だ。私に何も齎してくれない「無」の世界だ。そして、ひたすら寒い。寒さを堪えて、せめて「風」の音を聞こうと思った。しかし、何も聞こえては来なかった。わたしにとって、やはり此処は無の世界なのだ。無の世界

  • それだけで十分

    咲いて今人に見らるる花八つ手ひよどり一平(さいていまひとにみらるるはなやつで)・・・・・・・愛でて貰えるほど愛くるしい花ではありませんからねえ。そんなことは、八つ手自身が気付いていること。じっと眺めたりするのは、俳人くらいのものかもしれませんね「まあ、それだけでも、八つ手としては十分なのではないでしょうか。それだけで十分

  • 私は詩人ではないらしい

    水仙の多勢姦しわれ一人ひよどり一平(すいせんのたぜいかしましわれひとり)・・・・・・・水仙を観るとき、水仙の姦しき陣形に対する私の非力な孤独を感じてしまう。花を観賞する際、そのような観方は邪道なのだろうが、水仙を観るときに限って、私はいつもそのような観方になってしまうのだ。私の硬直した頭では、そこから飛躍出来ない。それは既に詩人ではない。詩人でない私の作る俳句なのだから、推して知るべしだ。私は詩人ではないらしい

  • 一人行く

    冬の雨ひとりとぼとぼ歩きけりひよどり一平(ふゆのあめひとりとぼとぼあるきけり)・・・・・・・冷たい雨が降っていた。何処へ行くという当てがあったわけではなかった。ただ、まっ直ぐ家に帰る気にはなれなかった。たから、家路の反対方向へ向かって、とぼとぼと歩いたのだ。一人行く

  • これからのこと

    蠟梅やこれからのこと思案するひよどり一平(ろうばいやこれからのことしあんする)・・・・・・・体調不良に陥って、いっとき、これからのことを深く考えた。正直なところ、まだ死にたくはなかった。ひょんなきっかけで、体調が戻った。が、病気が治ったわけではない。・・・・・・・今度ほど、いろいろと考えさせられたことはなかった。しかし、さほど重大なことを考えたわけではない。ひとのアドバイスもあり、「歩け、歩け」を復活させることにした。今日はその初日。寒かったのだが、6500歩ほど歩いた。かなり堪えた。妹の言によれば、そんな無茶ををしてはいけないらしい。初めは、もっと少なめがいいとのことだった。一日一万歩を歩いていた私としては、7千、8千ほどは歩くつもりだった。ところが、それは無理なハナシだった。6500歩ほどなのに、大いに草臥...これからのこと

  • つわぶきの花

    喧騒に近き一郭石蕗の花ひよどり一平(けんそうにちかきいっかくつわのはな)・・・・・・・都心の公園。石蕗の花が咲いていた。道路の喧騒がしっかり届く辺りである。不思議なことに、石蕗の花を愛でる人はいなかった。辺りを足早に人々が行き交っている。みんな忙しそうだ。忙しくないのは私一人。カメラを手に、ウロウロウロウロ・・・・。・・・・・・・コロナ・ワクチンの三回目の予約はまだだ。家内のほうが幾日も前に届き、接種の予約を済ませてのんびりしている。私の件を問い合わせたら、あと幾日か後にクーポン券が届くとのこと。言いたいことがヤマほどあるが、大人気ないと思われそうなので、じっと我慢。私は「待つこと」が苦手だ。つわぶきの花

  • 梅を観て

    梅を観てさてこれからを如何にせむひよどり一平(うめをみてさてこれからをいかにせむ)・・・・・・・梅園でのこと。機嫌よく遊んでいた園児たちだったが、さて移動する段になって、その中の一人が機嫌を損ねてしまった。ひっくり返って駄々をこねている。保母さんとしても始末に負えない。不思議なことに、他の園児たちに動揺はない。その様子を眺めているだけ。・・・・・・・やはり寒い。冬の真っ盛りだから仕方がない。これから都心へ。梅を観て

  • 葉牡丹の渦

    葉牡丹の渦に乱れのなかりけりひよどり一平(はぼたんのうずにみだれのなかりけり)・・・・・・・これほど精緻を極めた葉牡丹の渦に、乱れがあろうなどと思ってもみない。これは神のなせる造形の妙なのだ。渦にいささかの乱れが見えたとすれば、それは見る私の眼の錯覚か気の迷いのなせること。・・・・・・・ようやく体重が戻ってきた。朝食を美味しく感じるようになったし、食べる量も増えてきたように思う。息子と娘の電話によって、なんとなく元気づけられたのかもしれない。しばらくはこのままで過ごしたいと思っている。・・・・・・・明日は野暮用で都心へ。葉牡丹の渦

  • かくも寂しき

    蠟梅やかくも寂しき空の青ひよどり一平(ろうばいやかくもさびしきそらのあお)・・・・・・・私ほどの歳になると、心浮かれるということは滅多にない。むしろ、浮かれることを自ら禁じているような感じすらしている。しかし、決してひねくれているつもりはない。かくも寂しき

  • 白椿

    低く咲き辺り眺むる寒椿ひよどり一平(ひくくさきあたりながむるかんつばき)・・・・・・・風が少しあったが、思い切って公園へ。風くらいのことで、「思い切って」と書くなんて、かなり可笑しなハナシなのだが、まあ事実だったのだからそのまま書いている。今日はこの白椿を撮りたかった。期待通り、白椿が一輪、地表すれすれのところで咲いていた。私の思いとすれば、地表近くで咲くくらいなら、いっそのこと落ちていてくれたほうが良かったのだが・・・。白椿

  • 明日はどうなるか

    寒空の広場の時計お昼前ひよどり一平(さむぞらのひろばのとけいおひるまえ)・・・・・・・パソコンと私の関係が、いまだにしっくりしない。私の方から復縁の告白をしようとしても、パソコンの方はかなり冷徹だ。つまり、中途半端な理解度の私を見て、信頼してくれていないのだ。当然のことだと私も納得しているのだが、一方では、いい加減に仲直りをしようと持ち掛けている。私の老い先は短い。しかし、理解度の薄い私を見ているパソコンは、「もっと勉強しろ」とばかりに冷たいのだ。そんな状況の中で生まれた今日のブログである。明日はどうなるか確信は持てない。明日はどうなるか

  • 釣り初め

    挨拶もそこそこにして釣り初めひよどり一平(あいさつもそこそこにしてつりはじめ)・・・・・・・釣り師たちには、暮れも正月もなく、頭の中は釣りでいっぱい。挨拶もそこそこに糸を垂らして、浮子を眺めている。我慢していて、やっと出かけて来たという雰囲気だ。釣り初め

  • ひねくれてはいない

    いさかひも常と変わらず年新たひよどり一平(いさかいもつねとかわらずとしあらた)・・・・・・・私の歳ともなれば、お正月と言っても、常の日とさほど変わらない。感激も失望もない。極端に言えば、昨日の続きの今日であり、今日の続きの明日であるに過ぎない。「おめでとうございます」と言い合って、お雑煮を食べて・・・・。こんなことを書いたからと言って、ひねくれているわけではない。今年も元気で過ごしたいと、切に思っていることは確かだ。ひねくれてはいない

  • 常と変わらず

    いさかひも常と変わらず年新たひよどり一平(いさかいもつねとかわらずとしあらた)・・・・・・・私の歳ともなれば、お正月と言っても、常の日とさほど変わらない。さほどの感激も失望もない。いさかいも変わらない。極端に言えば、昨日の続きの今日であり、今日の続きの明日であるに過ぎない。「おめでとうございます」と言い合って、お雑煮を食べて・・・・。こんなことをを書いたからと言って、ひねくれているわけではない。家族ともども今年も元気で過ごしたいと、切に思っていることは確かだ。常と変わらず

  • 初鴉

    この街の高き青空初鴉ひよどり一平(このまちのたかきあおぞらはつがらす)・・・・・・・お正月の気分に相応しい空が拡がった。少し寒いが素晴らしい空模様だ。が、今日の私は、そんな素晴らしい青空を、ぼんやりと窓から眺めているだけだ。寒いから、外出を躊躇っている。まったくの弱虫だ。しかしながら、なんと言われようと、部屋に籠っているのが何よりの気分。初鴉

  • 御慶

    名も知らぬ小鳥横切り御慶かなひよどり一平(なもしらぬことりよこぎりぎょけいかな)・・・・・・・明けましておめでとうございます。パソコンの修理が叶ってのご挨拶です。パソコンの不調をよいことに、幾日間かをパソコンから離れておりました。体調もわずかづつ回復いたしました。今年もよろしくお願い申し上げます。御慶

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ひよどりさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ひよどりさん
ブログタイトル
到るところ青山
フォロー
到るところ青山

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用