昨年末くらいにX(旧ツイッター)でこの本について流れてきたので、取り寄せて読んでみた。2021年の末には浜松市楽器博物館に行って楽器の変遷を知って興味を持った。昨年受けたチェンバロレッスンではウィリアム・バードの「そんな荒れた森へ行くの?」を習って以来、『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』にはまってしまった。クラシック音楽で思い浮かべるよりちょっと前のバロック時代がチェンバロの黄金期だと思うが、それよりさらにちょっとまえのルネサンス期の音楽なんである。15世紀中ほどから16世紀いっぱいくらいまでだ。○○世紀って序数なので、16世紀は1500年代です。老婆心です。まあそういうわけで、音楽と歴史が重なるジャンルに興味が出てきたのだ。『ミュージック・ヒストリオグラフィー』はヒストリーではない。音楽の歴史...松本直美『ミュージック・ヒストリオグラフィー』