介護福祉士、認知症ケア専門士、介護支援専門員の資格を持ち日々介護にあたっている事柄を綴っています。
2004年に「介護への道 〜優しい思いが理解できた」という本を出版しました。 認知症介護に命を賭けています。 介護には関係ありませんがポエムも書いています
正しい認知をする為には、意識の覚醒が必要です。意識の覚醒は水によってなされます。意識は水でしか覚醒を促せません。水はとても重要な要素を持っています。1日に身体から2L以上の水分が出ていきます。それと同等
ここはどこで、自分はなぜここに居て、どういう行動すべきか分からないと不安になります。認知症の不安はここから生まれます。認知→認識→理解→判断→行動という順番で進んで行くと思いますが、始めの認知がしっかりで
アメフトの選手が実験台になり、1週間寝たきり状態で筋肉の落ち方はどうなるかというのをTVでやっていました。1週間後、普段通りに立つことが出来ないほど筋肉は落ちていました。筋肉は毎日鍛えていなければすぐに
立位介助するとき、自然な立ち上がりが出来るようにすることが大切です。 立ち上がる時に自分の力で立っているという感覚を少しでも持ってもらう為に、健常者が立ち上がる自然な動きと同じ動きをするように介助しな
認知症でなくても高齢になってくると、自信喪失をする機会が多くなってきます。加齢によって出来なくなることが多くなってくるからです。立位支援、介助をする時、介助をするのですが、自分の力で立っているという錯
薬に偽薬(英語プラシーボ。仏後プラセボ。)があります。本物の薬だと信じていること、薬を処方した医師を信じていること。この2つの信じる力が起こす効果だと思います。これと同じような効果で、立つ力がある人が
認知症の方は大勢の居る場所は苦手です。何故かと言うと、いろんな人の話し声が一気に耳に入ってきて処理できない状態になっているからです。普通は自分に必要な声を選び取るのですが、認知症の場合はそれが出来ない
認知症高齢者で入浴拒否する方がいます。理由は様々ですが、「お風呂に入りますよ」と言って「お風呂ね」と答えとしても、ただオウム返しに言っただけで、実は『風呂』を認識していない方がいます。そのような方には
最近では入浴時シャワーを使うのが当たり前だと思いますが、高齢者の方だとシャワーになじみがなくて、シャワーの跳ね返りが嫌いな方がいます。認知症が無ければ、特に問題ありません。認知症だと跳ね返りの水が冷え
話を聴いていて、その途中で相槌をうったり、要約して聞き返したり、オウム返しに聞き返したりと、私はあなたの話を真剣に、真摯に聞いていますという態度がとても大切で、相手を安心させます。正しく聴いている確認
認知症の方は、心で思っていることを肉声にすることが難しい時があります。例えばご飯を食べ終わって、お腹いっぱいなのに「腹が空いた」という場合もあります。何を聞いても「うん」と首を縦に振る方。「ううん」と
人の話を聞くとき、自分の中にあるフィルターを通して聞いてしまいます。それは自分の狭い価値観の範囲で判断をしているということになります。それだと、相手の本心が見えずに思い込みや勘違いなどを引き起こしかね
介護をしていて自分のイライラを認知症の方にぶつけてしまったり、怒鳴ってしまったりして自己嫌悪になって、私が悪い、私が悪いといつも思っていたら、認知症の方も私の存在が愛する介護者を苦しめている、私が悪い
病院からもらう認知症の薬はほとんど効果がありません。一時期的にはあるように見えますが、見掛け倒しのようなものです。薬は副作用があります。 しかし、介護者が認知症の心に寄り添い、声無き心の声を感じ取り、
許すことは大変大きな力を持っています。介護者もいつも穏やかに、心に余裕をもって生活が出来るわけではありません。時には認知症の方に腹が立ち、大声を出したり、思わず手が出てしまうことだってあるかもしれませ
歩くことは、時間に関係なく出来ますし、大きな音が出るわけでもありません。健康に気を使いながら生活すれば、100歳を超えても出来る全身運動です。少しの時間でも歩く時間を取り習慣化に努めましょう。歩く途中で
人間の60%は水分で出来ています。水分不足になると、ふらつきによる転倒、発熱や意識障害。不眠、便秘、唾液分泌の減少。身体に様々な悪影響を与えます。認知機能にも大きな影響があります。水分を摂っていないだ
たとえ認知症が治らないとしても明るく元気に過ごすことが出来れば、それでいい!そう思いませんか?確かに歩き回ったり、同じこと聞かれたり、夜中に朝だって起こされたり、いろんな認知症状に悩まされている方は多
知らない土地で心細く居る時に、名前程度しか知らない人に会っただけで、心細さは消えてしまい。安心感に包まれます。知っているということだけでとても大きな力になります。認知症の方も同じで、たとえ、子供の名前
認知症の元凶は不安です。分からない。先が見えない。未来が見えない。その為に過去を見ます。しかし、過去を見ているだけでは、安心を獲得できません。安心は未来の中にあります。認知症の方に、希望を見せることで
自分の価値観を押し付ける方がいます。風呂で身体を洗う順番、例えば左腕から洗う介護者がいて、利用者の身体を洗う時にも左腕から洗ったとします。でも利用者は頭から洗う人だったとします。価値観を押し付けられた
相手の価値観を受け入れるのは、ある意味勇気がいります。自分が無くなってしまうかもしれないという一抹の不安がよぎるからです。しかし、自分の本質が心であると信じることが出来れば心配無用です。人間の身体に排
相手の価値観を受け入れるとは、一度すべて受け入れるということ。例えば、栄養価が高く、人間が1日に必要な栄養素が全て入っている果物があったとします。でも、苦くて酸っぱいです。その果物から苦みや酸味を取り
認知症の方は心を見抜く感性が鋭いです。発する言葉には気をつけなければなりません。 言葉は発した人の念いで天使にも悪魔にもなり、その後独り歩きします。優しさのある言葉は、天使のように人の心を癒していく力
「あなたが言うなら」という存在になろう。 介護にとって信頼関係が構築されていないと上手くいきません。認知症の方ならなおさらです。認知症の方はすぐに忘れちゃうんだから信頼関係なんて必要ないよ!と思ってい
身体拘束から介護技術の向上、進歩は生まれない。身体拘束からは介護者は堕落し、認知症の方は絶望が生れるだけ。身体拘束はしない、させない、他者も本人も傷つけないという信念を貫き、身体拘束をしなくてもいい環
身体拘束は人から生きる力を奪います。生きる希望を奪い、絶望を与えます。それにより人は死を望み、死に向かいます。廃用症候群は、人間が絶望した姿です。 認知症の方にとって、介護者が唯一の理解者であり、希望
被害妄想の基本姿勢は肯定も否定もせず、受容すること。物盗られ妄想で、肯定するとドロボーになり、否定すると白々しい嘘をつくな!ということで、妄想を助長してしまうからです。 被害妄想は自分は除け者にされて
否定以外で暴力行為がでる場合、適当に話を聞いている時があります。実年齢が80歳なのに私は二十歳になの!といわれると「ハイハイ」と言いたくなりますよね。認知症の方は回顧帰りをする方が一定数います。その方が
1分以内で終る動画シリーズです。57秒で終わります。 否定や訂正より、肯定から提案をしていきましょう。
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