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田舎住まい https://blog.goo.ne.jp/onime_001

吸血鬼テーマーの怪奇伝奇小説を書いています。田舎ではスローライフをたのしんでいます。

ソニー・ロリンズは三度カムバックしたといわれています。 アンソニー・ホプキンス主演の「世界最速のインディアン」の二人をめざしています。 ということはだいぶ歳もくたびれていますが、精神には衰えはありません。 なにせ吸血鬼作家ですから。 よろしくご愛読のほど。ズズイットおねがいします

オニメ
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2007/08/13

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  • 命乞う猫に願いを夜寒かな 麻屋与志夫

    10月10日月曜日曇り日●manismortal人は死すべきもの。これが最後の上京になるかもしれない。家業をつがねはならず文学の友と会いに行くのはこれまでだ――。ひとりさびしく新鹿沼駅の待合室のベンチにすわり英語の本を読んでいた。そのとときに覚えたフレーズだ。●「あれから四十年」の綾小路文麿麻呂師匠ではないが、あれから65年。よく息をすってこられたものだ。わたしも北斎の享年になる。●desperate――必死で藻掻くような生活をずっとしてきた。でもこのところの体の具合がとくに悪い。こここまでかと悲観的になる。ひとり聞く土塀にそそぐ秋の雨ひとり病み秋の雨音きく夜かな石塀に猫かげ歩み秋の暮れトレリスを猫かけあがる月の夜月光に爪とぎのみが聞こえてき月明りの露縁にひとり座っていた。爪とぎの音だけがかそけく聞こえて...命乞う猫に願いを夜寒かな麻屋与志夫

  • いやになっちゃうな、おいらの膝は 麻屋与志夫

    10月9日日曜日●室温18℃。昨日よりやや暖かい。いやになっちゃうな、おいらの膝は、いつも学学うめいているよ。●膝の痛みとは、厄介なものだ。とくにこれから寒くなってくると、温シップを毎朝貼りかえるかことになる。60年にもわたって、学問しようよ。学のは大切だよ。教室でいいつづけたので、その、呪いか!!車にはまったく興味がなかった。移動はつねに、脚。行動範囲は公共の乗り物。そして歩行。足だけを頼りに生きてきたのにトホホホ。●那須は紅葉が始まっている。龍王峡の青く蛇行する流れに映える紅葉。霧降り。竜頭の滝。また、ふたたび、訪れることはできないのか。●毎日、リハビリをかねて歩行距離をのばしている。せめて文学作品のなかで紅葉狩りをしよう――。「この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉」三橋鷹女麻屋与志夫の小説は下記のカクヨ...いやになっちゃうな、おいらの膝は麻屋与志夫

  • 読書の秋。目がつぶれるほど本を読んでください。 麻屋与志夫

    10月8日土曜日●三連休の初日。寒い。●3時に起きた。まず山崎の甘食を二つ食べる。昭和一けた生まれのGGはコッペパンや甘食を初めて食べたときの喜びをいまでも忘れない。とくに。わたしたちはへそぱんと呼んでいた、甘食の口の中でフワッと広がる優しい甘さに感動したものだ。あまいものを食べたことのなかった妹など、キャラメルを初めて口にして、泣き出したほどだ。そういう時代があったのですよ。●いまのグルメ情報が満ち溢れ、どこで何を食べようかなどと、選択しているわかいひとをみていると時代は変遷する。特に最近では加速がついていろいろなたべものが登場する。選択の楽しさも食事の内といった、社会がうらやましくさある。●GGは北斎の享年をいま生きている。これから何年生きていけるかが勝負。といつても、掛けごとをしているわけではない。...読書の秋。目がつぶれるほど本を読んでください。麻屋与志夫

  • ルナと妻とGG との冬が来る 麻屋与志夫

    10月7日金曜日●室温18℃。うすら寒い。面白いもので、この温度になると、猫も寒さがわかる。アメショウのルナが妻のベッドの裾のほうに寝るようになる。●ルナは8か月も、ペット売り場のケイジにおしこめられていた。売り場の店員の愛情が足りなかったのだと思う。わたしたちが、ダッコしょうと近づくと逃げる。いくら抱かれるのがきらいなアメショウでも、これはかわいそうだ。叩かれたことでもあったのではないかとかんぐりたくなる。ともかく敏感なねこだ。●だから、人間の愛情には敏感に反応する。妻が授業があって教室にはいると、後を追いかける。授業が終わるまで後ろの方の席でじっとまっている。妻はルナにめろめろだ。「これで、寝床にもぐってくれはね……」●深夜おきた。小説を書きつづけることにして、「アラタッタ」と気合をかけて一気に起きる...ルナと妻とGGとの冬が来る麻屋与志夫

  • 「人は墓場まで希望をもちつづける」 麻屋与志夫

    10月5日水曜日午後のほうが涼しくなった。●午前中のブログはきわめて私的なことを書いてしまった。ごめんなさい。●ある時、いわれた。ブログで自分の生活を書いているだけじゃない。それはそうなのだ。●このブログを始めた2007、5、30にブログより転載。「わたしはいつものように、小説を書いている。田舎住まいなので編集者との縁も切れ、大方は年金暮らしをしているらしいが、こちらはそうはいかない。カミサンの笑顔を励ましとして三度目のカムバックを狙っている。かなり特異な生活の日々をご愛読のほど」●そういうことなのだ。わたしが三度目のカムバックを果たせるまでの記録としてはじめたのだ。ところがそうはいかなかった。角川の電子書籍BOOKWALKER惑惑星文庫に4作品載せただけである。そのほかカクヨムにも載せてあるが、このほう...「人は墓場まで希望をもちつづける」麻屋与志夫

  • ついに妻にみすてられてしまった。麻屋与志夫

    10月5日水曜日寒い。室温22℃●ついに妻にみすてられてしまった。おどろかないで、このブログは娘や孫たちもよんでいる。長男は読んでくれているのかな。コロナでしばらく会っていないのでわらない。●買い物にはわたし一人で行くから、ということなのだ。元気すぎる妻に膝関節症のGGがついていくと、確かに倍は歩行時間がかかる。●「そのかわり、散歩にはつきあってあげる」おやさしい言葉、いたみいります。歳は取りりたくないものだ。若い時は、歩幅の違いで、妻がちょこまかちょこまか、後ろからついてきたのに。いまでは妻の後塵を拝し何メートルうしろからピョコタンピョコタンとGGが追尾するありさまだ。こんななとを書く羽目になるとは、トホホホ。●それでもまだ歩けるからいい。なんとか散歩の距離をのばし健常者の歩行速度を回復したいものだ。負...ついに妻にみすてられてしまった。麻屋与志夫

  • 皺ありしカリン摺る手に日が映えて 麻屋与志夫

    10月4日火曜日隕石と思えば榠櫨の落下音トタン打つ音はカリンか隕石かトタン打つカリンの落下待ちにけり寂し夜を破るはカリンの落下音落ち榠櫨うち重なりて軒の脇花梨の実うち重なりて腐りいくカリンのみ父の拳固の硬さかなカリンの実放つは臭気いや芳香榠櫨の実芳香と言えし茶人ありカリンの木実のみ残して葉は落ちて葉は落ちて実のみ残してカリンの木烏さえつつかぬ榠櫨の硬さかな落日に一つ残りしカリン映え枝たわむ重き榠櫨に耐えきれずカリンすり水あめと混ぜ咳薬摺りおろすカリンのにおい喉のしみカリン摺る皺ありし手に残り日が皺ありしカリン摺る手に日が映えて●のど飴を舐めようとして、ふと、効能をみた。カリンエキス配合とある。瞬間。閃いた。母が夕暮れ時の縁側で硬いカリンの実をすりおろしていた。あの頃の母の倍も、お陰でわたしは生きている。す...皺ありしカリン摺る手に日が映えて麻屋与志夫

  • 黒きみき老いさらばえて返り花 麻屋与志夫

    10月3日月曜日黒き幹ごつごつとして返り花黒きみき老いさらばえて返り花黒きみき苔青くして返り花妻が俳句をはじめた。四十の手習いというが、どうしてどうしてそれどころの歳ではない。まあ女性でもありまして、年齢はあかせません。わたしも、しばらく忘れていた俳句をこのところかなり熱心に作っている。今朝、寝起きに妻の机をみたらNHK俳句10月号が載っていた。「返り花」が兼題となっていた。桜を主題としたショートショートを書いたことがあったのを思いだして、再録してみました。ご笑読ください。皇紀2675の花の下にていま死なん。麻屋与志夫2017-02-0609:11:00超短編小説皇紀2675の花の下にていま死なん。平成27年の春だ。戦後70年たっている。その記念行事がいろいろとある。年老いたものたちは、戦争中に使われてい...黒きみき老いさらばえて返り花麻屋与志夫

  • 小説がばります 麻屋与志夫

    10月2日日曜日●朝夕は秋らしく涼しくなった。今朝の室温は20℃。仕事をしていてGGが一番気持ちがいいのは15℃前後だ。そうなってくると、クリエテイヴな仕事のほかに、英語の勉強をしてみたり小説を読んだりする。クリエテイヴ。いまではほとんど宣伝に関わる仕事。ゲーム製作。などで使われることが多い。GGの場合、小説を書くことだけだが。東京にいれば、コピーライターなども、いま少し若ければ、やってみたかった。●温度によって、体内ホルモンの分泌が微妙にかわる。これからがともかく、小説を書いていて一番楽しい季節だ。●このところ、官能小説を書いている。女性でも読めるソフト内容だ。前にも書いたが電子書籍「童貞坊の同棲時代」が人気トップに選ばれたことがあった。懐かしい思い出だ。●新作を書き下ろしていて、気が付いたのだが、実戦...小説がばります麻屋与志夫

  • 岩氷柱もいでもいまはシャブルだけ

    10月1日土曜日芳香をたどりたどれば金木犀臭線をたどり探せば金木犀眠られぬ秋の夜長をコオロギと去年落ち葉踏みしめいけば枯れ葉路山深し去年の落ち葉に枯れ葉ちる山深し朽ち葉の道に枯れ葉散る積もりしはいつの枯れ葉か落ち葉散る重なりし腐葉土上に枯れ葉散る山深し落ち葉おちばの道を行く枯れし葉に落葉降るのは古き道岩つらら折りてもいまは舐めるだけ岩氷柱もいでもいまはシャブルだけ秘密基地たどりたどれば枯れ葉山秋夜長幻想俳句降りやまず秋夜長まぼろし俳句湧き出る●秋の夜長。少し早く寝たためか夜半に目覚めてしまつた。うとうととした幻想のなかで昔を思い眠れなくなった。裏山の岩の間から流れ落ちていた清水が冬には凍って氷柱となる。その氷柱をもいでかりかりと丈夫な歯で噛み砕いた。この思い出。やるせなかった。岩氷柱もいでもいまはシャブルだけ

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