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2007/06/19

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  • ヤブデマリ(藪手毬)

    きょうは、晴れたり曇ったりでした(12.5~27.2℃/西南西風)。 道沿いに、ヤブデマリ(スイカズラ科)が咲いていました。光注ぐ、背の高い花棚の下から覗くと、純白の白蝶が数多く飛び交っているかの様でした。本州~九州の他、朝鮮南部、中国、台湾等の、山野の林縁、谷沿い等に生育する、樹高3-4mの落葉小高木です。葉は対生し、10cm程の長楕円形で、葉先は尖り全縁。5-6月、やや黄色を帯びた小さな両性花が集まる花序の周...

  • ラショウモンカズラ(羅生門蔓)

    きょうは、曇り後晴れました(9.2~15.3℃/北西風)。 道沿いに、ラショウモンカズラ(シソ科)が咲いていました。と言っても何故か今年は少なめで、群生と言うよりぽつりぽつりと、森の暗がりに瑠璃色の花が、藍方石の様に輝いていました。本州~九州の他朝鮮、中国等の山地の渓流沿いや林内の湿った所に生育する、高さ15-30cmの多年草です。茎には長毛が疎らに生え、三角状心形の葉は対生して、鈍い鋸歯状になります。4-6月...

  • ハンミョウ(班猫)

    きょうは、晴れ時々曇って、暑くなりました(16.3~29.9℃/西北西風)。 沢沿いに、ハンミョウ(ハンミョウ科)がいました。一時期激減していた当種ですが、きょうは進む毎に飛び立って、ある者はこちらに向き返って、怖い顎して睨んでいました。本州~九州の山地~低地の林縁や渓流沿い等に生息する体長20mm程の甲虫です。成虫は4-9月に出現し、頭は金緑色、前胸は金赤色で、前後が金緑色に光り、上翅は黒紫色で赤銅色の横帯と白色...

  • ギンリョウソウ(銀竜草)

    きょうは、雨後曇りました(16.0~18.0℃/南南東風)。 道沿いに、ギンリョウソウ(ツツジ科シャクジョウソウ亜科/旧イチヤクソウ科)が咲いていました。あちこちにありましたが、固まり群れているものの他、列を成しているものもあり、白装束の妖異な葬列の様にも見えました。日本全土の他、朝鮮、中国、サハリン、クリル等の、森のやや湿り気のある林床に生育する、高さ10-20㎝の多年草です。腐生植物の代表で、全体が白く葉...

  • ヒガシニホントカゲ(東日本蜥蜴、東日本石竜子)の幼体

    きょうは、晴れ時々曇りました(26.4~30.2℃/東北東風)。 道端に、若いヒガシニホントカゲ(トカゲ科)がいました。何故か&の様な恰好をしていましたが、何時見ても、お洒落な縦縞と鮮やかなコバルトの尾がとても素敵でした。本州中部以北とロシア沿海地方の草原や山地の日当たりの良い斜面等に生息する、全長15-27cm、頭胴長6-10cmのトカゲです。以前は西日本に分布するニホントカゲや伊豆半島と伊豆諸島に生息するオカ...

  • タニウツギ(谷空木)

    きょうは、晴れ後曇りました(14.0~20.7℃/南東風)。 道沿いに、タニウツギ(スイカズラ科)が咲いていました。知らぬ間にあちこちに、艶やかな桃色の花々が、鮮やかな新緑に映えていました。北海道~本州の他、朝鮮、中国等の山地の谷沿い等に生育する、高さ2-5mの落葉低木です。葉は対生し、卵形で先が鋭く尖り、表面に白毛が密生します。5-6月、枝先や葉腋に散房花序を付け、淡紅色の花を多数咲かせます。花冠は漏斗状で、...

  • アブラツツジ(油躑躅)の花

    きょうは、晴れ時々曇って、日暈(ハロ)が見られました(13.0~23.3℃/南東風)。 道沿いのアブラツツジ(ツツジ科)に、花が咲いていました。と言っても口を閉ざした蕾の方が多いのですが、開いたものは洒落た洋灯の様に、めんこい灯を点していました。本州中部以北の山地に生育する、樹高3m程の落葉低木です。葉は枝先に輪生状に付き、葉身は楕円~倒卵形で基部は楔形、先は鈍頭で細鋸歯があります。裏面は名の通り、滑らかで...

  • イヌザクラ(犬桜)

    きょうは、良く晴れました(10.5~23.0℃/南風)。 道沿いのイヌザクラ(バラ科)に、花が咲いていました。そっくりなウワミズザクラは散ってしまいましたが、此方は今は盛りと、斜陽を浴びてキラキラ輝いていました。本州~九州の山地~低地の落葉樹林に生育する、高さ10-15mの落葉高木です。桜類特有の横長の皮目がありますが、樹皮は白っぽくて小枝も灰白色でやや光沢があり、葉は互生します。4-5月に、前年枝から5-10㎝の...

  • オオミズアオ(大水青)

    きょうは、夜来の雨が上がって、大体曇りでした(12.1~17.4℃/南西風)。 道沿いに、オオミズアオ(ヤママユガ科)がいました。雨に打たれて弱ったのか、落枝に縋る様に留まっていましたが、大きな白群の翅が、爽やかな夏衣の様に見えました。朝鮮、中国、ロシア南東等に分布し、日本では北海道~九州の高山~平地の林内外に広く生息する、開張8-12cmの大型の蛾です。成虫は5-8月に出現し(5月と7-8月の年2回発生)、灯火に良く飛ん...

  • 五月観(視)察会

    きょうは曇り時々晴れの、爽やかな新緑の森の観(視)察会になりました(14.1~20.9℃/西風)。 初めに、当会の創始者であり、青葉山や仙台の自然保護活動に永年尽力されてきた、植村千枝前代表逝去のお報せとなり、皆で心よりのご冥福をお祈りし、そのご遺志を大切にしながら、活動を継ぎ続けて行く思いを新たにしました。 続いて、配布資料やコースの説明、本日参加の大学生達の紹介等の後出発です。歩道沿いや構内には、トチノキ...

  • キビタキ(黄鶲)

    きょうは、雨後曇りました((12.8~18.6℃/南南東風)。 山の狭間で、キビタキ(ヒタキ科)が囀っていました。珍しく近くで鳴いていて、枝間から見え隠れする鮮黄の美姿は、喉の膨らみ迄良く見えて、どきどきしました。日本全国の他、サハリン、中国の一部で繁殖し、冬は東南アジアで越冬します。昆虫類、節足動物等を捕食し、時に空中捕食や地上採食もします。ピッコロロ、ピッコロロ、オーシツクツク等と美声で囀ります。全...

  • ルリソウ(瑠璃草)

    きょうは、曇り時々晴れました(12.8~19.6℃/北風)。 道沿いに、ルリソウ(ムラサキ科)が咲いていました。今年は何故か少なめに感じますが、それでも、桃や薄紫、瑠璃の花々が、精一杯に煌いていました。北海道~本州中部の落葉樹林内に生育する高さ20-40㎝の多年草です。葉は長楕円形で、下部のものは根出葉より大きくなります。4-5月、5裂した鮮碧色の小花を総状に開き、蕾時は紅色を帯びますが、次第に名の通りの瑠璃色に...

  • フジ(藤)の塔

    きょうは、良く晴れました(7.4~22.3℃/南風)。 山の谷間に、フジ(マメ科)の花の塔がありました。今、あちこちに咲き群れていますが、一本杉に絡まる薄紫の巨塔は、清しさよりも何か荘厳さを感じました。本州~九州の山野に広く生育する蔓性の落葉木本です。茎は初め草質で後木質化し、大木では幹径が数十㎝にも及びます。葉は奇数羽状複葉で長さ4-10㎝の小葉を9-19枚付けます。4-5月頃、20-80cmの総状花序を下垂し、淡紫色や白...

  • サラサドウダン(更紗灯台・更紗満天星)の花

    きょうは、雨後晴れました(11,5~19.1℃/西北西風)。 道沿いのサラサドウダン(ツツジ科)に、花が咲いていました。白や薄紅・薄黄に赤縞の花々が、案外あちこちに目立っていて、今年は咲きが良いのか?等と思いながら嬉しくなりました。北海道南部~近畿、四国の主に深山に生育する高さ2-5mの落葉小高木です。若枝は無毛。葉は倒卵形で、長さ2-5cm、幅1-2cmで、長さ3-10mmの葉柄があり、枝先に集まり互生します。葉の表面に...

  • ヒゲナガカワトビケラ(髭長川飛螻蛄)

    きょうは、曇り後雨になりました(10.0~14.1℃/北北西風)。 木陰に、ヒゲナガカワトビケラ(ヒゲナガカワトビケラ科)と思われる飛螻蛄がいました。水辺からは遠く離れていますが、雨宿りか?大きな木の下で、小雨を避ける様にじっとしていました。シベリア~沿海州、サハリン、中国東北、朝鮮等に分布し、日本では北海道〜九州の山地〜平地の川沿い等に生息する、体長11~18 mm、翅開長27~48 mmのトビケラの仲間です。成虫は4...

  • ヒゲナガカワトビケラ(髭長川飛螻蛄)

    きょうは、曇り後雨になりました(10.0~14.1℃/北北西風)。 木陰に、ヒゲナガカワトビケラ(ヒゲナガカワトビケラ科)と思われる飛螻蛄がいました。水辺からは遠く離れていますが、雨宿りか?大きな木の下で、小雨を避ける様にじっとしていました。シベリア~沿海州、サハリン、中国東北、朝鮮等に分布し、日本では北海道〜九州の山地〜平地の川沿い等に生息する、体長11~18 mm、翅開長27~48 mmのトビケラの仲間です。成虫は4...

  • シロバナイカリソウ(白花碇草・錨草)

    きょうは、大体晴れました(10.9~20.5℃/西風)。 道端に、シロバナイカリソウ(メギ科)が咲いていました。嘗ては十数輪あった群落でしたが、純白の花が何故か今年も一株のみ、とても淋しそうに佇んでいました。イカリソウ(メギ科)の一品種で、北海道南西部~本州の、主に太平洋側山地の半日陰の山野や林間に生育する、草丈15-35㎝程の多年草です。根出葉は1-3回の3出複葉で、小葉は歪んだ卵形で縁に刺毛があります。茎葉も3回3...

  • チゴユリ(稚児百合)

    きょうは、夜来の雨が上がって、大体晴れました(11.3~21.5℃/西南西風)。 道沿いに、チゴユリ(イヌサフラン科)が咲いていました。あちこちに咲き群れて、良く見れば、一輪のものばかりではなく、2-3輪のものも結構ありましたよ。北海道~九州の他、朝鮮、中国、クリル等の落葉樹林の林床に生育する、高さ15-30cmの多年草です。3-5cmの葉は無毛で7枚程あり、茎は細く、殆ど枝分かれしません。4-5月に、茎先に白い小花を...

  • ルリタテハ(瑠璃立羽)

    きょうは、晴れました(12.3〜20.9℃/北西風)。 道沿いに、ルリタテハ(タテハチョウ科)がいました。何処からか飛んで来て石の上に止まると、翅を開け閉めしながら、瑠璃色の光沢を煌かせていました。北海道南部~南西諸島の他、ロシア沿海地方~インドの、山地~平地の森林と周辺部に生息する、前翅長25-45mmの蝶です。成虫は暖地では年に2-3回、寒冷地では1回(8-9月)発生し、樹液や腐ったもの等に集まります。濃い黒褐色...

  • ナナカマド(ナナカマド)の花

    きょうは、曇り後雨になりました(11.5~18.3℃/南東風)。 森の外れのナナカマド(バラ科)に、花が咲いていました。雨に打たれてか、散っているものもありましたが、濡れ光り、蕊が光線の様にも見えました。アジア東北部に分布し、日本では北海道~九州の山地の、日当たりの良い場所に生育する高さ6-10m程の落葉高木です。樹皮は帯灰暗褐~灰色で大きな皮目があります。葉は互生し奇数羽状複葉、小葉は4-7対で、浅く鋭い重...

  • ズミ(酢実)の花

    きょうは、晴れ時々曇りました(6.8~17.5℃/南東風)。 小湿地の縁のズミ(バラ科)に、花が咲いていました。名残の山桜や林檎の様にも見える、白や薄紅の花々が、近寄れば、甘こい香りを漂わせていました。北海道~九州の他、朝鮮等の山野の、日当りの良い湿性地等に生育する高さ10m程になる落葉小高木です。小枝は暗紫色でしばしば刺に変わり、若枝には毛があります。4-6月頃、短い新枝の先に散形の、白色又は淡紅色の5 弁...

  • サクラソウ(桜草)

    きょうは、曇り後晴れました(10.2~17.1℃/西北西風)。 小湿地に、サクラソウ(サクラソウ科)が咲いていました。今年も無事に、桜色に染まる花弁が燦々と陽光を浴びて、より赤く艶やかに佇んでいました。北海道南部~九州の他、朝鮮、中国東北部、シベリア東部等の川岸や山間の落葉樹林下の湿性地に生育する、草丈15-40cmの耐寒性多年草です。葉は5-6枚を根生し、長さ5-15cm、幅3-6cmの楕円形で荒い二重鋸歯があり、皺...

  • ニオイタチツボスミレ(匂立壺菫)

    きょうは、朝までに雨は上がって、曇り後晴れました(12.0~16.8℃/南南東風)。 道端に、ニオイタチツボスミレ(スミレ科)が咲いていました。小さいながら、濃紫に白斑の花は目立って、試しにと屈んで顔を寄せると、微かながら甘い香を感じて、嬉しくなりました。北海道西南部~九州の、山地~低地の日当り良い尾根筋や草地、林下に生育する、高さ5~15㎝程の多年草です。タチツボスミレに似て、ほのかによい香りがすることか...

  • ユウシュンラン(祐舜蘭)

    きょうは、大体曇りました(12.0~16.8℃/南南東風)。 道沿いに、ユウシュンラン(ラン科)が咲いていました。今年は早くから咲き出しましたが、数は大分少なめで、小さく乳白の花が、か弱げに震えていました。北海道~九州の山地の林内に生育する、高さ10-15㎝の多年草です。葉は鞘状に退化していますが、小葉を付ける場合もあり、花柄基部に苞葉が1-2個あります。5-6月、茎頂の花序に長さ1㎝程の白花を2-3個付けます。花は半開し...

  • フモトスミレ(麓菫)

    きょうは、晴れました(10.7~25.7℃/西風)。 道端に、フモトスミレ(Viola sieboldii Maxim.スミレ科)が咲いていました。真白く小さいめんこい花ですが、近寄れば、花弁には濃紫の筋があって、とてもきりりとした風情でした。本州~九州の、やや乾いた林床や日当たりの良い丘陵地の草地等に生育する、高さ4-6 cmの無茎性の多年草です。地下茎は短く、葉は長さ1-3 cmで卵形〜広卵形で基部は心形、低鋸歯があります。表面には普...

  • ヤマザクラ(山桜)

    きょうは、大体晴れました(7.5~18.2℃/西北西風)。 ヤマザクラ(バラ科)が咲いていました。萌黄の山のあちこちを白や薄紅に浮き立たせて、近寄れば、柔らかそうな花や葉が桜餅の様に香っていました。北海道~九州の他、朝鮮南部等の日当たりの良い山野に生育する、高さ20-25mの落葉高木です。展開しかけの若葉は赤みを帯びる事が多いのですが、褐色、黄緑、緑等変異が大きく、裏面が白っぽくなります。4-5月、葉が出ると同時...

  • キセキレイ(黄鶺鴒)

    きょうは、大体曇りでした(11,3~19.8℃/西風)。 沢に、キセレキイ(セキレイ科)がいました。以前は市街地、市役所前でも営巣していた程の普通種でしたが、すっかり少なくなって、不意に飛び込む檸檬色の影は、目にも麗しい爽やかさでした。広くユーラシア~アフリカに分布し、日本では九州以北の高山~平地の、主に綺麗な渓流や沢、川等の水辺に生息する、体長 約20cmの留鳥又は漂鳥です。繁殖期は4-8月で、雄は美しく囀り、...

  • ヤマエンゴサク(山延胡索)

    きょうは、曇り後晴れました(14.1~19.8℃/南南東風)。 道沿いに、ヤマエンゴサク(ケシ科)が咲いていました。葉っぱばかりで疎らにしかないので、咲き初めだからかと思いましたが、良く見れば千切れて枯れた花が散乱していて、何事か!と憤りました。残ったものは美しい天色に染まっていましたが、如何にもか弱そうで、一層心配になりました。極東アジアに分布し、日本では本州~九州の山野の林下や林縁に生育する、草丈10-20c...

  • ニホンアカガエル(日本赤蛙)の卵塊

    きょうは、雨後曇って、午後は一時晴れ間もありました(9.9~17.5℃/北風)。 林縁の細流の水溜に、ニホンアカガエル(アカガエル科)の卵塊がありました。とっくにげえらんごになっているものと思いましたが、遅い産卵の場合もある様で、あっちにもこっちにも径15cm位の丸い塊が散らばっていて、試しに一つ持ち上げると、ずっしりと両掌に収まりました。本州~九州の丘陵~平地の湿地、水田の周辺、水場のある森林等に生...

  • ニリンソウ(二輪草)

    きょうは、晴れ後曇りました(7.8~18.2℃/南東風)。 沢沿いに、ニリンソウ(キンポウゲ科)が咲いていました。藪影の一群れでしたが、漸く咲き初めたばかりの様で、薄紅を差した蕾の中に数輪、純白の花が煌いていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国北部、サハリン、ウスリー等の、主に湿潤な山麓の林縁や林下等に生育する、草丈15-25cmの多年草です。柄はなく深く裂けた3枚の根生葉が茎に輪生し、3-6月に、茎葉の間から普通2本...

  • イソヒヨドリ(磯鵯)囀る

    きょうは、大体晴れました(7.1~20.7℃/西南西風)。 屋根上に、イソヒヨドリ(ツグミ科)♂がいました。元気良く、キュルキュルピーポー等と囀っていましたが、突然地上に降りて、今度は餌を探していました。アフリカ~ユーラシア大陸に広く分布し、日本では北海道東部を除く全国の海岸部に生息する体長23cm程の留鳥で、北海道では冬に暖地に移動します。雄は頭~胸や上面が青く、翼は青味がかった黒で、腹は煉瓦色です。...

  • ヒトリシズカ(一人静)

    きょうは、晴れ後曇って、晩方から雨になりました(13.0~18.7℃/北北西風)。 山裾の道端に、ヒトリシズカ(センリョウ科)が咲いていました。薮影にぽつりぽつりと見え隠れしていて、屈んで除けば、瑞々しい双葉の間から、純白の花穂がひっそりと立ち上がっていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の低山地~平地の林内、林縁等に生育する、高さ10-30cmの多年草です。茎は紫褐色で節があり、光沢ある葉は長さ6-10㎝の楕円~...

  • コクサギ(小臭木) の花

    きょうは、晴れ後時々曇って、夏日になりました(12.8~26.9℃/西風)。 林縁のコクサギ(ミカン科)に、花が咲いていました。雄株の雄花でしたが、暑い位の陽射しを受けて、きら星の如く金色に煌いていました。日本。朝鮮、中国等に分布し、日本では本州~九州の谷沿い等に生育する高さ2m程の落葉低木です。長さ5-13cmの葉は柔らかく光沢があり、2枚ずつの互生で、ミカン科特有の油点があります。先端側が幅広く、基部に...

  • キランソウ(金瘡小草・金襴草)

    きょうは、曇り時々晴れて、一時小雨も降りました(12.9~22.5℃/北風)。 道端に、キランソウ(シソ科)が咲いていました。小さいけれど近寄れば、鮮やかな青紫の花が美しく、繻子衣装の踊子達が群舞している様でもありました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の明るい草地や道端に生育する、多年草です。全体に多毛で、草全体がロゼット状に地表に張り付いて円盤状になります。茎は斜めに地表を這い、その先にもロゼット状に葉を広...

  • センボンヤリ(千本槍(紫蒲公英))の花

    きょうは、晴れ時々曇って、暑い位になりました(8.1~23.3℃/西北西風)。 道端に、センボンヤリ(キク科)が咲いていました。案外に至る所、白花蒲公英を思わせる小花が、星屑の様に瞬いていました。北海道~九州の他、中国~シベリア、サハリン、クリル等の、山野の日当たりの良い草地等に生育する多年草です。根出葉がロゼット状に発達し、葉は倒卵状長楕円形で頭大羽裂状に中裂し、葉裏にはくも毛が密生します。年に二度、4-...

  • オニイタヤ(鬼板屋)

    きょうは、曇り時々晴れて風が強く、一時小雨が降りました(7.5~14.7℃/西風)。 道沿いで、オニイタヤ(ムクロジ科)の花が咲いていました。黄色い花房が樹冠一杯に広がって、遠目には、煌く黄金の山塊の様に見えました。北海道南部~九州の斜面下部や沢筋等に生育する、高さ20m程の落葉高木です。葉は対生し、長さ10-25cm程で掌状に5-7裂します。基本種のイタヤカエデも変異幅の広い種で区別し難いものもありますが、オニイ...

  • オクウスギタンポポ(奥薄黄蒲公英)

    きょうは、雨時々曇って、晩方に晴れました(7.5~14.7℃/西風)。 道沿いに、オクウスギタンポポ(キク科)が咲いていました。ずっと雨に打たれていた所為か、みんな窄んだままで、良く見れば、花弁裏の灰色の帯が、とても特徴的でした。東北の南部(主に宮城、福島に局在)の草原、林縁、路傍等に生育する、草丈15-50cmの多年草です。長さ20-30㎝の葉は倒披針~披針形で、羽状に深裂するか歯牙があります。4-5月、茎先に径4㎝程の...

  • コブシ(辛夷/拳)

    きょうは、雨が降って、晩方に貼れました(10.4~16.3℃/北風)。 道沿いで、コブシ(モクレン科)が咲いていました。大木の樹冠一杯に真白い蝶花が舞い群れて、近寄らずとも、周囲に芳香を漂わせていました。北海道~九州等の山野に生育する、高さ8-20m、径60cmになる落葉高木です。早春、他の木々に先駆けて、展葉前の枝先に芳香ある白花を咲かせます。花弁は6枚で、基部は紅色を帯び、萼片3は小さく外側に軟毛を密生させます...

  • 四月観(視)察会

    きょうは、予報通りの霧雨の下ではありましたが、しっとり心地よく、花々満ち咲く春爛漫の観(視)察会になりました(7.3〜10.8℃/南南東風)。近況報告やコースの説明等の後、早速の出発です。道端に咲き誇るシュンランや、キブシにコブシ、エゾタンポポにセイヨウタンポポ、大きく伸びたバッケやワラビ、植栽のトキワイカリソウやアケボノアセビ、シャガ等観ながら進むと、大きなブナの枝先に雪洞の様な花が付き、既に若葉も萌え立...

  • ヒメフタバラン(姫双葉蘭)

    きょうは、曇り時々晴れました(11.4~19.8℃/南東風)。 道端に、ヒメフタバラン(ラン科)が咲いていました。とても小さくて、つい通り過ぎてしまいますが、近寄れば人型の妖精達が、楽しそうに跳ね踊っていました。本州の宮城・山形~沖縄の山地の林床に生育する、高さ5-20㎝の多年草です。茎下方に葉を2枚対生状に付けます。葉は長さ1-2㎝の三角状卵形で、先が尖ります。3-5月、2-6個の花を疎らに付けます。小さく地味な...

  • エドヒガン (江戸彼岸)

    きょうは、晴れ後曇りました(5.7~.16.7℃/南南東風)。 道沿いで、エドヒガン(バラ科)が咲いていました。街の桜も満開の様ですが、山の桜も咲き出して、中でも当種は殊更に、紅く艶やかな花を一斉に綻ばせていました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の人里近くの山野に生育する、高さ15-25m程の落葉高木です。葉は長楕円~狭倒卵形で、葉柄には毛が目立ち、蜜腺は葉柄の上部か葉の最下部に一対あります。3月下旬~4月中旬、...

  • エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)

    きょうは、晴れ時々曇りました(8.0~15.8℃/北北西風)。 道端に、エゾタンポポ(キク科)が咲いていました。暖かな日射しを体一杯に浴びて、太陽の化身の様に、燦々と輝いていました。主に北海道、東北に分布し、山地~低地の林縁や草地等に自生する、茎高20-30cmの多年草です。3-5月、茎頂に黄色い舌状化を多数集めた、径4㎝程の頭花を付けます。市街地周辺ではセイヨウタンポポばかり目に付きますが、青葉山では、林内...

  • ショウジョウバカマ(猩猩袴)

    きょうは、晴れ後曇りました(7.2~15.8℃/南東風)。 道沿いに、ショウジョウバカマ(シュロソウ科)が咲いていました。檜林の外れの斜面でしたが、藪影に燈明の様な火花を散らして、暗い森を明々と照らしていました。北海道~九州の高山~低地の、やや湿った樹陰等に生育する多年草です。葉は滑らかな広線形で、根本から多数出てロゼット状に広がり、冬期も枯れず、葉先には時に無性芽を作ります。3-4月、数個の鱗片葉を付けた...

  • シュンラン(春蘭)

    きょうは、晴れ時々曇りました(8.9~16.6℃/西北西風)。 道端に、シュンラン(ラン科)が咲いていました。刈り込まれ過ぎて、ほぼ裸地のままの車道沿いですが、健気にも荒地に花茎を立てて、小虫を寄せつつ艶やかに佇んでいました。北海道~屋久島の、主に明るい落葉樹の林床に生育する、草丈10-25cまmの常緑の多年草です。長さ20-35㎝で細鋸歯があってざらつく線形の葉を根元から叢生させ、その間から数個の膜質の鞘状鱗片...

  • イワウチワ(岩団扇)

    きょうは、曇り時々晴れました(6.9~16.6℃/北風)。 道沿いで、イワウチワ(イワウメ科)が咲いていました。久し振りに自生地を訪ねると、知らぬ間にほぼ満開で、例年より何故か少な目ながら、薄紅の春花が微風を受けて、めんこいフリルを震わせていました。本州中国以北の山地の落葉樹林内や林縁、岩場等に生育する、草丈10cm程の耐寒性常緑多年草です。円い根生葉は長柄を持ち、3-4月に咲く淡桃色のした花は、一花茎に一花を下...

  • リュウキンカ(立金花)

    きょうは、大体晴れました(2.7~15.0℃/南南東風)。 沢辺に、リュウキンカ(キンポウゲ科)が咲いていました。名の通りの金花が立ち上がって、目にも鮮やかに、黄金の星が煌いていました。本州~九州の他、中国、朝鮮、シベリア等北半球全域の、亜高山~低山の水辺や湿地に生育する、草丈20-50㎝の多年草です。葉は艶がある腎円形で縁に細かい円鋸歯があります。4-5月、茎先に径2-4㎝程の濃黄色の花を付けます。花に見えるもの...

  • ナガハシスミレ(長嘴菫)

    きょうは、曇り後晴れました(4.5~13.6℃/北西風)。 道端に、ナガハシスミレ(スミレ科)が咲いていました。刈り込まれて乾いた道のあちこちに、奥床しい本紫の小花が、嘴を高々と立てながら佇んでいました。北海道~本州の主に日本海側の山地の他、国外では北米東部にのみ生育する、草丈10-20㎝の有茎性多年草です。茎葉は心形で、先がやや尖り、光沢があり、長さも幅も2-4cm。托葉は櫛の歯状に裂けます。4-5月、地上茎や根元...

  • ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)

    きょうは、霧雨が降ったり止んだりでした(5.5~6.8℃/南南東風)。 森の入口で、ミヤマウグイスカグラ(スイカズラ科)が咲き出していました。今年も遅めでしたが、漸く濃桃の筒花が数輪、柘榴にも似た趣で、氷雨に濡れていました。本州~九州の、主に日本海側の山野に生育する高さ2mの落葉低木です。葉は長さ5㎝程の楕円形で対生し、若枝や花柄・果実等、全体に毛と腺毛が多く生えます。4-5月に、やや曲った漏斗状で先が5裂す...

  • チョウジザクラ(丁字桜)

    きょうは、一日雨が降りました(6.4~18.5℃/西風)。 道沿いのチョウジザクラ(バラ科)が、咲き出していました。今年は街の桜も未だなのに、冷たい雨に濡れながら、山で一番早咲きの桜が数輪、味わい深く綻んでいました。本州の岩手~広島(主に太平洋側)と熊本の山地に生育する7ⅿ程の落葉小高木です(日本海側には、当種の変種とされるオクチョウジザクラが分布)。葉は長い楕円形で、先は尾状に長く尖り、一面に毛が生えます...

  • アオキ(青木)の雄花

    きょうは、朝は雪、後氷雨になって、降り続きました(2.0~5.3℃/北西)。 道沿いのアオキ(ミズキ科)に、花が咲いていました。雄株の雄花でしたが、雪や雨の所為か、濡れた花房が横たわって、きょうは、水面に浮かぶ菱実にも見えました。北海道南部~沖縄の山地~平地の森に生育する、高さ2m程の常緑低木です。日本特産。葉は単葉、対生で枝先に集中し、葉身は倒卵状楕円~長楕円形で長さ10-20㎝、幅4-10㎝。表面は濃緑色で光沢が...

  • サンシュユ(山茱萸)の花

    きょうは、大体晴れました(1.3~9.5℃/北風)。 森の外れに、サンシュユ(ミズキ科)が咲いていました。大きな樹幹一杯に、黄金の火花を煌かせて、まるで黄金郷に入り込んだ様でした。中国、朝鮮に分布し、日本には江戸時代に渡来し庭木等にも利用され、日当たりの良い肥沃地等に生育する高さ3-15 mの落葉小高木です。樹皮は薄茶色で、葉は互生し長さ4-10cmの楕円形で両面に毛があります。3-5月]、若葉に先立って鮮黄色の小花...

  • キクザキイチゲ(菊咲一華)

    きょうは、曇り時々晴れました(8.8~18.4℃/西風)。 沢沿いに、キクザキイチゲ(キンポウゲ科)が咲き出していました。もうそろそろと思いましたが、既にあちこちに、純白や薄紫の花が頭を擡げて、多くが花弁を開きかけていました。当種の基本色は淡紫~淡青色ですが、青葉山では白花が最も多く見られ、次に淡青色、稀に淡紅色や紅紫色、淡黄緑色のものも見られます。北海道~近畿の山地~低地の、明るい林内等に生育する...

  • ツクシ(土筆)

    きょうは、曇り後晴れました(4.8~9.6℃/西北西風) 道沿いの土手に、ツクシが生えていました。今年は中々見られませんでしたが、知らぬ間に斜面を無数に埋めて、急に何かのお祭りかと思いました。ツクシは早春に芽を出すスギナ(トクサ科)の胞子茎です。茎は柔らかな円柱状の袴(退化した葉)が節毎に付き、緑色の胞子を散らした後直に枯れてしまいます。その後、脇から緑で細かく枝分かれしたスギナ(栄養茎)が芽を出しま...

  • オクノカンスゲ (奥の寒菅)の花

    きょうは、雨後曇って、時々晴れました(10.8~20.3℃/西北西風)。 沢沿いに、オクノカンスゲ(カヤツリグサ科)が咲いていました。案外にあちこちに、大きな株から長い花穂を立てて、今にも金糸の刷毛から、金粉を振り撒きそうでした。北海道~九州の、主として冷温帯の山地の林内に生育する、高さ15-40㎝の常緑多年草です。地下に匍匐枝を伸ばして群生します。葉は幅広い長線形で叢生し、葉の断面がM字になるのが特徴です。4...

  • キブシ(木五倍子)

    きょうは、晴れたり曇ったりでした(5.6~15.4℃/南東風)。 道沿いで、キブシ(キブシ科)が咲いていました。知らぬ間に、あんなに固かった蕾が綻んで、味わい深い淡黄の灯を、躊躇いがちに点していました。北海道~九州の山地の林縁や谷沿いの斜面等に生育する、高さ3-4mの落葉低木です。葉は互生し、卵~卵状楕円形で基部は円く、先は長い鋭尖頭。3-5月、前年枝の葉腋から淡黄色の穂状花序を下垂させ、未だ花の少ない時季に良...

  • カタクリ(片栗) 咲き出す

    きょうは、大体晴れて、風の強い一日でした(10.2~18.1℃/西北西風)。 道端で、カタクリ(ユリ科)が咲き始めていました。未だ数輪でしたが、紅紫の篝火を耀かせながら、時折の強風に打ち震えていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン等の落葉広葉樹の林床に群生する、草丈10-25㎝の多年草です。3月末~4月初め、長さ4-5㎝で薄紫~桃色の花を、下向きに咲かせた後、あっと言う間に消えてしまいます。青葉山では到...

  • エナガ(柄長)

    きょうは、大体晴れました(9.0~22.4℃/西南西風)。 杉林に、エナガ(エナガ科)がいました。一羽が、珍しく林床で食物を探していて、お顔や仕草が愛らしいばかりでしたが、何故もっと人気にならないのか(何故シマエナガばかり脚光浴びるのか)?、とても不思議に感じました。ヨーロッパ~中央アジア~日本に広く分布し、主に明るい森に生息する留鳥又は漂鳥です。体長は14cm程ですが、名の通り、尾の長さが体の半分以上もあ...

  • ヤマネコノメソウ(山猫の目草)

    きょうは、晴れ時々曇りました(3.1~12.8℃/南南東風)。 道端に、ヤマネコノメソウ(ユキノシタ科)が咲いていました。咲初めの淡緑の花ばかりですが、そこいら中足場もない程の、春の息吹で埋め尽くされていました。北海道南西部~九州の他、朝鮮、中国東北部等の、やや湿った林内等に生育する、高さ10-15cm程の多年草です。3-4月に花茎を出し、その先に花を付けます。葉は互生し、全体に長毛が散生します。種子の他、根元...

  • ハクバイ(白梅)

    きょうは、大体晴れました(7.0~17.3/北北西風)。 森の外れで、ウメ(バラ科)が咲いていました。紅梅は疾うに満開でしたが、知らぬ間にこの白梅も咲き満ちて、青空の下で春香を放っていました。中国原産で、古い時代に渡来したと言われる(日本にも自生していたとの説も)、樹高5-10mの落葉高木です。卵形の葉は互生して先が尖り、周囲が鋸歯状。1-4月、葉に先立ち1-3㎝程の花を咲かせます。花弁は5枚で、色は白~薄紅...

  • イソヒヨドリ(磯鵯)

    きょうは、良く晴れました(7.1~20.7℃/西南西風)。 屋根の上に、イソヒヨドリ(ツグミ科)がいました。青い体と赤い腹の雄でしたが、青空を背に胸を張り頭を上げて、キュルキュルと今にも囀りそうな趣でした。アフリカ~ユーラシア大陸に広く分布し、日本では北海道東部を除く全国の海岸部に生息する体長23cm程の留鳥で、北海道では冬に暖地に移動します。雄は頭~胸や上面が青く、翼は青味がかった黒で、腹は煉瓦色で...

  • ヒメオドリコソウ(姫踊子草)

    きょうは、大体晴れました(3.0~15.3℃/西南西風)。 車道沿いに、ヒメオドリコソウ(シソ科)が咲いていました。土手一面のオオイヌノフグリに混じって、紅紫の小花が顔を見せ、近寄れば、未だ剛毛に覆われた冬の佇まいに、とてももぞこくなりました。明治時代中期に渡来した外来種で、主に本州の路傍等に普通に生育する、草丈10-25cm程の越年草です。茎には短毛があり、根元で枝分かれし、葉は対生し、短い葉柄を持ち、葉身は...

  • ウグイス(鶯、鴬)

    きょうは、曇り後晴れました(1.1~11.3℃/西風)。 道沿いの笹薮で、ウグイス(ウグイス科)が囀っていました。早くもホーホケキョホイッと、特有の声で盛んに鳴いていましたが、藪からチョンッと跳び出ると、次の藪へと飛んで行ってしまいました。中国東北、ウスリー、サハリン、クリル、朝鮮、フィリピン等に分布。日本では全国の山地〜平地の林内や周辺の藪で繁殖し、ほぼ留鳥ですが、秋冬には寒地の個体は暖地へ、山地の...

  • ミチタネツケバナ (路種漬花、道種漬花)

    きょうは、朝は雪、後霙や雨になり、午後は晴れました(0.9~7.6℃/北西風)。 車道沿いで、ミチタネツケバナ(アブラナ科)が咲いていました。他と同様、咲きが遅かった当種ですが、気が付けば点々と、米粒の様な白い小花が、めんこい頭を並べていました。欧州原産の帰化植物で、1970-80年代に東北周辺で発見された後、全国で確認され、今では何処でも普通に見られる様になりました。タネツケバナより草丈がやや小さく(20-40cm)...

  • アズマスゲ(東菅)

    きょうは、大体晴れました(2.2~10.1℃/西北西風)。 道沿いで、アズマスゲ(カヤツリグサ科)が咲いていました。今年は中々見られませんでしたが、何時の間にかあちこちに、淡黄の刷毛が幾つも幾つも立ち上がっていました。北海道~九州の山地の林内に生育する、スゲ属の多年草です。葉は全体に毛があり、当年葉は冬~花期には極小さく、大きくても4cm程で、前年の枯葉が捩れながら垂れて、白く目立つのが特徴です。早春に、...

  • ヤブカンゾウ(薮萓草)の若草

    きょうは、夜来の雨や霙が上がって、晴れて風の強い一日でした(4.0~11.6℃/西北西風)。 道沿いの土手に、ヤブカンゾウ(ワスレグサ科)が生えていました。瑞々しい早緑の若草が、知らぬ間に土手一面に広がって、思わず一草口にすると、爽やかな春の香、春の味がしました。有史以前渡来の中国原産とも言われ、日本では北海道~九州の日当たりの良い草地等に生育する、草丈50-100cmの多年草です。葉は根生し、長さ40-60cm幅3...

  • シジュウカラ(四十雀)と芋虫

    きょうは、一日中雨や雪、霙が降りました(2,4~4.2℃/北北西風)。 道沿いに、シジュウカラ(シジュウカラ科)がいました。胸帯の太い雄で、この時季何処から見つけたのか?シャクガのものの様な芋虫を脚で抑え付けて、美味しそうに突いていましたが、近くの枝には雌がいて、羨ましそうに見詰ていました。ユーラシア大陸に広く分布し、日本では全国の山地~平地の森や、樹木のある市街地にも生息・繁殖する全長15cm程、体重11...

  • ホトケノザ(仏の座)

    きょうは、曇り時々晴れました(4.0~8.4℃/西北西風)。 川沿いの草原に、ホトケノザ(シソ科)が咲いていました。知らぬ間に、何時になく沢山咲き群れて、紅紫の、ちょっとした華楽園を成していました。世界の温帯~暖帯に広く分布し、日本では本州~沖縄の、山野の道端等に生育する一年草又は越年草です。秋に芽生え(秋にも花を付ける事があるが)、主に翌春3―6月頃に高さ10 - 30㎝K花茎を立て、その先に唇形状の花を...

  • シメ(鴲・蝋嘴)

    きょうは、晴れ時々曇って、風のとても強い一日でした(5.7~12.1℃/西北西風)。 林縁の樫木に、シメ(アトリ科)がいました。暴風避けか木陰に身を寄せて、北帰行を戸惑っているかの様に見えました。欧州~ロシア極東のユーラシア中部に広く分布し、日本では北海道で繁殖する他、本州以南に冬鳥としてやって来ます。体は全体に濃淡ある褐~灰色で、目先と嘴の基部、喉は黒く、風切は青い光沢のある黒で、内弁基部に白斑があ...

  • アセビ(馬酔木)

    きょうは、大体晴れました(8.4~16.8℃/西北西風)。 森の外れで、アセビ(ツツジ科)が咲いていました。八分程の咲きでしたが、微香を漂わせながら、遠目には波飛沫に、近寄れば氷粒の様にも見えました。本州(宮城以南)~九州の山地に生育する、樹高1.5-4m程の常緑低木です。葉は艶のある楕円形で、枝先に束生します。早春、枝先に白い壺状花を多数付けた複総状の花序を垂らし、秋に扁球形の蒴果を上向きに付けます。青葉...

  • オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)

    きょうは、晴れ後曇りました(4.2~16.3℃/南東風)。 車道沿いに、オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)が咲いていました。未だぽつりぽつりですが、青空を映した様な花が、きょうは坊やの顔に見えました。ヨーロッパ原産の帰化植物で、全国の路傍等日当たりの良い場所に生育する、草丈10-20cmの越年草です。茎は良く分枝し、地面を這うように広がります。葉は対生し、1-2cmの卵円形で粗い鋸歯があります。2-5月、葉腋から花柄...

  • セリバオウレン(芹葉黄蓮/連)咲き出す

    きょうは、大体晴れました(2.2~15.1℃/南風)。 一昨日の観察会でも確認しましたが、道沿いで、セリバオウレン(キンポウゲ科)が咲き始めていました。未だ数輪の雄株だけでしたが、14年目のきょうの日に相応しい純白の小花が、暗い林床に細やかな希望の煌きを放っていました。本州~四国の、やや暗い林床に群生する常緑多年草です。葉は2回3出複葉で、小葉はやや厚質で光沢があり、名の通り、芹葉状にに深裂します(2-3裂し、鋭...

  • コウバイ(紅梅)

    きょうは、良く晴れました(1.6~11.9℃/北風)。 森の外れで、ウメ(バラ科)が咲いていました。気が付けば、一斉に咲き綻んでいて、鮮やかな赤紫の花や蕾が青空に美しく映えていました。良く見れば、枝にはウメノキゴケ(梅の木苔)も生えていました。中国原産で、古い時代に渡来したと言われる(日本にも自生していたとの説も)、樹高5-10mの落葉高木です。卵形の葉は互生して先が尖り、周囲が鋸歯状。1-4月、葉に先立ち...

  • 三月観(視)察会

    きょうは、朝までに雪がうっすら積もりましたが、気温が上がって直に融け、晴れて暖かな陽射しの下の観(視)察会になりました(-0,8~11.8℃/北風)。展示会報告、今年度の危険木や高圧線下の樹木伐採についての立会や作業日程等の報告、早春花の開花状況等あった後、早速の出発です。昨年の灌木伐採で裸地化した土手の、刈り込まれたシュンラン等眺め、近年中々見られなくなったウスタビガの鮮緑の繭に感激し、コブシの花芽に触れた...

  • ケヤマハンノキ(毛山榛の木)の雌雄花

    きょうは、大体晴れました(-2.0〜7.2℃/南南東風)。 道沿いのケヤマハンノキ(カバノキ科)に、花が咲いていました。樺色の長い雄花が無数に下がっていましたが、良く見ればその上には、小さな赤い雌花がお笑止そうに見え隠れしていました。日本各地の他、東シベリア~極東の丘陵・山地帯に広く分布する、樹高15-20mの落葉高木です。雌雄同株又は異花。樹皮は黒褐色を帯び、大小の皮目があります。長さ8-15㎝の葉は互生し、表...

  • シロハラ(白腹)

    きょうは、晴れたり曇ったりで風が強く、時々吹雪になりました(2.0~5.7℃/西北西風)。 道沿いに、シロハラ(ツグミ科)がいました。藪影で食べ物を探していましたが、暫くすると近くの灌木に上がって、アカハラにも似た少し濁った声で、ギョロンギョロンジーッと鳴いていました。中国東北部~ロシア沿海地方、サハリン、クリル等で繁殖し、朝鮮、中国南部、フィリピン等で越冬する渡り鳥で、日本では主に本州以南の積雪の少...

  • スエヒロタケ(末広茸)

    きょうは、晴れ時々曇りでした(3.7~10.3℃/北西風)。 道端の落枝に、スエヒロタケ(スエヒロタケ科)が付いていました。残雪に合せ扇子が散らばって、名通りの金銀末広の様にも見えました。主として春~秋、全国の各種の枯木、倒木、用材等に極普通に発生する木材腐朽菌です。傘は白っぽい毛に覆われ、縁がギザギザで、裏面の襞が2枚ずつ重なる様に見えるのが特徴です。嘗ては若いものを食用にする地域もあった様ですが、近年...

  • ツグミ(鶫)

    きょうは、朝迄に雪が5-6cm積り、後霙や雨に変わりました(0.3~4.4℃/西北西風)。 木に、ツグミ(ツグミ科)が止まっていました。湿雪が降り頻る中じっとしたまま、「あゝあったかくなって上って来たのに、またこんなになって、やるせないな」と戸惑っている様でした。北東アジアに広く分布し、東シベリア~カムチャッカで繁殖、日本には秋~春に渡来して越冬します。体長約20㎝。体の上部が灰~茶色で、眼上と腹部が白く、...

  • カワセミ(翡翠、魚狗、川蟬)♀

    きょうは、一日曇りました(-1.7~6.4℃/北北西風)。 池に、カワセミ(カワセミ科)がいました。今冬は寒いと言っても中々氷も張らないので、頻繁に見かける何時もの雌でしたが、曇天の下、正に

  • バッケ(蕗の薹)

    きょうは、大体曇りでした(-0.1~6.1℃/北風)。 道沿いに、バッケ(仙台他東北でフキノトウ(フキ(キク科)の花茎)の事)が顔を出していました。今年は何故か見つけられないでいましたが、ある所にはある様で、小さいのばかりでしたが、開いているのもあって嬉しくなしました。サハリン~九州の他、朝鮮、中国にも分布し、日本では全国の山野に生育するフキ(キク科)の、雌雄異株の花の蕾で、早春、葉の出るより先に花茎が伸び...

  • カタクリ(片栗)の葉

    きょうは、晴れ時々曇って、風はありましたがとても暖かくなりました(3.2~17.5℃/北西風)。 道に、カタクリ(ユリ科)の葉が出ていました。今年はまだまだかと思っていましたが、気が付けばあっちにもこっちにも、細いのや広いのや小さいのや大きいのや、濃いのや薄いのや…沢山出ていて吃驚しました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン等の落葉広葉樹の林床に群生する、草丈10-25㎝の多年草です。3月末~4月初め、長さ4-5...

  • ジュウガツザクラ(十月桜)

    きょうは、良く晴れて、とても暖かくなりました(4.3~17.3℃/南南東風)。 森の外れに、ジュウガツザクラ(バラ科)が咲いていました。今季は中々観られませんでしたが、知らぬ間に沢山綻んで、青空を背に、弥生の到来を告げている様でした。エドヒガンとマメザクラの交雑種と言われるコヒガンザクラの園芸品種で、江戸時代後期から広く栽培されて来ました。樹高5m程。葉は楕円形で、互生。開花期は10~4月で、断続的に小花を...

  • コブシ(辛夷/拳)の冬芽

    きょうは、大体晴れました(0.6~13.2℃/南東風)。 道沿いのコブシ(モクレン科)の冬芽が、膨らんでいました。青空を背に無数の花芽が煌き、今年は満開の期待が湧きました。北海道~九州等の山野に生育する、高さ8-20m、径60cmになる落葉高木です。早春、他の木々に先駆けて、展葉前の枝先に芳香ある白花を咲かせます。花弁は6枚で、基部は紅色を帯び、萼片3は小さく外側に軟毛を密生させます。花下に、葉が1枚付くのが特徴で...

  • マンサク(万作・満作・金縷梅)満ち咲く!

    きょうは、晴れ時々曇って、風の強い一日でした(1,0~10.9℃/北西風)。 道沿いで、マンサク(マンサク科)が咲いていました。今季の咲き出しは遅めでしたが、気が付けば既にあちこちに、黄色いリボンを伸ばしかけていました。本州(太平洋側)~九州の山林に生育する、高さ3-5mの落葉小高木です。葉は互生し、楕円形で波状の鋸歯があります。2-3月、他に先駆けて花を咲かせ、花は萼、花弁、雄蕊4、仮雄蕊4、雌蕊(花柱)2からな...

  • ジョウビタキ(尉鶲・常鶲)♂

    きょうは、晴れ時々曇って、風がありました(1,5~10.1℃/北西風)。 川岸に、ジョウビタキ(ヒタキ科)がいました。黒橙に白紋付の雄でしたが、珍しく水際を歩きながら時々止まって、餌を探していました。チベット~東シベリア、極東アジア等で繁殖し、非繁殖期は日本の他、中国南部~インドシナ等で越冬します。東北には主に沿海地方やサハリン、クリルから冬鳥として渡来。翼開長は14cm程。雄は顔や上面が黒く、頭は白く、腹...

  • ツグミ(鶫)

    きょうは、晴れて暖かくなりました(1.7~10.9℃/西北西風)。 林縁の草原に、ツグミ(ツグミ科)がいました。何故か今季はさっぱり見かけなかった当種ですが、暖かくなった所為か漸く、北上中の途中なのか、結構あっちにもこっちにも、勇ましく胸を張った者達が、ちょんちょん大地を蹴っていました。北東アジアに広く分布し、東シベリア~カムチャッカで繁殖、日本には秋~春に渡来して越冬します。体長約20㎝。体の上部が灰...

  • アカハラ(赤腹)♂

    きょうは、大体晴れました(8.0~18.9℃/南風)。 道沿いの斜面に、アカハラ(ツグミ科)がいました。昨年まではシロハラが常に見られた場所ですが、藪刈りで全く居なくなって、そんな所にひょっこりと、美しく朱いお腹と黄色い嘴が眼に沁みました。ロシアのサハリン、クリル、日本の北海道と本州中部以北の山地で繁殖し、比較的明るく開けた林の地上でミミズや昆虫等を捕り、冬は本州中部以西〜中国南部、フィリピン等で越...

  • センダン(栴檀)の果実

    きょうは、曇り時々晴れて、時折風花が舞いました(-3,0~3.9℃/西北西風)。 森の外れのセンダン(センダン科センダン属)に、実が生っていました。勿論、昔植栽されたものでしょうが、見事な実がたわわに下がり、人には有毒と言うのに、ヒヨドリ達が美味しそうに食べていました。中国~東南アジア、インド、オーストラリア等に分布し、日本では本州(伊豆半島・諸島以西)~沖縄の海岸近くの向陽地等に生育する、高さ5~10mの...

  • イヌガンソク(犬雁足)

    きょうは、曇り時々晴れて一日中雪が舞い、午後には少し積もりました(-1.7~5.5℃/西風)。 沢筋に、イヌガンソク(イワデンダ科)が生えていました。椰子葉にも見える胞子葉が、白雪に黒く映えて、精妙な細筆墨画を思わせました。北海道~九州の他、東アジア~ヒマラヤの山地の林下や路傍に広く生育する夏緑性の羊歯植物です。栄養葉は単羽状で、長さは50㎝程。胞子葉は、葉柄が長さ20㎝強、葉身が25㎝程で、枯葉は褐色に変わ...

  • カシラダカ(頭高)♀

    きょうは、晴れたり曇ったりで、時々雪が降りました(-1.8~5.6℃/西北西風)。 林縁に、カシラダカ(ホオジロ科)がいました。5羽程の群れが地上で採食していた様で、知らずに近寄ると飛び上がって、雌一羽は直上の枝に止まりましたが、又何処かに飛んで行ってしまいました。ユーラシア大陸北部とアリューシャンで繁殖し、冬は中国東部や中央アジアで越冬します。日本では冬鳥として、九州以北の山地~平地の明るい林や林縁、...

  • ヤブツバキ(藪椿)

    きょうは、曇り時々晴れて、午後に一時吹雪になりました(-2.0~5.7℃/北西風)。 森の外れに、ヤブツバキ(ツバキ科)が咲いていました。未だ数輪ですが、大きく紅い花が、暗く淋しい森を赤々と照らしていました。東北以西の暖地に生育する、高さ13m、径50cm程になる常緑小高木です。葉は互生し長楕円形で、先が短く尖り、質は厚くて光沢があります。時に12月頃から咲き始めるものの、主に3-4月、枝先に5弁の赤い花を下向きに...

  • ホソミオツネントンボ(細身越年蜻蛉)

    きょうは、朝に又雪が数㎝積もっていましたが、日中は晴れ時々曇って、時折雪が舞い飛びました(-5.3~3.9℃/西北西風)。 道沿いのに小木に、ホソミオツネントンボ(アオイトトンボ科)がいました。全く気付きませんでしたが、偶然眼前に、雪に塗れて寒さに耐える、枯枝の様な姿が現れて、その健気な様に胸が熱くなりました。朝鮮、中国等に分布し、日本では北海道中部~九州の低山地の水草の多い池等で見られる、体長35-42mmの...

  • ヤリノホゴケ(槍穂木毛)

    きょうは、朝までに雪が数㎝積り、後晴れましたが、午後は又降り出して、夜迄に又数㎝積りました(-3.0〜2.7℃/北西風)。 倒木上に、ヤリノホゴケ(ハナゴケ科ハナゴケ属)と思われる地衣類が生えていました。葉体は雪下でしたが、子柄は名通り槍の様でもあり、何処かで見た糸杉並木にも見えました。北半球に広く分布し、日本では北海道〜九州の山地~平地の樹皮上(稀に土上)に生育する子嚢地衣類です。基本葉体は鱗葉で長さ3~...

  • クワコ(桑蚕・桑子)の繭

    きょうは、晴れ後曇って、午後から天気が急変、雨後雪で暴風雪になりました(1.7~10.8℃/西北西風)。 道沿いのヤマグワに、クワコ(カイコガ科)の繭が付いていました。何故かこの繭も少なくなりましたが、出逢えば嬉し、暖かそうな絹毛の珠が風の吹く度煌きました。北海道~九州の他、中国、朝鮮等の山野に生息する、開張♂約33㎜、♀約44㎜の蛾です。成虫は6-9月に出現し、茶色く、ブ~ンと蜂の様な羽音を立てて良く飛びます...

  • アオジ(青鵐、蒿鵐、蒿雀)

    きょうは、晴れ時々曇って、暖かくなりました(3.0~14.3℃/西北西風)。 道端に、アオジ(ホオジロ科)がいました。数羽で採餌していた様で、知らずに近付くと、飛び上がって皆藪に入り込みましたが、一羽だけ雌が止まって、愛らしい目で此方をちら見していました。夏に中国、ロシア南東部、朝鮮北部等で繁殖し、冬には中国南部等で越冬します。日本では北海道~本州中部以北で繁殖する他、主に中部以西で越冬し、山地~平地の...

  • モズ(百舌/鵙)

    きょうは、大体晴れました(1.6~11.6℃/北西風)。 林縁に、モズ(モズ科) がいました。5-6m迄近寄って初めて気付きましが、逃げる風もない雄で、目が合うと、不思議そうに小首を傾げていました。中国東部、朝鮮、ウスリー、サハリン等で繁殖し、冬には中国南部等で越冬します。日本では全国各地に周年生息しますが(留鳥)、北海道では冬に大部分は本州以南に移動し、山岳高地の者も里や南部に移ります。全長19-20㎝。眼上部...

  • (オニグルミ鬼胡桃)の葉痕

    きょうは、晴れ時々曇って、風の強い一日でした(0.4~7.8℃/北西風)。 道沿いに、オニグルミ(クルミ科)がありました。冬芽を覗くと、きょうもにっこり、猿回しの踊るお猿の様でした。日本全国の他、サハリン等の山野の川沿い等に生育する、高さ25m程の落葉高木です。雌雄同株。樹皮は暗灰色で、縦に大きく割れ目が入り、若枝には黄褐色の軟毛が密生。葉は互生し奇数羽状複葉で、小葉は対生で4-10対あり、卵状長楕円形で多...

  • ウスタビガ(薄足袋蛾・薄手火蛾)の繭

    きょうは、晴れたり曇ったり雪が降ったりで暴風が吹き、屡々吹雪になって、一時うっすら積りました(0.3~6.6℃/北西風)。 いつもの道沿いで、ウスタビガ(ヤママユガ科)の繭を見つけました。何故かさっぱり見られなくなったこの繭ですが、如何して見落としていたのか?、若草色の繭が風に吹かれて、見てよ見てよ!と震えていました。朝鮮、シベリア東部等に分布し、日本では北海道~九州の山野に生息する、開張90-110mmの大型の...

  • ケギボウシゴケ(毛擬宝珠苔)

    きょうは、晴れ時々曇りました(0.6~3.7℃/南西風)。 岩の上に、ケギボウシゴケ(ギボウシゴケ科)と思われる苔が生えていました。固い癖毛の様な、濃緑の房が風に吹かれていましたが、近寄って観れば、葉先が白い尖と成って震えていて、当種としました。北海道~九州の,亜高山帯~低地の日当たりの良い露岩や転石、石垣上に黒緑色の塊を成して生育する、茎長1~3cm程の蘚類です。葉は卵状の基部から披針~線形に伸びて,先...

  • ノウサギ(野兎)の足跡

    きょうは、晴れたり曇ったりで風強く、時折雪が舞い飛びました(-0.9~4.7℃/北西風)。 林縁の更地に、ニホンノウサギ(ノウサギ科)の足跡がありました。一羽ではありましたが、雪面にくっきりと続いていて、開発等で急速に少なくなっているだけに、とても嬉しくなりました。本州~九州の亜高山~低地の森林や草原等に生息する、体長45-54cm、体重2-3.5kgの日本固有の兎です。植物食で、葉、芽、枝、樹皮等を採食し、群れは...

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