きょうは、大体晴れました(13.3~24.0℃/西南西風)。 道端に、フモトスミレ(Viola sieboldii Maxim.スミレ科)が咲いていました。小さいながら、真綿色の清しい花に、紫の茎、濃緑の丸い葉と、何かきょうはシクラメンの趣でした。本州~九州の、やや乾いた林床や日当たりの良い丘陵地の草地等に生育する、高さ4-6 cmの無茎性の多年草です。地下茎は短く、葉は長さ1-3 cmで卵形〜広卵形で基部は心形、低鋸歯があります。表面に...
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きょうは、大体晴れました(13.3~24.0℃/西南西風)。 道端に、フモトスミレ(Viola sieboldii Maxim.スミレ科)が咲いていました。小さいながら、真綿色の清しい花に、紫の茎、濃緑の丸い葉と、何かきょうはシクラメンの趣でした。本州~九州の、やや乾いた林床や日当たりの良い丘陵地の草地等に生育する、高さ4-6 cmの無茎性の多年草です。地下茎は短く、葉は長さ1-3 cmで卵形〜広卵形で基部は心形、低鋸歯があります。表面に...
きょうは、晴れました(13.4~22.4℃/西北西風)。 道沿いに、カスミザクラ(バラ科)が咲いていました。遠くから見る山肌には白や薄紅の影が広がりますが、森の中では中々気付かず、落ちる花弁にふっと顔を上げると、空が桜で覆われていました。北海道、本州、四国、九州(対馬)の他、朝鮮、中国等の山地に生育する、高さ15-20m程の落葉高木です 樹皮は暗褐色で、横に長い皮目があります。互生する葉は倒卵状楕円形で、先端は尾状...
きょうは、一日雨が降ったり止んだりでした(11.8~16.0℃/南南東風)。 道沿いのニワトコ(スイカズラ科)に、花が咲いていました。雨に打たれ雫を光らせながら、きょうは木に付いた何かの卵嚢を思わせました。葉は奇数羽状複葉で対生し、小葉は2-3対あります。4-5月、葉と同時に、本年枝の先の円錐花序に淡黄白色の小花を多数付けます。花冠は5裂して反り返り、雄蕊5、雌蕊1。果実は卵球形の液果で、夏~秋に赤く熟します。...
きょうは、一日曇って、小雨や霧雨が降りました(12.5~14.3℃/南風)。 川に、イソシギ(シギ科)がいました。川上から飛んで来て、中洲でちょこちょこ採食していましたが、あっと言う間に川下に消えて行きました。夏にユーラシア温~亜寒帯域で繁殖し、冬はアフリカ、オーストラリア、ユーラシア南部等へ南下越冬します。日本では中部~九州に周年生息し(留鳥)、中部以北では夏鳥として南下越冬。全長20cm、翼長29cm、翼開張38-41c...
きょうは、曇り時々晴れました(12.9〜18.1℃/南東風)。 道沿いに、ルリタテハ(タテハチョウ科)がいました。歩みを進める度に、飛んでは止まり飛んでは止まりを繰り返し、此方が止まると、翅をゆっくり開閉しながら陽を浴びていました。北海道南部~南西諸島の他、ロシア沿海地方~インドの、山地~平地の森林と周辺部に生息する、前翅長25-45mmの蝶です。成虫は暖地では年に2-3回、寒冷地では1回(8-9月)発生し、樹液や腐...
きょうは、曇り時々晴れました(9.7~21.4℃/南東風)。 道沿いに、ヤマエンゴサク(ケシ科)が咲いていました。いつもの場所ではなかったので、あれっ?と思いましたが、気が付かなかっただけなのでしょう、美しい藤紫の妖精達が、春よ春よと舞っているかの様でした。極東アジアに分布し、日本では本州~九州の山野の林下や林縁に生育する、草丈10-20cmの多年草です。葉は2-3回3出複葉で、小葉は卵円~披針形で3-4裂し、葉形は変...
きょうは、大体晴れました(11.9~19.8℃/西北西風)。 道沿いの斜面に、マルバコンロンソウ(アブラナ科)が咲いていました。小さくて清廉さを漂わす花々が、点々と佇んでいました。本州〜九州の山地の林床や半日陰~日陰の渓流畔に生育する、草丈7-20㎝の越年草です。茎葉共に白毛が多く、葉は小短柄のある1-7個の裂片からなる奇数羽状裂葉で、長さ約13cm。葉柄基部には耳状の付属物があり、茎を抱きます。 裂片は円~卵形、...
きょうは、大体晴れました(6.4~21.4℃/西風)。 道沿いの土手に、トウダイグサ(トウダイグサ科トウダイグサ属)が咲いていました。畝一面を埋め尽くす花笠が、春の野に相応しい、鮮緑の絨毯を成していました。本州〜沖縄の日当りの良い道端、荒地等に生育する、草丈20〜40cmの越年草(二年草)です。葉は互生し、長さ1〜3cmの箆〜倒卵形で、茎先に丸みの強い葉を5枚輪生し、葉腋から放射状に枝を出します。4〜6月、各枝先に2...
きょうは、晴れ後曇りました(11.3~20.7℃/南風)。 川沿いの木に絡まるアケビ(アケビ科)に、花が咲いていました。と言っても、ほんのり赤みがかった白い花で(普通は薄紫)、とても清らかな風情でした。園芸種のシロバナアケビ(白花木通)は花全体が白く、これは自生種の白化品と思われました。日本の本州~九州と中国の山地の林縁等に生育する蔓性落葉木本です。葉は5枚。4-5月に、総状で雄花は淡紫色、雌花は紅紫色の花序...
きょうは、雨後晴れて、時々曇りました(13.4~23.1℃/北西風)。 道沿いに、ワサビ(山葵)が咲いていました。清らかな純白の花が、ぽつりぽつりと散らばっていて、時ならぬ斑雪にも見えました。北海道~九州の他、サハリン等の山地渓谷の清流や林下、林縁等の湿った場所に生育する多年草です。円い根性葉は6-12cmで、長い柄があります。3-5月、高さ20-40cmの花茎を立て、頂に白色4弁花を付けます。独特の強い刺激のある香味を持...
きょうは、晴れ後曇りました(14.2~21.6℃/南東風)。 池の畔に、ノスリ(タカ科)がいました。真白く大きな鷹がいたのて、あの、噂のシロオオタカか!と勇み立ちましたが、良く見れば翼先が黒く腹帯もあって、当種と分かりました。水飲み・水浴びに来たのか?獲物を追って水に入ったのか?美しく大きな翼を羽搏かせると、ハタハタと空の彼方に消えて行きました。中央・南シベリア、モンゴル、中国等に広く生息し、夏は亜寒~温...
きょうは、大体晴れて、暑い位になりました(11.6~25.6℃/南東風)。 道沿いのオオバクロモジ(クスノキ科)に、花が咲いていました。青空を背にきらきらと、黄金の薬玉を枝一杯に付けて、近寄れば爽やかな春香が漂いました。北海道南部~中部の主に日本海側の亜高山帯下部~丘陵に生育する、高さ3-5mの落葉小高木です。雌雄異株。葉の長さは8-13cmで、樹皮には名の由来の黒斑があり、材は香りが良く、高級な爪楊枝にされま...
きょうは、良く晴れて気温も上がり、青空の下、春爛漫の観(視)察会になりました(10.5〜22.2℃/南南東風)。近況報告やコースの説明等の後、早速の出発です。学生寮建設に伴い、高木のみ残して裸地化された林床に、健気に咲くカタクリに思いを寄せつつ森へと向かいます。道沿いにはツクシが無数に顔を出し、濃紫のミツバアケビやハウチワカエデ、小麦色のキツネヤナギに真白いワサビ等が花を咲かせ、薄黄のキブシがあちこちに慎ま...
きょうは、曇り後晴れました(-1.0~10.0℃/南南東風)。 道沿いのイヌブナ(ブナ科)に、花が咲いていました。道に黄色い綿埃みたいなのが落ちているので見上げると、見事なまでに鈴生りに黄金の山ができていて、良く見れば、毛玉の様な雄花の上に待針状の雌花が覗いていました。本州岩手以南~九州熊本以北の山地に生育する、高さ25m程になる落葉高木です。日本海側に少なく太平洋側に多く、主にブナより低山に分布します。...
きょうは、曇り後晴れました(9,7~19.8℃/南東風)。 道端に、ヒメフタバラン(ラン科)が咲いていました。小さな花ですが、近寄れば人型の妖精達が、光を浴びて跳ね踊っていました。本州の宮城・山形~沖縄の山地の林床に生育する、高さ5-20㎝の多年草です。茎下方に葉を2枚対生状に付けます。葉は長さ1-2㎝の三角状卵形で、先が尖ります。3-5月、2-6個の花を疎らに付けます。小さく地味な草なので、気付かれないままに生育...
きょうは、晴れ後曇りました(3,8~.13.3℃/北風)。 道沿いで、エドヒガン(バラ科)が咲いていました。お山の桜の中でも、一番艶やかなこの花が満ち咲いて、夕暮れの街を見下ろしていました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の人里近くの山野に生育する、高さ15-25m程の落葉高木です。葉は長楕円~狭倒卵形で、葉柄には毛が目立ち、蜜腺は葉柄の上部か葉の最下部に一対あります。3月下旬~4月中旬、薄紅~白の花を咲かせます。...
きょうは、良く晴れました(4.5~16.4℃/南南東風)。 道沿いに、アケボノスミレ(スミレ科)が咲いていました。何時もと違う斜面の上にぽつんと一つ、大きく艶やかな曙色の花が、遥かな空を焦がれる様に、春風に吹かれていました。朝鮮、中国北部等に分布し、日本では北海道~九州中部の山地の日当りの良い林床や草地に生育する多年草です。根茎は太く、節が詰り、その間からやや太い根が出ます。地上茎はなく、葉は株元から出...
きょうは、雨後曇って風が強く、夜に晴れました(7.4~14.0℃/北西風)。 山際に、ヒトリシズカ(センリョウ科)が咲き始めていました。一人ではありませんでしたが、緑の葉衣から白いお顔を覗かせて、周囲の華やかな者達にはにかんでいる様に見えました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の低山地~平地の林内、林縁等に生育する、高さ10-30cmの多年草です。茎は紫褐色で節があり、光沢ある葉は長さ6-10㎝の楕円~卵状楕...
きょうは、曇って、時々雨が降りました(13.6~21.2℃/南東風)。 道沿いの、コブシ(モクレン科)の花が咲いていました。今やあちこちに、真綿の様な真白い花が山肌を染めて、近寄れば、花弁に雨粒を乗せながら、芳香を漂わせていました。北海道~九州等の山野に生育する、高さ8-20m、径60cmになる落葉高木です。早春、他の木々に先駆けて、展葉前の枝先に芳香ある白花を咲かせます。花弁は6枚で、基部は紅色を帯び、萼片3は小...
きょうは、大体晴れました(11.9~20.9℃/南南東風)。 森の外れに、サンシュユ(ミズキ科)が咲いていました。青空を背に、黄金の火花を無数に散らして、きょうは板屋楓にも洒金珊瑚球の様にも見えました。中国、朝鮮に分布し、日本には江戸時代に渡来し庭木等にも利用され、日当たりの良い肥沃地等に生育する高さ3-15 mの落葉小高木です。樹皮は薄茶色で、葉は互生し長さ4-10cmの楕円形で両面に毛があります。3-5月]、若葉に...
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きょうは、大体晴れました(13.3~24.0℃/西南西風)。 道端に、フモトスミレ(Viola sieboldii Maxim.スミレ科)が咲いていました。小さいながら、真綿色の清しい花に、紫の茎、濃緑の丸い葉と、何かきょうはシクラメンの趣でした。本州~九州の、やや乾いた林床や日当たりの良い丘陵地の草地等に生育する、高さ4-6 cmの無茎性の多年草です。地下茎は短く、葉は長さ1-3 cmで卵形〜広卵形で基部は心形、低鋸歯があります。表面に...
きょうは、晴れました(13.4~22.4℃/西北西風)。 道沿いに、カスミザクラ(バラ科)が咲いていました。遠くから見る山肌には白や薄紅の影が広がりますが、森の中では中々気付かず、落ちる花弁にふっと顔を上げると、空が桜で覆われていました。北海道、本州、四国、九州(対馬)の他、朝鮮、中国等の山地に生育する、高さ15-20m程の落葉高木です 樹皮は暗褐色で、横に長い皮目があります。互生する葉は倒卵状楕円形で、先端は尾状...
きょうは、一日雨が降ったり止んだりでした(11.8~16.0℃/南南東風)。 道沿いのニワトコ(スイカズラ科)に、花が咲いていました。雨に打たれ雫を光らせながら、きょうは木に付いた何かの卵嚢を思わせました。葉は奇数羽状複葉で対生し、小葉は2-3対あります。4-5月、葉と同時に、本年枝の先の円錐花序に淡黄白色の小花を多数付けます。花冠は5裂して反り返り、雄蕊5、雌蕊1。果実は卵球形の液果で、夏~秋に赤く熟します。...
きょうは、一日曇って、小雨や霧雨が降りました(12.5~14.3℃/南風)。 川に、イソシギ(シギ科)がいました。川上から飛んで来て、中洲でちょこちょこ採食していましたが、あっと言う間に川下に消えて行きました。夏にユーラシア温~亜寒帯域で繁殖し、冬はアフリカ、オーストラリア、ユーラシア南部等へ南下越冬します。日本では中部~九州に周年生息し(留鳥)、中部以北では夏鳥として南下越冬。全長20cm、翼長29cm、翼開張38-41c...
きょうは、曇り時々晴れました(12.9〜18.1℃/南東風)。 道沿いに、ルリタテハ(タテハチョウ科)がいました。歩みを進める度に、飛んでは止まり飛んでは止まりを繰り返し、此方が止まると、翅をゆっくり開閉しながら陽を浴びていました。北海道南部~南西諸島の他、ロシア沿海地方~インドの、山地~平地の森林と周辺部に生息する、前翅長25-45mmの蝶です。成虫は暖地では年に2-3回、寒冷地では1回(8-9月)発生し、樹液や腐...
きょうは、曇り時々晴れました(9.7~21.4℃/南東風)。 道沿いに、ヤマエンゴサク(ケシ科)が咲いていました。いつもの場所ではなかったので、あれっ?と思いましたが、気が付かなかっただけなのでしょう、美しい藤紫の妖精達が、春よ春よと舞っているかの様でした。極東アジアに分布し、日本では本州~九州の山野の林下や林縁に生育する、草丈10-20cmの多年草です。葉は2-3回3出複葉で、小葉は卵円~披針形で3-4裂し、葉形は変...
きょうは、大体晴れました(11.9~19.8℃/西北西風)。 道沿いの斜面に、マルバコンロンソウ(アブラナ科)が咲いていました。小さくて清廉さを漂わす花々が、点々と佇んでいました。本州〜九州の山地の林床や半日陰~日陰の渓流畔に生育する、草丈7-20㎝の越年草です。茎葉共に白毛が多く、葉は小短柄のある1-7個の裂片からなる奇数羽状裂葉で、長さ約13cm。葉柄基部には耳状の付属物があり、茎を抱きます。 裂片は円~卵形、...
きょうは、大体晴れました(6.4~21.4℃/西風)。 道沿いの土手に、トウダイグサ(トウダイグサ科トウダイグサ属)が咲いていました。畝一面を埋め尽くす花笠が、春の野に相応しい、鮮緑の絨毯を成していました。本州〜沖縄の日当りの良い道端、荒地等に生育する、草丈20〜40cmの越年草(二年草)です。葉は互生し、長さ1〜3cmの箆〜倒卵形で、茎先に丸みの強い葉を5枚輪生し、葉腋から放射状に枝を出します。4〜6月、各枝先に2...
きょうは、晴れ後曇りました(11.3~20.7℃/南風)。 川沿いの木に絡まるアケビ(アケビ科)に、花が咲いていました。と言っても、ほんのり赤みがかった白い花で(普通は薄紫)、とても清らかな風情でした。園芸種のシロバナアケビ(白花木通)は花全体が白く、これは自生種の白化品と思われました。日本の本州~九州と中国の山地の林縁等に生育する蔓性落葉木本です。葉は5枚。4-5月に、総状で雄花は淡紫色、雌花は紅紫色の花序...
きょうは、雨後晴れて、時々曇りました(13.4~23.1℃/北西風)。 道沿いに、ワサビ(山葵)が咲いていました。清らかな純白の花が、ぽつりぽつりと散らばっていて、時ならぬ斑雪にも見えました。北海道~九州の他、サハリン等の山地渓谷の清流や林下、林縁等の湿った場所に生育する多年草です。円い根性葉は6-12cmで、長い柄があります。3-5月、高さ20-40cmの花茎を立て、頂に白色4弁花を付けます。独特の強い刺激のある香味を持...
きょうは、晴れ後曇りました(14.2~21.6℃/南東風)。 池の畔に、ノスリ(タカ科)がいました。真白く大きな鷹がいたのて、あの、噂のシロオオタカか!と勇み立ちましたが、良く見れば翼先が黒く腹帯もあって、当種と分かりました。水飲み・水浴びに来たのか?獲物を追って水に入ったのか?美しく大きな翼を羽搏かせると、ハタハタと空の彼方に消えて行きました。中央・南シベリア、モンゴル、中国等に広く生息し、夏は亜寒~温...
きょうは、大体晴れて、暑い位になりました(11.6~25.6℃/南東風)。 道沿いのオオバクロモジ(クスノキ科)に、花が咲いていました。青空を背にきらきらと、黄金の薬玉を枝一杯に付けて、近寄れば爽やかな春香が漂いました。北海道南部~中部の主に日本海側の亜高山帯下部~丘陵に生育する、高さ3-5mの落葉小高木です。雌雄異株。葉の長さは8-13cmで、樹皮には名の由来の黒斑があり、材は香りが良く、高級な爪楊枝にされま...
きょうは、良く晴れて気温も上がり、青空の下、春爛漫の観(視)察会になりました(10.5〜22.2℃/南南東風)。近況報告やコースの説明等の後、早速の出発です。学生寮建設に伴い、高木のみ残して裸地化された林床に、健気に咲くカタクリに思いを寄せつつ森へと向かいます。道沿いにはツクシが無数に顔を出し、濃紫のミツバアケビやハウチワカエデ、小麦色のキツネヤナギに真白いワサビ等が花を咲かせ、薄黄のキブシがあちこちに慎ま...
きょうは、曇り後晴れました(-1.0~10.0℃/南南東風)。 道沿いのイヌブナ(ブナ科)に、花が咲いていました。道に黄色い綿埃みたいなのが落ちているので見上げると、見事なまでに鈴生りに黄金の山ができていて、良く見れば、毛玉の様な雄花の上に待針状の雌花が覗いていました。本州岩手以南~九州熊本以北の山地に生育する、高さ25m程になる落葉高木です。日本海側に少なく太平洋側に多く、主にブナより低山に分布します。...
きょうは、曇り後晴れました(9,7~19.8℃/南東風)。 道端に、ヒメフタバラン(ラン科)が咲いていました。小さな花ですが、近寄れば人型の妖精達が、光を浴びて跳ね踊っていました。本州の宮城・山形~沖縄の山地の林床に生育する、高さ5-20㎝の多年草です。茎下方に葉を2枚対生状に付けます。葉は長さ1-2㎝の三角状卵形で、先が尖ります。3-5月、2-6個の花を疎らに付けます。小さく地味な草なので、気付かれないままに生育...
きょうは、晴れ後曇りました(3,8~.13.3℃/北風)。 道沿いで、エドヒガン(バラ科)が咲いていました。お山の桜の中でも、一番艶やかなこの花が満ち咲いて、夕暮れの街を見下ろしていました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の人里近くの山野に生育する、高さ15-25m程の落葉高木です。葉は長楕円~狭倒卵形で、葉柄には毛が目立ち、蜜腺は葉柄の上部か葉の最下部に一対あります。3月下旬~4月中旬、薄紅~白の花を咲かせます。...
きょうは、良く晴れました(4.5~16.4℃/南南東風)。 道沿いに、アケボノスミレ(スミレ科)が咲いていました。何時もと違う斜面の上にぽつんと一つ、大きく艶やかな曙色の花が、遥かな空を焦がれる様に、春風に吹かれていました。朝鮮、中国北部等に分布し、日本では北海道~九州中部の山地の日当りの良い林床や草地に生育する多年草です。根茎は太く、節が詰り、その間からやや太い根が出ます。地上茎はなく、葉は株元から出...
きょうは、雨後曇って風が強く、夜に晴れました(7.4~14.0℃/北西風)。 山際に、ヒトリシズカ(センリョウ科)が咲き始めていました。一人ではありませんでしたが、緑の葉衣から白いお顔を覗かせて、周囲の華やかな者達にはにかんでいる様に見えました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の低山地~平地の林内、林縁等に生育する、高さ10-30cmの多年草です。茎は紫褐色で節があり、光沢ある葉は長さ6-10㎝の楕円~卵状楕...
きょうは、曇って、時々雨が降りました(13.6~21.2℃/南東風)。 道沿いの、コブシ(モクレン科)の花が咲いていました。今やあちこちに、真綿の様な真白い花が山肌を染めて、近寄れば、花弁に雨粒を乗せながら、芳香を漂わせていました。北海道~九州等の山野に生育する、高さ8-20m、径60cmになる落葉高木です。早春、他の木々に先駆けて、展葉前の枝先に芳香ある白花を咲かせます。花弁は6枚で、基部は紅色を帯び、萼片3は小...
きょうは、大体晴れました(11.9~20.9℃/南南東風)。 森の外れに、サンシュユ(ミズキ科)が咲いていました。青空を背に、黄金の火花を無数に散らして、きょうは板屋楓にも洒金珊瑚球の様にも見えました。中国、朝鮮に分布し、日本には江戸時代に渡来し庭木等にも利用され、日当たりの良い肥沃地等に生育する高さ3-15 mの落葉小高木です。樹皮は薄茶色で、葉は互生し長さ4-10cmの楕円形で両面に毛があります。3-5月]、若葉に...
きょうは、良く晴れました(9.0~19.4℃/南東風)。 川岸に、コンロンソウ(アブラナ科)が咲いていました。ちょっと前まで、あちこちにあった大群落が無くなってしまって、ぽつんぽつんと残る小群落が、寂しくも清らかに佇んでいました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、シベリア東部の川沿いの湿生地等に生育する、茎丈30ー70㎝の多年草です。根本から匍匐茎を伸ばして群落を形成します。茎葉には毛があり、互生する葉は奇数羽...
きょうは、一日雨降りでした(11.1~14.9℃/南南東風)。 小湿地に、サクラソウ(サクラソウ科)が咲いていました。諸々の要因から、年々数を減らしている当種、場所によって僅かに残る桜色の花々が、雨に濡れて涙を一杯溜めていました。北海道南部~九州の他、朝鮮、中国東北部、シベリア東部等の川岸や山間の落葉樹林下の湿性地に生育する、草丈15-40cmの耐寒性多年草です。葉は5-6枚を根生し、長さ5-15cm、幅3-6cmの楕...
きょうは、晴れ後曇りました(12.9~21.9℃/南南東風)。 道端に、シロバナイカリソウ(メギ科)が咲いていました。刈込等でほぼ消えていた当種てすが、漸く少し戻って来ていて、紫の基本種の中の純白の花々は、とても清しく眩いばかりでした。イカリソウ(メギ科)の一品種で、北海道南西部~本州の、主に太平洋側山地の半日陰の山野や林間に生育する、草丈15-35㎝程の多年草です。根出葉は1-3回の3出複葉で、小葉は歪ん...
きょうは、晴れて風の強い一日でした(6.2~.15.3℃/西北西風)。 道沿いのウワミズザクラ(バラ科)に、花が咲いていました。強風に、無数の花穂が震えて揺れて、浴びた光を振り撒く様で、白い輝きが眩しいばかりでした。紫褐色の樹皮は横に長い皮目が目立ちます。長さ6-9cmの葉は、楕円形で先が尖り、縁に鋸歯があります。5月頃、新枝の先に長さ10cm程の総状花序を出し、白い5弁の小花を多数付けます(良く似たイヌザクラは花期...
きょうは、大体晴れました(7.1~16.9℃/西風)。 林床に、ユウシュンラン(ラン科)が咲いていました。盗掘(100%移植不可能な超稀少種破滅の極悪業!)や猪の掘起し等によって又一段と少なくなった当種ですが、出逢う度に眩しくて、きょうは又四株寄り添う様に咲き群れていて、とても嬉しくてもぞこいばかりでした。北海道~九州の山地の林内に生育する、高さ10-15㎝の多年草です。葉は鞘状に退化していますが、小葉を付ける場...
きょうは、大体晴れました(9.2~15.3℃/北西風)。 沢沿いの道端に、ラショウモンカズラ(シソ科)が咲いていました。やはり今年は早いです、既に鮮やかな青紫の花々が群れ、辺りに薫衣草に似た芳香を漂わせていました。本州~九州の他朝鮮、中国等の山地の渓流沿いや林内の湿った所に生育する、高さ15-30cmの多年草です。茎には長毛が疎らに生え、三角状心形の葉は対生して、鈍い鋸歯状になります。4-6月に、青紫の唇形花を2...
きょうは晴れ時々曇って暑くなりました(11.8~25.2℃/北西風)。 道沿いの木の梢で、ホオジロ(ホオジロ科)が鳴いていました。繁殖期到来とてか、ピッチュルチ ピーチュルチーと繰り返し、何処までも響き渡る声で囀り続けていました。中国、シベリア南部、ウスリー、朝鮮等の東アジアに広く分布し、日本では北海道~屋久・種子島の低山~低地の、藪のある森周辺、草原、河原等に生息する全長17cm程のほぼ留鳥です。雄は上...
きょうは、良く晴れました(8.3~21.6℃/南南東風)。 道端に、フデリンドウ(リンドウ科)が咲いていました。何気なく森を歩いていると、思わず出逢う青い小花、近寄れば、日影にあっても蒼玉の様な輝きでした。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン、クリル等の山野の、日当たりが良くやや乾いた疎林内や草原に生育する越年草(二年草)です。高さは5-10cmで、小さな葉が密に対生します。4-5月に、茎先に青紫の花が数個纏ま...
きょうは、曇り後晴れました(10.2~22.9℃/西北西風)。 道沿いの石垣に、キランソウ(シソ科)が咲いていました。石の僅かな隙間に「蓋」をして、鮮やかな青紫の花が、赤紫に縁取られた緑の葉に映えていました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の明るい草地や道端に生育する、多年草です。全体に多毛で、草全体がロゼット状に地表に張り付いて円盤状になります。茎は斜めに地表を這い、その先にもロゼット状に葉を広げます...
きょうは、曇り一時晴れました(6.8~16.0℃/南南東風)。 道沿いに、ルリソウ(ムラサキ科)が咲いていました。瑠璃色の花々に空色や桃色、薄紫の花が混じって、鏤められたお弾きの様でした。北海道~本州中部の落葉樹林内に生育する高さ20-40㎝の多年草です。葉は長楕円形で、下部のものは根出葉より大きくなります。4-5月、5裂した鮮碧色の小花を総状に開き、蕾時は紅色を帯びますが、次第に名の通りの瑠璃色に変わります...
きょうは、晴れたり曇ったでした(8.0~12.7℃/北西風)。 森の道沿いに、ミヤマセセリ(セセリチョウ科)がいました。地上に止まったのを見ると、前翅の端に白色部がない雄でしたが、褐色地に粋な霜降模様や黄斑を散らすお洒落な姿で、行く所、他にも幾つも飛び回っていて、この森の春を代表する蝶と感じました。北海道~九州の他、朝鮮等の山地の落葉広葉樹林に生息する、前翅長14-22㎜のセセリチョウの仲間です。春先最も早...
きょうは、曇り後晴れて、時折強い風が吹きました(12.0~22.0℃/西風)。 林縁の土手に、オクウスギタンポポ(キク科)が咲いていました。エゾタンポポに混じって案外に数多く、正に薄黄の花々が、斜面の一角を埋めていました。東北の南部(主に宮城、福島に局在)の草原、林縁、路傍等に生育する、草丈15-50cmの多年草です。長さ20-30㎝の葉は倒披針~披針形で、羽状に深裂するか歯牙があります。4-5月、茎先に径4㎝程の頭花を...
きょうは、曇り後雨になりました(11.8~14.8℃/南東風)。 道沿いに、ツボスミレ(スミレ科)が咲いていました。真白い小花の群れが雨に濡れそぼり、一層もぞこく、清らかに見えました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、ロシア沿海地方、サハリン、クリル等の山野の、やや湿った場所に生育する多年草です。葉は偏心型~三角状心形で、波状の鈍鋸歯があり、基部が湾入しています。4~5月に、小さく白色で、唇弁に紫色の筋のある...
きょうは、晴れ後曇りました(8.1~25.0℃/北西風)。 山際に、ヒトリシズカ(センリョウ科)が咲いていました。笹薮の影にぽつりぽつり、管刷毛にも見える純白の花穂が、趣ある照双葉から立ち上がっていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の低山地~平地の林内、林縁等に生育する、高さ10-30cmの多年草です。茎は紫褐色で節があり、光沢ある葉は長さ6-10㎝の楕円~卵状楕円で、4枚輪生状に対生し、先は短く急に尖り...
きょうは、大体晴れました(5.9~20.8℃/西北西風)。 道端に、キュウリグサ(ムラサキ科)が咲いていました。叢に紛れながらもあちこちに、小さいけれど瑠璃草や勿忘草そっくりの、空色の花々が春の陽を浴びていました。日本全国の他、アジア各地の道端や畑等に生育する、高さ10-30㎝の一年生草本です。麦の伝来と共に渡来した古代帰化植物の1つと言われています。秋に芽生え、ロゼット状に葉を広げて越冬し、3月頃から3㎜...
きょうは、曇り時々雨が降りました(8.9~19.8℃/北風)。 道端のウリハダカエデ(ムクロジ科)に、花が咲いていました。瞬く間に緑に溢れた森の一角に、緑滴る花房が保護色となって溶け込んでいました。本州~九州の、山地~丘陵の明るい夏緑樹林に生育する高さ10m程の落葉高木です。雌雄異株。葉は長さ10-15㎝で3脈が目立ち、基本は3裂ですが若木では僅かに5裂します。5-6月、前年枝から若枝を伸ばし、1対の葉間から5-10cmの花...
きょうは、曇り時々雨が降りました(11.0~19.8℃/北風)。 道端に、センボンヤリ(キク科)が咲いていました。名の通り至る所、又別名通り花裏を紫に染めて、可憐な星花が地上に瞬いていました。北海道~九州の他、中国~シベリア、サハリン、クリル等の、山野の日当たりの良い草地等に生育する多年草です。根出葉がロゼット状に発達し、葉は倒卵状長楕円形で頭大羽裂状に中裂し、葉裏にはくも毛が密生します。年に二度、4-6月の...
きょうは、良く晴れました(4.3~18.8℃/南南東風)。 林縁の道端に、フモトスミレ(Viola sieboldii Maxim.スミレ科)が咲いていました。一輪のみ、真白く清しい花がすっくと立ち上がって、凛とした風情がありました。本州~九州の、やや乾いた林床や日当たりの良い丘陵地の草地等に生育する、高さ4-6 cmの無茎性の多年草です。地下茎は短く、葉は長さ1-3 cmで卵形〜広卵形で基部は心形、低鋸歯があります。表面には普通毛があり...
きょうは、昨夜の氷雨(雪の所も)も上がって、雲は多いものの青空の下、爛漫の観(視)察会になりました(2.3〜12.6℃/西北西風)。近況報告やコースの説明、落ちていたエナガの巣を見せて貰ったりした後、早速の出発です。学生寮建設工事中の現場を横目に、道端に咲き誇るシュンランや、配布資料で紹介のコブシ、エゾタンポポ、大きく伸びたバッケ、イカリソウ、カキドオシ等観ながら進むと、ブナやアカシデに無数の花が付き、早く...
きょうは、曇り時々小雨が降り、晴間もありました(11.0~15.3℃/西北西風)。 道沿いに、アケボノスミレ(スミレ科)が咲いていました。カタクリに混じって見過ごしそうですが、近寄れば、大きく艶やかな花があちこちに立ち上がって、正に曙の、暁の空を思わる趣でした。朝鮮、中国北部等に分布し、日本では北海道~九州中部の山地の日当りの良い林床や草地に生育する多年草です。根茎は太く、節が詰り、その間からやや太い根が...