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2007/06/19

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  • アケビ(木通・通草)の白花

    きょうは、晴れ後曇りました(11.3~20.7℃/南風)。 川沿いの木に絡まるアケビ(アケビ科)に、花が咲いていました。と言っても、ほんのり赤みがかった白い花で(普通は薄紫)、とても清らかな風情でした。園芸種のシロバナアケビ(白花木通)は花全体が白く、これは自生種の白化品と思われました。日本の本州~九州と中国の山地の林縁等に生育する蔓性落葉木本です。葉は5枚。4-5月に、総状で雄花は淡紫色、雌花は紅紫色の花序...

  • ワサビ(山葵)

    きょうは、雨後晴れて、時々曇りました(13.4~23.1℃/北西風)。 道沿いに、ワサビ(山葵)が咲いていました。清らかな純白の花が、ぽつりぽつりと散らばっていて、時ならぬ斑雪にも見えました。北海道~九州の他、サハリン等の山地渓谷の清流や林下、林縁等の湿った場所に生育する多年草です。円い根性葉は6-12cmで、長い柄があります。3-5月、高さ20-40cmの花茎を立て、頂に白色4弁花を付けます。独特の強い刺激のある香味を持...

  • ノスリ(鵟)

    きょうは、晴れ後曇りました(14.2~21.6℃/南東風)。 池の畔に、ノスリ(タカ科)がいました。真白く大きな鷹がいたのて、あの、噂のシロオオタカか!と勇み立ちましたが、良く見れば翼先が黒く腹帯もあって、当種と分かりました。水飲み・水浴びに来たのか?獲物を追って水に入ったのか?美しく大きな翼を羽搏かせると、ハタハタと空の彼方に消えて行きました。中央・南シベリア、モンゴル、中国等に広く生息し、夏は亜寒~温...

  • オオバクロモジ(大葉黒文字)

    きょうは、大体晴れて、暑い位になりました(11.6~25.6℃/南東風)。 道沿いのオオバクロモジ(クスノキ科)に、花が咲いていました。青空を背にきらきらと、黄金の薬玉を枝一杯に付けて、近寄れば爽やかな春香が漂いました。北海道南部~中部の主に日本海側の亜高山帯下部~丘陵に生育する、高さ3-5mの落葉小高木です。雌雄異株。葉の長さは8-13cmで、樹皮には名の由来の黒斑があり、材は香りが良く、高級な爪楊枝にされま...

  • 四月観(視)察会

    きょうは、良く晴れて気温も上がり、青空の下、春爛漫の観(視)察会になりました(10.5〜22.2℃/南南東風)。近況報告やコースの説明等の後、早速の出発です。学生寮建設に伴い、高木のみ残して裸地化された林床に、健気に咲くカタクリに思いを寄せつつ森へと向かいます。道沿いにはツクシが無数に顔を出し、濃紫のミツバアケビやハウチワカエデ、小麦色のキツネヤナギに真白いワサビ等が花を咲かせ、薄黄のキブシがあちこちに慎ま...

  • イヌブナ(犬椈、犬山毛欅、犬橅)の花

    きょうは、曇り後晴れました(-1.0~10.0℃/南南東風)。 道沿いのイヌブナ(ブナ科)に、花が咲いていました。道に黄色い綿埃みたいなのが落ちているので見上げると、見事なまでに鈴生りに黄金の山ができていて、良く見れば、毛玉の様な雄花の上に待針状の雌花が覗いていました。本州岩手以南~九州熊本以北の山地に生育する、高さ25m程になる落葉高木です。日本海側に少なく太平洋側に多く、主にブナより低山に分布します。...

  • ヒメフタバラン(姫双葉蘭)

    きょうは、曇り後晴れました(9,7~19.8℃/南東風)。 道端に、ヒメフタバラン(ラン科)が咲いていました。小さな花ですが、近寄れば人型の妖精達が、光を浴びて跳ね踊っていました。本州の宮城・山形~沖縄の山地の林床に生育する、高さ5-20㎝の多年草です。茎下方に葉を2枚対生状に付けます。葉は長さ1-2㎝の三角状卵形で、先が尖ります。3-5月、2-6個の花を疎らに付けます。小さく地味な草なので、気付かれないままに生育...

  • エドヒガン (江戸彼岸)

    きょうは、晴れ後曇りました(3,8~.13.3℃/北風)。 道沿いで、エドヒガン(バラ科)が咲いていました。お山の桜の中でも、一番艶やかなこの花が満ち咲いて、夕暮れの街を見下ろしていました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の人里近くの山野に生育する、高さ15-25m程の落葉高木です。葉は長楕円~狭倒卵形で、葉柄には毛が目立ち、蜜腺は葉柄の上部か葉の最下部に一対あります。3月下旬~4月中旬、薄紅~白の花を咲かせます。...

  • アケボノスミレ(曙菫)

    きょうは、良く晴れました(4.5~16.4℃/南南東風)。 道沿いに、アケボノスミレ(スミレ科)が咲いていました。何時もと違う斜面の上にぽつんと一つ、大きく艶やかな曙色の花が、遥かな空を焦がれる様に、春風に吹かれていました。朝鮮、中国北部等に分布し、日本では北海道~九州中部の山地の日当りの良い林床や草地に生育する多年草です。根茎は太く、節が詰り、その間からやや太い根が出ます。地上茎はなく、葉は株元から出...

  • ヒトリシズカ(一人静)

    きょうは、雨後曇って風が強く、夜に晴れました(7.4~14.0℃/北西風)。 山際に、ヒトリシズカ(センリョウ科)が咲き始めていました。一人ではありませんでしたが、緑の葉衣から白いお顔を覗かせて、周囲の華やかな者達にはにかんでいる様に見えました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の低山地~平地の林内、林縁等に生育する、高さ10-30cmの多年草です。茎は紫褐色で節があり、光沢ある葉は長さ6-10㎝の楕円~卵状楕...

  • コブシ(辛夷/拳)

    きょうは、曇って、時々雨が降りました(13.6~21.2℃/南東風)。 道沿いの、コブシ(モクレン科)の花が咲いていました。今やあちこちに、真綿の様な真白い花が山肌を染めて、近寄れば、花弁に雨粒を乗せながら、芳香を漂わせていました。北海道~九州等の山野に生育する、高さ8-20m、径60cmになる落葉高木です。早春、他の木々に先駆けて、展葉前の枝先に芳香ある白花を咲かせます。花弁は6枚で、基部は紅色を帯び、萼片3は小...

  • サンシュユ(山茱萸)

    きょうは、大体晴れました(11.9~20.9℃/南南東風)。 森の外れに、サンシュユ(ミズキ科)が咲いていました。青空を背に、黄金の火花を無数に散らして、きょうは板屋楓にも洒金珊瑚球の様にも見えました。中国、朝鮮に分布し、日本には江戸時代に渡来し庭木等にも利用され、日当たりの良い肥沃地等に生育する高さ3-15 mの落葉小高木です。樹皮は薄茶色で、葉は互生し長さ4-10cmの楕円形で両面に毛があります。3-5月]、若葉に...

  • リュウキンカ(立金花)

    きょうは、晴れ後曇って、晩方から雨になりました(6.5~15.0℃/北風)。 沢縁に、リュウキンカ(キンポウゲ科)が咲いていました。大分荒らされた場所ですが、何とか今春も数群が、金色の花塊を煌かせていました。本州~九州の他、中国、朝鮮、シベリア等北半球全域の、亜高山~低山の水辺や湿地に生育する、草丈20-50㎝の多年草です。葉は艶がある腎円形で縁に細かい円鋸歯があります。4-5月、茎先に径2-4㎝程の濃黄色の花を付...

  • シロヤナギ(白柳)

    きょうは、晴れ後曇りました(6.4~16.1℃/南東風)。 川沿いのシロヤナギ(ヤナギ科/亜種ミチノクシロヤナギともされる)が、芽吹いていました。知らぬ間に、一斉に早緑の葉を伸ばし、陽光に煌きながら、春風にゆらゆらと揺れていました。北海道~東北の河岸や湿生原野等に多く生育する、雌雄異株の高さ15-20m、胸高直径1m程になる落葉高木です。幹は灰褐色で白っぽく、葉の裏面には絹毛があって白色をなします。葉はやや小形で...

  • レンギョウ(連翹)

    きょうは、晴れ時々曇って、とても暖かくなりました(8.8~21.6℃/西風)。 川岸に、レンギョウ(モクセイ科レンギョウ属)の花が咲いていました。勿論外来種ですから、何処からか種が飛んで来て生えたのでしょうが、陽を浴びてキラキラと、金鎖の様に輝いていました。中国原産で、株立になって高さ2〜3m程になる落葉低木です。枝は良く伸びて伸びて下垂し、地面に付くと根を出します。枝は茶褐色で中空、円~楕円形の皮目が...

  • ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)咲き始める

    きょうは、晴れ後曇って、夜に雨が降りました(1.0~12.0℃/南東風)。 森の入口で、ミヤマウグイスカグラ(スイカズラ科)が咲き出していました。今年は意外にも遅めでしたが、濃桃の筒花が数輪、金平糖の趣で佇んでいました。本州~九州の、主に日本海側の山野に生育する高さ2mの落葉低木です。葉は長さ5㎝程の楕円形で対生し、若枝や花柄・果実等、全体に毛と腺毛が多く生えます。4-5月に、やや曲った漏斗状で先が5裂する淡紅...

  • イワウチワ(岩団扇)咲き初める

    きょうは、良く晴れました(7.2~17.1℃/北西風)。 道沿いで、イワウチワ(イワウメ科)が咲き出していました。今年は意外と遅かったのですが、気が付けばあちこちに、如何にも春を告げる薄紅フリルの花が、西陽を浴びて一層艶やかに染まっていました。本州中国以北の山地の落葉樹林内や林縁、岩場等に生育する、草丈10cm程の耐寒性常緑多年草です。円い根生葉は長柄を持ち、3-4月に咲く淡桃色のした花は、一花茎に一花を下~横...

  • ハクビシン(白鼻芯)

    きょうは、晴れ時々曇りました(6.1~16.2℃/北西風)。 森の外れに、ハクビシン(ジャコウネコ科)がいました。何者かが笹薮で蠢いているので、遠くからじっとして眺めていると、餌を探しているのか、地面に鼻を付けながら此方に向かって来て、ふいっと頭を上げると、鼻筋通った桃鼻の、めんこいお顔の当種で、何故か黒い尾先が白玉でした。東南アジア~中国南部、日本では本州~九州(非連続的に分布)の森に生息し、木登りが...

  • チョウジザクラ(丁字桜)

    きょうは、大体晴れました(6.4~18.5℃/西風)。 道沿いのチョウジザクラ(バラ科)が、咲き出していました。気が付けば何輪も、山で一番早咲きの小桜が、きょうはほぼ横向きに綻んでいました。本州の岩手~広島(主に太平洋側)と熊本の山地に生育する7ⅿ程の落葉小高木です(日本海側には、当種の変種とされるオクチョウジザクラが分布)。葉は長い楕円形で、先は尾状に長く尖り、一面に毛が生えます。3月下旬~4月下旬に、萼筒...

  • キクザキイチゲ(菊咲一華)

    きょうは、大体晴れました(8.8~18.4℃/西風)。 沢沿いに、キクザキイチゲ(キンポウゲ科)が咲き出していました。もうあちこちに純白の花々が綻んで、次々に顔を擡げていました。当種の基本色は淡紫~淡青色ですが、青葉山では白花が最も多く見られ、次に淡青色、稀に淡紅色や紅紫色、淡黄緑色のものも見られます。北海道~近畿の山地~低地の、明るい林内等に生育する、高さ10-30㎝の多年草です。葉は2回3出複葉で、深裂...

  • ヤブカンゾウ(薮萓草)の若草

    きょうは、雨後晴れて気温が上がりました(8.8~19.5℃/南風)。 道沿いの土手に、ヤブカンゾウ(ワスレグサ科)が生えていました。雨上がりの斜面一杯、早緑の若草で覆い尽されて、雨粒を乗せながらキラキラ輝いていました。有史以前渡来の中国原産とも言われ、日本では北海道~九州の日当たりの良い草地等に生育する、草丈50-100cmの多年草です。葉は根生し、長さ40-60cm幅3㎝前後の広線形。3倍体の為結実せず、根が紡錘状に...

  • ツノハシバミ(角榛)の花

    きょうは、大体晴れました(0.3~12.9℃/南南東風)。 道沿いのツノハシバミ(カバノキ科)に、雌花が咲いていました。あれだけあった長い雄花は、雨や雪で落ちたのか、ほんの僅かでしたが、その上にはしっかりと、削花や海百合をも思わせる小さな雌花が、触手を伸ばしていました。北海道~九州の他朝鮮等の山地に生育する、高さ4-5m、径15cm程の落葉低木です。樹皮は灰褐色で滑らかで皮目が目立ち、若枝は灰緑色。葉は互生し、欠...

  • カタクリ(片栗) 咲き出す

    きょうは、大体晴れました(2.4~11.7℃/西北西風風)。 道端で、カタクリ(ユリ科)が咲き始めていました。ほんの数輪ばかりでしたが、突然の雪の中、そんなものには負けぬとばかりに、紅紫の篝火をきらきら耀かせていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン等の落葉広葉樹の林床に群生する、草丈10-25㎝の多年草です。3月末~4月初め、長さ4-5㎝で薄紫~桃色の花を、下向きに咲かせた後、あっと言う間に消えてしま...

  • カルガモ(軽鴨)、雪の採食

    きょうは、雨後午後は雪になって、5-6㎝積りました(0.7~11.3℃/北北西風) 川岸の草原に、カルガモ(カモ科)がいました。十数羽が雪の降る中、雪面に残る草の実を探しながら、彷徨っていました。アジア東部~東南部に広く分布し、日本では本州以南の山地~平野の水辺に広く生息する留鳥で、北海道では夏鳥です。体長60cm程。全身茶褐色で、顔は白っぽく2本の黒線があり、翼鏡は青く光沢があります。嘴は黒くて先が黄色く、...

  • カケス(橿鳥、懸巣、鵥)

    きょうは、曇り時々晴れて、暖かくなりました(5.3〜18.9℃/北北西風)。 道端に、カケス(カラス科)がいました。地上で何か探していましたが、此方に気付くとそのまま飛び上がって、良く見れば、何か木実を咥え乍ら、藪影に消えて行きました。アフリカ北部やユーラシア中部~南部に分布し、日本では本州~九州の山地~平地の林内に生息する、全長33cm程の留鳥又は漂鳥です。成鳥は額~頭頂が白黒の斑模様で、喉と腹は白、目の周...

  • ケヤマハンノキ(毛山榛の木)の雌花

    きょうは、大体晴れて、暖かくなりました(2.2〜16.4℃/南南東風)。 道沿いのケヤマハンノキ(カバノキ科)の、雌花が咲いていました。数十m高みの、既に萎れて落ちそうな雄花の上に、小さく固そうな雌花が、ちかちかと真赤な毛玉を作っていました。日本各地の他、東シベリア~極東の丘陵・山地帯に広く分布する、樹高15-20mの落葉高木です。雌雄同株又は異花。樹皮は黒褐色を帯び、大小の皮目があります。長さ8-15㎝の葉は...

  • キジバト(雉鳩)

    きょうは、曇り後雨が降りました(0.0~7.4℃/北北西風)。 道沿いの灌木に、キジバト(ハト科)がいました。道を挟んで二羽がデデポーと鳴いていて、一羽を覗くと、ここが巣に良いかしら?と言ってるかの様でした。ユーラシア大陸東部に分布し、日本では全国の平地~山地の明るい森に生息しています。北海道と本州北部のものは、越冬の為に南下します。雑食で、種子や果実の他、昆虫、貝、ミミズ等も食べます。全長約33cm。雌...

  • ツクシ(土筆)

    きょうは、良く晴れました(1.6~9.9℃/西北西風) 道端に、ツクシが生えていました。今年はもっと早いかと思いましたが、やっとほんの数本、小さくか細いのが、いじらしくも背伸びしていました。ツクシは早春に芽を出すスギナ(トクサ科)の胞子茎です。茎は柔らかな円柱状の袴(退化した葉)が節毎に付き、緑色の胞子を散らした後直に枯れてしまいます。その後、脇から緑で細かく枝分かれしたスギナ(栄養茎)が芽を出します。...

  • オクウスギタンポポ(奥薄黄蒲公英)

    きょうは、曇り時々晴れて、風が強い一日でした(1.5~8.0℃/北西風)。 道沿いに、オクウスギタンポポ(キク科)が咲いていました。未だ、他の蒲公英も無い土手に一花だけ、早過ぎたかしらと戸惑う様に、寒風に吹かれていました。東北の南部(主に宮城、福島に局在)の草原、林縁、路傍等に生育する、草丈15-50cmの多年草です。長さ20-30㎝の葉は倒披針~披針形で、羽状に深裂するか歯牙があります。4-5月、茎先に径4㎝程の頭花を...

  • キブシ(木五倍子)咲き出す

    きょうは、一日中風が強く、雨や霙、雪が降ったり止んだりでした(0.6~5.3℃/北風)。 道沿いで、キブシ(キブシ科)が咲き出していました。知らぬ間に短い花穂を綻ばせ、鉛色の寒空の下、金糸雀色の灯を、しみじみと点していました。北海道~九州の山地の林縁や谷沿いの斜面等に生育する、高さ3-4mの落葉低木です。葉は互生し、卵~卵状楕円形で基部は円く、先は長い鋭尖頭。3-5月、前年枝の葉腋から淡黄色の穂状花序を下垂させ...

  • ヒメカンスゲ(姫寒菅)

    きょうは、晴れ後曇りました(1.5~10.6℃/風)。 道沿いに、ヒメカンスゲ(カヤツリグサ科)が咲いていました。未だ一株だけでしたが、黄金の刷毛を掲げて、春を呼ぶ金粉を振り撒いていました。北海道~九州や朝鮮南部の山間部に生育する、花茎の高さ10-40cmの常緑多年草です。葉は堅くて細長く、艶があって縁がざらつき、苞の鞘が赤く、株の基部に棕櫚毛や紫褐色の鞘が目立つのが特徴です。3-4月、他のスゲ類に先駆けて咲き...

  • ヤブツバキ(藪椿)

    きょうは、曇り時々晴れて風が強く、一日中雪が飛び、一時吹雪になりました(1.1~8.1℃/西北西風)。 道沿いに、ヤブツバキ(ツバキ科)が咲いていました。今年は花付きが良く無い様で数輪ですが、大きな真紅の花が、暗い藪影を照らしていました。東北以西の暖地に生育する、高さ13m、径50cm程になる常緑小高木です。葉は互生し長楕円形で、先が短く尖り、質は厚くて光沢があります。時に12月頃から咲き始めるものの、主に3-4...

  • ヤマネコノメソウ(山猫の目草)

    きょうは、大晴れ後曇りました(2.7~18.7℃/西南西風)。 道端に、ヤマネコノメソウ(ユキノシタ科)が咲き始めていました。ほんの少しでしたが、黄緑の葉牡丹に金粒を散らして、小さな玉杯の様にも見えました。北海道南西部~九州の他、朝鮮、中国東北部等の、やや湿った林内等に生育する、高さ10-15cm程の多年草です。3-4月に花茎を出し、その先に花を付けます。葉は互生し、全体に長毛が散生します。種子の他、根元に珠芽...

  • シータテハ(C立翅)

    きょうは、良く晴れて暖かくなりました(6.1~14.2℃/北西風)。 車道沿いの笹薮に、シータテハ(タテハチョウ科)がいました。美しい、丹色の衣装を開閉していましたが、時折見せる翅裏のC字にドキドキしました。ユーラシア中北部に広く分布し、日本では北海道~九州の山野に生息する北方・寒地系のタテハチョウです。成虫は春~秋の年2-3回発生し、成虫のまま越冬。幼虫はカラハナソウやエノキ、ハルニレ、アカソ等を食草に...

  • フクジュソウ(福寿草)

    きょうは、大体晴れて、風の強い一日でした(3.3~16.3℃/西風)。 川沿いの土手に、フクジュソウ(キンポウゲ科)が咲いていました。と言っても、主要な群落は今冬の河川工事で消滅し、僅かに残った小群が、漸く黄金の顔を出したのでした。北海道~九州の他、朝鮮、中国北部、東シベリア、ウスリー等の山野に生育する、草丈10-25㎝程の多年草です。茎は直立して枝分かれし、根茎は短く髭根が多数生え、茎の根元では大形鱗片...

  • ヤマネコヤナギ(山猫柳)の花芽

    きょうは、晴れ後曇って、一時雨や霰が降りました(0.9~13.3℃/西北西風)。 道沿いのヤマネコヤナギ(ヤナギ科)に、花芽が付いていました。長らく固かった芽も絹毛に覆われて、天突く花穂が陽光に煌いていました。北海道西南部~本州(近畿以北)、四国の、山地の日当たりの良い所に生育する高さ5-15mの落葉高木です。樹皮は暗灰色で、古くなると縦に不規則に割目が入ります。葉は互生し革質で、楕円~長楕円形で、縁は全縁か微凸...

  • カタクリ(片栗)の花芽

    きょうは、大体晴れました(4.0~8.4℃/北西風)。 道端のカタクリ(ユリ科)の、花芽が膨らんでいました。気が付けば知らぬ間に、道行くところあちこちに、俯きながらも赤らめて、今にも綻びそうにしていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、ロシア沿海地方、クリル、サハリン等の落葉広葉樹の林床に群生する、草丈10-25㎝の多年草です。3月末~4月初め、長さ4-5㎝で薄紫~桃色の花を、下向きに咲かせた後、あっと言う...

  • モズ(百舌/鵙)

    きょうは、曇り後雨になりました(2.8~11.0℃/北北西風)。 林縁に、モズ(モズ科) がいました。一羽の雄でしたが、笹刈りされたばかりの地面で何かを捕食しながら、近くの木の枝に止まっては、又地上に降りてを繰り返していました。中国東部、朝鮮、ウスリー、サハリン等で繁殖し、冬には中国南部等で越冬します。日本では全国各地に周年生息しますが(留鳥)、北海道では冬に大部分は本州以南に移動し、山岳高地の者も里や南...

  • シジュウカラ(四十雀)の残骸

    きょうは、大体晴れて暖かくなりました(0.3~14.0℃/西風)。 昨日の観察会コースにもありましたが(つい通り過ぎました;・;)、道端に、シジュウカラ(シジュウカラ科)の残骸がありました。灰色の体羽や風切羽が小さく円く散ばり、猛禽類、中でも小型猛禽のハイタカ(かツミ)の食べ残しと推測されました。大規模工事の影響ですっかり見かけなくなったオオタカにも増して、中々出会えないハイタカ(やツミ)ですが、シジュウカラには...

  • 三月観(視)察会

    きょうは、早朝に牡丹雪が降り頻って一時うっすら積もり、後に融けたものの、湿り雪の舞う中の観(視)察会になりました(-0,8~2.5℃/西風)。先ずは、集合バス停眼前の貴重な自然林の、中・低層木が数日前に皆伐され(新学生寮周辺を「明るくするため」かと思われる?)、すっかり裸地化されたことに驚愕、これまでの経緯や今後の対策についてお話し、又展示会等の近況報告があった後、早速の出発です。伐採地は、トウゴクミツバツツジ...

  • アズマスゲ(東菅)

    きょうは、朝までに湿り雪や霙は止み、日中は腫れたり曇ったりで、時々風花が舞いました(0.1~7.9℃/北西風)。 道端で、アズマスゲ(カヤツリグサ科)が咲き始めていました。知らぬ間に、鉋屑の様な枯葉の間から、淡金色の小刷毛が、おずおずと立ち上がっていました。北海道~九州の山地の林内に生育する、スゲ属の多年草です。葉は全体に毛があり、当年葉は冬~花期には極小さく、大きくても4cm程で、前年の枯葉が捩れなが...

  • アケボノアセビ(曙馬酔木)

    きょうは、朝までに雪が数㎝積り、後曇って時々小雪が舞い、晩方には晴れました(-0.6~4.7℃/北風)。 車道沿いに、アケボノアセビ(ツツジ科)が咲いていました。勿論植栽されたものですが、女性日に相応しく鮮やかな曙の花は、近しい人や世界中に捧げたくなりました。本州(山形県以西とされる)~九州の山地に生育する、樹高1-3mの常緑低木で、庭等にも良く植えられます。葉は楕円形で深緑、表面に艶があり、枝先に束生し...

  • カシラダカ(頭高)

    きょうは、晴れ時々曇りました(-0.2~7.3℃/北風)。 河原に、カシラダカ(ホオジロ科)がいました。数羽の群れでしたが、スズメやカルガモと混じって地上で採食していて、何かの拍子に飛び上がると、又別の場所に舞い下りて餌を探していました。ユーラシア大陸北部とアリューシャンで繁殖し、冬は中国東部や中央アジアで越冬します。日本では冬鳥として、九州以北の山地~平地の明るい林や林縁、草地等に渡来します。体長15cm...

  • イノシシ(猪、豬)

    きょうは、朝までに雪が5-6cm積り、日中は曇って時々雪が舞いました(-0.2~4.4℃/北北西風)。 道に、イノシシ(イノシシ科)がいました。遠くから大きく黒いものがずんずん近付いてくるので、熊かと思い立ち竦むと、獰猛そうな?二頭(♀♂?)の猪でした。餌を探しているのか、下ばかり見ながら5m程先迄来て、ふっと顔を上げてこちらに気付くと、数秒見つめ合った後、どどっと数歩突進した後、踵を返して谷の方に駆け下りて行...

  • ヤマガラ(山雀)

    きょうは、晴れ後曇って夜に雪が降り出し、数㎝積りました(0.8~6.0℃/南南東風)。 道沿いに、ヤマガラ(シジュウカラ科)がいました。地上でニイニイ言いながら採餌していましたが、こちらに気付くと、何かの実?を咥えて、何処かに飛んで行きました。亜高山~落葉・常緑広葉樹林に生息する、全長13-15㎝のシジュウカラの仲間です。ほぼ留鳥ですが、高地の個体は冬に低地へ移動します。頭部は黒と白~薄茶色の斑模様で、背と腹部...

  • シッポゴケ(尻尾苔)

    きょうは、大体曇りで、一日中雪がぱらつきました(-0.4~6.7℃/西風)。 道沿いに、シッポゴケ(シッポゴケ科)が生えていました。切株の根元に沿ってふさふさの、瑞々しい水草を思わせる、鮮緑の小山は初夏の森を彷彿させました。朝鮮、中国、ロシア等に分布し、日本では全国各地の、亜高山~低山の半日陰地の腐植に富む地上等に群生する、高さ8~10㎝の苔(蘚類)です。白い仮根で覆われ、葉は細長い8~10㎜の披針形で、胞子体は1本...

  • アオジ(青鵐、蒿鵐、蒿雀)

    きょうは、朝に雪がうっすらありましたが、日中は晴れて、晩方には雨が降り出しました(-1.5~10.3℃/南南西風)。 道端に、アオジ(ホオジロ科)がいました。雪の消えた繁みの下で、雄が一羽だけでしたが、夢中で採餌していて、ちらっとこちらに気付いた時の、愛らしい瞳が印象的でした。夏に中国、ロシア南東部、朝鮮北部等で繁殖し、冬には中国南部等で越冬します。日本では北海道~本州中部以北で繁殖する他、主に中部以西で...

  • ヒメオドリコソウ(姫踊子草)

    きょうは、晴れ時々曇って、一日中風花が舞いました(-1.6~4.4℃/北北西風)。 車道の道端に、ヒメオドリコソウ(シソ科)が咲いていました。知らぬ間に土手一面、オオイヌノフグリやミチタネツケバナが群れ咲いて、その中にぽつぽつと、紅紫の小花がとても艶やかでした 明治時代中期に渡来した外来種で、主に本州の路傍等に普通に生育する、草丈10-25cm程の越年草です。茎には短毛があり、根元で枝分かれし、葉は対生し、短い...

  • イヌシデメフクレフシ(犬四手/犬垂膨五倍子)

    きょうは、朝まで霙交じりの氷雨が降り、後曇り時々晴れました(1.9~10.5℃/北北西風)。 道沿いのイヌシデ(カバノキ科)に、虫瘤が付いていました。イヌシデメフクレフシで、まるで若芽の様に鮮緑の、毛糸玉や猫足にも見えました。ソロメフクレダニ(ソロはシデ類の俗称)と言うフシダニの一種が、イヌシデの頂芽にのみ寄生して鱗片が肥大し、松毬状に大きく膨らみ、長さ50mmにもなります。黄褐~緑褐色で、表面には長毛が密...

  • カンムリカイツブリ(冠鳰)

    きょうは、晴れ後曇って、夜に氷雨が降り出しました(2.1~10.0℃/北風)。 広瀬川に、カンムリカイツブリ(カイツブリ科)がいました。北帰行の途中なのでしょうか? 時折潜って魚を捕りながら、ゆっくりしていましたが、朱い嘴と、黒い耳の様な冠羽がとてもお洒落でした。ユーラシア大陸とオセアニア、アフリカの一部等に広く分布し、日本では冬に九州以北に飛来し、青森や滋賀(琵琶湖)では繁殖します。河川、湖沼、湿原、沿...

  • アカハラ(赤腹)♂

    きょうは、大体晴れました(8.0~18.9℃/南風)。 道沿いの斜面に、アカハラ(ツグミ科)がいました。昨年まではシロハラが常に見られた場所ですが、藪刈りで全く居なくなって、そんな所にひょっこりと、美しく朱いお腹と黄色い嘴が眼に沁みました。ロシアのサハリン、クリル、日本の北海道と本州中部以北の山地で繁殖し、比較的明るく開けた林の地上でミミズや昆虫等を捕り、冬は本州中部以西〜中国南部、フィリピン等で越...

  • バッケ(蕗の薹)

    きょうは、曇り時々霙や雨で、後晴れました(3.4~7.8℃/北西風)。 道沿いに、バッケ(仙台他東北でフキノトウ(フキ(キク科)の花茎)の事)が顔を出していました。小さいのが一つだけでしたが、今季は超暖冬のわりに遅めでしたので、瑞々しく鮮やかな色に小躍りしました。サハリン~九州の他、朝鮮、中国にも分布し、日本では全国の山野に生育するフキ(キク科)の、雌雄異株の花の蕾で、早春、葉の出るより先に花茎が伸び出し...

  • セリバオウレン(芹葉黄蓮/連)咲き出す

    きょうは、夜来の霙や氷雨は朝に上がって、晴れ時々曇って風の強い風が吹きました(1.7~9.1℃/北西風)。 道沿いで、セリバオウレン(キンポウゲ科)が咲き始めていました。数株の雄株だけでしたが、雪中でも健気にきらきらと、大きな雪片の様に煌いていました。本州~四国の、やや暗い林床に群生する常緑多年草です。葉は2回3出複葉で、小葉はやや厚質で光沢があり、名の通り、芹葉状にに深裂します(2-3裂し、鋭頭、欠刻状鋸歯)...

  • キツネ(狐) の足跡

    きょうは、曇り後雨、霙、雪が降りました(-2.3~4.4℃/北西風)。 道に沿って、キツネ(イヌ科)の足跡がありました。少し前のものでしたが、端正な等間隔の一筋が、真直ぐに何処までも続いていました。ユーラシア~北米に分布し、日本でも殆どの地域に生息しますが、四国では稀です。頭胴長52-76cm、尾長26-42cm、体重4-7Kg。体色は赤みがかった黄色で、腹、頬、尾の先は白く、尾は長くふさふさとしています。主にノネズミ類...

  • ベニマシコ(紅猿子)♂

    きょうは、晴れたり曇ったりで、雪が良くちらつきました(-0.3~5.1℃/北風)。 道沿いに、ベニマシコ(アトリ科)がいました。ピッポピッポと言う、口笛の樣な声の方に目を向けると、雪に映える真朱色のベニマシコ(アトリ科)♂が居て、僅かに残る草の実等を食べていました。シベリア南部、中国東北等に分布し、日本では下北半島以北で繁殖し、冬は全国の落葉樹林のやや水辺の芦原等で過します。全長約15cmで翼長6-7cm、体...

  • マヒワ(真鶸)

    きょうは、朝までに雪が20cm近く積り(榴岡は15cm)、後曇り時々晴れました(-1.0~2.0℃/北北西風)。 梢に、マヒワ(アトリ科)がいました。30羽程の群れで、何かの拍子に数羽が飛ぶと一斉に飛び上がって、空をくるくる回ると隣の杉の木に止まって、種子等を突いていました。ユーラシア大陸の亜寒帯(ヨーロッパ北部やアルプス、中国北東部やウスリー)に広く分布・繁殖し、冬はアフリカ大陸北部やヨーロッパ、中国東部、...

  • カタクリ(片栗)の葉

    きょうは、明方から雪になり数㎝積り、一時雨に変わったものの、晩方からは又本降りになりました(-0.3~6.5℃/北風)。 道端に、カタクリ(ユリ科)の葉が出ていました。雪中でしたが既にあちこちに、西瓜の様に眩しい緑が、寒さになんて負けぬとばかりに、めんこい顔を出していました(でも、雪に埋もれた後はどうなるのか心配:)。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン等の落葉広葉樹の林床に群生する、草丈10-25㎝の多年草です...

  • ナズナ(薺)の花

    きょうは、曇り時々晴れました(4.5~16.4℃/北北西風)。 道端に、ナズナ(アブラナ科)の花が咲いていました。大分前から咲いていたらしく、花は勿論、下の方には既に、ハート形の果実も付いていました。日本全国の他、北半球温帯の山野の道端、荒地、田畑等に生育する、高さ20-40cmの1年草(又は越年草)です。麦伝来と共に日本に渡来した史前帰化植物と考えられ、春の七草の一つです。花期は2-6月とされ、花弁4枚の白い小花...

  • トモエガモ(巴鴨)

    きょうは、晴れ後曇って気温は高いものの、風の強い一日でした(7.4~18.4℃/南南西風)。 川に、トモエガモ(カモ科マガモ属)がいました。今年は渡来数が多いのか、早北帰行の途中なのか8羽程、ここでは初確認でしたが、強風の中、道化師化粧にもパッチリお目にも見える巴模様が素敵でした。シベリア東部で繁殖し、冬に中国東部、朝鮮等で越冬、日本では主に本州以南の日本海側に渡来し、関東以西の湖沼、河川等で越冬する、全長...

  • コガモ(小鴨)

    きょうは、大体晴れました(2.0~1.3℃/南風)。 沢に、コガモ(カモ科)がいました。川にも池にも沢山いるのですけれど、沢の浅瀬で夢中に採餌する様子は、超暖冬の中での北帰行の早まりを感じました。北半球に広く分布し、日本には、ほぼ冬鳥として全国の河川、池沼に飛来する、体長34-38cm、翼開長58-64cmの小型のカモです。雄の頭は茶色く目の周り~後ろが青緑色。嘴と脚は黒く体は灰色で、側面中央付近に白い水平な線がありま...

  • アカゲラ(赤啄木鳥)の羽根

    きょうは、大体晴れました(-1.9~8.1℃/北北西風)。 道沿いの笹薮下に、アカゲラ(キツツキ科)の羽根が落ちていました。どうもオオタカによる食痕の様で、典型的な黒地に白丸の風切羽の中にある、下尾筒の赤い羽にドキドキさせられました。それにしても、最近猛禽による、「森の医者」とされるキツツキ類の残骸が頻繁に見られる様になったのは、増えてきたアカマツ等の枯木で採餌する当種が標的にされやすいのか?、危険木...

  • ハクバイ(白梅)

    きょうは、昨日とは打って変わって、曇ったり晴れたりで寒くなり、時折風花が舞いました(2.5~15.5(夜中の1時)℃/北西風)。 三居沢の疎水沿いで、ウメ(バラ科)が咲いていました。紅梅は1月から咲いていますが、この白梅ももう3分咲き程に、水面に白い影を落としながら揺れていました。中国原産で、古い時代に渡来したと言われる(日本にも自生していたとの説も)、樹高5-10mの落葉高木です。卵形の葉は互生して先が尖り、...

  • ニワトコ(接骨木、庭常) の若芽

    きょうは、晴れ時々曇って、異常に暖かくなりました(7.4~21.1℃/2月最高気温/西北西風)。 道沿いのニワトコ(スイカズラ科)が、早くも芽吹いていました。混芽と呼ばれる花蕾と若葉の新芽が、大きく膨らんで、とても美味しそうにも見えました(青酸配糖体を含み有毒)。北海道~九州の他、朝鮮等の山野に生育する、高さ3-6mの落葉低木です。若枝は淡緑~淡褐色で、古枝は灰褐色の樹皮が縦に裂け、コルク質が発達します。葉...

  • ヒイラギナンテン(柊南天)

    きょうは大体晴れて、とても暖かくなりました(5.2~18.4℃/西風)。 森の外れに、ヒイラギナンテン(メギ科)が咲いていました。五月並の気温に合わせてか、二月とは思えぬ、鮮やかな黄金の花が眩しく輝いていました。中国南部~ヒマラヤ原産で樹高2-3mの常緑低木で、日本には古い時代に中国から導入され、庭や公園等に良く栽培され、乾燥に強い事から緑地帯等の緑化樹としても利用されています。葉は奇数羽状複葉で互生し、硬...

  • メジロ(目白)の巣

    きょうは、良く晴れて暖かくなりました(-1.1~14.1℃/西風)。 道沿いのコハウチワカエデの木に、メジロ(目白科)の巣がありました。巧妙に塗された緑の苔が、青空や紅枝に映えて、とてもきらきらしていました。目白は、北海道中部以南の山~低地に、留鳥(又は漂鳥)として生息する、全長約12㎝、翼開長約18㎝の小鳥です。雌雄同色。上面はオリーブがかった緑色で、翼と尾はやや暗色。下面は白く、喉はや下尾筒は黄色く、脇は褐色...

  • ケヤマハンノキ(毛山榛の木)の花

    きょうは、大体晴れました(-1.5〜8.4℃/西風)。 道沿いのケヤマハンノキ(カバノキ科)に、雄花が下がっていました。赤茶色の毛糸網の趣で、無数の穂となって風に揺れていましたが、その上には、未だ固そうな雌花が心細げに付いていました。日本各地の他、東シベリア~極東の丘陵・山地帯に広く分布する、樹高15-20mの落葉高木です。雌雄同株又は異花。樹皮は黒褐色を帯び、大小の皮目があります。長さ8-15㎝の葉は互生し、...

  • 二月観(視)察会

    きょうは第二日曜、観(視)察会の日。とは言え二・八月は(公式には)お休みなので、記録(調査)を主に、又今年も森全体での「危険木」伐採が行われている事から、その一部点検も兼ねて、有志で歩きました(0.5~5.9℃/北風)。嘗てない程の暖冬と言う事で、雪は殆どありませんが、曇り時々晴れて風があり、常に風花が舞う中の、早速の出発です。学生寮工事もほぼ終わり、静寂の構内を進むと、植栽の素心蝋梅が漸く綻びかけ、芳香を微...

  • ホトケノザ(仏の座)

    きょうは、大体晴れました(-0.5~9.0℃/南東風)。 川沿いの草原に、ホトケノザ(シソ科)が咲いていました。枯野にきらきらと、鮮やかな紅紫の花が、早々と春到来を告げている様でもありました。世界の温帯~暖帯に広く分布し、日本では本州~沖縄の、山野の道端等に生育する一年草又は越年草です。秋に芽生え(秋にも花を付ける事があるが)、主に翌春3―6月頃に高さ10 - 30㎝K花茎を立て、その先に唇形状の花を咲かせ、...

  • キジ(雉子、雉)の足跡

    きょうは、晴れ後曇りました(-0.2~9.0℃/北西風)。 道沿いに、キジ(キジ科)の足跡がありました。僅かに残る雪面に、三叉槍先のような大きな痕が真直ぐに続いて、遠くにちらっと、錦模様の雄の姿が見えました。本州~九州の、山地~平地の明るい林や河原、藪地等に生息する全長80cm程の(雌は約60cm)留鳥です。日本の国鳥ですが狩猟鳥でもあり(国鳥が狩猟対象なのは日本のみ)、毎年大量に放鳥され、嘗ての固有亜種は雑...

  • ホクリクムヨウラン(北陸無葉蘭)の果実

    きょうは、晴れたり曇ったりでした(-0.9~8.3℃/北西風)。 道沿いの林床に、ホクリクムヨウラン(ラン科)が生えていました。種子を撒き散らした後の、三鈷の様な果実でしたが、試しにと指で弾くと、僅かながら細かな種が飛びました。東北南部~北陸の、山地の林床に生育する、茎高20-40cmの菌従属栄養植物です。根茎は地中深く、数多く分枝します。6-7月、茎上部に数個の花を穂状に付け、唇弁は長さ11-25cmの倒卵形で、分裂し...

  • ノウサギ(野兎)の足跡

    きょうは、晴れ後曇りました(-2.4~8.9℃/北西風)。 道沿いに、ニホンノウサギ(ノウサギ科)の足跡がありました。最近中々見かけなくなっているので、少しほっとしましたが、踏跡の歩幅が狭かったり散乱したり跳んだりしていて、びくびく感が伝わって来ました。本州~九州の亜高山~低地の森林や草原等に生息する、体長45-54cm、体重2-3.5kgの日本固有の兎です。植物食で、葉、芽、枝、樹皮等を採食し、群れは形成せず単独...

  • コスギゴケ(小杉苔)

    きょうは、朝までに6-7cm雪が積もり、その後は曇って、一日中湿った雪が舞いました(-1.1~2.6℃/北北西風)。 道端に、コスギゴケ(スギゴケ科)が生えていました。白い雪面に、緑の小山が鮮やかで、良く見れば、めんこい胞子体が沢山付いていました。朝鮮、中国、ロシア等に分布し、日本では全国の、山道の切通し法面等のやや乾いて日当たりも少し良い所に生育する、茎高1-5㎝程の蘚類です。枝分かれはなく下方に仮根を多数...

  • ツグミ(鶫)

    きょうは曇って、晩方から雪が降り出し、数㎝積りました(-06~4.3℃/西北西風)。 桜の根元に、ツグミ(ツグミ科)がいました。上に何が居るのか、故郷の空が恋しいのか、ずっと顔を上げたまま佇んでいました。北東アジアに広く分布し、東シベリア~カムチャッカで繁殖、日本には秋~春に渡来して越冬します。体長約20㎝。体の上部が灰~茶色で、眼上と腹部が白く、胸を張り背筋を伸ばす姿勢でいるのが特徴です。雑食で、主に...

  • ミチタネツケバナ (路種漬花、道種漬花)

    きょうは、大体晴れました(-0.9~8.9℃/北西風)。 車道沿いのミチタネツケバナ(アブラナ科)が、咲き始めていました。今年はもっと早くと思いましたが、漸く小さい白花がおずおずと、紫と緑の衣装に映えていました。欧州原産の帰化植物で、1970-80年代に東北周辺で発見された後、全国で確認され、今では何処でも普通に見られる様になりました。タネツケバナより草丈がやや小さく(20-40cm)、茎は無毛で、花が早春に一早く咲き...

  • オオウラジロノキ(大裏白の木)の果実

    きょうは、晴れ時々曇りましした(0.1~51℃/北西風)。 道沿いのオオウラジロノキ(バラ科リンゴ属)に、実が生っていました。林檎の原種ですので甘酸っぱく、鳥に食べられてとっくに無くなっているかと思いましたが、もう賞味期限切れで不味いのか、未だ幾つも残っていました。本州~九州のやや乾燥した尾根等に生育する、樹高10-15m、径30-40㎝になる落葉高木です。樹皮は紫褐色で皮目が多く、若木の幹には刺状の突起があり...

  • スミレモ(菫藻)

    きょうは、晴れ時々曇って風強く、時折風花が飛びました(-1.7~6.1℃/北西風) 道沿いの岩に、スミレモ(緑藻類カエトフォラ目スミレモ科)が生えていました。様々な緑の苔に混じって、一際目立つ朱い絨毯が一面に広がっていました。全国の、スギ、ヒノキ等の樹皮や崖地、岩石等の表面に固着・生育する藻の仲間です。細い糸状で時に数㎝の長さになり、平素は気中で生活しますが、成熟すると糸状体に遊走子嚢・配偶子嚢を生じ、雨露...

  • オオバン(大鷭)

    きょうは、曇り後晴れて、暴風が吹きました(0.9~9.8℃/西北西風)。 川に、オオバン(クイナ科)がいました。渕沿いを首振り乍ら、何かを探していましたが、その様子は如如何しても、

  • ヘクソカズラ(屁糞蔓 / 屁臭蔓)の果実

    きょうは、大体晴れて、暖かくなりました(-0.5~14.0℃/西風)。 道端に、ヘクソカズラ(アカネ科))の実が落ちていました。風で飛ばされたのか、鳥が契って運んだのか、斑に残る雪面に、近寄れば甘橙にも見える実が美味しそうでした。日本の他、東アジアに広く分布する蔓性多年草です。蔓は下部では太く木質化し、葉は対生し、長さ4-10cmの楕円~細長卵形で先は尖り全縁。葉柄基部には左右の托葉が合着した三角形の鱗片が...

  • テン(貂)の足跡

    きょうは、大体晴れました(-0.7~10.3℃/北風)。 道沿いに、テン(イタチ科)の足跡がありました。草原に残る雪上に、二つ二つと大きな斑が、等間隔に続いていました。北海道~九州と朝鮮南部の主に奥山に生息し、小動物、昆虫、甲殻類の他、ノウサギ・キジ・ヤマドリ等も襲い、果実類も好みます。体長44-55㎝、尾長17-23㎝、体重0.9-1.5kg。広い行動圏を持ち、岩の隙間や樹洞を巣にします。東北等の主に寒冷地では、夏季...

  • エナガ(柄長)

    きょうは、晴れ時々曇りました(-0.6~9.9℃/西北西風)。 森の外れに、エナガ(エナガ科)がいました。夕暮れの林縁を、5-6羽の群れがチュルチュルと、木から木、枝から枝へと飛び移りながら、とびきりめんこい姿を魅せていました。ヨーロッパ~中央アジア~日本に広く分布し、主に明るい森に生息する留鳥又は漂鳥です。体長は14cm程ですが、名の通り、尾の長さが体の半分以上もあります。雌雄同色で、成鳥の頭や頬~胸等は...

  • コウバイ(紅梅)

    きょうは、晴れ時々曇りました(-0.9~7.7℃/西北西風)。 森の外れで、ウメ(バラ科)が咲いていました。暖冬にも関わらず、今年は何故か遅めでしたが、漸く幾つかちらほらと、鮮やかな赤紫の花を綻ばせていました。中国原産で、古い時代に渡来したと言われる(日本にも自生していたとの説も)、樹高5-10mの落葉高木です。卵形の葉は互生して先が尖り、周囲が鋸歯状。1-4月、葉に先立ち1-3㎝程の花を咲かせます。花弁は5...

  • マンサク(万作・満作・金縷梅)咲き出す!

    きょうは、晴れたり曇ったりでした(0.7~7.2℃/北西風)。 道沿いのマンサク(マンサク科)が、咲き出していました。今年は超暖冬で、もっと早く咲き出すのかと思っていましたがそうでもなく、漸くちらちらと、黄色いリボンを伸ばしかけていました。本州(太平洋側)~九州の山林に生育する、高さ3-5mの落葉小高木です。葉は互生し、楕円形で波状の鋸歯があります。2-3月、他に先駆けて花を咲かせ、花は萼、花弁、雄蕊4、仮雄蕊...

  • ユズリハ(楪、交譲木、譲葉)の冬芽と葉柄

    きょうは、曇り時々晴れて、一日中雪が舞いました(0.9~5.6℃/西北西風)。 道沿いに、ユズリハ(ユズリハ科)がありました。雪景色に映え、鮮緑の葉に囲まれた、真紅の芽と葉柄は、南国の密林で出合う大猩々の様でもありました。朝鮮、中国等に分布し、日本では、東北南部~沖縄の山地に生育する、高さ10m程の常緑高木です。雌雄異株。葉は長さ20cm程で、枝先に螺旋状に付きます。5-6月に、葉腋から総状花序を出し、花被の...

  • ノキシノブ(軒忍)

    きょうは、朝までに雪が15cm以上積り、日中は晴れ時々曇って風が強く、時折雪が舞いました(-2.0~2.9℃/西北西風)。 道沿いの岩に、ノキシノブ(ウラボシ科ノキシノブ属)が生えていました。下から覗くと、赤くて丸い胞子嚢が綺麗に並んで、雪に映えて、紅花の花餅の様にも見えました。朝鮮、中国、フィリピン等に分布し、日本では北海道南部以南の各地の大木の樹皮上や崖、急斜面の地表等に生育する常緑羊歯植物です(着生...

  • ヒヨドリ(鵯)

    きょうは、曇り時々晴れて、一日中雪が舞いました(0.4~3.6℃/西風)。 道沿いのブナの木に、ヒヨドリ(ヒヨドリ科)がいました。何か楽しい事でもあったのか、頬を赤く染めて、ニッコリしていました。日本全国の他、中国南部等の、山地~平地の林や市街地にも普通に生息する留鳥、又は漂鳥です。全長27.5㎝、翼開長40㎝程。雌雄同色。頭~胴は灰色の羽毛に覆われ、頬に茶褐色部があります。頭頂は冠羽状。雑食で、昆虫類...

  • ヤブラン(藪蘭)の果実

    きょうは、大体晴れました(2.4~9.3℃/北西風) 道端のヤブラン(ナギイカダ科)に、実が生っていました。あっちにもこっちにも案外沢山残っていて、試しにと艶々の黒い実を一つ齧ると、味もそっけもなくて種ばかりで、成程と思いました。本州~沖縄の他、東~東南アジアの山野の樹下に生育する、草丈30-50㎝の常緑多年草です。葉は根生、線形で濃緑色で光沢あり、葉先は鈍頭。8-10月、長さ40㎝程の花茎に総状花序を付け、花...

  • カワアイサ(川秋沙)

    きょうは、曇り時々雨が降りました(1.2~9.1℃/東北東風)。 川に、カワアイサ(カモ科)がいました。雌雄合わせて10羽程、濁流となった川を縦横に、潜ったり浮かんだり、流されたりを繰り返していました。ユーラシアや北米に広く分布し、日本では全国に冬鳥として渡来する、全長58-72cm、翼開長86-102cmの潜水性のカモです。主に河川・湖沼等の淡水域に棲み、水中で魚を捕食します。雄の頭は緑黒色で、胸や腹等は白く、背中は...

  • ソシンロウバイ(素心蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅)

    きょうは、一日雨風の強い一日でした(2.5~10.1℃/東風) 池端のソシンロウバイ(ロウバイ科)が、咲いていました。大分前から咲いていた様でしたが、もう何十輪も、甘い香を放ちながら雨に打たれていました。中国原産で日本には江戸期に渡来した高さ2-4mの落葉低木です。幹は、地際から分枝して株状になります。葉は対生し、長楕円〜卵状長楕形、鋭尖頭で、基部は楔形、縁は全縁。早春、葉の出る前の枝に芳香ある黄色い花...

  • ネコヤナギ(猫柳)

    きょうは、晴れ時々曇りました(1.2~7.3℃/北北西風)。 川岸のネコヤナギ(ヤナギ科)に、花芽が出ていました。何時の間にやら大きく膨らんで、雄株では早くも、黄色い葯を出しているものもありました。北海道~九州の山間渓流や中流域の急流沿い等に生育する、高さ3m程の落葉低木です。葉は細い楕円形で艶はありません。雌雄異株。ヤナギ類で最も早く、早春の葉が出る前に銀白色の毛が目立つ花穂を付けます。雄花は長さ3-6cm...

  • イカルチドリ(桑鳲千鳥)

    きょうは、大体晴れました(3.6~8.2℃/北風)。 川に、イカルチドリ(チドリ科)がいました。珍しく10羽近い群れでしたが、夫々3羽4羽と小班を作って、あっちにトコトコこっちにトコトコ、餌を探しながら走り回っていました。夏に中国北部、ウスリー、朝鮮等で繁殖し、冬には中国南部~東南アジア等で越冬し、日本では本州~九州で繁殖・越冬する留鳥又は漂鳥です。河原や砂礫地が発達した河川、湖沼周辺等に生息し、水辺を徘...

  • オオハクチョウ(大白鳥)

    きょうは、大体曇りました(0.4〜12.7℃/西風) 川に、オオハクチョウ(カモ科)がいました。雌雄なのか2羽が、餌場から塒への途中なのか、澱に漂いながら、何か見詰め合っていました。ユーラシア大陸北部で繁殖し、欧州の一部、中国東部、朝鮮、カスピ海や黒海沿岸で越冬し、日本には冬に、シベリアやオホーツク海沿岸から本州以北に飛来します。 全長140-165㎝、翼開張218-243㎝、体重は10kgを越え、全身の羽衣は白。虹彩...

  • ホオノキ(朴木)の果実

    きょうは、良く晴れました(14.5~17.6℃/南南東風)。 道沿いのホオノキ(モクレン科)に、実が付いていました。他の実は疾うに落ちていますが、天辺に一つだけ、青空を背に雪帽子を乗せて、南国のドリアンにも海鼠にも似た体をすっくと立てていました。北海道~九州の他、中国、朝鮮、クリル等の山林に生育する、樹高30m、径1mになる落葉高木です。樹皮は灰白色できめ細かく、裂目は生じません。葉は長さ20-40cmの倒卵状楕円形...

  • カラスザンショウ(烏山椒)の果実

    きょうは、一日中雪が降り、5-6cm程積りました(-3.2~0.4℃/北西風)。 道沿いのカラスザンショウ(ミカン科)に、実が生っていました。落ちているものもあった筈なのに雪に覆われ、見上げれば、雪帽子を重そうに被り、薄陽を背にして厳かな感じでした。日本の宮城以南の他、朝鮮南部、中国、フィリピン等の山野に生育する、高さ6-8m(最大15m程)の落葉高木。雌雄異株。幹や枝に刺が多く、葉は10対前後の奇数羽状複葉で、長さ5...

  • オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)

    きょうは、晴れ時々曇って風が強く、時折風花が飛び、晩方から雪が降り、数㎝積りました(-2.1~5.6℃/北西風)。 車道沿いに、オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)が咲いていました。大分前から咲いていた様ですが、燦々と陽光を浴びて海碧に輝く様は、正に春そのものでした。しかし、その後嵐が来て、あっと言う間に雪に覆われてしまいました。ヨーロッパ原産の帰化植物で、全国の路傍等日当たりの良い場所に生育する、草丈1...

  • 一月観(視)察会

    きょうは、新年初の観(視)察会。超暖冬で全く雪のない、快晴で春の様な陽気の「初歩き」になりました(0.1~8.4℃/北西風.)。この日は奇しくも「共通一次」と勝ち合ってしまい(この30年で初)、近況報告や、2/1から始まる『青葉山は今 展示会』、百余本の「危険木伐採」についての報せ等、手短に行った後に早速出発です。何時もと違うコースと言う事もあり、コナアカミゴケやヒメレンゲゴケ等の地衣類、ハマキゴケやハイゴケ等...

  • ツクバネ(衝羽根)の果実

    きょうは、晴れたり曇ったりで、一時雪が降りました(0.1~5.8℃/北北西風)。 道沿いのツクバネ(ビャクダン科)に、実が生っていました。多くは、すっかり鳥に食べられたりしていますが、何故かこの木は数多く、目出たそうな羽根付きの実を一杯飾り立てていました。本州~九州北部の、山地の樹林下に生育する雌雄異株で高さ1-2mの落葉低木です。半寄生植物で、根は主に杉や檜、樅等の針葉樹に寄生して養分を摂取する他、自...

  • オナガガモ(尾長鴨)

    きょうは、晴れたり曇ったりでした(-1.9~10.0℃/北西風)。 川に、オナガガモ(カモ科)がいました。既に番なのか?、雌雄仲良く寄り添いながら、採食したり羽繕いしていました。記録的暖冬で、今季は北帰行も早まるのでしょうか? 北半球に広く分布し、夏は寒帯・亜寒帯で繁殖、冬は温帯~熱帯に移動します。全長は雄61-75cm、雌51-57cm、翼開長80-95cm。雄は頭部が黒褐色で、首~胸、腹が白く、白帯が首の側面~後頭部に...

  • オオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭)の果実

    きょうは、大体晴れました(-2.4~6.2℃/北北西風)。 道端のオオバジャノヒゲ(ナギイカダ科)に、実が生っていました。多くは既に小動物達に食べられているのですが、所々に青黒い実が残っていて、中には、火星や水星、地球を思わせる、複雑な色合いのものもありました。本州~九州の山林の木陰に群生する、草丈20-30cmの常緑性多年草です。線形の葉を伸ばし、7-8月、長く直立した総状花序に淡紫色の小花を下向きに咲かせます...

  • マメホコリ(豆埃)

    きょうは、曇り後晴れて、朝には雪が舞いました(1.3~7.2℃/西北西風)。 道沿いの倒木に、マメホコリ(変形菌 =粘菌/ドロホコリ科)がありました。成熟して黒ずんだ子実体が無数に散らばっていて、その一つにそっと触れると、小穴から胞子が飛び出ました。世界に広く分布し、日本では春~秋に全国の腐朽木上に孤~群~密生する変形菌です。着合子嚢体型のほぼ球形で、桃色がかった灰~黄褐~暗褐色、径15㎜の無柄。未熟体...

  • アカゲラ(赤啄木鳥)

    きょうは、晴れたり曇ったりでした(-1.6~11.2℃/南風)。 道沿いの木に、アカゲラ(キツツキ科)がいました。頭の黒い♀でしたが、下から上へ昇りながら、コンコン/\突いては、又別の木に移動していました。ユーラシア中北部、サハリン、日本等の平地~山地の落葉広葉樹林等比較的明るい森を好み、昆虫の他、果実、種子等を食べて暮しています。全長(翼開長)23cm。雄の顎線や頭は黒く、後頭や下腹、下尾筒は赤。喉や胸、腹...

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