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雪月花 季節を感じて https://blog.goo.ne.jp/setsugekka_2/

俳画・消しゴムはんこ・水彩画に和歌、俳句、エッセイ等を添えて、季節感あふれる日本の美をお届けします。

ライフスタイルブログ / 和の暮らし

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雪月花
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東京都
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大阪府
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2006/06/07

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  • Instagram 「雪月花」 を開設しました

    ⇒Instagram「雪月花」へGo!Instagram「雪月花」を開設しました

  • まじめなお菓子

    スタイリストの伊藤まさこさんの『おいしい時間をあの人と』(朝日新聞出版)に、洋菓子舗ウエストの社長との対談があって、読んだら無性にウエストに行きたくなってしまった。同じくウエスト大好き!の主人とともに、さっそく雨もよいの中をウエストまで出かけ、目に美しく世にも美味なホットケーキをたいらげて、ふたりともまんぷく。もちろんホットケーキだけでなく、むかしから変わらない店内の折り目正しい心地よさ、しずかに流れるクラシック音楽、そして何より、真摯でまじめな洋菓子づくりの精神もまたごちそうのうち、なんですね。ただ‥時おりあの改装前の青山店の、ささやかな空間でふっくらとしたベロア地のチェアに身をしずめ、SP盤レコードの音に耳を傾けた時間をなつかしくおもうのは、わたしだけでしょうか。まもなくとらや赤坂店がリニューアルオープンす...まじめなお菓子

  • 縫い取り(二) 八寸名古屋帯

    縫い取りの技法を時間をかけて習得した後、仕上げにお太鼓柄の八寸名古屋帯を織ります。お太鼓の柄を縫い取りで表現するのですが、じっさいに着付けるときに苦労しないように、自分の体形に合わせた帯の長さ、お太鼓と帯前部の柄の位置、柄のデザインや色、レイアウトまで、しっかりと設計します。下はお太鼓柄のデザイン図。手持ちの帯を参考にしながらレイアウトを決めました。着付けるときに柄を出しやすいよう、縦長のデザインに。柄以外の部分は単純な平織りですが、八寸帯だから巾を一定に保つだけでなく、左右の両端がきれいに仕上がるよう、緯糸の折り返しに十分気をつけながら織りすすみます。まずは無事にお太鼓部分の縫い取りが完成。ところどころにわずかに金糸を入れて、アクセントに。下の写真は仕立て上がり後のもの。そして、もっとも苦労するのが半巾に折っ...縫い取り(二)八寸名古屋帯

  • 縫い取り(一) ヘッドレストカバー

    ブログをお休みしていた間に織り上げた作品を、ひとつずつご紹介してゆきます。高等科の最終課題である縞木綿のきものを織り上げると、いよいよ専修科。まずは「縫い取り」の技法を学びます。平織りの緯糸に色とりどりの刺繍糸を織り込んで自由に絵柄を描きます。大好きな鳥の絵をデザインして、ヘッドレストカバーをつくりました。鳥たちの音楽隊です^^地は平織りだから、経糸と緯糸が垂直に交差するため、刺繍糸で曲線を描くのがちょっとむつかしい。さらには機にかけた経糸の下側に下絵を当てて、下絵のとおりに上から刺繍糸を入れてゆき、踏み木の踏み方によって刺繍糸の出かたを変えるのですが、下側のほうが布の表になるよう織りすすむ‥という、なんともはや、やりにくい織りかた!なのです。それでも練習を重ねるうちに、刺繍糸を入れる織目に検討をつけながらうま...縫い取り(一)ヘッドレストカバー

  • 柳絮(りゅうじょ)

    柳絮(りゅうじょ)、をご存知でしょうか。職場の敷地内にある池のたもとに川柳の大木があって、毎年5月の下旬ころになるとたくさんの綿(これを絮という。白い綿毛のついた柳の種子のこと)を飛ばします。初夏の空のもと、まるで雪が降りしきるようなふしぎな光景です。「やなぎ」と聞いてすぐに思い浮かぶのは枝の垂れた糸柳ですが、日本においては糸柳の柳絮はあまり見られないそうな。柳絮‥とても詩的な表現だけれど、風に吹かれるままにふわふわと飛んでゆくそのさまから、中国では移り気なようすをたとえるときに使われるそうです。7日、関東は梅雨入り。体調をくずしやすい季節です。みなさま、ご自愛くださいませ。柳絮(りゅうじょ)

  • 雪月花のこと ‥ごあいさつ

    2016年5月から一年ほどお休みしてしまいました‥みなさま、お元気でしょうか。これからもゆるゆると雪月花のつぶやきに、どうぞおつきあいくださいませ。<近況報告>・手織り教室に通い始めて三年余りがすぎました。現在はカリキュラムの最終課題「草木染め絹着尺」にとりかかっています。・6年ぶりに信州の「クラフトフェアまつもと」へ行きました。この季節の松本はほんとうに楽しいです♪近々また訪ねたいとおもいます。・更年期ですから体の不調はいろいろありますが‥元気です^^*****日本の美しいものを代表する言葉「雪月花」。この言葉の意味を長い間考えてきました。わたしの結論は「花を惜しみ、月に嘯(うそぶ)き、雪に親しむ」暮らし‥、刻々と移りゆく季節の中で一日一日の暮らしを心から楽しむこと、でした。この国の美しい和のこころは、四季折...雪月花のこと‥ごあいさつ

  • 縞木綿のきもの

    二年に一度の春に開かれる手織り教室の作品展に、はじめて出品しました。未熟ながら、柄織りのブックカバーとスヌード、ノッティングの椅子敷き、そしてことしの一月に織り上げた縞木綿の着尺を単衣のきものに仕立て、会場の一隅に並べていただきました。足を運んでくれた母や友人たちと、300点もの作品をゆっくりと見ながら楽しい時をすごしました。中には、思わず手にとり「譲っていただけないかしら」とおもうものや、今後の参考にさせていただいた作品が多数あり、よい刺激をたくさん受けました。お世話になった先生や先輩たちに、感謝のきもちでいっぱいです。作品展のあと、手もとにもどってきた木綿のきものを着て、いそいそと日本橋へ出かけました。少々蒸し暑い日だったから、さりげなく緯吉野を織り出した九寸名古屋帯にモダンな色づかいの帯締めを合わせ、すっ...縞木綿のきもの

  • 風の姿で‥ ~山折哲雄先生のお話から~

    横浜能楽堂にて「生と死のドラマ」というテーマの狂言「野老(ところ)」と能「芭蕉」を鑑賞しました。公演前に宗教学者の山折哲雄先生から、日本古来の死生観についての興味深いお話がありました。記紀万葉の時代、人は死ぬと風葬され、のちに肉体から魂が遊離して風とともに遠くへ運ばれてゆき、ときにその魂は何ものかに憑いて(憑依して)物狂いとなり、現世に再現する‥と考えられていたそうです。室町期に能を大成した世阿弥にとって、この物狂いが重要なテーマであったことは周知のとおりで、風(笛の音)とともに、こころを残して死んだもの(シテ)が生きた人の姿を借りて(憑いて)旅の僧(ワキ)の前に現れ、哀しい物語りをしつつ狂おしく舞い、やがて僧の読経などによって成仏し消えてゆくという、いわゆる能のステレオタイプ(夢幻能)が完成しました。このこと...風の姿で‥~山折哲雄先生のお話から~

  • 益子の帯留め

    縁あって入手した濱田庄司(陶芸家、人間国宝)の帯留めです。2011年秋に訪れた汐留ミュージアムの「濱田庄司スタイル」展にて、大阪グランドホテルのオープン記念品として制作されたという濱田の帯留の数々を見たとき、ひとつでいいからほしいな‥と、ためつすがめつ眺めたことでした。益子焼特有のとろりとした飴釉と、濱田のあの大きな体躯から想像できない愛らしい赤絵と。どの帯にのせよう?と考えてすぐに思いついたのが、葛布の帯です。閑かで、どこかなつかしい“工藝的なるもの”に魅かれます。益子の帯留め

  • はたおと

    機織りの高等科最後の課題、縞木綿の着尺を織っています。春に縞の設計をして糸を染めることから始まった着尺制作。経糸を機にかけるまでおよそ半年、十月からようやくシャトル(投げ杼)をもち、緯糸を打ち込み始めました。ごく淡い朱鷺色(ときいろ)の縞に、浅葱色の縞を添わせて。カラ‥トン、トントン、カラ‥トン、トントン、‥‥あとはもう、できるだけ同じリズムで、無心にひたすら、平織りです。着尺の長さは、13メートル。長い長い、道のりです。はたおと

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