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漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に https://blog.goo.ne.jp/endoublog

漢方養生法や漢方薬体験例のブログ。漢方体験(生理不順、不妊、更年期など)、漢方の知恵ブログ

漢方薬局を営む薬剤師(やく)です。ウォーキング好きだけど途中植物や鳥に出会うとなかなか前へ進めません。自然の恵みを感じながらのびやかに。

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2006/04/29

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  • 心と食事は関連する:今日の読売新聞から

    日が短くなると、なんとなく気分が沈みがち。お天道様の恵みが減ると幸せホルモンのセロトニンが減るから。しかし、それよりも大きな要因が食事。気持ちに影響を与えるホルモンは、十分な栄養がないと作り出せない。ビタミンDや葉酸やたんぱく質などが不足してるというと、速攻サプリに走る人が多いのですが、それだけでは不十分。なにはなくとも食事です。特に朝ごはん。そして賑やかな食事内容食欲がない、食が細い→気持ちが不安定になり、くよくよ思い悩みやすい経験医学である中医学では当たり前に言われていることですが、うつの対策に用いる漢方薬にはよく、胃腸を元気にして、美味しく食べられるようにするものを用います。そして漢方薬は多種類の生薬で成り立っているので、漢方薬を加えるだけで、野菜の種類が増えることにもなるのです。シオン(紫苑)がき...心と食事は関連する:今日の読売新聞から

  • 動脈狭窄は「虚血」を起こし静脈狭窄は「うっ血」を起こす:覚書

    「虚血」は、動脈狭窄:動脈硬化で各器官への血液供給が減り栄養不足に陥るしびれ、疼痛、皮膚の色は蒼白または紫暗。狭心症などを起こすことがある。対策:温陽活血「うっ血」は、静脈狭窄:静脈弁が閉塞して、主に下半身に停滞が起こる足のむくみ、腫れ、皮膚の色は紫暗対策:補気活血、去湿狭心症は、寒さが体に入り込んだり、暴飲暴食、強いストレス、加齢などによって、体そのものの陽気が不足して起こる。「陽微陰弦」:上焦陽気不足し下焦陰寒気盛つまり、温陽活血に補腎を加えることが必要補腎剤により下半身を温め、陽気を増して全体の血流を促す補陽とか補気、補腎という対策が入っていますね。血流を良くするだけでいいだろ、と思われるかもしれませんが、気の不足つまり「虚」(ほかに血虚、陰虚などがある)、これを補うという考え方は西洋医学にはない概...動脈狭窄は「虚血」を起こし静脈狭窄は「うっ血」を起こす:覚書

  • 血流量が減ると子宮や卵巣は老化する:妊活

    末梢血流量は年齢とともに減り、末端の様々な器官は栄養状態が悪化してどんどん老化するのですが、子宮や卵巣も同じです。子宮や卵巣はもっとデリケートで、ストレスを受けたり、癒着があったり、腹部手術を受けたりによっても血流量は激減します。たとえば排卵が止まってしまった卵巣の血流量は、正常に比べて1/3以下になっているとのデータもあるそうです。早発性卵巣不全などは、積極的に漢方養生で血流改善を促してください。そして子宮の場合は、血流量が減ると内膜は育ちにくく薄くなります。若い時に卵子や受精卵を保存し生活が整ってから妊娠するという選択も広がっているようですが、子宮の着床力を考えるとやはり若いうちがおすすめです。血流を促すためには、推進力(体の元気)も必要です。そのためには動物薬を含む補腎薬も欠かせないのですが、補腎は...血流量が減ると子宮や卵巣は老化する:妊活

  • 血液型別病気のリスク「カズレーザーと学ぶ」

    先日のTV番組「カズレーザーと学ぶ」によれば、血液型によって抗原が異なるので病気のリスクに違いがあるのだそうです。A型:心筋梗塞、脳梗塞、エコノミークラス症候群B型:糖尿病、肺炎、結核AB型:脳卒中、認知症O型:胃潰瘍、ノロウイルスやO157感染A型やB型は血液粘度が高くなりやすいので、血液関連の疾患になりやすく、AB型は免疫トラブルを起こしやすく血液だけでなく関連する神経系を害する。一方O型は血が固まりにくいので大けがをしたときに失血死に至ることもある。もちろん遺伝的要因や生活習慣の影響も大きいので、自分の体質を知って、普段の生活に注意を払うとよいでしょう。ところで、漢方の活血薬について「血流を良くすると、いざというとき危ないのではないか」と質問されることがあります。病院薬の抗凝血薬では出血したときに血...血液型別病気のリスク「カズレーザーと学ぶ」

  • 高齢者の認知症の主な要因は血流悪化

    先日の認知症講義によれば、認知症は高齢者の5人に1人に迫る勢いなのだそうです。最近、点滴の認知症薬が新聞で話題になりましたが、あくまでも軽度認知症の進行を和らげる目的であり、進行がとまったり改善したりするわけではありません。また副作用に脳の浮腫や出血があげられていますので、認知症治療の前途はまだまだ多難です。認知症にはアルツハイマー型、血管性、レビー小体型、前頭側頭型などの種類がありますが、高齢者の場合、栄養不良による貧血、腎障害、肝機能障害、全身性代謝障害が脳を害するとのことで、特に腎障害は脳との関連が深いそうです。いずれも、動脈硬化などによる末梢血流の低下により様々な臓器が十分養われなくなるのが原因ですね。そんな講義を受けるほどに、血流改善の漢方薬は飲んでおこうと思う自分です。もちろん、ふだんの養生は...高齢者の認知症の主な要因は血流悪化

  • 耳鳴り対策を再考できた

    耳鳴りは治らないと言われていて、病院に受診しても、聴力低下の検査は受けることができますが、それも耳鳴りもこれと言って薬がないのが実情です。先日、中国の耳鼻咽喉科専門医師による講義を受け(この頃はZoomで便利だ)、耳鳴り対策を再考察する機会を得ました。静かな谷津干潟、台風の影響で曇天時々雨通常、五行学説では「腎は耳に開竅す」で、まず腎虚を考えます。確かに年をとると(腎虚)、耳鳴りを訴えることが多くなります。そして腎虚の症状が明らかな人は、補腎剤を続けて体がしっかり建て直されると、その結果、耳鳴りも驚くほど改善するのです。この「体がしっかり建て直されると、その結果」というところがキーポイントでした。耳鳴りの発症原因に、ストレスや、蓄積疲労や、不眠が絡んでいると、補腎剤だけでは効果が上がらず、たとえば漢方相談...耳鳴り対策を再考できた

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