ストレスが溜まっていたり、気鬱状態に陥っている人に、散歩や軽いウォーキングで気分転換することをおすすめするのですが、若者の場合それを言うとほぼ必ず聞かれることがある。それは、「何分くらい?」「何歩くらい歩くんでしょう?」何分ではなくせめて何十分と聞いてくれと思いながら、この質問に答えると「それは、疲れるなあ」とあっさり断られてしまう。散歩の情景がまったく浮かばないようで、数字しか判断材料がない様子。散歩をイメージすれば、「何に出会えますか?」という質問が出てきてほしい。ハナモモの蜜を吸うメジロ先日読んだ本の中に、「いまほど世界中で子どもたちが、人間ばかりと接触している時代はない。」(僕たちはどう生きるかエコロジカルな転回より)という文があり、衝撃を受けた。ホオアカが桜の木に一歩外に出れば、草木や虫や鳥など...散歩をしない若者たち