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2005/08/02

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  • コトバの片付けしたら…

    図書館でのエントランス掲示は2020年春から始めた。コロナ禍黎明期(笑)の頃だ。詩の掲示は学校に勤めていた頃によくしていた。担任外になっても階段の踊り場にコーナーを作ったりしたものだ。図書館でするとなれば、当然読書紹介的な意味合いが強くなるし、詩に限らず「強いコトバ」を様々な本から探した。その年は毎月4つずつ掲示していた。児童用から一般まで並べている。ちなみにスタートの4月は「せいのび」(武鹿悦子)「今日はきのうの続きだけれど」(みつはしちかこ)「瞬間が生まれる時」(加藤登紀子)「幸運な言葉たち」(木島始)というラインナップだ。見返すと少しぎこちない。悩んだ割に統一感がない。5月の筆者だけ挙げてみると、中江俊夫、星野富弘、むのたけじ、樹木希林である。よく言えばバラエティに富んでいる。しかし、星野富弘の詩句...コトバの片付けしたら…

  • 使用期限 2024.3

    勤務最終週となった。5年前に思いもかけず、心の隅に興味を残していた図書館勤めが非常勤ながら始まった。振り返るとそのうち3年半ぐらい「コロナ」の背景があり、ぼんやりと望んでいた姿には影響があったと思う。しかし、やはり自分にとって貴重だったのは、「本に囲まれている」という環境そのものだった。質はともかく読書量だけはある程度こなす生活を心がけてきた。教育書を手始めとしながら年間100冊以上読了を25年以上は続けてきた自負もある。ただ、図書館という場で書架を巡り眺めるとき、それが地方のこうした小さな館であっても、いかに自分が部分的で矮小な存在であるかを頻繁に思い知ることになる。そして「今となっては遅い」と言い訳がましく思う。実際のところ、これが半世紀前であっても同様だろうが…。人が一生に読める冊数など、仮に一日一...使用期限2024.3

  • 「人生の材料」を問う時

    トイレ内の愛読書『秋田のことば』は刺激的(笑)な冊子で、なかなか読了しないが、いずれメモしておきたい一冊だ。何気なく見た書棚にRe25『秋田人は本当に<ええふりこぎ>か?』(日高水穂無明舎)を見つけたので再々読してみた。秋田弁は自分なりに興味が強い分野で、時々読みつつ「現況」と照らし合わせている。今回のメモは「しったげ」。自分では使わないし周囲でもあまり聞かない。しかしTVではよく「代表的な秋田弁」のように出てくる。先日もNHKの「方言川柳」のお題となった。本が語るには「秋田市以北の沿岸部」の言葉で由利本荘周辺でも年配者の使用率は低い。となると、これを秋田弁と認知させた者がいる。メディアでもTV出演が多いとすると…たぶんモデルから女優となったS、アイドルから独り立ちしたIあたりではないかと予想した。仙北当...「人生の材料」を問う時

  • 乗組員引退間近?

    今週、精を出したのは、ある川柳集の書き写しである。以前も読み込んだことがあるのだが、もう一歩自分の中に沁み込ませたいとキーボードで叩いてみた。全部で357句。しょぼつく目が気になり短時間ずつ数日かけて、打ち終えた。大概は読み下せたが、調べなければいけない語もあり、辞書片手も久しぶりだった。中でも「涯」は今もどう読むか迷っている。「青田の涯」とあるので意味はつかめても「みぎわ」で良いのか、「きし」なのか、「きわ」と読みたい気もするが…。「鰐(わに)」も浮かんでこなかった。句に「インド洋」という語があり、魚をイメージしてしまったからだ。しかし調べると「わにざめ」の意もあると知った。辞書のドラマ「舟を編む」が面白い。映画版も観たがあまり記憶にない。前回は子どもたちの「辞書引き大会」という場面もあり、国語辞典実践...乗組員引退間近?

  • それにしても昭和。「卒論」…

    学校に勤めた者にとっては、やはり三月は特別な月だ。離れてしばらく経ってもこのシーズンは連日TVで卒業式などの話題になると心が寄る。今朝もニュースを見ながらコーヒーの準備をしていて、画面を観つつ、妻と一言二言話していたら突然思い出したことがあった。そういえば「卒論」を書かせたことがある。採用され3年間受け持った小学生13名に、卒業間近の三学期にテーマを決めさせ原稿用紙20枚ほどを目途に、一つのテーマで文章を書くことを課した。それに厚紙で表紙をつけさせた。たしか教室ではない別室の黒板に出来上がった冊子を並べた。その映像がふと浮かんできたのである。きっと発表会だったろう。「卒論」実践はきっと先行された資料があり真似したと思う。四年生のときからずっと日記を続けてきた学年であり、書くことは厭わなかったし、難儀した記...それにしても昭和。「卒論」…

  • 弥生三月ブギウギ万歳

    日曜に落語を聴きにいった。当初は笑点メンバーに柳亭小痴楽の予定だったが、楽しみにしていた小痴楽が変更になり、少しがっかり。それでもたい平や昇太は個性と確かな技を見せてくれた。なんでも「笑点」はTV番組として視聴率トップらしい。その理由を昇太は「変わらないこと」と語った。偉大なるマンネリ。マンネリズムが受け入れられるということは、新鮮さがなくとも安心感が高いといった解釈でいいだろう。視聴者の世代的傾向は予想できるが、観続けられる魅力があることに違いない。NHKの朝ドラも似たようなものだ。しかし今週の展開(というより演出)はなかなか妙があったと思う。事件の刑事役の登場だ。内藤剛志と言えば、民放では刑事ドラマ主役の常連。ちなみに私と同齢だ(笑)。サスペンスがあるわけではない朝ドラに配役され、少し驚きがあった。さ...弥生三月ブギウギ万歳

  • ゆっくり捲る、間をもつ

    天気が乱れていると感じるのは、やはり穏やかな冬を過ごしたからだろうか。周囲に振りまわされずに、と思っても、お天道様にはかなわない。ゆっくりページをめくろう。Re23『俳句的生活』(長谷川櫂中公新書)。こうした書名の本を手に取りたくなるのは、憧れである。しかし読み進めると、その奥深さにとてもとてもと手の届かぬ未熟さを感じるのが常で、今回も全くその通り。ただ、今さらながらに得た知識もあり書棚に留めおきたい一冊となった。冒頭の「切れ」は納得だった。切れ字は強調を表わす程度は覚えていたが、「切る」という根本すらあまり深く考えを巡らせていなかった。「や」「けり」「かな」を使う、使わないに限らず、よい俳句には「切れ」があるという認識である。それが生み出す「間」こそ、想像力の出発点となる。たくさんの句を知らない初心者に...ゆっくり捲る、間をもつ

  • 共感する心理に目を向け

    先月下旬から読み進めた本は、それぞれに刺激的だった。常識とされている事柄を疑う習慣を忘れずにいたいと思ってきたが、ついつい流されている日常を省みる。Re20『街場の読書論』(内田樹太田出版)。10年以上前のブログ記事などがもとに編まれた本。多くは既読のはずだが、理解不明な箇所も含めて読んでいて時折覚える心地良さがいい。文体が好きなんだろうと思う。中2国語教科書のために書き下ろした「学ぶ力」は、初読の頃に自分にとっての大きな示唆となった。天童荒太の小説はあまり読んでいない。Re21『君たちが生き延びるために』(ちくまプリマ―新書)。は高校での講演を基に、質問に応える形で文章化された内容だ。「ともかくまず生き延びよう」を核に置いて、高校生や教師、保護へ向けてのメッセージは、大方共感できるものだった。おっと感じ...共感する心理に目を向け

  • だらだらと18歳の半世紀

    町広報の出生児欄「お誕生おめでとう」に3月は10人も並んだと、家人が驚くように言う。町内の新生児数は年度で50人前後に落ち込んでいるはずだから、一ヶ月分の届け出としてはかなり多い。率直に嬉しい。隣市ではかつて一町だった矢島が4人、東由利1人(どちらも年度内)と衝撃的なデータが出た。調べものをしていたら、本町で新生児数が200人をきったのが1992年だった。それから30年以上の時が経ち、少子化打開は待ったなしの声は大きく聞こえる。しかしそれは、ずっと前から繰り返されてきたはずだ。犯人探しは意味を持たないが、中央と地方の格差(隔差)進行と経済優先志向は確実に下地にある。見事にめでたい誕生日前日の雪模様2023.3.4と理由づけし、ではオマエは何を…と自問すれば、そこに加担していないと断言はできない。結局、先に...だらだらと18歳の半世紀

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