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2005/08/02

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  • 参参参(三十二)自由か平等か

    特に意図した訳ではないが、古本サイトでまとめ買いをするときに政治関係の新書を三冊入れた。いずれも2年前の発刊。当然状況は違うが、もうひと波乱起こしそうな(起こしてほしい?)人物ではある。『日本を前に進める』(河野太郎PHP新書)どこのクラスにもこんな奴いたな、というイメージを持ってしまう。集団でまかり通っている「常識」「空気」に目を向けてはいても、自分は違うと言い放つ。まあそれでも協力はするか…と何かしらの役割を担う。けれど他者からの見方はあまり変わらない。若き頃を書いた第一章、父との関わりの第二章が「読み物」として圧倒的に面白かった。『枝野ビジョン支え合う日本』(枝野幸男文春新書)正直、枝野さんにはシンパシーを持つ。政治的信条と方向性について理解が及ばない面はあるにしても、大震災以降に彼が歩いてきた道を...参参参(三十二)自由か平等か

  • ハマる味わいからどつぼへ

    今年の夏をいつまでとするか。やはり最高気温が30℃をきった日か。それとも最低が20℃を下回った日とするか。それより体感的なことを重視するとれば、寝室にエアコンをつけなくても良くなった日。昼食に熱い麺類がいいなあと思った日。いろいろ挙げてみたが、まだ10日も経たないというのに、猛暑・酷暑があった記憶はだんだん薄れていく。ただ、これだけは記しておこう。この夏の夜、一番役立ったのは「冷えピタ」だった。そう、発熱時に額に貼るあれだ。ただし普通にドラッグストアなどで買えば高いので、百均で5枚入りを買う。一晩22円の幸せ…見かけはよくないがハマった。ようやくお別れだ。大相撲秋場所優勝力士を、大関貴景勝有力と事前に予想した専門家はいなかったと思う。ファンであっても、なんとかカド番脱出を目指して、早い勝ち越しを願っていた...ハマる味わいからどつぼへ

  • 長月十番勝負その九

    9月22日。午前は昨日書いた中学校でのビブリオ。12時半までかかり、図書館へ戻っておにぎりを食べ、すぐに三輪小学校へ向かう。5,6年生への読み聞かせがある。選書は結構悩んだのだが、結局、水曜日と同様にする。構成がいいと思うし何よりここ数日絶不調で新規練習ができない。ドリンク剤で凌いでいる。最近のお笑い『ねこ、いる!』、昔の?お笑い『ねこのさら』、そして実に絵本らしい絵本『なまえのないねこ』という流れは、20分弱としてはまとまっている気がする。落語が入っているのでどうしても上学年向きだろう。今回は、語ってからオチについて話したら、「あああっ」と反応してくれた子もいて嬉しい。さて、メインの名作『なまえのないねこ』。わずかに知っていた子はいたようだが、これは何度でも触れさせたい作品である。「名づけ」こそ存在証明...長月十番勝負その九

  • 長月十番勝負その八

    今回は「絵本」カテゴリーには入らない。地元の中学校でのビブリオバトル集会に参加し話をする。昨年も同時期に開催し招かれたが、感染拡大時だったので代表3名の発表を聞き、リモートで講評という貴重な体験をした。今年は無事に全校300名が一同に会し、11名の発表⇒投票という本来の形で行われた。各学級での予選を経て選ばれた本は、今どきの恋愛モノ、部活モノあり、斉藤孝あり、太宰治ありでバラエティに富んでいて、楽しめた。学級数の多い2年が5つ、他学年は3つで、計11が披露された。生徒が行う投票はchromebookを使って行われた。確かに効率的だ。多勢の場合の即時評価として役立つなあ。集会の時間が押すのは宿命的なものかなあ。講評は当初5分以上話せる予定だったが、既に終了時刻を過ぎたので2分に留めた。語ったのは、審査の二つ...長月十番勝負その八

  • 長月十番勝負その七

    9月20日。午前のこども園に続いて、午後は高瀬小学校へ。ここは小人数なので4年生から6年生までが一緒だ。多少学年差に気を遣う必要はあるのだが、そこは絵本の持つ強みがある。ストーリーだけでなく、絵の面白さ、何よりジャンルの広さが大きい。冒頭に「今日はいろいろなタイプの本を読みます」と語る。動物愛護週間でもあり、図書館で「犬・猫特集」をしていることを紹介しつつ、数多い「猫」の本を取り上げる。最初は、もはや定番ともなった『ねこ、いる!!』である。お笑い芸人が描いた絵本で、フリップ芸に近いと話し、それから昔の笑いということで「落語絵本」に移っていく。春に取り上げた『ねこのさら』だ。講談も含めこうした類の絵本は、内容的に難しい面があるかもしれない。だから感想で一人の子が「五七五の連続を聞いているようだった」と、話の...長月十番勝負その七

  • 長月十番勝負その六

    秋めいてきた9月20日午前。来週の予定を繰り上げてのこども園読み聞かせがある。この頃は続けて紙芝居を最初に取り上げていたが、今回は大型絵本とする。図書館の棚を一通り漁ってみていて、これがいいかなと実のところ軽い気持ちでピックアップした一冊だ。名作『だるまちゃんとてんぐちゃん』である。40人ほどを相手に「前に読んだことがあると思うけど…」と通常版の本を出して訊くと、「あるう」と声を出した子は数名だった。確かにそうなのかもしれない。次々に新しい絵本が発刊されているし、大人が知っていても今どきの子の多くが読んでいるとは限らない。大型版を出すと、わあっととたんに見入ってくる。ストーリーは単純で、だるまちゃんがてんぐちゃんの持っているあれこれを欲しがり、だるまどんに用意してもらって見せに行くという形。読み聞かせ方を...長月十番勝負その六

  • 長月十番勝負その五

    昨日は、今月上旬に急に学級閉鎖になり読み聞かせを延期したこども園に向かった。一つの紙芝居と3つの絵本のラインナップは、今までと同様だった。わずか12人なので、非常に反応が拾いやすい。女の子が多くお転婆な雰囲気もあるので、今回のラインナップの締め(笑)として、ちょっとした工夫を入れてみた。ページのめくりのタメと台詞の繰り返しで、期待感を持たせ、盛り上げる手法だ。『わにくんのだめだめアイス』では、わにくんがぶたくんから預かったアイスを食べたくなってしまう場面…十分に間を取って、子どもたちの心を寄せさせる…一昨日、高校生の読み聞かせを聞きながら、自分ならと思いついたことだった。他人の読み聞かせを聞くことの大切さを、今さらながらに知った。そしてもう一つ、今回のラストに使っている『ぱれーど』の反応が良くて、少し驚く...長月十番勝負その五

  • 長月十番勝負その四

    高校の授業二日目は3年生。今回は個人はおらず、5つあるグループが二人か三人で読む形である。授業冒頭に、読み聞かせの説明をしてから、紙芝居の実演を見せるのは前回と同じだ。しかし、題材を変えてみた。参加型の「おおきくおおきく~」ではなく、「おとうふさんとそらまめさん」というタイトルをつかった。グループの一つが「そらまめくんのベッド」という絵本を選んでいることもあるし、やはりストーリー性のある方が楽しく聴いてくれるようだ。松谷みよ子の脚本・長野ヒデ子の絵という名作。コツというほどのものはないが、ほのぼのと可愛らしくという雰囲気を出すためには、柔らかい声が必要と多少意識した。3年生は2年生よりずっと読み込まれている、工夫しているという印象を持った。これが一年分の進歩か?と感じた。絵本の見せ所、聞かせ所を意識した、...長月十番勝負その四

  • 参参参(三十一)好きになる生き方

    集中して時間をとった読書ができなかった。酷暑・残暑のせいにしてしまっても、今年は許されるか。『いのちとユーモア鎌田實と11人の対話』(集英社)2004,2005年のNHKラジオ公開放送の記録を対話集として再構成した一冊。村上信夫アナウンサーとともに、永六輔、西村由紀江、立松和平、坂田明などの11名のゲストと語っている。それぞれが個性豊かであり、様々な対象と向き合っている方々ゆえに面白い。エピソードも多彩である。書名にある二つのキーワードに添えば、「いかにいのちを愛でるか」、そして「ユーモアこそ生きのびるコツ」が大要と言っていいのではないか。特にユーモアは「ヒューモア・ヒューマニズム」だという永六輔の説、さらにユーモアの語源が「フモール(体液)」というラテン語にあることは通ずる。体液を喜ばせる生き方を自分は...参参参(三十一)好きになる生き方

  • 長月十番勝負その三

    昨日は久しぶりに地元の高校へ。2年生の「保育」学習の一環で読み聞かせを取り上げるので、毎年のように出向いている。読み聞かせの目的や意義、方法などを少し語り、実演した後に、それぞれの練習につきあって、発表では若干の感想を述べるという流れである。2時間続きの授業で、正味100分間である。分担して私は「紙芝居」を受け持った。保育分野なので幼児対象として、いわゆる「参加型」の紙芝居をやってみせる。「おおきくおおきくおおきくなあれ」である。聞いている幼児のつもりになって…とは言うけれど、そこは現役高校生。なかなか口や表情は動かない。しかしこちらのテンションは下げない。これは実演する前に説明したことの具現でもあるからだ。つまり「読み聞かせの目的」とは、「子どもと読み手が『絵本』は仲立ちとして、楽しい幸せな時間を過ごす...長月十番勝負その三

  • 長月十番勝負その二

    実は「その2」は一昨日のはずだった。朝にいつものようにこども園に電話をして確認した。そしてその30分後になんと「学級閉鎖が出てしまって…」という連絡をもらい、急遽来週に延期となった。まだまだ怖いコロナ感染である。ということで昨日は別のこども園、こちらは無事に年長組さんへ4冊読んだ。最初の紙芝居。最近はそれぞれの園で別タイトルになっている。というのはどうにも反応が…、というより語っている自分自身が楽しめない感覚になっていて、そこでごそごそと書棚を探して見つけたのが『ぬすびととこひつじ』という新美南吉作品。これは学校にいた時、ずいぶん低学年に読んだお気に入りである。シンプルなストーリーだし、羊の「メェー」の鳴き声の変化も語り手としては楽しい。それにしても、今さらながらに気づいたことがあった。この紙芝居は題名が...長月十番勝負その二

  • 長月十番勝負その一

    「勝負」と気張ったタイトル付けをしてみたが、なんのことはない備忘である。「十番」としたのは、実は今月はこども園や学校に出かける回数を予定表に書き込んだらなんと10回。ほとんど読み聞かせだが、いずれにしても子どもたちを前に語ることであり、最近沈滞気味の拙文活動(笑)の手がかりとしたい。今日月曜は西馬音内小学校2年生への読み聞かせ。メニューは『みち』(五味太郎)を皮切りに、『つかまえた』(田島征三)、『お月さんのシャーベット』(ペク・ヒナ)、そして『トラネコとクロネコ』(宮西達也)の4冊だった。2冊目、3冊目は夏にふさわしい内容で、この夏何度か取り上げたのでかなり安定して読めた。『みち』は、なんと五味太郎28歳の絵本作家デビュー作。福音館書店から出ている「かがくのとも絵本」シリーズで復刻された一冊だ(2010...長月十番勝負その一

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