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2005/08/02

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  • 令和五年神無月は去り

    初旬に紹介文コンクール審査会とその始末、そして中旬は宮西達也絵本ライブそして来月のこどもブックフェスタ構想など、今月も目いっぱい動いた月になった。時々ミスが目立ってきたのは齢相応だと思うが、「落ち着け」のキーホルダーを握りしめることで遺漏はなくしたい。オーバーペースなどもってのほかだ。図書館ブログを始めて3年目となった。アクセス数は多いとは言えないが、それでも4つの学校でアップしている頃よりはずっといい。記事によって100を超す日もある。やり始めたら続けることが自分の持ち味なのかもしれないし、それを認めてくれる僅かな方々もいることが励みだ。数えてみたら10年も続けた。今さら学校教育関連で自分が事務局をするとは思いもしなかったが、これも一つの縁と捉え、かなり動きの鈍くなった腰を上げた。今こうした民間研究会の...令和五年神無月は去り

  • 情けない話は笑いで…

    国会のニュースで、首相が「経済、経済!経済!!」と重ねて声を強めた場面が映った。それを見てなんだか情けなくなる。それを視聴者がどう捉えるかは様々だろうけど、確かに多くの人の関心事には違いないのだろうけど、そんな言い方をしなければならない、それをまたメディアが取り上げて報じる、その連鎖は…この国に一番必要なのはそれだと考える人は、本当に多いのか。大事さは認めても、そこに突き進んだおかげで、もっと大切な何かが失われたのではなかったか。結局はみんなに行き渡らない「お金儲け」は、いくら良好、良化となったとしても、一握りの誰かを喜ばせるだけだ。そしてその顔を美しいとは思えない。もうすぐ閉店するコンビニ、お世話になりました情けなくなるような報道は県内でも…「四国の料理や酒がおいしくない」と挨拶で知事が語った。個人とし...情けない話は笑いで…

  • 参参参(34&35)取り合えず読了

    10月になって半月ぐらいの間に読んでいた本。それなりに没頭して読んだが、すぐ記さないと感想など消えてしまうものだと改めて思った。取り合えずの読了メモという事で…『百花』(川村元気文春文庫)母と息子の「記憶」の話。確かに切ないストーリーだが、やや技巧が過ぎる展開に思えた。映画化されている。息子役の菅田将暉はちょっとイメージが違うなあ。『大河への道』(立川志の輔河出文庫)志の輔の新作落語をもとに小説化された。面白い。設定や背景は違うけれど、名作「歓喜の歌」を彷彿させる。どんでん返しがあり、ぜひ映画で見たい。『マリコ、うまくいくよ』(益田ミリ新潮文庫)お仕事漫画の文庫化。世代の違う三人の「マリコ」を、同じ場面に立たせることで心情を際立たせていく。この手法は漫画の特性をうまく活かしていると感心。『古武術に学ぶ子ど...参参参(34&35)取り合えず読了

  • 絵本ライブ始末記

    今週水曜に「絵本ライブ」が無事終了。最も予算を使う大きなイベントだけにやはり安堵感はある。ふと、昨年のことを思い出してブログを見返してみたら、やはり大違いであった。それはライブのことではなく、取り巻く周辺状況や作家の個性の違いなどに起因する内容。しかし一年も経てばずいぶんと忘却している。今回はお呼びした宮西達也さんは知る人ぞ知る超大物。なんといっても「徹子の部屋」にも出ているし、作品が映画化されその音楽担当が坂本龍一氏で、共に数日過ごした経験もあるという。本町への来訪は2014年以来2度目となり、2020年に計画しコロナで中止となった経緯のリベンジがようやく叶ったわけだ。絵本ライブ①絵本ライブ②文字通り全国行脚の日々で、ここの前は北海道そして翌日は鹿児島とタイトな日程だった。宮西さん自身が「今年でよかった...絵本ライブ始末記

  • 宮西達也作品を読み解く(4)

    ティラノサウルスシリーズはウルトラマンシリーズ同様、人気が高い。裏表紙のコピーをみると、「愛情物語」「友情物語」という括り方で紹介されている。手元の『キラキラッとほしがかがやきました』『であえてほんとうによかった』の2冊を見て少しだけ深掘りしてみたい。いずれも、最初は「乱暴者」「嫌われ者」だ。それがある者との出会いによって変化していく。「キラキラッ~」は災難と裏切りによって苦境に立たされた時、「であえて~」も本当の出会いは、島に取り残された災難からと言ってよい。物語が動き出すのは非常時という点だ。そういう出来事によって、人物の本当の気持ちや頭の働かせ方(知恵)などに気づいていく。根本は「やさしさ」や「人を思う」意味に収斂されていくが、前段階で正直さを吐露する場面が描かれる。自分自身の心底をさらけ出してこそ...宮西達也作品を読み解く(4)

  • 宮西達也作品を読み解く(3)

    「道徳より一冊の絵本を…」なんて大声では言えないが、その可能性を秘めていることは確かだ。小さい子の場合は、絵本という形だからこそダイレクトに心に響く期待が大きい。『ニンジャさるとびすすけ』は忍者というモチーフと作家独特に集団や多勢を描く絵柄が効果的で、楽しんで「生き方」を学べる一冊だ。猿飛佐助の孫という「すすけ」の最初の悩みは「ちちとははのおしえのまき」。勉強重視の母と遊び重視の父の助言に迷い、殿様に教えを乞う。次は「いじめ問題」。そして最後は「しんだあとは?のまき」と、レベルアップしていく。結論は言うなれば「マインドフルネス」の考え方になるわけで、なんとも今風である。これなら低学年にぴったりではないかと、今さら教師根性(笑)が出てきてしまった。それはさておき、次のこども園のメニューに加えようと決めたのが...宮西達也作品を読み解く(3)

  • 宮西達也作品を読み解く(2)

    「ふしぎな●●やさん」シリーズ。これは全部で「キャンディーや」「タネや」「カサや」「ヒーローや」の四作品ある。かなり以前に大型絵本で「キャンディーや」を語ったときがある。どれも展開がほぼ同じであり、いうなれば起承転結が明確で楽しめるし、その中に繰り返しの要素があり、安定した作品群と言える。2007年発刊の「キャンディーや」と次の「タネや」は、一層共通点が多い。どちらも小さく、口のなか、土のなかへと入れられ、挙句にブタくん自身が変化したり、木に実がなったりと一定の筋が予想される。最後に「大物」が登場して、オオカミが逃げ出す逆転のオチを見せる。ブラックボックス的な面白みの典型だ。「カサや」は、傘の図柄が空中に広がるというビジュアルが楽しい。途中、黒い傘からお化けが出る変化や、たくさんのブタが消えてなくなるオチ...宮西達也作品を読み解く(2)

  • 雑な、かなり雑な雑感

    連休前からずっとアナログ日記も書き忘れていて、慌てて一週間ぐらいをメモっておいた。おすすめブックの審査会があった日からなので結構目まぐるしく働き、休みに入ったらとたんにノンベンダラリとしてしまったから、こうなったか。実は書き残しておきたいことは結構あったのだ。一つは独り視聴者委員会(笑)「二周目の『あまちゃん』」と題してBSで再放送した「あまちゃん」を書こうとした。とにかく思い出すのはあの年(2013)どんな気持ちで見続けていたかだ。最初はクドカン脚本にニヤリとしていたが、そのうち「どんな形で震災を迎えるのか」という不安めいた感情がわき上がり、緊張感が高まったことを覚えている。それを抜きに今回改めて観たら見所いっぱい。結果的にハイライト場面は最終回近くの薬師丸ひろ子の歌唱シーンだったな、と収めておく。もう...雑な、かなり雑な雑感

  • 宮西達也作品を読み解く(1)

    来週水曜に絵本作家宮西達也さんを招いて、小学生向けの「絵本ライブ」を予定している。超のつく有名人、売れっ子といってよいだろう。本館にも70冊ほどの作品が揃っている。個人的に好きな「ニャーゴ」や「やきいもとおにぎり」は読み込んでいるが、他作品に目を向ける意味で少し俯瞰的に作品群を見たい。まずは「おとうさんはウルトラマン」シリーズ。これは6冊揃っている。1996年発刊の「おとうさんはウルトラマン」が起点だ。家族・父親・母親像を描くモチーフとしてウルトラマンを充てたというより、ウルトラマンを一個の生物としてとらえ想像を拡げて人間らしさ、素敵さを適用させたと言ってよくないか。扉のことばはこう記されている。ウルトラマンは、目には見えないけれど確かなものをいつも追いかけていた。勇気と希望を、優しさや思いやりを、そして...宮西達也作品を読み解く(1)

  • 参参参(三十三)没頭の読み書き

    何をもって「読書の秋」というか。没頭の瞬間を愉しめればいい。『墨のゆらめき』(三浦しをん新潮社)何故か、時々読みたくなる書道関連モノ。漫画は多いが小説はあまりないので手にしてみた。ちょうどTVで『ばらかもん』という軽いドラマもやっていたし、少しそんなモード(どんな?)に入ったのかな。なかなか続けて修行できない一つに、書道がある。小学校から手をかけ、大人になっても通信添削をしてみたのだが、どうにも挫折してしまう。いつかいつかと思いつつ出来ないのは、きっと「心を込める」「没頭する」能力に欠けるのではないか。この小説の遠田薫という書家は、いいかげんそうに見えて芯がぶれない、作風の自在さに秀でているが、それが本来の姿とは言えない。何度目の正直かわからないが、また筆を持ちたくなる。『5と3/4時間目の授業』(高橋源...参参参(三十三)没頭の読み書き

  • 令和五年長月長い最終週

    9月25日(月)先日ここにアップしたようにPCトラブルにハマった一日。完全ではないが夕方なんとか復旧した。久々に知人へメールした後にこの事態になったので安堵する。夕方、孫の相手を少しする。気まぐれ行為はいつものことだ。娘婿が釣り上げた烏賊を夕食にフライにしていただく。今週は忙しくなのでタウリン補給だ。9月26日(火)出勤後、金曜までの必須事項をリストアップしてから今日のブログをアップ。月末にエントランス掲示を載せることは定例にしている。図書館だよりを書き始める。まず、中学校版には先週語れなかった内容を文章にして載せるので、あれこれ考える。帰宅してから、11月に有志で行う研修会要項のひな型をつくり始める。9月27日(水)今日もブログアップしてから、図書館だより作成を続ける。午後からは来月の絵本ライブのチラシ...令和五年長月長い最終週

  • 長月十番勝負その十

    十番勝負と名づけて気合いを入れた、読み聞かせ等も最後となった。定例のこども園訪問であり、基本的に前回と同じにするのだが、来週以降のこともあり変更を加えることにした。最初の大型絵本「だるまちゃんとてんぐちゃん」はそのままだ。今回も反応がよかった。次からの絵本ラインナップに加えたのがこれ。某こども園で「怖いのを読んでほしい」とラブコール(笑)があり、悩んだ末の選書である。表紙絵からも想像できるように、怪談話ではない、どちらかといえばユーモラスな展開だ。幼児相手では、いや小学校低学年でも完全な恐怖バージョンは避けるのが妥当ではないか。どきどきする楽しさの着地点を考えている。初めて一人寝をしておしっこが出たくなり、階下のトイレにいくまでの妄想と現実、最後にオチもあり愉快な展開だ。声や間で十分に想像をかき立てること...長月十番勝負その十

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