◯3-2巨人(7回戦) 東京に乗り込んで臨む巨人との初戦。ドラゴンズは思わず二度見するようなトリッキーなオーダーを組んできた。まずトップバッターからして髙松渡である。大島洋平に代わるセンターには滝野要が入り、レフトは4試合連続で根尾昂。 まだゴールデンウィークだというのに早くも秋風を感じるような若手主体オーダーだが、もちろん「来季を見据えて」という類のものではない。選手を間近で見ている首脳陣が考えた、打倒・菅野智之の最善策である。 なかでも目を引くのは、やはり髙松だ。売り出し中の4年目。捕邪飛でのタッチアップや、一瞬の隙を突いてホームを陥れた “神走塁” など、代走では記憶に残る活躍をみせてい…
●2-6阪神(6回戦) 同一カード3連勝を狙った阪神との本拠地シリーズGame 3は敗戦。序盤から相手にペースを握られ、一度もリードを奪うことなく回は進み、9回にとどめを刺される展開だった。 10年ひと昔 チェン・ウェインがナゴヤドーム(あえてこう呼ぶ)のマウンドに帰ってきた。ただし、ドラゴンズブルーではなく、黒×黄色の阪神ユニ姿で。それでも、彼が躍動していた頃を知るファンにとっては、感慨深い気持ちもあっただろう。 彼が最後にドラゴンズに在籍したのは2011年のこと。球団初のリーグ連覇を果たしたあの年から、今年でちょうど10年が経つ。 この年ドラゴンズに在籍したのは、今日のベンチ入り選手だと大…
◯6-1阪神(5回戦) 「ラストピース」が遂に出場選手登録された。その名はマイク・ガーバー。貧打にあえぐチームにとっては待ちに待った新戦力だ。 デビュー戦となったこの日は、「3番・ライト」で先発出場。第3打席で痛烈なセンター前ヒットを放ち、アロンゾ・パウエル打撃コーチが高く評価する実力の片鱗を覗かせた。 出場選手登録された者がいれば、登録を外れた者がいる。ファームに降格となったのは、極度の不振に苦しむ平田良介だった。本来ならば、当たり前のようにスタメンに名前があるべき存在。心身を立て直したうえでのカムバックを信じたい。 生命力 新助っ人の初陣のスタメンには、根尾昂の名前もあった。正直なところ、…
○2-1阪神(4回戦) プレイボールからわずか60分少々でグラウンド整備が行われた今日の試合は、往年の川上憲伸と上原浩治の投げあいを彷彿とさせる投手戦だった。 阪神の大物ルーキー・佐藤輝明が大野雄大の失投をライトスタンドにぶっ飛ばした。ど真ん中の半速球ではあるが、あれだけのスイングで特大のホームランは相手チームの選手とはいえ非常に華があり、放物線が着地するそのときまで私は思わず声をあげて感嘆してしまった。 そして打線は西勇輝に対して全く打てる気配のない……いや、それよりも今日の西はストライクゾーン付近にしか投球がいかない素晴らしいピッチングを繰り広げていた。少ないチャンスから奪った2得点が勝利…
●3-4ヤクルト(5回戦) 横浜・神宮の関東遠征6連戦は神宮での3連敗が響いて2勝3敗1分と、借金を1つ増やす結果となってしまった。首位を走る阪神とのゲーム差は8.5、3位巨人とのゲーム差も5.5と水を開けられてしまっている。 開幕して約1ヶ月、勢力図が徐々に形成されつつあるが、少しずつでも上位に割り込めるようなチームの勝ちパターンを確立してもらいたい。 殊勲のホームラン この日の先発オーダーに、稀代のヒットマン、大島洋平の名前はなかった。開幕から1番を任され続け、好調をキープしている大島。背中の張りがあり大事をとってとのことだが、大島欠場による攻撃力の低下が気になるところだった。というのも、…
●3-4ヤクルト(4回戦) 「ライデルで負けたら仕方ない」 呪文のようにそう唱えて気持ちを落ち着かせようとしても、やはりショックなものはショックだ。 差はわずか1点。対するはリーグ屈指の怖いクリーンアップ。それでもライデルなら難なく抑えてくれるの思っていたし、ランナーを溜めても2死まで漕ぎ着けた時点で「負けはない」と確信していた。 ところがオスナへの初球。高めに浮いた真っ直ぐを狙い澄ましたかのように叩いた打球は、ライトの頭上を超える悲劇の逆転サヨナラ打となってしまった。 転々とする打球を追いかける井領雅貴。絶叫する「フジテレビone」の実況アナ。魂が抜けたようにテレビの前にへたり込む私。サヨナ…
●4-6ヤクルト(3回戦) 今シーズン最初の神宮シリーズGame 1は逆転負け。3番に入った福田永将の2本のタイムリーなどで5回まで4-1とリードを奪うも、投手陣が守りきれず。連勝は2で止まった。 現地観戦のテーマは「ブルペン」 今日は現地での観戦。三塁側内野席から試合の行方を見守った。 観戦のテーマは、ずばり「ブルペン」だ。理由は二つある。一つは神宮球場がセ・リーグ本拠地で唯一、グラウンド内にブルペンを設えているから。もう一つは、今日の先発が松葉貴大だからだ。 ブルペンがグラウンド内にあると、観客からは控え投手がどのように準備をするのかよく分かる。どのタイミングで投球練習を行うかで、いまのリ…
○1-0DeNA(6回戦) 肌寒さの残る中で開幕したプロ野球も、あっと言う間に1か月が経とうとしている。今日は日本各地で夏日となり、初夏の気配が漂い始めた。 横浜スタジアムは日没を迎えながらのプレイボールに加え、試合途中には汽笛が鳴り響く情緒的な演出。この上ない雰囲気の試合に勝利を飾るべく、先発の福谷浩司は今シーズン初勝利を目指し、クレバーに腕を振り続けた。 我慢比べ 福谷と対峙したのは、左腕・濱口遥大。今シーズンはDeNAの開幕投手を務めたものの、こちらも勝ち星に恵まれていない。何が何でも白星を掴もうとする両投手の投げ合いは、対照的な内容で進行した。 福谷は序盤から少ない球数でアウトを積み重…
○7-1 DeNA(5回戦) オースティンがスイングした打球がレフトスタンドに飛び込んでいくのを目にして、 「うっそぉ」 というような表情を浮かべた先発の勝野昌慶。 18個のアウトを取る間に1本のヒットも許さず、球場の空気が “それ” を匂わせたところでのホームランだっただけに、ポーカーフェイスの勝野がほんの少し崩したその表情こそが全てを物語っていた。 とはいえホームランを浴びても穏やかでいられたのは4回の集中打があったからに他ならない。チャンスの場面でビシエド、高橋周平の連打で2点を挙げると、阿部寿樹に今季第1号ホームランが飛び出して、あっという間に5得点。 高橋、阿部、そして途中出場の平田…
△0-0 DeNA(4回戦) 2時間37分という試合時間で終わったDeNAとの3連戦初戦は、両者得点が入らず引き分けとなった。打てない、打てないと言われていた中でも密かに続いていた連続試合得点も12試合で途切れてしまった。 エースの仕事 先発の大野雄大は初回からボールの走り、制球ともに抜群でDeNA打線を寄せ付けなかった。昨年3試合で1点も奪われなかった男が、前々回の登板では5失点を喰らって負け投手になった。 二度続けて同じような内容にする訳にもいかない中で、竜のエースは淡々と強いボールをコーナーに投げ分け、8イニングをわずか102球で片付けた。得点圏で投げた球数はわずか7球。状態は抜群だった…
●2-4広島(6回戦) 試合前のバンテリンドームにビシエドが姿を現し、故障後初のフリー打撃で回復ぶりをアピールした。またガーバー、ロサリオ、ワカマツの3選手が2週間の隔離期間を経てチームに合流。ガーバー、ロサリオは二軍で調整した後に一軍合流となる見込みだ。 こうした明るい話題に加え、前日の快勝もあって久々にポジティブな気持ちで試合を迎えたのも束の間。スタメン表を目にした途端、思わず顔が青ざめた。なぜなら4番に書かれていたのは、「A.マルティネス 」ではなく「福田永将」の四文字。 一昨日の試合で得点機にことごとく凡退を繰り返した福田がスタメン4番出場では、期待しろと言う方が難儀な話だ。 せっかく…
○5-0広島(5回戦) 広島とのGame 2は快勝を収め、連敗を4でストップ。中盤まで息苦しい展開が続くも、打線は終盤に得点を重ね、投手陣は零封リレー。今季ベストゲームと呼んでいい内容に、現地で配布の “ドラ恋ユニ“ を着た女性ファンはもちろん、多くのドラゴンズファンにとって最高の試合になったのではないか。 「3番ライト・福留孝介」に複雑な思い 13時10分過ぎ。馴染みの店でチャーハンを食べていたら、「3番ライト・福留孝介」の一報が届いた。嬉しいやら情けないやら……何とも複雑な思いが去来した。 2000年代に青春時代を過ごしたドラゴンズファンなら、その響きに懐かしさを覚えたはずだ。特に打率.3…
●3-7広島(4回戦) 殊勲打を含む被本塁打を2発に、苦しい投手継投……。昨日書いた不安要素がまるっと乗り移ったかのような展開に頭を抱えつつも、イニングは進んでいく。 幾度となく満塁のチャンスを作りながらも為す術なく、今夜も黙々と27個のアウトを献上してしまった。スマホで 「ひ」 と入力すれば 「貧打」 が予測変換の最初に出てきて、どれだけ経っただろうか。 今シーズン初の猛打賞は18試合目 ここまで開幕から17試合、そして昨年の116試合目に高橋周平が記録して以来、昨年から数えると実に21試合続けて1試合で3安打を放った選手が誰もいなかった。開幕から安定して安打を放ってきた大島洋平も、高打率を…
●1-5巨人(6回戦) 先週金曜日に試合がなかったことと爪の不具合のため、松葉貴大と入れ替わる形で福谷浩司が中12日で木曜日の先発マウンドに立った。 同一カード3連敗は絶対に避けたいところ。福谷が粘ってロースコアの展開に持ち込み、少数得点を守り切るという私の思い描いたゲームプランは、巨人の1番打者・松原聖弥によってもろくも打ち砕かれた。 貧打に隠れた落とし穴 今シーズン、きょうの試合前までの16試合で中日が打たれたホームランは11本。1試合あたりの被本塁打は0.71本と、昨年の0.97本(116本/120試合)に比べれば良化しているものの、11本のうち72.7%にあたる8本が、試合に大きな影響…
●1-5巨人(5回戦) 「2番・ライト・福留孝介」 五輪開幕100日前のムードも吹っ飛ぶ大サプライズ。前日の1安打完封負けを受け、与田監督は大きくスタメンを動かしてきた。ドラゴンズにおける福留の2番起用は、2000年9月21日以来とのこと。得点力不足に対する危機感は、ひしひしと伝わってきた。 13日の試合終了時点での、チーム防御率はリーグトップの2.39。後は打線が噛み合えば……。とはいうものの、簡単には勝たせてくれないことは百も承知。まずは先発の勝野明慶が巨人打線を抑え、チャンスを確実に得点に結び付けたいと妄想を膨らませながら、高橋由伸氏の始球式を見守った。 すべりだい この日の勝野の立ち上…
●1-2巨人(4回戦) 8回表。東京ドームには「何か」を期待する異様なムードが立ち込めていた。ドラゴンズがここまで放った安打は「0」。先発サンチェスの荒れ球に的を絞れず凡打を繰り返し、ゼロ行進は終盤8回を迎えてもなお続いていた。 とはいえ初回にかろうじて1得点を挙げたので、もし無安打のまま試合を終えてもノーヒットノーラン(無安打無得点)にはカウントされない。それでもノーヒットには変わりなく、むしろノーヒットノーランよりもめずらしい「ノーヒットワンラン」が見られるのではと、にわかに各所がざわつき始めていたのだ。 ドラゴンズからすれば何としても不名誉な記録だけは避けたいところ。しかし先頭の木下拓哉…
○2-1ヤクルト(2回戦) 待望の勝利だった。木下拓哉がチームとして実に13試合ぶりの本塁打を放ち、先発投手の小笠原慎之介に勝ち星が付く。試合の主導権を握り、リリーフ陣が試合を締める。目指す勝ち方を体現できた試合だった。 畏敬 勝ち投手となった小笠原の投球は、まるでエースが投げているかのようだった。ストレートはコンスタントに140キロ台後半を記録し、変化球の制球も安定。少ない球数で長いイニングを投げる姿は、今期の飛躍を期待させるものだった。 とりわけ、主砲・村上宗隆との初回の第1打席がこの日の試合結果を決めたといっても良い。得点圏に走者を背負った場面で見せた大胆な内角攻め。そこに小笠原の凄みを…
△2-2ヤクルト(1回戦) 3時間57分のロングゲームは引き分け。両軍合わせて341球を投じ、18安打を放つも19残塁。でも、スコアは2-2。ただただ疲れる試合だった。 ついでに言うと、この日J SPORTSで解説を務めた権藤博氏の喋りが冴え渡っていた。厳しい視点の解説は今季も健在で、一時はTwitterのトレンドワードにも浮上。ぐうの音も出ない指摘に耐えられぬファンのフラストレーションが、そのままぶつけられたようだ。 念のため記しておくと、僕は権藤さんの解説、結構好きです。 相手に粘らせなかった福 試合がグダグダと進む中、安心して見てられたのは7回表と8回表だけだった。今日はそこで投げた2人…
開幕して2週間。ドラゴンズファンのメンタルが早くも限界を迎えつつある。4カード12試合を終えて4勝6敗2分は、一見すればさほど悪く無い数字に思える。少なくとも現時点での借金2など、誤差といっても差し支えないだろう。 問題は中身だ。貧打はここ数年の課題だが、今季はスタートダッシュからかつてない不振を極めている。4点以上取ったのはわずか3試合。チーム打率、本塁打、打点、長打率、出塁率はいずれもリーグ最下位とドン底をさまよっており、特に本塁打は1本のみ、ただいま11試合連続 “音無し” と目も当てられない事態になっているのだ。 球団史を振り返っても、開幕12試合目までにチーム1本塁打というのは歴代最…
●2-5 DeNA(3回戦) 昨日の試合終了後、4番のビシエドがハイタッチにいなかったという情報が広がり、そして今日昼の二軍戦では加藤匠馬が三塁を守り福田永将が鳴尾浜にいないということで、にわかにドラファン界隈がざわついた。 午後の公示ではビシエドの抹消ならびに福田の登録が明らかに。外国人も続々と来日し、ビシエド不在のロスは最小限に食い止めたいところだが、それでも暫くは国産打線を組まざるを得ない苦しい状態となった。 先発松葉、快刀乱麻のピッチングも…… 昨日のブログの結びにも書いたが、今日の試合は先発の松葉貴大がどういったピッチングをするかを気にかけながら見ていた。 昨年同様、序盤から低めを丁…
○3-1 DeNA(2回戦) 「業務を効率よくこなし、生産性を高めましょう」 社会人の方なら一度は耳にしたことがあるだろうこの言葉。例に漏れず私の職場でも天からその声が聞こえてくるが、曖昧な言葉ゆえに本質を把握しきれず現場が困惑している。皆さんの職場はいかがだろうか。 野球における “ 生産性” とは 当然の話ではあるが、野球は得点を取って勝利するスポーツだ。今日時点で中日のチーム打率はリーグ5位の .217 であり、単純にヒットが出る確率は5打席に1回といった状況である。2回目のヒットが出るまでに3つのアウトを献上してしまえば、得点ができずにイニングが進んでいってしまう。 では得点をするには…
●3-7DeNA(1回戦) 本拠地でのDeNA3連戦Game 1は、相手に終始先手を握られ敗戦。投げてはエース・大野雄大がまさかのグランドスラムを被弾、9回にはルーキー・牧秀悟に一発を打たれてジ・エンド。打線も追いつかない程度の反撃しか見せられなかった。 周平の粘りが完敗ムードを払拭 大野がド派手に打たれた直後の6回裏、2死無走者から3点を返したドラゴンズ。その1点目は背番号3・高橋周平のバットから。相手先発・大貫晋一からレフト線へ落とすタイムリー二塁打だった。 大島洋平、阿部寿樹の連打による好機で打席に立った高橋周。前の打席の内野安打は、センター前に抜けそうなところを遊撃手がギリギリで弾いた…
「やる気のない」広島にやられた……「ある日」のダブルヘッダー奇譚
昨年、コロナ禍で開幕が延期になった際に “つなぎ” として連載した『ある日のドラゴンズ』という企画を覚えていらっしゃるだろうか。 過去シーズンの、ランダムで思い付いた日付をピックアップし、その日行われた試合について振り返るというこの企画。 いわゆる後世に語り継がれているような有名な試合ではなく、誰も憶えていない、なんなら選手本人も憶えていないような、過ぎ去りし「ある日」へのタイムスリップは非常に好奇心を刺激する作業だった。 昨年6月の開幕をもって一旦は終了したが、歴史に埋もれた昔の試合をもっともっと掘り起こしてみたいーー。野球を見ていたらそんな欲望が湧いてきたので、今年も試合の無い日などを使っ…
●1-3阪神(3回戦) 「中日(打線)で長打があるのはビシエドぐらい。 単打を打たれても、(走者は)一つずつしか進まない」 阪神・青柳晃洋の “各駅停車発言” が波紋を呼んでいる。というより、ドラゴンズファンが一方的にショックを受けている。 打っても打っても点にならない効率の悪さは長年の課題であるが、いざこうしてライバルに指摘されるとなかなか「食らう」ものがある。そして、まさにその思惑どおりに封じ込まれたわけだからぐうの音も出ない。 昨日、スコアボードに9つの「0」を並べたドラゴンズ打線は一晩経っても湿ったまま。またしても好投する先発投手を見殺しにしてしまった。 ベンチで泣き濡れた小笠原 初回…
●0-1×阪神(2回戦) ただただ勿体なかった。福敬人が投じたインコースへのスライダーが若干甘くなったところを、阪神の伏兵・山本泰寛のバットが一閃。打球は前進守備のセンターを超え、17個のたこ焼きに爪楊枝が付いた。 プロ野球は勝ち数ではなく、あくまでも勝率を競うものだけに、我慢比べに敗れたのは痛い。特に今シーズンは、9回で打ち切りとなるレギュレーションとなっていることからも、「負けない野球」を実践する意味は大きなものとなることが予想される。 1勝1敗の5割と1勝1分けの10割の差が最後に影響しないことを祈るばかりだ。 がっぷり四つ 後味の悪い敗戦の中での明るい材料は、柳裕也の好投に尽きる。オー…
○6-3阪神(1回戦) 鉄壁を誇るはずのドラゴンズ内野陣が、信じられないようなミスを連発した。2回裏のことである。 悪しき連鎖は名手・高橋周平の悪送球から始まった。これで無死一塁とすると、続く佐藤輝晃のセカンドゴロは二塁手のグラブへと一直線。誰がどう見てもダブルプレーコース。ドーム内に阪神ファンの悲鳴が響くも、佐藤輝の俊足がギリギリ間に合って一塁はセーフに。 今日のセカンドはプロ初先発、髙松渡。気持ちは分かる。初めて大きな仕事を任され、ミスしてはいけないという慎重さが裏目に出てしまうのは、社会人ならば誰もが通る道である。 ただ、プロ野球選手として一軍の試合に出場している以上はミスは許されない。…
●1-3巨人(3回戦) 巨人とのバンテリンドーム開幕シリーズGame 3は逆転負け。カード通算で1勝1敗1分けと、広島戦に続いてまたも5割で終えた。 1得点は相手のエラーによるもの。6回に逆転を許して以降はわずか1安打、得点圏に走者を進めることは一度もなかった。分かってはいるが、今年も貧打に悩まされそうである。 唯一の得点は背番号8のヒットから 本日唯一の得点を記録したのは、背番号8・大島洋平だった。 3回1死で迎えた第2打席、ライト前ヒットで出塁。2死後、高橋周平の打席で盗塁成功。高橋周の内野安打で走者一、三塁になると、ビシエドの浅いライトフライが梶谷隆幸のエラーを誘い、本塁に生還した。 ヒ…
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