この度、5年の駐在(正確にはCOVID-19で実赴任が3ヶ月遅れたので4年9ヶ月)のアメリカ駐在を終えて、日本に帰国することになった。いよいよ本日が米国最終日。コロナ禍で少し実赴任時は遅れたが、約5年に渡るアメリカでの駐在生活。いろいろとトラブルはあったものの
この度、5年の駐在(正確にはCOVID-19で実赴任が3ヶ月遅れたので4年9ヶ月)のアメリカ駐在を終えて、日本に帰国することになった。いよいよ本日が米国最終日。コロナ禍で少し実赴任時は遅れたが、約5年に渡るアメリカでの駐在生活。いろいろとトラブルはあったものの
もう一度海外赴任ということは、年齢的にも無いとは思うが、こういった諸手続きを備忘のために記録しておくと、後々何らかの役に立つかもしれないと思い、箇条書きでまとめておきたい。・フライトの予約・引っ越しの予約・引っ越し荷物の特定品申請書作成・残地荷物があ
翌日(28日金曜日:帰国当日)の朝。メールを開くと検疫所から、これでOKですと、マイクロチップ番号を修正した認可書が送られていた。ホテルにお願いしてプリントアウトしてもらい、書類はすべて整った。もう一度、全ての書類を再チェックして、鞄に収める。Uberで空港に
さて、USDAの申請が3月21日金曜日に無事終了。週末にお役所のアメリカ人が働くとは思えないし、通常でも2~3日はかかるとのことだったので、水曜日くらいからフォローしようと思っていたが、私が通っている動物病院は水曜日が休みなので、一旦火曜日の時点でメールでフォロ
犬を日本に連れて行く準備をしていたことは以前のブログに書いた通り。狂犬病の予防接種やその有効性を証明する抗体検査などは既に半年ほど前から準備をしており、日本の検疫所にも事前申請済みである。アメリカでの狂犬病予防接種犬のワクチン接種とフィラリアの検査犬
○2518 『川のほとりに立つ者は』 >寺地はるな/双葉社読むデトックスとは言い得て妙。と書きつつ、いろいろ反省させられる内容でもあった。暴力事件で意識不明となってしまった主人公の彼氏。なぜこんな事件が起こったのか。ミステリータッチな要素を含みつつ、人間
やはり名作。大好きな映画のひとつだ。時々ふと思い出して無性に見たくなる作品。同じ映画を繰り返してみることは少ないのだが、本作はこれで3回目だか4回目だか。ブログを書き始めた頃は書評が中心であり、映画に関しては必ず感想を書いていた訳ではないためだろう。自
◇2517 『夜道の家族』 >角田光代/文藝春秋続編は難しい。。。本書は『空中庭園』の続編である。前作から3年後、ミーナの家に京橋家の祖母が亡くなったというファックスが届く。興味本位で葬儀に列席するミーナ。そこで見たものは。。。前作の『空中庭園』では、
前半は金持ちの娘と工事現場の監督という格差を越えたラブストーリー。韓国では珍しいのだろうか。逆玉という感じでもなく、親の反対を押し切って結婚する二人。男性の方は、もともと才能があったため自分でデザインした建築を任されるなど、少しずつ地歩を固めていく。よ
◇2516 『空中庭園』 >角田光代/文春文庫不思議な(悪い意味ではない)読後感の連作短編小説。このブログでは何度も書いていることだが、私は連作短編小説が好きだ。きっかけも鮮明に覚えており、宮本輝さんの『夢見通りの人々』(このタイトルでよかったかなと少し
何だか不気味な映画だった。初めて見る作品であったが、実は「The Talented Mr.Ripley(才能あるリプリー氏)」という原作(1955年)があり、アラン・ドロン主演で『太陽がいっぱい』というタイトルで1960年に映画化されている。その後も映画やドラマで描かれてきた名作の
◇2515 『人生の経営戦略-自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20』 >山口周/ダイヤモンド社50代で読むには遅過ぎる。山口周さんの本ということで、中身もあまり見ずに買ってしまった。山口さんご自身が学んできた経営戦略を人生戦略に応用しよう
引っ越しの前にモノが壊れるというのが、何だか定番になってきた。日本からアメリカに来る前には携帯電話の画面が割れてしまったし、アメリカ国内で引っ越しの前にはディスポーザーが壊れてしまった。今回は、グラスが3つ割れ、車が駐車場で当て逃げされ(側面のドアが少
◇2514 『東京ラブストーリー After25years』 >柴門ふみ/ビッグコミックス大いなる蛇足、という感じがしてしまった。『東京ラブストーリー』のドラマ版とコミックス版を堪能し終えたところで、本書にも手を出してみた。筆者自身、過去の作品は読み返さないそうなのだ
今年(2025年)のセイント・パトリック・ディは3月15日。この日はシカゴ・リバーを緑に染めるというイベントが開催される。イベントのことは以前から知っていたのだが、アメリカ駐在後、なかなかタイミングが合わず見物することができなかった。,,セイント・パトリック・
◇2513 『東京ラブストーリー』 >柴門ふみ/ビッグコミックスドラマより原作の方がぶっ飛んでいる。先日懐かしく見おえたドラマ『東京ラブストーリー』だが、ひとつだけ大きな記憶違いがあった。ラストシーンでリカは和賀部長のもとに行ってしまうと思っていたのだ。
キューバ危機に揺れる1962年、落ちぶれ天才数学者が米国政府から命じられたソ連相手のチェス対決。だがその実体は、2国の運命をかけたスパイゲームだった。チェスがメインではなく、米ソ冷戦下におけるスパイ映画である。キューバ危機に関する重要な情報を持つスパイが、ポ
◇2512 『電影少女』 >桂正和/集英社こちらも青春の思い出なのだが。。。ドラマ『東京ラブストーリー』を視て思い出したのが本書。あまり恋愛ものの本やドラマには興味がなかった方だが、とはいえ高校男子たるもの女の子に興味がないとは言えない。そんな私が好きだ
青春の1ページ。ドラマは時間を取られるので見ないようにしようと思っていたのだが、なぜかNetflixのレコメンドに出てきたため、ついつい手を伸ばしてしまった。最近、殺し屋系の話ばかりが推薦されていたのに、この変わりようは何であろうか?自分の記憶では中学3年生
◇2511 『トヨタ中国の怪物-豊田章男を社長にした男』 >児玉博/文藝春秋 中国近代史とトヨタの内幕の両方を知ることができるお得な一冊。トヨタの中国事務所総代表だった服部悦雄氏が主人公。服部氏は中国で生まれ、27歳まで、大躍進運動や文化大革命の時代を中国で
日経新聞[2025.01.01~01.31]私の履歴書:伊藤忠商事会長CEO・岡藤正広この原稿はご自分で書かれたのであろうか? これまでの私の履歴書とは一味違う文章のテイストに、思わず引き込まれてしまい、久しぶりに毎日の新聞が楽しみであった。この感覚はニトリの似鳥昭雄氏
ファイナンス理論の復習、第二弾。一番重要だと感じたのは「ROIC経営においては「元手をいくら増やしたか」が重要である。という一言。これに対して、利益やキャッシュフローなどのフロー経営においては、いくら儲けたかが重要視される。本書は前半部分は理論編として、R
『バリュエーションの教科書-企業価値・M&Aの本質と実務』 >森生明/東洋経済新報社先日ブログに記載した通り、過去に読んだファイナンス関係の本のおさらいをしようと思っている。まず手始めに基本中の基本書である『バリュエーションの教科書』を手に取って見た。過去
記憶とは不思議なもので、妙なことを覚えていたりする。確か茨城県で勤務をしていた頃、久しぶりに映画館へ映画を見に行き、その映画館で「ビートルズがいない世界」というポスターを見かけたことを覚えているのだ。ちなみにその日に見た映画は確か三谷幸喜さんの作品だった
◇2510 『わたしと日産-巨大自動車産業の光と影』 >西川廣人/講談社経営の本なのか、内部事情の暴露本なのか、筆者の思い出なのか、、、筆者は日産にてゴーン元会長の後を継いだ西川氏。ニシカワではなくサイカワと読むらしい。Audibleにアップされていたので、聞い
とあるブロガーの方の投稿記事に刺激を受けた。内容を要約すると次の通りとなる。「受験勉強での勝ち組は、自分が完全に理解している教科書・参考書・問題集を数冊持っており、それを速読で何度も回している。ビジネスもこれと同じであり、専門書を何サイクルも回す必要が
◇2509 『これは経費で落ちません!(8)-経理部の森若さん』 >青木祐子/集英社オレンジ文庫新刊がアップされると、ついつい手にしてしまうシリーズ。今回は買収したトナカイ化粧品の社員たちとのやりとりがメイン。面白かったのは前作でも登場した槙野が、週末を
先日読了したM-1グランプリ関係の本に影響を受けて、ついつい見てしまった。知らなかったのだが、Netflixで第1回大会からすべてが配信されているのだ。なお番組制作者の皆さんには申し訳ないのだが、時間もないので「ネタ」のみを見た。つまりネタ後の審査員や漫才コンビ
◇2508 『鎮魂』 >染井為人/双葉文庫復讐は何も生まない。悲しい結末だ。『正体』がヒットした染井為人さんの作品。「凶徒聯合」という半グレ集団から敵対する相手と人違いで暴行を受け、左手以外が動かなくなってしまった青年。リハビリでなんとか動くようになった
日経新聞[2024.01.17]五常・慎泰俊代表、本は脳の「食事」 古典に学ぶ私が勝手に尊敬している慎泰俊さんが、日経新聞の「リーダーの本棚」に登場されていた。何だか嬉しい。よい記事だったので、一部を引用しておきたい。特に次の言葉が印象的だった。読書とは脳の
◇2507 『M&A組織再編の会計と税務(第3版)』 >小林正和/中央経済社実はM&Aにおける組織再編は苦手分野。これまで残念ながらあまり数を経験してきていないからである。この手の分野は、実務を経験しないと肌感覚で理解できないところがあるのかもしれない。とはいえ
日経新聞[2025.01.05]不況で成長、京都の大垣書店本好きにとっては気になる記事だった。まずは記事の一部を抜粋。・京都市に本社を置く大垣書店は、出版不況下でも、書店を再生しながら成長を続ける企業だ。現在の出版市場はピークだった1996年に比べ6割減少し、書店数
◇2506 『逆ソクラテス』 >伊坂幸太郎/集英社文庫好きなタイプの小説ではないのだが、それでも引き込まれてしまうのは流石。伊坂さんの短編集。子供を主人公にした作品は初めてとのことで、書きづらかったとあとがきの独白にあった。小学校の教師が子供に先入観を植
地面師については、『保身』というドキュメンタリーを読んだことがあり、どのような集団か多少の予備知識はあった。しかしながら本作では、その実態を映像を通じてリアルに描き出しており、なかなか迫力のある内容だった。地面師はチームで仕事を進めるそうだ。ターゲット
◇2505 『ツミデミック』 >一穂ミチ/光文社不思議なタイトルだと思ったが、パンデミックx犯罪がテーマだそうだ。最近書かれた小説は、パンデミックのことに触れているものが多い。あれだけの影響を与えた現象なので触れざるを得ないのかもしれないが、歴史の中での
アメリカに来て、ワインを嗜むようになった。まだまだ不勉強で、ブログに語れるような状態ではないのだが、私なりの定番ワインのことを書いておきたいと思う。まず、ワインを極めようという大それたことは全く考えておらず、せっかくアメリカにいるのだから美味しいカリフ
◇2504 『答え合わせ』 >石田明/マガジンハウス新書タイトルが秀逸、内容は濃密。M-1の流れで購入。こちらもNON-STYLE・石田明さんの熱量に圧倒され、一気に読了。お笑いのことを目茶苦茶真面目に語っている本。このようにのめり込めるものを趣味というんだろうか。
なぜかまたしても「殺し屋もの」を手に取ってしまった。Netflixのレコメンド機能が秀逸なのか、またしても物騒な作品。ただし、これまでの殺し屋系の作品とは少し風合いが異なり、本編に登場するのは「静かなる殺人者」だ。しかも冒頭のシーンで依頼された暗殺に失敗し、そ
◇2503 『笑い神-M-1、その純情と狂気』 >中村計/文藝春秋お笑いファン、特にM-1ファンにとってはたまらない一冊。私は関西出身で、出自がどこまで関係しているかは不明だがお笑い好き。子供の頃から吉本新喜劇などのお笑いが身近にあった。しかしながら、新喜劇の
実を言うと、半藤さんのAudibleとNetflixの『ターニング・ポイント』は、ずっと見なきゃ聞かなきゃと頭の片隅に引っかかっていたものである。それなりに長く時間が取られることも理由の一つだが、内容的に軽い気持ちで見聞きしてはいけないという思いもあり、なかなか前に進
Netflixの力作。素晴らしいドキュメンタリーだった。全9話という長さに、少し見始めたもののなかなか食指が動かなかったのだが、半藤さんの昭和史のAudibleを聞き終えて、世界がどうなっていたのだろうかと見始めたもの。9話の各タイトルと内容を末尾に記載しておく。
Audibleで半藤さんご自身による昭和史(全18回)を聴き終えた。この内容は『昭和史1926-1945』という一冊の本として刊行されている。日本史資料の重要な書籍としてアメリカにも携行してきていたので、そちらも参考にしながら、全18回の内容を私なりに整理してきた。久しぶり
・ソ連の満州侵攻は準備のため、最初は8月下旬の予定だったものを、アメリカの原爆開発が進んでいることを知り、8月15日に改め、それでもまだ遅いということで8月11日に早められた。さらに8月6日の広島への原爆投下を受け、8月9日に侵攻すると決められた。9日の午前0時を過ぎ
半藤一利の昭和史16:ヤルタ会談、東京大空襲、沖縄戦、そしてドイツ降伏
・昭和20年2月、ルーズベルト大統領が、ヤルタ(ウクライナの避暑地)にて、イギリスのチャーチル首相、ソ連のスターリン書記長と3人で会談を行った。スターリンは日露戦争で失った権益を取り戻したいと主張。日本との利害関係を鑑み、失われた権益を復活するという名目であ
半藤一利の昭和史15:ガタルカナル・インパール・サイパンの悲劇から特攻隊出撃へ
・昭和17年8月にガダルカナル島の争奪戦が始まった。ガ島は零戦の航続距離(二千キロ、片道千キロ)の範囲内で飛行場を確保していく必要性から目をつけた島であった。日本本土の防衛のために、サイパン島→トラック島→ラバウル島→ガダルカナル島という順に航空部隊を進出さ
・宣戦布告のタイミングが議論となった。ハル・ノートが届いが11月27日には「開戦の翌日に宣戦を布告する」とした。つまり戦争を仕掛けた翌日に、しかも布告文を手渡すのではなく国内の宣戦布告の天皇の詔書をもって世界に知らせることに決めた。ところが、その後天皇から事
半藤一利の昭和史13:太平洋戦争開戦前夜(2)~ニイタカヤマノボレ一二〇八
・南部仏印進駐によってアメリカが中国大陸への増兵を実行し、フィリピンをアジア戦略の一大基地とした。緊迫した日米関係に直面し、第二回の御前会議が開催された。そこでの方針は、(1)米英に対して戦争準備をする、(2)これと併行して日米交渉を進める、(3)10月上
・野村吉三郎海軍大将が駐米日本大使となり、ハル国務長官との議論ののち、日米諒解案をまとめあげた。日本側でもほぼ同意という段階までこぎつけたにもかかわらず、近衛首相が松岡外相の意見を聞こうと水を差してしまった。松岡は日独伊三国軍事同盟を締結し、日ソ中立条約
・昭和14年に日本はアメリカから通商条約の廃棄を通告された。昭和15年1月にアメリカはこれを実施し、9月には鉄屑が全面的に輸出禁止とされた。日本は石油を全面的にアメリカからの輸入に依存していたため、この禁輸を恐れた。石油が禁輸された場合、その4~5ヶ月以内に南
・昭和14年、第二次世界大戦開始。日本では陸軍の策謀(陸軍大臣が辞任)によって、米内内閣が崩壊。広田内閣の時代に、軍部大臣現役武官制を復活させたことが原因。・日独伊三国軍事同盟に対して、米内光政・山本五十六・井上成美の3名が猛反対をしており、海軍としても
・ナチス・ドイツから日独伊三国同盟が提案されるが、これに反対したのが海軍の米内光政、山本五十六、井上成美の3人であった。一方陸軍は、対日強硬政策を取りつつある英米に対抗するために、さらにソ連という年来の敵に対抗するためにも、ドイツと同盟を結ぶことに賛成だ
・昭和5年(1930年)のロンドン海軍軍縮条約締結時に、海軍部内が国際協調のために条約を結んだ方がよいとする「条約派」の穏健グループと、国防のためには米英の言う通りにはならずに艦隊を整備し実力本位でゆくべしとする「艦隊派」の強硬グループに分かれ、ある種の抗争に
・昭和11年(1936年)の年末には、海軍の方でも軍縮条約を全て廃棄し、建艦競争(軍艦を造る競争)が始まった。英米への敵対意識が大きくなり始め、対英米戦争への道が踏み出された年でもあった。・中国内部では、日本への対抗を強めるため、中国内部での争い(国民党と共
・昭和10年(1935年)8月、皇道派の相沢三郎中佐が、永田鉄山少将を惨殺。この相沢を裁く裁判の陰で、クーデター計画が練られており、これが昭和11年の二・二六事件に繋がっていった。・二・二六事件は、決起部隊のちの反乱部隊1483人を擁する大々的なクーデターであり、
・ウォール街の暴落以来、世界中に広がった社会的不況だったが、日本は満州国を建国し、戦争契機でいち早く脱することができた。・昭和8年9月に出版法が改正(改悪)された。これにより当局が新聞雑誌ラジオなどを統制できるようになり、その力は強まっていった。・陸
・石原莞爾は満州を日本の領土にしようと構想していたが、一気に領土にしてしまうと世界世論の反対も多いだろうということで、満州を蒋介石の政府とは切り離して、まったく別の独立国(日本の傀儡政府)にしてしまおうと作戦を切り替えた。・中国本土は、南京に蒋介石の国
・満州事変は陸軍の暴走で、柳条湖事件(柳条湖付近の鉄道爆破事件)を発端に始まった。朝鮮軍も参入し、中国軍との対立が高まった。・満州事変を避けるチャンスは数度あったが、いずれも幹部が弱腰または責任回避主義であり、反乱分子の蠢動を止めることができなかった。
半藤一利さんの名講義がご本人の肉声で聞けるというのは至上の喜び。今回はメインポイントを2つに絞ってメモを残しておきたい。・激動の昭和史の幕開けになったのは張作霖爆殺事件。関東軍(陸軍)が主導した事件であったが、これがばれると世界的な大問題になるため、関
半藤さんの肉声での講演会がAudibleで聴ける。この内容が聴き放題というのは嬉しい限り。この講演をもとに名著『昭和史』が生まれたそうだが、大半の内容を忘れてしまっているので、復習のつもりで聞いてみた。せっかくなのでメモを取りながら。・昭和史を語る前に、それ以
◇2502 『夏の情婦』 >佐藤正午/小学館5編を収めた短編集。作品によって好き嫌いが分かれる内容だった。佐藤正午さんは好きな作家。恋愛小説にちょっとSF的な要素を絡めた作品が特に好みである。本作は正午さんが30年前に綴った作品群。若さならではのドライブ感が
○2501 『経営戦略を問いなおす』 >三品和広/ちくま新書戦略の本質を突いた良書。まさにタイトル通りの「問いなおし」。まず、本書から感銘を受けた3点を、私なりに咀嚼して記録しておきたい。1)もし戦略に普遍性があるとすると、理詰めで考えれば考えるほど、
◎2500 『会社という迷宮-経営者の眠れぬ夜のために』 >石井光太郎/ダイヤモンド社普段何気なく使っている経営用語を哲学的に語った名著。楠木建氏の読書に関する本が好きで、発売されるたびに手にしている。その中で「絶対に捨てられない一冊」として紹介されてい
○2499 『ファクトフルネス-10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 >日経BP社/ハンス・ロスリング我々が如何に偏った視点で世界を見ているかに気づかせてくれる名著。本書のことは発刊当初から知っており、雑誌での特集記事なども目にしてい
仕事が忙しいと就業後に本を読む気力が沸かないことがある。一方で頭が変に冴えていて眠れそうにもない。そんな時はついつい映画に手を出してしまう。今回も赤ワインを飲みながらの視聴。最近暴力シーンが多いものが多かったで、少し社会勉強をしようと実話に基づいたドキ
◇2498 『多様性の科学-画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織』 >マシュー・サイド/ディスカヴァー・トゥエンティワン多様性が必要な真の理由を、腹落ちして理解できる良書。先日読了した『失敗の科学』と同じエピソードが入っていたり、何だか似
『容疑者Xの献身』 >東野圭吾/文藝春秋何度読んでも物悲しい。何だか無性にエンターテインメントの読書がしたくなり(Audibleではなく)、Amazonのサイトを眺めていたら、本書に50%のポイントが付くことを発見。いつか再読したいと考えており、Kindleで購入。久しぶり
◇2497 『失敗の科学-失敗から学習する組織・学習できない組織』 >マシュー・サイド/ディスカヴァー・トゥエンティワンなるほどと、身につまされる話のオンパレード。成功から学ぶよりも失敗から学ぶことのほうが大きい、とはよく聞く話。一方で、失敗談というのは
日経新聞[2024.12.22]斜め読みに名言集め…東畑開人さんの「闇の読書術」面白い読書術。へぇこんな本の読み方もあるんだなぁと感心した。本の読み方に関しては、随分と手を抜くことを覚えたのだが、まだまだ真面目すぎるのかもしれない。本を沢山(たくさん)読むこと
◇2496 『ヒロイン』 >桜木紫乃/毎日新聞出版無実の罪から17年間逃げ続けた女性の話。オウム真理教をモデルにしたと思われる宗教団体が起こしたテロ事件。たまたまその現場に居合わせてしまった信者の女性。彼女自身は無実にも関わらず、逃亡してしまう。別居してい
日経新聞[2024.12.23]富士フイルム「第二の創業」舞台裏 事業の目利き力とは興味深いインタビュー記事だった。最近、新聞はあえて熟読しないようにしているのだが、本記事はしっかりと読んでしまった。――「第二の創業」が成功した一番の理由は何ですか。「2000年
◇2495 『テスカトリポカ』 >佐藤究/角川文庫メキシコと日本を舞台にしたノワール小説。最初の滑り出しは面白かったのだが、途中からちょっと現実的じゃないなぁと感じてしまい、失速。山本周五郎賞を受賞しているとのことで、期待していたのだが、残念。もう少しメ
読書体力が落ちたせいか、長時間の読書が苦痛になっていたのだが、年末年始に思い切って紙の本を数冊熟読してみたら、少し感覚が取り戻せたようだ。仕事関連の書籍を数冊、立て続けに読了することができた。やはりこういった習慣は継続したいといけないのだな。さて、読書
○2494 『マッキンゼー経営の本質-意思と仕組み』 >マービン・バウアー/ダイヤモンド社先日読了したのはマービン・バウアー氏の生涯とその人となりを描いたものであった。本作は、マービン氏が自ら記した『The Will To Manage』の邦訳版。1966年の作品ながら、述べら
『経営者の条件』 >P.F.ドラッカー/ダイヤモンド社読まなければならない未読本が残っているのに、ついつい本棚にある本書に目を引かれてしまった。読み始めてみたら面白く、ついつい引き込まれてしまい一気に読了。久しぶりに集中して本を読むことができて嬉しい。再
◇2493 『ざっくり分かるファイナンス-経営センスを磨くための財務』 >石野雄一/光文社新書確かに分かりやすい。入門書としては最適であろう。山口周さんが『外資系コンサルが教える読書を仕事につなげる技術』という本で紹介されていた超基本書6冊のうちの1冊。
いろんなところで良い映画だという記事を目にして気になっていた作品。正月休みの眠れない夜に視聴。なんとも爽やかな映画である。このところ、ジェイソン・ボーンやジョン・ウィックといった殺し屋ものをたくさん見てしまい、ちょっと食傷気味だったので、フットルース、
Netflixのドキュメンタリー映画だ。20年近く前に遡り、時系列を辿り、いわゆるQアノンに迫る内容であり、非常に興味深かった。ことの発端が日本の2ちゃんねるだというのに驚いた。同じコンセプトの4Chanというサイトが米国で立ち上げられ、当初はちょっとしたブラックジョ
フェアバンクスの4日目。あまりやることがないので読書が捗った。食べて寝て風呂に入って本を読んでという至福の時間。とは言え、3日も同じことをやっていると少し飽きてくる。翌日は移動日なので実質的な最終日。昨夜のオーロラツアーは残念な結果だったが、これも時の
3日目も同じホテル。朝ゆっくり起床して、朝昼兼用の食事を取り、15時ごろに露天風呂に入浴。この日は夜のオーロラツアーを申し込んでいた。雪上車で山を登り、山のテントからオーロラを見るというツアーである。これがお高くて180ドル。しかも、オーロラが見えなかったと
これまでの旅は、移動に次ぐ移動で、出来るだけ色んなところを見て回ろうとする欲張りなものだったが、今回はのんびりとした骨休めが目的だったので、同じホテルに4泊するプラン。とは言え、雪の中の陸の孤島で、やることはあまりない。日の出も遅いので、朝はゆっくり起床
年明け早々は、日本の休みに合わせて有給休暇を使い、アラスカのフェアバンクスに行ってきた。日本からアラスカにはなかなか行きづらいだろうなと思い、アメリカに滞在中に行ってみたかったところ。夏に行くか冬に行くか迷ったのだが、せっかくなので冬にしか見られないオー
こちらも懐かしい映画。調べてみると1983年の作品。こちらも中学生の頃に見たのだろうか。不思議なもので、『フットルース』のことはストーリーを含めて多くのシーンが記憶に残っていたのだが、本作に関しては何も覚えていなかった。唯一、主題歌だけが鮮明に耳に残っていた
◇2492 『これは経費で落ちません!(7)-経理部の森若さん』 >青木祐子/集英社オレンジ文庫続きが気になってついつい手にしてしまうシリーズ。前回で課題となっていたM&A。結果は天天コーポレーションが同業の2社を買収するというものであった。その1社であるト
そういえば、映画『フットルース』を見て思い出したのが、中学生の頃の友人・N君のこと。当時、私はまさにフットルースで描かれているような滋賀の田舎町に住んでいた。情報といえばテレビかラジオしかなく、そこで放映されないものを知る機会は少なかった。都会であればい
年末年始の休みは、溜まっていた積読本を一気に読破しようと思っていたのだが、思うように集中力が続かない。随分昔のブログ友達(私よりも10歳ほど年上)が、ある時から読書日記が減り、映画の感想が増えていっていた。恐らく彼も目の疲れや集中力の衰えにより本から映画に
キアヌ・リーブスの出世作。ジョン・ウィック・シリーズを見て、再視聴してみたくなったもの。1994年の作品だが、映画館で見た記憶はなく、レンタルビデオで見たのであろう。そうすると1995年とか96年、私が社会人になりたての頃である。もう30年近く昔の話だが、内容を覚
◇2491 『半導体産業のすべて-世界の先端企業から日本メーカーの展望まで』 >菊地正典/ダイヤモンド社半導体業界が網羅できる一冊。日本に帰国した際(数ヶ月前のことだ)、書店で見かけて購入。半導体に関する本は、これまでにも複数冊読んできたが、原材料からチ
◇2490 『ホワイカラー消滅-私たちは働き方をどう変えるべきか』 >冨山和彦/NHK出版新書複雑で難しくてややこしいことが得意な日本人。冨山さんの啓発書。いつもながら危機感を醸成してくれる内容である。ただし、冨山さんの書籍をこれまでも何冊も読んできた私から
2024年はとにかく忙しかった。仕事の詳細は書かないが、大きなプロジェクトが4つ並行して走っており、日本との打ち合わせも多く、仕事が深夜にまで及ぶこともしばしば。その合間を縫って出張も重ねており、精神的にも体力的にもしんどい一年だった。結果として昨年の正月
手元に二本の万年筆がある。もともと文房具が好きで、特にノートやメモ帳などの「紙」と、ボールペンなどの「筆記具」にはこだわってきた。一本はPILOT社のHERITAGE 912というタイプ。普遍的でシンプルなデザインが美しく、Made in Japanに凝っていた頃に買ったもの。も
◇2489 『マッキンゼーをつくった男:マービン・バウワー』 >エリザベス・イーダスハイム/ダイヤモンド社経営理念が素晴らしい。正直、コンサルタントに対してあまり良いイメージを抱いていない。確かに、自社では出来ないアドバイスをいただくこともあり、有用だと
シリーズ完結編、だろうか?ジョン・ウィック・シリーズを見始めたのは、そもそもが本作がきっかけ。真田広之さんがサムネイルに出ていらっしゃり、注目したのだ。どういった役柄かと楽しみにしていたが、ジョンの古い友人で大阪の支配人という立場。ジョンに味方をして主
◇2488 『口訳・古事記』 >町田康/講談社マジですか? マジです。本書に頻出するやり取りだ。なんと古事記を関西弁で語るという大胆な試み。しかしながら、なんとなく手に取りづらい古事記という存在を、関西弁で一気に身近なものに変えてしまった手腕はさすが。町
今回も、これでもかというくらいのアクションシーンの連続。それにしても人が死にすぎる。組織の規則を破ってしまったジョンは、追放処分を受けてしまう。その上、首に14M$という高額な賞金をかけられ、NY中の殺し屋たちから狙われることに。冒頭から殺し屋たちとのアクシ
◇2487 『全図解・メーカーの仕事-需要予測・商品開発・在庫管理・生産管理・ロジスティクスのしくみ』 >山口雄大/ダイヤモンド社メーカーの仕事が一望できる書籍。とあるブログで「本を雑誌のように読む」という表現を使っている方がいらっしゃった。ビジネス書を
前作よりは物語に重厚感が増したであろうか。期せずして殺し屋家業に復帰してしまったジョン・ウィック。復讐を遂げ、平安な日々を望んでいたのだが、契印という過去に結んだ誓約に縛られ、とある殺人を請け負わざるを得なくなる。任務を果たし終えたジョンに待っていたの
◇2486 『近江商人学入門-CSRの源流「三方よし」』 >末永國紀/淡海文庫近江商人の哲学を綴った書物。昨年の夏に実家に帰省した際、近江商人の旧家へ足を伸ばした。そこで売られていた書物が本書である。現在の社会課題を記載した上で、過去に近江商人がどのような経
Netflixのレコメンデーションに真田広之さんのサムネイルが表示されており興味をもったもの。調べてみると真田さんが出ているのは第4作目のようだ。そうなるとやはり1作目から見たくなる。配信期限が迫っていたこともあって早速視聴。主人公はキアヌ・リーブス氏。久しぶ
ジェイソン・ボーン、シリーズ4作目。最初に登場する雪山を進んでいく屈強な男。彼が今回のボーンの敵役だろうと推測する。首にかけたピルケースから取り出した薬を服用している。意味深なシーン。そもそもボーン・シリーズは、CIAが秘密裏に人材を訓練し、殺人兵器に育て
◇2481 『ヒトは<家畜化>して進化した-私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか』 >ブライアン・ヘア/白揚社「自己家畜化」という切り口から人類や民主主義についても論を広めている好著。会社の先輩が最近興味を持っているのが「自己家畜化」という概念だと
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この度、5年の駐在(正確にはCOVID-19で実赴任が3ヶ月遅れたので4年9ヶ月)のアメリカ駐在を終えて、日本に帰国することになった。いよいよ本日が米国最終日。コロナ禍で少し実赴任時は遅れたが、約5年に渡るアメリカでの駐在生活。いろいろとトラブルはあったものの
もう一度海外赴任ということは、年齢的にも無いとは思うが、こういった諸手続きを備忘のために記録しておくと、後々何らかの役に立つかもしれないと思い、箇条書きでまとめておきたい。・フライトの予約・引っ越しの予約・引っ越し荷物の特定品申請書作成・残地荷物があ
翌日(28日金曜日:帰国当日)の朝。メールを開くと検疫所から、これでOKですと、マイクロチップ番号を修正した認可書が送られていた。ホテルにお願いしてプリントアウトしてもらい、書類はすべて整った。もう一度、全ての書類を再チェックして、鞄に収める。Uberで空港に
さて、USDAの申請が3月21日金曜日に無事終了。週末にお役所のアメリカ人が働くとは思えないし、通常でも2~3日はかかるとのことだったので、水曜日くらいからフォローしようと思っていたが、私が通っている動物病院は水曜日が休みなので、一旦火曜日の時点でメールでフォロ
犬を日本に連れて行く準備をしていたことは以前のブログに書いた通り。狂犬病の予防接種やその有効性を証明する抗体検査などは既に半年ほど前から準備をしており、日本の検疫所にも事前申請済みである。アメリカでの狂犬病予防接種犬のワクチン接種とフィラリアの検査犬
○2518 『川のほとりに立つ者は』 >寺地はるな/双葉社読むデトックスとは言い得て妙。と書きつつ、いろいろ反省させられる内容でもあった。暴力事件で意識不明となってしまった主人公の彼氏。なぜこんな事件が起こったのか。ミステリータッチな要素を含みつつ、人間
やはり名作。大好きな映画のひとつだ。時々ふと思い出して無性に見たくなる作品。同じ映画を繰り返してみることは少ないのだが、本作はこれで3回目だか4回目だか。ブログを書き始めた頃は書評が中心であり、映画に関しては必ず感想を書いていた訳ではないためだろう。自
◇2517 『夜道の家族』 >角田光代/文藝春秋続編は難しい。。。本書は『空中庭園』の続編である。前作から3年後、ミーナの家に京橋家の祖母が亡くなったというファックスが届く。興味本位で葬儀に列席するミーナ。そこで見たものは。。。前作の『空中庭園』では、
前半は金持ちの娘と工事現場の監督という格差を越えたラブストーリー。韓国では珍しいのだろうか。逆玉という感じでもなく、親の反対を押し切って結婚する二人。男性の方は、もともと才能があったため自分でデザインした建築を任されるなど、少しずつ地歩を固めていく。よ
◇2516 『空中庭園』 >角田光代/文春文庫不思議な(悪い意味ではない)読後感の連作短編小説。このブログでは何度も書いていることだが、私は連作短編小説が好きだ。きっかけも鮮明に覚えており、宮本輝さんの『夢見通りの人々』(このタイトルでよかったかなと少し
何だか不気味な映画だった。初めて見る作品であったが、実は「The Talented Mr.Ripley(才能あるリプリー氏)」という原作(1955年)があり、アラン・ドロン主演で『太陽がいっぱい』というタイトルで1960年に映画化されている。その後も映画やドラマで描かれてきた名作の
◇2515 『人生の経営戦略-自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20』 >山口周/ダイヤモンド社50代で読むには遅過ぎる。山口周さんの本ということで、中身もあまり見ずに買ってしまった。山口さんご自身が学んできた経営戦略を人生戦略に応用しよう
引っ越しの前にモノが壊れるというのが、何だか定番になってきた。日本からアメリカに来る前には携帯電話の画面が割れてしまったし、アメリカ国内で引っ越しの前にはディスポーザーが壊れてしまった。今回は、グラスが3つ割れ、車が駐車場で当て逃げされ(側面のドアが少
◇2514 『東京ラブストーリー After25years』 >柴門ふみ/ビッグコミックス大いなる蛇足、という感じがしてしまった。『東京ラブストーリー』のドラマ版とコミックス版を堪能し終えたところで、本書にも手を出してみた。筆者自身、過去の作品は読み返さないそうなのだ
今年(2025年)のセイント・パトリック・ディは3月15日。この日はシカゴ・リバーを緑に染めるというイベントが開催される。イベントのことは以前から知っていたのだが、アメリカ駐在後、なかなかタイミングが合わず見物することができなかった。,,セイント・パトリック・
◇2513 『東京ラブストーリー』 >柴門ふみ/ビッグコミックスドラマより原作の方がぶっ飛んでいる。先日懐かしく見おえたドラマ『東京ラブストーリー』だが、ひとつだけ大きな記憶違いがあった。ラストシーンでリカは和賀部長のもとに行ってしまうと思っていたのだ。
キューバ危機に揺れる1962年、落ちぶれ天才数学者が米国政府から命じられたソ連相手のチェス対決。だがその実体は、2国の運命をかけたスパイゲームだった。チェスがメインではなく、米ソ冷戦下におけるスパイ映画である。キューバ危機に関する重要な情報を持つスパイが、ポ
◇2512 『電影少女』 >桂正和/集英社こちらも青春の思い出なのだが。。。ドラマ『東京ラブストーリー』を視て思い出したのが本書。あまり恋愛ものの本やドラマには興味がなかった方だが、とはいえ高校男子たるもの女の子に興味がないとは言えない。そんな私が好きだ
青春の1ページ。ドラマは時間を取られるので見ないようにしようと思っていたのだが、なぜかNetflixのレコメンドに出てきたため、ついつい手を伸ばしてしまった。最近、殺し屋系の話ばかりが推薦されていたのに、この変わりようは何であろうか?自分の記憶では中学3年生
◇2511 『トヨタ中国の怪物-豊田章男を社長にした男』 >児玉博/文藝春秋 中国近代史とトヨタの内幕の両方を知ることができるお得な一冊。トヨタの中国事務所総代表だった服部悦雄氏が主人公。服部氏は中国で生まれ、27歳まで、大躍進運動や文化大革命の時代を中国で
またもや重い内容のドラマだった。最後は号泣。韓国の徴兵制度の実態を描いたドラマ。主人公はチョン・ヘインさん演じるアン・ジュノ。ボクシングをベースにした格闘能力と、するどい洞察力を見込まれて、脱走兵追跡を任務とするD.P.に抜擢される。初回、自分の落ち度で
◇2333 『習近平が狙う「米一極から多極化へ」』 >遠藤誉/ビジネス社このようなモノの見方もあるのかと、多面的な視点の重要性を認識した本。遠藤誉さんの本は数冊読んでおり、深い人脈と堪能な中国語を駆使して得た情報から発信される洞察が面白いと感じていた。本
『両利きの組織をつくる-大企業病を打破する「攻めと守りの経営」』 >加藤雅則/英治出版自主的に参加した講義で、AGCの両利きの経営を学習する機会があり、再度手にしてみたもの。手にしたと言いつつ、Audibleで復習したものだが。初読は2020.12.24。アメリカ赴任直
とある教材を読んでいて悪いリーダーの20ヶ条というものがあることを知った。検索してみるとマーシャル・ゴールドスミスという方が提唱しているものらしい。『コーチングの神様が教える「できる人」の法則』という本で書かれているものらしいが未読。うまく纏まっている記
◇2332 『アイネクライネナハトムジーク』 >伊坂幸太郎/幻冬舎文庫筆者が意図していることなのだろうが、物語が断片化しすぎていて今ひとつ入り込めなかった。筆者曰く、恋愛小説だそうだ。複数の人物が登場する連作短編小説のような構成。それぞれの章で主人公が入
今年はNHKの大河ドラマを見続けている。この数年はあまり面白いと思えずに途中で挫折していたのだが、平安時代というのは、ほとんど予備知識もないせいか新鮮で非常に面白い。さて今回の本題はクローズアップ現代。これまであまり見たことのなかった番組なのだが、大河ドラ
◇2331 『歌われなかった海賊へ』 >逢坂冬馬/早川書房前作がとても良かったので、どうしても比較してしまう。悪くはなかったけど。。。『同志少女よ、敵を撃て』の逢坂冬馬さんの書き下ろし。第二次世界大戦でドイツが降伏する直前のシーンを描いた作品。ナチ体制に
先日出張先で仕事をしていた際の話。突然、メールが目の前から消えていくではないか。気がつくと、十数件残っていた受信ボックスのメールが、空になってしまっている。おかしいと思い、他のフォルダを開いてみると、最初は存在したメールが目の前でどんどん消えていく。。
◇2330 『不死身の特攻兵-軍神はなぜ上官に反抗したか』 >鴻上尚史/講談社現代新書なんとも遣る瀬無いが、歴史に一石を投じた一冊。本書は尊敬する先輩から紹介いただいた本。会社では上司からいろいろと反対意見を言われることも多いが、それらの意見が全て正しい
GLOBISの知見録を視聴。日立の河村氏をこういったセミナーでお見かけするのは初めて。内部のご苦労を聞くことができる貴重な映像だった。以下、記録のためのメモを残しておきたい。■JesperKoll氏・日本企業は判断が遅い。シンガポールやドイツなら2週間で結論が出る
◇2329 『海賊と呼ばれた男』 >百田尚樹/講談社文庫仕事とは何かを考えさせられる本だった。本書の存在は以前から知っており、いつか読みたいと思っていたもの。たまたま友人との会話で話題にのぼり、これを機にと思ってAudibleで聞いてみた。ちなみにAudibleの聴き
最近、考えさせられる重めの内容のドラマが多かったので、少しコメディタッチの軽いものをと思い見てみたもの。主役は『サイコだけど大丈夫』でも主演を務めたキム・スヒョン氏。今回は400年前に地球にやってきた宇宙人という役柄。韓国ドラマは、タイムスリップしたり、幽
◎2328 『老子』 >蜂屋邦夫訳/岩波文庫今まで読んだ中国古典の中では、一番好きかもしれない。これまで読んだと言っても「四書」と呼ばれる『論語』『大学』『中庸』『孟子』と『貞観政要』くらいだが、長すぎず、警句のようでいてちょっと考えさせられる内容。繰り
朝鮮王朝モノは、食わず嫌いのところがあって、今まで見たことがなかったのだが、本作はタイムスリップもので、シチュエーションコメディのような面白さがあると聞いて見てみた作品。前評判通り、気軽に楽しむことができた(といっても、途中は権力闘争でドロドロするシーン
◇2327 『スタートアップ投資のセオリー-米国のベンチャー・キャピタリストは何を見ているのか』 >中村幸一郎/ダイヤモンド社仕事でスタートアップの方と関係が出てくるかもしれず、慌てて勉強。まずは要点と思われる箇所を要約して抜粋。・VC(ベンチャー・キャ
先日、タイパは悪か?というブログを投稿し、古典の読み方についても記載した。限りある時間を割いて、ゆっくりと古典に向き合うのは素晴らしいこと。とはいえ、一方で難解な書籍に向き合うのはしんどいことでもある。そんな際に役立つのが解説書や入門書だ。以前は、古典
◇2326 『孟子』 >宇野精一訳/講談社学術文庫奥が深い。『孟子』は尊敬する慎泰俊さんの愛読書の1つ。ご自分のブログでも何度か引用したものを紹介されている。いくつかの篇に別れており、孟子に対する問いに対して孟子が答えるという形の文章が多い。紀元前300年前
会社の同僚に勧められて、途中からNetflixで見始めたドラマ。いきなりミュージカル調になるのには驚いたが、難しい話を軽い調子で扱うための工夫であろうか。パワハラ・セクハラは日常茶飯事(というか、そういった意識や言葉もなかった時代)の昭和と、行きすぎたコンプラ
◇2325 『私たちの世代は』 >瀬尾まいこ/文藝春秋さすが瀬尾さん。相変わらず暖かな読後感。本書もAudibleで楽しんだのだが、ちょっとしんどかった。筆者が意図的に行っているのだが、複数の登場人物(しかも、苗字と名前を意図的に使い分けている)と複数の時系列が
前回の年末年始に帰国して以来、久しぶりの日本。米国に駐在してから、一時帰国を除いた日本出張は初めてである。日本がさほど大きく変わっていた訳ではないが、自分なりに感じた変化を記録しておきたい。・Paypayやタクシーアプリが普及していた。私が日本にいた頃にもあ