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2005/05/22

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  • 私の履歴書:ソニー元社長・平井一夫

    日経新聞[2025.04.01~04.30]私の履歴書:ソニー元社長・平井一夫平井一夫さんの私の履歴書。平井さんについては、『ソニー再生』という書籍を読んだことがあるのと、Web版のセミナーで直接お話を聞く機会を得たことがある。改めて今回の記事を読み驚いたのだが、平井

  • 2536 『海神(わだつみ)』

    ◇2536 『海神(わだつみ)』 >染井為人/光文社文庫染井さんの作品は見たくない現実を目の当たりにさせられる。東日本大震災の被災地を巡る物語。震災の復興金を着服した男の犯罪がベースになっている。なんともやりきれない話なのだが、実際にあった事件をもとにし

  • 再読 『永遠の1/2』

    佐藤正午さんのデビュー作。本書は再読。Audibleにアップされていたので聞いてみた。初読はいつかとブログを遡ってみると、2002.03.15のこと。私自身30歳になったばかりで、青春とは言えないまでも、まだまだ沢山の選択肢が未来に待ち受けている頃だ。さすがに20年以上も

  • 2535 『レゾンデートル』

    ◇2535 『レゾンデートル』 >知念実希人/実業之日本社文庫殺人を良しとしてよいのかどうか。Audibleの良いところは比較的新しい作品やヒット作も豊富にラインナップに加えてくれる点。本書もベストセラーのようであり、Kindleだとなかなか読み放題には繰り入れられな

  • 奇妙な夢:転勤

    アメリカから日本へ帰任したからであろうか。仕事の夢はあまり見ないのだが、今回は仕事がらみ。とはいえ、奇妙な夢であることに変わりはないのだが。転勤で新しい事務所に赴く夢。初めて足を踏み入れるビルなのだが、かなりの高層ビル。勤務先が入っているのはその上の方

  • 2534 『これは経費で落ちません!(10)』

    ◇2534 『これは経費で落ちません!(10)-経理部の森若さん』 >青木祐子/集英社オレンジ文庫税務調査の続編。今回は税務調査官が実際に天天コーポレーションに乗り込んでくる。過去に税務対応をしたことが懐かしく思い出される。この辺りの描写が妙にリアルで納得

  • 世界のトップ5%の休み方

    ゴールデンウィークの最終日に、Youtubeのレコメンドに上がってきたので視聴。どうせなら、この手の動画は休み前に見るべきだよなと苦笑しつつ。仰っていることは極々当たり前のことだが、日本人の昭和的な働き方に慣れた人からすると目から鱗であろうか。気になった点をメ

  • 2533 『地雷グリコ』

    ◇2533 『地雷グリコ』 >青崎有吾/KADOKAWAこのミス1位、山本周五郎賞受賞作ということで手を出してみたのだが。。。うーん、感想を書くのが難しい作品。ゲームをテーマにした小説。最初の一編はいわゆるジャンケンをして勝った内容で歩数が決まるというもの(グリ

  • 人生に「VOID」を取り込めるか?

    山口周さんの理論はいつも新鮮で面白い。これまで多くの著書を読んできたが、noteに記事を掲載されているのを知り、定期購読している。山口さんの最新の考えを知ることが出来て月額1,000円は安いであろう。今回取り上げようと思ったのは「人生に「VOID」を取り込めるか?」

  • 2532 『ファーストラヴ』

    ◇2532 『ファーストラヴ』 >島本理生/文春文庫兄の優しさに救われた。少女が父親を殺害するというあらすじを読み、ミステリーかと思い読み始めた。確かに謎解き要素はあるのだが、むしろその少女(聖山環菜)を巡る一人の女性と、兄弟の物語といった方がよいだろう

  • 【映画】 『新幹線大爆破(1975年版)』

    1975年のオリジナル作品。高倉健さんが主演で、その他にも錚々たるメンバーが出演されている。新幹線部品の下請け会社の社長だった高倉さんが、何らかの理由で会社を倒産させてしまい、その復讐心から新幹線の爆破を狙うというのが動機になっている。下請けメーカーとして

  • 2531『霧をはらう』

    ◇2531『霧をはらう』 >雫井脩介/幻冬舎文庫法廷ものとしては先日読んだ「人質の法廷」の方が面白かった。とある病院で入院中の子供の点滴に異物が混入され、二人が亡くなる事件が勃発。普段からの行動がおかしいと目をつけられていた主人公の母親が逮捕される。逮

  • 【映画】 『新幹線大爆破(2025年版)』

    Netflixで大々的に宣伝していたので、GWの合間に視聴。うーん、何だか微妙であった。まずスピードを120キロ以下に落とすと爆弾が爆発するという設定。これはハリウッド映画の『スピード』と同じではないか。(ちなみに本作は高倉健主演、1975年に公開された同名作品のリ

  • 2530 『夏物語』

    ◇2530 『夏物語』 >川上未映子/文春文庫評判が良かったので読み始めたのだが、ちょっと長かったかな。。。本書もAudibleで聴いたもの。アメリカで引越しの後片付けをしながら。Audibleのよいところは、ながら聴きができるところだが、何をしながら聴いていたかとい

  • 家電購入と窓ガラス破損

    4月の半ばに家電を買いに行ってきた。赴任前に日本で使っていた家電は実家の母親に渡してしまっている。倉庫に5年も保管すると使えなくなる場合が多いようだし。買わなければならないのは、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、エアコン、掃除機、など。下見を含めて2

  • 2529 『死の淵を見た男』

    ◇2529 『死の淵を見た男-吉田昌郎と福島第一原発』 >門田隆将/角川文庫あの現場ではこのような戦いが繰り広げられていたのかと感動。以前にも書いたかもしれないが、2011年当時私は中国に赴任しており、3.11を経験していない。こういった危機的な状況を共有してい

  • ゴールデン・ウィーク

    気がつくと5月。帰任してからは本社の経理の仕事を担当しており、決算対応で怒涛の1ヶ月だった。ありがたいことに歓迎会も多く、ほとんど毎晩会食。家に帰ってからは仕事をする気にもなれず、早寝早起きの毎日。朝目が覚めると仕事のことが気になってしまい、早朝から出

  • 【映画】 『6日間』

    イギリスで発生した実際の事件(1980年にロンドンで起きた駐英イラン大使館占拠事件)を元に作成された映画。映画のストーリー自体は、テロリストと対峙する警察との駆け引きと、SAS隊員による突入シーンのアクションが見もの。この状況を中継するBBCも主役の一端を担って

  • 【映画】 『容疑者Xの献身』

    こちらを見るのは2回目なのだが、以前は見た映画のすべての感想を書いていた訳ではなく、未記載だったようだ。先日、小説を再読し、映画ももう一度見てみたいと思わせられた。ここまで私を惹きつけてやまない作品も珍しい。トリックの秀逸さに加え、犯人の動機の純粋さ(と

  • 【映画】 『7番房の奇跡』

    ハッピーエンドと言ってよいのか分からない、微妙な物語だった。Netflixで評判になっていた作品。出張中の飛行機の中で視聴。私が見たのはトルコ版だったのだが、後からネット検索してみると、どうやらオリジナルは韓国版らしい。知的障害を持つ男性とその娘の物語。とあ

  • 【ドラマ】 『アンメット』

    久しぶりの日本のドラマ。おもしろいとの前評判だったので、その内見てみようと思っていたのだが、最近は忙しくてなかなかドラマに時間を割く気になれない。たまたままとまった時間が取れたので、3日ほどかけて視聴。主演の杉咲花さんのことは『白杖ガール』などで知っ

  • 2528 『人質の法廷』

    ◎2528 『人質の法廷』 >里見蘭/ 小学館久しぶりに◎の小説。圧巻。Audibleにアップされているのをたまたま見つけて聴き始めたのだが、冒頭から一気に物語に引きずり込まれてしまった。本書のテーマは冤罪であり、警察、検察、裁判所という大きな権力に、若手弁護士

  • 【映画】 『アンノウン・殺人ロボットはどこに向かう』

    Netflixのドキュメンタリー映画。最近の戦争・抗争ではドローンによる空爆が当然のように利用されるようになってきている。遠隔で操作することができ、攻撃側にリスクがないのが最大の特徴である。最近はカメラを搭載し、特定の人物を狙って殺傷することができるAIドローン

  • 2527 『黄金の刻』

    ◇2527 『黄金の刻-小説・服部金太郎』 >楡周平/集英社文庫世界的時計メーカー「セイコー」創業者の一代記。困難に負けるなと勇気をもらえる一冊。副題の通り、セイコー創業者である服部金太郎氏の伝記である。筆者はビジネス小説の手練れである楡周平氏。大変面白

  • 【映画】 『紅海リゾート』

    実話を元にした映画とのこと。最近、この手の映画(実話を元にした映画)に凝っている。フィクションはフィクションで面白いのだが、現代史を映像で切り取った世界が興味深いのである。本作品は、エチオピアから逃れようとする難民を、独自のルートで救い出すという秘密作

  • 2526 『サラバ!』

    ◇2526 『サラバ!』 >西加奈子/小学館文庫異国の地を舞台にしたシーンがもっと多いのかと思っていた。ちょっと予想とは違っただろうか。物語は主人公・圷歩がイランで生を受けるところから始まる。イランでの生活が描かれていくのかと思いきや、イラン革命で帰国。

  • 芝公園

    海外から帰任すると、健康診断を受診しなければならないそうだ。平日はなかなか時間が取れないので、土曜日に受診してきた。アメリカでは肉中心の生活でありコレステロール値などが心配。また、日本との時差もあり深夜まで仕事をすることもしばしば。そうすると目が冴えて

  • 2525 『ビジネスチャット時短革命』

    ◇2525 『ビジネスチャット時短革命-メールは時間泥棒・メールを48.6%も減らす働き方』 >越川慎司/インプレス私の勤務先ではTeamsが使用されている。ビジネスチャットとしてはSlackの方が有名なようだが、残念ながら使用経験はない。よって、今回はTeamsのチャットに

  • 【映画】 『万引き家族』

    何だかハッピーエンドが予見できなくて、なかなか見る気になれなかった作品。日本の貧困のことを意識したのは『闇金ウシジマ君』を見てからではないだろうか。それまでも小説で貧困犯罪の物語を読んだりしていたが、今ひとつピンと来ていなかった。それを映像で見せつけら

  • 2524 『鴨川ランナー』

    ◇2524 『鴨川ランナー』 >グレゴリー・ケズナジャット/講談社外国人が日本語を学ぶ過程を描いた異色の作品。Audibleで小説を聞くようになって、読書範囲が広がった。聞き放題なので、ちょっと興味をもった作品は気軽に聞き始めることができる。30分ほど聞いてみて、

  • 【映画】 『愛してるって言っておくね』

    原題は「If Anything Happens I Love You」。校内銃乱射事件による娘の死から立ち直る夫婦の物語。12分という短いアニメーション作品で、セリフも出てこない。「If Anything Happens I Love You」というのは校内銃乱射事件に巻き込まれた娘から届いた最後のメッセージであ

  • 2523 『きらきらひかる』

    ◇2523 『きらきらひかる』 >江國 香織/新潮文庫いわゆるBLの先駆けといってよかろうか。からっと明るい作品。少し調べてみたところ、1991年の作品。その後、1992年に映画化され、1994年に文庫本になっている。私が読んだのは文庫本なので、1997年くらいだろうか。

  • 【映画】 『アイリッシュマン』

    マフィアや労働組合など、アメリカの暗部を描いた実話を元にした作品。ロバート・デ・ニーロが原作に惚れ込み、マーティン・スコセッシ監督に持ち込んで作品化したそうだ。大作が故に引き受けてくれる映画会社が無く、結果としてNetflixがスポンサーになったとのこと。時代

  • 2522 『鳩の撃退法』

    ◇2522 『鳩の撃退法』 >佐藤正午/小学館文庫長くて複雑な小説。と書くと感想でも何でもないのだが、とにかく長くてややこしいのだ。このややこしさは、小説のなかの時系列をあえてずらしている、つまり過去と現在を行き来させている点から来ている。また本書の主人

  • 2521 『これは経費で落ちません!(9)』

    ◇2521 『これは経費で落ちません!(9)-経理部の森若さん』 >青木祐子/集英社オレンジ文庫遂に来た税務調査。そろそろマンネリに陥るのではと思いきや、経理部門の一大イベントである税務調査が、天天コーポレーションに入ることが決定。筆者ご自身が中小企業で

  • 2520 『人魚が逃げた』

    ◇2520 『人魚が逃げた』 >青山美智子/PHP研究所青山さんらしい、悪者が出てこない癒しのストーリー。銀座を舞台に、登場人物同士が緩やかにリンクしていく連作小説。振り返ってみると、これまで私が読んだ青山さんの作品(『赤と青のエスキース』『リカバリー・カバ

  • 2519 『本心』

    ◇2519 『本心』 >平野啓一郎/文春文庫分人主義の最新作。平野啓一郎さんといえば、分人シリーズ。本書が最新作で、Audibleのラインナップとしては最後の作品なのだが、なかなか手が出せないでいた。かなり長い物語であり、AIで死んだ母親を再生させるという設定にち

  • 覚書:東京

    日本に帰ってきた。茨城では自転車通勤、米国では車通勤だったので、満員電車も久しぶり。自宅から最寄り駅までは徒歩で15分ほど。会社の最寄駅から事務所までも15分ほどなので、往復すると合計1時間程度歩くことになる。家に帰ってスマホの万歩計を眺めると、ちょうど1

  • 【映画】 『えんとつ町のプペル』

    キングコング・西野亮廣さんのことは、実はあまり知らなかった。彼らが騒がれていた頃、ちょうど海外にいたせいでテレビを見なかったからかもしれない。お笑い芸人出身で、絵本を書いたり、オンラインサロンを立ち上げたりと、従来の芸人の枠を超えた活躍をされている存在。

  • 日本での仕事開始

    幸いなことに日本に帰国後は、駐在中に賃貸に出していた持ち家に帰ることができた。特約をつけており帰任時には退去してもらうことができたのだ。想定よりも早めに退去されたため、クリーニングも終えて帰国初日から住むことができた。3月半ばの出張時に、電気・ガス・水

  • 日本への帰任

    この度、5年の駐在(正確にはCOVID-19で実赴任が3ヶ月遅れたので4年9ヶ月)のアメリカ駐在を終えて、日本に帰国することになった。いよいよ本日が米国最終日。コロナ禍で少し実赴任時は遅れたが、約5年に渡るアメリカでの駐在生活。いろいろとトラブルはあったものの

  • 帰任手続き

    もう一度海外赴任ということは、年齢的にも無いとは思うが、こういった諸手続きを備忘のために記録しておくと、後々何らかの役に立つかもしれないと思い、箇条書きでまとめておきたい。・フライトの予約・引っ越しの予約・引っ越し荷物の特定品申請書作成・残地荷物があ

  • アメリカから犬を日本へ連れて帰る(3)

    翌日(28日金曜日:帰国当日)の朝。メールを開くと検疫所から、これでOKですと、マイクロチップ番号を修正した認可書が送られていた。ホテルにお願いしてプリントアウトしてもらい、書類はすべて整った。もう一度、全ての書類を再チェックして、鞄に収める。Uberで空港に

  • アメリカから犬を日本へ連れて帰る(2)

    さて、USDAの申請が3月21日金曜日に無事終了。週末にお役所のアメリカ人が働くとは思えないし、通常でも2~3日はかかるとのことだったので、水曜日くらいからフォローしようと思っていたが、私が通っている動物病院は水曜日が休みなので、一旦火曜日の時点でメールでフォロ

  • アメリカから犬を日本へ連れて帰る(1)

    犬を日本に連れて行く準備をしていたことは以前のブログに書いた通り。狂犬病の予防接種やその有効性を証明する抗体検査などは既に半年ほど前から準備をしており、日本の検疫所にも事前申請済みである。アメリカでの狂犬病予防接種犬のワクチン接種とフィラリアの検査犬

  • 2518 『川のほとりに立つ者は』

    ○2518 『川のほとりに立つ者は』 >寺地はるな/双葉社読むデトックスとは言い得て妙。と書きつつ、いろいろ反省させられる内容でもあった。暴力事件で意識不明となってしまった主人公の彼氏。なぜこんな事件が起こったのか。ミステリータッチな要素を含みつつ、人間

  • 【映画】 『ダイ・ハード』

    やはり名作。大好きな映画のひとつだ。時々ふと思い出して無性に見たくなる作品。同じ映画を繰り返してみることは少ないのだが、本作はこれで3回目だか4回目だか。ブログを書き始めた頃は書評が中心であり、映画に関しては必ず感想を書いていた訳ではないためだろう。自

  • 2517 『夜道の家族』

    ◇2517 『夜道の家族』 >角田光代/文藝春秋続編は難しい。。。本書は『空中庭園』の続編である。前作から3年後、ミーナの家に京橋家の祖母が亡くなったというファックスが届く。興味本位で葬儀に列席するミーナ。そこで見たものは。。。前作の『空中庭園』では、

  • 【映画】 『私の頭の中の消しゴム』

    前半は金持ちの娘と工事現場の監督という格差を越えたラブストーリー。韓国では珍しいのだろうか。逆玉という感じでもなく、親の反対を押し切って結婚する二人。男性の方は、もともと才能があったため自分でデザインした建築を任されるなど、少しずつ地歩を固めていく。よ

  • 2516 『空中庭園』

    ◇2516 『空中庭園』 >角田光代/文春文庫不思議な(悪い意味ではない)読後感の連作短編小説。このブログでは何度も書いていることだが、私は連作短編小説が好きだ。きっかけも鮮明に覚えており、宮本輝さんの『夢見通りの人々』(このタイトルでよかったかなと少し

  • 【映画】 『リプリー』

    何だか不気味な映画だった。初めて見る作品であったが、実は「The Talented Mr.Ripley(才能あるリプリー氏)」という原作(1955年)があり、アラン・ドロン主演で『太陽がいっぱい』というタイトルで1960年に映画化されている。その後も映画やドラマで描かれてきた名作の

  • 2515 『人生の経営戦略』

    ◇2515 『人生の経営戦略-自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20』 >山口周/ダイヤモンド社50代で読むには遅過ぎる。山口周さんの本ということで、中身もあまり見ずに買ってしまった。山口さんご自身が学んできた経営戦略を人生戦略に応用しよう

  • 引っ越しの前には、、、

    引っ越しの前にモノが壊れるというのが、何だか定番になってきた。日本からアメリカに来る前には携帯電話の画面が割れてしまったし、アメリカ国内で引っ越しの前にはディスポーザーが壊れてしまった。今回は、グラスが3つ割れ、車が駐車場で当て逃げされ(側面のドアが少

  • 2514 『東京ラブストーリー After25years』

    ◇2514 『東京ラブストーリー After25years』 >柴門ふみ/ビッグコミックス大いなる蛇足、という感じがしてしまった。『東京ラブストーリー』のドラマ版とコミックス版を堪能し終えたところで、本書にも手を出してみた。筆者自身、過去の作品は読み返さないそうなのだ

  • セイント・パトリック・ディ

    今年(2025年)のセイント・パトリック・ディは3月15日。この日はシカゴ・リバーを緑に染めるというイベントが開催される。イベントのことは以前から知っていたのだが、アメリカ駐在後、なかなかタイミングが合わず見物することができなかった。,,セイント・パトリック・

  • 2513 『東京ラブストーリー』

    ◇2513 『東京ラブストーリー』 >柴門ふみ/ビッグコミックスドラマより原作の方がぶっ飛んでいる。先日懐かしく見おえたドラマ『東京ラブストーリー』だが、ひとつだけ大きな記憶違いがあった。ラストシーンでリカは和賀部長のもとに行ってしまうと思っていたのだ。

  • 【映画】 『ザ・コールデスト・ゲーム』

    キューバ危機に揺れる1962年、落ちぶれ天才数学者が米国政府から命じられたソ連相手のチェス対決。だがその実体は、2国の運命をかけたスパイゲームだった。チェスがメインではなく、米ソ冷戦下におけるスパイ映画である。キューバ危機に関する重要な情報を持つスパイが、ポ

  • 2512 『電影少女』

    ◇2512 『電影少女』 >桂正和/集英社こちらも青春の思い出なのだが。。。ドラマ『東京ラブストーリー』を視て思い出したのが本書。あまり恋愛ものの本やドラマには興味がなかった方だが、とはいえ高校男子たるもの女の子に興味がないとは言えない。そんな私が好きだ

  • 【ドラマ】 『東京ラブストーリー』

    青春の1ページ。ドラマは時間を取られるので見ないようにしようと思っていたのだが、なぜかNetflixのレコメンドに出てきたため、ついつい手を伸ばしてしまった。最近、殺し屋系の話ばかりが推薦されていたのに、この変わりようは何であろうか?自分の記憶では中学3年生

  • 2511 『トヨタ中国の怪物』

    ◇2511 『トヨタ中国の怪物-豊田章男を社長にした男』 >児玉博/文藝春秋 中国近代史とトヨタの内幕の両方を知ることができるお得な一冊。トヨタの中国事務所総代表だった服部悦雄氏が主人公。服部氏は中国で生まれ、27歳まで、大躍進運動や文化大革命の時代を中国で

  • 私の履歴書:伊藤忠商事会長CEO・岡藤正広

    日経新聞[2025.01.01~01.31]私の履歴書:伊藤忠商事会長CEO・岡藤正広この原稿はご自分で書かれたのであろうか? これまでの私の履歴書とは一味違う文章のテイストに、思わず引き込まれてしまい、久しぶりに毎日の新聞が楽しみであった。この感覚はニトリの似鳥昭雄氏

  • 【再読】 『ROIC経営』

    ファイナンス理論の復習、第二弾。一番重要だと感じたのは「ROIC経営においては「元手をいくら増やしたか」が重要である。という一言。これに対して、利益やキャッシュフローなどのフロー経営においては、いくら儲けたかが重要視される。本書は前半部分は理論編として、R

  • 【再読】 『バリュエーションの教科書』

    『バリュエーションの教科書-企業価値・M&Aの本質と実務』 >森生明/東洋経済新報社先日ブログに記載した通り、過去に読んだファイナンス関係の本のおさらいをしようと思っている。まず手始めに基本中の基本書である『バリュエーションの教科書』を手に取って見た。過去

  • 【映画】 『イエスタディ』

    記憶とは不思議なもので、妙なことを覚えていたりする。確か茨城県で勤務をしていた頃、久しぶりに映画館へ映画を見に行き、その映画館で「ビートルズがいない世界」というポスターを見かけたことを覚えているのだ。ちなみにその日に見た映画は確か三谷幸喜さんの作品だった

  • 2510 『わたしと日産』

    ◇2510 『わたしと日産-巨大自動車産業の光と影』 >西川廣人/講談社経営の本なのか、内部事情の暴露本なのか、筆者の思い出なのか、、、筆者は日産にてゴーン元会長の後を継いだ西川氏。ニシカワではなくサイカワと読むらしい。Audibleにアップされていたので、聞い

  • 同じ本を繰り返し読む

    とあるブロガーの方の投稿記事に刺激を受けた。内容を要約すると次の通りとなる。「受験勉強での勝ち組は、自分が完全に理解している教科書・参考書・問題集を数冊持っており、それを速読で何度も回している。ビジネスもこれと同じであり、専門書を何サイクルも回す必要が

  • 2509 『これは経費で落ちません!(8)』

    ◇2509 『これは経費で落ちません!(8)-経理部の森若さん』 >青木祐子/集英社オレンジ文庫新刊がアップされると、ついつい手にしてしまうシリーズ。今回は買収したトナカイ化粧品の社員たちとのやりとりがメイン。面白かったのは前作でも登場した槙野が、週末を

  • M-1グランプリ(1~5回)

    先日読了したM-1グランプリ関係の本に影響を受けて、ついつい見てしまった。知らなかったのだが、Netflixで第1回大会からすべてが配信されているのだ。なお番組制作者の皆さんには申し訳ないのだが、時間もないので「ネタ」のみを見た。つまりネタ後の審査員や漫才コンビ

  • 2508 『鎮魂』

    ◇2508 『鎮魂』 >染井為人/双葉文庫復讐は何も生まない。悲しい結末だ。『正体』がヒットした染井為人さんの作品。「凶徒聯合」という半グレ集団から敵対する相手と人違いで暴行を受け、左手以外が動かなくなってしまった青年。リハビリでなんとか動くようになった

  • 五常・慎泰俊代表、本は脳の「食事」 古典に学ぶ

    日経新聞[2024.01.17]五常・慎泰俊代表、本は脳の「食事」 古典に学ぶ私が勝手に尊敬している慎泰俊さんが、日経新聞の「リーダーの本棚」に登場されていた。何だか嬉しい。よい記事だったので、一部を引用しておきたい。特に次の言葉が印象的だった。読書とは脳の

  • 2507 『M&A組織再編の会計と税務』

    ◇2507 『M&A組織再編の会計と税務(第3版)』 >小林正和/中央経済社実はM&Aにおける組織再編は苦手分野。これまで残念ながらあまり数を経験してきていないからである。この手の分野は、実務を経験しないと肌感覚で理解できないところがあるのかもしれない。とはいえ

  • 不況で成長、京都の大垣書店

    日経新聞[2025.01.05]不況で成長、京都の大垣書店本好きにとっては気になる記事だった。まずは記事の一部を抜粋。・京都市に本社を置く大垣書店は、出版不況下でも、書店を再生しながら成長を続ける企業だ。現在の出版市場はピークだった1996年に比べ6割減少し、書店数

  • 2506 『逆ソクラテス』

    ◇2506 『逆ソクラテス』 >伊坂幸太郎/集英社文庫好きなタイプの小説ではないのだが、それでも引き込まれてしまうのは流石。伊坂さんの短編集。子供を主人公にした作品は初めてとのことで、書きづらかったとあとがきの独白にあった。小学校の教師が子供に先入観を植

  • 【ドラマ】 『地面師たち』

    地面師については、『保身』というドキュメンタリーを読んだことがあり、どのような集団か多少の予備知識はあった。しかしながら本作では、その実態を映像を通じてリアルに描き出しており、なかなか迫力のある内容だった。地面師はチームで仕事を進めるそうだ。ターゲット

  • 2505 『ツミデミック』

    ◇2505 『ツミデミック』 >一穂ミチ/光文社不思議なタイトルだと思ったが、パンデミックx犯罪がテーマだそうだ。最近書かれた小説は、パンデミックのことに触れているものが多い。あれだけの影響を与えた現象なので触れざるを得ないのかもしれないが、歴史の中での

  • 定番カリフォルニア・ワイン

    アメリカに来て、ワインを嗜むようになった。まだまだ不勉強で、ブログに語れるような状態ではないのだが、私なりの定番ワインのことを書いておきたいと思う。まず、ワインを極めようという大それたことは全く考えておらず、せっかくアメリカにいるのだから美味しいカリフ

  • 2504 『答え合わせ』

    ◇2504 『答え合わせ』 >石田明/マガジンハウス新書タイトルが秀逸、内容は濃密。M-1の流れで購入。こちらもNON-STYLE・石田明さんの熱量に圧倒され、一気に読了。お笑いのことを目茶苦茶真面目に語っている本。このようにのめり込めるものを趣味というんだろうか。

  • 【映画】 『ザ・キラー』

    なぜかまたしても「殺し屋もの」を手に取ってしまった。Netflixのレコメンド機能が秀逸なのか、またしても物騒な作品。ただし、これまでの殺し屋系の作品とは少し風合いが異なり、本編に登場するのは「静かなる殺人者」だ。しかも冒頭のシーンで依頼された暗殺に失敗し、そ

  • 2503 『笑い神』

    ◇2503 『笑い神-M-1、その純情と狂気』 >中村計/文藝春秋お笑いファン、特にM-1ファンにとってはたまらない一冊。私は関西出身で、出自がどこまで関係しているかは不明だがお笑い好き。子供の頃から吉本新喜劇などのお笑いが身近にあった。しかしながら、新喜劇の

  • 開放感

    実を言うと、半藤さんのAudibleとNetflixの『ターニング・ポイント』は、ずっと見なきゃ聞かなきゃと頭の片隅に引っかかっていたものである。それなりに長く時間が取られることも理由の一つだが、内容的に軽い気持ちで見聞きしてはいけないという思いもあり、なかなか前に進

  • 『ターニング・ポイント:核兵器と冷戦』

    Netflixの力作。素晴らしいドキュメンタリーだった。全9話という長さに、少し見始めたもののなかなか食指が動かなかったのだが、半藤さんの昭和史のAudibleを聞き終えて、世界がどうなっていたのだろうかと見始めたもの。9話の各タイトルと内容を末尾に記載しておく。

  • 半藤一利の昭和史18:むすび・昭和史20年の教訓

    Audibleで半藤さんご自身による昭和史(全18回)を聴き終えた。この内容は『昭和史1926-1945』という一冊の本として刊行されている。日本史資料の重要な書籍としてアメリカにも携行してきていたので、そちらも参考にしながら、全18回の内容を私なりに整理してきた。久しぶり

  • 半藤一利の昭和史17:ポツダム宣言受諾、終戦

    ・ソ連の満州侵攻は準備のため、最初は8月下旬の予定だったものを、アメリカの原爆開発が進んでいることを知り、8月15日に改め、それでもまだ遅いということで8月11日に早められた。さらに8月6日の広島への原爆投下を受け、8月9日に侵攻すると決められた。9日の午前0時を過ぎ

  • 半藤一利の昭和史16:ヤルタ会談、東京大空襲、沖縄戦、そしてドイツ降伏

    ・昭和20年2月、ルーズベルト大統領が、ヤルタ(ウクライナの避暑地)にて、イギリスのチャーチル首相、ソ連のスターリン書記長と3人で会談を行った。スターリンは日露戦争で失った権益を取り戻したいと主張。日本との利害関係を鑑み、失われた権益を復活するという名目であ

  • 半藤一利の昭和史15:ガタルカナル・インパール・サイパンの悲劇から特攻隊出撃へ

    ・昭和17年8月にガダルカナル島の争奪戦が始まった。ガ島は零戦の航続距離(二千キロ、片道千キロ)の範囲内で飛行場を確保していく必要性から目をつけた島であった。日本本土の防衛のために、サイパン島→トラック島→ラバウル島→ガダルカナル島という順に航空部隊を進出さ

  • 半藤一利の昭和史14:真珠湾攻撃からミッドウェーへ

    ・宣戦布告のタイミングが議論となった。ハル・ノートが届いが11月27日には「開戦の翌日に宣戦を布告する」とした。つまり戦争を仕掛けた翌日に、しかも布告文を手渡すのではなく国内の宣戦布告の天皇の詔書をもって世界に知らせることに決めた。ところが、その後天皇から事

  • 半藤一利の昭和史13:太平洋戦争開戦前夜(2)~ニイタカヤマノボレ一二〇八

    ・南部仏印進駐によってアメリカが中国大陸への増兵を実行し、フィリピンをアジア戦略の一大基地とした。緊迫した日米関係に直面し、第二回の御前会議が開催された。そこでの方針は、(1)米英に対して戦争準備をする、(2)これと併行して日米交渉を進める、(3)10月上

  • 半藤一利の昭和史12:太平洋戦争開戦前夜~運命の御前会議

    ・野村吉三郎海軍大将が駐米日本大使となり、ハル国務長官との議論ののち、日米諒解案をまとめあげた。日本側でもほぼ同意という段階までこぎつけたにもかかわらず、近衛首相が松岡外相の意見を聞こうと水を差してしまった。松岡は日独伊三国軍事同盟を締結し、日ソ中立条約

  • 半藤一利の昭和史11:ドイツのソ連侵攻

    ・昭和14年に日本はアメリカから通商条約の廃棄を通告された。昭和15年1月にアメリカはこれを実施し、9月には鉄屑が全面的に輸出禁止とされた。日本は石油を全面的にアメリカからの輸入に依存していたため、この禁輸を恐れた。石油が禁輸された場合、その4~5ヶ月以内に南

  • 半藤一利の昭和史10:ひた走る軍事国家への道

    ・昭和14年、第二次世界大戦開始。日本では陸軍の策謀(陸軍大臣が辞任)によって、米内内閣が崩壊。広田内閣の時代に、軍部大臣現役武官制を復活させたことが原因。・日独伊三国軍事同盟に対して、米内光政・山本五十六・井上成美の3名が猛反対をしており、海軍としても

  • 半藤一利の昭和史9:米英との対立、ドイツへの接近

    ・ナチス・ドイツから日独伊三国同盟が提案されるが、これに反対したのが海軍の米内光政、山本五十六、井上成美の3人であった。一方陸軍は、対日強硬政策を取りつつある英米に対抗するために、さらにソ連という年来の敵に対抗するためにも、ドイツと同盟を結ぶことに賛成だ

  • 半藤一利の昭和史8:国家総動員法、ノモンハンの悲劇

    ・昭和5年(1930年)のロンドン海軍軍縮条約締結時に、海軍部内が国際協調のために条約を結んだ方がよいとする「条約派」の穏健グループと、国防のためには米英の言う通りにはならずに艦隊を整備し実力本位でゆくべしとする「艦隊派」の強硬グループに分かれ、ある種の抗争に

  • 半藤一利の昭和史7:日中戦争、盧溝橋事件

    ・昭和11年(1936年)の年末には、海軍の方でも軍縮条約を全て廃棄し、建艦競争(軍艦を造る競争)が始まった。英米への敵対意識が大きくなり始め、対英米戦争への道が踏み出された年でもあった。・中国内部では、日本への対抗を強めるため、中国内部での争い(国民党と共

  • 半藤一利の昭和史6:二・二六事件、大股で戦争体制へ

    ・昭和10年(1935年)8月、皇道派の相沢三郎中佐が、永田鉄山少将を惨殺。この相沢を裁く裁判の陰で、クーデター計画が練られており、これが昭和11年の二・二六事件に繋がっていった。・二・二六事件は、決起部隊のちの反乱部隊1483人を擁する大々的なクーデターであり、

  • 半藤一利の昭和史5:陸軍の派閥争い、天皇機関説

    ・ウォール街の暴落以来、世界中に広がった社会的不況だったが、日本は満州国を建国し、戦争契機でいち早く脱することができた。・昭和8年9月に出版法が改正(改悪)された。これにより当局が新聞雑誌ラジオなどを統制できるようになり、その力は強まっていった。・陸

  • 半藤一利の昭和史4:五・一五事件から国際連盟脱退まで

    ・石原莞爾は満州を日本の領土にしようと構想していたが、一気に領土にしてしまうと世界世論の反対も多いだろうということで、満州を蒋介石の政府とは切り離して、まったく別の独立国(日本の傀儡政府)にしてしまおうと作戦を切り替えた。・中国本土は、南京に蒋介石の国

  • 半藤一利の昭和史3:関東軍の野望、満州国の建国

    ・満州事変は陸軍の暴走で、柳条湖事件(柳条湖付近の鉄道爆破事件)を発端に始まった。朝鮮軍も参入し、中国軍との対立が高まった。・満州事変を避けるチャンスは数度あったが、いずれも幹部が弱腰または責任回避主義であり、反乱分子の蠢動を止めることができなかった。

  • 半藤一利の昭和史2:張作霖爆殺と統帥権干犯

    半藤一利さんの名講義がご本人の肉声で聞けるというのは至上の喜び。今回はメインポイントを2つに絞ってメモを残しておきたい。・激動の昭和史の幕開けになったのは張作霖爆殺事件。関東軍(陸軍)が主導した事件であったが、これがばれると世界的な大問題になるため、関

  • 半藤一利の昭和史1:日露戦争に勝った意味

    半藤さんの肉声での講演会がAudibleで聴ける。この内容が聴き放題というのは嬉しい限り。この講演をもとに名著『昭和史』が生まれたそうだが、大半の内容を忘れてしまっているので、復習のつもりで聞いてみた。せっかくなのでメモを取りながら。・昭和史を語る前に、それ以

  • 2502 『夏の情婦』

    ◇2502 『夏の情婦』 >佐藤正午/小学館5編を収めた短編集。作品によって好き嫌いが分かれる内容だった。佐藤正午さんは好きな作家。恋愛小説にちょっとSF的な要素を絡めた作品が特に好みである。本作は正午さんが30年前に綴った作品群。若さならではのドライブ感が

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