◇2550 『クジラアタマの王様』 >伊坂幸太郎/新潮文庫ちょっと不思議なストーリーと伏線回収。伊坂さんの王道だ。王道ではあるのだが。これは私の読者としての問題だと思うのだが、伊坂さんの小説に新しさを感じなくなってきてしまった。それぞれの物語で舞台や設定
◇2386 『1973年に生まれて-団塊ジュニア世代の半世紀』 >速水健朗/東京書籍懐かしさを覚えながら読了。1973年生まれの筆者とはほぼ同世代。少し前に『不適切にもほどがある』というドラマで、1980年代の昭和の古き良き時代が描写されており(良い面ばかりではない
『屍蘭-新宿鮫III』 >大沢在昌/光文社文庫再読ということもあり気楽に手に取れるせいか、ついつい新宿鮫シリーズに手を出してしまう。不思議なことに、1作目、2作目は僅かながら記憶があったにも関わらず、本書はまったく何も覚えていない(本書も再々読である)。
◇2385 『不老不死の研究』 >堀江貴文/幻冬舎堀江さん本人曰く、かなり気合を入れた書いた本だとのこと。ご本人がおっしゃっていたのだが、ビジネスノウハウや自己啓発系の方が売れ行きがよく、本書のような書籍はあまり売れていないとのこと。自己啓発系は最近ではC
何だか読書のバランスが悪い。何となく気持ち悪い状態。。。このところKindleとAudibleを併用して読書に勤しんでいるのだが、何となくバランスがしっくりきていないのだ。改めて、考えてみると、今の私に必要なのは4種類の読書である。1)仕事に必要な勉強のための読書
◇2384 『成瀬は信じた道をいく』 >宮島未奈/新潮社中毒性を持つ成瀬のキャラクターが秀逸。『成瀬は天下を取りにいく』が面白かったので、続編である本書についても早く読みたくて、Kindleで買おうかどうか迷っていたところ、早くもAudibleの聴き放題にラインナップ
◇2383 『777(トリプルセブン)』 >伊坂幸太郎/角川文庫新幹線につづいて、今回の舞台はホテル。まさに日本版ダイ・ハード。『マリアビートル』で活躍した天道虫こと七尾が再登場する。今回も相変わらずの不運ぶりだが、二度も修羅場を潜り抜けて生きているとい
『毒猿-新宿鮫II』 >大沢在昌/光文社文庫朧げながら、新宿鮫の中で一番好きな作品だったと記憶している。台湾から来た殺し屋が復讐を果たす物語なのだが、その背景が物悲しい。毒猿と呼ばれるその男は、元軍隊の優秀な軍人であり、テコンドーの達人。脳天かかと落とし
◇2382 『AX』 >伊坂幸太郎/角川文庫伊坂さんの殺し屋シリーズ第3弾。ほのぼのとした筆致だが、ストーリー的には前作の方が良かったかな。こちらもAudibleで。伊坂さんの殺し屋は耳で聞いているとミカン、レモン、とカタカナなのだが、実際に本で読むと漢字表記のよ
『新宿鮫』 >大沢在昌/光文社文庫再読である。そもそも伊坂さんの殺し屋シリーズをまとめて読もうと思っていたのだが、感想を書く前に次作を読んでしまうと、頭の中がごっちゃになってしまうので、ちょっと箸休め的に過去に読んだ作品に手を出してみた次第。嬉しいこと
◇2381 『マリアビートル』 >伊坂幸太郎/角川文庫列車の中限定という設定が面白い。『グラスホッパー』に続いての殺し屋シリーズとのことだが、前作の登場人粒が脇役で少し登場するだけで、主役は別の殺し屋たち。また時間軸も前作から7年ほど経過している。今回
◇2380 『全社戦略-グループ経営の理論と実践』 >ウルリッヒ・ピドゥン/ダイヤモンド社「ペアレンティング」という概念は新たな学びだった。本の読み方を工夫してみた。本書は600ページ近い大著だが私にとっては少々冗長と感じられる箇所もあり、普通に読み飛ばして
『グラスホッパー』 >伊坂幸太郎/角川文庫伊坂幸太郎さんの作品。Audibleで見つけて再読(再聴)。本作は「殺し屋シリーズ」の第一作とのこと。過去に小説に傾倒していた頃、伊坂さんは好きな作家の一人だったのだが、本作は伊坂節に合わないハードボイルド系かなとちょ
◇2379 『グレイラットの殺人』 >M・W・クレイヴン/ハヤカワ・ミステリ文庫第4作目にして期待を裏切らない。よくもまぁこれだけ新しいプロットを次から次へと考えつくものだ。着想力、発想力、構成力のすべてが素晴らしい。本シリーズはすべてAudibleで聞いており
○2378 『日本企業の組織的病理と処方箋-なぜ日本企業は競争力を失っているのか? その原因の究明と対策の提案』 >今枝昌宏/KDP今枝さんの力作である。今の多くの日本企業(特に大企業と呼ばれる一群)が抱えている「病理」(あえてきつい言葉を使ったそうだ)を、深
◇2377 『ハンチバック』 >市川沙央/文藝春秋何とも感想を書くのが難しい作品。いきなり過激な性描写から始まる。すぐに、それは作中の主人公がWeb小説として執筆しているものだと判明する。最後は主人公自身が口腔での性交を行い、誤飲性肺炎になってしまう。本書
「No」を連発するネガティブチェッカー上司、対策のヒントは自衛隊のリーダー教育
あまりネットサーフィンはしないように心がけているのだが、ときどきメールマガジンなどで面白そうな記事を見つけた時には、読み入ってしまうことも。こちらのサイトにはどうやって辿り着いたか記憶がないのだが、なるほどと膝を打った記事。重要ポイントを引用させていただ
◇2376 『ビジネスモデル講義-ビジネスモデル学習者の基本書~基本原則からDX時代のモデル、構築上の留意点まで』 >今枝昌宏/KDPビジネスモデル研究の第一人者である今枝氏による総論。前著がビジネスモデルのカタログ的なものになっていたため、総論部分としてのビ
○2375 『13歳からの地政学-カイゾクとの地球儀航海』 >田中孝幸/東洋経済新報社世界で起こっていることの本質が、とても平易な言葉で説明されている良書。重要だと思った点を私なりに解釈して引用させていただくが、下記を見ていただくと分かる通り、知識という
◇2374 『キュレーターの殺人』 >M・W・クレイヴン/ハヤカワ・ミステリ文庫三重階層の犯人探し。凄い構成だ。今回の焦点は「チャレンジ」と呼ばれる犯罪を娯楽のように楽しむ世界。インターネット上で、最初は簡単なお題を出され、それをクリアしていくうちに、お
中国で「シリコンマスク」が社会リスクになりつつある深刻な理由
「上に政策あれば下に対策あり」というのは中国でよく聞いた言葉。例えば渋滞緩和のために曜日によって運転して良い車のナンバープレートを奇数と偶数で区別(月水金は奇数、火木土は偶数など)するルールが定められた際、車を2台所有したり複数のナンバープレートを日替
◇2373 『ブラックサマーの殺人』 >M・W・クレイヴン/ハヤカワ・ミステリ文庫前作が面白かったので、それを越えるのは難しいのではと思っていたが、軽々と越えてきたことに驚嘆。ワシントン・ポーとティリー・ブラッドショーのコンビの掛け合いが面白くて、一気に
3日目は朝8時に起床、ホテルの朝食を食べて9時には出発した。島へは車は持ち込めないので、主な荷物は車に残していかなければならない。貴重品のみをリュックに詰め込んでそれ以外は車内に残していく。フェリーの港までは車で数分。港の駐車場で30ドル取られてしまったの
アメリカの7月4日はJuly 4thと呼ばれる独立記念日の祝日だ。休み前には「Haapy 4th」というメールが飛び交っていた。今回は木曜日だったので、翌日の金曜日に有給休暇をとって4連休にして以前からトライしてみたかったミシガン湖一周旅行を企画した。企画した、といって
◇2372 『アイデアのちから』 >チップ・ハース+ダン・ハース/日経BP誰かに自分が言いたいことをきちんと伝えるための技法。勤務先の経営幹部の方のお薦めの一冊。ご自分の考えをどうやったらうまく伝えられるかに苦心しているときに読んだ本だとのこと。タイトルに
会食が増えたせいだろう、体重が4キロほど増えてしまった。ベスト体重から比べると6キロの増量。会食に加えて、自宅でもついついカロリーが高いものを口に入れてしまっているように思う。そこで、完璧ではないのだが次の3つを家で飲食することを禁止することにした。「
◇2371 『ノースライト』 >横山秀夫/新潮文庫久しぶりの横山さんの作品。最初は今ひとつかと思ったが、後半は一気に読まされてしまった。主人公は一級建築士。バブル崩壊後、家族とうまくいかなくなり離婚。仕事も無くしてしまったが、古い友人の建築事務所に拾って
最近は歳をとったせいか、長時間の睡眠はできなくなったのだが、その分昼寝が増えた。週末の昼下がりなど、昼食を食べた後に惰眠を貪るのが心地よい。そんな時には変な夢を見がち。今回は同僚たちと電車で社員旅行に行く話。地方都市の様相だが、具体的にどこかは不明。現
◇2370 『ジェネリック医薬品の不都合な真実-世界的ムーブメントが引き起こした功罪』 >キャサリン・イーバン/翔泳社 ジェネリック薬品は絶対に飲まないでおこうと思った。本書も尊敬する先輩から紹介されたもの。インドでビジネスを行う際には必読の書かもしれない
◇2369 『スタートアップ投資ガイドブック』 >小川周哉/日経BPスタートアップを法務面から解説した書籍。チェックリスト的に使うのがよいだろうか。最近、意識的にスタートアップ関連の書籍を読み固めてきたのだが、ひとまずこれで一段落。Amazonで試し読みをした後
○2368 『起業のファイナンス(増補改訂版)-ベンチャーにとって一番大切なこと』 >磯崎哲也/日本実業出版社第9章の「ベンチャーのコーポレートガバナンス」が勉強になった。再読だが増補改訂版ということなので、新規の読書にカウント。ベンチャー経営に必要な事
◇2367 『リーンスタートアップ-ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす』 >エリック・リース /日経BP「地図を捨ててコンパスを頼りに進め」 伊藤穰一さんの解説記事が本書のポイントを端的に表している。リーン・スタートアップとは、トヨタのリーン生
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◇2550 『クジラアタマの王様』 >伊坂幸太郎/新潮文庫ちょっと不思議なストーリーと伏線回収。伊坂さんの王道だ。王道ではあるのだが。これは私の読者としての問題だと思うのだが、伊坂さんの小説に新しさを感じなくなってきてしまった。それぞれの物語で舞台や設定
◇2549 『恋とか愛とかやさしさなら』 >一穂ミチ/小学館男女の関係だけでなく、社会的な課題も掘り下げた問題作。結婚を目前にした普通のカップル、新夏(にいか)と啓久(ひらく)。啓久からプロポーズを受けた翌日、新夏は啓久が盗撮容疑で捕まったという電話を受
○2548 『ナースの卯月に視えるもの』 >秋谷りんこ/文春文庫電車で泣きそうになってしまった。本書は日経新聞の書評で見かけたと記憶している。Amazonのほしい物リストに入れておいたところ、Audibleにラインナップされていたので早速聞いてみた。とある事故をきっ
私が筆記具にこだわっていることについては、このブログでも何度か触れている。日本に帰ってからも何度か文房具店には足を運んだのだが、今のペンが気に入っていることもあり、昔ほど熱心に新しいペンを探そうという気にはなれない。ちなみに私の定番はこちらにも記載した
◇2547 『地面師たち:アノニマス』 >新庄耕/集英社文庫『地面師たち』のスピンアウト小説。短編集であり、総ページ数も少なく、サラリと読めてしまった。『地面師たち』の脇役たちが、どのような経緯で地面師になるに至ったかなど、前日談が収録されている。緻密
日本に帰任後は、会議で発表する機会が増えた。自分でディスプレイに資料を投影しながら話すパターンが多いのだが、質問への回答に対して、パソコンで資料を確認して答えたいときなど、画面が二つあると便利である。アメリカでは、対面での大人数の会議はさほど多くなく、
◇2546 『地面師たち:ファイナル・ベッツ』 >新庄耕/集英社文庫『地面師たち』の続編。こちらも最後までハラハラしながら読み進めた。この手の話を読んでいると、どうにも犯人側に立ってしまうのはなぜだろうか。どう考えても悪の側なのに、詐欺がバレないか、うま
スマートフォン(スマホ)を手に入れたばかりのころは、いろんなアプリをインストールしていた。最初のうちは物珍しく、有料のアプリもたくさん購入してしまっていた。最近はアプリそのものは無料で、使ってみてからアプリ内課金というシステムが多く、無駄遣いをせずに済
◇2545 『地面師たち』 >新庄耕/集英社文庫ドラマよりもよりリアリティのあるストーリーだった。Netflixのドラマを見ていたので、原作は読まなくてもよいかなと思っていたのだが、続編がAudibleにアップされており、それならば本編も読んでおこうと手にしてみたもの
懇意にしているフィナンシャルプランナーの方にお会いした。もう20年近くお付き合いさせていただいているのだが、4~5年に1回ほどお会いして、家のローン、生命保険、財形などの相談をしている。財形といっても、これまではDCの年金運用くらいしかやっていなかった。住
◇2544 『これは経費で落ちません!(11)-経理部の森若さん』 >青木祐子/集英社オレンジ文庫今回は森若さんと太陽の結婚話。これはこれで微笑ましいのだが、やはり経理的な話にも少しは触れてほしい。結婚に向けてタスクリストを作ったり、どちらの姓を名乗るのか
アメリカの物価高については何度か書いたように思う。一番分かりやすいのはラーメンを2人で食べに行き、ビール1杯、餃子を一皿ずつ注文すると80ドル程度かかってしまうということ。当時は円ドルレートが150円だったので、なんと1万2千円である。日本でもじわじわと物価
アメリカからの荷物は主に3つに分けて日本に持ち帰った。1つ目は言わずもがなのスーツケース。普段使用するANAの場合、確かスーツケースを1人2つまで預け入れができたのだが、今回は犬を客室に連れ込んで変えるためUnitedを選択。残念ながら1人1つなので容量が制限さ
◇2543 『夜行観覧車』 >湊かなえ/双葉文庫うまくまとまったサスペンス・ヒューマン・ドラマ。テレビドラマの原作にもなった書籍。実は、湊かなえさんの作品はちょっと苦手。世間では「イヤミス」などと呼ばれているらしい。嫌なミステリー、後味の悪いミステリーと
アメリカではトリミング直後に愛犬が亡くなってしまったトラウマから、新しいワンちゃんについては、私が自らカットしていた。犬用のバリカンとハサミを購入して、毛を刈っていたのだ。愛犬はトイプードルなのだが、バリカンのアジャスターを15ミリなど長めに設定すると毛
◇2542 『トヨトミの逆襲』 >梶山三郎/小学館文庫今まさに起こっているトランプ関税の深層が理解できる。前作『トヨトミの野望』が面白かったので、Audibleにアップされているのを知り、早速聴いてみた。前作はKindleで読んだ記憶があるのだが、蔵書にない。ブログを
引越しの際に、愛用していた爪切りを失くしてしまった。たかが爪切り、されど爪切り。微妙な感覚なのだが、そのお気に入りの爪切りは、パチンパチンという硬質な感じではなく、サクッサクッと切れるのが好きだったのだ。爪切りはよくなくすので、複数個買い置きがあるのだ
◇2541 『悪い夏』 >染井為人/角川文庫救いのない話。これが現実なのだろうか。染井さんの作品は何作か読んでみたが、どうにも救いのない話が多くて、ちょっと気が滅入ってしまう。これが日本の現実の一部なのだろうなと思いながら読み進めているのだが。本書は生
たまたま仕事を早めに切り上げることができる日があったので、定時で仕事を終えて展示会に行ってきた。街中で見かけたチラシを見て、会社帰りに行けそうだと思っていたのだ。チケットは事前にオンラインで購入できるらしい。日本ではまだまだ紙のチケットを店頭で買うのが
◇2540 『最後の証人』 >柚木裕子/角川文庫二つの事件が折り重なって、一つの結末に帰着する。技巧的な作品。冒頭から、2つの事件が時系列を異にして進んでいく。これは何かありそうだと思わせる構成。物語の中盤で、これは復讐劇なのだと全貌が見え隠れする。息子
以前、当時50代の上司だった方が仰っていた言葉が、妙に印象に残っている。曰く、若い頃は肉が大好きだったが、お金がなくてそれほど良い肉は食べられなかった。50代になって、少し懐に余裕ができたのだが、高い肉は脂が多くて量が食べられなくなった。若い頃にもっと良い肉
◇2358 『60歳からのマンション学』 >日下部理絵/講談社+α新書知らない知識が満載。読んでおいて良かった。日本には30代の頃に建てた家がある。当時流行りだった狭小三階建だ。中国、茨城、米国と不在にする期間が多く、買ってからの半分以上は他人に貸している状
いろんな思いが込み上げてきて泣けてきてしまった。ヤバイ。。。
◇2357 『リカバリー・カバヒコ』 >青山美智子/光文社ほっこりさせられる小説。最近、この手のタイプの小説が、安心感があって好みかもしれない。東京郊外だろうか、マンションの近くにある日の出公園。そこにはカバの置物(いわゆるアニマルライダー)がある。その
アメリカで眼科を受診したことは以前のブログに書いた通り。日本で診断されたものとは別の病名を告げられ、今のところは経過観察で、という話だった。経過観察については、診断設備がより充実している専門医を紹介していただいた。家から近いところだったので助かる。私が住
◇2356 『新規事業着工力を高める』 >内田有希昌/東洋経済新報社新規事業創出のための方法論。非常にロジカルに展開されているが、実践は難しそう。自社のシーズと顧客のニーズがマッチしなければならないし、時間がかかる案件については、経営者の我慢が必要。お金
先日、愛犬に狂犬病の注射を打ってもらったのだが、あわせてジステンパーのワクチン接種も必要とのこと。急ぐのであれば同日に対応可能だが、できれば3週間ほど間を空けた方がよいと言われ、アドバイスに従って病院を再訪。そろそろ暖かくなるので、フィラリアや、ノミ・
◇2355 『ファイナンス思考-日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』 >朝倉祐介/ダイヤモンド社財務や経理の専門家以外の人が読むにはとても有用な書籍。筆者は法学部出身とのことで、恐らく会計は専門ではないであろう。この手の本は専門家が書くととても専門的になっ
特に意識をしているわけではないのだが、時間に追われる日々を送っていると、本の読み方が雑になってくる。毎日大量に流れてくる新聞記事などのニュースやメールマガジン。日々大量に受信する仕事関係のメール、特にCCで入ってくるもの。読まなければならない、会社関係の
◇2354 『門外不出の経営ノート-2泊3日で165万円! プレミアム合宿LIVE講義』 >小山昇/ダイヤモンド社今の自分の状況では使いづらいノウハウだなと思いつつも、非常に実践的で楽しく聞かせていただいた。筆者は武蔵野という会社を建て直した小山社長。数々の修羅場
日経新聞[2024.04.20]ユニクロ秘録・世界的アパレル企業に至る知られざる物語柳井氏の凄みを感じる記事。一方で、若い頃は寝太郎と呼ばれた放蕩息子だった点も、知ってはいたが改めて記事で読むと興味深い。一番強烈だったのは「場末のまんじゅう屋」の例え。果たして自
◇2353 『フォン・ノイマンの哲学-人間のフリをした悪魔』 >高橋昌一郎/講談社現代新書向社会性サイコパスとは、彼のような人のことをいうのだろう。天才であったが、とても人当たりがよく、立派な人物だったようだ。一方で、非人道的ともいえる決断や提言をいとも
○2352 『マキアヴェッリ語録』 >塩野七生/新潮文庫マキアヴェッリの至言が満載の良書。構成が面白い。冒頭に記載されている、筆者である塩野さんの断り書きが面白い。曰く、塩野さんはこの時代の人物をいろいろと描いてきたが、彼らとマキアヴェッリの決定的な違い
早いもので米国の駐在員生活も3年目を迎える。COVID-19のせいで実赴任が7月だったため、5月~6月にかけては、アパートの契約更新、自動車や不動産の保険更新などがアニュアル・イベントとして発生する。そして、2年に1度は運転免許証の更新も必要になる。6月末まで
◇2351 『スクラップ・アンド・ビルド』 >羽田圭介/文春文庫興味深いタイトル。祖父がスクラップで、健斗がビルドという意味だろうか。芥川賞繋がりでレコメンドされた作品。第153回芥川賞受賞作だそうだ。羽田圭介さんの名前は知っていたが、実際に作品を読むのは初
メモリアル・ディの3連休は近場での旅行、ミシガン湖に行ってきた。いつもの通り行き当たりばったりの旅行で、前日にホテルを予約。いつもはHilton系のホテルを利用しているのだが(アプリで予約が可能で、犬が泊まれるかどうかもオンラインで確認できるので便利)、今回は
◇2350 『乳と卵』 >川上未映子/文春文庫なんとも形容し難い、よい意味で気持ちの悪い小説だった。第138回芥川賞・受賞作品とのこと。このところ小説からは遠ざかっており、この手の受賞作品もほとんど手にしてこなかった。先日読んだ『黄色い家』が面白く、川上さん
◇2349 『「本当に役立った」マネジメントの名著64冊を1冊にまとめてみた』 >中尾隆一郎/PHP研究所私とは少し読書傾向が違うと感じた。たまには傾向の違う本を読むことも必要かなと、興味のある箇所のみ拾い読み。以下が読んでみようかなと思った本の一覧であ
といっても、旅行ではない。ダラスへの出張があり、会議など一通りの仕事を終えた後、金曜午後のフライトでシカゴに戻ってくるはずだった。ところが天候状況が悪く、各地でトルネードが発生。シカゴ上空も雷などがひどく、上空で待機するには燃料が持たないのでミネアポ
○2348 『成瀬は天下をとりにいく』 >宮島未奈/新潮社滋賀が舞台ということで読み始めたのだが、滋賀県人でなくても楽しめる一冊。読み始めた段階から2024年の本屋大賞にノミネートされていることは知っていたが、なんと大賞を受賞してしまった。たしかに、主人公の