日経新聞[2025.05.13-14]ローマ教皇の2000年史新しいローマ教皇に米国出身のレオ14世が選ばれた。カトリックの最高権威がなぜ絶大な影響力を持つようになったのかを知るには、2000年にわたる歴史をひもとく必要がある、とのことで、よく纏まった記事だったであり、備忘の
◇2462 『嘘』 >北國浩二/PHP文芸文庫評判のよい作品のようだが、個人的にはもう一歩踏み込んで欲しかったという感じ。痴呆症を患ってしまった父、事故で息子を亡くしてしまった主人公、親から虐待を受けていた少年。それぞれが悩みや葛藤を抱える者たちが、一つ屋根
人気のない廃ビルに迷い込んでしまった私。何とか外に出ようと必死である。気がつくと狼のようの大きな野犬がうろうろしている。時々目が合うと唸り声を発してくる。恐ろしい。。。ふと気がつくと、靴を履いていないことに気づいた。これでは外に出てから難儀する。野犬のい
◇2461 『慟哭は聴こえない-デフ・ヴォイス3』 >丸山正樹/創元推理文庫切ないながらも、最後に勇気をもらえる短編集。今回も連作短編集。短編と短編を完成させる間にそれなりの年数がかかったとのことで、登場人物も年を重ねていく。特に顕著なのは子供たちで、あ
アメリカの駐在も4年半が経過した。通常であれば駐在期間は5年程度。しかしながら念の為、VISAの更新を行ったので延長もあり得るかもしれない。未確定要素が多いながらも、愛犬の帰国に関しては準備をしておく必要がある。日本は狂犬病が発生していない国であるため、ア
◇2460 『ドーン』 >平野啓一郎/講談社文庫平野さんが描く近未来の世界。前作『決壊』では、分人主義のコンセプトは登場するものの、「分人主義」という言葉が出てくることはなかったように思う。本書では、登場人物の会話の端々に「分人主義」という言葉が登場し、
名作中の名作。宮崎駿作品の中でも一番好きかもしれない。1986年、ナウシカから2年後の作品だ。こちらもテレビ放映されているのを見た記憶がある。2年経過後にテレビ放映と考えると見たのは高校生の頃だろうか。再放送も含めて複数回見た記憶がある。しかしながら覚えて
◇2459 『龍の耳を君に-デフ・ヴォイス2』 >丸山正樹/創元推理文庫聴覚障がい者の方の実態を、さらに深く理解することができた。主人公は前作同様に荒井尚人である。本書もAudibleで聞いたのだが、感想を書こうとしてネットで調べたのだが、調べるまでは荒井ではな
最近、コーヒーを飲んでも美味しいと感じなくなってしまった。果たして原因は何だろうか。先日受診した眼科で、コーヒーの飲み過ぎは良くないと言われてしまい、精神的に拒否反応を起こして美味しいと感じなくなってしまったのだろうか。それとも、コーヒー豆の価格が
◇2458 『虚人の星』 >島田雅彦/集英社文庫今の日本が抱える課題、誰もが直視したくない課題を、鋭く抉り出した作品。主人公は二人。祖父、父が総理大臣を務め、親子三代で総理の座についた松平。解離性障害を持ち、7つの人格を操るようになったスパイの星新一。政
過去のブログを遡ってみると、ミッション・インポッシブルは5作目までを見終えている。最近、ドラマよりも映画を見るようになり、こちらは出張時のフライト中に視聴したもの。テロリストに奪われたプルトニウムを奪還するのが今回のミッション。ウォーカーという味方か敵
◇2457 『暗殺』 >柴田哲孝/幻冬舎フィクションと謳いながらも、なかなかに説得力のある内容で面白かった。本書は2022年に起こった安倍元首相の殺害事件をモチーフにした小説である。遺体から致命傷となった弾丸が消えてしまったというのは、筆者の作り話なのか事実
以前から一度行ってみたいと思いながら、車で1時間以内の距離であるため「いつでも行ける」となかなか行けなかった場所。同じ方面に行く所用があったので、帰り道に立ち寄ってみることにした。駐車場に車を停めて、入場料を20ドル支払う。長い塀に囲まれた様子は刑務所そ
◇2456 『天国の修羅たち』 >深町秋生/角川文庫うーん、せっかくの3部作の後味が悪くなってしまった。時間軸をずらした3部作という発想はよいし、面白い。1作目の『ヘルドッグス』は、ちょっと現実離れしてはいるものの抜群に面白かった。2作目はそこで登場した
シカゴの朝晩は冷え込むようになってきており、場所によっては紅葉も見られるようになってきた。短い秋を楽しもうと、シカゴ近郊のNaperville Riverwalkというところに行ってきた。ちょっとした公園なのだが、駐車場に車を停めると鐘の音が聞こえてくる。荘厳な音楽を奏で
◇2455 『決壊』 >平野啓一郎/新潮文庫いろんな要素が詰め込まれていてお腹いっぱいになってしまった作品。本書は分人主義小説の第一弾。先日読了した『私とは何か』を読んでいなかったら、本書の意図するところは理解できなかったかもしれない。構成としては大き
なかなかにバイオレンスな原作を読み、岡田准一さんが主演とのことで興味をもって視聴。特に後半のストーリーは映画用に大幅改変されており、原作とは別の物語として楽しむことができた。主人公の兼高を岡田さん、相棒のサイコパス・室岡を坂口健太郎さんが演じている。そ
◇2454 『経営中毒-社長はつらい、だから楽しい』 >徳谷智史/PHP研究所経営者としての現場における悩みを吐露しつつ、解を模索しようとする意欲作。もともとはPodcast(音声配信サービス)「経営中毒~だれにも言えない社長の孤独~」という番組から派生したもの
出張者対応のためボストンに出張に行ってきた。日曜日到着だったので、夕方2時間ほどダウンタウンを散策。案内したのは定番のフリーダム・トレイル。前回の訪問時と同じところを巡ったわけだが、記念に写真だけアップしておきたい。
◇2453 『煉獄の獅子たち』 >深町秋生/角川文庫前作よりもさらに暴力が加熱している。前作『地獄の犬たち』から時間を遡っている。これは『狐狼の血』の3作目である『暴虎の牙』でも使われたパターン。魅力的なキャラクターを生み出した筆者は、その人物の過去に遡
習慣の大切さは多くの人が語るところ。では具体的にどうするかというとなかなか難しい。かく言う私もさほど習慣化が得意という訳ではないが、いろんなノウハウからこれは有効ではと思ったものを列挙しておきたい。まず習慣化には、新たに習慣にするもの(例えば筋トレや英
◇2452 『ヘルドッグス-地獄の犬たち』 >深町秋生/角川文庫『孤狼の血』を更に過激にしたような物語。Audibleで3作がシリーズで紹介されていたので、手にしてみた。岡田准一さんが主演で映画化されているが、こちらは未視聴。映画化されるということは、それなりに
黄斑変性症の疑いがあったため、眼科を受診したのは以前のブログにも書いた通り。前回の受診で、黄斑変性症ではないと断定されたのだが、3ヶ月に1度の経過観察が必要とのことで再々受診してきた。実は事前に眼医者から電話があり、担当していた医師が病院をやめてしまっ
1984年の作品。映画館に行った記憶はないので、テレビ放映を見たのだろう。そうすると、恐らく1986年ごろ。私が中学生の頃である。腐海と王蟲のことはよく覚えているが、全体のストーリーは綺麗さっぱり忘れてしまっている。忘却は人間の特権と言うが、まさにその通り。初
◇2450 『白亜紀往事-Of Ants and Dinosaurs』 >劉慈欣/早川書房三体の著者、劉氏によるユーモア溢れる風刺小説。少し短めの物語に触れたいと思い、Audibleを長さ順に並べ替えて選んだもの。聴き始めた途端に物語に引き込まれ、一気に聴き終えてしまった。舞台は
最近、読書が楽しくない。仕事に関する本については、過去に似たような内容の本を読んでおり、そろそろ飽きてきたことが原因であろうか。以前は、面白いと感じながら読み進めていた経営書などにも、マンネリを感じるようになってしまった。経営以外のジャンルに関しては、
2449 『Hit Refresh(ヒット リフレッシュ)』
◇2449 『Hit Refresh(ヒット リフレッシュ)-マイクロソフト再興とテクノロジーの未来』 >サティア・ナデラ/日経BP少し期待とは異なる内容であった。マイクロソフト再建の立役者であるサティア・ナデラ氏の書籍。どのような再建手法を使ったのかと興味深く読み進
先に書いた通り、主にAudibleの読書が進んでブログに載せる記事が1日1件では追いつかなくなり、9月限定で1日2件の掲載としてきた。件数は増えたものの1件あたりの情報量が少なく、ややスカスカな状態になってしまっており、量よりも質を目指したいところ。一方で、小説
◇2448 『深夜特急6-南ヨーロッパ・ロンドン』 >沢木耕太郎/新潮文庫いよいよ旅の終わりが近づいてきた。アメリカに住みながら日本に一時帰国すると、生まれ故郷なのにアウェイにいるような感じがして妙にふわふわした気分が続いていた。そんな中で、異国を旅する
◇2447 『深夜特急5-トルコ・ギリシャ・地中海』 >沢木耕太郎/新潮文庫トルコとギリシアという、いつかは行ってみたい国々の旅。トルコとギリシアといえば、歴史と自然が混在する観光地、という印象がある。ギリシアはともかく、トルコについてはタイミングを図ら
◇2446 『深夜特急4-シルクロード』 >沢木耕太郎/新潮文庫私にとっての未知・未踏の世界ばかり。心踊る第4巻。今回の旅はインドを出て、パキスタンのペシャワール、アフガニスタンのカブール、そしてイランのテヘランという今ではなかなか行きづらい国々。旅行
「ブログリーダー」を活用して、苗村屋さんをフォローしませんか?
日経新聞[2025.05.13-14]ローマ教皇の2000年史新しいローマ教皇に米国出身のレオ14世が選ばれた。カトリックの最高権威がなぜ絶大な影響力を持つようになったのかを知るには、2000年にわたる歴史をひもとく必要がある、とのことで、よく纏まった記事だったであり、備忘の
◇2558 『対岸の彼女』 >角田光代/文春文庫誰しもが信頼できる友人を求めている。第132回直木賞受賞作、だそうだ。とある女性の少女時代と現代を行ったり来たりする二重構造。最初は、少女時代のキャラクターと、現代のキャラクターが大きく異なっており、違和感を覚
日経新聞[2025.05.26]老朽水道管、検知容易に 光ファイバー網活用総務省は既存の光ファイバー網をセンサー代わりに使って老朽水道管など地下インフラの異常を検知する技術を開発する。道路陥没につながる空洞などを見つけるほか、自然災害による不具合の場所もすぐに特
◇2557 『冬に子供が生まれる』 >佐藤正午/小学館SF的な純文学。ブログの更新が滞ってしまった。仕事が相変わらず忙しいのと、週末も田舎から旧友が遊びにきたり、同窓会に出席したりと、なんだかんだで時間が取れなかった。あっという間に7月。2025年も折り返しで
○2556 『バリ山行』 >松永K三蔵/講談社不思議な魅力を持つ作品。山岳ものが好きなのかもしれない。大学生になった頃、父親から「これからは好きなことをやっていいが、山登りだけはするな」と言われたことを思い出す。曰く、遭難したら多くの人に迷惑をかけるからと
◇2555 『すべて真夜中の恋人たち』 >川上未映子/講談社文庫川上さんらしい、人間の深いところに入り込んでいく物語。主人公は校閲者の女性・入江。出版社に勤めていたのだが、機会があってフリーランスに転向する。物語はフリーになった後の話である。依頼元の担
◇2554 『正義の申し子』 >染井為人/角川文庫染井さんの作品は後味が悪いものが多いのだが、本作は比較的ハッピーエンド。冒頭は「正義のYoutuber」なるジョンが、悪徳請求業者を懲らしめるというシーンから始まる。構図的にはYoutuberの肩を持ちたくなるし、関西弁
◇2553 『その鏡は嘘をつく-刑事・夏目信人2』 >薬丸岳/講談社文庫前作が面白かったので、ちょっと期待外れ。刑事・夏目信人の第2弾。今回は長編小説で、鏡ばかりの部屋で発見され自死と判断されたエリート医師の遺体についての謎を追う話。主役は志藤という検事
◇2552 『ナースの卯月に視えるもの2-絆をつなぐ』 >秋谷りんこ/文春文庫連作短編小説の第二弾。今回も心温まる物語たち。Audibleは本当にありがたい。読みたいと思っていた小説がどんどんアップされていく。本シリーズは第3巻まで出ているようだが次作も待ち遠し
◇2551 『刑事のまなざし』 >薬丸岳/講談社文庫法務技官から警察官に転職し、刑事になった変わり種の主人公の話。主人公の夏目信人は、その経歴からか刑事らしくない刑事。常に温かみをもって容疑者や被害者と接しながらも、鋭い観察眼で真実に近づいていく。連作
◇2550 『クジラアタマの王様』 >伊坂幸太郎/新潮文庫ちょっと不思議なストーリーと伏線回収。伊坂さんの王道だ。王道ではあるのだが。これは私の読者としての問題だと思うのだが、伊坂さんの小説に新しさを感じなくなってきてしまった。それぞれの物語で舞台や設定
さて、最終日。早朝まで雨が降っていたので、最終日は車で帰るだけかなと諦めていたところ、朝食をいただいていると雲に晴れ間が見えてきた。ペンションをチェックアウトした後、ペンションのドッグランを使わせていただいて少し愛犬と戯れる。その後、窓から見えていた一
本当は同じペンションで連泊したかったのだが、残念ながら土曜日は予約がいっぱいとのことで、近隣の別のペンションへ移動。そうすると10時にチェックアウトしなければならず、先方は15時のチェックインなので、その間、うろうろしなければならない。まぁ車に荷物を積んでお
2日目は少し朝寝坊し、11時ごろに宿を出発。予約しておいたイタリアンで昼食。小高い丘の上にありながら、海が見えるという絶景での食事。景色はとてもよかったのだが、残念ながら味は今ひとつ。素材はよさそうなのに勿体無い。次に向かったのが門脇展望台。階段で灯台を
ゴールデンウィークは到着した船便の荷物整理や溜まった書類の読み込みであまりゆっくりできなかった。車もなく、犬を連れての国内旅行はなかなかハードルが高いし、どこにも出かけなかった。少し気分転換したいと思い、有給休暇をとって伊豆半島の伊東へ小旅行。先日、愛
Netflixで視聴。以前、見たことがあるような曖昧な記憶だったのだが、記憶に残っているシーンは登場せず、過去に見たことがあったかどうかは判然としなかった。まぁ映画を楽しむのにそんなことはどうでもよく、純粋に楽しむことができた。舞台はローマ時代。王と、王に使え
◇2549 『恋とか愛とかやさしさなら』 >一穂ミチ/小学館男女の関係だけでなく、社会的な課題も掘り下げた問題作。結婚を目前にした普通のカップル、新夏(にいか)と啓久(ひらく)。啓久からプロポーズを受けた翌日、新夏は啓久が盗撮容疑で捕まったという電話を受
○2548 『ナースの卯月に視えるもの』 >秋谷りんこ/文春文庫電車で泣きそうになってしまった。本書は日経新聞の書評で見かけたと記憶している。Amazonのほしい物リストに入れておいたところ、Audibleにラインナップされていたので早速聞いてみた。とある事故をきっ
私が筆記具にこだわっていることについては、このブログでも何度か触れている。日本に帰ってからも何度か文房具店には足を運んだのだが、今のペンが気に入っていることもあり、昔ほど熱心に新しいペンを探そうという気にはなれない。ちなみに私の定番はこちらにも記載した
◇2547 『地面師たち:アノニマス』 >新庄耕/集英社文庫『地面師たち』のスピンアウト小説。短編集であり、総ページ数も少なく、サラリと読めてしまった。『地面師たち』の脇役たちが、どのような経緯で地面師になるに至ったかなど、前日談が収録されている。緻密
3日目は朝8時に起床、ホテルの朝食を食べて9時には出発した。島へは車は持ち込めないので、主な荷物は車に残していかなければならない。貴重品のみをリュックに詰め込んでそれ以外は車内に残していく。フェリーの港までは車で数分。港の駐車場で30ドル取られてしまったの
アメリカの7月4日はJuly 4thと呼ばれる独立記念日の祝日だ。休み前には「Haapy 4th」というメールが飛び交っていた。今回は木曜日だったので、翌日の金曜日に有給休暇をとって4連休にして以前からトライしてみたかったミシガン湖一周旅行を企画した。企画した、といって
◇2372 『アイデアのちから』 >チップ・ハース+ダン・ハース/日経BP誰かに自分が言いたいことをきちんと伝えるための技法。勤務先の経営幹部の方のお薦めの一冊。ご自分の考えをどうやったらうまく伝えられるかに苦心しているときに読んだ本だとのこと。タイトルに
会食が増えたせいだろう、体重が4キロほど増えてしまった。ベスト体重から比べると6キロの増量。会食に加えて、自宅でもついついカロリーが高いものを口に入れてしまっているように思う。そこで、完璧ではないのだが次の3つを家で飲食することを禁止することにした。「
◇2371 『ノースライト』 >横山秀夫/新潮文庫久しぶりの横山さんの作品。最初は今ひとつかと思ったが、後半は一気に読まされてしまった。主人公は一級建築士。バブル崩壊後、家族とうまくいかなくなり離婚。仕事も無くしてしまったが、古い友人の建築事務所に拾って
最近は歳をとったせいか、長時間の睡眠はできなくなったのだが、その分昼寝が増えた。週末の昼下がりなど、昼食を食べた後に惰眠を貪るのが心地よい。そんな時には変な夢を見がち。今回は同僚たちと電車で社員旅行に行く話。地方都市の様相だが、具体的にどこかは不明。現
◇2370 『ジェネリック医薬品の不都合な真実-世界的ムーブメントが引き起こした功罪』 >キャサリン・イーバン/翔泳社 ジェネリック薬品は絶対に飲まないでおこうと思った。本書も尊敬する先輩から紹介されたもの。インドでビジネスを行う際には必読の書かもしれない
◇2369 『スタートアップ投資ガイドブック』 >小川周哉/日経BPスタートアップを法務面から解説した書籍。チェックリスト的に使うのがよいだろうか。最近、意識的にスタートアップ関連の書籍を読み固めてきたのだが、ひとまずこれで一段落。Amazonで試し読みをした後
○2368 『起業のファイナンス(増補改訂版)-ベンチャーにとって一番大切なこと』 >磯崎哲也/日本実業出版社第9章の「ベンチャーのコーポレートガバナンス」が勉強になった。再読だが増補改訂版ということなので、新規の読書にカウント。ベンチャー経営に必要な事
◇2367 『リーンスタートアップ-ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす』 >エリック・リース /日経BP「地図を捨ててコンパスを頼りに進め」 伊藤穰一さんの解説記事が本書のポイントを端的に表している。リーン・スタートアップとは、トヨタのリーン生
コーチ・エィのWeb記事より。最近のメルマガで読んだつもりだったが、改めて調べてみると2022年のものだった。まず「スティル・マインド・リスニング(still mind listening=静かな気持ちで聞く)」とは、相手の話を聞いている時に、自分がどう返そうかと考えていない状態
◇2366 『「超」創造法-生成系AIで知的活動はどう変わる?』 >野口悠紀雄/幻冬舎新書1940年生まれ、御年83歳の野口先生の著書。あくなき探究心に頭が下がる。83歳と言えば私の母親より高齢だが、最新のChatGPTを使いこなすなど、その技術への探究心が素晴らしい。生
閑話休題、ゴルフの話。ゴルフに関しては苦手意識が強くて、若い頃は130オーバー、今では少し改善したが常に110~120というスコア。私よりも後から始めた後輩が、どんどん私よりも上手くなっていくのを見ていると、ますます萎えてしまう。思い切って「ゴルフはやりません」
○2365 『ビジネス英語 Word Choice-類語・類似表現700』 >Z会編集部/Z会痒い所に手が届く単語集。Z会はときどき(と言ったら失礼だろうか)、とてもよい教材を出版してくれる。本書は、日本語にすると似たような意味を持つ複数の英単語を、どのように使い分ければ
NHK+で「プロジェクトX」を見た。最近は「カンブリア宮殿」もあまり見なくなってしまい、ビジネス関係のテレビ番組や動画からは遠ざかっていたのだが、今回は面白そうだと視聴。スバル・アイサイト(運転支援システム)の開発秘話である。仏の上司と生意気な部下、という関
◇2364 『フィラデルフィア染色体-遺伝子の謎、死に至るがん、画期的な治療法発見の物語』 >ジェシカ・ワプナー/柏書房血液がんの治療薬開発を巡るノンフィクション。1つの薬が生み出されるまでの苦労が理解できる。会社の先輩の勧められた書籍。この先輩からは自
世の中に「呪いの八桁」というものが出回っているらしい。8桁のとある番号が書かれた紙を持っていると、災難に見舞われるそうだ。例えば、ある金融犯罪に加担していた男が領収書を偽造していたのだが、その8桁を領収書の連番として使用していた。なぜか、領収書に記載の
○2363 『ストーンサークルの殺人』 >M・W・クレイヴン/ハヤカワ・ミステリ文庫最後には全てのピースがピタリをはまる見事な構成。犯人の動機が物悲しい。最近、少し短めの作品を手にする機会が多かった。Audibleでの読書だと、ついつい再生時間に目が行ってしまい
出口治明さんに関する新聞記事を読んで改めて考えたことがある。出口さんのすごいところは歴史の事実をたくさん知ることで、どんな事態が自分に降りかかってきても、これは歴史上過去にあったこと、と割り切って考えられるところ。過去に勤務されていた日本生命ではエリー
◇2362 『伊藤忠-財閥系を超えた最強商人』 >野地秩嘉/ダイヤモンド社岡藤さんの経営理念が素晴らしい。最初に苦言を呈しておくと、あるテーマに対して、越後社長時代の発展期と岡藤社長時代の再成長期の記述が混在しており、読み手としては分かりづらい点が何箇所