共同主体型の動詞
時には、動詞のもつ性質がその行為の対象の属性をある程度絞ることがあります。 「read」なら対象は広く「読み物」を指し、「eat」なら対象は広く「食べ物」指し示しています。 そのため目的語を省略して自動詞として使用すれば、「I read.」で読書をする、「I eat.」で食事をするという意味合いになる。 日本語でいうところの「名詞+をする」の表現に変わる。 こういった類の動詞を私は対象内包型の動詞と呼んでいます。 それとは別に、動詞の持つ性質が、行為の対象だけでなく行為の主体へも影響を及ぼすことがあります。 たとえば「戦う」という行為は、行為の主体が複数存在していることを前提としています。 つ…
2022/03/22 21:17