琉歌集 比屋定節
組曲「孝行之巻」で大蛇の犠牲になろうとして行く時の歌もあれば人生無常。命短くはかなき世の中をなげいた歌もある。時の間の嵐吹きゆんてや思まぬませ垣はすらな我花散らち時の間の嵐:突然吹く嵐→思いがけない急な不幸。ませ垣はすらな:ませ垣は作らない→事が起こらない手段を作る。我花散らち:大事な花を散らしてしまった→大事な人を失ってしまった。突然に嵐が吹くとは思わず、ませ垣を作らなかったので大事な花を散らしてしまった。大事な人の死を悼んだ歌であり、事が起こってから悔やむことを歌にして
2022/10/09 05:22