主張をするのであれば、権威に語らせるのではなく自分の言葉で語ること
「稲森和夫が言うには・・・」 「ドラッカー曰く・・・」 「フリードマンの本によれば・・・」 このように、何らかの主張をする際に偉大な先駆者の言葉や結論をそのまま流用して語る人がいます。特にビジネスの分野で見かけることが多く、一部のライターや記事はこれだけで文章を進める場合すらあります。 先人の言葉を紹介することが主題であれば何もおかしくはないのですが、「これはこうすべきだ」という自らの主張の開示においてこういった流用のみでの言説がなされていると、個人的にどうにも違和感を覚えてしまいます。 理工系では解釈によってロジックが変わる一部の分野を除き、こういった言い回しは考えにくいものです。例えば「熱…
2022/11/27 15:21