「第一官律名義弁」其三十三(釈雲照律師『緇門正儀』を学ぶ・33)

「第一官律名義弁」其三十三(釈雲照律師『緇門正儀』を学ぶ・33)

ということで、もう10回以上、釈雲照律師『緇門正儀』の「第一官律名義弁」の内容を見ている。なお、これは【1回目の記事】でも採り上げたように、「今略して、僧に位官を賜ひし和漢の官名、職名及び初例を挙示せん」とあって、職名の意味というよりは、任命された最初の事例を挙げることを目的としているようである。よって、この連載では、本書の内容を見つつ、各役職の意義については、当方で調べて、学びとしたい。現在は日本の役職となっている。「有職」項は3度目である。一内供奉十禅師宝亀三年三月丁亥禅師、宗南・広達・延秀・延恵・首勇・清浄・法義・尊敬・永興・光信、或いは持律、或いは称するに足り、或いは病を著し、或いは声を著す、詔して供養を充て、並に其の身を終へしむ、当時称して十禅師と為し、其の後、闕有れば、清行の者を択んで之を補す...「第一官律名義弁」其三十三(釈雲照律師『緇門正儀』を学ぶ・33)

2025/02/26 08:35