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ねえ、こんな話あるんだけど、聞いてくれる? https://y0-0naaalog.hatenablog.com/

「ねえこんな話あるんだけど聞いてくれるー?」とドリンクバーで粘る深夜のガストみたいなとりとめもない長話を、無二の親友面で聞いてくれたら幸いです。

関谷ユウコ
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2024/11/17

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  • YouTubeで世界は変わる、かもしれない。

    父が、ユーチューバーの女の子の話をしていた。 難病を患い車椅子生活を送りながらも楽しく日常を送る姿を、彼女の母親が発信しているらしい。 隙あらばYouTubeばっかり見ている姪っ子が「メイ(姪)ちゃんその子知ってる!だって見てるもん!」と得意げに言う。 「本当に、かわいそうな子なんよ」 しんみりと父が言い、私は内心(あっ…)と思う。 「そういうのは、かわいそうじゃないから」 妹がぴしゃりと訂正し、(ほらやっぱり…)と思った。 以前にも、似たようなことがあった。 メイちゃんが小学校に入学したばかりの頃、同じクラスにダウン症の男の子がいて、父が「優しくしてあげなきゃね」と言い、妹が「違うよ、他のお…

  • #タフトへの道Ⅲ #スカイフィールトップに浮かぶ月

    さて今週末あたり販売店に事故車を持っていって見積もらおうかしらと思っていたちょうどその頃、ダイハツが19万台超のリコールを発表した。 え、またぁ…? つい何ヶ月か前にも、そんなニュースがあったばっかりな気がする。 「タフト」を検索していても、付随して「認証試験不正」「生産停止」の文字が出てくるし、正直ダイハツに不信感は、なくもない。 でも、だからってスズキやホンダになら絶対的な信頼を寄せられるってわけでもなく(国内自動車メーカーの企業体質なんて良くも悪くもどこも大差ないと思っている)、考えようによってはリコールで不具合が公になるだけマシなのかもしれないし、それにもう気持ちは完全にタフトに前のめ…

  • #タフトへの道 Ⅱ

    「軽自動車 人気 女」「軽自動車 おすすめ」「軽自動車 かわいい」「軽自動車 かっこいい」「軽自動車 おしゃれ」「軽自動車 人気 40代」「軽自動車 人気 50代」「軽自動車 人気 30代 20代」「タフト」「タフト ハスラー どっち」「タフト 燃費」「タフト 後悔」「タフト ダサい」「タフト 視界悪い」「タフト 値引き 限界」「SUVとは」「シートヒーター」 思いつく限りの検索ワードを駆使して、連日ネット検索をしている。 タフトが最有力候補だけど、それただの刷り込みだし、他全然見てないし、一応他の車種も見ようとは試みている。(でもめんどくさい、 会社のパソコンのネット画面はネクステージの広告…

  • #タフトへの道

    インスタで無限に流れてくるドラレコ事故動画を連日眺めては震えている。 なぜって、私自身が車の事故をしてしまったから。 見知らぬ他人の事故動画を見まくって、どうにか心を落ち着かせようとしているのだけれど、結果、衝撃映像の見過ぎで恐怖心がどんどん増幅していってるだけ。 くるまこわい とはいえ私の事故は双方怪我もなく(たぶん)、インスタで再生回数稼げるような派手さもなく、事故の詳細はいつかそのうち気が向いたら書くとして、まずはこれを機に車を買い替えることにした。 私みたいな運転センスのないど下手くそは、最新の運転支援システムに守ってもらわなければならないのです。 あとドラレコ必須、て思った。(つけな…

  • 10月某日、福岡出張。【当日、夜】

    本当のことを言えば、私も博多の夜を満喫してみたい。 屋台巡りとか、もつ鍋とか、博多華丸大吉さん推奨グルメとか。 ただ、お酒が飲めない自分と博多の夜の街は相性が悪そうな気がしている。 若い頃、「ビール好き」と「遊園地好き」を兼ね備えている女子はそれだけで人生がだいぶ有利だ、と思っていた。私の人生は、不利だ、と。 最初に就職した旅行会社なんて、酷かった。なじみの割烹料理店の2階の座敷で、営業のおっさんは「とりあえず、瓶ビール、ケースで」と頼むような人達だった。人数の倍以上の本数の瓶ビールを「とりあえず」頼むな。あと瓶やめろ、ジョッキにしろ。 1杯目はビールを強要される。コップが空いたら更に飲むこと…

  • 10月某日、福岡出張。【~当日】

    博多駅で、他営業所のおじさんと合流する。 (彼が1泊目のホテルを手配してくれていた。) 同じ列車のどっかの車両に乗っていた彼は、私が改札を出るとその辺に既に立っていて、私を待ってくれていた。 「すみません、ちょっと、トイレ行ってきますね」と彼に告げて急いでトイレに行き、用を足して戻ろうとして早速道に迷う。極度の方向音痴。(先が思いやられる) ワタシ全然迷ってなんていませんから、ぜーんぶ把握してますから、なふりしてぐんぐん突き進むも、彼、どこにもいない。 え?は?私どっち向いてトイレ行ったんだっけ?改札を背にまず左行って、右行って…てことは帰りはその逆になるはずだから…いや左、右、の後まださらに…

  • 10月某日、福岡出張。【~前日】

    福岡出張。 これまで九州には、大分・長崎のみ行ったことあるけど、博多駅は通過したことしかない。 そして今回の出張の日程は、木・金曜日。自腹でもう一泊して土曜日にゆっくり帰ればいいじゃない!きゃほー☆ て浮かれてたくせに、出張まで1か月を切ってからようやくホテルを探し始めるも全然空きがない。あるにはあるけど、どこもやたら高い。大人1人、シングル、朝食付きで1泊さささんまん!?よんまん!?嘘でしょ! 週末だし、お手頃なホテルは全部埋まっちゃったんだろうか。なんで私はいつもこうなんだろう。さっさと予約しておけばよかったのに。「今日できることは明日もできる」の精神で、いつも先延ばし。 かろうじてそこそ…

  • 〇新幹線(※暫定タイトル

    もう何年も前に、出張で神戸に行った新幹線でのこと。 私は窓側の席に座ってて、隣の通路側にはひょろっとしたお兄さんが座ってたんですけど。 姫路を出発してしばらくたった頃、通路側の彼が座席のテーブル開いて、お弁当広げ出したんですよ。内心で私、あ、やばいかも、て思った。 おにぎり、から揚げ、玉子焼きなんかが入ったコンビニでよく見かけるちょっとした弁当、パックの総菜、ビール、さらにはナッツの袋を広げる。そしてゆったりとした動作で、パチン、と割り箸を割る。 スマホを確認すると、新神戸駅まではあと12分。 彼はこれを12分以内に食べきることができるだろうか。 (12分。やれなくはない時間。うちの会社の後輩…

  • 人は痩せたいと思った瞬間からもう痩せ始めている。たとえ0時過ぎにカップdeフレンチトースト(セブン)を食べたとしても。

    関谷ユウコ49歳、遅ればせながら美容に目覚めました。 ああ、誰かに言いたい。 声高らかに宣言したい。 私今日から美容に目覚めたよ!私今日から綺麗になるよ!私今日から本気出すよ!って。 誰かに、っていうか、ヤカラしか言う人がおらん(※友達ゼロ)からヤカラに言いたい。 でも超朝型男にこんな時間(PM22:40)に電話したらブチギレられること必至。漁師の朝は早い。 つーか私こそ寝ろよ、夜更かしは美容の大敵だろが。(ってわかってるんだけど、元々夜型な上にいまちょっとメラメラしてるから、全然眠くならない。 みなさん(誰) お待たせしました(何が) これまでイマイチ方向性の見えなかった迷走ブログのテーマが…

  • 表と裏

    「富士山に行くルートって、表と裏あんの?表と裏どっちがいいの?」とヤカラに聞かれた。 は? 富士山は、一般的には静岡県側を表富士、山梨県側を裏富士という、らしい。 が、彼の質問の意図はどうやらそういうことではないっぽい。 富士山の見え方ではなく、「ルート」。彼が知りたいのは、道中の道の走りやすさや、お土産物やさんの数や活気だという。知らんがな。 彼は一昨年、車で静岡経由で富士山に行っていて、それを誰かに「あー、はいはい、そっち裏道ね」みたいな言われ方をしたらしい。 仮に表と裏があったとして、「表と裏どっちがいいの?」という問いの答えは、考えれば考えるほどわからなくなる。 普通に考えれば、なんと…

  • フ、 ┣ ぉ ヵゝ 了

    お題「みんなが経験した怖い話」 (※15年くらい前の話です。) ====================== 『ゆうこ、僕はいま、君のことを考えている。 考えても仕方のないことばかりを、とりとめもなく考えている。 僕にとって、君の存在は一体何なのだろう。 かわいい部下?妹?友人?それともー』 気色の悪いメールが入っていた。 H田からだった。『それともー』じゃねえわ、そのどれでもねえわ、携帯の画面に向かって、声には出さずに心の中だけで突っ込む。 H田なんちゃら(下の名前忘れた)は、以前勤めていた会社のシステム管理部にいた男だ。私が会社を辞めてから4年が過ぎても、彼はいまだに「あけましておめでとう…

  • 今日の一日

    嫌な感じがしてはっと目が覚めた。 いま、出たな。確認しなくても、感覚でわかる。心の中で舌打ちをしながら掛布団をめくったら案の定、無印の白いボックスシーツにうっすらと茶色い染みがついていた。 スマホで時間を確認する。 AM5:20。 ベッドからシーツとベッドパッドを剥ぎ取り、それから下着も脱いで軽く手洗いしてから洗濯機に放った。紺色のレギンスは、濡らすと血の汚れがどれやらわからん。 怒りが込み上げてくる。 ああああもおおおお!もうすぐ来そうってわかってたのに!一昨日と、その前の日も、念のため生理用ナプキンして寝てたのに!本当は昨日もつけて寝るつもりだったのに風呂から出た直後に「まだ寝ないし後にし…

  • 三沢厚彦展に行ったら、かわいいが氾濫してえらいことになってた。

    三沢厚彦展に行ってみたら、「かわいい」の洪水で堤防が決壊していました。 溺れるんかと思った。 かかかかかわえええ \コテンッ/ * あ、れ…? なんか…動物の群れの中に…「かまんのん?」みたいな子がしれっと紛れ込んでる気が… 「かまんのん?」(権利関係とか * キメ(ラ)かわえええ とらかわえええ わにかわえええ こういう展に行くたびに、ついつい口から出ちゃう言葉がある。 彫刻はさすがに無理ってわかるんだけど、でも… 「こんくらいの絵なら、私でも描けるんじゃね?」 もちろん、私自身に有名作家に対抗しうる芸術的力量があるなんてふざけたこと思っているわけではない。 まっさらなキャンパスにゼロから創…

  • 愛と恋の違い、わかりますか?

    暇すぎて、古文を学ぶイベントに行ってみた。 学校で古文を教えている現役の先生の講義を、コーヒー飲みながら聴けるらしい。 テーマは、万葉の時代の「恋」。 なんかおもしろそう。 でも私、学生の頃、国語は好きだったけれど古文は嫌いだったんよね… 古文なんてほぼ英語みたいなもんで、単語がわかんないから何言ってんだかわかんなかったんよね… 古文の授業といえば『源氏物語』くらいしか覚えてなく、それも「なんか光源氏と葵の上と夕霧って、だいぶ好色にした孫悟空とチチと悟飯っぽかったよな~」みたいな誰からもあまり共感してもらえなさそうな微妙な記憶しかない私が、講義の内容についていけるかな…こういうのにわざわざ好ん…

  • 私が変われば、世界は変わるー?(『マル秘の密子さん』※ネタバレあり)

    『マル秘の密子さん』を毎週楽しみに見ている。 密子さんて誰よ?って人のために、あらすじをざっと説明します。 急逝した九条開発の社長、謙一の介護士として献身的に働いていた今井夏(松雪泰子)。彼女は謙一の遺言により、謙一が保有する九条開発の全株式を相続することになる。 そんな彼女の前に、突如「トータルコーディネーター」を名乗る謎に包まれた主人公、本宮密子(福原遥)が現れた。 密子は亡くなった謙一からの依頼だからと(実は嘘)、夏のライフスタイル全般のコーディネートを申し出る。さらには夏を焚きつけ、彼女を九条開発の次期社長に押し上げようと画策する。しかし夏に近づいた密子の真の目的は、半年前の九条開発の…

  • evam eva / aze vest / エクリュ

    よく、「服を買うときショップ店員がついてきてうざい」なんて意見を聞くが、私はまっっったくそんな風には思わない。 むしろついてきてほしい。一刻もはやく声をかけてほしい。そんで私をトータルコーディネートしてほしい。それ全部買うから。 私が選ぶより、店員さん(プロ)のセンスにお任せした方が絶対いいに決まっている。 そう、私にはファッションセンスがない。 お洒落っぽい雰囲気のお店だと気後れしちゃう、というのもある。 なので、「こ、ここって…私なんかが入っても大丈夫なお店かな…?」とびくびくしているところに「今日はどういったものをお探しですかああ~?」って勝気な笑顔を向られたら、許された気がして安心する…

  • 「0821」

    中学3年の1学期が終わる頃、中学生活ではじめて人を好きになった。 見た目が良くて野球部だった彼は当時クラスの女子から人気があったけれど、喫煙が見つかって職員室に呼び出された(らしい)とか、深夜にバイクを盗んで乗り回して補導された(らしい)とか、他校生とトラブルになって校長室に呼び出された(らしい)とか、良くない噂のつきまとう人だった。 スクールカーストとか何軍なんて言葉は存在しなかった時代だけれど、まだそれを言い表す言葉がなかったというだけで、下地みたいなものは当時から既に出来上がっていたのだと思う。誰もが皆潜在的にクラスメイトと自分自身をランク付けして学校生活の秩序を保つなか、中層と下層の境…

  • 的を「射る」か「得る」か、ヤフコメ戦争を私が終わらせたい

    この世でもっともだっせえ人は、Yahoo!ニュースにコメントする人だと思っている。 こういうのに書き込みをするのは一体どういう人達なんだろう、と興味がある。中高年の、特に男性が多い、というような話を聞いたことがあるが、事実かはわからない。仕事中Yahoo!ニュースのコメント欄ばっか眺めている私の体感では、(なりすましの可能性はあるにせよ)若い世代もいるし、女性も多い。老いも若きも、男も女も、だっせえ奴は世界に蔓延しているのだ。 ちなみにこの「ヤフコメだせえ」は、私個人の偏見ではなく一般論と言っていいだろう。 その証拠に「ヤフコメ民」と揶揄される彼ら自身もだせえことやってんのは自覚していて、上級…

  • 内子さんぽとか蛇口みかんジュースとか過去とか未来とか

    まるでタイムスリップしたかのような歴史ある街並み内子と「小京都」問題 お盆休みの8月12日(火)、内子に行ってみました。 ↓レトロかわいくてきゅんきゅんするお店盛りだくさんの内子町公式観光サイトはこちら!↓ www.we-love-uchiko.jp 出発直前に観光サイトを眺めて情報収集しながら、そういや内子って昔「伊予の小京都」だか生意気な自称してたよな、とちらり思う。 けれどそんな記述は一切見当たらず、もう言うのやめたんかな、「憧れるのをやめましょう」的なことなんかな、と勝手に納得してたんだけど、後日(今日)検索してみたら「伊予の小京都」は内子ではなく大洲でした。大洲か。でもまあ大洲なんて…

  • お盆、実家にて

    有吉の壁にバンビーノが出ているのを見て、 「あー!ダンソンの人だ!メイ(姪)ちゃん知ってる!だって子どもの頃いっつもマネしてたもん!」 と、姪っ子(7才)がはしゃぐ。 「いまも子どもや」 と言ってやると、 「5才だった頃よ!」 と睨みつけられた。 (ダンソンって、そんな最近でしたっけ…?) 「ダンソン!フィーザキー!ンーンンー#$%"#&”$>@‘ 」 と踊りだすメイちゃんを、「二―ブラー!」で捕えたら、大喜びで何回でもダンソン踊りが始まった。 「二―ブラ!」「二―ブラ!」「二―ブラ!」 この捕獲もしかして一生続くんちゃうか…と不安になってきた頃、 「おばちゃん!お笑いやろう!」 と目を輝かせ…

  • 酒×プロレス

    お題「やっぱりプロはすごいなと思ったファンサは?」 数年前、高校時代の友人に誘われてプロレス観戦に行きました。 会場は、酒屋さんの倉庫に設置された特設リングです。 酒屋でプロレス。プロレスに詳しくない私にとってそれはけっこうな衝撃だったんですが、個人商店らしき酒屋でプロレスの興行やるのって、酒屋界あるいはプロレス界では一般的なことなんでしょうか? お店に前売り券を買いに行くと、感じの良い黒縁眼鏡のお兄さんがいて「うちでプロレス見るの初めてですか?」というので「はい」と答えました。 「うちのは普通のプロレスとちょっと違うかもなんで、汚れてもいい格好で来てください。水とかかかっちゃうから、濡れても…

  • 「死ぬ勇気があれば生きられたはず」っていう人は浅はかなんじゃない、ただ健康なんだ。

    友人の兄が死んだ。 自死だった。 友人からその知らせを聞いたのは5月の終わり頃だった。 「驚かないで聞いてね」「私は大丈夫だから」「聞いても、しんどくならないでね」「やっぱ言うのやめようかな」と散々もったいつけるだけつけてなかなか本題に入らないので、彼女の身にただ事ではない何かが起きているのであろうことは察知した。近しい誰かの生死にかかわることかもしれない、とも思った。そしてそれは彼女の夫か、お兄さんかの、2択。 彼女はすでに両親を亡くしている。 「〇〇君(友人夫)に、何かあった?」 「ううん、〇〇君は大丈夫、元気」 「お兄さん?」 「…うん」 生死にかかわることかもと思いながらも、それでも私…

  • プリンセスたちのピアノ発表会

    父、母、私の3人で、姪っ子のピアノの発表会を見に行きました。 普段の姪っ子の練習風景を見る限り、「え…この調子で本番に間に合う…?」とちょっと心配していたのですが、発表会当日、そんなのはただの杞憂だったことを知りました。 年齢の小さな子から順に演奏するのだけれど、みんな、等身大の自分。 途中で演奏を止めて舞台袖の先生の方を振り返ったまま動かなくなる子、首をかしげながら同じフレーズを繰り返し弾き続ける子、そんなわけない短さでとっとと演奏を終わらせて帰っちゃう子、等々…。 そう、ここは完璧な演奏をする場所ではなく、出来栄えはどうあれ、現状の力量そのまんまをみなさんに披露する場所でした。 あと特に女…

  • 在りし日のブログ

    お題「もっとも印象に残っている先生」 小・中・高の先生と比較して、大学の先生には、独特な人が多かった。 前者が一般社会で通用する常識人を育成する「教員」であるのに対し、後者は「研究者」だからなのだろうか。小中高にも個性的な先生はたくさんいたけれど、個性の、材質?手触り?みたいなんが違うというか、私の知る限り、大学の先生は、なんていうか……言い方あれだけど、「はみ出してる」感じの人が、わりとちらほらいたように思う。 中でも強烈に印象に残っている、若い(かつて若かった)助教授がいる。 村上春樹に心酔し、同じ大学の老いた教授を公然と罵り、心理学と銭湯をこよなく憎んだ男。 村上春樹の自宅を訪ねてご本人…

  • 前略、ゆっち様。

    実家がゴミ屋敷だ。 母が、物を捨てられない人である。その上多趣味(オタク気質)で、パソコン・ハーモニカ・卓球・料理・お菓子作り・DIY・家庭菜園に関するなんやかんやがどんどん増えていく。さらにはいまハーゲンダッツを何個買ったら保冷バッグが貰える、いま発泡酒を何本買ったら保冷バッグが貰える(また保冷バッグ!?)、という理由で増えていった保冷バッグが4つも5つも転がっている。あと、卵がまるまる1パック未開封の状態で残っているのに、また新たに買ってきたりする。冷蔵庫、開けたら雪崩。 そんな母が終活宣言をした。 まずは倉庫に眠っている私と妹の思い出の品々を処分しろ、とのこと。 私達の小学生の頃の連絡帳…

  • カリスマになり損ねた男

    中学生の頃にはじめて買ったCDが、長渕剛の『しょっぱい三日月の夜』だった。 片思いしていたクラスメイトの男子が長渕ファンだった影響が大きかったけれど、当時の私に当時の彼の歌詞ががっつり刺さったことも、また事実だ。 好きだった男子が休み時間にふざけて私の名前を入れて「おーユウコ、君の名を呼べば僕はせつないよ」と歌ったこともいい思い出だ。けれどもしかしたらそれは、私の願望が見せた、ただの捏造された記憶かもしれない。 乾杯、純恋歌、とんぼ、しゃぼん玉、JEEP。教室で、いつも私は彼の歌を口ずさんでいた。いまでも1980~1990年代の歌は大抵わかるし、いくつかは歌詞を見なくても空で歌える。 つい先月…

  • OLの戦う日常 ~コーヒー事情篇〜

    私の職場は小さな営業所で、女性は私一人です。 私の1日は、毎朝男性社員にコーヒーを淹れることから始まります。 あとお客様にコーヒーを出すのも、私の役割です。 これについては、会社の面接時に「弊社は『お茶汲みなんて雑用は女の仕事だろうが』的な男尊女卑スタイルでやらせてもらっておりますが、そこんとこ大丈夫そ?」みたいなニュアンスの確認をやんわりされたのですが、全然大丈夫です。 むしろ雑用だけやっていたいです。 週休2日で、定時で帰れて、基本椅子に座ってお菓子つまみながら単純作業のみをこなすのが、私の理想の働き方です。 けれど、とはいうものの、客来るたびにコーヒー出すのって、やってみると案外楽じゃな…

  • 迷い猫

    にゃあにゃあと、どこからかずっと猫の鳴き声がしている。 伝票入力の手を止めて外に出てみたが、姿は見えない。声も止んだ。 駐車場に面した用水路を覗き込んでみる。暗くて何も見えない。というか足場が悪くてちゃんと覗き込めない。早々に諦めて、事務所の自分のデスクに戻った。 こういう時、優しい人ならしかるべき機関(てどこ?)に通報なり何なりするんだろうか?そんなことを思いながら再びパソコンに向かう。私は無慈悲で無力な人間だ。 断続的に猫の鳴き声は続き、外回りから帰ってきた営業の男の人たちが、「猫?」「こっちから聞こえる」と辺りをきょろきょろと見渡していた。 後輩の営業男子は、急斜面にも臆することなく安全…

  • Driving with my デミオ

    遠出をするとき、ヤカラはいつも海沿いの道を好んで走る。 今回も観音寺のうどん屋さんに行った帰り道、「偵察」と言ってどこだかの漁港らへんに車を停めた。 車から降りるや否や、「(海上)保安庁来とるや!!!」と声を上げるヤカラ。 さすが漁師、天敵(?)を見つけるのが早い。そしてさすが視力(自称)2.2。 (※視力検査の2.0がしっかり見えて、まだあともうちょいだけイケる気がしているらしい。) 彼が指さす先にある船体の文字は肉眼では読みとることができず、え、あれ海上保安庁なん?なんでわかるん?と聞くと 「だってフォルムが完全にそうだし、それにあの青いマーク」 と腕を上げ、斜めに2回振り下ろす動作でブル…

  • 炎上騒動でミセスグリーンアップルという才能に出会った。

    ロックバンドMrs.GREEN APPLEの新曲『コロンブス』のミュージックビデオが「差別的」と炎上し、公式サイトが「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていた」として公開停止を発表したらしい。 私は実際にそのミュージックビデオを見ていないので何がどうダメだったのかわからないけれど、たぶん見たところで何がどうダメなのかはわからないままだろう。私もまた、歴史や文化的な背景への理解に欠ける人間だ。 そんなことより、乙武洋匡さんがこの問題に対して「『アーティストやバンドマンは無知でも仕方ない』という甘えがあってはダメ」「どんな職業でもやっぱり最低限の教養は必要」と言っているのを見てニヤニヤ…

  • 6月11日

    6月11日は12年前に亡くなった元夫の誕生日で、私はこの日をちょっとだけ大切に思っている。 「亡くなった元夫」といっても、死別ではない。ただの(ただの?)離別だ。 離婚後に死んだ彼の正確な命日を私は知らず、なので代わりに、彼が生まれた日に彼を弔うことにした。 といっても何か特別なことをするわけではない。 普段よりほんのすこし丁寧に、慎重に、1日を過ごす程度だ。 そうして自身の生を引き締めることで彼の死を悼んだ気になっているけど、あるいは私は、彼の死を肴に自分の生を確認しているだけなのかもしれない。 私のやってることなんて、ただの自己満足なのだ。 自分自身を労わり、甘やかしているだけだ。 彼と出…

  • 誰かにとってのババヘラアイスに、私はなりたい。

    実家で使わなくなった編み機の台をもらって帰った。 パソコン台にしようと思う。 大昔母が親戚から譲り受けたものらしく、母曰く「当時既に中古だったから、50年くらい前のものなんじゃない?」とのこと。 たしかに、歴史を感じる佇まい… スプレー塗装しよかな… いやこれぞ味よ、味。(スプレーなんてめんどくさいことできるか この台を置くために本棚を20センチほどずらしたんだけど… 本入れたままじゃとてもじゃないけど重くて動かせなくて、いったん中の本を全部取り出してから移動させてまた本を本棚に戻す、という孤独な作業を台搬入前に見切り発車的にやったものの、実際に台を置いてみたらまだあと数センチ分スペースが狭く…

  • side-B 白い猫の気持ち。

    絵本『100万回生きたねこ』の登場人物、いや登場猫に、非常に興味深い猫がいる。 「白い猫」だ。 愛を知らないまま100万回もの輪廻転生を繰り返したイケメントラ猫に「おもしれー女」認定され、生涯とことん愛された、あの白猫である。 前回の【レビュー】『100万回生きたねこ』に続いて、今回は彼女に重点を置いて語りたい。 いや、むしろ私は最初から彼女の話がしたかった。彼女の話だけがしたかった。 ひとつ前のやつは、彼女について語るための長すぎるフリに過ぎない。 この物語の主人公である100万回生きたトラ猫は、100万回目の転生で野良猫に生まれ変わった。イケメンな上に100万回も生きてきただけあって、猫生…

  • 【レビュー】『100万回生きたねこ』

    人生48年目にしてはじめて、『100万回生きたねこ』に出会った。 姪っ子が図書館で借りてきたらしい。 絵本のページをぱらぱらと捲り、「こ、これは…!」と唸った。 不朽の名作臭がビシビシする。 そしてこれは完全に大人がターゲットだ。姪っ子(7才)に理解できるとは到底思えん。 『100万回生きたねこ』は、タイトルの通り100万回生きた猫のお話。 毎度毎度「トラ猫」として輪廻転生を繰り返している彼は、前世、前々世、前々々世、前々々々世…、とすべての過去の記憶を持つ。 ある時は、王様の猫。ある時は、船乗りの猫。ある時は、サーカスの手品つかいの猫。ある時は、泥棒の猫。ある時は、おばあさんの猫。ある時は、…

  • 羅漢様の謎を追え!(※全然しっくりこないAIタイトルアシスト)

    お出かけ日和のGW。 なんかお地蔵さんがめっちゃいっぱいいるすんごいお寺見つけたから行こうぜー!というヤカラの提案で、徳島県の雲辺寺に行ってきました。 「まじでお地蔵さんすごいけんー!」 「今日は天気いいけど、霧かかっとる時のお地蔵さんなんて俺震えあがったしー!」 とはしゃぐヤカラ。 確かに、無数の石像が並ぶ様は壮観… でも… これって… (うわなんかすごいこっち見てくる人いるんですけど) 地蔵なの? 「え?違うの?」とヤカラ。 いや私も地蔵の定義をよくわかってないけど、ちょっと想像してたんと違ってたというか、お地蔵様の形状ってもっとこう、昔「かさこじぞう」で見たイメージ?やわらかい無表情の直…

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