見えずとも心に響く音楽は見えない風に少し似ている ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
人として生まれて生きて人生は人に生かされ人を生かして ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
クチナシの花に言問う「幸せか?」花は答える「幸せですよ」 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中短歌
悲しみに何もしないでいるよりは何かをすれば何か始まる ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
若者はそれほど花を愛さない自分自身が花であるから 花好きの私が常々感じていることがありまして、何かというと、多くの「若者」たちは花にあまり興味を示さないってことです。これは男子に限らず女子も同じで、経験上、若者たちとの会話のなかに花の話題を持ち出しても、なかなか場が盛り上がることはありません。実物を見て「わー、きれいねー」という反応はあっても、それ以上にはなりません。あまつさえ、名前を知っている花の数もわずかです。 実は、私自身も若いころは同じような感じだったし、私の息子たちも花には殆ど関心を示しません。これはなぜだろうと考えてみますに、若者たちは、彼ら彼女ら自身が「花」そのものだからだと思う…
しくしくと降り来る雨に物忌みの鳥や虫たちでも雨は好き ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ
女蘿にさえ松柏という寄る辺あり弱き我らも寄る辺ありこそ 「女蘿(じょら)」というのは、松などに寄生するコケ類のことです。中国の詩文集『文選』に「悲哉行(ひさいこう)」という詩があり、その中に「女蘿も亦(ま)た托する有り 蔓葛(まんかつ)も亦た尋(よ)る有り」と言っている箇所があります。コケや葛(かずら)にさえ頼って身を寄せる木があるのに、故郷を離れて旅行く自分には何の寄る辺(べ)もないと嘆いている詩です。あなたには、確かな寄る辺はありますか? ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
ホトトギスひとり未明に鳴く声を誰が聞くのか私のみ聞く 年を取ってきますと、超早起きになりまして、まだ暗いうちから起きてゴソゴソしております。辺りは皆寝静まっていて、何だか自分だけの世界になったような心地よい時間帯です。そんな静寂の中、ホトトギスの鳴く声がどこからともなく聞こえてきます。「キョッキョッ キョキョキョキョ」って。かわいいもんです。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
晴れ間なく物忌む雨夜の品定め男同士の会話も楽し ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
近く見る力士はただのデブでないまるでぽんぽん跳ねるゴム鞠 春休みの学生寮に鳴り響く青春の日の”微笑みがえし” 夜白み鳥啼きだして朝が来る昨日と違う自分を始む 前栽に並んで笑う水仙の待ちわびた春にぎやかに来る 春なれば水に親しみ山このむ知者と仁者に我はなりきる 好きなこと先にすませば調子づく嫌いなこともついでにできる おかげさま春が来ましたおかげさま私の家族もみな元気です 春暁の光を浴びてあの山の向こうの山の向こうにも山 いるだけでただいるだけで価値のある花の如くに我はなりたし ぎっしりと並んですするラーメンの湯気立ち込める博多の屋台 中二の姪自分変えると剣道部今は優しき救命ナース 笑顔なくただ…
結婚に失敗したと言う君はそれでも前をひたすらに見る あのころと同じきれいな君はさぞ優しい夢を追いかけてきた 春秋に富む者たちよ時は短いおろそかにすな 卒業の単位不足に青ざめて飛び起きる夢老いてなお見る あたたかな暖炉の部屋の窓からは冷たい雨のピッツィカート 終電を一人降り立ち人気ない暗いホームも心ほのぼの 帰るたび発展進むふるさとに嬉しくもあり寂しくもあり マスクして美人になれないあの人は顔が小さいマスクがでかい だんだんと人数の減る朝のバスやがて近所はじじばばだらけ 通勤の走行音に揺れ動く重ねた月日何ら悔いなし しとやかな君が持ってる何もかも君の品位に引き立てられる 怒ってもそうは見えない君…
花ならば八重撫子の名の如く曾良が感じた「かさね」という娘 大好きな映画のセリフヴィヴィアンの”Stay cool.”「素敵でいてね」 二人行く遠い道のりだんだんと妻に遅れる心も折れる あと何度食べられるかと語りつつ二人で決めたおせちを予約 引き裂かることとも知らず母さまも早くお乗りと明石姫君 あなたとは二歳差になる五か月間だからどうってことはないけど くだらない物が沢山あるけれど何かの縁でうちに来たヤツ 金曜の君はきれいだでも僕は月曜の君がいちばん好きだ なぜ君はキスしましょうと言ったのかそれからあとはどうなるのですか 遠い地のホテルのテレビ眺むれば天気予報の画面馴染まず 花よりも実を見てくれ…
雨は降る行かねばならぬ傘が無い濡れてしまえば頭がハゲる ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
いつの間に撮られた写真鏡でも見たことがない自分の顔の ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
寝転んだ顔の上にて文鳥が遊ぶついでに糞して逃げる ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中短歌
躓いてアイスの先が跳ね飛んで大泣きした子いま三十五 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
雨の日の都会の空気何となく清しい匂い私は好きだ ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
孫の名を考えたけど同僚にやめろと言われそっとしまい込む 寵愛を辞して諫めた班倢伃君子の得べき高潔の美女 万人に愛されし人、哀駘它内に静まり外に乱れず 真剣に惚れているこそ不器用でぶっきらぼうな男の純情 泣き疲れ座ったままで眠る子の頬の涙が乾いて光る まごころを込めた老女の灯火は風にも消えず夜どおし燃える 贅沢な音楽を聴くセリフなど理解できないオペラだけれど 逍遥し四天王寺に立ち入ればなぜか此処だけ空気が変わる 何彼とやたらにキレる老人に過去に歩んだ生き様を見る オフィスの机の上にマスコット実は会社を愛すればこそ 美しい夜のビル街父さんが一所懸命がんばっている この前と同じ服だと恥じる君たとえ媚…
降り続く雨にうつむく牡丹花時間はあまりないというのに 花に関する名言 花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かれど 風も吹くなり 雲も光るなり。~林芙美子 花はなぜ美しいか。ひとすじの気持ちで咲いているからだ。~八木重吉 花は優しい。見る人を慰めて何も見返りを求めない。~美輪明宏 秘すれば花なり 秘せずは花なるべからず。~世阿弥 1年目には種をまき、2年目には水をやり、3年目には 花を咲かせましょう。~野村克也 咲くも無心、散るも無心、花は嘆かず今を生きる。~坂村真民 花は一瞬にして咲かない。大木も一瞬にして大きくはならない。一日一夜の積み重ねのうえにその栄光を示すのである。~坂村真民 花が…
文鳥の背中に鼻を押しつけてくんくん匂う雨の日の午後 ちょっとヘンですかね。でもですね、文鳥の背中って、とてもいい匂いがするんです。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
早朝の庭さえ煙る雨上がり薔薇の香りが淀み動かぬ ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
スズランのぽつんぽつんと吊り下げた花は装う清らかな愛 スズランは、ユリ科の多年草。北海道~九州の山地や高原に自生し、5、6月ごろに鈴のような花をつりさげ、よい香りを放ちます。花言葉は「清らかな愛」。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
何よりも私生活こそ大事らしきれいだけではモデルになれず 一つずつ静かに落ちてこの夏の思い出刻む線香花火 台風の進路予想はいつ見ても大きくなると錯覚をする 泣きじゃくる子の口に手をあてがってアワワとやればインディアンになる 遅い夏汗ばむ頬にそっと風秋を探して空を見上げる 「お茶でも入れましょ」と言ったのに「お茶が入りました」の言葉やさしい この夏の思い出拾う間もなくて急かせるようにお日さま沈む あの角をはじめて曲がりささやかな冒険しつつ会社に向かう たわいもない問いかけに「うん」と答えると「うん、て何よ」と聞いてくる 宇宙では塵に過ぎない私でもベテルギウスを心配してる 花の名を知っているのはイイ…
聞いたまま急ぎメモした備忘録自分の書いた文字が読めない ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
見て見てと大口開けて肉食べるそんな貴女との嬉しひと時 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
一輪の花であっても堂々と自分を誇る姿気高し ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
緑濃い蔦の絡まる学び舎に女学生らの声は明るい ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
午後九時に早く寝よとの鐘が鳴るそんな所で育った時代 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
雌猫を拾って育て年ごろになると駆け落ち戻って来ない ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
世の中に辛いお酒の無かりせば如何にぞ憂さを慰めもする ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中短歌
御堂筋並んで歩くこの女(ひと)は我がポケットにそっと手を入れ ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中はてな文芸部
宵に逢い深夜の別れは早過ぎて相対性の理論を恨む ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
陽光に波がきらめくの鞆の浦繋いだ船の舳先を照らす ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
仁徳の現れである過ちを見過ごさずして君子の心 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中短歌
屈原(くつげん)の高潔偲ぶ端午の節句君の未来に光あれかし 屈原(くつげん)は、中国戦国時代の楚(そ)の政治家で、その高潔で忠義な人がらは、広く中国の人々に慕われました。そして、5月5日は、彼が楚の将来に絶望して川に身を投げて自殺した日です。もともと厄払いの日(端午の節句)だったのを、男の子は屈原のように立派な人になってほしいとして、この日を男の子の節句として祭るようになりました。また、その日に食べる「ちまき」の起源については、『続斉諧記』にこう記されています。 ―― 屈原の死を悲しんだ楚の民衆が、竹筒に米を入れて川に流して命日を祭った。ところがあるとき、屈原の霊が現れて、せっかくの供物が川の悪…
晴れ渡る西海橋にさしかかり遥か眼下に潮の流れる ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
屋久島のモッチョム岳に登り立ちはるか平らの種子島見ゆ 4月に詠んだ歌(後半) 眠りこけ終点に着き折り返し元の駅まで戻りし友よ 乙女から若妻になり母になりずっと見てきた二人の時代 晩春の法円坂を登りゆく女子学生の歩みゆったり 吉野家の機械で注文するよりもひと声ですむ「大盛り一つ」 持ち帰る仕事を命じ付き合えと酒席に誘う昭和の上司 朝いちに提出をしてさりげなく受け取る顔は言葉なくとも 褒めもせず礼の言葉もないけれどそれが昭和の職場風景 万葉の面影見ゆる鞆の浦波おだやかに海人の釣り船 人の名は世界でいちばん短い詩だから漢字は大事にしたい 改めて読み返すたび新しき発見のある良書は楽し だんだんと記憶薄…
入社時に買った電卓四十年役割終えて共に帰宅す (追加の2首) 寄せ書きの皆の言葉に謝しつつも残す事績に何ら悔いなし 退職し思うことあり何事もただひたすらに素直が大事 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
遠足の行列通る賑やかに光きらきらあと追いかける 4月に詠んだ歌(前半) 着任の挨拶回り行く先に桜の花の輝き眩し 街なかの公園にある桜の木一株だけど私の名所 風吹いて盛りに散りゆく桜花惜しくもあるがあざとくもある 清明の暖かな日の空中に溶け込むような雨が紛々 春爛漫夜光の杯に時まかせふと頬よぎる落下の風 ヴィヴァルディ四季を織りなすヴァイオリンプリマ・ドンナの歌声に似て 名刺出す新入社員ぎこちなくこちらまでもがぎこちなくなる こっそりときれいに咲いた姫百合はたぶんあなたの心と同じ 土いじり手に伝え来る大地の気心安らぎ元気漲る 姪っ子の結婚迎え寂しくも願うは桃の夭夭たらん 夕影に女子高生の駆け抜け…
朝明けは清々しくて夕暮れは他人の声も優しくなりぬ ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
閑谷の古き学舎に立ち居ればいにしえ人の思いたしかに 岡山県備前市にある閑谷学校(しずたにがっこう)は、江戸時代前期に岡山藩主池田光政により創建された、庶民のための学校で、現存する特別史跡に指定されています。古い学び舎というのはとても美しいと感じます。私は此処が大好きで、何度か訪れましたが、濃い緑に包まれた空気はマイナスイオンでいっぱいです。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
芍薬の花がたくさん咲き過ぎて「立てば・・・」どころの話ではない 「立てば芍薬・・・」と美人の形容詞ともされる芍薬ですが、一本の茎に三つ四つの花が咲きますので、放っておくと、ご覧のような団子状態になってしまいます。これでは美人が台無しであります。 あの人の言葉 歌といふものなからましかば、色をも香をも知る人もなく、なにをかは本(もと)の心ともすべき。・・・もし和歌というものがなかったならば、花や紅葉のうるわしい色香も理解する人はなく、何をもって本来の心とすることができようか。 ~藤原俊成『古来風躰抄』 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
駆け下りて勢いついて止まれずにそのまま砂に突っ込んだ友 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
だんだんと記憶薄れる老いた母かくも時とは残酷なもの ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
改めて読み返すたび新しき発見のある良書は楽し ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
人の名は世界でいちばん短い詩だから漢字は大事にしたい 「キラキラネーム」が流行り出したのはいつごろからだったでしょうか。当て字にもならない、殆ど判読不能で得手勝手な赤ちゃんの名づけがずいぶん話題にもなりましたが、今もなおしばしば見かけます。しかし、こういうのは現代に限った風潮ではなく、かの兼好法師の時代にもキラキラネームらしきものがあったようで、『徒然草』の第116段には次のように書かれています(現代語訳)。 ―― お寺の名前や、その他の様々な物に名前を付けるとき、昔の人は、あれこれ考えるのではなく、ただありのままに、わかりやすく付けたものだ。最近になって見られる、よく考えたのかどうか知らない…
万葉の面影見ゆる鞆の浦波おだやかに海人(あま)の釣り船 広島県福山市の鞆の浦(とものうら)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央に位置し、古くから潮待ちの港として栄え、『万葉集』の歌にも詠まれています。また、日本で最初の国立公園に指定された瀬戸内海を代表する景勝地の1つでもあり、波穏やかな瀬戸の海の風景はとても長閑です。天気の良い日に、どうぞいらしてくさだいな。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
持ち帰る仕事を命じ付き合えと酒席に誘う昭和の上司 朝いちに提出をしてさりげなく受け取る顔は言葉なくとも 褒めもせず礼の言葉もないけれどそれが昭和の職場風景 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中 その日 あった事・感じた事の記録 (日々の出来事保管場所 )
吉野家の機械で注文するよりもひと声ですむ「大盛り一つ」 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
晩春の法円坂を登りゆく女学生らの歩みゆったり 大阪城から南に向かって連なる上町台地は、緩やかな起伏に富み、情緒あふれる場所が数多くあります。法円坂(ほうえんざか)もその一つで、ここには難波宮跡があり、すぐ近くには大阪女学院という中高一貫の女子校があります。あの北川景子さんもこの高校出身で、はじめてここを訪れて校舎を見たときは、ペギー葉山さんの『学生時代』の歌さながらの美しい景観に感動したものです。高台にある学校に向かう女学生たちの足どりは、おのずとゆっくりになります。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
乙女から若妻になり母になりずっと見てきた二人の時代 都都逸から 春の鶯 何着て寝やる 花を枕に葉をかけて ちらりちらりと降る雪さえも積もり積もりて深くなる お前に見しょとて結うたる髪を夜中に乱すもまたお前 あきらめましたよ どうあきらめた あきらめきれぬとあきらめた この酒を止めちゃ嫌だよ酔わせておくれ まさか素面じゃ言いにくい お前百までわしゃ九十九まで共に白髪の生えるまで 嫌なお方の親切よりも 好いたお方の無理がよい 山のあけびは何見てひらく 下の松茸見てひらく 惚れて通えば千里も一里 逢えずに帰ればまた千里 あとがつくほどつねっておくれ あとでのろけの種にする あとがつくほどつねってみた…
眠りこけ終点に着き折り返し元の駅まで戻りし友よ ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中 その日 あった事・感じた事の記録 (日々の出来事保管場所 )
忽然と道が途絶える竜飛崎まさに太宰が見てきたとおり ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
終点で車掌に起こされ飛び起きる車掌もたまげて後ろへ下がる ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中創作家達の集いの場
やっとこさ春を迎えた庭の薔薇つぼみのままで咲かぬともよし ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中短歌
マウンドにすぐに駆け寄る内野手ら弱いチームはなかなか行かず ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ
夕影に女子高生の駆け抜ける羽咋の浜のサイクルロード ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ
姪っ子の結婚迎え寂しくも願うは桃の夭夭たらん 可愛がっていた姪っ子が、結婚することになりました。ついこの前まで幼い女の子だとばかり思っていたのに、年月が過ぎ去るのはあっという間です。女性の婚期を意味する「桃夭(とうよう)」という言葉は、中国の『詩経』に載っている詩から来ています。嫁いでいく若い娘を桃の若木になぞらえ、子が産まれ、家が栄えるという女性の幸福を、華やかに咲く花や、ずっしりとふくらむ実や、ふさふさと茂る葉に重ねています。「夭夭(ようよう)」は若々しいさまのことです。姪の未来に幸多かれ! ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
土いじり手に伝え来る大地の気心安らぎ元気漲る 土いじりが大好きで、いろいろとやっています。土をいじることによって、かつて農耕民族だった、私たちのご先祖さまの遺伝子が蘇って脳内が活性化されるのか、たいへんに心地よく、またストレス解消にももってこいだと感じています。実は人間の体にとって、大地の「気」というか、大地から受けるエネルギーのようなものがとても大事だといいます。たとえば、マンションの高層階に引っ越したら、急に体調が悪くなったり、イライラするようになったり・・・。これは大地の「気」が上の階まで上がってこないからなんですね。 これを裏打ちするような話がありまして、都会のあちらこちらに建設され人…
こっそりときれいに咲いた姫百合はたぶんあなたの心と同じ 大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)の「夏の野の繁みに咲ける姫百合の知らえぬ恋は苦しきものそ」(『万葉集』巻第8-1500)という歌をモチーフにしております。姫百合(ひめゆり)は、初夏の頃に赤や黄色の花をつける小さな百合のことです。花言葉は、誇り、変わらない愛らしさ、可憐な愛情。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中創作家達の集いの場
名刺出す新入社員ぎこちなくこちらまでもがぎこちなくなる ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
ヴィヴァルディ四季を織りなすヴァイオリンプリマ・ドンナの歌声に似て (追加の2首) ヴィヴァルディ春の嵐はすぐに止み小川せせらぎ小鳥さえずる ヴィヴァルディ春の日差しに包まれて牧童たちと農夫の踊り ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
春爛漫夜光の杯に時まかせふと頬よぎる落下の風 蘇軾(そしょく)の「春夜」という詩をご紹介します。 春宵一刻(しゅんしょういっこく)値千金(あたいせんきん)花に清香(せいこう)有り月に陰(かげ)有り歌管(かかん)楼台(ろうだい)声(こえ)細細(さいさい)鞦韆(しゅうせん)院落(いんらく)夜(よる)沈沈(ちんちん) ―― 春の宵の一刻は千金に値するほど素晴らしい。花は清らかな香りを放ち、月はおぼろに霞んで見える。歌声や笛の音がにぎやかだった楼台も今は静まり、かすかな声が聞こえるだけで、乗る人もないぶらんこのある中庭に、夜はひっそりと更けていく。―― ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言…
清明の暖かな日の空中に溶け込むような雨が紛々 杜牧の詩『清明』をモチーフにしました。 清明時節雨紛紛路上行人欲断魂借問酒家何処有牧童遙指杏花村 清明(せいめい)の時節(じせつ)雨粉粉(あめふんぷん)路上の行人(こうじん)魂(こん)を断(た)たんと欲(ほっ)す借問(しゃもん)す酒家(しゅか)は何(いず)れの処(ところ)にか有(あ)る牧童(ぼくどう)遥(はる)かに指さす 杏花(きょうか)の村 【訳】 清明の時節に、雨が降りしきっている。旅人が一人道を行けば、酒でも飲んで滅入った気持ちを晴らしたくなる。通りかかった牛飼いの少年に、近くに酒屋はないかと尋ねると、はるかかなた、杏(あんず)の花咲く村を指…
風吹いて盛りに散りゆく桜花惜しくもあるがあざとくもある ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
街なかの公園にある桜の木一株だけど私の名所 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
着任の挨拶回り行く先に桜の花の輝き眩し ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
風雪に耐えて美し桜花気高くあるもかくも優しい 3月に詠んだ歌(後半) まだ寒い鶯の声字足らずや字余りあって調子が出ない すれ違うそのたびごとに「こんにちは」声かけてきた屋久島の子たち 早春の八甲田山にへばりつく温泉宿のお湯は真っ白 春なれば水に親しみ山このむ知者と仁者に我はなりきる 春休みの学生寮に鳴り響く青春の日の”微笑みがえし” 夜白み鳥啼きだして朝が来る昨日と違う自分始まる 前栽に並んで笑う水仙の待ちわびた春にぎやかに来る 春なれば水に親しみ山このむ知者と仁者に我はなりきる 好きなこと先に済ませば調子づく嫌いなこともついでにできる おかげさま春が来ましたおかげさま私の家族もみな元気です …
笑顔なくただ真剣にひたむきな若い女将の髪がほつれる 3月に詠んだ歌(前半) 春告げる八甲田山のふきのとう地面を飾る黄緑眩し 部下たちは東大京大一橋上司の我はほんの駅弁 どこまでも時間があると思ってた浪費ばかりの若かりし頃 冬と春どちらつかずの移ろいに地球の鼓動ただに感じる アルバムを開いてみれば兄を真似ピースサインに挑む次男よ 生きる場所を選べなかった草花の黙ったままの命輝く 卒業を迎えた子らの背を眺め生まれきた日をふと思い出す 葬儀終え主なき庭眺めむれば咲いたばかりの水仙哀れ 「春宵」より「春はあけぼの」と言い切った清少納言は早起きだった 細やかにリズムを刻み感性がほとばしり来る女流のピアノ…
中二の姪自分変えると剣道部今は優しき救命ナース ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
ぎっしりと並んですするラーメンの湯気立ち込める博多の屋台 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
いるだけでただいるだけで価値のある花の如くに我はなりたし ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
春暁の光を浴びてあの山の向こうの山の向こうにも山 春めいてぽかぽかと暖かい陽気に誘われて、ちょっと高台に上ると、はるか彼方にぼんやりと山々がかすんで見えます。その後ろにも山、そのまた後ろにも山。それらの不規則で柔らかな曲線が、とても楽しくあります。ああいうのも、私たちの心を癒してくれる「1/fゆらぎ」の造形の一つなのでしょう。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中短歌
おかげさま春が来ましたおかげさま私の家族もみな元気です あの人の言葉 (言葉を)探すというか、出てくるのを待つんですよ。自分でも、なんでこんなのが出てきたの?という言葉が面白い。 ~谷川俊太郎 ランキング参加中はてな文芸部ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
好きなこと先に済ませば調子づく嫌いなこともついでにできる とはいうものの、好きなことをあとに残せば、むしろ楽しみができて、先にやる嫌なことも捗るということもありますからね。これがもし、仕事ではなく食べ物だったら、私は好きなものはあとに取っておくタイプなのです。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
春なれば水に親しみ山このむ知者と仁者に我はなりきる 『論語』には「知者は水を楽(この)み、仁者は山を楽(この)む」とあります。不肖私も、仁者と知者の両方の行動にあやかりたく、大いに自然の水に親しみ、心の底から山を楽しみたく思います。 論語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫) 作者:加地 伸行 KADOKAWA Amazon ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中短歌
前栽に並んで笑う水仙の待ちわびた春にぎやかに来る ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
夜白み鳥啼きだして朝が来る昨日と違う自分を始む ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
春休みの学生寮に鳴り響く青春の日の”微笑みがえし” ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
近く見る力士はただのデブでないまるでぽんぽん跳ねるゴム毬 大相撲の大阪場所を観に行ったことがあります。枡席の非人間的な狭さに閉口して、ぶらぶらと館内を歩き回り、舞台裏というか、出番を待つ力士たちが控えている場所にやって来ました。鬢付油のせいでしょうか、辺り一帯、とてもよい匂いがします。見れば、屈伸運動やら何やらで体を動かしています。間近に力士を見るのは初めてでしたから、興味深く見ていましたら、躍動する彼らの体の何と柔らかいこと。そして、当たっただけでボーンと弾き返されそうな充満したゴム毬のよう。決して単なるデブではない。あの素晴らしい体は、厳しい鍛錬の成果だと、深く感じ入った次第です。 ランキ…
早春の八甲田山にへばりつく温泉宿のお湯は真っ白 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ
すれ違うそのたびごとに「こんにちは」声かけてきた屋久島の子たち 学生時代、サイクリング部に所属していて、春休みに屋久島を旅した時の思い出です。まだ世界自然遺産になる前のころのことです。一日かけて島を一周しまして、そのあと、縄文杉を目指してトロッコ道を辿ったり、モッチョム岳に登ったりました。異境ともいえる自然の景色は大変素晴らしかったのですが、それより何より、道で行き交う登下校途中の小学生の子供たちが、出会うたびに必ず「こんにちは」と声をかけてくるのに感動しました。学校でそのように指導されていたのかもしれません。ずいぶん昔のことですが、今でも屋久島の子たちは、道で出会う人ごとに「こんにちは」と挨…
まだ寒い鶯(うぐいす)の声字足らずや字余りあって調子が出ない まだ寒い初春のころのウグイスの鳴き始め。ホーホケキョではなく、ホーホキョだったりホーホケキョクだったりで、たどたどしくて声も小さい。でも、どれも可愛い。早く暖かくなれ。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中短歌
あのころのカセットテープ巻き戻す時間かかるもワクワクしつつ カセットテープの思い出 レコードを買ってきたら、もっぱらカセットテープにダビングして聴いていた。レコードが磨り減るのが嫌だからという貧乏根性による。 レコードの初回ではなく2回目の再生のときが、針が馴染んでよい音がするというので、必ず2回目にダビングしていた。 カセットデッキのメーターの針をじーっと見ながら、慎重に音量調整していた。 録音時間は当然ながら演奏時間と同じだけ要した。 もっぱらTDKのテープを愛用していた。時たま日立マクセル。 金属のような筐体のメタルテープの高級感に酔いしれた。音もすこぶる良かった。 120分テープは、テ…
生け花はきれいだけれど私には植物の半殺しに見える 生け花を愛好なさっている方々にはたいへん不遜な物言いで申し訳ありません。でも、ガーデニングが好きでいろんな植物を愛でて育てている身としては、正直な感想なんです。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中創作家達の集いの場
早春の風が和らぐ街路樹は今か今かと芽吹く時待つ ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
四年間集いし日々を懐かしみ友を見送るフェリー岸壁 もう何十年も前の思い出です。大学の卒業式を終えると、三々五々、同級生たちが下宿を引き払い、故郷へ帰って行きます。私は地元通学でしたので、ずっとみんなを見送る側でした。新幹線だったり、フェリーだったり・・・。夢のように過ぎ去った素敵な四年間でした。 あの人の言葉 言葉って、生き延びていく言葉と、今しかない言葉がある。 ~町田康 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中 その日 あった事・感じた事の記録 (日々の出来事保管場所 )
公園で「わしの砂場じゃけえ、どいてーや」広島弁の子の頼もしき 広島弁は、たとえ幼児の言葉であっても、ドスが効いてて強そうです。なお、しばしば、メディアなどで「・・・じゃけん」と表現されますが、「・・・じゃけぇ」というのが正当です。そのほか、ちょっと分かりにくい広島弁にこんなのがありますので、ご参考まで。 いたしい ⇒ 難しい いなげな ⇒ 変な、妙な えーたい ⇒ いつも、大体 ことわりを言う ⇒ 謝る、謝罪する そがいに ⇒ そんなに たう ⇒ 届く はぶてる ⇒ 拗ねる、ふくれる ふうが悪い ⇒ 体裁が悪い みてる ⇒ 無くなる みやすい ⇒ 簡単な、容易な めぐ ⇒ 壊す やねこい ⇒ …
始発駅朝の車内でほっとするいつもの席のいつもの顔に 出目金がこっちを向いて欠伸する何だかちょっと腹が立つなり やわらかな響きの名でも本当はとっても強い「のぞみ」という君 赤猪子が御召しを待った八十年乙女心の純真哀れ あの人がやらかした大きなミスに必死のパッチの真心こもる 効かないぞ全身麻酔ヤバいよと思っていたら手術済んでた あのころは深夜ラジオが友だった今とは違う時間があった 早起きは朝の美人に出会うため大輪咲きの命短し しっぽりとキタの新地の夜は更けて酒と笑いと男と女 我々は花を見ている花たちはずっとずっと空を見ている 打ち寄せる無数の蟹をつかまえて茹でて食ったり能登の砂浜 スコップにくっつ…
細やかにリズムを刻み感性がほとばしり来る女流のピアノ 「女流演奏家」を愛してやまなかった、故・宇野功芳先生。その理由は「男性の場合は頭脳ばかり使って演奏するから、皆同じような演奏になり、つまらない」というものでした。決して女性が頭脳を使っていないはずはないんですが、それより何より、その人の「感性」が直截的に音色や響きに表れる。このあたりは、やっぱり女流ならではの魅力だと感じますね。 だから、私が持っている独奏曲や協奏曲のディスクも、ピアノにしろヴァイオリンにしろ、圧倒的に女流のものが多いです。男性演奏家とは、とにかく何かが違う! まーもちろん、私は男ですので、単純に「女性が好き」というスケベ心…
「春宵」より「春はあけぼの」と言い切った清少納言は早起きだった 中国・北宋の蘇軾(そしょく)が「春宵一刻値千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)」と詩に詠んだように、不肖私も春の一日の中では、宵の頃がもっとも好きな時間帯ですが、清少納言の姉さまはそうは感じなかったのでしょうか。もっとも、当時は明るい照明などなかった時代ですから、夜明けとともに起きて、日没とともに寝るというような生活がふつうだったのでしょうね。あるいはどんどん暗くなっていく不安しかなかったのかもしれない。 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫) 作者:角川書店 KADOKAWA Amazon あの…
葬儀終え主なき庭眺めむれば咲いたばかりの水仙哀れ ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中短歌
卒業を迎えた子らの背を眺め生まれきた日をふと思い出す あの人の言葉 三十一の際に実相のことわりきはまれり。・・・和歌の三十一文字から作られる世界に、すべての存在の真実の道理は表現し尽くされるものである。 ~後鳥羽院 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
生きる場所を選べなかった草花の黙ったままの命輝く あの人の言葉 歌はひろく見、とほくきく道にあらず。心よりいでて、みづからさとる物なり。・・・歌の道は、様々な書物から知識を集めたり、遠くにいる人に教えを求めても上達するわけではない。おのれの内面に発して、みずから悟り知るほかないものだ。 ~藤原定家『近代秀歌』 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
アルバムを開いてみれば兄を真似ピースサインに挑む次男よ ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
冬と春どちらつかずの移ろいに地球の鼓動ただに感じる 「三寒四温」とかいいますけど、春の訪れはなぜこうも思わせぶりなのでしょう。夏や冬など、ほかの季節は割とすんなりやって来ますのにね。 あの人の言葉 駄句は捨てずに書きとめておかねばならない。自分のつくった句を粗末にして書きとめておかぬひとは、とてものこと、一流の作者にはなれない。 ~正岡子規 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ
どこまでも時間があると思ってた浪費ばかりの若かりし頃
部下たちは東大京大一橋上司の我はほんの駅弁 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ
春告げる八甲田山のふきのとう地面を飾る黄緑眩し ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中短歌
まだ寒い外の空気を入れてみる春の気配がそこに居ぬかと 2月に詠んだ歌(後半) 光る君父と男の狭間にて玉鬘への懸想は哀し 臆病で内気な心おし隠し夕化粧して恋を疑う さりげないあの一言が離れないあれは一体どんな意味なの? 遠目には厳かに見え近づけば穏やかだけど言葉厳しく 誰とでも繋がっている高校生大事にしろよ一人の時間 物憂いになお混沌の曲を聴く心の糸がほどけて消える 改札を抜けて踏み出す人々の覚悟それぞれ街に溶けだす 妹が飼ってる猫は潔癖症トイレ終えたら尻拭けという 表情は変わらなくても人形はいつも何かを考えている 恋すれば人は人らしく恋せずば翡翠の杯の底無しの如 片栗の花がうつむく初恋の伝えき…
「ブログリーダー」を活用して、うるとら凡人さんをフォローしませんか?