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2024/04/09

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  • 160冊目『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキンスまで』三田一郎

    科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで (ブルーバックス) 作者:三田一郎 講談社 Amazon 個人的評価★★★★☆ 物理学者兼牧師の三田一郎先生によるコペルニクス以降の物理学の発展の歴史の概説と、発展のカギとなった主要人物たちの神に対する考え方等を織り交ぜて展開していく本。 最初の方は、キリスト教(カトリック)についての簡単な説明と、キリスト教の発展の歴史(に加えて、古代の科学に対する認識)など。 ローマ帝国についての叙述は、塩野七生女史の『ローマ人の物語』を愛読(?)している僕としては肯んじえない点も多い(笑 読後の感想としては、『信仰と科学は両立しうる』ということな…

  • 159冊目『華麗なる一族(下)』山崎豊子

    華麗なる一族(下) (新潮文庫) 作者:豊子, 山崎 新潮社 Amazon ※ネタバレあり 地方財閥の万俵財閥の一族の中核銀行『阪神銀行』の頭取万俵大介を主人公として物語った山崎豊子の華麗なる一族の最終巻 中巻までで、閨閥は一部崩壊し、新たなる閨閥(二子の結婚)は怪しい展開となるけれど、自社に不利になる銀行合併は阻止したり何だかんだ上手くいっていたところに、主人公の長男鉄平が専務(実質社長)である阪神特殊鋼で大口取引のキャンセルや爆発事故が! 鉄平が自身の子か怪しんでいる大介はこれを機に上位銀行を食う下克上合併を画策するが、、、 という感じの続きで始まる最終巻 まあずっと重い展開なんだけれど、…

  • 158冊目『ローマ人の物語22 危機と克服(中)』塩野七生

    ローマ人の物語 (22) 危機と克服(中) (新潮文庫) 作者:七生, 塩野 新潮社 Amazon 個人的評価★★★☆☆ ローマ人の物語の第22巻は皇帝ヴェスパシアヌスの治世! 塩野七生女史の書き方もあるのか、ヴェスパシアヌスは『久々にまともな皇帝来たな・・・』感がとても強いw ヴェスパシアヌスは騎士階級出身初の皇帝だけれども、アウグストゥスやティベリウス、クラディウスなどの堅実な政治をしっかりと踏襲している。 やはり、皇帝としてやるべきことをしっかりと認識し、側近など信頼できる組織を持ち、奇をてらわずに公務を行うことが大切なんだなあと思いながら読む巻でした。 ただ、皇帝法で自分の子供たちを次…

  • 157冊目『必修魔術論 アレイスター・クロウリーと<大いなる作業>』Hieros Phnoenix

    必修魔術論: アレイスター・クロウリーと〈大いなる作業〉 作者:Hieros Phoenix 国書刊行会 Amazon 個人的評価★★★★☆ ちょうどハリーポッターにハマっていた時期にタイトルに釣られて購入w タイトルもちょっとハリーポッターに寄せてるやん!的な感じでw Hieros Phnoenixは魔術師としての名前っぽく、日本人の方が著者 内容は、ヴィクトリア朝後期(1800年代後半)に実在した魔術師アレイスター・クロウリーの魔術論の概説と、実践方法の説明 アレイスター・クロウリーは、怪奇文学読んでると彼をモデルにしたと思われる怪人物が出てくる短編が結構あるので(ウェイクフィールドとかも…

  • 156冊目『現代思想10月臨時増刊号 総特集ダニエル・C・デネット』青土社

    現代思想 2024年10月臨時増刊号 総特集◎ダニエル・C・デネット ―1942-2024 意識と進化の哲学― 作者:木島泰三,戸田山和久 青土社 Amazon 個人的評価★★★★☆ 自由意志や心の哲学など現代哲学の哲学者『ダニエル・C・デネット』が2024年4月にお亡くなりになられたとのことで組まれた追悼論集 デネットは、進化論や認知心理学の知見を取り入れたことでも有名らしい。 らしいというのは、僕自身は最近までデネットを知らず、最近読んだ『自由意志の向こう側』という木島泰三先生のご著書で知ったから。 ursusvirtus.hatenablog.com そして、木島先生によるデネットの主要…

  • 154・155冊目『タイムライン(上・下)※絶版』マイケル・クライトン

    タイムライン〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) (ハヤカワ文庫 NV ク 10-21) 作者:マイクル クライトン 早川書房 Amazon タイムライン〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) (ハヤカワ文庫 NV ク 10-22) 作者:マイクル クライトン 早川書房 Amazon 個人的評価★★★★☆ ジュラシックパークで有名なマイケルクライトンのタイムトラベル小説 マイケルクライトンの小説は、ジュラシックパークだったらカオス理論だったり、基本的に何かしらの科学的知見をベースに物語が組み立てられているのが面白い 今作は、ものすごい大雑把な概要をいえば、ヨーロッパ中世にタイムトラベルして現地に取り残された教授…

  • 153冊目『なぜ難民を受け入れるのか』橋本直子

    なぜ難民を受け入れるのか 人道と国益の交差点 (岩波新書) 作者:橋本 直子 岩波書店 Amazon 個人的評価★★★★★ 難民問題で有名な橋本直子先生による、難民についての概説本 (イメージとして)難民問題などの人権や弱者救済が絡む本って、いかに難民を保護しなければならないのかとかをひたすら説教するような内容になってるんじゃないかと思ってしまうのだけれど 本書はそんな感じではなく、難民に関する国際法規の歴史的経緯、定義や各国の実際の対応や問題を含めかなり客観的に記述されているのが印象的だった。 もちろん、日本の難民対応の現状やその問題点、難民や移民による犯罪についての章もあり、こちらもなるべ…

  • 151・152冊目『反緊縮社会主義論』松尾匡『マルクスを再読する』的場昭弘

    ※内容消化しきれていないのでほぼタイトル紹介のみ 反緊縮社会主義論 脱成長論と帝国主義の超克 作者:松尾匡 あけび書房 Amazon マルクス経済学者松尾匡先生の本 内容は、色んな媒体に載せた論文的なものをまとめたもの マルクス主義者の中でも争いがあるみたい(脱成長とか)で、今までされてきた批判に対する反論のような内容を含んでいる。 れいわ新選組の経済理論のブレーンらしく、あとがきでも『運動的なことは山本太郎さんに任せた』的なことを書いている。 思想に賛同するかはともかく、一つの視点としてはとても参考になる。 マルクスを再読する 主要著作の現代的意義 (角川ソフィア文庫) 作者:的場 昭弘 K…

  • 150冊目『失われたものたちの本』ジョン・コナリー

    失われたものたちの本 〈失われたものたちの本〉シリーズ (創元推理文庫) 作者:ジョン・コナリー 東京創元社 Amazon 個人的評価★★★★☆ 母親を亡くして孤独に苛まれ、本の囁きが聞こえるようになった12歳のデイヴィッドは、死んだはずの母の声に導かれて幻の王国に迷い込む。 赤ずきんが産んだ人狼、醜い白雪姫、子どもをさらうねじくれ男・・・・・。 そこはおとぎ話の登場人物たちが蠢く、美しくも残酷な物語の世界だった。 元の世界に戻るため、少年『失われたものたちの本』を探す旅に出る。本にまつわる異世界冒険譚 裏表紙より引用 スタジオジブリの映画『君たちはどう生きるか』の元ネタらしい。 『君たちはど…

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