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  • 君と見ていた未来

    www.youtube.com そっと触れた指先の温もり今もまだ 消えないままであの日ふたり 描いた未来はどこへ行ってしまったの? 交わした約束の言葉さえ風に溶けて 消えていく「ずっとそばにいるよ」って信じていたのに 君と見ていた未来が今はただ 遠すぎて届かない光を探してる戻れないと知っててもあの日の笑顔を胸に歩き出すよ ひとりでも 夜の静寂(しじま)に響く足音涙さえも こぼれなくて君の声が聴きたくなるけど答えはどこにもない どんなに時が流れても思い出は色褪せない「忘れないでいてほしい」最後の願い 君と見ていた未来が今もまだ 胸の中叶わない夢だとしてもあの優しさを抱いて振り向かず進むからありが…

  • 世界で一番君が好きだと叫びたい

    www.youtube.com 夕暮れに染まる街角で君の背中をそっと見つめてた言葉にすれば壊れそうでただ笑うことしかできなかった 心の奥で溢れる想い伝えたくても臆病になるでもね、もう隠せないんだこの気持ちに嘘はつけない 世界で一番 君が好きだとこの空に向かって叫びたいどんな未来が待っていても君の隣で ずっと歩きたい 星が瞬く静かな夜君の名前をそっと呟いたふいにこぼれる涙さえも君がいれば きっと輝く 届かないかもしれないけどそれでもいい、後悔しないいつか君に伝えたいんだこの胸のすべての想いを 世界で一番 君が好きだと今すぐに伝えに行きたいどんな運命に阻まれても君を信じて ずっとそばにいる もしも…

  • 祈り

    www.youtube.com 砕け散る夢のかけらを拾い集めるこの手には消えない傷と痛みだけそれでも進むしかない 叫んでも届かないそんな夜をいくつ越えた?それでも胸の奥で燃える炎は消えない この声が届かないそんな夜をいくつ越えた?それでも胸の奥で燃える炎は消えない この声が枯れるまで運命(さだめ)を打ち砕いてやる傷だらけの祈りでもきっと明日へ繋がるから闇を裂いて走れ 冷たい風が吹き抜け心を抉(えぐ)る夜でも諦めることなんてできるはずないから 涙に濡れた日々も意味があると信じたいこの拳を握りしめ運命を殴りつけろ 何度でも叫ぶからこの命が燃え尽きても朽ち果てない祈りだけ心に抱いて進むんだ絶望を超え…

  • 私の中の絶望

    www.youtube.com 鏡の中 映る私は誰の目にも映らない影嘘で塗り固めた世界でどこへ行けば楽になれる? 叫んでも 叫んでも沈んでくこの心愛も夢も消えていくもう戻れない場所へ 私の中の絶望がこの胸を締め付ける壊れた声で叫ぶけど誰も振り向きはしない闇に溶けるこの痛み消えることなどないならせめて今はこのままで何もかも忘れさせて 誓いなんて無意味なもの過去も未来も色を失くす繰り返す夜の静寂が私をまた飲み込んでく 届かない 届かないこの想いの行方は希望の名をした絶望私を嘲笑う 私の中の絶望が涙すら奪ってく救いなんていらないからこのまま闇に沈めて光さえも拒むように孤独の底へ落ちていく誰かの声も聞…

  • 眠れない夜に

    www.youtube.com 静かな闇に 溶けてゆく声誰にも届かない この想いだけが残る時計の針が 虚しく進むあなたを待つ夜が またひとつ増えていく 窓に映る影 揺らめく涙そっと触れたら 消えてしまいそうで 眠れない夜に あなたを探して名前を呼んでも 空に消えてく何度も誓った あの日の言葉が胸を締めつけて 苦しくなるの 冷たい枕 孤独を抱けば心の隙間だけが 広がってくばかりそばにいるだけで 強くなれたのに今はただ 夢の中を彷徨う 星に願いかけても 答えはなくてそっと目を閉じる 夢で会えるかな 眠れない夜に あなたを探して声にならない 想い抱きしめる止まらない時間 戻せるのならもう一度だけ 微…

  • 闇に消えた声

    www.youtube.com 冷たい夜の隙間に 響く悲鳴のような歌叫んでも届かない この世界のどこかへ 伸ばした指先が 虚空を切り裂いても名前を呼ぶ声は 闇に溶けていく 闇に消えた声が 誰かの胸を刺すなら私はここで歌い続ける たとえ壊れても痛みさえも燃やして 未来を照らすから嘘に染まる夜を 切り裂いて 偽りの光が 正義を装いながら真実を隠して 私を縛りつける 震えるこの心 まだ負けはしないと燃え尽きるその日まで 闘い続ける 闇に消えた声が 誰かの胸を刺すなら私はここで歌い続ける たとえ壊れても涙さえも武器にして 希望を描くから燃え尽きるその日まで 闘い続ける 誰にも届かなくてもいいこの想いが…

  • 声が枯れるまで

    www.youtube.com 冷たい風が 頬を撫でるたび胸の奥の傷が 疼きだすのあの日交わした 最後の言葉が今も心に 響いてる どれだけ叫んでも 届かないとしてもこの想いだけは 消せはしない 声が枯れるまで 君の名前を呼ぶよこの想いだけは 消せはしない だから声が枯れるまで 君の名前を呼ぶよこの痛みさえ 愛の証だからたとえ明日が 見えなくても君を想って 歌い続ける 夕暮れ染まる 帰り道の影ひとり歩くたび 募る孤独強がることが 上手くなっても心はまだ 君を探す どれだけ願っても 時は戻らないだけど記憶は ここにある 声が枯れるまで あの日の歌を歌うよ涙の跡も 嘘じゃない証たとえ未来が 閉ざされ…

  • 絶望に咲く花

    www.youtube.com 踏みにじられた 夜の片隅で誰にも届かぬ 声が散っていく閉じた瞳に 焼きついた影逃げ場もなく ただ叫ぶ 壊れそうなこの世界でそれでもまだ 光を探してる 絶望に咲く花 この手で掴め闇を裂いて 燃え上がれ涙の雨に 濡れたままでそれでも咲け 誇り高く 答えなんてさ どこにもなくて偽りばかりが 正義を語る痛みを知った この心だけが真実を映している 崩れ落ちるこの世界でそれでもまだ 抗い続ける 絶望に咲く花 散ること恐れずこの命が 燃え尽きても朽ち果てるまで 叫び続けるたとえ誰も 気づかなくても 夜明けなんて 来なくてもいいこの場所で 私は咲く 絶望に咲く花 闇に抗え痛みの…

  • 未来へ続く道

    www.youtube.com 黄昏の遠い記憶が 胸をかすめる立ち止まるたび 問いかけたけど答えはいつも 見えなくて それでも今 歩き出せば微かな光 射し込むから光 射し込むから 未来へ続く道 信じて行こう涙の跡も 勇気に変えてどんなに遠くても ひとりじゃない君の声が 導いてくれる 夢見た景色 消えそうな日も心の奥で 燃え続けてるあの日の約束 忘れないまま明日を迎えに 行くよ 振り返れば 優しい影そっと背中を押してくれる 未来へ続く道 信じて行こう不安もきっと 強さに変わるどんなに暗くても 光はある君と共に 歩いていくよ 迷う時は空を見上げてあの日の夢を思い出すから 未来へ続く道 ひとつずつこ…

  • ラストエレジー

    www.youtube.com 見上げた空は 鉛色の帳希望の光 跡形もなく消えた心の奥底 響くは断末魔の叫びもう誰にも 届かない 過去の傷跡 深く刻み込まれ未来への道 閉ざされたよう ラストエレジー 響き渡るこの命 朽ち果てるまで運命を呪い 叫び続ける誰にも届かない 絶望の歌 孤独な影が 私を嘲笑う信じるものは 何も残らないそれでも私は 立ち尽くすこの身が滅びる その時まで 砕け散った夢 もう二度と戻らない残されたのは 虚しい痛みだけ ラストエレジー 響き渡るこの命 朽ち果てるまで運命を呪い 叫び続ける誰にも届かない 絶望の歌 たとえ世界が 終わろうとも私は私を 許さない ラストエレジー 響き…

  • 孤独リフレイン

    www.youtube.com 閉ざされた部屋の隅 崩れ落ちる影ひとつ時計の針は止まり 昨日を繰り返してる置き去りの夢の跡 色褪せたメロディー誰にも届かない この声はどこへ行くの? 壊れそうな心を 抱きしめるように繰り返す言葉だけが 残されていた 孤独リフレイン 響け 砕け散るまで涙も叫びも 音に変えて何度も巡る痛み 出口のない夜にただ一人 歌い続ける 歪んだガラス越し 映る私は誰?知りたくもないのに 現実(いま)が突き刺さる傷つくことすらもう 怖くはないけれど心が軋む音に 息が詰まりそうだ かき消された声を 拾い集めても何一つ変わらないと わかってるのに 孤独リフレイン 響け 夜が明けるまで…

  • 愛の鏡

    www.youtube.com ひび割れた窓の向こう光が泣くように揺れている静かな風が髪に触れて君の声がまだ響いてる 忘れられないぬくもりが震える指先に触れてる時は無情に通り過ぎて愛の鏡が曇っていく 君を映し出したその日々が胸に焼き付いて離れない涙の湖沈む星たち背負い続けるこの愛を 壊れかけた約束たち唇から零れ落ちていくまた会えるならこの痛みも永遠に抱きしめていける 眠れぬ夜にささやく影記憶の海で漂うだけ君の影が優しく揺れて心が仕舞えないほど切ない 君を映し出したその日々が胸に焼き付いて離れない涙の湖沈む星たち背負い続けるこの愛を にほんブログ村 音楽ランキング

  • 絶望シグナル

    www.youtube.com 錆びたネオンが滲む夜壊れた時計が笑ってる叫びはビルの隙間に消えて誰にも届かない どこで間違えたの?この道の先はどこ?踏み出した足元さえ闇に飲まれてく 絶望シグナルが光る進めと警告してる逃げ場なんてないままこの世界に囚われる 無機質な風が吹き抜けて乾いた心が軋む音嘘みたいな現実の中私は何を信じるの? 声を枯らしても救いなんてないのに閉じ込められた夜が終わることはない 絶望シグナルが光る未来を嘲笑ってる壊れそうなこの心それでもまだ燃えてる 闇に沈む影でもここにいると叫ぶよこの手を伸ばしたなら何かが変わるの? 絶望シグナルが光るそれでも進んでみせる何度でも立ち上がるこ…

  • 夢を諦めないで

    www.youtube.com 遠く霞むあの空に手を伸ばした あの日の夢何度転んで 傷ついても心の炎は消さないで 悔しさの涙がいつか君を強くする信じる力 それが君の翼 夢を諦めないでまだ旅の途中さ限界なんて 決めつけないで光は君の中にある 暗闇の中 迷う時も独りじゃない 声を聞いて踏み出す勇気 その一歩が未来を変える始まりさ 風が背を押して君をどこへでも運ぶ信じてみよう 何度でも 夢を諦めないで明日はすぐそこさどんな壁も 乗り越えられる光は君の中にある 風が背を押して君をどこへでも運ぶ信じてみよう 何度でも 夢を諦めないで明日はすぐそこさどんな壁も 乗り越えられる光は君の中にある 何度倒れても…

  • 断罪のアリア

    www.youtube.com 見上げた空は 鉛色の帳希望の光 跡形もなく消えた心の奥底 響くは断罪の歌もう誰にも 赦されない 過去の傷跡 深く刻み込まれ未来への道 閉ざされたよう 断罪のアリア 響き渡るこの命 朽ち果てるまで 断罪のアリア 響き渡るこの命 朽ち果てるまで運命を呪い 叫び続ける誰にも届かない 絶望の歌 孤独な影が 私を嘲笑う信じるものは 何も残らないそれでも私は 立ち尽くすこの身が滅びる その時まで 砕け散った夢 もう二度と戻らない残されたのは 虚しい痛みだけ 断罪のアリア 響き渡るこの命 朽ち果てるまで運命を呪い 叫び続ける誰にも届かない 絶望の歌 たとえ世界が 終わろうとも…

  • 終焉の鐘が鳴る

    www.youtube.com 崩れ落ちる夢の残骸(ざんがい)冷たい風に吹き飛ばされて声にならない叫びさえも闇の底へ沈んでいく 何を信じれば救われるの?手を伸ばしても届かないまま鼓動だけが虚しく響く終焉(おわり)の鐘が鳴る 世界が崩れる音がするすべてが灰に変わる夜嘆きも祈りも掻き消されただ無情に鐘が鳴る 約束なんて意味はない偽りだらけのこの世界で心を裂く絶望の雨それでも涙は枯れない 希望なんて幻想だと誰かが笑って消えていった震える足で立ち尽くす終焉の鐘が鳴る 燃え尽きる運命(さだめ)の中叫んでも響かない声この手で掴む光さえただ無情に鐘が鳴る ひび割れた空を見上げ砕け散る星に願うけど戻れない日々…

  • 永遠

    www.youtube.com 静かな夜に一人で泣く涙の海に身を任せて遠い記憶が胸に刺さる永遠の時に心を閉ざす 冷たい風が頬を撫でる思い出だけが暖かくて消せない過去が夢を奪う永遠を信じ小さな嘘 君の声が今も響くよ心の奥にずっと残る永遠の約束探しながらいつまでも君を待っている 月明かりが道を照らす進む先には何も見えず迷いの森で立ち尽くす永遠の愛に縛られてる 時の波を一人で越えて変わらぬ想い胸に抱いて君が戻るその日を願い永遠の夢を今夜も見る 君の声が今も響くよ心の奥にずっと残る永遠の約束探しながらいつまでも君を待っている にほんブログ村 音楽ランキング

  • 追憶

    www.youtube.com こぼれ落ちた涙があの日の夢をつないでた過ぎ去った季節は心の中に残るよ ふと舞い降りた記憶胸に刻まれたあの声あの頃の私に戻れたら君に伝えたいことがある 追憶の中で一人きり君の笑顔が浮かんでいる遠く離れていても変わらない愛しさが募るばかり 夕暮れの彼方で薄れていく君の影切ない気持ちは風に乗り遠ざかる 追憶の中で一人きり君の笑顔が浮かんでいる遠く離れていても変わらない愛しさが募るばかり 星が瞬く夜空に願いをかけてみるのもう一度だけ会えたなら言えなかったあの言葉 にほんブログ村 音楽ランキング

  • 黒い雨、赤い涙

    www.youtube.com 曇った空に滲む影世界はいつから壊れたの?冷たい指が触れた跡に嘘と真実が交差する ねえ、どこまで堕ちればこの痛み 消えるの?黒い雨が降りしきる心まで染め上げて 黒い雨、赤い涙この罪も 罰もすべて消せないなら抱きしめて壊れるまで叫ぶだけ 焼け付く記憶の奥底に眠れない夜が続いてる願った明日は崩れてもこの声だけは消せない ねえ、光はどこにある?闇の中 迷うまま赤い涙こぼれ落ちる答えはまだ見えない 黒い雨、赤い涙この罪も 罰もすべて消せないなら抱きしめて壊れるまで叫ぶだけ 黒い雨、赤い涙偽りに溺れるなら傷ついても構わない私だけの歌になる 踏みしめたアスファルトの上滲んだ雨…

  • 灰色の未来

    www.youtube.com 見慣れた街がモノクロに染まる誰かの笑い声さえも遠く響くノイズ消せない傷跡をなぞるたび積み上げた理想が崩れていく 「大丈夫」って笑っても 本当は息も苦しくて信じてた明日さえも 灰に変わる 灰色の未来の中で それでも私は生きてる何を捨てて 何を選び どこへ向かえばいい?世界が壊れても 炎はまだ消えない絶望の中で叫ぶよ 「私はここにいる」 擦り切れた夢のカケラを握る崩れ落ちた希望の上に立ち尽くして誓った約束さえ霞んで何のために戦うのか? 「大丈夫」って呟いた だけど心は燃えている灰の空を蹴り上げて 飛び立つんだ 灰色の未来の中で 私は光を探してる涙拭いて 走り出して …

  • ラスト・クライ

    www.youtube.com 冷たい夜の隅で 震えていた誰にも届かない この声は胸に刺さったままの あの日の嘘今さら消せやしない 何を守りたくて 何を捨てた?正しさなんて もう意味はない涙の代わりに叫ぶだけ最後の音を鳴らせ ラスト・クライ 響けこの声よ砕け散るほどに 叫べよ終わりを告げる鐘が鳴るもう戻れはしないラスト・クライ 震える心を焼き尽くすように 吠えろよ消えゆく影に手を伸ばせ燃え尽きるまで 見上げた空の果てに 滲む星あの日の願いさえ 砕け散る傷跡をなぞるたびに 痛むけどそれでも進むしかない 嘘にまみれたこの世界で何が本当かも分からないだけど確かにここにいるこの声を響かせろ ラスト・ク…

  • 奈落の花

    www.youtube.com 暗闇に咲いた 奈落の花絶望の色を まとって心の奥底 響くは叫びもう何もかも 壊れてしまう それでも私は 立ち上がるこの命 燃え尽きるまで 奈落の花よ 咲き誇れこの世界 終わるまで運命を切り拓け誰にも邪魔させない 過去の傷跡 深く刻み込まれ未来への道 閉ざされたようそれでも私は 諦めないこの命 ある限り 砕け散った夢 もう一度集めて新たな光 探し続ける 奈落の花よ 咲き誇れこの世界 終わるまで運命を切り拓け誰にも邪魔させない たとえ世界が 終わろうとも私は私を 貫く 奈落の花よ 咲き誇れこの世界 終わるまで運命を切り拓け誰にも邪魔させない 奈落の花 永遠に にほん…

  • 燃え尽きるまで

    www.youtube.com 滲むネオンの街を抜け叫びも届かない夜誰の言葉もいらない私の声で壊してやる 足元の影が嘲る「どうせ無駄だ」と笑うけどこの炎は消せないここで終わるつもりはない 燃え尽きるまで 走り続ける傷だらけのこの手でたとえ全てが崩れても私は私を止めない ガラスの靴を脱ぎ捨て裸足で駆けるこの道偽りだらけの世界私が焼き尽くしてやる 灰になっても構わない輝きを残せるなら壊れた夢の破片(かけら)でも明日へ繋げられるなら 燃え尽きるまで 声を枯らして光をこの手で掴む涙の跡さえ誇れるように私は私でいたい この命が果てるその瞬間まで私は私を生き抜くんだたとえ影に呑まれても最後の炎を燃やし尽く…

  • 灰色の翼

    www.youtube.com 暗闇の中 拳を握りしめ壊れた夢を 叫びに変えて傷だらけの羽根 誰にも奪えない燃える鼓動が 今、羽ばたく 嘘にまみれた 世界の声に耳を塞いで 走り続けた 灰色の翼で 夜を裂いて痛みも涙も 風に変えて壊れた世界に 叫びを刻むこの声が 未来を創る 冷たい風に 逆らう衝動孤独な夜を 燃やし尽くせ心の火を 消させはしない自由へ向かって 飛び立つの 誰かの正義が 胸を刺しても自分の答えを 信じていたい 灰色の翼で 闇を超えろ絶望すらも 光に変えてこの声で 未来に照らすもう二度と 迷わない 誰かの崩れそうな夜も 折れそうな日々もこの痛みが 生きた証なら 灰色の翼で まだ止まら…

  • 雨に消えた約束

    www.youtube.com 降り続く雨 街を包み込むあの日の約束 今はもう遠い待ち合わせの場所 傘をさして君を待つ 私だけ 雨に消えた約束 探してる君の笑顔 温もりを忘れられないいつまでも 時間が過ぎていく 焦燥感だけが胸を締め付ける「もしかしたら…」そんな淡い期待 抱きながら 雨に消えた約束 探してる君の笑顔 温もりを忘れられないいつまでも 「また明日」 そう言ったのになぜ 君は来ないの教えてほしいあの時 何か 違っていたのかな 雨に消えた約束 探してる君の笑顔 温もりを忘れられないいつまでも 雨上がりの空 見上げれば君を思い出すいつか また 会いたいそう願う 私がいる にほんブログ村 …

  • 刹那

    www.youtube.com 静かな夜に想い出すあなたの笑顔を忘れない何度も夢見たその瞬間心に刻まれた刹那 寂しさに耐えてる毎日消えない記憶と共に生きてあなたの声が耳に残る遠いあの日々が輝く 刹那の愛を心に抱き消えない輝き永遠に涙の川を渡ってゆく傷ついたままでも進む 星空見上げて願う時あなたの姿を探してる二人の未来を夢に描き儚い想い出と共に 風の囁きが耳に届くあなたの温もりが恋しい離れていても感じる愛刹那の時を超えてゆく 刹那の愛を心に抱き消えない輝き永遠に涙の川を渡ってゆく傷ついたままでも進む にほんブログ村 音楽ランキング

  • 雨音に消えた声

    www.youtube.com 静かに降り出した雨の中で君の名前を呼んでみただけど冷たい雫に溶けて届かないまま 夜に消えてく 「もう戻れないの?」君の背中に問いかけた答えのないまま 滲んでいく街 雨音に消えた声 伝えたかった想い「愛してたよ」 たったそれだけなのに濡れた肩を抱きしめることもできずに私はただ 立ち尽くしていた 君と歩いたあの並木道今は静かに濡れている傘も差さずに立ち尽くせばあの日の記憶 胸に広がる 「さよならなんて 言えないよ」心の奥で叫んでも冷たい雨は すべてを隠してく 雨音に消えた声 君に届かなくてもこの痛みが 私を生かしてる思い出の欠片さえ 水に流されても君の面影 まだ抱き…

  • 未来

    www.youtube.com 静かな夜にただ一人未来を想い夢を見る遠く輝く星のように手を伸ばし続けて 過去の涙も笑顔も全てが今へと繋がる心の傷もいつかは強さになるでしょう 未来が呼んでいるよどんな道でも進もう暗闇の中でも光を信じて 風が運ぶこの願い空に届く日を待つ何度転んでも立ち上がる私を強くする 遠い記憶の中から微笑みかけるあの日々今はただ前を向いて歩き続けていく 未来が呼んでいるよ 未来が呼んでいるよどんな道でも進もう暗闇の中でも光を信じて 未来が呼んでいるよどんな道でも進もう暗闇の中でも光を信じて 未来が呼んでいるよ にほんブログ村 音楽ランキング

  • 希望

    www.youtube.com 静かな夜に君を思うよ遠い星に願いを込めて心の中に輝く夢を抱いて歩き続ける 涙の跡も乾くころには新しい朝が訪れる勇気を持って前を向こう未来はきっと変わる 希望の光が導くよ暗闇の中に道を照らす君と共に歩むこの道ずっと繋がってる 記憶の彼方に消えた日々も優しい歌に包まれてる笑顔の意味を思い出して愛を信じればいい 流れる時に逆らわずに頑張り続ける君が好き悲しみさえも抱きしめて強くなれるから 希望の光が導くよ暗闇の中に道を照らす君と共に歩むこの道ずっと繋がってる 希望の光が導くよ暗闇の中に道を照らす君と共に歩むこの道ずっと繋がってる にほんブログ村 音楽ランキング

  • 光はそこにある

    www.youtube.com どこで間違えたのかな答えのない問いかけが胸の奥で響いてる夜の闇に溶けるように 誰にも届かない この声は消えてしまうのかな でも光はそこにある見えなくても きっとある涙の向こう側で私を待っている 何度も立ち止まっては足元を見つめてた怖くて踏み出せないそんな日々を繰り返して 伸ばした手の先に 微かでも温もりがあるなら ほら光はそこにある傷ついても 消えはしない閉ざした心の隙間そっと照らしてくれる あの日の私が泣いている「負けないで」と 囁いてる だから光はそこにある見上げれば ほらそこに涙を拭いながら私は進んでいく 光はいつでも そこにある にほんブログ村 音楽ラン…

  • 君のいない景色

    www.youtube.com 並んで歩いたこの道も今はひとりで歩いてる何気ない言葉がふいに胸の奥で響いてる 「またね」って手を振ったあの日の君の笑顔あまりにも眩しくて目をそらした 君のいない景色がこんなに滲んで見えるなんて知らなかったよ戻れない時間が静かに私を包み込んで涙だけが そばにいる 街の灯りが滲むたび君の影を探してしまう心のどこかでまだ手を伸ばしてる ありふれた毎日がこんなに愛しいなんて気づいたのは遅すぎたね 君のいない景色があの日よりも冷たく光る切なくなるよ伝えたかった言葉今もこの胸の奥でずっと消えないまま 揺れている 君のいない景色を今日もひとりで歩いてる にほんブログ村 音楽ラ…

  • 声を枯らして

    www.youtube.com 暗闇の中で ひとり叫んだ届かぬ声が 胸を締め付けるあなたを呼ぶたびに 涙が溢れ言葉にできない想いが溶けていく 振り向いてくれたならどんなに楽だっただろう 声を枯らして 何度も呼んだあなたが消えてしまう前にもう一度だけ 近くで感じたくて言葉を探しても 届かないまま 思い出だけが 手を引いていく過ぎた時間が 痛みを連れてくるあなたの背中が遠すぎて追いかける力さえ 残っていない もしも願いが叶うならもう一度だけ会いたい 声を枯らして 呼び続けたあなたに届くことなくて涙の海に沈んでいくけどせめて最後に 名前を呼んでほしい 声を枯らして…届かない想いだけが 残る 声を枯ら…

  • 君を失くした空

    www.youtube.com 君の笑顔がもう見えない夜涙が溢れて止まらない朝思い出だけが残るこの世界愛の声は風に消えた 君と歩いた道は空虚胸の中に痛みが残る二人つないだ手の感触今は遠く切ないメロディ 君を失くした空の下私の心は砕けたまま星も月も輝きを失い暗闇だけが私を包む 君の記憶を抱きしめていつまでも忘れたくない声にならない叫びが心の奥で響くよ 君を失くした空の下私の心は砕けたまま星も月も輝きを失い暗闇だけが私を包む 君を失くした空の下私の心は砕けたまま星も月も輝きを失い暗闇だけが私を包む 時間は戻らないと知っても君を探して空を見上げる愛した日々に戻れるなら何もかも捨ててもいい にほんブロ…

  • 雲の切れ間に

    www.youtube.com 足元に落ちた影を そっと踏みしめながらため息まじりの空を ひとり見上げていたどこで間違えたのかな どこへ行けばいいのかな胸の奥で問いかけるたび 涙がこぼれたでもね 雲の切れ間に 光が差すようにきっと私も いつか笑えるのかな でもね 雲の切れ間に 光が差すようにきっと私も いつか笑えるのかな 今はまだ 雨の中だけどこの涙も 無駄じゃないと信じたい何度も迷っても 遠回りしても雲の切れ間に 光を探してる 誰かの言葉にそっと 傷ついてしまうけど本当はわかっているよ 答えはこの胸に いつか 雲の切れ間に 虹が架かるようにこの痛みも きっと意味があるよね 昨日より少し強くな…

  • 未完成の地図

    www.youtube.com 描いた未来と違っても それでいいんだよ間違いも回り道も 君だけの足跡誰かの正解(こたえ)じゃなくて君のままで進めばいい 涙こぼれる日もあるさでもね 立ち止まらないで 未完成の地図を広げて まだ見ぬ明日へ行こう迷っても不安でも その道は続いてる君だけが歩ける未来(みち)を 信じて進めばいいどんなゴールも きっと君のものだから 傷ついて諦めかけても 意味のないことじゃない涙が教えてくれる 強さがそこにある 誰かの背中じゃなくて君の心が導くよ 未完成の地図を描こう 答えはまだいらない遠回りもいつか 大切な景色になる君の歩幅でいいから 自分を信じていて辿り着く場所は 君…

  • 君の負けじゃない

    www.youtube.com うまくいかない日々に ため息こぼしても誰も気づかないふりで 通り過ぎてくでも君がここまで 歩いてきたことをちゃんと見てるよ 忘れないで 泣きたくなる夜もあるけど下を向いたままじゃ 終われない 君の負けじゃない まだ終わりじゃないつまずいた傷跡も 強さに変わるよ涙を拭いたら また歩き出せるその瞳に映る未来は 消えない 投げ出したくなる日も あるかもしれないでも君が選んだ道を 信じてほしい 君の負けじゃない まだ続いてる昨日より少しでも 前に進めたら涙もその痛みも 意味を持つから君はきっと また輝ける 君の負けじゃない ほら顔を上げて君は君のままでいいんだよ にほん…

  • ボロボロの靴で

    www.youtube.com 擦り切れた靴の底 泥だらけのシャツ鏡に映る私は 少し疲れてるけど諦める理由より 踏み出す勇気をもう一歩だけ 信じてみるんだ 誰かの「無理だよ」なんて聞いてる暇はないから ボロボロの靴で 走り続けてく転んで膝を擦りむいても涙を拭いたら また歩き出せるこの道の先に 光がある 追い越された日々が 心を刺すけど比べるために 走ってるんじゃないどんなに遅くても 進むことが全て私だけのゴール きっとあるから ボロボロの靴で 夢を追いかけて何度も迷って 道を探してそれでもここまで 歩いてきたから私だけの足跡が続く 雨に打たれても 風に煽られてもこの足がまだ動くなら 進める ボ…

  • ラストページの余白

    www.youtube.com 開いたままの 古いノート君と描いた 未来の地図最後のページだけ 真っ白なまま埋める言葉が 見つからない 「ずっと一緒だよ」 そう書いた文字今は滲んで 消えていく ラストページの余白に君の名前を書けないままどんな言葉も 届かなくてただ静かに 風がめくる 二人並んだ 写真の中笑う君が 眩しすぎる今なら少しだけ わかる気がする幸せすぎた あの時間 書きかけのまま 置き去りの夢どこへ続いて いたのだろう ラストページの余白に涙の跡が 滲んでいく君が選んだ その結末私ひとり 読み続ける もしももう一度 出会えたなら違う物語 綴れるかな ラストページの余白には書かれぬままの…

  • ひとりぼっちのメロディー

    www.youtube.com 雨の音が歌うの君の声聞こえない冷たい風が触れるその影を呼ぶ夜 星が降る夢の中誰もいない場所へ孤独の中で見つけた私だけの絆 ひとりぼっち夜空にあなたの笑顔探すの心の声届かないでもまた会える日まで 鏡に映る涙消えない思い出は胸の奥深く秘めて永遠に輝く 消えてしまう前にもう一度抱きしめてぬくもりで溶かして寒さに負けぬよう ひとりぼっち夜空にあなたの笑顔探すの心の声届かないでもまた会える日まで ひとりぼっち夜空にあなたの笑顔探すの心の声届かないでもまた会える日まで にほんブログ村 音楽ランキング

  • 木漏れ日の下で

    www.youtube.com 風がそっと髪を揺らした君と歩いたこの道を変わらない景色の中で私だけが取り残される あの日の声も 笑顔もまだこの胸の奥で 色褪せないまま 木漏れ日の下で 君を探してる光の粒が 涙を隠す触れられないのに 消えもしない君の影が 心を締めつける 約束なんてしなければよかった忘れることが こんなに苦しいだけどもしも時が戻るならもう一度だけ 君に会いたい 手を伸ばしたら 届く気がしてそれでも空を掴むだけ 木漏れ日の下で 君を呼んでみる風に紛れて 消えた名前抱きしめた想いが 痛みに変わるそれでもまだ 君を想ってる 木漏れ日の下で そっと目を閉じた涙のかわりに 陽だまりが落ちた…

  • 涙の雫

    www.youtube.com 静かな夜に想いが溢れ涙の雫が頬を濡らすあなたの声が風に消えて心に残る儚い影 遠い記憶が胸を締めつけ言葉にならない悲しみを歌う星の瞬きも届かぬほどに私の気持ちは深く沈む なぜこんなにも痛いのかあなたの笑顔が忘れられない過去の夢にただ囚われて未来の光が見えない 冷たい雨が窓を叩いて思い出たちが蘇るいつかまた会えると信じて涙を拭って歩き出す 夜明けの光を探し求め新しい一日が始まるあなたのために強くなると心に誓いを立てる なぜこんなにも痛いのかあなたの笑顔が忘れられない過去の夢にただ囚われて未来の光が見えない にほんブログ村 音楽ランキング

  • 最後の手紙

    www.youtube.com 窓辺に揺れる 淡い月明かり君といた部屋 今は静かすぎて開けかけのままの 古いアルバム触れた指先が そっと震えた 「幸せでいてね」 そう書いたけど本当は今も 忘れられない 最後の手紙に 嘘を並べて君を想う気持ち 隠したまま「大丈夫だよ」って 微笑んでみせた涙が滲む 紙の上に あの日の約束 今も残るのにどうして人は 離れてしまうの? 最後の手紙を 風に預けて届くはずのない 言葉を乗せる「さよなら」じゃなくて ありがとうの声本当の気持ち 消せないまま 最後の手紙を 風に預けて届くはずのない 言葉を乗せる「さよなら」じゃなくて ありがとうの声本当の気持ち 消せないまま …

  • 孤影

    www.youtube.com 沈む夕陽が 街を染めてくひとり歩く影 伸びて消えていく君と並んだ あの帰り道今はただ 冷たい風が吹く 名前を呼べば 届く気がして振り向くけれど 誰もいない この孤影(こかげ)に 寄り添う人もなく君の温もり まだ残るのに触れた指先 静かにほどけた愛してたのに 愛されたのに 夜の静寂(しじま)に 囁く言葉「さよなら」さえも 言えなかったね この孤影に 涙を落としても君の気配は もう戻らない忘れることで 前を向けるなら今すぐすべて 消してしまいたい 沈む夕陽が 街を染めてく君のいない影 ひとり揺れていた この孤影に 寄り添う人もなく君の温もり まだ残るのに触れた指先 …

  • 復讐

    www.youtube.com 静かな部屋に 時計の針がただ淡々と 夜を刻んでる君のいない世界に 慣れたふりしてまだ心は 傷を抱いたまま 愛してたのに 裏切られて憎むことさえ できなかった この涙が 復讐になるなら君を忘れて 強くなれるの?壊れた心の痛みごと愛したことも 消せたらいいのに 優しい言葉も 温もりさえもすべて嘘だったの?泣くことさえも 悔しくて笑顔の仮面で 隠してた この孤独が 復讐になるなら君より幸せに なればいいの?愛された記憶が 消えなくてまだ心が 君を探してる この涙が 復讐になるなら君より幸せに なればいいの?愛された記憶が 消えなくてまだ心が 君を探してる にほんブログ…

  • 眠れない夜

    www.youtube.com 静かな夜の中で心の声ささやいてあの日の涙の意味今も胸に響いて 消えない過去の傷跡月の光に導かれ終わりのない夢を見て孤独の影を抱いて 眠れない夜が続くあなたの笑顔を探してどうしても消せない想い永遠に心に刻んで 風に乗って響く声あなたのぬくもりを感じてその瞬間に生きる意味を見つけた気がして 涙の川を渡って新しい朝を迎えてもう一度笑える日がくると信じている 眠れない夜が続くあなたの笑顔を探してどうしても消せない想い永遠に心に刻んで 眠れない川を挟んで にほんブログ村 音楽ランキング

  • さよならの向こう側

    www.youtube.com いつもの待ち合わせ場所君の姿を探してしまうもういないと 分かっているのに さよならの向こう側 何があるのだろう君を失った 私の世界色褪せていく 日々の中で光を探してる 初めて出会った あの日のこと昨日のことのように 思い出す君の笑顔が 忘れられない さよならの向こう側 何があるのだろう君を失った 私の世界色褪せていく 日々の中で光を探してる もしもあの時 違う選択をしていたら今も隣で 笑い合えていたのかな後悔ばかりが 胸を締め付ける さよならの向こう側 何があるのだろう君を失った 私の世界色褪せていく 日々の中で光を探してる いつかまた 会える日がくるのかなその…

  • 桜散る夜に

    www.youtube.com 風が舞う 桜並木君と見た あの日の景色今はもう 届かない 桜散る夜に 涙があふれる君を想う気持ち 止められない「さよなら」の意味を 今知る 二人の影 重ね合った帰り道 いつまでも続くと思ってたそれなのに なぜ 二人の影 重ね合った帰り道 いつまでも続くと思ってたそれなのに なぜ 桜散る夜に 涙があふれる君を想う気持ち 止められない「さよなら」の意味を 今知る もしもあの時 違う選択をしていたら今も隣で 笑い合えていたのかな 桜散る夜に 涙があふれる君を想う気持ち 止められない「さよなら」の意味を 今知る 二人の影 重ね合った帰り道 いつまでも続くと思ってたそれな…

  • 心の景色

    www.youtube.com 静かな夜に見上げた星の輝きひとりきり忘れられない記憶たち夢の中で彷徨って 君の声が風になり耳元で囁くよ遠く聞こえたあの歌今も胸に響いてる 進もう未来へと手を伸ばし光へ痛みも愛もすべて心の景色になる 涙ひとつ拭って新しい朝を迎え昨日よりもっと強く歩き出そう一歩ずつ 希望の光追いかけて何度でも立ち上がる笑顔取り戻したら世界が輝きだす 進もう未来へと手を伸ばし光へ痛みも愛もすべて心の景色になる にほんブログ村 音楽ランキング

  • 君の影を探して

    www.youtube.com 夕暮れ染まる 街を歩けば君といた日々 そっと揺れてる交わした言葉 温もりの欠片まだこの胸に 残ってるのに 冷たい風が 心を刺して君の声だけ 遠くなる 君の影を探して 彷徨う夜に触れられない 幻でもいいあの日のままの笑顔を浮かべてそっと涙を 隠しているの 君が好きだった あの歌のメロディひとり口ずさむ 声が震える「大丈夫だよ」 そう言いながらまだ君を想い 立ち止まる 時の流れに 消えてしまうの?忘れることが できなくて 君の影を探して 夜空を見上げ滲む星に そっと願いかける「もしももう一度 会えるのならば」伝えたいよ 「愛してた」と 静かな朝が 心を包み君の影だけ…

  • 純情

    www.youtube.com 君の背中を 見つめるだけで何も言えずに 時間(とき)が過ぎた隣にいるのに 遠く感じるこの想いさえ 届かなくて 風に舞う花びらが 散るようにそっと君も 離れていくの? 純情なんて 儚いものねどれだけ愛しても 届かないままこの涙も 言葉にできずただ君を想い続ける 「好きだよ」なんて 言えたらきっと何かが少し 変わったかな?でも怖くて 壊れそうで臆病なまま 立ち止まるの 夜に溶ける さよならの影君の温もり まだ消えない 純情なんて 悲しいものね叶わぬ恋ほど 美しく見えてもう戻れない 二人の時間それでも君を 忘れない ひとりきりのさよなら道心にそっと 名前を呼ぶこの涙も…

  • 孤独なピアノ

    www.youtube.com 静かな部屋で一人きり心の中は嵐のようにあなたの言葉がまだ響いて涙が止まらない夜 星の無い空を見上げて未来を探してみるけど過去の影が絡みついて一歩も進めないの 孤独なピアノが歌うあなたへの想いを込めて消えることないこのメロディー一歩も進めないの 時間が癒すと言うけれどこの胸の傷は深すぎて忘れることなどできないあの日々の輝きは 記憶の鍵をかけたまま未来に向かって歩きだす忘れることなどできないまでこの心解き放つ 孤独なピアノが奏でるあなたがくれた温もりを離れず見守っているように永遠に続く愛の音 にほんブログ村 小説ランキング

  • あの日の君はもういない

    www.youtube.com 君の声が響くたびに胸の奥が痛くなるの優しさも微笑みももう遠い記憶の中 交わした言葉 触れた指先すべてが幻のように気づけば隙間ばかりが心を埋め尽くしてた あの日の君はもういないどこで何を想ってるの?冷たい風に問いかけても答えは戻らない愛した日々も消えぬまま今もここに残っているそれでも私は歩くから涙をそっと隠して 君の好きだった歌が今もふいに街角で流れる懐かしさと寂しさが交差して立ち止まる 伸ばした手では届かない名前を呼んでも届かないそれでもまだ信じたくてひとり空を見上げた あの日の君はもういない触れられない現実(いま)だけがこの胸の奥 かき乱して優しく笑うのさよな…

  • 感情の風

    www.youtube.com 夜の静けさ 闇が広がる私の心も 深く沈む一人きりの時 君を思い涙の波に 包まれて 忘れられない あの笑顔声を聞くだけで 心ほどけた冷たい空気が 胸を刺してあの日々はもう 戻らないの 涙の歌を 君に届けたい思い出の中で 輝く君よこの空の下で 永遠に響け愛のメロディ 忘れないで 雨音に揺れて 窓を見つめ過ぎ去った日々を 想う夜君の温もりを 求めている夢の中で また逢いたい 涙の歌を 君に届けたい思い出の中で 輝く君よこの空の下で 永遠に響け愛のメロディ 忘れないで 星の瞬き 消える前にもう一度だけ 君に伝えたい愛していたこと 忘れないでこの歌に乗せて にほんブログ村…

  • 君の名前を呼ぶたびに

    www.youtube.com 静かな夜に ふとこぼれた君の名前が まだ温かくて手のひらに残る 記憶のかけら触れたくても 触れられない あの日の笑顔も 交わした言葉も時間(とき)の波にさらわれてだけど心の奥で いまもずっと君は息をしてる 君の名前を呼ぶたびに涙がこぼれそうになる遠くに消えた愛しさが胸の奥 まだ疼いてるもう届かない それでも君を想ってしまうの 街の灯りが 揺れているたび君の面影を 探してしまう繋いだ手の温もりは幻みたいに 消えてくのに 夜の隙間に こぼれた言葉「さよなら」さえ言えなくてどこかで君も今 同じように私を思い出すの? 君の名前を呼ぶたびに夜風が優しく響く心の中の微かな声…

  • キラキラ涙の夜

    キラキラ涙の夜 静かに冷たい風 涙を拭う未来が見えずに迷い込むそれでも進むことを決めた あなたの声が聞こえた気がする遠くから私を呼んでいる過去の痛みが重くて消えないそれでも光を探し続ける 涙が輝く夜 空を見上げて星が願いを叶え 救ってくれる弱さを隠さずに 涙流しそれでも強くて 生きていくよ 冷たい雨が心を打つそれでも私は立ち上がる孤独な夜を 越えていこう自分信じて 泣いてもいいから 心の奥で消えない夢が静かに輝き続けている過去の傷が癒えていく時新しい希望見つけられる 涙が輝く夜 空を見上げて星が願いを叶え 救ってくれる弱さを隠さずに 涙流しそれでも強くて 生きていくよ www.youtube.…

  • 失われた時間

    眠れない夜に君を思い出す消えない記憶が胸を締め付ける輝いてた日々よ遠くに消えたふたりの未来は儚い夢 最後の言葉が今も耳に残る「さよなら」はまだ信じたくない涙の雨が止むことなく降る心の中に君がいるから もう一度君に会いたいと願う過去の時間を巻き戻せたならどんなに強く祈っても届かない君の笑顔は思い出の中 鏡の中の自分が問いかける「未来には光があるのか」と答えはなくても歩き続ける君との約束 胸に抱えて 夜が明けても涙は乾かない君のいない朝が始まる時計の針は止まることなく進む心の傷だけ深く刻まれる もう一度君に会いたいと願う過去の時間を巻き戻せたならどんなに強く祈っても届かない君の笑顔は思い出の中 w…

  • 奇妙な隣人(完)

    シャドウ・コルドン……。 影の包囲網……。 そのような名前のゲームは今まで一度だって聞いたことがない。ただ自分が最近のゲームに疎いだけだと思っていた。だけど今になって思えば、本当に「シャドウ・コルドン」なんてゲームは存在するのだろうか。 ゲーム……。 もしかしたら、今のこの状況自体が「高橋」の仕組んだゲームなのではないのか。私は、「高橋」が交番で口にしたシャドウ・コルドンというゲームのように、「高橋」のチームに追い詰められているのではないのか。「高橋」が気まぐれのようにH駅前交番を訪れ、そこにたまたまいたという理由だけで、私がそのターゲットに選ばれたのではないのか。私は「高橋」によって、404…

  • 奇妙な隣人(22)

    篠原はスマホ画面から視線を上げる。 眼の前に机があった。大型のモニターが壁側に寄せられているように置かれている。そしてそのモニターの前には「お前は逃げられない。私はいつでもすぐそばにいる」という狂気じみた赤い文字が踊っている。 この文字は「藤岡」と名乗った隣人の女が書いたものだと思っていた。だからこそ、その「お前」とは、交番にやってきたこの部屋の住人であるあの若い男を指すものだと思った。だけどあの動画に映る女の映像が偽装なのだとしたら、映像の中の女も男とぐるである可能性が高い。 問題は、なぜ男がこのようなことをしたのか、だった。 男の目的は何なのか。なぜこのような手の込んだ事までして、交番に訪…

  • 奇妙な隣人(21)

    高橋はこの映像を見て、よくこの女が一週間前の深夜に家を訪れた「藤岡」と名乗った隣人だと分かったものだ。 高橋の話では隣人の女を見たのは引っ越しの挨拶に来た一度きりだったはずだ。しかもそれも一週間も前のことである。それから今日まではマンション入り口や通路で女を見かけたことはなかったと言っていたので、一週間前に一度見ただけということになる。いくらその深夜の出来事が印象的だったとは言え、この映像の中の影で大部分が隠れた女の顔が、隣人の女の顔だと分かるものだろうか。 篠原は動画を停止させ、静止画となった女の顔を見つめる。 交番での男の話しぶりで篠原も女が隣人の女だと思い込んでしまっていたが、冷静になっ…

  • 奇妙な隣人(20)

    5 考えてみれば、この403号室の玄関ドアの鍵が開いていたのもおかしい。 空き部屋だとしたらそもそも鍵が開いているわけがないし、もしこの部屋が「藤岡」と名乗った女が借りたものだったとしたら、その玄関ドアが開いていたことも何かしらの意図があったのではないのか。その意図が何なのかは分からない。ただ、どう考えてもその意図とは、何か薄暗い意図であることは間違いない気がした。 篠原はこの部屋に居続けるということが急に怖くなった。 もしかしたら自分は非常にまずい状態にいるのではないのか、と思った。 「も、もう、404号室に戻ろう……。 403号室については後日マンションの管理人に本当に空き部屋かどうかを確…

  • 奇妙な隣人(19)

    頭の中に、男のスマホ画面越しに見た女の姿が蘇る。 女は机の上に「お前は逃げられない。私はいつでもすぐそばにいる」と書き終えた後、自分の行為に満足したような不気味な笑みを口元に浮かべた。その笑みを見た篠原は、人間とは別の生き物を目にしたかのような異様な恐怖を感じた。 あの女は、高橋の隣人ではなかった。 少なくともこの403号室に人が住んでいる気配は一切感じられない。もしそうだとしたら、なぜあの女は「隣に引っ越してきた」と言って深夜に高橋の家を訪れたのか。 おそらく、高橋に近づくためだろう。ドア越しに高橋の顔を確認するためだったかもしれないし、あるいは、何か別の目的もあったのかもしれない。引っ越し…

  • 奇妙な隣人(18)

    部屋の中は静まり返り、インターフォンから返事が返ってくることはなかった。ドアが開かれる気配もない。 もう一度インターフォンのボタンを押してみる。やはり返事は返ってこない。 女は部屋の中にはいないのだろうか。 篠原は右手で拳を作り、ドアをノックする。ドアからはトントンという乾いた音がした。 「藤岡さん、いますか?」 部屋の中にも声が届くように、少し大きめの声で言葉をかける。そして部屋の中の音に耳を澄ませてみるが、相変わらず部屋の中からは何の物音も聞こえなかった。 部屋の中には隣人の女は本当にいないという可能性と、部屋の中に潜んでいるのだけど居留守を使っている可能性のどちらかが考えられる。ただ、こ…

  • 奇妙な隣人(17)

    女は一体どのようなトリックを使ったのか。 まるで、箱の中に入って、そして次の瞬間には姿が消えている手品師のように女の姿は消えてしまった。だけど人間が本当に消えることなんてありえない。箱の中から消える手品師にもネタがあって、そのネタを巧妙に隠しているだけなのだ。女も何かしらのトリックを使って、このクローゼットの中から消えたに決まっている。 篠原は手にしていた男のスマホを机の上に置き、クローゼットの前に歩み寄る。 手品の中には、箱の中が別の空間に繋がっていて、そこに一時的に身を隠すというトリックがあると聞く。一見開かないと思っていたものが開く。観客が持っている先入観を利用して、観客を欺くのだ。 ま…

  • 奇妙な隣人(16)

    4 篠原が居間に戻ると、机の横で、男が立ったまま真剣な表情で自分のスマホ画面を見ていた。居間に入ってきた篠原に気付き、男はその目を篠原の方に向ける。 「お巡りさん……」 男の声は微かに震えている。 「どうかしましたか?」 「おかしいです……。こんなことが……こんなことが、あるわけがない……」 篠原はその様子に何か尋常でないものを感じ、「何があったんですか?」と再び尋ねる。 「映像です……」 「映像?」 「はい。この部屋の映像です」 この部屋の映像は、女が侵入してからクローゼットの中に隠れるまでのものを篠原も交番で見ている。男はその女が侵入してくる映像の中に何かを発見したのだろうか。 「お巡りさ…

  • 奇妙な隣人(15)

    いや、待てよ。 篠原は心の中で呟く。 机の上に女が書き残した、「お前は逃げられない。私はいつでもすぐそばにいる」という言葉。その「お前は逃げられない」の中の「お前」とは高橋のことを指しているのだろう。高橋に対して何かしらの恨みを持っていると考えられる。では、その次の言葉は何を意味しているのか。 「私はいつでもすぐそばにいる……」 まさか……。 篠原は居間の中に視線を巡らせる。そして何か異常を知らせる音がどこからか聞こえてきはしていないかと耳を済ませる。 私はいつでもすぐそばにいる。その言葉は、実は女はまだこの404号室の外には出ていなくて、この部屋のどこかに潜んでいるということではないのか。そ…

  • 奇妙な隣人(14)

    男はジーンズのポケットからスマホを取り出す。 ホームボタンを押して画面を表示させると、「あっ」と声を上げた。 「届いている……。 動体検知のメッセージが一通届いています……」 「本当ですか? そのメッセージは何時に来ていますか?」 「ええと、ちょっと待ってください……。 八時十三分です。午後八時十三分に届いています」 篠原は腕時計で現在の時刻を確認する。時計の針は午後八時十五分を示している。 二分前……? 二分前と言えば、篠原がちょうどこの居間に入ったときくらいだ。その時刻に一瞬混乱する。だけどすぐにその理由について思い付く。 「おそらくその通知は、私がこの部屋に入った際に、センサーが私の動き…

  • 奇妙な隣人(13)

    あの映像の中で女が持っていたアイスピックがここにある、ということは少なくとも女はここにはいたということになる。 もしそうなら、女はどこに消えたというのか。 篠原は空っぽのクローゼットの中を見つめる。 このマンションの前に着いたとき、男は篠原に、「女が私の部屋のクローゼットの中に隠れてから、カメラからは動体検知の通知は来ていません。つまり、あの女は、まだクローゼットの中で息を潜めながら、私の帰りを待ち受けているはずです」と言った。その言葉を信じて、篠原はこのクローゼットの扉を開けたのだ。 だけどクローゼットの中に女はいなかった。 篠原は、この部屋の玄関ドアを開けたときに感じた強烈な違和感を思い出…

  • 奇妙な隣人(12)

    ドアが十センチほど開く。 右手に持ったライトの光をその隙間に差し入れる。ドアに遮られて、まだ部屋全体は見通せない。ライトの光は、暗闇に包まれた殺風景な部屋を描き出していた。ドアの隙間から見える暗闇の中に人影や、何か不審を感じさせるものは見えなかった。 さらにドアを押し開く。 白い光の輪の中に、机とゲーミングチェアが現れた。机の上には三十二インチはありそうな大型のディスプレイが置かれている。ただし篠原が立っていたドアの手前からその机まではまだ距離があって、机の上をはっきりと視認することはできなかった。その中でマウスやキーボードが机の上から落ちそうなくらい端に押しやられていることだけがかろうじて分…

  • 奇妙な隣人(11)

    篠原が通路に歩みだそうとしたとき、背後から、「お巡りさん、気を付けてください。女は凶器を持っています」という男の声が聞こえた。篠原は男を振り返ることなく、「分かっています。大丈夫です」と答える。 通路をゆっくりと進んでいく。 何か突発的な事態が起こっても対応できるように、辺りに気を配りながら歩く。男の部屋に潜んでいるという女が、凶器を手にいきなり玄関ドアから飛び出してくることもありうる。そして凶器を振り回しながらこちらに突進してくるかもしれない。様々な可能性を頭に入れながら通路を進んだ。 403号室の前にさしかかる。 玄関ドアの向こう側に聞き耳を立てる。内側からは物音一つ聞こえなかった。そもそ…

  • 奇妙な隣人(10)

    3 高橋と名乗る若い男は長い話を終えた。 男はひどく青ざめた顔で、震える自分の指先を見つめている。 交番の中には篠原と男の二人しかいない。男が口をつぐむと、交番の中は突然、地の底のような静寂に覆われた。今日は五月にしては暖かい気候だったが、男が話をし終えたこの交番の中だけ五度くらい気温が下がったように感じる。ひどく肌寒い空気が篠原の身体にまとわりついてきた。 篠原はその男の話がにわかには信じられなかった。 まるでホラー小説の中の出来事のような話だ。それに、そもそもその隣人という女が男の部屋の鍵を持っていた理由も分からない。それは男自身が言ったように、その隣人は男の部屋の前の住人で、鍵の交換が実…

  • 奇妙な隣人(9)

    なぜ彼女が私の部屋の鍵を持っていたのかは分かりません。 ですが、スマホ画面に映っている人物は間違いなく、深夜に私の部屋にやってきたあの隣人でした。その時の記憶は恐怖とともに私の頭の中にはっきりと刻み込まれていたので、間違えようがありません。 私の部屋に、あの不気味な女がいる。 私はスマホ画面に映し出された光景が信じられなくて、いや、信じたくなくて、頭は混乱して、まるでヒューズが飛んでしまったかのように完全に思考は停止してしまっていました。そしてまるでホラー映画のワンシーンを見るかのように、スマホ画面に映る女の様子をただ黙って見つめていました。 部屋の電灯を点けた女は、そのまま迷うことなく私の机…

  • 奇妙な隣人(8)

    その日も朝、ネットワークカメラの「SDカード録画スイッチ」と「モーション検知アラームスイッチ」をオンにしてから家を出ました。 その前日は結局カメラが部屋の中で動体を検知することはなかったし、家に帰ってから、私が家を空けていた時に録画されていた映像を早送りで確認してもそこには誰も姿も映ってはいませんでした。空っぽの私の部屋がまるで静止画のように映っているだけでした。 ただ、見知らぬ誰かはいつ私の部屋に侵入してくるか分かりません。数日の間隔を空けてやってくるかもしれないし、一ヶ月後にやってくるかもしれない。私は長期戦になることも覚悟していました。たとえ長期戦になったとしても、私は、「見知らぬ誰かと…

  • 奇妙な隣人(7)

    私は居間の入口に立ち、カメラをどこに設置するかを考えました。 部屋に侵入した誰かが私の机の上で何かしらの作業をしていた可能性が高いのであれば、机の上は映るようにする必要があります。ですが、その誰かはこの部屋で次に何をするのかは予想もつきません。それもあったので、部屋全体をなるべく視野に収められる位置がいいだろうと思いました。 そしてもう一つ、私はそのカメラをできるだけ外から目立ちにくい場所、そのカメラの存在そのものに気づかれないような場所に設置したいと考えました。部屋に入ってきた誰かに、私がその姿をカメラで記録しているということに気付かれたくはありませんでした。もし気付かれてしまうとその誰かを…

  • 奇妙な隣人(6)

    先ほど居間を見たときには、そこには誰もいませんでした。 あとその見知らぬ誰かが隠れている可能性があるとしたら、トイレか洗面所くらいです。 私は玄関口に立ち尽くしたまま、左手側にある二つの扉に視線を移しました。手前側の扉は洗面所と浴室に繋がっており、そして奥側の扉がトイレに繋がっています。いつもはトイレに行くときや歯を磨く時に何気なく開けている白い扉が、何だか呪われた不吉な扉のように見えました。その扉を開けるという勇気がなかなか出ませんでした。 もし開けて、そこに見知らぬ誰かの顔があったとしたら……。 そしてその見知らぬ誰かが、その扉の内側から濁った目で私を見つめていたとしたら……。 嫌な想像が…

  • 奇妙な隣人(5)

    深夜に私の部屋を訪れた「藤岡」と名乗る隣人。 その隣人を目にした時に感じた気味悪さと、未来に対して不吉なことが起こるのではないのかという嫌な予感。ですが、その予感に反して、次の日からは、いつもと変わらない日常が過ぎていきました。マンションの入口やエレベーターで、あの隣人の女と会うことはありませんでした。夜、大学から自分の部屋に帰った後に、意味もなく左隣の部屋に耳を澄ましたりもしたのですが、空室だったときと同じようにその部屋はいつもひっそりと静まり返っていて、物音一つ聞こえてきませんでした。私はいつもと変わらない日常を過ごす中で、いつかあの隣人のことは忘れていきました。 私が始めに異変に気付いた…

  • 奇妙な隣人(4)

    腹が立った私は、女に直接苦情を言ってやろうとドアに向かいました。 「あの、これ以上、チャイムを鳴らすのはやめてくれませんか? 迷惑です。何時だと思っているんですか? こんな時間に引っ越しの挨拶に来るなんて、非常識だと思わないのですか?」 ドアの外に向かって大きな声で言ったのですが、やはりチャイムの音は鳴り止みません。 ドア越しだと声は外まで届かないのだろうかと思い、私はドアを開けることにしました。と言っても、もしものときのことを考えて、チェーンロックは付けたままでドアを開けようと思ったのです。 ドアを開けようと鍵を開けたときです。突然ドアが勢い良く引っ張られ、チェーンロックで止まってガシャンと…

  • 奇妙な隣人(3)

    ゲーム音楽をミュートにして、私は息を潜めてしばらくドアを見ていました。ドアの向こう側からは何の物音も聞こえてきませんでした。 さっきのチャイムの音は、ゲームに熱中しすぎたせいで幻聴でも聞いたのだろうか。そんな気すらしました。いえ、そう自分に言い聞かせて、この非日常の状況に無理やり説明を与えようとしていただけなのかもしれません。心のどこかでは、「幻聴であってくれ」と願っていました。 だけどその願いも虚しく、再び、ピンポーンという大きな音が部屋の中に鳴り響きました。それは現実でした。「幻聴だろう」などと自分を誤魔化すことなんて、もう出来ませんでした。午前一時半という時間。そんな時間に、あのドアの向…

  • 奇妙な隣人(2)

    2 私は高橋、高橋健太と言います。 K工科大学に通っています。大学二年生です。 大学では友達は一人もいません。口下手で、生身の人間と会話をするのが苦手なのです。おそらく大学では「何を考えているのか分からない暗いやつ」と思われているのでしょう。ですが、私はそんなことは気にしていません。リアルの世界ではどこまでいっても私は孤独で暗いやつでしかなかったのですが、私にはもう一つ別の世界がありました。 私は大学から家に帰ると、いつも深夜までゲームの実況配信をしていました。お巡りさん、ゲームの実況配信って知っていますか? 知っている? そうですか。それは良かった。 自分の好きなゲームをプレイして、その様子…

  • 奇妙な隣人(1)

    1 一日は何事もなく終わろうとしていた。 篠原大輔は事務机に一人座り、ディスプレイの前で書類を作成している。同僚の松田和也は深夜の勤務に備えて、二階の仮眠室で仮眠をとっているはずだ。 篠原一人しかいない交番の中は、ひどく静かだった。交番の中が静かだというのは、逆に言うと、大きな事件が起きることもなくこの地域が平和だということを意味していた。できれば、少なくとも篠原が勤務している間は何事もなく、平穏な時間が流れて欲しいと思っていた。 警察官の中には自分の実績を上げるために、多くの事件が発生することを願っている者もいると聞く。警察官も一般企業と同じで、昇進したり希望の部署に進むためには実績が必要と…

  • 見知らぬ女(完)

    エピローグ 純は手に持っていた写真立てを机の上に戻す。 部屋の中は、自分の口から漏れる微かな呼吸音しか聞こえない。世界中の人たちが純一人を残してすべて死に絶えてしまったかのように、窓の外はしんと静まり返っていた。 夕食の前に居間のテレビで見たニュースを、純は思い出す。 ニュースでは、東京都S区内の公園内で若い女性の変死体が発見されたと報じていた。身元を示すものは身につけておらず、警察は身元の特定を急ぐとともに事件と事故の両面で捜査を進めている、とも言っていた。 純は公園を去る時に、久保田菜摘のショルダーバッグの中から真衣のノートを抜き取った。佐々木真衣の存在を示すものをその場に残すわけにはいか…

  • 見知らぬ女(86)

    その日の夜、純は再び「はくたか」に乗って東京に戻ってきた。 真衣が着ていた制服と一冊のノートをリュックサックに入れ、真衣の部屋で芽生えた血塗られた計画を胸に抱きながら。 福井に出かける前と後とでは、純に外見上の違いは何もなかった。陽一と優子も、真衣のことを気にかけながらも、いつもと変わらず純に接した。二人が心の中でどのように思っていたかはわからないが、いつもと同じように接することで、真衣が死ぬ前の前向きに生きようとしていた純に戻ってほしいと思っていたのかもしれない。そのように純と接していれば、いつか前と同じ穏やかな日々が戻って来ると信じていたのかもしれない。 純もその二人の振る舞いに付き合うよ…

  • 見知らぬ女(85)

    純はしばらくその表紙を眺めていた。 何の変哲もないノートだった。おそらく真衣が高校で使っていたノートなのだろう。純は引き出しをそのまま閉めようとする。だけどその時不意に、「なぜこのノートだけが、机の引き出しの中に入っているのか」ということが気に掛かった。高校で使っていた普通のノートであるのなら、他の科目のノートも一緒に入っていてもおかしくない。それなのにこのノートだけが一冊、何かしらの意味を込めるかのように、引き出しの一番下に入れられている。なぜ真衣は、このノートだけを引き出しの一番下にしまっていたのか。このノートは、真衣にとって何かしら重要な意味を持っていたのではないのか。このノートを引き出…

  • 見知らぬ女(84)

    壊れやすいガラス細工を扱うかのように丁寧に、純はその写真立てを棚の一番上の段に戻す。 机の周りには他に見るべきものはなさそうだ。 純は後ろを振り返る。目に入るのは、部屋の壁に沿うように置かれた空っぽのベッドくらいだった。 いや……。 純の視線は、ベッドが置かれた壁とは反対側の壁に向かう。 白い壁の中央に四枚の茶色い立板が並んでいる。何かの扉だ。純はすぐに、それがクローゼットの扉だと気付いた。そしてこの部屋にクローゼットがあるということに初めて気付いた。一ヶ月前にこの部屋を訪れた時はその扉は閉じられており、今も閉じられている。その四枚の細長い立板は純の意識の中では壁と同化しており、このときまでは…

  • 見知らぬ女(83)

    しばらくして、真衣の叔父から純のもとに、ある連絡が来た。 それは真衣の叔父から陽一に電話越しで伝えられ、そして純の部屋のドア越しに陽一から純に伝えられた。その連絡とは、「真衣の遺品の中で、何か欲しいものがあれば何でも持っていってもらって構わない」というものだった。 叔父は、純の目の前で、真衣が自らビルの屋上から飛び降りたと信じていた。なぜ真衣がわざわざ自分の弟の前でそのようなことをしたのか、その理由を彼は理解できないにしても、そのことが真衣と純の間の浅からぬ関係を示しているのだと何か感じるものがあったのだろうか。そのため、わざわざ純に連絡をくれたのだ。真衣の部屋は真衣が亡くなってからそのままに…

  • 見知らぬ女(82)

    16 真衣の背中は、純の前から消えた。 その後の記憶は断片的にしか残っていない。まるで紙芝居のように、いくつかのイメージが純の頭の中に色褪せた映像として残っているだけだった。 気がついたら純は真衣の家の門前にいた。 自分がどのようにしてそこにたどり着いたのかも分からなかった。あのビルの屋上で真衣の姿を最後に見てからどれくらいの時間が経ったのかも分からなかった。純の頭に残るイメージの中で、純は真衣の家の門の前に一人立ち尽くしていた。 家は夜の闇で覆われている。その家の玄関脇に設けられている玄関灯が灯る。玄関のドアが開き、真衣の叔父が出てくる。純はその叔父に、「ビルの屋上から……真衣が落ちた……」…

  • 見知らぬ女(81)

    真衣は突然、鉄柵に両手をかけて体を持ち上げた。 純が止める間もなかった。鉄作を乗り越え、鉄柵の外に降り立つ。そしてそのままビルの屋上の縁に立った。 「何をやってるんだよ。危ないだろ」 純は驚いて、鉄柵を挟んでその向こう側に立つ真衣に言葉をかける。だけど、その言葉は真衣には届かなかった。鉄柵を隔てて、真衣と純は全く別の世界に立っていた。 真衣はビルの外側に広がる闇を見つめていた。 「不思議だよね……」 深い海の底のような落ち着いた静かな口調で、真衣は誰にともなく呟く。純は息を飲んで、その真衣の背中を見つめた。 「この一歩先には死があって、その一歩手前側には生がある……。 その二つは、一歩分の距離…

  • 見知らぬ女(80)

    電車は無情にも福井駅に到着する。 純と真衣の二人は学生服を着た学生たちと一緒に電車を降りる。改札を抜けると、改札口の前で友だち同士と思しき二人の女子高生が笑顔を浮かべながら、「また明日」と言って手を振り合っているのが見えた。突然、真衣が足を止める。純も立ち止まって真衣を見ると、真衣は感情を失った作り物のような目でその二人を見ていた。その目は、N公園で真衣が、「高校のクラスメートが交通事故にあって……」と重い口を開くようにして話した時に純に見せた目と全く同じだった。 「真衣、僕たちも家に帰ろう」 純が真衣に静かな口調で話しかけると、真衣は我に返ったように純を見返し、「うん」と頷いた。 駅ビルの出…

  • 見知らぬ女(79)

    純と真衣が向かったのは、Sワールドという名前の、福井の北側にある遊園地だった。 福井駅から電車でA駅に向かい、そこからタクシーに乗った。交通費は全て真衣が出した。純も払うと言ったのだけど、真衣は、「私が誘ったんだから、私が出す。それに私はあなたの姉なのだから、姉らしいことを一つくらいさせて」と言って聞かなかった。真衣の家を出たのが午後三時だったので、その時間から行っても遊園地で遊ぶ時間はほとんど無いのではないのかと純は思ったが、たとえ短時間であったとしても、真衣と二人で遊べるのなら構わなかった。その短時間の中でも、真衣がつらい現実を忘れ、少しでも元気になってくれればと願った。 真衣の気を少しで…

  • 見知らぬ女(78)

    「ありがとうございます」 純が男に小さく頭を下げると、男は無言で脇に寄り、純のためにドアの前のスペースを空けた。 「真衣、入るよ」 念のためドアの向こう側に声をかける。やはり返事はなかった。 銀色に鈍く光るドアノブを握る。ドアノブはひんやりとし、純の手のひらから熱を奪っていく。ゆっくりと右手を回す。ドアノブを握る右手に力を入れて押し出すと、その閉ざされていたドアがキーという誰かの悲鳴のような音を微かに立てながら、純の前で開かれていく。 そのドアの向こう側にはどのような光景が広がっているのか。 真衣が昨日の深夜に送ってきた、「純、助けて」というメッセージを思い出す。緊張で体が固まる。純は口の中の…

  • 見知らぬ女(77)

    福井駅には十三時十五分に到着した。 ぱらぱらと新幹線から乗客が降りていく。その乗客に紛れこむように、純も新幹線を降りる。そのまま改札を抜けて、駅ビルの外に出た。外は雲一つなく晴れ渡っていて、どこまでも続く青い空の中に白い太陽が一人ぼっちで浮かんでいた。その外の世界の眩しさに純は思わず目を細める。 駅ビルのすぐ前にある、バスターミナルが目に入った。 「あ……」 純は思わず声を漏らす。 そのバスターミナルの更に奥に、異様な形をした黒々とした物体が頭を覗かせていたのだ。なんだろうと思い、近づいていく。それは、大きな恐竜のモニュメントだった。いくつかの種類の恐竜が並んでいて、ひときわ背の高い首長竜が駅…

  • 見知らぬ女(76)

    「嘘だと言われても、真衣の母親がそう言っているのだから信じるしかないだろ」 純をとりなすように陽一が言う。 それでも純は信じることは出来なかった。 何でもないのに、真衣が「純、助けて」なんてメッセージを送ってくるわけがない。真衣の身に何かが起きたのだ。純に送られてきたこのメッセージは、真衣から自分だけに発信されたSOS信号なのだ。純はそう思った。真衣の母親が何と言おうと納得できなかった。自分の目で真衣の姿を見ないと、そして真衣自身の口から真衣の言葉を聞かないと、絶対に納得なんてできるわけがなかった。真衣に会いたかった。福井まで行って、真衣の言葉を聞きたかった。 陽一は真衣の件は片付いたと言うか…

  • 見知らぬ女(75)

    15 静寂に包まれた部屋の中に純はいた。 机の上のデスクライトが、開かれたテキストの上を照らしている。自分の部屋で一人、数学の問題を解いていた。 陽一も優子も寝ているのか、家の中は怖いくらい静かだった。遠くで救急車のサイレンの音が聞こえた。それはとても小さな音だったのだけど、周りの静けさの中で強調され純の耳に聞こえてくる。純はそれでも目の前の数学の問題を解くことに集中する。明日はフリースクールの登校日になっていて、それまでにこの数学の課題を終わらせなければならなかった。 突然、机の上に置かれていたスマホが震えて、机との間でガガガッと大きな音を立てた。 静寂を切り裂くような音に純は驚き、びくっと…

  • 見知らぬ女(74)

    二人だけの写真を撮った後、再び公園の中の遊歩道を二人で歩いた。もう真衣も純も何も喋らなかった。純にはその沈黙が別に息苦しくはなかったし、気まずさを感じることも無かった。逆に、この静寂がどこか心地よかった。姉と弟が二人並んで歩いているということが、当たり前の出来事であり、ありふれた日常であり、あらかじめ決められている自然の摂理であるかのように感じていた。 途中、一つだけ、純は真衣に質問を投げかけた。 なぜ、二人が初めて合う場所をこのN公園にしたのか。陽一からは、真衣の希望で待ち合わせ場所がN公園になったのだと聞いていた。このN公園に何か思い出なり、思い入れがあるのだろうか。聞いてみたかった。 「…

  • 見知らぬ女(73)

    そしてその目は、鏡で見る自分の目に似ていた。 純が朝起きて洗面台の前に立った時、その鏡向こう側にはこの時の真衣の目と同じような目をした少年が立っていて、そしてその空虚な目で純のことを見ていた。自分の中の得体の知れない虚無感が、ブラックホールが光を吸い込んでいくかのようにその目から光を奪っていくイメージが、純の中に生々しいリアルな感覚として残っていた。過去も未来も、そして現在すらも失った空っぽな人間として、その鏡の前に立っている気がした。 「高校のクラスメートが交通事故にあって……」と呟いた時の真衣の目は、その時の純の目とよく似ていると感じたのだ。 純は、「一つ、質問してもいい?」と、隣に座る真…

  • 見知らぬ女(72)

    「ねえ、あなたのこと、純って呼んでもいい?」 真衣がいたずらっぽい笑顔を浮かべながら純に尋ねる。 「いいよ。僕は何と呼べばいいのかな……。お姉ちゃん?」 「真衣、でいいよ。今さらお姉ちゃんと呼ばれても、私は姉らしいことなんて何一つしてこなかったから……。だから、真衣って呼んで」 「分かったよ。真衣」 少しの間、二人は黙り込む。そしてお互いの目を見つめ合う。真衣はとてもきれいな目をしていた。だけどその奥底には、何か不吉な陰のようなものも微かに混じっているような気がした。 「改めて……。はじめまして、純」 真衣は純に向かって右手を差し伸べる。純はその右手の意味が分からずに戸惑う。だけどすぐに、これ…

  • 見知らぬ女(71)

    14 N公園はY道路を挟んで北側と南側に別れている。 北側には、ワールドカップの公式練習場にも指定された球技場のほかに、野球場、テニスコートなどの運動施設があった。南側には野鳥観察園があり、一年を通じてさまざまな野鳥を観察できるようになっている。南側の敷地の中央には中央広場があって、その中に草地広場や遊具広場が設けられていた。待ち合わせ場所として指定されたのは、中央広場にある噴水の前だった。 その場所も、真衣の希望によるものだった。陽一からそのことを聞いたときに、「不思議なところを待ち合わせ場所にするんだな」と思ったが、それ以上特に気に掛けることもなかった。純にとっては、自分のたった一人だけの…

  • 見知らぬ女(70)

    「この秘密によって、知らないうちに家族の中に歪みが生み出されてしまっていたのかもしれない……」 自分の中の黒い塊を吐き出すように、陽一は呟く。その声を聞いて、ダイニングテーブルの椅子に座っている優子の頭が小さくうなだれるように動くのが見えた。 「純……今まで黙っていて申し訳ない……。 いきなりこのようなことを言われても、父さんの言葉はなかなか受け入れてもらえないかもしれない。父さんを恨むのなら恨んでもらっても構わない。 だけどもしこのことが、純の不登校の何らかの原因になっているのだとしたら……。今日のこの話をきっかけにして、立ち直って欲しいんだ。他の普通の子供たちと同じように学校に通い、立派な…

  • 見知らぬ女(69)

    「何?」と純がドアの向こうに問いかけると、陽一は少しの間を空けて、「少し、純に話したいことがあるんだ」と言った。 どうせ、またありきたりな苦労話でも聞かされるのだろうと思いながらも、純はそのうんざりした思いを隠して、「うん、分かった」と答えた。純がドアを開けるのを待つこともなく、陽一がそのまま階段を降りていく音が聞こえる。どうやらこのドア越しで話をするという訳でもなさそうだ。仕方なく純は椅子から立ち上がり、閉ざされたドアを開けて、一階に繋がる階段に歩いて行った。 リビングのソファに、少し硬い表情をした陽一が座っていた。 その一方で、優子はリビングではなく、少し離れたダイニングテーブルの前の椅子…

  • 見知らぬ女(68)

    夕食の席では、純は一言も喋らずにテーブルの上にあった食事を食べ続けていた。 いつもはそれでも両親と何かしらの会話を交わしながら食べていたので、純がその日に限って視線も上げずにただ黙々と食べている姿を見て、優子が気になったのか、「高校で何かあった?」と純に尋ねた。 「え?」 純は箸を止めて、視線を上げる。 目の前に、心配そうな表情を作った優子が純のことをじっと見ている。 「どうして?」 「あ、いや。昨日、純が高校に行って家に帰ってから、少し様子がおかしかったから。高校で何かあったのかな、と思って」 「……何でもないよ」 純は慎重に答える。心の中では、「いけない。少なくともこの場では、まだ多感な十…

  • 見知らぬ女(67)

    コンコンとドアをノックする音が聞こえた。 「夕食の準備が出来たから、降りてきなさい」 ドアの向こう側から、陽一の声が聞こえる。 陽一は決して自分からこの部屋のドアを開けることはなかった。自分から息子の部屋のドアを開けないことが、息子のプライバシーを守ることであり、息子を一人の独立した人間として扱うことになるのだと信じていたのかもしれない。 純は「分かった」と返事をした。 ドアの向こう側で、一人の足音がドアの前を離れ、階段を降りていく音が聞こえる。純は手にしていたノートを閉じ、机の上に戻す。そして緩慢な動作で椅子から立ち上がった。 純は中学を不登校になってからも食事はできるだけ家族と一緒に食べる…

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