一休禅師が、あまりの美味しさに「善き哉この汁」と感嘆したというお汁粉。 最近は冷やして食べるそうです。 なんでも冷たくしちゃうのはあまり体には良くないのですが、この猛暑ですから、仕方ないですね。 冷やすといっぱい食べられてしまうのがまた、困ったことです。 冷たくて美味しいー、なんて言っていますが、体の中では内臓さんたちが「おいっ、冷たいの来たぞ、あっためろあっためろー」って働いてるんですよね。 これまた困ったことです。
棋士曰く、 「本質的な真理を心でつかみ取る。 その道筋が描く軌跡の美しさを感じる。 動きに隠された暗号から、バイオリンの音色を聴き取り、虹の配色を見出し、どんな天才も言葉にできなかった哲学を読み取る。」 何を言っているのかわかりますか。 チェスにおける棋譜の美しさ、一手一手をつなぐ軌道の奥深さを言っているのです。 虹の配色、天才を超える哲学、それにバイオリンの音色を聴き取るあたり、エモいですね。
risolutoは「毅然と」と訳されますが「心がほどける」というニュアンスもあるそうです。 『ちょっとくよくよしているとき、水をぐびっと元気に飲んで、「はい、流しました」と思ってみてください。 それだけで、ささいな負の出来事は、自然に流せるようになってくるんです。』 エッセイの引用ですが、どなただったか忘れてしまいました。 なんだかスーッと心がほどける感じがしますね。 楽譜でAllegro risolutoを見つけたら、この言葉、思い出してください。
「音の調和が数学的に説明できるのであれば、この宇宙の調和をも数学で説明できるはずだ。」 とピタゴラスは叫びました。 すごい説得力ですが、少し力みすぎかもしれません。 突き詰めすぎたり極端すぎると、歪みが出やすいと言われます。 頭で考える事には限界があります。 どうしてこんな音が出たのだろうと、本人にもわからない時にこそ、真の感銘があるなんて事もあるかもしれませんよね。 たいがいは、そこはかとないことなのでは、と思います。
日本の鎖国が解けて、自然と西洋音楽が入ってきたと思っていませんか。 違うんですよ。 明治時代に音楽取調掛(おんがくとりしらべがかり)というのがあって、小學唱歌集を作ったり、雅楽の人にオーケストラの楽器を練習させたりして、一生懸命日本人に西洋音楽を染み渡らせたのだそうです。 ただ、音楽取調掛のある偉い人は、ドレミファの「ファ」の音がどうしても歌えなくて泣いたそうです。 日本は五音階だったので、「ファ」ってなかったんです。 「ドレミソ」ってなっちゃうんです。 だから「ファ」って歌えなかったんですね。 面白くて、可哀想で、切ないですね。
即興演奏とは、楽譜の無い演奏のことを言います。 その場で咄嗟に思いついて演奏します。 素敵な即興は、行き当たりばったりの音を弾いているように見えて、聞いている人の心に、星座のように見事な模様となって、広い夜空に約束されたかように、美しく描かれ、心を奪われます。 一番大切なのは音楽的センス、と言いたいところですが、実は一番大切なのは訓練です。 演奏する楽器が自分の心と一体となるまで、繰り返し音を紬ぐことが訓練です。 大好きな即興演奏
次の3つのうち音楽用語じゃないのが1つあります。 さあどれでしょう。 Allegro 陽気に Allegretto 少し陽気に alleregretto 本当にごめんなさい 3つ目はデンマーク語だそうです。 アマゾンでTシャツが売ってます。 欲しいです。
クラシックの演奏家たるもの、自己表現に偏ってはいけないと思うことがあります。 作曲家の思いを汲みとるという役割がありますから。 世界ーのバリトン歌手フィッシャー=ディースカウは、演奏家は楽譜を音に翻訳する以外のことをしてはいけないと言っています。 翻訳家の言葉があります。 「作者の心の動きを、息をひそめてただじっと追う。」 また、日本庭園の仕事を表現した言葉です。 「隅々に心を配り、丁寧に手を施しながらも自らの気配は消し去る。」 みんな忍者みたいですね。
曲の速さを示すために、メトロノームの数字が書かれることがあります。 これが困ったことに、度々混乱をきたしています。 特にベートーヴェンとシューマンが演奏に適さない数字を多く書き残しています。 シューマンが亡くなった後、残された妻クララは旦那の書いたメトロノーム記号をせっせと書き換えて出版し直してました。 しかし、全て直すことはできませんでした。 ベートーヴェンは晩年、自分の書いた数字に納得がいかず、癇癪を起こして「メトロノームなんて悪魔にくれてやる」と叫んで暖炉へメトロノームを投げ込みました。 散々ですね。 あっ、メトロノーム捨てないでくださいね。 ゆっくりから少しずつメモリを上げながら練習す…
フラット(♭)は半音低くです。 でもフラットって平らじゃないの?って思いますよね。 そうなんです。 英語の表現が少しおかしいんです。 イタリア語フランス語では「柔らかい」という単語を使います。 ♯は鋭い、♭は柔らかい、自然ですよね。 ダブルフラットはふにゃふにゃです。 トリプルフラットってのもあります。 ぐにゃぐにゃですね。 今日の勉強を終わります。
エチュードは練習曲と訳されます。 練習をステージで聴かせるの?と思いますよね。 違うんです。 ある技巧に特化した曲をエチュードって呼ぶんです。 ケーキの食べ放題みたいなものです。 どうですか、ちょっと楽しくなってきたでしょう。 大事なことは、軽やかに演奏することです。 そうしないと、大好きなケーキをもう見たくもない、なんてことになってしまいますから。 ショパン エチュード「エオリアンハープ」
憂鬱な気持ちで歩く夜道、ひとすじの月明かりに救われることがあります。 パレチェクの絵本では、妖精がバイオリンを弾いてお化けを退治してくれます。 たった一粒の美しい音を出そうとしたことはありますか。 何かを語ろうとせず、小さな光を一粒、月明かりのように。 プーランクという作曲家はこんな風に言っています。 「私の曲を分析しないでください。意味を考えないでください。ちょっとした光の戯れです。」
古代ギリシアの哲学者ソクラテスは、音楽について深い考えを持っていました。 音楽は詩作であり哲学であり、神の言葉を伝えるものであると考えました。 奏でることで,勇気、そして節度を備えて、魂を調和した状態へと導くのだそうです。 ソクラテスは、午後のひとときアテナイの広場をぶらぶらしながらそんな思いに耽っていると、世界3大悪妻と名高きクサンティッペが、「弁論なんかしてる暇があったら家事を手伝いなさいよ!」と叫ぶや、後ろからバケツの水をぶっかけました。 ソクラテスは平常心で答えました。 「雷が落ちた後には、大雨が来るものです。」
チェコの絵本作家 ヨゼフ・パレチェク 「ちいさなよるのおんがくかい」 楽しい色彩と微妙なアンバランスが心に沁みます。 バイオリンが何度か出てくるのも良いです。 ドヴォルザークを演奏する時、イメージをお借りすることがあります。 読み聞かせ この本の最後のお話「サーカスの前の夜」 盛大にシンバルを鳴らして宣伝するためにやって来た犬でしたが、もうみんな眠っている時間なので、鳴らすのはやめて、帰って寝ることにします。 美しく優しい諦めです。
スケールとは長さ重さ角度などをはかる目盛りですが、音楽では音の階段のことを言います。 スケールの練習はとても大事です。 良い音程を心がけて、丁寧に登ります。 スケールは人間の器を表します。 スケールの大きい人は、あくせくしておらず、いつも心にゆとりをもっています。 一歩一歩を大きくしっかり踏み締めて、階段を登ります。 今年は龍神様が守護神です。 天に昇る龍神は成功と発展の象徴です。 夢や希望をしっかり持って、日々スケールに励みます。
バイオリンを弾く時、右手も左手も柔らかくすることがとても大事です。 でもどんな状態が柔らかいのか分かりにくいですよね。 例えば、オペラ歌手が、良い声が出ている時はあくびをしている感じ、と言います。 心と体が柔らかくなっている状態です。 それでは、雲の上で空を泳いでいる感じ、なんてどうでしょう。 さらに、楽しい夢を見ている感じも加えます。 たまに少し気だるくうっとりしてみます。 調子が乗ってきたら魔法の杖を一振りしてみます。 分かりにくさに拍車がかかりましたね。
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一休禅師が、あまりの美味しさに「善き哉この汁」と感嘆したというお汁粉。 最近は冷やして食べるそうです。 なんでも冷たくしちゃうのはあまり体には良くないのですが、この猛暑ですから、仕方ないですね。 冷やすといっぱい食べられてしまうのがまた、困ったことです。 冷たくて美味しいー、なんて言っていますが、体の中では内臓さんたちが「おいっ、冷たいの来たぞ、あっためろあっためろー」って働いてるんですよね。 これまた困ったことです。
グスタフ・レオンハルトは偉大なチェンバロ奏者で、素晴らしい演奏をします。 ある日、他の楽器との合奏で「チェンバロがよく聞こえない」と感想を言われました。 彼は答えました。 「チェンバロは聞こえたらうるさいのです。聞こえなくて良いのです。いないとちょっと寂しいくらいがちょうど良いのです。」 なんか、めっちゃかっこいいと思いました。
一服しましょう、と言われると、お茶を思い浮かべますか。 タバコですか。 それともお薬の時間ですか。 ふうっとため息をつくだけでも一服になりますね。 一服の清涼剤というと、良い風景だったり、絵画だったり、演奏でも時々聞かれます。 すーっとする演奏、良いですね。 一服もるとサスペンスです。 誰も見ていないと思っても、どこからともなく右京さんが現れますよ。
麩饅頭の季節ですね。 つるんと爽やかな食感と、甘いあんこがたまりません。 またひとつ、またひとつと食べてしまいます。 麩饅頭は高タンパク低脂肪、そして高ミネラルなので、たくさん食べても大丈夫。かな。 不満10とも読めることから、10個食べると不満が消えるとも言われています。 でも、10個も食べると、せっかくの効能が逆効果になる可能性がありますね。 9個にしときましょうか。
今年の夏は、汗ばんでみようかなと思います。 新陳代謝が活発になり、免疫力や体力の向上が期待できるそうじゃないですか。 ただ、バイオリンには汗が大敵です。 ひどい手汗をかく人は、皮膚科に相談してくださいね。 制汗クリームをもらえますよ。 ただ、昔の演奏家はみんな分厚い燕尾服着てましたから、汗だくで弾いてましたね。 アイザックスターンなんか、汗を振り撒きながら弾いてましたよ。 客席でその汗を浴びて、持ち帰って煎じて飲んでいたものです。
雨といえば、ブラームスの雨の歌、ショパンの雨だれが有名です。 どちらも癒されたり、ワクワクしたり、ちょっと怖かったり、素敵な曲です。 落語で「笠碁」というのがありまして、これがまた雨の日にぴったりのお話です。 楽しかったり、苦しかったり、イライラしたり、ワクワクしたり、最後は実にほっとします。 雨が人の気持ちを潤すお話だったりもします。 最近はかぶる傘というのが売ってますね。 昔のかぶり笠と同じで面白いです。
バイオリンは湿度管理が大切です。 と言っても難しいんですよね。 湿度計って全く当てにならないですから。 体の感覚で覚えるしか無いです。 湿度計はモーツァルトが活躍していた頃にできたらしいですよ。 金髪女性の髪の伸び縮みで判断していました。 日本の湿度計も長いこと金髪女性の髪を使っていたそうです。 戦争中、金髪が手に入らず、仕方なく黒髪で測ったところ、全く問題なかったとそうです。 迷信だったのですね。
ジャーナリング流行ってますね。 頭に浮かんだことをありのままに書き記すことです。 心のモヤモヤを整理するのに良いそうです。 朝一が良いそうです。 脳のデトックスになるらしいですよ。 その後が、ふた通りに分かれます。 一つは保存して後々振り返る。 もう一つは、即、破り捨てる。 デトックスですからね。 後者が合ってるかもしれません。
6月から7月はぎっくり腰が一番多い季節なのだそうです。 1番は運動しなくなることですが、2番目は腰とお腹の冷えです。 冷房にあたる人は特に、やっぱり腹巻きです。 最近はおしゃれな腹巻きがありますよ。 見せる腹巻き、なんてのが売ってます。 竹久夢二デザインっていうのもあります。 実際に竹久夢二はデザイナー業もやっていたのだそうですね。 まあ、腹なんで、見せなくても良いですけどね。
梅原氏が國司氏の絵画を盗作したというお話です。 2つの絵はとても美しいものです。 裁判で盗作では無いと結論付けられました。 しかし、遠い未来にこの2つの絵を観た人は、「梅原が國司にインスパイアされて描いたオマージュであろう」と理解されると思います。 それが何よりの解決なのかなと、思ったりもします。 ブラームスの交響曲一番が、ベートーヴェンの第九に似てると言われた時、ブラームスは初め「そんことは無い」と強く否定していましたが、のちに「似ているが、何か問題ありますか」と開き直ったそうです。 人の言うことなんて、だいたいみっともないことが多いですね。 でも、そこが愛すべきところなのかもしれませんね。
感情の赴くままココロを満たすために食べることを、エモーショナルイーティングと言います。 カッコ良く聞こえますが、ダメなやつです。 ちょっとのつもりが、起爆剤になってしまって、いっぱい食べてしまう事などがあてはまります。 対処法は、脳の疲れを取ることだそうです。 初めて聴く音楽を聴いてみると良いらしいですよ。 脳のマッサージになるのだそうです。 わかるようなわからないようなですね。
ずっと昔、薬指は呪術的な力を持っており病気を癒す力があると考えられていて、この指の魔力を使って調合した薬で患者を助けるのが薬師、つまり医者だったのだそうです。 バイオリンだと3の指になります。 そういえば3の指はよく使いますね。 難しい跳躍を掴むのも大概3の指です。 もう少し3の指に敬意を払わないといけませんね。 3の指で、鼻をほじったりしたらいけませんね。 これからは、2の指にしましょう。
新しい研究で、良い二度寝があると聞きました。 目覚まし時計で起きたものの、休日だからと目覚ましを止めて二度寝をすると、とても幸せな気持ちになりますよね。 この時、体内ではストレスを減らしてくれる「コルチゾール」や「エンドルフィン」が多く分泌されるそうです。 好きな音楽を静かに流して10分間だけ二度寝すると良いそうです。 えっ10分なの? はい、10分なんです。 残念ながら。
「台湾の天才」オードリー・タン氏は、自分の手がスマホになる夢を見て、自身のスマホ依存に気付き、ガラ系に変えたのだそうです。 仕事でスマホが必要な時は、スタンドに立てて使い、その後は引き出しにしまうそうです。 なかなかスケールの違う感覚ですね。 あなたの手、大丈夫ですか?
読書していると、いつの間にか読んでないことありませんか。 文字は追っているけれど、頭は遠くへ思いを馳せている、なんてことです。 読書瞑想って言うらしいですよ。 ものは言いようですね。 読んでないんですから。 昔、大学の講義で良く聴講瞑想してました。 妙に気持ち良かった記憶があるので、やっぱり良いことだったのかもしれません。
「どっこいしょ」が体に良い話は以前にしました。 体の柔軟性を高め、動きをスムーズにする効果があるのだそうです。 と言うことは、バイオリンでも、難しいパッセージの前に「どっこいしょー!」って言ってから弾くと上手くいくかもしれませんね。 著名なピアニストで、いつも口がごにょごにょ動いてる人いますよね。 あれは、間違いなくどっこいしょですね。 きっとそうに違いありません。
心理療法のひとつである催眠療法というのがあります。 「花びら一枚一枚の価値」と頭の中で唱えて眠ることで、心のわだかまりや嫌な記憶が夢の中できれいに整理され、気持ちの良い目覚めを迎えることができるのだそうです。 そして起きたら、「腰が痛い肩が痛い」と言わないで「腰がんばれ肩がんばれ」とエールを送るんが良いそうです。
ハーバード大学の20秒ルールと言うのがあります。 良い習慣を増やしたいときは、その行動をするのにかかる手間を20秒減らす。悪い習慣を減らしたいときは、その行動をするのにかかる手間を20秒増やす。 と言うもの。 落ちたお菓子は20秒以内に拾えば食べてよしってルールじゃないですよ。 例えば、 バイオリンをケースにしまわずスタンドに立てておく。 練習がすぐ始められて、良さそうですね。 すぐごろんとサボってしまわないように、ベッドにでこぼこマットレスを敷いておく。 あっ、これ超気持ち良いやつでしたね。
寒暖差のきつい季節ですね。 こんな時は腹巻きですよ。 内臓を守り基礎代謝を高め、免疫力を向上させます。 さらに、自律神経のバランスも整えるそうです。 カッコ悪いなんて思ってませんか。 若い人はウェストウォーマーなんて言うそうです。 「今日は、ウェウォ、つけていこうかな」 なんてね。
質問者「1日にお菓子どのくらい食べて良いですか?」 AI「クッキー2、3枚、チョコ25グラム、ポテチ小袋半分、和菓子1個、です。」 質問者「結構いっぱい食べられますね。」 AI「全部じゃありません、どれかです。」 質問者「…少な…。」 AI「聞かなかったことにしますか?」 質問者「いいえ、食べなかったことにします。」 AI「質問した意味がありませんね」
駅から歩いて15分の実家に行くのに初めてバスを使いました。 あまりに空気がムシムシしていたので、自然と足がバスに向かっていました。 その後、きついお勤めがあったので、後になって、乗っておいて良かったと思いました。 おかげでその後、家事をこなす事もできました。 それにしても、最近の都バス、高いですね。
2020年イギリス映画「ゴヤの名画と優しい泥棒」がおすすめです。 19世紀スペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤの作品「ウェリントン公爵の肖像」をめぐる物語です。 とても古びたつくりで、ヘップバーンやバーグマンの映画が好きなんて人は、きっと大好きです。 何だか古くさくて、つい泣けてしまったセリフをひとつ。 「私は一個のレンガ、あまり役に立たない。小さな一個だが無数に積めば家ができるし、家は日陰を提供できる、そして世界が変わる。」ケンプトン・バントン
先日コンサートの挨拶で、「今年還暦で朝起きるたびにどこかしら痛くてポンコツです。」と話したところ、終演後あるお客さまから「還暦はまだ若いです。体が痛いのは気のせいです。」と言われました。 そう言われると、その通りの気がしました。 まあ今日も痛いは痛いのですが、気のせいかもしれないと思うと、何か元気が出る気がします。 ありがたいことです。
鬱陶しい梅雨とも言いますが、すべてをきれいに洗い流す雨と思うと、少し気分が良くなります。 水無月にはいろんな説がありますが、雨が降って天に水が無くなってしまうから、という解釈が一番お気に入りです。 ヘップバーンの映画『昼下りの情事』の中で、雇われバイオリン弾きがボートの上で弾いたり、バスルームで弾いたり、バイオリンを逆さまにしたらジャーって水が出たりして、大笑いして観た記憶があります。 バイオリンは湿気が大敵です。絶対真似したらいけませんよ。
どうしても起きられない時。 まず、5、と心の中で叫びます。 そして4、3、2、1、ゼロ!、と起きるのだそうです。 まあ、何回かに一回くらい、うまくいきますね。 もうひとつ、朝、心のざわつきを感じてしまう時。 まず、えいっと外に出てみます。 そのまま散歩できれば最高ですが、ああやっぱりダメだ、とすぐ部屋に戻っても大丈夫です。 出る前とは、少し気分が変わっているはずです。 雨の日でも、ちょっとドアの前に出るだけで良いので、おすすめです。
美味しいコーヒーと昼寝。 実に幸せなひとときです。 えっ?と思いますか。 最近流行りの健康法ですよ。 カフェインが効いてくる20分くらいでちょうど目が覚めて、良いのだそうです。 昨日も美味しいコーヒー飲んで、うとうと、、。 スッと目が覚めて時計を見ると、2時間経ってました。 あれあれあれー、、。
歳をとると、アレが増えます。 アレがアレなのでアレしといて、なんて言ってしまいます。 でもこれ、若者には通じませんが、年寄り同士だと通じてしまうものです。 ああ、アレね、なんて。 同じ音にもいろんな表情があるように、何てね。 タヒチ語で、楽しい時は「アレアレア」と言うそうです。 ゴーギャンの絵がありますよ。
梅雨時は落ち込みがちです。 でも、「落ち込んだ時は分析能力が高まる」という論文があるそうですよ。 まずは、落ち込んだ自分をいたわります。 そして、何が良くなかったのか分析します。 そして最後に、ヘンテコな動きやステップをしてみます。 これ、アメリカの大学で研究され、効果が実証されているらしいですよ。 飛び跳ねたりするのも良いそうです。
音楽の演奏は自己効力感を最も強く感じることができるのだそうです。 自己効力感というのは、きっとうまくいく、という気持ちです。 一方、自己諦念感を支えにして、美しい芸術を生み出した、東山魁夷という画家がいます。 自己諦念感は、自分はこんなもの、期待しすぎない、という気持ちです。 どっちが良いのでしょうね。
食べたらすぐ寝たいですよね。 横になると、胃腸への血液量が増えて、消化吸収を助けてくれるのだそうです。 しかし、眠ってしまうと、副交感神経が優位になり、内臓の働きが低下するらしいです。 横になっても良いけど眠っちゃだめ、と言う、蛇の生殺し状態ですね。 ひとつ解決法があります。 夢を見ている時は交感神経が活発になるのだそうです。 ぐっすり寝ないで、夢を見まくるとOKと言うことです。 素晴らしい!
音楽や技芸の神として信仰されている、宗像三女神。 ギリシア神話の三美神みたいで、面白いですね。 ご利益は、豊かさをもたらすコミュニケーションが活発化することだそうで、まさに欠けている事だと感じ、おろおろしてしまいます。 その歌声は、水晶のかけらが舞うような、また、木漏れ日のような暖かい響き、だそうです。 理想的です。
人間死んだらどうなるの? 考えたら眠れないですよね。 不確実や不思議、懐疑の中にいられる能力を、ネガティブ・ケイパビリティといいます。 仏教で「あんじん」という心構えがあって、「世の中こういうものか」と達観するのだそうです。 思い通りにならないことは、あたりまえ。 思い通りになったことは、ありがたい。 と思うと良いのだそうですよ。
仕事帰りに仲間と部長の悪口を言い合うのは、本当に楽しいですよね。 でも、陰口を叩く人は魔界の人間だ、と美輪明宏さんがおっしゃってました。 うゎ、魔界の人間になってしまっていたのですね。 あまり人を嫌ってはいけないのでしょうね。 人間自体が嫌いって人もいます。 「人間を知れば知るほど、私は犬が好きになる。」サティ ここまでいくと清々しいです。
観音様は「音を観る」と書きます。 音は人の哀しみ苦しみ、あるいは喜び、または憎しみ。 とらえがたい心のすがたを観ていると言います。 昔、大船観音の近くに住んでいて、学校サボったりいたずらしたりした時は、観音様が見えない道で帰ったりしてました。 なんか怖かったんですね。 おかげで、ポンコツではありますが、大きく道を踏み外さず生きてこれたのかもしれません。
アイスが美味しい季節になりました。 頭にキーンとくるあれは、アイスクリーム頭痛と言って、原因はまだ解明されてないそうです。 一方、歯にしみるあれは解明されていて、象牙細管が収縮して神経に刺激がいくのだそうです。 別に歯磨き足りないって事じゃないそうですよ。 安心してください。
心を止める音、ってどうでしょう。 ざわざわ波打っていた心が、すっと静まるような。 吸い込まれて、浄化されていくような。 ダヴィンチの「受胎告知」を観た時、そう感じました。 大天使ガブリエル「あなたは神の子をみごもりました。」 マリア「まじっ?!!」 って言うシーンです。
日本で一番明るい星空と言われる、長野県阿智村。 つまり日本で一番暗い夜ってことなのでしょうか。 それはそれは圧倒的に美しい星空で、息を呑んで感動した記憶があります。 一方、東京の夜景も綺麗ですね。 日本一明るい街ですから。 高いビルは輝く森のようで、文明って凄いなあと思います。 うちから見える小さな星空や、ショッピングモールの小さなあかりも、独特な寂しさがあって素敵です。 一番ほっとしますね。
上手に弾きたくて、いろんな本を読んで、いろんな話聞いて、いろんなやり方を覚えて、やってみた結果、沼にハマったようになって、落ち込んでしまうこと、ありませんか。 人間は、あまりたくさんの情報があり過ぎると、間違えた結論に達してしまうのだそうです。 そんな時は、空を見て、甘いものを食べて、寝ちゃいましょう。 起きた時、なんかすごいことになっているかもしれませんよ。 なんかね、、。
偏愛とは、大ぴらには言えないけれど、あることに並外れた情熱を傾けること、だそうです。 一時期、マニアとかオタクとか言われていましたが、今は偏愛と言います。 一番邪魔になるのは、常識的な価値観や概念。 直観や閃き、不思議な縁を大切にします。 人の意見に左右されず、自分の好きを貫き通すって、すごいですよね。
理路整然とした主張は素敵です。 でも、曖昧模糊とした表現もまた魅力的です。 想像力を掻き立てるじゃないですか。 得体の知れない空気が漂うことで、ドキドキするかもしれません。 たとえ、ほんとはどうして良いのかわからないだけだったとしても、、。