こんにちは。ボクシングトレーナーの椎野大輝です。2025年6月19日に開催されるWBO世界ウェルター級タイトルマッチについて、僕の視点からまとめてみたいと思います。日本の佐々木尽選手がアメリカの現王者ブライアン・ノーマンJr選手に挑む世界戦です。ウェルター級は、世界的にも層が厚く、トップレベルの選手が集う非常に厳しい階級です。その中で日本人選手が挑戦権を得ることは簡単ではありませんし、日本国内で世界戦が開催されること自体が非常に特別な
チャンピオンを多数育成する現役プロトレーナーの椎野大輝がボクシングに役立つ情報を発信していきます。 【経歴】 元プロボクシング東洋(アジア)チャンピオン 世界ランキング最高7位
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選手を指導する立場にいると、つい「正しい型」にこだわりたくなることがあります。基本を身につけることはもちろん大事です。でも、型を教えることばかりに気を取られると、選手が本来持っている力を潰してしまうことがあるのも事実です。ボクシングは、ただ決められた動きをなぞるだけでは勝てない競技です。相手によって、状況によって、自分で判断し、変化できる選手が強くなります。この記事では、「型にはめる指導がなぜ危ないのか」、そして、「どうすれば選手の個性や力を
ボクシングファン待望の一戦、中谷潤人選手と西田凌佑選手によるバンタム級統一戦がついに発表されました。このカードが決まったとき、多くのファンが「やっぱり来たか」と感じたのではないでしょうか。というのも、前回の中谷選手の防衛戦の後、西田選手がリングに上がり、互いに「やりましょう」と挨拶を交わしていたからです。あの瞬間から、2人の対戦は現実味を帯びていました。現在、バンタム級では4人の日本人選手が世界タイトルを保持しており、「どこかで必ず交差する」
「自分のボクシング、なんだか最近ぼやけてきた気がする…」そんな感覚に覚えがある選手、実はかなり多いんです。トレーナーの指導に一生懸命応えようとするほど、自分の感覚が置き去りになっていく。でもそれ、放っておくと“自分のスタイル”まで失ってしまう危険があります。この記事では、あなたが本来持っている強みを取り戻し、自分らしいボクシングに立ち返るためのヒントをお届けします。🔗関連記事https://boxingtraine
「最近、ジムに行くのがなんか気が重い…」そんな風に感じたこと、ありませんか?プロボクサーとして体は鍛えられていくのに、なぜか心がすり減っていく──。その原因、じつは“昔ながらのやり方を押しつける指導”にあるかもしれません。この記事では、現代のボクサーが感じている違和感の正体と、どうすればもっと自分らしくボクシングと向き合えるのかを一緒に考えていきます。🔗関連記事https://boxingtrainer-hirokishi
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こんにちは。ボクシングトレーナーの椎野大輝です。2025年6月19日に開催されるWBO世界ウェルター級タイトルマッチについて、僕の視点からまとめてみたいと思います。日本の佐々木尽選手がアメリカの現王者ブライアン・ノーマンJr選手に挑む世界戦です。ウェルター級は、世界的にも層が厚く、トップレベルの選手が集う非常に厳しい階級です。その中で日本人選手が挑戦権を得ることは簡単ではありませんし、日本国内で世界戦が開催されること自体が非常に特別な
2025年6月8日、有明コロシアムにて行われたプロボクシング・バンタム級10回戦。WBC世界バンタム級1位・那須川天心選手(帝拳)が、WBA同級6位のビクトル・サンティリャン選手(ドミニカ共和国)に3-0の判定勝利を収めました。今回の試合をトレーナー視点から振り返り、那須川選手の現時点での完成度や今後への課題についてお話しします。目次CLOSE1. 初の“対サウスポー世界ランカー戦”
2025年6月8日、有明コロシアムで行われたバンタム級世界王座統一戦。WBC王者・中谷潤人とIBF王者・西田凌佑による、日本人同士の頂上決戦は、6ラウンド終了TKOという衝撃的な幕切れを迎えました。序盤から圧力をかけ、精神的にも西田選手を追い込んだ中谷選手。一方で、技術と覚悟をもって応戦した西田選手も、その強さを確かに示しました。破壊と観察、そして判断と非情──ボクシングの本質が凝縮されたような一戦だったと思います。今回はトレーナーと
2025年6月5日、ワシル・ロマチェンコ選手が自身のSNSで現役引退を正式に発表しました。五輪2連覇、アマチュア396勝1敗、そしてプロではわずか12戦目で世界最速タイの3階級制覇。「精密機械」「マトリックス」とも称されたこの男が、静かにリングを降りたことに、世界中のボクシング関係者・ファンが深い感慨を抱いています。今回は、ロマチェンコの技術やキャリアの凄さについて、プロトレーナーの視点からお伝えしたいと思います。目次CLOSE
2024年6月、元世界4階級王者・田中恒成選手が引退を発表しました。視力の深刻なトラブルを抱えながらも、ファンの前で闘い続けたその姿は、多くの人の記憶に残るものだったと思います。この引退を受けて、ボクシング指導者のひとりとして、僕自身が感じたことを記しておきたいと思います。YouTube解説はこちらhttps://youtu.be/RGdOV0gv7iE?si=xN7_sfRDmFP0ICYX目次CLOSE
2025年9月14日、名古屋IGアリーナで開催されるスーパーバンタム級世界戦。4団体統一王者・井上尚弥選手が対戦するのは、ウズベキスタンの元2冠王者・ムロジョン・アフマダリエフ選手。今回のカードについて、“井上選手にとってこの試合はどれだけリスキーか?”“アフマダリエフという選手の脅威とは?”“勝敗はどのように決まるのか?”トレーナー目線で解説していきたいと思います!Youtube解説はこちら目次CLOSE
2025年5月28日、横浜BUNTAIで行われた「Lemino BOXING」は、日本ボクシング界にとって大きな節目となるイベントでした。大橋ジム所属の2選手、WBO世界バンタム級王者・武居由樹と、IBF世界スーパーフェザー級1位・力石政法が揃って世界戦に登場。武居選手は王者としての責任を背負い、力石選手は世界初挑戦という立場で挑んだこのダブル世界戦。注目は、強豪外国人選手との試合を通じて、日本人選手がどこまで通用するのか──という点にありました。
こんにちは、ボクシングトレーナーの椎野大輝です。今回は2025年5月28日に横浜BUNTAIで行われる、2つの世界タイトルマッチ――WBO世界バンタム級:武居由樹 vs ユッタポン・トンディーIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦:力石政法 vs エドアルド・ヌニェスこの2試合について、トレーナー視点からの展開予想・勝敗予想を語っていきます。Yotube解説はこちら目次CLOSE
こんにちは。椎野です。今回は、三代大訓選手がアンディ・クルスとのIBF世界ライト級挑戦者決定戦に挑むということで、試合の展望や、トレーナー目線での戦略をお話ししていきたいと思います。Youtube解説はこちら(準備中)目次CLOSE1. 「これは“チャレンジマッチ”」──クルス戦の重み2. クルスの強さは「
こんにちは。ボクシングトレーナーの椎野です。今回は、6月8日に有明コロシアムで行われる那須川天心選手とビクトル・サンティリャン選手の試合について、自分なりの視点でまとめてみます。この試合は、天心選手にとって“世界戦を見据えた一戦”、いわば世界前哨戦。ランキングもWBC1位、WBAとWBOで2位、IBFで4位と、どの団体から世界挑戦が決まってもおかしくないポジションです。だからこそ、内容が問われる。勝つのはもちろん、「どう勝つか」に注目
こんにちは、椎野です。この記事では、YouTubeでコメントがあった「現時点で中谷潤人選手と井上尚弥選手が試合したらどうなるか?」というコメントに対して、トレーナーとしての視点から答えていきます!※当ページの画像はボクシングモバイル様から許可を得て引用しております:https://boxmob.jp/sp/Youtube解説はこちら(準備中)目次CLOSE1. 井上尚弥
堤駿斗、圧巻の3RTKO──世界ランカー相手に見せた“本物の強さ”とは2024年5月11日、大田区総合体育館で行われた堤駿斗 vs ハイメ・アルボレダ戦。日本ボクシング界の若き才能・堤駿斗が、世界ランカーを相手に圧巻のパフォーマンスを見せました。試合を見て、率直に感じたのは「マジで強いな」「引くほど強い」という驚きでした。今回はその感想をまとめながら、堤選手の進化や魅力についてお伝えしていきます。※当ページの画像はボク
先日行われた、井岡一翔選手とフェルナンド・マルティネス選手の試合。あの一戦を見て、マルティネス選手の動きが印象に残ったという方は多かったのではないでしょうか。一見、動きは粗く見える場面もありますが、そこにはしっかりとした“意図”があります。距離の潰し方、手数の出し方、そしてペースの使い方──どれも感覚任せではなく、相手を崩すための組み立てです。「強いけど雑」と言われて、なかなか次の段階に進めずにいる選手にとって、マルティネス選手の戦い方はヒントになるはずです
こんにちは、椎野大輝です。2025年5月11日、東京・大田区総合体育館で行われた「LifeTime Boxing Fights 27」メインイベント、WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ:井岡一翔 vs フェルナンド・マルティネスのリマッチを現地で観戦してきました。戦術解説や感想をお話ししていきます。※当ページの画像はボクシングモバイル様から許可を得て引用しております:https://boxmob.jp/sp/Youtube解説は
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プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥選手が、2025年5月5日(日本時間)にアメリカ・ラスベガスでラモン・カルデナス選手と対戦。試合は第8ラウンドTKOで井上選手の勝利に終わりましたが、その展開は予想外の連続でした。ボクシングトレーナーとしての視点から、今回の試合の技術・戦術を振り返ります。※当ページの画像はボクシングモバイル様から許可を得て引用しております:https://boxmob.jp/sp/Youtu
「基礎はだいぶ形になってきた。このあとは、どこまで自分の動きに任せていいんだろう…?」そう感じたこと、きっとあるはずです。たとえば、ミットでは動けているのに、スパーになるとぎこちない。「もっと自由に動け」と言うには早い気もするし、「まだ型通りで」と押さえ込むのも違う気がする。この判断の揺れこそが、指導者にとって最もリアルな悩みの一つです。この記事では、選手の状態から読み取る「型外しの見極め方」と、基本のフォームを保ちながら、選手が自分で判断して動ける“実戦対
2025年5月11日(日)、東京都・大田区総合体育館にて開催される「LifeTime Boxing Fights 27」のメインイベントとして、WBA(世界ボクシング協会)世界スーパーフライ級タイトルマッチが行われます。王者フェルナンド・マルチネス選手(33=アルゼンチン)と、前王者で同級6位の井岡一翔選手(36=志成)による再戦です。今回は、両者の戦術や注目ポイントを踏まえ、再戦の勝敗予想を技術的な視点から解説していきます。※当ペー
ボクシングの指導をしていると、同じメニューを渡しても、選手によって反応はまるで違います。「この動き、なんで必要なんですか?」と細かく理由を聞いてくる選手もいれば、「言葉はいいから、とりあえず打たせてください」と、感覚で覚えたいタイプもいる。どちらが正しいわけではありません。問題は、伝え方が選手に合っていないとき、こちらの意図がまったく届かないという点です。理屈っぽい選手には、理論で道筋を見せる必要がある。感覚派の選手には、体で覚えられる空間を
選手を指導する立場にいると、つい「正しい型」にこだわりたくなることがあります。基本を身につけることはもちろん大事です。でも、型を教えることばかりに気を取られると、選手が本来持っている力を潰してしまうことがあるのも事実です。ボクシングは、ただ決められた動きをなぞるだけでは勝てない競技です。相手によって、状況によって、自分で判断し、変化できる選手が強くなります。この記事では、「型にはめる指導がなぜ危ないのか」、そして、「どうすれば選手の個性や力を
こんにちは、椎野です。 ストレートパンチは、構えた時に、後ろにある手をまっすぐ打つパンチです。ボクシングは利き
パンチを強く打つためには、正しいフォームや力を入れるタイミング、脱力するタイミング、そしてパンチ力を上げるためのトレーニングをすることが大切です。この記事では、強いパンチが打てる人の特徴と強いパンチを打つために効果的な練習方法を解説していきます。パンチはあるのに試合でいまいち倒しきれない、パンチを打つ時に思うように力が入らない、そんな風に感じている方は是非参考にしてみてください。この記事を書いた人しいの元プロボクサー世
世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)と国際ボクシング連盟(IBF)同級王者のフェ
2024年6月をもって三迫ジムを退職いたします。大学卒業後、すぐに三迫ジムからプロデビューさせていただき、プロ
馬場 龍成(Baba Ryusei) Sフライ級8回戦 日本スーパーフライ級10位馬場 龍成(28=三迫) V
ボクシングはフィジカルだけでなく、メンタルの戦いでもあります。ボクシングの試合前、選手たちはどのような心理状態
こんにちは椎野です。今日は、これからボクシングを始めたいという人向けに、ジム選びのポイントをいくつかお話しした
こんにちは椎野です。 指導経験がないけどトレーナーの仕事に興味があるという方は、未経験でもできるのか、実際にど
こんにちは。椎野です。 僕はボクシングトレーナーとして「勝つこと」にフォーカスして指導を行っています。僕自身、
ボクシングにおいて、ステップの技術は非常に重要です。大事なポイントは、構えを崩さずステップし続けることと、足を
こんにちは椎野です。 ボクシングジムで行うミット打ち。なんとなく打っていてイマイチ成長が感じられないなと思って
こんにちは椎野です。 この記事では、「一番強いボクシング」とは何か、そして自分に合ったボクシングスタイルをどの
吉野 修一郎(Yoshino Shuichiro) 62.5kg契約8回戦 WBO Asia Pacificラ
ボクシングを学び始めたばかりの方にとって、最初の一歩はしっかりとした基礎を築くことから始まります。その中でも、
フィジカルトレーニングは、体力全般、心肺機能的なスタミナ、筋持久力、パワー、スピードなど、基本的な身体能力の向
東京ドームの熱気と井上尚弥の圧倒的勝利:ネリ戦の全貌と今後の展望 先日行われた井上尚弥VSネリの試合について感
池崎 創哉(Ikezaki Souya) 東日本新人王Sフェザー級4回戦 ×稲波 英士(セレス)判定0-337
ボクシングの試合と練習では、多くの違いがありますが、特にメンタルの面での違いが顕著です。試合では一発勝負のプレ
こんにちは椎野です。 「ジムにサンドバッグあるからとりあえず打っとこう」という人は、練習の効果がわからなくてな
こんにちは椎野です。 今日はボクシングにおける「フェイント」の重要性とその技術について深掘りしていきたいと思い