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2023/11/25

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  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設 (5)パルス・レーダーのMTIの原理

    第2章航法支援施設(5)パルス・レーダーのMTIの原理今回は、パルス・レーダーの機能の1つであるMTIのお話をします。と言っても何の事やらお分かりになりませんね。それもそのハズです。先ほど、ネットを見て周りましたがMTIが何の訳であるか位は、書いて有りましたが原理については、書かれていませんでした。さらに受験参考書には、MTIの文字さえ載っていません。しかしながら航空無線通信士の無線工学の問題として出題されていますので、ここで勉強しておきましょう。(試験に出題されても、参考書には、書かれていない事柄もある事を覚えておいて下さい。)1.MTIとは?MTIとは、MovingTargetIndicatorの訳です。パルス・レーダーは、極短い時間間隔で電波を輻射します。そして、電波を輻射していない時は、受信します...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設(5)パルス・レーダーのMTIの原理

  • TPOTAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設 (4)パルス・レーダーの最大探知距離その2

    第2章航法支援施設(4)パルス・レーダーの最大探知距離を伸ばすその2今回は、前回に引き続きパルス・レーダーの最大探知距離を延ばす方法をお話いたします。(3)パルスのエネルギーを大きくする。再度、パルスと搬送波、そしてパルス変調波をご覧下さい。パルス変調波は、パルスと搬送波を掛け合わせたもので、パルスの電圧が高い時だけ、搬送波が空中線から輻射されます。パルスの幅:Aを広げて行きますと最終的には、パルス変調波は、搬送波そのものになります。この状態で輻射される電波のエネルギーは、最大になります。逆に、パルス周期:Tを短くして行きます。T=A⇒Aこれまた、パルス幅:Aだけになりますので、搬送波の連続になります。結論パルスのエネルギーを大きくするには・パルス幅:Aを広くする。・パルス周期:Tを短くする。注意パルス周...TPOTAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設(4)パルス・レーダーの最大探知距離その2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設 (4)パルス・レーダーの最大探知距離その1

    第2章航法支援施設(4)パルス・レーダーの最大探知距離を伸ばすその1今回から近年出題される様になりましたパルス・レーダーについて今回と次回の2回に分けてお話を致します。特に次回の試験で必要なのは、最大探知距離を伸ばす方法と思いますが、その予備知識として今回は、レーダーの原理を先にお話し致します。ちなみに新設問題とは、少し上級の資格試験に出題される問題の中から出題されます。当講座では、新設問題に備えて航空無線通信士の範囲を少し超えてお話をしている事があります。それでは、本題に入ります。1.パルス・レーダーの電波図-1図-1をご覧下さい。赤の線はパルスです。パルスとは脈の事で手首に指をあてますと、脈を打つのを感じます。脈の様に断続する信号をパルスと言います。例えば、上の図の赤の内、下の横線を0[V]、高くなっ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設(4)パルス・レーダーの最大探知距離その1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設 (3)ASDEとMLAT

    第2章航法支援施設(3)ASDEとMLAT今回は、ASDEとMLATのお話です。と言っても何の事かお分かりにならないと思います。航法支援施設はこの様にアルファベットの組合せで呼ばれそれも似たような名前が多いのです。よって、何の略か英語で覚えなければなりません。[I]ASDEとはAirportSurfaceDetectionEquipment:空港面探知レーダの事です。1.ASDEの用途空港には滑走路、駐機場、それらを結ぶ誘導路等がありそれらの上を航空機やバス、飛行機をプッシュ・バックするトーイング・カー等様々な車両が行きかっています。支援車両は、エプロン上に表示された白線で示された通路のみを走行しますが、航空機の誘導路と交わる部分もあります。※上の絵は、steam社のFlightSimulatorX上のO...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設(3)ASDEとMLAT

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設 (2)ASR/ARSR/SSR

    第2章航法支援施設(2)ASRとARSRとSSR今回から航空管制に使用されるレーダーのお話をします。今回は、航空管制には、かかせないASRとARSRそしてSSRのお話を致します。そう言われても何の事かお分かりにならないと言う方も沢山いらしゃると思います。航法支援施設には、ASRやARSR以外にもASDE等似た様な名前が沢山あります。これから出てきます各航法支援施設の名称は、全て何文字かのアルファベットの組合せで呼ばれますので、何の略か理解する為にも英語で覚えておいて下さい。ASRやARSRとは、何かと言うお話しの前に航空機は、空を自由に飛んでいる訳ではなく、”航空路”と言う空の道を飛んでる事をまず、頭において下さい。”航空路”については、ネットで検索して頂きますと国土交通省で公開していますので、是非、ご覧...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設(2)ASR/ARSR/SSR

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設 (1)VOR/DMEその8

    第2章航法支援施設(1)VORとDMEその8前回迄に航空機から見たVOR局の方位が分かる仕組みをお話いたしましたので今回は、VORの使い方をお話致します。1.小型機のVOR計器図-6を見ながら、以下の説明を読んで下さい。伊丹空港(大阪空港:RJOO)のVORを例にお話いたします。貴方の操縦する航空機が伊丹空港の周辺を飛行中とします。VORの受信機の周波数を113.9[Mhz]に合わせますと、伊丹空港のVOR局の識別符号であるOWEが可聴音のモールス符号で---・--・(ツーツーツートツーツート)と聞こえてきます。VORの構成や原理のお話しの時には、VORの電波から方位を知る方法優先しましたので混乱しない様に、識別信号のお話しは、しませんでした。識別信号は、現在、受信中の信号が目的のVOR局のものである事を...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設(1)VOR/DMEその8

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設 (1)VOR/DMEその7

    第2章航法支援施設(1)VORとDMEその7今回は、通常、VORと併設されてVOR迄の距離を知るために使用されるDMEについてお話をいたします。DMEの構成と距離を測定できる仕組みそして、距離を求める式の説明をいたします。式の説明ではなぜ、12.3と言う数字が出てくるのか詳しくお話をいたします。注赤字は、試験で必要ですので、覚えて下さい。青字は、余裕があったら覚えて下さい。DMEとは、DistanceMeasuringEquipment(ディー・エム・イーまたは、デメと言います。)の事です。DMEは、二次レーダー(一次レーダーは発射した電波の反射を見て対称物の位置や方向を知りますが二次レーダーは、質問電波に対する応答電波で必要な情報を得る技術です。※図の航空機は、kansai氏の許可を得て使用させて頂いて...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設(1)VOR/DMEその7

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設 (1)VOR/DMEその6

    第2章航法支援施設(1)VORとDMEその6前回は、VORの原理を知る為のドップラー効果についてお話を致しました。ドップラー効果により可変位相信号は、空間で(1/30秒間隔でVOR局から航空機迄の距離((基準位相信号のアンテンと航空機迄の距離を差し引いた分)の変化)によりFM変調されると言う事を学習しました。今回は、ドップラー効果によりFM変調波された可変位相信号を航空機側で復調した時に得られる30[Hz]のSIN波と同じく30[Hz]のSIN波の基準位相信号との位相差からVOR局の方位が分かる仕組みをご説明いたします。3.VOR局の方位が分かる仕組み図-1図-1の3つの電波を受信しますと搬送波の周波数がFoでその搬送波を30[Hz]と9960[Hz]の正弦波で変調した1つの電波として捉えられます。可変位...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設(1)VOR/DMEその6

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設 (1)VOR/DMEその5

    第2章航法支援施設(1)VORとDMEその5今回は、基準位相信号と可変位相信号の位相差からVOR局の方向知る事が出来る仕組みの前半としまして受信点と輻射するアテンテナの位置によるドップラー周波数の関係についてのお話です。前回迄にお話を致しました事は、(1)VORは基準位相信号で変調した電波と可変位相号で変調した電波を輻射している。(2)基準位相信号の電波は、搬送波を30[Hz]のSIN波で振幅変調。(3)可変位相信号は、搬送波を9960[Hz]のSIN波で振幅変調し、その後搬送波を取り除いている。(4)基準位相信号で変調された電波は、中央の水平面で無指向性のアンテナから輻射される。(5)可変位相信号で変調された電波は基準位相信号のアンテナから半径約6.7[m]の円周上に配置された24組48本(円の中心に対...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設(1)VOR/DMEその5

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設 (1)VOR/DMEその4

    第2章航法支援施設(1)VORとDMEその4今回は、どの様な空間変調変調がどの様にして行われているか?と、VORに使用されるアンテンを観てます。基準位相信号の30[Hz]の位相が0°の時、可変位相信号は、磁方位0°(真北)と180°(真南)の可変位相信号用のアンテナに給電されます。可変位相アンテナへの給電は、VORを真上から見たとき、左回りに順次切り替えて給電します。その各ペアのアンテナへの給電の切り替えは、1/30秒で1周します。結果として、灯台から発せられる光の様に可変位相アンテナから輻射される電波の指向性は、1/30秒の周期でグルグル回る事になります。注:図-1では、可変位相信号用アンテナを30度間隔で円周上に並べて描いていますが、実際は、48本ないし50本のアンテナが並べられています。(7.5°~...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設(1)VOR/DMEその4

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設 (1)VOR/DMEその2

    第2章航法支援施設(1)VORとDMEその2各航法支援施設の原理についてはネット上でも書かれていますが、肝心な部分が書かれていなかったり原理そのものが不正確なものであったりし正確なものを見る事ができません。又、残念ながら受験参考書でも肝心な部分がボヤかされて書いてありますので読者には、理解しがたいものになっています。曖昧な事は、記憶に残りません。航法支援施設の不正確な説明の例としましては以下の様なものがあります。”ローカライザーは、滑走路に向かって左側でVHF帯の内の1つの周波数の搬送波を90[Hz]で変調した電波を輻射し、そして同じ周波数の搬送波を150[Hz]で変調した電波を滑走路の右側から輻射する”と言う説明がありますが、同一周波数の電波を同じ施設から輻射する事は、電波が干渉してしまいますので通常、...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設(1)VOR/DMEその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設 (1)VOR/DMEその1

    第2章航法支援施設(1)VORとDMEその1今回から航法支援施設のお話を致します。"航法支援施設”からの出題数は”空中線と電波伝搬”と並んで多い項目ですので、しっかり勉強して下さい。航法支援施設には、どの様な施設があって、パイロットを目指す受講生の皆様にどの様に関係するものなのかをご理解頂きたいと思います。ご理解頂ければ試験で出題数の多い理由が分かります。また、いつも述べています様に工学の学習ポイントは、以下の3点です。(1)概要(2)原理(3)使い方改めて航法支援施設がどの様な場面で使用されるかと言うお話をします。航法支援施設とは、航空機が目的地迄飛行する為や航空機が安全に着陸する為の誘導施設等をさします。まず、航法支援施設を管轄するお役所のお話から致します。皆様が。パイロットになってからお世話になりま...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第2章航法支援施設(1)VOR/DMEその1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期電波法規第1章総則 (2)用語の定義他

    電波法規第1章総則(2)用語の定義他赤紫色の文字は、法規の用語解説のページを参照して下さい前回は、”総則”の重要性と第一条の”目的”(電波法の目的)についてお話しをしました。今回は、良く出題されます”定義”(用語の定義)についてお話しをします。なお、細かい用語の定義は、電波法施工規則に書かれています。総則は、重要ですので再度、全文を記載しておきます。(目的)第一条この法律は、電波の公平且つ能率的な利用を確保することによつて、公共の福祉を増進することを目的とする。(定義)第二条この法律及びこの法律に基づく命令の規定の解釈に関しては、次の定義に従うものとする。一「電波」とは三百万メガヘルツ以下の周波数の電磁波をいう。二「無線電信」とは、電波を利用して符号を送り、又は受けるための通信設備をいう。三「無線電話」と...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期電波法規第1章総則(2)用語の定義他

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期電波法規第1章総則 (1)電波法の目的

    第36期電波法規第1章総則(1)電波法の目的赤紫色の文字は、法規の用語解説のページを参照して下さい本日から2025年8月期向けの電波法規のお話しを始めます。当講座は、試験に出題される事が多い範囲からお話しを始めていますので、講座開設の当初は、「無線局の運用」からお話しをしていましたが、「無線局の免許」を先にお話しした方が、無線局の運用を開始する事の大変さをご理解頂く事が出来ると判断致しまして「無線局の免許」を先にお話をする様になりました。しかし、無線従事者試験の最高峰である第1級陸上無線技士の受験指導では、「総則」から講義を始めています。その理由は、「総則」に電波法の理念が書かれているからです。理念を理解した方がその後の各章でお話する内容が理解しやすくなるためです。以上の理由により、当講座も総則からお話を...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期電波法規第1章総則(1)電波法の目的

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期電波法規のシラバス

    第36期(2025年8月期向け)「法規」のシラバス皆様、今日は。当塾を主宰いたしますTOITAです。これから2025年8月の試験に向けて半年間に渡って当講座でお話をいたします電波法規の内容が決まりましたので発表いたします。皆様のこれからの学習計画にお役立て下さい。なお、”無線局の運用”からの出題が毎回の試験で50%を超えていますので、”無線局の運用”のお話を拡充する事と致しました。また、大項目のうち”監督と罰則”は、出題される内容の予想が難しい為、予想出題数の倍の内容をお話する事と致しました。第1章総則1ー1.電波法の目的(法1)1ー2.用語の定期(法2)第2章無線局の免許2-1.無線局開設決定から運用開始迄の流れ2-2.無線局の免許内容の変更(法17,19,)第3章無線局の運用3-1.無線局の目的外使用...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期電波法規のシラバス

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (10)VHF帯とUHF帯の電波伝搬その2

    第1章空中線と電波伝搬(7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬その2前回は、周波数の区分とVHF帯及び、UHF帯の電波は、直進性が顕著である事と反射をすると言う事をお話致しました。それでは具体的な場面でこれらの周波数帯の電波がどの様に伝搬していくのか観てみましょう。(1)直接波と大地反射波(図の番号が順不同になっています。)図2の様に送信アンテナから受信アンテナへ直接届く直接波と大地で反射して受信アンテナへ届く大地反射射波があります。図-2を見て頂きますと直接波と大地反射波とでは受信アンテナ迄の経路による距離の違いが出てきます。電波は、磁界と電界で出来ています。磁界と電界はSIN波状に大きさを変えています。電界の最大値をVとしますと大きくなったり小さくなったりする1秒間の繰り返しの数(周波数)をf。時間をt、そ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(10)VHF帯とUHF帯の電波伝搬その2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (10)VHF帯とUHF帯の電波伝搬その1

    第1章空中線と電波伝搬(10)VHF帯とUHF帯の電波伝搬その1前回迄に、電波とは、どの様なものでどの様にアンテナから輻射されるかと言うお話を致しました。また、実際に使用されるアンテナの原理や特徴等についてもお話を致しました。それでは、輻射された電波が受信される迄の間、どの様に空間を伝わって行くのか?と言うお話を2回に分けて致します。ちなみに、電波の伝わりかたを”電波伝搬”と言います。電波伝搬は、周波数により違います。周波数の中でも皆様方が、航空無線通信士として主に使う事となるVHF帯とUHF帯と言う周波数帯域(バンド)での電波の電波伝搬についてのお話を致します。1.VHF帯とUHF帯って何のこと?電波とは、3[THz](テラ・ヘルツと読みます:3x10の12乗。以下3x10^12と言う様に当塾では、エク...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(10)VHF帯とUHF帯の電波伝搬その1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (9)導波管

    第1章空中線と電波伝搬(9)導波管今回は、導波管のお話です。いきなり聞いた事もない名前の物が出てきたとお思いでしょうが、これから高い周波数が盛んに使用される様になりますので大電力のマイクロ波を伝送する場合に重要になります。勿論、航空無線でもレーダー等に使用されています。次章の航法支援施設でお話しますASRと言う空港で回っいますレーダでは、送信機から500[kW]の電力を回転していますアンテナへの電力の供給に使われています。また、航空路を監視しますARSRと言うレーダではASRの4倍の2[MW](メガワットと読み10の6乗)と言うとてつもない大電力をアンテンへ供給する為に使われています。図-1をご覧下さい。送信機からアンアテン又は、アンテナから受信機へ高周波を運ぶ為の物を給電線と言います。図-1の一番上の同...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(9)導波管

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (8)空中線と給電線の整合その3

    第1章空中線と電波伝搬(8)アンテナと給電線の整合その3今回は、前回お話をしましたバランの原理とアンテナと給電線のマッチング(整合)の取り方についてのお話を致します。それでは、バランの構造と原理についてお話を致します。[バラン]バランには色々の種類がありますが図-4は、同軸ケーブルを使用して作った物です。図では、同軸ケーブルの外側の導体と内側の導線のみを描いていますので一番外側の絶縁物と内部導体と外部導体の間の絶縁物は、省略しています。図の下のU字形の部分がバランです。バランの長さは、λ/2になっています。それでは、原理について説明致します。図の左上の同軸ケーブルの内部導体を流れて来た電流:Iは、a点で平衡形ケーブル(平衡形ケーブルは、4Zoと書いてある右側に有ると考えて下さい。)とバランへI/2づつ流れ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(8)空中線と給電線の整合その3

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (8)空中線と給電線の整合その2

    第1章空中線と電波伝搬(8)アンテナと給電線の整合その2今回は、送信機の電力をアンテナへ送る方法には、”平衡形”と”不平衡形”がある事をお話します。(アンテナに誘起した電圧による電流を受信機へ送る場合も同様です。)同軸ケーブルは、不平衡形である事をすでにお話を致しました。そして、アンテナにも”不平衡形”と”平衡形”があります。半波長ダイポール・アンテナは、”平衡形”になります。[平衡や不平衡とは何か?]まず、”平衡”とか“不平衡”とは、どう言う事かをお話致します。不平衡図-1の上側の図をご覧ください。緑は、大地(アース:地球)です。左側に電源(丸にSIN波のマーク)が有ります。電源の上側に繋がれた導線は、負荷(負荷とは電力を消費するものです。)の上側に繋がれています。負荷の下側と電源の下側は、それぞれ大地...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(8)空中線と給電線の整合その2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (8)空中線と給電線の整合その1

    第1章空中線と電波伝搬(8)空中線と給電線の整合その1今回から3回に分けて給電線とアンテナの整合についてのお話を致ます。整合とは、水の流れるパイプに別の太さの違うパイプを繋いだ時、水漏れがしない様にパイプ同士の間に継手をいれる様なものです。電気の場合は、無駄なくエネルギーを伝え為に行います。1.インピーダンス整合下の図をご覧ください。電池を送信機。rを給電線の特性インピーダンス。そしてRを空中線の入力インピーダンスとします。インピーダンスとは、交流に対し電流を流れにくくする素子です。直流の場合、電流を流れにくくする物は、抵抗だけですが、交流の場合は、抵抗の他、コイル、コンデンサーが電流を流れにくくする素子になります。そして、コイルとコンデンーは、交流の周波数により、電流を流れにくくする度合いが違うのです。...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(8)空中線と給電線の整合その1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (7)同軸ケーブルその2

    第1章空中線と電波伝搬(7)小電力同軸ケーブルその2前回は、電源(送信機または、受信アンテナ)から負荷側(送信アンテンまたは、受信機)へ同軸ケーブルの内部導体と外部導体に高周波電流が流れる事でエネルギーが伝搬すると言うお話を致しましたが、くしくも、高周波電流が内部導体と外部導体を流れる事によりそれらにより磁界が発生しその磁界が変化するので電界の変化も生まれると言うお話をしました。すると、同軸ケーブでの信号の伝達には、2つの考えが出来そうです。<同軸ケーブルの動作の考え方1>今も述べましたが、同軸ケーブルは、内部導体と外部導体に高周波電流を流す導線。つまり、送信機からの高周波電流をアンテナへ流す又は、アンテナに誘起した高周波電流を受信機へ流す導線と言う考え方です。<同軸ケーブルの動作の考え方2>図-2図-2...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(7)同軸ケーブルその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (7)同軸ケーブルその1

    第1章空中線と電波伝搬(7)小電力同軸ケーブルその1今回から送信機とアンテナ又は、アンテナと受信機を繋ぐ給電線として使用されます「同軸ケーブル」について今回と次回の2回に分けてお話をします。試験では、これからお話を致します様に同軸ケーブルに限らず構造・動作原理・用途・特性が問われますのでその全部を覚える必要があります。赤の太字の部分が覚えなければならない所です。[1]同軸ケーブルの構造図-1同軸ケーブルは皆様の家のTVと壁のコンセントの様な部分とを結ぶ直径が5mm程の黒いケーブルです。是非、一度ご覧になって下さい。それでは、同軸ケーブルの一番内側から説明いたします。図では、同軸ケーブルを4層に分けて描いています。一番内側(一番右)が銅線です。その周りの白い部分(図では、銅線の左の白い部分)はポリエチレン製...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(7)同軸ケーブルその1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (6)スリーブ・アンテナ

    第1章空中線と電波伝搬(6)スリーブ・アンテナ今回は、半波長ダイポール・アンテナに似たスリーブ・アンテナについてのお話です。前回お話すべき点を忘れていましたので本題に入る前にお話しをしておきます。アンテナに限らず、回路や機器等について試験で問われる事は、(1)構造(構成)(2)動作原理(3)特徴(4)用途この4点です。それでは、スリーブ・アンテナの構造から観てみましょう。上の図がスリーブアンテナです。[構造]スリーブアンテナのsleeveとは、袖の事です。女性の方は、良くご存じですよネ。アンテナのスリーブは、白の筒で示しました金属で出来た筒です。スリーブの中がどの様になっているかは、下の図をご覧下さい。スリーブの内部には、同軸ケーブルがあります。[同軸ケーブルとは?]同軸ケーブルとは、アンテナと送信機ない...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(6)スリーブ・アンテナ

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (5)半波長ダイポール・アンテナその3

    第1章空中線と電波伝搬(5)半波長ダイポール・アンテナその3今回は、半波長ダイポール・アンテナの指向性についてのお話です。[半波長ダイポール・アンテナの指向性]人ごみの中である特定の人の声や特定の物からの音だけを聴きく時に、耳に手を当てます。あるいは、遠くの人に自分の声を届けたい時、口の前に両手でメガフォンを作ります。メガフォンを作らなければ、声は、四方に広がり、目的の人の方へは、声が届きにくくなります。これらの違いは、声のエネルギーを特定の方向だけに出したかどうかと言う事です。あるいは、聴く場合は、特定の方向からだけの音を集めるかいなかと言う事です。この様に特定の方向へエネルギーを放出したり、特定の方向からだけのエネルギーを捉える性質を”指向性”と言います。理論上のアンテナにアイソトロピック・アンテナと...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(5)半波長ダイポール・アンテナその3

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (5)半波長ダイポール・アンテナその2

    第1章空中線と電波伝搬(5)半波長ダイポール・アンテナその2今回は、半波長ダイポール・アンテナの続きで、電波の輻射の原理と特に半波長にする意味ついてお話を致します。半波長ダイポール・アンテナの図をもう一度掲載しておきます。灰色の棒が”半波長ダイポール・アンテナ”です。赤い線は、”給電線”。そして、交流電源のマークは、送信機です。[半波長ダイポール・アンテナの輻射の原理]図-5の(A)と(B)そして(C)の各図の太い線は、アンテナです。図の(A)には、抵抗が繋がれています。図では、Iと書いた電流が流れています。電気の世界では、電流を”I”と書きますので覚えておいて下さい。図-5電流の横に描いた矢印は電流の流れる向きを表していますが、これは、一瞬を捉えているもので電源が交流ですので、電流の向きは、時間と共に変...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(5)半波長ダイポール・アンテナその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (5)半波長ダイポール・アンテナその1

    第1章空中線と電波伝搬(5)半波長ダイポール・アンテナその1今回から3回に渡って、実際に使用されているアンテナでありながらアンテナの基本でもある半波長ダイポール・アンテナについてお話をいたします。ちなみに本講座では、試験に必要な事だけをお話していると言っておりますが、今回の半波長ダイポールアンテナ迄は、アンテナを理解する為に必要な事柄ばかりですので各期共にお話をしています。それで半波長ダイポール・アンテナの半波長とは、どう言う意味か、から考えてみましょう。[半波長ダイポール・アンテナの”半波長”とは?]下の図は、電波のモデルとして見て頂いた図です。λと言う文字に注目して下さい。ギリシャ文字で”ラムダ”と読みます。例えば緑の電界について注目してみますとキツネ色で示します、アンテナの所では大きさが”0”で、そ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(5)半波長ダイポール・アンテナその1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (4)自由空間での電波その5

    第1章空中線と電波伝搬(4)自由空間の電波その5前回は、”自由空間インピーダンス”と”自由空間基本伝送損失”の内の利得と受信電力についてお話を致しました。今回は、アンテナの実効面積についてのお話から始めます。(5)自由空間基本伝送損失:Γそれでは、アンテナの実効面積:Aeのお話をします。前回、お話をしましたが、電波が球状に広がって行くとしますと距離が遠くなるにしたがって、その距離を半径とする球の表面積が大きくなりますので、単位面積を通過する電波の電力密度が下がります。つまり、距離が遠のく程、電波は、弱く感じます。(減衰では、ありません。)送信点よりどんなに遠くても、その距離を半径とする球状のアンテナで送信点を覆うとするれば送信電力の全てをこの球状アンテナで捉える事が出来ます。つまり、アンテナは、大きい方が...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(4)自由空間での電波その5

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (4)自由空間での電波その4

    第1章空中線と電波伝搬(4)自由空間の電波その4今回は、前回”自由空間のインピーダンス”のお話する下準備として”インピーダンス”のお話をしましたので、いよいよ”自由空間のインピーダンス”と”自由空間基本伝搬損失”のお話を致します。(4)自由空間のインピーダンス。c)自由空間のインピーダンスインピーダンスをご理解頂いたところで、本題です。電波が伝搬(伝わる事)する空間にも電波を通しにくくするインピーダンスがあります。電界E:[V/m]、磁界:H[A/m]としまとE[V/m]/H[A/m]=120π[Ω](Ω:オームと読み、抵抗やインピーダンスの単位です。)左辺の電界と磁界の単位をみますとVをA(アンペア:電流の単位)で割っていますのでインピーダンスである事が分かります。(V=Z・Iの関係があります。直流の時...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(4)自由空間での電波その4

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (4)自由空間での電波その3

    第1章空中線と電波伝搬(4)自由空間の電波その3平成19年8月期から出題される様になりました”自由空間における平面波の伝搬”の続きで今回は、”自由空間のインピーダンス”のお話をする為の下準備を致します。繰り返し申しますが、この講座でお話しします内容は、次回の試験で出題が予想される範囲ですので着実に理解を進めおいって下さい。疑問な点は、質問をしてあやふやな理解とならない様にしてください。不確実な理解も記憶にのこりません。(4)自由空間のインピーダンスの準備予備知識としてオームの法則とインピーダンスについてお話をしておきます。a)オームの法則皆様は、オームの法則を高校又は、それ以前に勉強された記憶があると思いますが、ハッキリ覚えていないと言う方もいらっしゃると思います。チョット復習しておきましょう。E又は、V...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(4)自由空間での電波その3

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (4)自由空間での電波その2

    第1章空中線と電波伝搬(4)自由空間での電波その2前回から平成19年8月期から出題される様になりました自由空間での電波についてお話をしています。今回は、試験の中で問われます事柄を順にお話致します。(1)光の速度と電波の速度光の速度:C[m/s]=3x10^8[m/s]で有る事は、ご存じの事と思います。注「^8」の表記は、エクセルの表記で8乗を意味します。次に周波数と波長と光の速度の関係を見てみます。周波数:f[Hz]昔は、[Hz]では、なく[c/s](サイクル・パー・セカンドと読みます。)を使用していました。[c/s]とは、1秒間に何サイクルの振動が有るかと言う事を表しますのでこちらの方が単位としてはふさわしいと思います。波長:λ[m]c=f・λ[m/s]と言う関係が有ります。重要な式ですので覚えておいて...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(4)自由空間での電波その2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (4)自由空間での電波その1

    第1章空中線と電波伝搬(4)自由空間での電波その1今回は、平成19年8月期から出題される様になりました自由空間での電波についてお話です。参考書での分類は、”自由空間における平面波の伝搬”となっているかと思います。今回から5回に分けてお話を致します。はじめは、自由空間からです。[自由空間]始めに、自由空間とは、何かと言うお話から致します。自由空間とは、物質のない理想的な空間を言います。自由空間と言う言葉は、次回以降も出てきますので覚えておいて下さい。[平面波]平面波とは、何かと調べてみますと何やら難しい数式が沢山出てきて、結局何のことなのか分からないと言う方がいらっしゃると思います。上の図は、水面に石を投げた時の波紋の広がりを表しています。中心から周辺に向かって同心円状に広がっていきます。これを立体的にした...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(4)自由空間での電波その1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝搬 (3)電波って何?

    第1章空中線と電波伝搬(3)電波って何?前回は、「電流って何?」と言うお話をしました。今回は、「電波って何?」と言うお話を致しますがその前に「電気って何?」のおさらいを致します。電気とは、原子から一部の電子が抜けた時電子は、”-”。電子が抜けた原子は、”+”。のそれぞれの電気的な性質を示す事でした。それぞれの電気量は、(電子の数)x(1個の電子の持つ電気量)で陽子1つの電気量は、電子1つの電気量と同じですが、こちらは、”+”です。ゆえに、原子核の”陽子”の数と電子の数が同じ場合は、プラスマイナス”0”と言う事で電気的性質は、現れません。その証拠にやっては、いけない事ですのでお話だけですが、電気の流れている導線を触ると感電します。電気の流れていない導線を触っても感電しません。これは、電気の流れている導線では...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝搬(3)電波って何?

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝搬 (2)電流って何?

    第1章空中線と電波伝搬(2)電流って、何?前回は、そもそも「”電気”とは、何か」と言う重要なお話をしました。電気とは、原子から離れた”電子”がマイナスの電気の性質を示す事と電子の数が陽子の数より少ない原子は、プラスの電気の性質を示す。これが電気の正体でした。今回は、”電流”とは、何かを考えてみます。今のところ、皆様は、”電流とは何か?”と言う疑問は、持たれていないと思いますがアンテナを理解する上で重要ですので、今回お話を致します。[電流とは?]自由電子が動く状態を電流と言います。※ここが一番大切です。注意電流とは、”電子が少しでも動けば”その現象を電流と呼びます。皆様は、現在、電気の知識は、殆ど無いので逆に雑念が無くて説明する側には、都合が良いのですが、電流とは、例えて言いますと、校庭にいる複数の学生が何...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝搬(2)電流って何?

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播 (1)電気って何?

    第1章空中線と電波伝搬(1)電気って、何?今日は。今日から2026年8月の試験に向けて「無線工学」と「電波法規」のお話を致しますTOITAです。半年間と言う短い間ですが、宜しくお願い致します。当講座では春休み中に折に触れてお話してまいりました通り試験で一番出題される項目からお話をしてまいります。「無線工学」の場合は「空中線と電波伝搬」と「航法支援施設」と「半導体・電子菅・電子回路」で50%の出題が予想されます。3つの項目が理解出来れば、試験で50%の得点が得られると言う訳です。70%の問題に正解すれば、科目合格です。50%は、大きいですネ。それでは早速、一番出題数の多い「空中線と電波伝搬」のお話をいたします。空中線とは、アンテナの事です。「アンテナ」と言う言葉は、良く耳にされますし、何となく分かる気がされ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学第1章空中線と電波伝播(1)電気って何?

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期ガイダンス続き

    TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期講座を始めるに当たってのガイダンス(当講座の進め方)続き今回は、当講座がどの様に講義を進めていくのかを知って頂く為に当講座の特徴をお話致します。□当講座の特徴1.文系の方を想定電気を勉強するのが初めての方を対象としています。航空無線通信士を含め、無線従事者の為の受験参考書は、電気の基礎、あるいは、それぞれの資格で必要とされる知識に近い知識が有る事を前提としています。電気の基礎が有る方には無線従事者の資格の中で航空無線通信士の無線工学は、中位の難易度(中位の電気的知識が必要)です。人によっては、皆様が、航空無線通信士の試験で英語は、勉強しなくても良いと考える様に電気の知識がある方の中には、無線工学の勉強は、しなくても良いと考える人もいます。しかし、電気的な基礎を勉...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期ガイダンス続き

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期ガイダンス

    TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期講座を始めるに当たってのガイダンス(当講座の進め方)皆さん今日は。3月15日より2025年8月期の試験に向けて約半年間にわたって皆様のお手伝いをいたしますTOITAです。当講座では皆様が分かりにくいとされる「無線工学」と「法規」について分かり易い説明をしてまいります。さて、皆様の中には8月期の試験に向けて今何をするべきか?Netで色々な方の意見を見て考えられている方。あるいは受験体験記を読み、まだ、3月だから試験が近づいてから勉強をすればいいや?と考えられている方など様々だと思います。航空無線通信士の受験ブログを書かれてている方の中には航空無線通信士の試験は、簡単に受かるとしていながら何度受験しても合格出来ない方もいらっしゃいます。2007年10月に当講座を始め...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期ガイダンス

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」題36期(2025年8月期向け)無線工学のシラバス

    TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期無線工学のシラバス2025年8月期向け第36期受験講座でお話をいたします内容が決まりましたのでお伝えいたします。今期から受験直前講座を縮小しその分お話する範囲を広げる事と致しました。第1章空中線と電波伝搬1.電気とは?2.電流とは?3.電波とは?4.自由空間の電波伝搬5.半波長ダイポール・アンテナ6.スリーブ・アンテナ7.アンテナと給電線の整合8.導波管9.VHF帯とUHF帯の電波伝搬第2章航法支援施設1.VOR/DME2.ASR、ARSR、ASDE、SSR、MLAT3.パルスレーダーの最大探知距離4.レーダーのMTI第3章半導体・電子管・電子回路1.半導体とは?2.ダイオード3.トランジスター4.PLL回路の原理的な構成5.論理回路の真理値表第4章FM送受信機...TOITAの「航空無線通信士受験塾」題36期(2025年8月期向け)無線工学のシラバス

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画 ~実は、法規は、面白いその3~

    TOITAの「航空無線通信士受験塾」春休み特別企画~実は、法規は、面白いその3~今回は、法律文書の読み方について具体的な文書を例に文書の構造を含めて考えてみます。[1つの条文から呼び出される条文を調べる]例えば無線局運用規則第142条には、こう書かれています。(航空機局の運用)第142条法第70条の2第1項ただし書きの規定により航行中及び航行の準備中以外の航空機の航空機局を運用することができる場合は、次のとおりとする。~以下省略すると法第70条の2第1項に何が書いてあるかをかを調べませんと無線局運用規則第142条の意味が分かりません。この場合1つの条文しか呼び出していませんので楽なのですが第何条の後が幾つもの条文の呼出の塊の様な条文もあります。それを全て調べるには、大変な時間がかかります。時として、1時間...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画~実は、法規は、面白いその3~

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画 ~実は、法規は、面白いその2

    TOITAの「航空無線通信士受験塾」春休み特別企画~実は、法規は、面白いその2~「実は、法規は、面白い」の続きとして今回と次回の2回に分けて法規の勉強が楽で、楽しくなる方法をご紹介します。実は、16年前の夏にある無線従事者資格の講義用原稿を書いた時の事なのですが、今までその資格試験の内容を知りませんでしたので調べてみました。そこで分かったのですが、航空無線通信士の場合と受験対策が違うのです。今まで、第1級陸上無線技術士と航空無線通信士の受験指導をしてきましたが、これらの資格の法規の試験は、「理解度」が試される試験です。一方、講義用原稿を書いていました資格試験の場合は、その資格で操作する範囲で「必要な事を知っているか」と言うものでした。後者の場合は、参考書を読み、覚える事である程度、対応可能と思います。しか...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画~実は、法規は、面白いその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画 ~実は、法規は、面白いその1~

    TOITAの「航空無線通信士受験塾」春休み特別企画~”実は、法規は、面白い”その1~2月期に受験された方。法規はいかがでしたか?これから受験される方は、暗記ものだから簡単だとお考えの事と思いますが、受験された方が以外と苦戦されるのは、「電波法規」である事を実感された事と思います。暗記が通じないのです。これでは、手の出しようがないとお考えの方や、そんな事無いよと根拠のない否定をされる方と様々だと思います。この「電波法規」の受験対策について今回から3回に分けて考えてみます。航空無線通信士の試験には、4科目ありますが英語は、皆様が得意とされるところだと思いますので、当塾では、開講当時(2007年10月)から扱っていません。まさに、文系の方の独壇場です。そして、電気通信術は、少し練習すれば、充分ですのでこちらも扱...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画~実は、法規は、面白いその1~

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画 ~実は、無線工学は、面白い~

    TOITAの「航空無線通信士受験塾」春休み特別企画~実は、無線工学は、面白い~今回は、「実は、無線工学は、面白い」と言うお話を致します。昔話で恐縮ですが、小学生の頃、東京の神田錦町にあります科学教材社から出版されていました「模型とラジオ」と言う雑誌を購読していました。この雑誌は、前に調べましたところ1984年に廃刊になったそうです。この雑誌は、子供向けに模型用の角材や板、そしてケント紙、それに模型用のモーターを使った模型の作り方を紹介したり、ラジオや無線機の作り方を書いた月刊雑誌でした。小学校の頃は、雑誌を見て模型を作っていました。その頃は、雑誌を見ては、夢が広がり、特に長い夏休みは、工作に集中する事が出来ましたのでそのクオリティは、子供の作る工作の域を遥かに超えた物でした。夏になると想いだす良い思い出で...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画~実は、無線工学は、面白い~

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画 独学で合格を手にするその2

    第35期春休み特別企画独学て合格を手にするその2航空無線通信士の試験は、独学では、合格が困難だと言うお話をして参りましたが、2月期でその難しさを痛感された方は、多いのでは、無いでしょうか?しかし、現代では、ネットでの受験講座を利用すると言う手があります。今回は、前回に続いて独学が難し理由の4番目の”出題範囲の予想がつかない”と言う事柄の解決方法からお話を致します。その前に再度、独学が難しい理由を列挙しておきます。(1)「無線工学」や「電波法規」の学習の経験がない(2)疑問に答えてくれる人がいない(3)参考書は試験範囲を全て網羅していない(4)出題範囲の予想がつかない(5)受験資格の難易度が分からない(6)現在の実力を判定出来ない(7)学習のペースを保てない(4)出題範囲の予想がつかない私が第1級陸無線技士...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画独学で合格を手にするその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画 独学で合格を手にするその1

    第39期春休み特別企画独学て合格を手にするその1今回から2回に分けて独学で合格を手にする方法をお話致します。これ迄、独学の難しさをお話致してきました。今回の試験で上手くいったと手応えを感じた方はそれで良いのですが、上手くいかなかった方は、前回及び前々回にお話をいたしました様に上手くいかない方が普通であることを理解して下さい。重要なのは、何故、不合格になったか理解出来ていない人は、次回も同じ結果になると言う事です。スポーツでも同じですネ。負けて悔しいと言っているだけでは、次も勝てません。前にもお話をしたと思いますが「失敗(不合格)は、恥では、ない。」と言う事です。失敗の原因を突き止め、解決策を取れば良いのです。失敗は、成功へのステップに過ぎないのです。誰でも失敗しながら上手になっていきます。例えば、赤ちゃん...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画独学で合格を手にするその1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画 ~達成意欲と合格の相関関係~

    第36期春休み特別企画~達成意欲と合格の相関関係~前回、独学が難し理由の中で合格する為には、1.やる気2.プロのコーチが必要と言う事は、中学や高校・大学の受験で経験されている事と思います。今回は、”やる気”と”合格”の相関関係をグラフ化してみました。なお、このグラフは、イメージですので、縦横の軸に数値や単位は、入りません。また、これは、一般的なものですので、全てを網羅するものでは、ありません。横軸は、どれだけ、実現したいかと言う意欲の強さを表しています。縦軸は、合格の可能性です。”a"の点線は、上級資格の合格ラインです。第1級陸上無線技士や第1級総合無線通信士がこれにあたります。"b"の点線は、中級資格の合格ラインです。航空無線通信士の試験は、ここに分類されます。"c"の点線は、初級資格の合格ラインです。...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画~達成意欲と合格の相関関係~

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画 ~独学が難しい理由その2~

    第36期春休み特別企画~独学が難しい理由その2~皆様、今日は。当塾を主宰していますTOITAです。前回、独学が難しい理由の3番目迄お話を致しましたので今回は、4番目からのお話となります。その前にもう一度、難しい理由の1番目から列挙した後にお話を続ける事と致します。(1)「無線工学」や「電波法規」の学習の経験がない(2)疑問に答えてくれる人がいない(3)参考書は、試験範囲を全て網羅していない(4)出題範囲の予想がつかない(5)受験資格の難易度が分からない(6)現在の実力を判定出来ない(7)学習のペースを保てない(4)出題範囲の予想がつかないこれは、予備校の講師の方でも難しい問題です。また、1陸の受験指導をしています私にとっても出題される問題を予想することは、難しいのですが1度だけ予想問題が100%出題された...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画~独学が難しい理由その2~

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画 ~独学が難しい理由その1~

    第36期春休み特別企画~独学が難しい理由その1~皆様、今日は。当塾を主宰していますTOITAです。2月の試験、ご苦労様でした。試験が終わった時刻からあくる日一杯迄が、当塾で訪問者が一番多い時です。皆様、ご自分の答えた答えが正しいか確認される為や、知らなかったことが出題されたため、その事柄を勉強する為に訪問されるのだと思います。試験が終わって「多分、大丈夫」と思っている方や、「あ~。やってしまった。」と思っている方、そして、「受かったかなー?ダメだったかなー?」と不安に思っている方と様々だと思います。私ごとですが無線従事者試験を初めて受けたのは、中学2年の頃の電話級アマチュア無線技士(現第4級アマチュア無線技士)です。それから高校2年生の時には今は、ありません第3級無線通信士(名称が間違っているかも知れませ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第36期春休み特別企画~独学が難しい理由その1~

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 ~受験の心得(極意)~

    第35期受験直前講座~受験の心得(極意)~塾生の皆様、半年間、お疲れ様でした。当塾を主宰しています、TOITAです。いよいよ、試験が、明日になりました。ここで、コツコツと受験の準備をされてきた塾生の皆様が「航空無線通信士」の試験に合格する為の極意をお話致します。これからのお話は、受験勉強を怠ってしまった方へは、次回に繋がる重要なお話になりますので、是非、最後迄お読み下さい。それでは、極意の四箇条です。1.試験を必ず受ける事。2.心身を万全な状態にする事。3.計算問題は、途中の計算式も書く事。4.試験会場には、最後迄居る事。それでは、1つ1つご説明いたします。1番は、当たり前ですね。宝くじでも買わなければ当たりません。「当たり前すぎて何を言っているのだろう?」とお思いの方もいらっしゃると思いますが、一番重要...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座~受験の心得(極意)~

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (15)DSB受信機の解答

    第35期受験直前講座(15)DSB受信機の解答今回は、前回出題いたしましたDSB受信機に関する演習問題の解答と解説を行います。まずは、問題からご覧下さい。[演習問題20]次の記述は、AM(A3E)用スーパーヘテロダイン受信機について述べたものです。()内に入れるべき字句を下の番号から選んで下さい。(1)アンテナに誘起された受信波は、高周波増幅器で増幅された後(ア)に加えられ、受信波の周波数と局部発振器の発振周波数との(イ)の中間周波数に変換されて、受信波よりも低い周波数になる。(2)この後、中間周波数増幅器によって増幅され、(ウ)により復調される。(3)高周波増幅器は、(エ)を軽減するほか、受信信号の信号対雑音比(S/N)を改善するために用いられる。(4)フェージングなどにより受信機の入力信号レベルが変動...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(15)DSB受信機の解答

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (15)DSB受信機

    第35期受験直前講座(15)DSB受信機今回は、DSB受信機に関する演習問題を出題いたします。DSB送受信機の章を始める時に、DSBは、FMやSSBの基礎となると申しましたが受信機についてもDSBは、FMやSSBの基礎になります。DSB受信機の一部回路の性能や機能を替えますと別の受信機になります。それらの違いは、DSBの場合と何処が違うのかなぜ違うのか整理しておいて下さい。DSBとFMとSSBは、通常の国家試験では、どれか1つまたは、2つが出題されますが、今回の2月期は、2つ(DSBとFM)が出題される事が予想されますので一応、準備しておきましょう。それでは、演習問題です。[演習問題20]次の記述は、AM(A3E)用スーパーヘテロダイン受信機について述べたものです。()内に入れるべき字句を下の番号から選ん...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(15)DSB受信機

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座受験 (14)FETその2の解答

    第35期受験直前講座(14)FETその2の解答今回は、前回出題しました演習問題の解答と解説を行います。それでは、問題から見てみましょう。[演習問題19]次の記述は、図に示す電界効果トランジスタ(FET)について述べたものです。()内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選んで下さい。(1)構造による分類は、(A)FETである。(2)チャンネルによる分類は、(B)FETである。(3)動作特性による分類は、(C)FETである。G:ゲートD:ドレインS:ソースABC1MOS形Pチャンネル形エンハンスメント形2MOS形Nチャンネル形デプレッション形3MOS形Pチャンネル形デプレッション形4接合形Nチャンネル形デプレッション形5接合形Pチャンネル形エンハンスメント形[演習問題19の解答と解説](A)答えは、"...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座受験(14)FETその2の解答

  • TOITA野「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座受験 (14)FETその2

    第35受験直前講座(14)FETその2今回は、FETの2回目の演習問題として構造による分類や動作モード・回路図記号について知識の整理の為の演習問題を出題いたします。[演習問題19]次の記述は、図に示す電界効果トランジスタ(FET)について述べたものです。()内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選んで下さい。(1)構造による分類は、(A)FETである。(2)チャンネルによる分類は、(B)FETである。(3)動作特性による分類は、(C)FETである。G:ゲートD:ドレインS:ソースABC1MOS形Pチャンネル形エンハンスメント形2MOS形Nチャンネル形デプレッション形3MOS形Pチャンネル形デプレッション形4接合形Nチャンネル形デプレッション形5接合形Pチャンネル形エンハンスメント形[演習問題20]...TOITA野「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座受験(14)FETその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (14)FETその1の解答

    第35期受験直前講座(14)FETその1の解答今回は、前回出題致しましたFETその1の演習問題の解答と解説を行います。まず、問題から見てみましょう。[演習問題17]次の記述は、バイポーラトランジスターと比較したときの電界効果トランジスター(FET)の一般的な特徴について述べたものです。()内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選んでください。(1)電界効果トランジスタの中を流れる電流は、(A)つのキャリアによる。(2)ドレイン電流は、ゲート(B)で制御される。また、周波数特性は、(C)。ABC11電流良い21電流悪い31電圧良い42電圧良い52電圧悪い[演習問題17の解答と解説](A)は、1つ(1種類)ですので答えは、”1”となります。トランジスターは、”正孔”と“電子”の2種類のキャリアの移動が...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(14)FETその1の解答

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験講座終了のお知らせ

    2025年2月期向け第35期受験講座終了のお知らせ皆様、永い間お疲れ様でした。2025年2月期向けの第35期受験講座は、2月26日をもって終了致します。ご愛読いただきまして誠に有難う御座いました。2025年8月期向け第36期受験講座は、3月15日に開講を予定しております。8月期に受験される方は、是非、ご期待下さい。次期開講日迄の間、様々なお知らせがありますので、当講座を時々覗いてみて下さい。なお、3月02日より第35期の記事は、順次閲覧が出来なくなりますので、必要な記事は、コピーをお願い致します。TOITATOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験講座終了のお知らせ

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (14)FETその1

    第35期受験直前講座(14)FETその1今回は、近年良く出題されますFETについての演習問題を行います。さて、FETは、FETトランジスターと呼ばれ、同じくトランジターの仲間なのですが、動作の仕組みが違います。トランジスターはベース電流を流す事でコレクター電流が流れました。ベース電流は、小さく。それに比べコレクター電流は、100倍以上の大きさです。ベース電流の変化は、コレクター電流の大きな変化となります。つまり、トランジスターは、電流動作なのです。それに比べ、FETトランジスターは、電圧動作です。これ以上のお話は、演習問題の解答とその解説時に行います。演習問題はFETその1とその2の2回に分けて出題致します。[演習問題17]次の記述は、バイポーラトランジスターと比較したときの電界効果トランジスター(FET...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(14)FETその1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (13)電圧路徳の解答

    第35期受験直前講座(13)電圧利得の解答今回は、前回出題出題いたしました電圧利得に関する演習問題の解答と解説を行います。それでは、問題から見てみましょう[演習問題16]次の記述は、電圧利得について述べたものです。()内に入れるべき字句の組合せを下の番号から選んでください。(1)図1において入力電圧:Viが5[mV]。出力電圧:Voが0.5[V]であったときの電圧利得は、(ア)[dB]である。(2)図2の様に入力電圧を増幅回路AP1とAP2の縦続接続からなる増幅器AP0の総合電圧利得は、AP1の利得をG1[dB]、AP2の利得をG2[dB]とすると総合利得G0=(イ)[dB]の式で表される。アイ120G1+G2220G1xG2340G1+G24100G1xG2540G1xG2図1図2[演習問題16の解答と...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(13)電圧路徳の解答

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (13)電圧利得

    第35期受験直前講座(13)電圧利得[dB]今回は、電圧利得に関する演習問題を出題致します。この問題は、航空無線通信士の試験としては、珍しく上級試験の様に同じ問題が1度として出題されていない問題ですので、問題集の問題と答えの暗記は、通用しません。どの様な問題が出ても解ける様に理解していなければなりません。そして、この問題には、”電圧利得の求め方”、”デシベルの計算の仕方”、そして”増幅器が縦続接続されている場合の総合利得の求め方”の以上3点について理解していなければなりません。それでは、問題です。[演習問題16]次の記述は、電圧利得について述べたものです。()内に入れるべき字句の組合せを下の番号から選んでください。(1)図1において入力電圧:Viが5[mV]。出力電圧:Voが0.5[V]であったときの電圧...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(13)電圧利得

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (12)電波高度計の解答

    第35期受験直前講座(12)電波高度計の解答今回は、前回出題致しました、電波高度計に関する演習問題の解答と解説を行います。それでは、前回、出題致しました演習問題をもう一度ご覧ください。[演習問題15]次の記述は、電波高度計について述べたものです。()内に入れるべき字句を下の語群から選んで下さい。(1)電波高度計には、FM形電波高度計と(ア)電波高度計があり、(イ)[GHz]帯の電波を用いている。(2)FM形電波高度計は、(ウ)によって周波数変調された電波を航空機から発射する。この電波が地表で反射されて、戻って来るまでの時間は、発射した電波と戻って来た電波の周波数の(エ)(ビート周波数)に(オ)するので、ビート周波数を測定することにより高度を求めることができる。1比例2AM形364差5パルス形6反比例748...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(12)電波高度計の解答

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (12)電波高度計

    第35期受験直前講座(12)電波高度計今回は、航法支援施設の演習問題の最後として電波高度計についての演習問題を出題致します。[演習問題15]次の記述は、電波高度計について述べたものです。()内に入れるべき字句を下の語群から選んで下さい。(1)電波高度計には、FM形電波高度計と(ア)電波高度計があり、(イ)[GHz]帯の電波を用いている。(2)FM形電波高度計は、(ウ)によって周波数変調された電波を航空機から発射する。この電波が地表で反射されて、戻って来るまでの時間は、発射した電波と戻って来た電波の周波数の(エ)(ビート周波数)に(オ)するので、ビート周波数を測定することにより高度を求めることができる。1比例2AM形364差5パルス形6反比例748和9パルス波10三角波解答と解説は、次回行います。「航空無線...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(12)電波高度計

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (11)ASDEとMLATの解答

    第35期受験直前講座(11)ASDEとMLATの解答今回は、前回出題いたしましたASDEとMLATの演習問題の解答と解説を行います。[演習問題13]航空用一次レーダーとして用いられるASDE(ASDER)についての記述として正しいものを下の番号から選んで下さい。1航空路を航行する航空機を監視するために用いられるレーダーである。2空港周辺空域における航空機の進入及び出発管制を行うために用いられるレーダーである。3航空機の前方(進行方向)の気象状況を探知し、安全な飛行をするために用いられるレーダーである。4空港の滑走路や誘導路などの地上における移動体を把握し、安全な地上管制を行うために用いられるレーダーである。5最終進入状態にある航空機のコースと正しい降下路からのずれ及び接地点までの距離を測定し、その航空機を...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(11)ASDEとMLATの解答

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (11)ASDEとMLAT

    第35期受験直前講座(11)ASDEとMLAT今回出題しますASDEは、馴染みの薄いレーダーかと思いますが、皆様がパイロットになられますと毎日、お世話になるレーダーです。試験には、平成26年8月から短期間に繰り返し出題されています。問題の内容は、管制用レーダーを中心とした問題です。また、そうした中で2023年8月期からは、空港で使用される新しいシステムが出題される様になりました。それでは、演習問題です。[演習問題13]航空用一次レーダーとして用いられるASDE(ASDER)についての記述として正しいものを下の番号から選んで下さい。1航空路を航行する航空機を監視するために用いられるレーダーである。2空港周辺空域における航空機の進入及び出発管制を行うために用いられるレーダーである。3航空機の前方(進行方向)の...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(11)ASDEとMLAT

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (10)VORとDMEの解答

    第35期受験直前講座(10)VORとDMEの解答今回は、前回出題致しましたVORとDMEに関する演習問題の解答と解説を行います。それでは、例によって問題から見てみましょう。[演習問題11]次の記述は、航空用DMEについて述べたものです。()内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選んで下い。(1)航空用DMEは、航行中の航空機が既知の地点までの距離を測定するための装置である。(2)航空機の機上DME(インタロゲータ)は地上DME(トランスポンダー)に質問信号を送信し、質問信号に対する地上DMEからの応答信号を受信して質問信号から応答信号の受信までの(A)を計測し、航空機と地上DMEとの距離を求める。(3)VOR(超短波全方向無線標識)と併設されたDMEの距離情報とVORからの(B)の情報と組み合せる...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(10)VORとDMEの解答

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (10)VORとDME

    第35期受験直前講座(10)VORとDME今回は、VORとDMEについての演習問題を出題いたします。[演習問題11]次の記述は、航空用DMEについて述べたものです。()内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選んで下さい。(1)航空用DMEは、航行中の航空機が既知の地点までの距離を測定するための装置である。(2)航空機の機上DME(インタロゲータ)は地上DME(トランスポンダー)に質問信号を送信し質問信号に対する地上DMEからの応答信号を受信して質問信号から応答信号の受信までの(A)を計測し、航空機と地上DMEとの距離を求める。(3)VOR(超短波全方向無線標識)と併設されたDMEの距離情報とVORからの(B)の情報と組み合せることによって航空機は、自己の位置を把握することができる。AB1速度経度2...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(10)VORとDME

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (9)給電線(導波管他)の解答

    第35期受験直前講座(9)給電線の解答今回は、前回出題致しました給電線(導波管を含む)の解答と解説を行います。それでは、問題から見てみましょう。[演習問題09]次の記述は、図に示す小電力用の同軸ケーブルについて述べたものです。()の内に入れるべき字句の番号を選んで下さい。(1)同軸ケーブルは、(A)給電線として用いられる。(2)同軸ケーブルの特性インピーダンスは、(B)[Ω]の物が多く使われる。(3)マイクロ波の様に周波数が高くなると(C)効果により内部導体の抵抗損が増える。(4)平行二線式給電線に比べて外部からの電波の影響を受ける事が(D)。(5)誘電体としては、一般的に(E)が用いられる。1空気2平衡3多い4755少ない6ベルチェ7不平衡8ポリエチレン930010表皮[解答と解説](A)ここでは、選択...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(9)給電線(導波管他)の解答

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (9)給電線(導波管他)

    第35期受験直前講座(9)給電線(導波管他)今回は、空中線と送信機または受信機とを繋ぐ給電線(導波管を含む)についての演習問題を出題致します。[演習問題09]次の記述は、図に示す小電力用の同軸ケーブルについて述べたものです。()の内に入れるべき字句の番号を選んで下さい。(1)同軸ケーブルは、(A)給電線として用いられる。(2)同軸ケーブルの特性インピーダンスは、(B)[Ω]の物が多く使われる。(3)マイクロ波の様に周波数が高くなると(C)効果により内部導体の抵抗損が増える。(4)平行二線式給電線に比べて外部からの電波の影響を受ける事が(D)。(5)誘電体としては、一般的に(E)が用いられる。1空気2平衡3多い4755少ない6ベルチェ7不平衡8ポリエチレン930010表皮[演習問題10]次の記述は、マイクロ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(9)給電線(導波管他)

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (8)VHF帯に比べてのSHF帯の特徴の解答

    第35期受験直前講座(8)VHF帯に比べてのSHF帯の特徴の解答今回は、VHF帯に比べてのSHF帯の特徴についての演習問題の解答と解説を行います。それでは、問題から見てみましょう。[演習問題8]次の記述は、超短波(VHF)帯の電波に比べた時のマイクロ波(SHF)帯の電波の特徴について述べたものです。正しいものを”1”、誤っているものを”2”として答えて下さい。ア波長が長く、電波の直進性が顕著である。イ広帯域伝送がしにくい。ウ伝搬距離に対する損失(自由空間基本伝送損失)が小さい。エ10[GHz]以上の周波数になると降雨による影響を受けやすい。オ給電線として導波管を使用することがある。[演習問題8の解答と解説]ア答えは、”2”です。光の速さ:c[m/s]、周波数:f[Hz]、波長:λ[m]としますとλ=c/f...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(8)VHF帯に比べてのSHF帯の特徴の解答

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (8)VHF帯に比べてのSHF帯の特徴

    第35期受験直前講座(8)VHF帯に比べてのSHF帯の特徴今回は、タイトルにありますSHF帯の特徴についての演習問題を出題を致します。それでは、演習問題を出題致します。[演習問題8]次の記述は、超短波(VHF)帯の電波に比べた時のマイクロ波(SHF)帯の電波の特徴について述べたものです。正しいものを”1”、誤っているものを”2”として答えて下さい。ア波長が長く、電波の直進性が顕著である。イ広帯域伝送がしにくい。ウ伝搬距離に対する損失(自由空間基本伝送損失)が小さい。エ10[GHz]以上の周波数になると降雨による影響を受けやすい。オ給電線として導波管を使用することがある。解答と解説は、次回、行います。「航空無線通信士受験塾」からのお知らせ今年の夏は、エルニーニョの影響でことの他暑い夏でした。エルニーニョの影...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(8)VHF帯に比べてのSHF帯の特徴

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬の解答

    第35期受験直前講座(7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬の解答航空無線通信士の試験で出題される電波伝搬についての問題の種類は、前回お話しをしました様に多くありませんのでこれを機会に理解しておきましょう。それでは、再度、問題をご覧下さい。[演習問題7]次の記述は、超短波(VHF)帯以上の電波伝搬について述べたものです。()内に入れるべき字句を下の番号から選んで下さい。(1)地表波伝搬では、中波(MF)帯に比べて減衰が著しく(ア)。(2)電離層(スポラディツクE層を除く)(イ)。(3)送受信点の中間に高い山があり相互の場所を見渡す事が出来ないが山頂が、受信点及び送信点から見渡せるとき、電波は、伝搬(ウ)。(4)一般に、直接波と(エ)との合成波が受信される。(5)大気中に湿度の逆転層が生じラジオダクトが形成される...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬の解答

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬

    第35期受験直前講座(7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬今回は、VHF帯とUHF帯の電波伝搬についての演習問題を出題致します。電波伝搬とは、電波の伝わり方の事です。航空無線通信士で出題される電波伝搬の問題のパターンは、以下の4つです。1.HF(短波帯)帯の電波伝搬2.VHF(超短波)帯の電波伝搬3.VHF帯及びUHF(極超短波)帯の電波伝搬4.SHF(センチメートル波)帯の電波伝搬どの周波数帯も航空無線に深く関係していますので、良く出題されます。”1”は、洋上における無線電話に使われますがここ15年以上出題されていませんので受験対策としては、考えなくても良いでしょう。”2”と”3”は洋上以外での無線電話や航法支援施設で使用されています。問題の内容はほぼ、同じです。”4”は、航空無線において衛星を使っての通信...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (6)空中線と給電線の整合

    第35期受験直前講座(6)アンテナと給電線の整合の解答今回は、アンテナと給電線の整合についての演習問題の解答と解説を行います。前回、この問題は、珍しく、出題の度に問題が違うと申しましたが、給電線と空中線の整合について理解していれば、どの様な問題でも答えられる様になります。(過去問とその答えの暗記では、対応出来ませんネ)解説を理解して、整合について正解出来る様にしておいて下さい。それでは、問題から見てみましょう。[演習問題6]次の記述は、アンテナと給電線の接続について述べたものです。()内に入れるべき字句を下の番号から選んで下さい。(1)アンテナの(ア)と給電線の特性インピーダンスを整合させて接続する必要がある。(2)整合がとれていないと、給電線に定在波が(イ)。(3)一般に半波長ダイポールアンテナは、(ウ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(6)空中線と給電線の整合

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (6)アンテナと給電線の整合

    第35期受験直前講座(6)アンテナと給電線の整合今回はアンテナと給電線の整合についての演習問題を出題致します。この問題は、出題される度に、問題が違いますが内容は、ほぼ、同じですので代表的な問題を選んでみました。[演習問題6]次の記述はアンテナと給電線の接続について述べたものです。()内に入れるべき字句を下の番号から選んで下さい。(1)アンテナの(ア)と給電線の特性インピーダンスを整合させて接続する必要がある。(2)整合がとれていないと、給電線に定在波が(イ)。(3)一般に、半波長ダイポールアンテナは、(ウ)形であり、同軸給電線は、(エ)形であるので、両者を接続するための変換器として(オ)が用いられる。1生じる2平衡3生じない4バラン5サーキュレーター6方向性結合器7不平衡8放射抵抗9入力インピーダンス10...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(6)アンテナと給電線の整合

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (5)LCR並列共振回路の解答

    第35期受験直前講座(5)LCR並列共振回路の解答今回は、前回出題致しました、並列共振回路の解答を行います。それでは、前回の演習問題から見ていきましょう。演習問題(5)次の記述は、図に示すLCR並列共振回路について述べたものです。()の中に入れるべき字句の正しい組合せを答えて下さい。共振回路は、共振状態にあり、コイルや、導線の抵抗分は、無視できるものとします。交流電源の電圧:vは、3[V]とし抵抗:Rは、3[Ω]とします。(1)交流電源から見た合成インピーダンスの大きさは、(A)[Ω]である。(2)電源電圧:vにより流れる電流:iの大きさは(B)[A]である。(3)vとiの位相差は、(C)[rad]である。ABC132π/2231π/2302π/240205310[解答](A)コイルのリアクタンス:XL=...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(5)LCR並列共振回路の解答

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (5)LCR並列共振回路

    第35期受験直前講座(5)LCR並列共振回路前回は、RにL又は、RにCを直列に接続している場合を考えてみましが、今回は、RにCとLが並列に接続されている場合を考えてみます。[直列回路と並列回路の要点]1.直列回路直列回路では、RとLとCが直列に接続されていますので、流れる電流:Iは、RでもLでもCでも同じです。よって、グラフでは、基準の横軸にIを描きます。直列回路では、個々の両端電圧で考えます。抵抗では、電圧と電流の位相差がありませんので抵抗の両端電圧:RIも横軸上にあります。インダクタンス:Lの両端電圧は、電流に対して90°(π/2[rad])進んでいますので縦軸の上側に:jωLIがきます。そしてキャパシタンス:Cの両端電圧は、電流に対して90°(π/2[rad])遅れていますので両端電圧j{1/(ωC...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(5)LCR並列共振回路

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (4)リアクタンスその3

    第35期受験直前講座(4)リアクタンスその3今回は、RとLまたは、Cの直列回路におけるリアクタスのまとめを行います。その後、前回出題いたしましたRC直列回路におけるリアクタンスに関する演習問題の解答とその考え方をお話しします。[リアクタンスのまとめ](RL直列回路)(注・・・図-5~図-8は、ありません。)抵抗:Rは、実数ですので、図-9では、横軸上にその値があります。誘導性リアクタンス:XLは、虚数ですので縦軸上にその値があります。RとXLは、共にベクトルですので大きさと向きが有ります。インピーダンス:ZはRとX(リアクタンス)のベクトルの合成ですのでベクトルです。(勿論、Zの中には、R又は、Xが無い場合も有ります。)次に重要なのが、XLをどの様に求めるかと言う事です。XL=jωLとなります。ω=2πf...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(4)リアクタンスその3

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (4)リアクタンスその2

    第35期受験直前講座(4)リアクタンスその2今回は、コンデンサーによるリアクタンスを考えてみます。その後、前回出題致しました演習問題の解答を行います。それでは、今回のテーマであるコンデンサーによるリアクタンスに関する演習問題を出題します。[ヒント]コンデンサーによるリアクタンス:XCは、以下の式で求められます。XC=1/(ωC)演習問題(4)電源の角周波数を1000[rad/s]とした時、コンデンサーの容量が1.25[μF]の場合の容量性リアクタンスを求めて下さい。次に、回路のインピーダンス:Zと回路に流れる電流:Iを求めて下さい。1.25[μF]=1.25x10^-6[F]です。注・・・図番が飛んでいますが、図-3は、ありません。解答とその導き方及びリアクタンスのまとめは次回、行います。前回出題致しまし...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(4)リアクタンスその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (4)リアクタンスその1

    第35期受験直前講座(4)リアクタンスその1今回から3回に分けて電気回路で重要なリアクタンスについての要点と演習問題の出題をいたします。解き方については、次回ご説明します。<コイルのリアクタンス:XL>回路において電流の妨げとなるのは、インピーダンス:Zです。皆様は、電流を妨げる物と聞いて抵抗:Rを思い浮かべる方が多いと思いますが、それだけでは、電気回路の問題を解く事は、出来ません。抵抗は、直流回路においても交流回路においても同じく電流を妨げます。今回出題しますRL回路においてコイルは、導線で出来ていますので、直流回路においては、ただの導線ですが交流回路においては、周波数によりその値が変わるリアクタンスになります。(コンデンサーの場合もリアクタンスは、周波数によりその値が変わります。)リアクタンスは、コイ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(4)リアクタンスその1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (3)フレミングの解答

    第35期受験直前講座(3)フレミングの法則に関する演習問題の解答今回は、前回出題いたしましたフレミングの法則に関する演習問題の解答を行います。それでは、演習問題から見てみましょう。[演習問題7]問1図-1の様に磁界中に導線を置き、Fの方向に導線を動かした時、導線に流れる電流の方向は、aでしょうか?bでしょうか?問2図-1の法則を何と言うでしょうか?問3図-2の様に磁界中に導線を置き水色の矢印方向へ電流を流した時、導線の動く方向は、aでしょうか?bでしょうか?問4図-2を何の法則と言うでしょうか?[解答]問1図-1は、磁界の中で導線を動かしていますので、フレミングの右手の法則を示しています。右手でフレミングの法則を表してみましょう。右手を前に出し、グーの状態から親指を上に伸ばします。次に人差し指を伸ばし拳銃...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(3)フレミングの解答

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (3)フレミングの法則

    第35期受験直前講座(3)フレミングの法則今回は、フレミングの法則に関する演習問題を出題いたします。解答の仕方については、次回お話をいたします。[演習問題7]問1図-1の様な磁界中に導線を置き、F(黄緑色の矢印)方向に導線を動かした時、導線に流れる電流の方向は、aでしょうか?bでしょうか?問2図-1の法則を何と言うでしょうか?問3図-2の様な磁界中に導線を置き、水色の矢印方向へ電流を流しました。導線の動く方向は、aでしょうか?bでしょうか?問4図-2は、何と言う法則でしょうか?解答は、次回お話します。続きは、1月の「法規」と「工学」のページでお読み下さい。「航空無線通信士受験塾」からのお知らせ今年の夏は、エルニーニョの影響でことの他暑い夏でした。エルニーニョの影響で、今年は、より寒い冬となります。近頃、急...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(3)フレミングの法則

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (2)電界とクーロンの法則の解答

    第35期受験直前講座(2)電界とクーロンの法則の解答今回は、前回出題致しました”電界に関する演習問題"と"クーロンの法則"に関する演習問題の解答を行います。まず、問題から見てみましょう。[演習問題の5]b点における電界は、1[V/m]です。c点における電界の強さは、何[V/m]でしょうか?[解答]a点の電荷の電気量をQ[C]としてb点の電界をEbとしますとEb=Q/(4π・ε・1^2)=1[V/m](1)です。(1)式を(2)式の様に書き換えてみます。Q/{4πε・1^2}=k/(1^2)(2){k=1/(4πε)です。}※^2は、エクセルの書き方で2乗を意味します。^3でしたら3乗を意味します。c点の電界をEcとしてEcを求める式を(2)式を使用して書いてみます。C点での電界の強さは、分かりませんのでx...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(2)電界とクーロンの法則の解答

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (2)クーロンの法則の復習

    第35期受験直前講座(2)クーロンの法則今回は、クーロンの法則についての復習と電界を含めた演習問題の出題を行います。通常の参考書では、どの様な訳かクーロンの法則を説明した後に電界の話をするので学習する方の頭の中は、グチャグチャになってしまいます。例えて言いますと法律を勉強する方に民法の説明をした後に憲法の説明をする様なものです。私は、法律家では、ありませんが、電波法を教える場合、電波法の根幹である電波法の総則から教えます。何故なら、電波法がどの様なものかが書かれているからです。まずは、全体像のイメージを作ってから細部の説明をするのが常道だと思います。静電気に関する現象は、全て「電界」の中で起こっている事象なのです。「クーロンの法則」は、「電界」中にもう1つの電荷を持ってきたらどうなるかと言う法則です。皆様...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(2)クーロンの法則の復習

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座 (1)電界の復習

    第35期受験直前講座(1)電界の復習今回から2025年2月期の試験前々日迄実践的なお話を致します”受験直前講座”を行います。今回は、電界の復習を行います。当塾の受講生の方は、問題ありませんが、普通の参考書で受験勉強をはじめられた方は、電界より先にクーロンの法則を勉強する為に電界の事がサッパリ分からなくなってしまい、結果的に電磁気全体が分からないと言う人が多くなります。(ここ、とても重要な事です。)今回の復習に先立って電界の界とは?どの様な概念かをしっかりと思い出す事が重要です。次回、取り上げますクーロンの法則は、通常、「静電気に関するクーロンの法則」を指しますが、もう一つ「磁気に関するクーロンの法則」がある事を覚えていますか。電荷を磁極に、誘電率を透磁率に言葉を入れ替えますと「磁気に関するクーロンの法則」...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期受験直前講座(1)電界の復習

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 (7)LCR並列共振回路その2

    第9電気回路(7)LCR並列共振回路その2(並列共振回路の考え方)今回は、前回出題致しました、並列共振回路の解答を通してLCR並列共振回路を考えみます。それでは、前回の演習問題から見ていきましょう。[演習問題4]次の記述は、図に示すLCR並列共振回路について述べたものです。()の中に入れるべき字句の正しい組合せを答えて下さい。共振回路は、共振状態にあり、コイルや、導線の抵抗分は、無視できるものとします。交流電源の電圧:vは、3[V]とし抵抗:Rは、3[Ω]とします。(1)交流電源から見た合成インピーダンスの大きさは、(A)[Ω]である。(2)電源電圧:vにより流れる電流:iの大きさは(B)[A]である。(3)vとiの位相差は、(C)[rad]である。ABC132π/2231π/2302π/24020531...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路(7)LCR並列共振回路その2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 (7)LCR並列共振回路その1

    第9章電気回路(7)LCR並列共振回路その1前回、LCR直列回路のお話をしました。その中で共振と言う重要な言葉が出てきました。LCRからなる回路には、直列回路と並列回路がありますが、それぞれの回路の目的は、共振ですので、今回のタイトルは、LCR共振回路としました。今回は、並列共振回路の演習問題を通して並列共振回路の理解をして頂こうと思っています。共振回路とは、広い周波数領域の中に存在する特定の周波数の信号を取り出したり特定の周波数の信号を極めて大きな増幅度で増幅することである発振回路に使用される無線にとって、なくては、ならない回路です。(それだけ、試験にも良く出題されます。)共振回路には、”直列共振回路”と”並列共振回路”が有ります。それぞれ、共振時の特性が違います。今回は、並列共振回路の演習問題ですが、...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路(7)LCR並列共振回路その1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 番外編~LCR並列共振回路~

    第9章電気回路番外編~LCR直列共振回路その2~前回は、復習に終始してしまいましたが、今回は、LCRの直列回路のインピーダンスについて考えてみます。共振時には、インピーダンスがどうなるか?ここが要点になります。4.LCRの直列回路のインピーダンス:Z前回、LとCとRについて個々にまとめを行いましたが、それぞれが直列に繋がれていたらどうなるかを考えてみます。横軸:電流図-4(ここからのお話でZの様な太文字は、ベクトルを表しています。)順番が逆になりましたが、LCR直列回路の図を示しておきます。図-5は、RL直列回路とRC直列回路を繋ぎ合わせて、抵抗を1つにまとめたものだと考えられます。図-4に戻ります。図-4は、複素平面です。横軸は、実数で、縦軸は、虚数です。電流も電圧も大きさと位相を含んで表示している為、...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路番外編~LCR並列共振回路~

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 番外編~LCR共振回路その1~

    第9章電気回路番外編~LCR直列共振回路その1~今回から無線にとって、高周波を発振する為や受信機の各増幅回路の間を繋ぐ為に必要な共振回路のお話を致します。最後に前回出題しました演習問題の解答を行います。それでは、RとLとCを直列に繋いだ回路を考えます。その前に、今までの復習をしておきます。1.誘導性リアクタンス:XL、容量性リアクタンス:XCコイルやコンデンサーが交流に対して示す抵抗をリアクタンスと言います。単位は、抵抗と同じく[Ω](オームと読みます。)コイルのリアクタンスを誘導性リアクタンスと呼び、XLで表わします。コンデンサーのリアクタンスは容量性リアクタンスと呼びXCで表わします。XLとXCは、(1)式及び(2)式で表わされます。XL=ωL(=2πfL)(1)XC=1/(ωC)(=1/(2πfC)...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路番外編~LCR共振回路その1~

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 (6)コイルの働きその3

    第9章電気回路(6)コイルの働きその3今回は、コイルに交流を繋いだ時の位相差やリアクタンスについてのお話をします。1.コイルに交流電圧を加えた時の電流それでは、コイルに交流電圧を加えた時の電流と電圧の関係から考えてみます。コイルに直流を繋いだ時は、瞬間的な事を除けば、コイルの持つわずかな抵抗分:rと電圧:Vdc(直流電圧)で電流:Idc(直流電流)が決まります。この時のコイルは、コイルが持つ僅かな抵抗分:rを持つ抵抗として働きますので以下の式の関係になります。Idc=Vdc/r一方、交流を加えた場合はコイルの持つわずかな抵抗分:rより、はるかに自己インダクタンス:Lの影響が大きくなりますので微小な抵抗分:rの事は、考えません。自己インダクタンス:Lのコイルに瞬時電流:iが流れた時、コイルに逆起電力:eが発...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路(6)コイルの働きその3

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 (6)コイルの働きその2

    第9章電気回路(6)コイルの働きその2前回は、2つのコイルの間で起こる電磁誘導のお話迄でしたが、今回は、1つのコイルだけでも電磁誘導が起こると言う変なお話からです。コイルが単独であり交流が繋がれている時の事を考えてみます。コイル自体に交叉する磁力線の数と向きは、時間と共に変化します。すると、上の図でのコイルAがコイルBの立場を同時に取ってしまう為にコイルA自身に起電力が発生してしまうのです。つまり、コイルA自体が発生する磁力線は、コイルA自体にも交差し、変化しているからです。この様にコイル自身が時間と共に変化する磁力線を発生させる事で自己が誘導を受けてしまう現象を自己誘導と言います。しかもその起電力は、元々の電源の電圧の向きと逆になります。(コイルが2つあるときのコイルBの両端電圧の向きもコイルAに掛かる...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路(6)コイルの働きその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 (6)コイルの働きその1

    第9章電気回路(6)コイルの働きその1今回から3回に分けてコイルのお話をします。そして、今回の最後に、コンデンサーのお話の最後に出題しました演習問題の解答を行います。それでは、今回は、「そもそも、コイルって何?」と言うお話をします。コイルとは上の図の様に導線を巻いただけの部品です。コイルに電池等の直流電源を繋ぎますとコイルは、電磁石になるだけです。次にコイルに電池の代わりに交流電源を繋いでみます。そしてそのコイルから出る磁力線が全て交叉する様にもう一つのコイルを左側に置き、そのコイルの両端に抵抗を繋いでみます。それが上の図になります。コイルAに流れる電流は、交流ですので時間と共に電流の量と向きが変わります。時間と共に電流の量が変わりますので磁力線の数が変わります。そして、電流の向きが変わりますと磁力線の向...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路(6)コイルの働きその1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 (5)コンデンサーの働きその4

    第9章電気回路(5)コンデンサーの働きその4前回迄に絶縁物(誘電体)を2枚の金属板で挟んだコンデンサーに”電荷を蓄える仕組み”、と”電流が流れる仕組み”についてお話をしました。今回は、コンデンサーに交流を繋いだ場合のコンデンサーの振る舞いを中心にお話をいたします。その後、演習問題を出題いたします。1.電荷の蓄積とコンデンサーの両端電圧の関係元々、コンデンサーは、誘電体の両側に2枚の金属の板を向い合わせにした構造ですので、直流でも交流でもコンデンサーの内部(2枚の金属板の間)を貫いて電流は、流れません。よって、電流が流れるとしているのは、コンデンサーの両端の導線のみです。コンデンサーそのものを貫通して電流が流れる訳では、ないのですが、コンデンサーの両端の導線に流れる電流の向きが同じですので、コンデンサーをブ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路(5)コンデンサーの働きその4

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 (5)コンデンサーの働きその3

    第9章電気回路(5)コンデンサーの働きその3前回はコンデンサーが電荷を蓄える仕組みのお話をしました。それでは、コンデンサーとは、充電池の様な物なのかと言う事になってしまいます。しかし、充電池として使うには、蓄えられる量が不十分です。コンデンサーには、もっと重要な働きがあります。今回は、そのお話を含めて電磁気の見方としてのコンデンサーについてお話をします。コンデンサーは、電荷を蓄える物であり、その蓄える量を静電容量と言います。単位については、前回お話をしました。単位は、重要ですので、忘れた方は、前回の記事を見直しておいて下さい。静電容量は、”C"で表されます。静電容量:Cとコンデンサーに蓄えられる電荷:Qとコンデンサーに蓄えられた電荷によるコンデンサーの両端電圧:Vとの間には、以下の関係があります。QとCと...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路(5)コンデンサーの働きその3

  • TOITAの「航空無線通信士受験」第35期無線工学第9章電気回路 (5)コンデンサーの働きその2

    第9章電気回路(5)コンデンサーの働きその2今回は、コンデンサーがどの様に電荷を蓄えるかと言うお話を致します。(4)コンデンサーは、どの様にして電荷を蓄えるのか?コンデンサーの両側には、金属板AとBがあり、それぞれの金属板には、導線Cが接続されています。εと書いてあるのは、誘電率:εの誘電体です。導線も金属板も金属で自由電子が出来やすい事に留意しておいて下さい。(誘電体とは、絶縁物の事です。)ここで、分極の復習をしておきましょう。(a)図の赤い玉が陽子です。青い玉は、電子です。電子の軌道は、どこでも陽子からの距離が同じです。つまり、円軌道です。(正しい原子の構造では、ありませんが、理解しやすいモデルですので、利用しています。)この原子では、電子が逃げる事がない絶縁物です。{雷の様な高電圧を掛けると電子が逃...TOITAの「航空無線通信士受験」第35期無線工学第9章電気回路(5)コンデンサーの働きその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験」第35期無線工学第9章電気回路 (5)コンデンサーの働きその1

    第9章電気回路(5)コンデンサーの働きその1今回から、前回の抵抗に続いて電子回路の重要部品でありますコンデンサーについて4回に分けてお話を致します。コンデンサーとは、原理的には、2枚の金属板で誘電体(絶縁物)を両側から挟んだ物です。よって、コンデンサーには、電流が流れません。電流の流れない部品が何故、重要なのでしょうか?実は、電流が流れないのは、直流の電圧を加えてからある程度の時間が経った後の話なのです。と言う事は、極短い時間ならば、絶縁物の両側を金属板で挟んだコンデンサーに電流が流れると言う事なのでしょうか?なにやら面白そうですね。この記事の見出しでもお話をしましたが、コンデンサーもコイル同様に無ければ無線機やアンテンそして電子機器や電気機器(洗濯機等主たる部品が電子部品でなく電源に交流を使う機器)も存...TOITAの「航空無線通信士受験」第35期無線工学第9章電気回路(5)コンデンサーの働きその1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 (4)枝路に流れる電流の解答

    第9章電気回路(4)枝路に流れる電流の解答今回は、前回出題しました枝路の演習問題の解答を致します。まずは、問題から見てみましょう。問題以下の図のI1からI4とISの電流を求めて下さい。次にV1とV2の電圧を求めて下さい。ただし、R1=4[Ω]、R2=2.6[Ω]、R3=6[Ω]、R4=4[Ω]とします。今回の問題の狙いは、枝路の電流の理解にあります。[解答方針]・R1に流れるI1から求めましょう。10[V]の電池に4[Ω]のR1がつながれていますので、I1=10[V]/4[Ω]=2.5「A]・A→B→Cに流れる電流I2を求めます。その為には、R2、R3、R4からなる合成抵抗を求めます。その為には、R2とB-C間(R3とR4の並列接続)の合成抵抗との直列接続の合成抵抗をRSとして、求めます。RS=R2+1/...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路(4)枝路に流れる電流の解答

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 (4)枝路に流れる電流

    第9章電気回路(4)枝路に流れる電流皆様。明けましておめでとう御座います。お正月は、いかがお過ごしでしたでしょうか?皆様が、航空無線通信士の元年ととなる事をお祈りしています。電気回路には、素子が直列に繋がった直列回路と素子が並列に繋がった並列回路があります。更に、直列回路の先が並列回路とか並列回路の一部が直列回路であったり、単純に直列回路だけとか並列回路だけと言う事の方が少ないのです。枝路とは、直列回路の先が並列回路の様に電流の流れが分れて行く部分を言います。その場合、どの様に枝路に流れる電流を計算すればよいのかと言う事は、大変重要な意味があります。今回は、直列回路と並列回路の復習をした後に、私の方からの一方的な説明と言う事でなく演習問題を出題致しますので、まずは、皆様に考えて頂きたいと思います。さて、回...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路(4)枝路に流れる電流

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」2025年新年のご挨拶

    TOITAの「航空無線通信士受験塾」新年のご挨拶受講生の皆様明けましておめでとう御座います2025年が皆様にとって航空無線通信士元年となりますよう心よりお祈りいたしております寒さが厳しいくなる時期に受験日を迎える事とないますのでくれぐれもお身体に気を付けてお過ごし下さい2025年元旦TOITATOITAの「航空無線通信士受験塾」2025年新年のご挨拶

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 (3)抵抗回路その3

    第9章電気回路(3)抵抗回路その3前回は、直列回路についてのお話を致しました。今回は、並列回路についてのお話です。(2)並列接続時の合成抵抗値前回の直列接続の例のパイプで考えてみますとこの場合は、3本のパイプを横に同時にくわえたと考えられます。勿論、口からの息は、漏れる事無く全て、3本のパイプへ向かうとします。この場合もそれぞれのパイプに吹きこまれた息の量の合計と各パイプから出てくる息の量の合計は、同じです。電気回路で考えてみます。電池から各抵抗へ流れ込む電流:Iは、この回路図では3つの抵抗に電池の電圧:Vが掛かっていますのでそれぞれの抵抗値により流れる電流が決まります。(パイプの例では、電圧は、パイプに吹き込む息の圧力です。3本のパイプは、抵抗にあたります。そしてそれぞれのパイプを通る息は、電流です。)...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路(3)抵抗回路その3

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 (3)抵抗回路その3

    第9章電気回路(3)抵抗回路その2前々回の”交流の詳細”の最後で電圧と電流を表す式と抵抗との関係から抵抗は、直流回路でも交流回路でも定数としての役割のみで周波数には、関係しないと言うお話をしました。もう一度式を書いておきますので復習として下さい。i=(1/R)・Vm・sin(ω・t+θ)=Im・sin(ω・t+θ)抵抗は、交流回路でも直流回路でも電流と電圧の間の比例定数としての働きがありますが直列回路と並列回路では、どの様な振舞をするのか観てみましょう。今回のお話は、直列回路の合成抵抗の考え方と求め方です。それでは、基本的な回路でその様子を観てみます。(1)直列接続時の合成抵抗値電池の電圧:Vに抵抗R1、R2、R3が直列に接続されています。そこに流れる電流:Iは図-1の場合、3本の抵抗を合成した抵抗値R考...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路(3)抵抗回路その3

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 (3)抵抗回路その1

    第9章電気回路(3)抵抗回路その1(オームの法則)今回から3回に分けて抵抗が回路の中でどの様な振舞をするのかと言うお話を致します。前々回までは、当たり前すぎますし、皆様、オームの法則は、ご存じなのでお話をしませんでしたが改めてオームの法則を考えてみたいと思いまして回路における抵抗の振舞についてのお話を前々回迄より1回多い3回に分けてお話をする事と致しました。図-1をご覧ください。図-1端子aと端子bの左側が電池です。rは、電池の内部抵抗で極小さな抵抗成分がありますのでそれを表しています。図-1では、電源として電池にしていますが、電子部品で組まれた電源装置でもその出力端子から電源内部を見ますと、内部抵抗が有ります。常々、皆様には、電気においては、極端な場合を考えるとその現象(式も同様)が理解できるとお話をし...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路(3)抵抗回路その1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路 (2)交流の詳細

    第9章電気回路(2)交流の詳細各期で交流回路における抵抗・コンデンサー・コイルの振舞のお話を致しますが、交流そのものについては、交流における抵抗の振舞の中でお話をしていましたが、1年前から抵抗・コンデンサー・コイルの振舞の前にお話をする事と致しました。1.交流の要素(大きさ・周波数・時間・位相)交流に対して、直流がありますが、直流の要素は、大きさだけです。しいて加えるとすればそれは、時間で、時間により大きさが”0”か”ある値”と言う事です。それでは、交流は、どうでしょうか?式で書いてみます。v=A・sin(2π・f・t+θ)(1)(1)式は、電圧について書いてみましたが、電流については、後ほど書きますのでお待ち下さい。(1)式のv:電圧。A:最大値。2π:単位が[rad](ラジアン)で角度を示します。2π...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第9章電気回路(2)交流の詳細

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