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2023/07/19

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  • 祈りうた(つぶや句 鬼の哀歌)

    鬼の哀歌1今宵(こよい)の病室鬼が泣く日の出拝めぬ病負い夜がこわいと身をすくめ「死んだらオレはどこへ行く?」2ゆるし請うのが恥ずかしい裁くか嗤(わら)うか脅かすか鬼の形相(ぎょうそう)得意気にシャバでは弱いたましい追い詰めた3窓の外では樹がこおるガラスに映るオレの顔半分欠けてゆがんでる憎んだ分だけ薄い愛4鬼のまなこにポロリと涙―ツノの心をほどきたい―愛の在ること信じたい―あゝ、生きる哀しみうたいたい★覚悟の死覚悟の生のその続き★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句鬼の哀歌)

  • 祈りうた(つぶや句 信じる〈ニ〉)

    信じる〈二〉1今はまだ叶わなくても信じ続ける何を願っているかを確かめ確かめできることは怠けず努め―きっと見ておられる、ずっと案じておられると2叶ったら信じるよ、というムシの良さ叶わなければ、神も仏もあるものか畏(おそ)れがなければ期待も希望も続かない畏れがなければ感謝は生まれぬ仏にも神にも3仏はバチ、神は罰穏やかそうでホントは怖い―そんな神や仏はおられません罪なるヒトに我が身を棄てて仏は慈悲、神は愛!★覚悟の死覚悟の生のその続き★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句信じる〈ニ〉)

  • 祈りうた(つぶや句 信じる)

    信じる1眠くなる―この風邪薬は眠くなります薬剤師の言葉通り終日ウトウト―胃薬でも眠るかしら?暗示にすぐかかる私を妻はいつもからかう2聞き分ける雑踏の中でもわが子の声なら母は聴き分けるママっ!と呼ぶ懸命な声を日々の渦の中でも神はきっと聴き分けてくださる神さまっ!と叫ぶ君の声、私の声すがるその声を★覚悟の死覚悟の生のその続き★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句信じる)

  • 祈りうた(つぶや句 ねがい)

    ねがい1ちいさなわたしよちいさな仕事をひっそりとしよう―一人のちいさな心に種をまく匂いやかな種をまくそんな仕事を一生かけてひとつでもしよう2小学生にわかる言葉で中学生に伝わる思いを書きたい祈りを芯にして歓びを巻くそんな巻き寿司職人となりたい★覚悟の死覚悟の生のその続き★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句ねがい)

  • 祈りうた(つぶや句 二〇二三年十二月二十四日、入院の朝に 二〇二三年十二月二十四日、入院の夜に)

    二〇二三年十二月二十四日、入院の朝に1心を傾けていま祈りますどなたに祈っているか解っています「できたらもう少し生かしてください」「死が怖いのでなく守るべきひと、その人が居るからです」2夜明けは凍えているが赤ちゃんが命の歓びを天へ響かす争いをやめよ奢りで顎(あご)のエラを張るな何人を愛せるか、幾つアリガトウの星を見つけられるか今日二〇二三年十二月二十四日、入院の夜に1病室の窓から鈴の音は聞こえない病棟に響く咳、しわがれ声、看護師の小走りの音良きおとずれはトナカイには乗って来ない明日の退院が希望となるそんな小さな翼に乗ってくるのだ2暁方から夜更けまで時間はわたしを刻みつづけた―受付、採血、心臓検査、結果説明刻み時計のカチコチが死から生へ向かう不思議を告げていた★覚悟の死覚悟の生のその続き★いつも読んでくださり...祈りうた(つぶや句二〇二三年十二月二十四日、入院の朝に二〇二三年十二月二十四日、入院の夜に)

  • 祈りうた(つぶや句 九十二歳の新聞記者)

    九十二歳の新聞記者いのちの続くかぎり地域へ入り良いところを見つけてこの地域新聞で伝えたい人の悪口は書かない人を傷つけない筆が鈍ったらインタイする!★覚悟の死覚悟の生のその続き★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句九十二歳の新聞記者)

  • 祈りうた(つぶや句 父のクリスマス)

    父のクリスマス1父の涙父のもとから子が去る夜だ子の泣き声が真っ暗い地球に響きわたる父の涙が天のあちこちで銀色に光る―今日はクリスマス2救いずうっと一緒だった子が地へくだる果たせずにはいられぬニンゲンたちとの約束天使たちのかなしい歌が父を慰める孤独を知るものだけが愛せるのだ3絆地にいて子は父をしたう天にいて父は子をおもういっぽんの糸を半分ずつしっかりとにぎりあって★覚悟の死覚悟の生のそのつづき★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句父のクリスマス)

  • 祈りうた(つぶや句 安心しなさい)

    安心しなさい1何もかもお見透(みとお)しの方が―安心しなさいと言われるだから一息つくよ地面は固いと信じられたらまた立ち上がれる2道まっすぐに見えるよ足ドシドシ前へ出るよ恨んでるヤツいないおびえてる相手いないおお、すがすがしい朝だ!3重い病、死、終わり―という錆びた鉄の鎖愛、いのち、希望―という金の鎖つながれるなら金の鎖がいいな神さまの手作りその金の鎖が★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句安心しなさい)

  • 祈りうた(つぶや句 お先真っ暗)

    お先真っ暗1闇お先真っ暗―そう君はつぶやく今月の手帳は半分が通院日妻も病み物価は上がり政治は金にまみれて世界中で殺し合いだ2光が宿る光を目撃しさえしたらその目に光が宿るというあたりが闇につつまれてもいちど宿った光は決して消えぬ夜の道を怖れるなかれ目の光それが懐中電灯のようにきみの前を照らしだすという3欠けていたピース―自分には欠けたピースがあるそう強く感じたのは二十歳のころ十二年経ってそれが何かやっとわかったそのピースは十字の形をして金色に光っていたよ★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句お先真っ暗)

  • 祈りうた(つぶや句 お見透しの方よ!)

    お見透(みとお)しの方よ!1五分後に何をするか―私にもわかる五分後の世界に何が起こるか―私にはわからないああ、だが既に知っている方がおられる!その方はすっかりお見透しなのだ何もかも2すべてをお見透しの方よ!見抜いているのでなく見守っておられる方よ!安心して笑顔でへりくだってのびのびお生きなさい―そう言ってくださる心強い方よ!★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句お見透しの方よ!)

  • 祈りうた(つぶや句 爆音)

    爆音   ―遠い国の空爆をちょっとでも自分事にしたいそう思ってイスラエル・ガザ地区の面積を調べたほぼ同じだかつて住んでいた街とたった一機の爆音でも互いに顔をしかめたあの街と!  ★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句爆音)

  • 祈りうた(つぶや句 精密検査)

    精密検査  精密検査の結果は一週間後それまでの時間の長さといったら!医師の言葉は一瞬なのにドキドキおろおろの日々その隙間に守るべきひとの顔がちらつく―セーフですか?それとも、覚悟が要りますか?      ★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句精密検査)

  • 祈りうた(つぶや句 おせっかい)

    おせっかい1相手に良かれと思いこんでいる自分だったらこうする、ああしてほしいだろうが口癖目先のことに入れ込む全体は見えないうまく行かぬと勝手に腹をたてる2―思いやりは必ず通じるそう信じているしてほしい事よりしてやりたい事が先であっても自分のペースで進めたがり迷惑がられてしょんぼり―ワケワカラヌと★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句おせっかい)

  • 祈りうた(つぶや句 うわべ)

    うわべ立派な服に着替えたら学説が認められた―という『星の王子さま』のお話ジャンパーで入室したら塾生に嗤(わら)われた過去と重なるうわべで測るのはニンゲンだけだなあ★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句うわべ)

  • 祈りうた(つぶや句 女性の校長)

    女性の校長障がいのある生徒に差別的発言をしたそれは女性の校長である!とんでもない校長だと指弾したつもりのニュース―校長であるとは言わなかった、なぜだか★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句女性の校長)

  • 祈りうた(つぶや句 誰が言うかだよ)

    誰が言うかだよ入社したての頃―要するに何を言うかでなく誰が言うかだよそう言って提案書を突き返された数年後あゝ、同じセリフを後輩に吐いてしまった!★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句誰が言うかだよ)

  • 祈りうた(つぶや句 哀歌)

    哀歌幸せも不幸せもとどのつまり寂寥(せきりょう)であるーとかつて詩に書いた「寂しい」は「かなしい」と言いかえてもよいだから幸せの歌も不幸せの歌もみな「哀歌」なのだ★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句哀歌)

  • 祈りうた(つぶや句 暴虐者なら死を望んでもいいか)

    暴虐者なら死を望んでもいいか戦争のニュースを見るとあの男さえ消し去ればいいのに!と憤るヒトゴロシがいやだから戦争反対を願うのに暴虐者には死を!と叫んでもいいのか、心の中でも★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句暴虐者なら死を望んでもいいか)

  • 祈りうた(つぶや句 今日だけエゴイスト)

    今日だけエゴイスト  部屋を暖かくして眠る栄養のあるものを食べるいま荒れ地で避難民が飢えていても今日は自分の風邪に没頭してもいいのかな  ★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句今日だけエゴイスト)

  • 祈りうた(つぶや句 ふる里)

    ふる里   棺のなかでひとはみな天を仰ぐ天がふる里であるかのようにほんとうに懐かしいところへ帰っていくかのように花花につつまれて人人にかこまれて     ★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句ふる里)

  • 祈りうた(つぶや句 重箱の隅)

    重箱の隅 ひとさまの重箱は隅に目が行きがちなのでついついつつきたくなってしまうでもいい加減は良い加減―そうおっしゃるひとたちが多そうで    ★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句重箱の隅)

  • 祈りうた(つぶや句 思いやり)

    思いやり  思いやりもときどき重い槍になって傷つけてしまうことがあるんだなあ    ★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句思いやり)

  • 祈りうた(つぶや句 ちいさな幸)

    ちいさな幸(さち)   片足立ちで靴下をはく昨日はよろけた(ガッカリ)今日はよろけなかった(オッケー)年寄りの一日いち日のちいさな幸    ★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句ちいさな幸)

  • 祈りうた(つぶや句 九十歳は十九歳)   

    九十歳は十九歳   テレビで出会ったおばあちゃん―九十を早口でくり返すと十九になるのよ!おお、生きてることを満喫しているひと次の世界へのパスポート写真は優しく微笑んで   ★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句九十歳は十九歳)  

  • 祈りうた(つぶや句 ゴキブリの命の音)

    ゴキブリの命の音   ゴキブリを踏みつぶしたらサンダルにクチャっという音がはりついた命の消える音が底から歩くたんびにはみ出てくるようだ  ★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(つぶや句ゴキブリの命の音)

  • 祈りうた(四行詩 受付の人は元気そう)

    受付の人は元気そう  熱があるのでおなかが痛むので咳が続くので…クリニックは傷ついたひとで一杯わたしも隅の席にすわって病人の顔して受付の人って元気だなあなどと呟いている  ★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(四行詩受付の人は元気そう)

  • 祈りうた(四行詩 切れ切れの夢)

    切れ切れの夢 夜中トイレに起きる回数が減ったらいまの夢がもっと長く見られるのに!切れ切れの夢がいくつも湧きでてくるので目覚めると毛布がぐちゃぐちゃになっているよ  ★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(四行詩切れ切れの夢)

  • 祈りうた(日向ぼっこ 家族の順番こ)

    家族の順番こ 孫がクシャミをした翌日妻が熱をだした妻は咳もした翌日私のノドがはれた 孫は元気になった妻も食欲がでてきた私も明日には食べ物がノドを通るだろう―家族の順番こ   ★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(日向ぼっこ家族の順番こ)

  • 祈りうた(でくの坊 どうであっても祈りましょう!)

    どうであっても祈りましょう! 今年も、レントゲンで胸に影が映った。市の特定健診で、去年も指摘された。結果的には二年とも「異常なし」と判断された。だが、今年は咳が止まらないので、呼吸器の専門医院へかかった。すると今度は、「CTを受けてください」との指示である。特定健診からまだ二カ月だ。妻の方が落ち込んだ。体の中で何かが起きているのか、あるいは、医療者の技量差なのか。腹黒のわたしであれば胃腸が黒くうつるならともかく、胸に白い斑点が映るなんて、何の飾りつけなのだろう、きらきら星みたいに―そんな冗談を言ってみたが、笑顔にはならない。だが、信仰者の妻は、しばらく経って、「どうであっても祈りましょう!」と言った。わたしもうなずいた。神さまの「透視力」はCTよりも早く、深く、わたしの肺を見ておられるのだ。そして、判断さ...祈りうた(でくの坊どうであっても祈りましょう!)

  • 祈りうた(日向ぼっこ ワッハッハ!)

    ワッハッハ  目覚めたらおもいきり朝の窓を開けるよどんだ夜を吐きだし今日を腹いっぱい吸いこむ それから心のなかでワッハッハと笑う ワッハッハ!ワッハッハ! こころの中だだれにも遠慮はいらない ワッハッハ!ワッハッハ!  ★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(日向ぼっこワッハッハ!)

  • 祈りうた(百字ノート 優しさに「くるまれる」)

    優しさに「くるまれる」 優しいひとに出会うと「くるまれている」という感覚になる。幼児が母親の胸にくるまれるような、あるいは、父親のあぐらの中にくるまれるような。温かな感覚、匂いやかな感覚である。丸ごと受けとめてもらえている、すべてをゆるされている、そんな感覚でもある。―神さまに一対一で深く出会うということ、それはこの「くるまれている」感覚を魂が味わうことではないか、そう思い、憧れるのである。  ★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(百字ノート優しさに「くるまれる」)

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