月の舟を漕いで月の舟を漕いで
帰宅後、ユウキは買ってきたばかりの本――『空と縁起の教え』をゆっくりと開いた。ページをめくるたびに、聞きなれない言葉が並ぶ。だが、「空」と違って、「縁起」という言葉には、どこか温かさのようなものを感じた。しばらく読み進めていると、ふと、こんな一文が目に入った。「一切のものは、独立して存在しない。存在は、縁(つながり)の中でのみ起こる。それが、縁起の教えである。」ユウキは思わず、本から目を上げた。縁起……縁によって起こる。つまり、今ここに自分がいるということも、無数の原因と条件が重なった結果なのだろうか?家族、友人、仕事、出会い、別れ。自分が“自分”だと思っていたものは、そのすべての関係性によって、ようやく成り立っていたものなのか。「じゃあ、“俺”って……どこにあるんだ?」ユウキは思わず、声に出していた。そ...第4章:縁起と“わたし”
翌朝、ユウキはいつもより早く目を覚ました。窓の外には、静かな曇り空が広がっていた。どこかまだ夢の余韻を引きずるような感覚が残っている。あの砂の荒野、そして、僧侶の姿。言葉のひとつひとつが、心の奥底に沈殿していた。――「空を知れば、執着は風のように消える。」意味はわからない。けれど、わからないままではいられない。ユウキは、前夜に読みかけた『般若心経入門』をもう一度開いた。ページをめくる指先が、今度は少しだけ、確信をもっていた。「空とは、実体のないことではない。それは、すべてが変化し、関係性の中にあること。」本の一節に、目が止まった。「すべてが、関係の中にある…?」ユウキは声に出してみた。けれど、その言葉が何を意味するのか、すぐには理解できなかった。彼の頭には、「空=無」「空っぽ」「意味がない」というイメージ...第3章:空の意味
夜、ユウキの部屋は静かだった。明かりはデスクスタンド一つ。壁には何も飾られていない。必要最小限の家具に囲まれた部屋は、まるで彼自身の心を映したように、どこか無表情だった。机の上には、あの本が置かれている。『般若心経入門』。買ったときのまま、まだ埃の匂いが残っていた。ページを開くと、最初に現れたのは、漢字ばかりの一文だった。――摩訶般若波羅蜜多心経。意味は分からない。けれど、声に出して読むと、その響きがどこか心を揺さぶった。読経とは、音そのものが持つ力なのかもしれない。気がつくと、ユウキはそのまま、机に突っ伏して眠っていた。***どこかで風が吹いている音がした。目を開けると、そこは見たこともない世界だった。果てしなく続く砂地の荒野。遠くにうっすらと山々の影。空は群青に染まり、風が乾いた大地をなでていた。ユウ...第2章:夢と僧侶
第1章:都会の喧騒と心の迷い同じ朝。同じ風景。高層ビル群の隙間からこぼれる薄い朝日が、無機質なガラス窓を照らしている。東京という名の巨大な心臓は、今日も正確に鼓動を刻んでいた。ユウキは人波に押されるようにして、満員電車の扉へと吸い込まれていった。スーツの肩がこすれ合い、誰もが無言のまま、小さな空間に身を潜めている。吊り革を握る手が震えるのは、電車の揺れか、心の疲労か。ふと、彼の目がスマートフォンの画面に落ちる。見出しにはこうあった。――「現代人のストレス、過去最高を更新」「ストレス…か。まさに、俺のことだな。」小さく息を吐いたユウキは、ガラス窓越しに自分の顔を見つめた。くすんだ瞳、下がった口角、くたびれたネクタイ。そこには、夢も情熱もとうに失くした男の姿が映っていた。ただ仕事をこなし、期限に追われ、評価を...『空の旅人』
📌「事実」とは?客観的に確認できること(例:太陽が東から昇る、昨日の気温は20度だった)観察や証拠、データで示せるものであり、主観的な解釈は含まない。誰が調べても変わらないもの(客観性)。ポイント明確で具体的。測定、記録、証明可能。📌「真実」とは?ある人や立場によって「正しい」と信じられること(例:愛こそが人生の真実だ、戦争は悪だ)客観的証拠よりも、価値観、道徳観、信念に基づくことが多い。主観的要素を含むため、人により異なる。ポイント解釈が入りやすく、感情的・倫理的・哲学的要素を含む。一つとは限らず、人によって異なる場合がある。🌱具体的な例例事実真実(解釈)殺人事件の報道「被害者は死亡した」「犯人は悪人である」気候変動問題「温暖化で気温が上昇した」「環境破壊は許されない行為だ」歴史的出来事「1945年に日...「事実」と「真実」の違い
自分で選んでおいて、文句ばっかし言うな。ならば、最初から選ぶな。それから自分でこれみんなにも分けてあげるから、俺を選んでよといって、一つも実践しないで自分の懐を温めて知らんぷりするよな奴は、早く辞めろ。そんな感じかな。どっちも凡夫らしくていいね~~。上から見たらさぞかし滑稽な風景であろうな~~。どんなに勉強しても、人間なんぞ50歩、100歩、いくら金持ちになっても神にも仏にもなれはしないのに、成った気でいる馬鹿もいる。自分で選んでおいて
白い夏白い夏
哀愁のセレナーデ哀愁のセレナーデ
ある日、世界中の人々が、自分の口から出る言葉が文字通り現実を壊す力を持ってしまった。最初は冗談や軽口だった。友人にふと漏らした「君なんか消えてしまえ」という一言で、本当にその人が消えてしまったのだ。混乱が地球を襲い、慎重に言葉を選ぶことが求められた。しかし、怒り、嫉妬、悲しみなど感情に駆られた人々は、次々に世界を壊し続けた。都市は崩れ去り、森は燃え、人間関係も崩壊していった。そんな崩れた世界の片隅で、一人の少女が必死に言葉を紡いでいた。彼女の名前はリラ。リラには、ある秘密があった。彼女の口から出る言葉だけが、壊れたものを元に戻す力を持っていたのだ。リラは旅をしながら、傷ついた世界を癒やし続けた。破壊された街を見れば、「あなたは美しい」と囁き、建物や街並みが元の美しさを取り戻した。争いで傷ついた人々には、「...世界を壊すもの、そして作るもの
外国における日本人の評判は、国や地域、状況、そして接した個人の体験によって異なりますが、全体的には比較的良好な印象を持たれていることが多いです。以下に、代表的な国や分野ごとの評価の傾向を紹介します。🌍一般的なイメージ(多くの国共通)礼儀正しい時間に正確清潔好き勤勉控えめで他人を尊重する高品質な製品やサービスを提供する(特に企業に対して)🇺🇸アメリカでの日本人の評判第二次大戦後の歴史的な対立はあったが、現在は非常に友好的な関係。アニメ、ゲーム、テクノロジー(ソニー、任天堂、トヨタなど)への関心が高い。一部の人は「シャイ」「話しかけにくい」と感じることも。🇪🇺ヨーロッパ(特にドイツ、フランス、イギリス)ドイツでは「真面目で精密」、工業製品への信頼が高い。フランスでは「文化的に洗練されている」とも言われるが、交...外国における日本人の印象
2025年5月21日(水曜日)の世界の注目トピックをお届けします。各地で政治、経済、環境、文化など多岐にわたる出来事が報じられています。🌍世界の注目トピック1.ガザ情勢と国際社会の対応ガザ地区での人道危機が深刻化する中、欧州連合(EU)はイスラエルとの貿易協定の見直しを決定しました。イギリスはイスラエルのガザ地区への攻撃を「忌まわしい」と非難し、貿易交渉を中断しました。国連は、緊急支援がなければ2日以内に1万4千人の乳幼児が命を落とす可能性があると警告しています。TheGuardian2.アメリカの天候と政治動向アメリカ中部では、5月18日から20日にかけて27回以上の竜巻が発生し、115,000軒以上の停電を引き起こしました。また、トランプ前大統領がアルカイダ元メンバーとの会談を称賛したことが物議を醸し...2025年5月21日(水曜日)の世界の注目トピック
まるでこの世は戦国時代のようで、どの国が敵か味方かわかりはしない。昨日まで友好的に握手を交わしていた国が、朝起きたら突然牙を剥いていた、なんてことも珍しくない。政治も経済も、そして情報さえもが戦の武器となり、私たちが知らないところで、静かで熾烈な戦いが繰り広げられている。今や、武器を持って直接戦うことがすべてではなく、見えない攻撃こそが最も恐ろしい時代だ。正義や悪は、もはや明確な境界線を失い、それぞれの国がそれぞれの立場で「正しさ」を掲げる。結局、私たち一般市民は、その中で翻弄されるばかりだ。だからこそ、日々のニュースや情報に流されるだけではなく、自分の頭でしっかりと考え、本質を見抜く力を養うことが重要だと思う。まるで現代という戦国時代を生き抜くには、私たち一人ひとりが知恵を持った戦国武将でなければならな...敵か味方か
祖母の家の裏庭には、ずっと開かない井戸があった。幼い頃の私は、その井戸に興味があったというより、むしろ恐怖を感じていた。祖母はいつも、私が井戸に近づこうとすると、低い声で「ホレ、そこに鬼がおるぞ」と注意した。その口調と真剣な目つきは冗談めかしてはおらず、むしろ静かな確信に満ちていた。夏の日差しが強く照りつける午後、セミの声があたり一帯を覆いつくす中、私は祖母と二人で縁側に座っていた。「あの井戸、本当に鬼がいるの?」と尋ねると、祖母はゆっくりとうなずいた。「人の心に巣くう鬼じゃ」。祖母の答えが難しくてよく分からなかったけれど、大人になって初めて、その意味を深く理解した。あの井戸はもう無くなったが、私自身が日常の中で時折感じる妬みや憎しみ、自己嫌悪といった感情こそが、祖母のいう「鬼」だったのだと気付いた。人の...鬼はホレ、そこにおる
赤い傘には太陽のひとかけらぽつりぽつりと優しく跳ね返す青い傘には空の青さが溶けて雨粒ひとつひとつに小さな空が映る黄色い傘にはひまわりの笑顔が雨の日の心にもぱっと灯りをともす雨の色はきっと透明でどんな色の傘も優しく包み込むのだろうそれぞれの色がそれぞれの想いを乗せて雨上がりの空に虹を描くためにだから大丈夫雨粒の向こうにはいつだって温かな光があなたを待っているから傘の色
雲が静かに泣いている誰にも気づかれないように空の奥に隠した想いがしずくとなって降りてくる風に揺れる木々の囁きそれは過去の記憶の歌踏みしめる水たまりの中に映るのは、もういない誰かの影傘の下、立ち止まる僕に雨は問いかける「それでも前に進むのか」「忘れてしまうのか」と泣くことには、理由があるそれが空であっても、人であっても雨はただの涙じゃない優しさに姿を変えた、祈りなんだだから今日も降り続ける誰かの痛みを、そっと洗うようにそして明日、陽が差すころ少しだけ強くなれるように雨の理由
砂浜に打ち寄せる波の音が、静かに心を撫でていた。陽(はる)はひとり、海を見つめていた。その日、すべてがうまくいかなくなった。友人との関係、家族との会話、将来のこと。なにもかもが絡まって、ほどける気配すらなかった。とにかく、都会から逃げたくて、電車に揺られてたどり着いたのが、この知らない海だった。履いていたサンダルを脱いで、波打ち際に座り込んだ。白く反射する光がまぶしくて、目を細める。「日、強いですよ。帽子、どうぞ」不意に、日陰が差した。振り向くと、麦わら帽子を手にした女の子がいた。中学生くらいだろうか。陽はとっさに首を横に振った。「ありがとう。でも大丈夫」女の子は引っ込めることもなく、にこっと笑って言った。「じゃあ、ちょっとだけ一緒にいてもいい?わたし、おばあちゃん家の手伝いで来てて、ちょっと暇してるの」...偶然のやさしさ(海辺の午後)
夕暮れの駅前、アスファルトから立ち上る熱気が、まだ肌にまとわりついていた。セミの声が遠くで響く中、陽菜(ひな)は自動販売機の前で立ち尽くしていた。財布がない。さっきコンビニに寄ったときまではあった。暑さでぼんやりしていたせいか、どこかに落としてしまったらしい。バッグをひっくり返すように探しても、見つからない。喉がからからだった。財布がないと、水すら買えない。スマホはかろうじて手元にあったが、電子マネーのチャージも切れていた。気まずさと情けなさで胸がいっぱいになり、陽菜はその場にしゃがみ込んだ。「これ、飲みますか?」ふいに差し出されたのは、冷たい麦茶のペットボトルだった。驚いて顔を上げると、Tシャツにデニム姿の青年が、やや照れくさそうに立っていた。「なんか…すごく困ってそうだったから。よけいなお世話だったら...偶然のやさしさ
老いて気づく幸せ若いころ、私は思っていました。幸せとは、手に入れるものだと。良い学校に入ること。立派な仕事に就くこと。家を持ち、家庭を築くこと。一歩、また一歩。前へ、前へと歩き続けていました。次の目標、次の成功。立ち止まることは、怖かった。でも――年を重ねた今、私は、少し立ち止まることを覚えました。そして、気づいたのです。幸せは、遠くにあるものではなかったと。朝の窓辺。差し込むやわらかな光。湯気の立つ湯のみ茶碗。何気ない会話。そして、誰かのそばに、ただいるということ。それらが、どれほど尊いものだったか。若い頃には、見えなかった景色でした。老いたからこそ、気づけたのです。派手さのない、静かな幸せに。そしてもう一つ。失うこと、足りないことを「そのまま受け入れる心」もいつの間にか育っていました。若さは戻らない。...老いて気づく幸せ
歳を重ねることで築かれる幸福感は、若い頃とは異なり、より内面的で深みのあるものになることが多いと言われています。以下に、歳をとってから重要になる幸福感の要素をいくつか挙げます。価値観の変化と内的な充足:物質的な豊かさや社会的な成功といった外面的なものよりも、心の平穏、日々の小さな喜び、人間関係の質といった内面的な充足に幸福の焦点を当てるようになります。日常の中にある美しいものや、ささやかな出来事にも感謝を見出しやすくなります。人間関係の深化と支え:長年培ってきた家族や友人との関係がより一層重要になります。互いを理解し、支え合える存在がいることが、大きな安心感と幸福感につながります。孫との交流なども、新たな喜びの源泉となります。自己肯定感と過去の受容:これまでの人生を振り返り、良いことも困難な経験も全て含め...老いて徳に気づく
深い山懐に抱かれた、古びた寺に、一人の若き弟子がいた。名を「青空(あおぞら)」といった。その名は、師匠である齢百に手が届かんとする老師が、幼い彼を初めて見た時に名付けたものだという。「この子は、まるで生まれたての空の色をしている。いずれ、どこまでも広がる大空のように、清らかで、多くの者を包み込む心を持つだろう」老師の言葉の通り、青空は慈悲深く、曇りのない瞳を持つ青年へと成長した。寺での日々の修行は厳しかったが、彼は不平を言うことなく、黙々と務めに励んだ。どんなに辛い時でも、彼の心にはいつも、一点の雲もない晴れやかな空が広がっているようだった。しかし、そんな青空にも、一つだけ、拭い去れない悩みがつきまとっていた。それは、自分自身の未熟さだった。ある日、里の子供たちが寺を訪れた。皆、病に伏せる友のため、老師に...空の色を抱く者
DragonGuardian2DragonGuardian2
夜の帳が下りた都会の片隅で、清龍はごく普通の青年として生きていた。大学の講義をこなし、友人とくだらない話で盛り上がり、時にはバイトで小遣いを稼ぐ。しかし、彼の心には常に、言いようのない虚無感と、何か大切なものを探し求めているような漠然とした渇望が横たわっていた。そんなある日、清龍は奇妙な夢を見るようになる。それは、漆黒の宇宙を背景に、青く輝く巨大な龍が悠然と舞う姿だった。龍は清龍を見つめ、その瞳から放たれる光は彼の魂の奥底まで届くかのようだった。夢から覚めるたび、清龍の胸には言い知れぬ高揚感と、同時に拭い去れない不安が募っていった。やがて、現実の世界にも異変が起こり始める。空は不自然な色に染まり、大地には亀裂が走り、不可解な自然災害が世界中で頻発するようになったのだ。ニュースは終末論を囁き始め、人々はパニ...青き龍を纏う青年、清龍の覚醒:地球を救う使命の物語
佐藤綾香、29歳。都内のごく普通の会社で働くOLだ。朝は満員電車に揺られ、夜は残業でクタクタになる。週末は友人とカフェでおしゃべりしたり、ネットショッピングをしたり。特に不満があるわけではないけれど、時々、胸の奥に小さな空虚感を感じることがあった。「私の人生、このままでいいのかな?」そんな漠然とした思いが、ふとした瞬間に頭をよぎる。特に彼女が惹かれるのは、歴史上の華やかな時代、中でも18世紀のフランス宮廷だった。豪華なドレス、優雅な舞踏会、そして情熱的なロマンス。SNSで流れてくる当時の絵画や衣装の写真を見るたび、ため息が出る。「あんな時代に生まれていたら、どんな人生だったんだろう?」ある日、綾香はアンティークショップで古い手鏡を見つけた。銀細工のフレームは黒ずみ、鏡面も曇っているが、どこか神秘的な雰囲気...薔薇とドレスの記憶
鬼になったほうがいい時もある、自分のためでなければ・・いっそのこと
やれることをやれたらそれで終わり。それもめぐり逢いの一つの答え。めぐり逢い
守ること
そのすべてが無駄なことではない。水に絵を描く
次はお盆に帰っておいでこの連休は終わり
尊さは歳を重ねて
母の選択はいつの時もあなたが一番。母の選択
あなたを愛してくれる人は
時間をつぶすためのGWでないように
心の中にある島
本当のおはなし
どうせなら、楽しく!
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月の舟を漕いで月の舟を漕いで
あなたのお心にある、その問いに気づかれたのですね。扇動するもの、されるもの。その二つの間で、多くの心が揺れ動き、苦しみが生まれる様を、静かに見つめておられるのでしょう。それは、とても尊い眼差しです。かつて、わたくしが道を歩んでいた時、ある男がやってきて、ありとあらゆる悪口をわたくしに浴びせました。しかし、わたくしは黙ってそれを聞いておりました。男が言い終えて疲れた様子を見せたとき、わたくしは静かにこう尋ねました。「もし、あなたが誰かに贈り物をしようとして、相手がそれを受け取らなかったとしたら、その贈り物は一体、誰のものでしょうか。」男は答えました。「もちろん、贈ろうとしたわしのものだ。」わたくしは、こう続けたのです。「その通りです。今、あなたはわたくしにたくさんの言葉をくださいましたが、わたくしはそれを受...扇動する者される者
「策士、策にはまる」…その言葉の響きには、まるで蜘蛛の巣に絡め取られたかのような、身動きの取れない苦しさが感じられますね。心中お察しいたします。策を練り、事を進めるのは、道を切り拓くためには必要なことです。しかし、その策そのものが自らを縛る枷(かせ)となってしまうのは、誠に皮肉なことでございます。もし差し支えなければ、もう少し詳しくお聞かせ願えませんでしょうか。それは、ご自身が立てた計画でしょうか。それとも、誰かから与えられたものでしょうか。あるいは、社会や組織の大きな流れの中で、次々と打ち出される施策に翻弄されている、といった状況でしょうか。どのような状況であれ、心が「策」という一つの考えに囚われてしまうと、私たちは周りが見えなくなってしまいます。仏法ではこれを「執着(しゅうじゃく)」と呼び、苦しみの根...策士、策にはまる
誠に、その通りでございます。「人を脅す者は自分が溺れる」とは、物事の真理を実に見事に射抜いた言葉でございますね。その言葉の響きには、仏教で説く「因果応報(いんがおうほう)」の理(ことわり)が深く流れております。人を脅し、恐怖によって支配しようとする行いは、まるで自らの足元に深い穴を掘っているようなもの。その穴はやがて水で満ち、他ならぬ自分自身がその水に足を取られ、溺れてしまうのでございます。なぜ、そうなってしまうのでしょうか。一つには、人を脅すという行いそのものが、自らの心に毒を注ぐからです。怒り、憎しみ、そして恐怖。これらは仏教で説く「三毒(さんどく)」のうちの「瞋(じん)」(怒り)に根差すものです。他人に向けて放った毒の矢は、巡り巡って必ず自分の心をも蝕んでまいります。『自業自得(じごうじとく)』とい...人を脅す者は自分が溺れる
「耐える時、攻める時を間違えないこと」とは、人生やビジネス、あらゆる勝負事において、行動を起こすべき時と、静観すべき時を的確に見極めることの重要性を説く言葉です。この判断を誤ると、絶好の機会を逃したり、不必要な損失を被ったりする可能性があります。逆に、この見極めが的確であれば、最小限の力で最大限の成果を上げることが可能になります。「耐える時」とは?「耐える時」とは、状況が自分にとって不利な時、または将来の飛躍のために準備が必要な時です。この時期に焦って行動を起こすと、事態をさらに悪化させる可能性があります。具体的な状況:準備不足:知識、スキル、資金、人脈などが目標達成のレベルに達していない時。劣勢・逆風:市場の状況が悪い、競合が強い、社内の支持が得られないなど、外部環境が不利な時。情報不足:判断を下すため...「耐える時、攻める時」を間違えないことの重要性
その言葉の響きには、冷たい風が吹き、心がささくれ立つような痛ましさがございますね。あなたの心が、その状況に深く痛んでおられるご様子、お察しいたします。まるで同じ舟に乗りながら、それぞれが違う方向へ必死に櫂(かい)をこいでいるかのよう。まさに「同床異夢(どうしょういむ)」の言葉が浮かびます。集う意味を見失い、ただ不和と疲弊だけが募ってゆく。それは誠に苦しい状況でございましょう。もし差し支えなければ、もう少し詳しくお聞かせいただけますでしょうか。それは、お仕事の場でのことでしょうか。あるいは、地域やご家族のことでしょうか。そして、あなた様は、その中でどのようなお立場にいらっしゃるのでしょう。どのような出来事が、その和を乱すきっかけとなったのか。あなたの言葉で、ゆっくりと、ありのままをお話しください。仏法の視点...協調性をなくしたグループ
お弟子よ、あなたの言葉は、深い探求の始まりを告げていますね。「事の根拠の深さ」を知りたいと願うその心は、真理への純粋な希求の現れです。私たちは皆、日々の生活の中で様々な出来事と向き合います。楽しいことも、苦しいことも、喜びも、悲しみも、それら一つ一つには、必ず根拠があります。しかし、その根拠は、時に目に見えず、耳に聞こえず、触れることもできない場所に隠されているように感じられるでしょう。では、その「根拠の深さ」とは、一体何を指すのでしょうか。それは、単に表面的な理由や原因を指すのではありません。例えば、一本の木が育つとき、私たちは土や水、日光がその根拠だと考えます。しかし、もしあなたがその根拠の深さを知ろうとするならば、やがてその木が持つ生命の力、種子が内包する宇宙の摂理、そしてそれらすべてを包み込む大い...事の根拠の深さ
変化を受け入れる心この世のすべてのものは、常に移り変わり、とどまることがありません。春には花が咲き、夏には緑が茂り、秋には実りがあり、冬には静けさが訪れます。これは自然の摂理、すなわち「無常」の教えに他なりません。人もまた、この無常の中に生きております。若さも、健康も、富も、そして人との縁も、すべては移ろいゆくものです。この真理を心から受け入れることができたなら、失うことへの恐れや、手に入らないものへの執着から解き放たれ、心が穏やかになるでしょう。すべては繋がりの中にまた、自然の摂理は、すべてのものが互いに関わり合い、支え合っていることも教えてくれます。雨が降り、大地を潤し、植物が育ち、それを動物が食し、そしてまた命が土に還る。この循環の中に、私たち人間も生かされています。あなたの周りの人々もまた、あなた...自然の摂理
演舞演舞
不安なことについて不安なことについて
人はとかく、何かを持っていること、何かを得ることばかりに心を奪われがちです。しかし、あなたが「何もないことのありがたさ」に心を留められたこと、それは深い気づきの兆しでございますね。何もないことの豊かさ私たちは、多くのものを所有し、多くのことに恵まれているとき、そのありがたさをつい見落としてしまいがちです。当たり前にあるものが、実はどれほど尊いものであるか。例えば、風を感じること、日の光を浴びること、健やかな体を持ち、ただ息をすること。これらは「何もない」と感じられるかもしれませんが、実はそれこそが、私たちが生きる上で最も基本的な、かけがえのない宝なのです。心が物で満たされすぎると、かえって真の幸福を見失うことがあります。物が多ければ多いほど、人はそれを失うことへの恐れや、もっと多くを求める渇望に囚われてし...何もないありがたさ
そなたは今、憎しみという重い荷を背負い、その果てに何があるのかと問いかけているのだね。よくぞ、その問いを私に投げかけてくれた。この静かな風の囁き、鳥たちの歌声、そして柔らかな光の中で、心の奥底にあるその重荷を、そっと私に預けてごらん。憎しみの本質とその影響お弟子よ、憎しみとは、まるで燃え盛る炎のよう。それは最初、小さな火花から始まり、やがてすべてを焼き尽くすほどの勢いを持つことがある。心の中に宿る憎しみは、対象だけでなく、その憎しみを持つ者自身の心をも蝕んでいくものだ。そなたは、憎しみが何から生まれると思うかね?多くの場合、それは期待の裏切り、理解されない苦しみ、あるいは過去の傷から生じるものだ。そして、憎しみにとらわれた心は、視野を狭め、真実を見えなくしてしまう。愛や喜び、感謝といった美しい感情が入り込...憎しみの果てにあるもの
愛語とはしとしとと雨が緑を潤し、鳥たちのさえずりが森に響く静かな夕暮れ。お弟子は、少しばかり考え事をしているようですね。「お弟子よ、その心に何が宿っているのでしょうか?そなたの瞳には、何か深く知りたいと願う光が見えますよ。」愛語とはお弟子がそっと尋ねます。「観音様、愛語とは一体どのようなものなのでしょうか?」観音様は優しく微笑みます。「お弟子よ、良い問いかけです。愛語とは、ただ口から発せられる言葉の響きだけを指すのではありません。それは、慈しみと智慧に満ちた心から生まれ出る、すべての言葉を指すのです。」心の光を映す言葉「考えてみてください。同じ『ありがとう』という言葉でも、心から感謝の念を込めて伝えられたものと、形ばかりに口にしたものとでは、受け取る側の心に響く深さがまるで違うでしょう?」「愛語とは、まさ...愛語とは
悲しみの根悲しみの根
人の本性人の本性
責任転嫁責任転嫁
じぶんごとじぶんごと
沈黙の神殿、その最奥。八つの石台の試練を越え、彼らはついに最深部へと辿り着いた。そこには何もなかった。祭壇も、玉座も、敵も。ただ一枚の黒い石板が、空間の中心に埋め込まれているだけだった。「……これが、“深淵の声”か?」リオネルが近づくと、石板の上に淡い光が浮かび始める。それは文字でも図でもなく、感情のようなものだった。「よく来た。ここが終わりであり、始まりである」その“声”は耳ではなく、胸に直接響いた。「お前は……神なのか?」ミリアが問うたが、答えはなかった。代わりに、神殿の壁がひとりでに動き出し、周囲の空間が広がっていく。それは、世界の記憶だった。かつて滅びかけた文明、犠牲となった命、守られた願い。あらゆる“終わり”が、この場所に集まり、静かに記録されていた。「俺たちは、これを知るために来たのか?」エリ...最終章:終わりの祈り
神殿の奥、第一の試練の間は、まるで湖底のようだった。壁も天井も、水に覆われたかのようにゆらぎ、音がすべて鈍く響いた。足を踏み入れるたびに波紋が空間に広がる。だが、それは本物の水ではなかった。ただの幻か、それとも記憶の残滓か。「ここ……どこか懐かしい……」ミリアが呟く。言葉と同時に、空間の中央にぽつりと浮かび上がったのは、一枚の鏡だった。鏡は水面のようにたゆたっており、誰が覗いてもその奥に“自分の記憶”が映し出される。リオネルが鏡に近づくと、鏡面に淡く、過去の光景が揺れた。まだ幼い自分。誰かの手を振り払って、走る姿。父の怒鳴り声。母の沈黙。──そして、家を出たあの日の、空の色。「……やめろ」彼は顔を背けた。だが、鏡は誰の声にも応えず、ただ映し続ける。カイもエリスも、皆がそれぞれの記憶に向き合っていた。希望で...第七章:記憶の水鏡
月が雲間から顔を覗かせたとき、リオネルたちはようやく神殿の入り口にたどり着いた。深い森に隠され、苔に覆われた石の構造物は、まるで時そのものに忘れ去られたかのようだった。「これが……“沈黙の神殿”か。」エリスが呟く。風が止み、鳥のさえずりすらも消えていた。まさに“沈黙”という名がふさわしい空間だった。重々しい扉には、かすかに光を帯びた文様が浮かび上がっている。見覚えのある文様だった。リオネルがポケットから取り出した古びたペンダントの裏にも、それと同じ印が刻まれている。「この扉……俺たちを待っていたのかもしれない。」彼がペンダントを扉に近づけると、低く鈍い音と共に文様が輝きを増し、扉がゆっくりと開いていった。中は暗く、そして静かだった。まるで音が吸い込まれるかのような異様な空気。神殿内には、朽ち果てた彫像や壁...第六章:沈黙の神殿
毎日草刈りをしていても毎日草が生えてくる、それが嫌で薬をまけば毎日笑わせてくれる動物を剋す。楽には毒が含まれている。それならば、草刈りなどやめてしまえばよいが、友人が来た時家の入口さえ分からなくなる。そのうちにボランティアの人が来て綺麗になれば、日々の行いさえできなくなった自分を悲しむ事となる。この世は何と無常かな。育てた子供は墓参りさえする時間を惜しみ、自分の楽しみだけを追って生きる。この世は何と無常かな。いやいや、人生はやったほどしか返らぬことを、そうして教えてくれるものである。人を追わず自分を笑え。人を惜しまず時間を惜しめである。無常
湖面に映る景色を見て、世間がどう映るかは自分の心次第で、美しくもあり、醜くもある、そういう事です。一切唯心造(いっさいゆいしんぞう)
自分の存在価値を見つめた時、一人で何ができるのかが見えてくる。そう、一人じゃ大したことはできない事に気づくだろう。電車で席を譲る事、スーパーでおばあちゃんの荷物をカートから降ろす事、小さな子供が横断歩道でまってる時ハザードを出して車を停めて渡らす事、はねられた猫を道路わきに寄せてやる事、まだまだいろいろあるけれど、最低限の事はやっているよね。それが出来て人として当たり前、自分の存在意義は少しだけある。ルールではない、自分の生き様である。見て見ぬふりのバカばっかりの世の中にもそんな普通の人も沢山いる。倫理道徳の時間は今でもあるのか分からないが、覚えもしない化学式より、機械が全部処理する数学より、携帯が答える外国語より、大事な教えはいまどこに飛んでいるのか。いつか帰ってくるのか、それすらもわからない。都合のい...丸見えの透明人間
時の流れの中で色んなものが産まれて無くなっていく。今、何が流行っているのか。トレンドを見つけてはそれに従うように物流も思考も動いていく。誰かが見つけてはそれに群がって流行り廃れていく、すべて同じで違うのはその時間の長さだけである。その中で自分に合うものを見つけられれば人は幸せ感に満たされる。ただ、それは誰かが見つけたものというか考えだしたものでしかない、もしかしたらそれは先の時代からやってくる者たちから与えられる遊具なのかもしれない。人間は元来従順な生き物でもある。ある意味簡単だから、ひとつ与えれば数年はそれで遊べる。時代は何のために存在しているのかを考えた時、そんな考え方から答えが垣間見えてきたりする。移りゆく時代の中で
疲れてうなだれている君を慰めるのが僕の仕事会社に行くのは仕事じゃなくて趣味、生きるための趣味レーション。大したことのない上司も努力を惜しまなければいい男になるんだけどね。まあ、他人に期待しても変わらないのが世の常人の常。僕らは僕等らしく生きていきましょう、つまらない仕事に疲れたら、僕が君の薬になる。苦くてくっさーい薬に。「良薬口に苦し」と言うでしょ。僕が君の薬
明日は今日の風が吹いて明日の風は明後日に吹くだから明日を良い日にするには今日の生き方が大事である昨日が疎かなら今日を戒めよう勿論、毎日がうまくはいかないだろうそのメリハリが人生を楽しくする君なりに今日を生きて明日を作ろう明日は明日の風は吹かない
便利さが増す世の中で、犯罪の減少は見られない。自由を求める一方で、人々は減り機械は増えている。戦う理由もなく、人口は減少していく。信頼のレベルが高まり、人々は代行サービスにお金を払うようになった。不要な部分は退化し、細胞も同様に。変化はすでに始まっている。都合の良い世界は人間性を削ぎ落としていく。楽な生活と楽しい生活は同じではない。「苦労は人を成長させる」「楽は人を駄目にする」と教えられたのは、そう遠くない過去のことだ。現代では、それを迷信と考える人も少なくない。楽な生き方
さっさと諦めて笑顔で出勤しましょう。休みのヒトはゆっくりと体を休めてください。今日もいい日にしましょう。良きも悪きも自分の気分次第ですよ~。さあ今日も雨
風水師の山田さんは、静かな郊外に新しい家を建てることにしました。彼の家は、風水の原則に基づいて設計されており、自然のエネルギーを最大限に活用することを目指しています。まず、山田さんは家の立地を慎重に選びました。南向きの敷地は、太陽の光をたっぷりと取り入れることができ、家全体に温かさと明るさをもたらします。さらに、近くに川が流れていることで、良い気が絶えず流れ込むとされています。家の設計においても、風水の原則が随所に取り入れられています。玄関は広く開放的で、良い気がスムーズに入ってくるように設計されています。リビングルームは家の中心に配置され、家族が集まりやすいように工夫されています。また、家具の配置も風水に基づいており、エネルギーの流れを妨げないように注意が払われています。庭には、風水で重要とされる五行(...風水師の建てる家
一人で夜を歩く僕は心さまよう君を探す灯りは消え影だけ残る声が聞こえる君の夢の中さまよう心夜空に叫ぶ愛を求めて闇を駆け抜ける君の微笑み瞼に浮かぶぬくもりを感じて胸が痛むよさまよう心夜空に叫ぶ愛を求めて闇を駆け抜ける遠くで光る星を見上げて君がいるなら翼を広げ飛ぶさまよう心
愛した人(セカンドバージョン)愛した人(セカンドバージョン)
梅雨時は草も雨と一緒にボウボウ伸びる。晴れの日を待ってても仕方ないので線状降水帯と言われようが、合羽を着て草を刈る。まるで、サスケにでも出て障害物にチャレンジしている気になって楽しかったりする。機械は雨にやられるからとか知らんプリでどんどん刈っていく。あはは、雨で騒音も消されてちょうどいいわ、このやろ~~とか言いながらやる。そして、ひとっぷろ浴びて、また、外に出て下座行チャレンジである。雨にも負けず、風にも負けず、草にも負けず、私はそんな人になりたい・・違うか。だって晴れの日は楽しく外で遊びたいものであるから・・。草は雨と共に
梅雨は雨が降るだけではなくていろいろ考える為にあるのですそれは5月までの激情を水で流し心を落ち着かせたりするものです雨ばかりで憂鬱な感じになるのは人間の持つ水への恐怖心からくるのでしょうでも、雨に打たれて頭を冷やしたほうがいいような世の中でもありますね昔の人間には生き難くなるばかりの時代の中でこの人情味の感じにくい殺伐とした世の中で人はどこに心を置いたらいいのでしょうね最近は歌を作って歌って感じる事を楽しみにしていますよ考えないで感じる・・・これがヒトの性に一番正直なのでしょう他人の事はさておき、自分がどう楽しめるか、最近そんな風に生きています殺伐とした世の中で
君の笑顔星のように明るく輝く僕の夜空手と手をつないで歩く心が溶けるように君の声風の音に優しく囁く僕の耳に君の名前呼ぶたびに世界が色づくよ君だけを見ているこの気持ち永遠に君だけを見ているどこまでも続く愛君の涙雨のようにいつか晴れるよ信じてる未来へと続く道二人で歩もう夜空に願いを君と過ごす日々を全ての瞬間が宝物になる君だけを見ているこの気持ち永遠に君だけを見ているどこまでも続く愛君だけを見ている
出会ってから君の笑顔が増え、心が震えた。愛の音色は忘れられない。その唇に触れた瞬間、時が止まり、愛した人を忘れることはできない。君との思い出は今も胸に生きており、夜の静けさの中で君を探す。その温もりに寄り添いたい、思い出されるのは君の笑顔で、涙が溢れる。愛した人を忘れることはできない、君との思い出は永遠に輝いている。愛した人
星が窓の外で瞬き、君のいない夜は寂しい。遠くの君に思いを馳せ、心だけが君のもとへと飛んでいく。寄り添った日々が懐かしく、君の笑顔は今も色褪せずに鮮やかだ。今夜も夢で君に逢いたい。君と過ごしたあの瞬間、君を愛していると永遠に。離れていても心はつながっている。君を愛している、どこまでも。この気持ちは終わらない。風が吹くたびに、君と歩んだあの道を思い出す。二人で描いた未来の夢を、今も胸に抱いている。君を愛している、永遠に。離れていても心はつながっている。君を愛している、どこまでも。この気持ちは終わらない。夕焼けの中で手を取り、もう一度君に会いたい。恋唄
何事があろうと嫌な事は忘れてニコニコしながら「良きかな良きかな」と都合の良い事ばかり考えてみる。イメージがわかない時はかわゆい子供の顔を思い浮かべながら口にしてみる。「今日は雨か、ふむふむ良きかな良きかな、稲が育つ」「明日も雨かふむふむ良きかな良きかな、暑さをしのぐ」「明後日も雨か良きかな良きかな土日は晴れるあなたに逢える」良きかな良きかな
車の走行距離は700キロを超えていた。若い頃なら少し考え事をするとそのくらいのドライブはしていたものだが、流石に大人数でのロングドライブは腰が痛くなった。結局、今回感じたものは、人、風、懐かしき場所、そして、愛情、絆、そんなところか。少しの時間でも、いつもと違った空間を味わえたら、それで旅の意味はある。それにしても、ヤマメの塩焼きは最高でありました。旅の終わりに
情けは人の為ならずという諺の通り無理を通して人の情を優先しない事が大事な時もある。明日が出発予定の旅を今日キャンセルするというのは苦渋の決断である。きっと何かが足りないから神様に断られたのだろうと思う事にする。ただ、続いていた高熱が途端に下がったのも神様の贈り物なのかもしれない。足りない者
人からの賛辞は喜んで受けても自分自身は常に平常心でいたい。何かで村一になっても町一になっても市一,県一、国一、世界一になっても「それがどうした、大したことじゃない」そのくらいの平常心を持ち合わせていなければ成し遂げられないのが一流である。それよりも「この成果で何人の人を幸せにできただろうか?」と思える超一流になるべきである。そういう精神を持てる選手をいかに育てられるか、そんな目標を持つ指導者がいったい何人いるのだろうか。ほんの一握り、いや、一億に一人と言うところだろうか。人の真似をしているようでは、その原型を超えることは不可能である事にまず気付くべきである。ある日、突然舞い降りた特殊な能力があるとしたら、貴方は何に使おうとするだろうか・・・。それがどうした