【教育学の常識】「侵略」の何が問題か【改訂版】
突然ですが、現在の教科書には「〇〇が〇〇を侵略した」とか「〇〇の侵略」といった記述が多くあり、特に東京書籍の中学歴史教科書はそのオンパレードです。しかし、教育学の常識に照らすと、これは以上なことなのです。今回は、「侵略」の何が問題かというテーマのもとに、教育学の視点から、「侵略」問題を見ていきましょう。●人格形成の常識まず、教育学では、18歳頃(頃と言っても遅い方なので、実質19歳)からが、反省的な人格形成の時期とされ、それまでは肯定的な人格形成の期間とされます。この肯定的な人格形成の時期には、ネガティブなことではなく、なるべくポジティブなことを教え、豊かな感性や心情、道徳心等の人間性を育んでいくことが大切です。この時期に当たる小中高の歴史教育においても、当然、歴史の影の面ではなく、歴史の光の面を教えるこ...【教育学の常識】「侵略」の何が問題か【改訂版】
2023/11/27 23:45