2014年に発症した統合失調症当事者ですが、ある程度回復し、現在正社員として働いています。 実体験をもとに、少しでも統合失調症の患者の方にお役に立てる情報を発信したいと思います。統合失調症が気にならない世界になることを願っています。
私は約10年統合失調症を煩ってきて、完治までもっていけました。本当はもっと早く完治にもっていけると思っています。今回は統合失調症の方で回復させたい方におすすめのことをまとめます。 筋トレ このnoteで何度も紹介しているように統合失調症の回復には運動が欠かせません。頭も体もだるい状態だと思いますが、鞭打って主に筋トレをやってみてください。 薬は極力減らす 前提として、医師が処方した薬は飲みましょう。その上で、可能な限り薬を減らせないか工夫していくことは重要だと思います。薬を減らすのは統合失調症の回復というよりは、副作用を無くすためにという意味です。やはり脳に影響を与える薬は減
今年の8月から統合失調症で再入院しました。昨日・今日と外泊をしましたが、全く症状がありません。本当に再発したのか疑問に思ってます。ただ、言えるのは1ヶ月半ほど病院内で半隔離状態でいると、体の機能がめちゃくちゃ低下します。 昨日は家で家族と団欒し、今日は外出して病院に戻ってきたところなのですが、全然動いてないのに体のほうの疲労感が入院前とは異なり疲れています。脳は逆に冴えていて、とてもストレス解消になる外泊でした。 私のnoteで散々書いている通り、統合失調症を回復させるには運動が重要です。 しかし、数ヶ月入院した人間は統合失調症でなくても誰しも体が思うように動きません。私はまだ30代で
私は統合失調症を完治と言っていいほど回復させました。今まで陰性症状に苦しめられてきたので、あまりうまく物事が進まなかったので、これからの人生が楽しみでしょうがありません。今回は完治するためのマインドというテーマでお話しようと思います。ただし、幻聴などの陽性症状に苦しんでいる方にはあまり参考にならないかもしれません。 将来を不安に思い過ぎない 統合失調症を患いたてのころはこの状態が一生続くのではないかと不安に思います。私はとにかく仕事がしたくて仕方ありませんでした。いわゆるエリートだったので、周りはどんどんエリート街道を進んでいきます。自分は落ちこぼれだと、将来を不安に思います。し
前回の記事でスピリチュアルな体験により、統合失調症の再発のようなことになり、入院したと書きました。正確に言うと、再発ではなかったように思うくらい体調は安定しています。スピリチュアルな体験をする前は、覚醒といっていいほど、思考力、コミュニケーション能力、身体能力が向上しました。仮説でしかないですが、統合失調症は回復させてしまえば、特殊な人間になれるのかもしれません。 今回は、その辺りのお話をしたいと思います。 薬について 今年に入ってから、私は非常にアクティブに動けるようになりました。まず、薬をエビリファイからレキサルティに変えたのが大きかったかと思います。レキサルティは鎮静作用
統合失調症になって10年になりますが、8月半ばから再入院しました。 今年に入ってから完治といっていいほど、調子が良く、仕事も女性関係も交遊範囲もとても広がっていました。 社長と折り合いがつかず、2年半くらい勤めた会社を6月に退職し、実家に帰りました。 そのあと、陽性症状ではまったくないような、様々な不思議な体験をして、気力が失われていきました。 困難なスピリチュアルな体験というのが正しいと思います。 妄想だろと思われるかもしれませんが、神様のような存在にも触れたように思います。それまで神様などは信じていなかったのですが、そのあたりからスピリチュアル的なものにも興味を持ち始めました。占い
嫌な気分になってしまうのは、人間ですから仕方ないと思います。イライラしたり、怖くなったりしてしまうのは、生きていれば自然なことです。一時的に嫌な気分になることは仕方ないですが、気分に振り回されてしまうことは避けたいものです。 今回は、気分を変える方法について説明します。 気分とは 気分とは、ある期間に起こる感情を指します。比較的短い時間に起こる感情を指すことが多いと思います。たとえば、電車で席を譲って良い気分になるとか、一人で歩道を歩いていたら自転車にベルを鳴らされて嫌な気分になるとか、一時的に起こる感情です。 人間の感情は事実と離れることが多いです。特に、ネガティブな感情と実際
統合失調症を患うと、とても疲れやすく、無気力になります。どの統合失調症の患者の方も治したいと強く思っていると思います。 私も陰性症状が強かった時期(発症から1〜4年ぐらい)は、治ったらなんでもできる、治るならなんでもすると強く思っていました。現在、私は働けていて、趣味も持ち、充実した生活を過ごさせてもらっています。しかし、統合失調症の症状が全く無いかと言われると、減ってはいますが、残っています。症状が全く無くなれば、嬉しいですが、そこまでいかなくても私は満足できる生活ができると考えています。 統合失調症を治すことを目的としないほうが良い理由 冒頭にも書きましたが、統合失調症を患う
つらい時期は、自己嫌悪に陥ったり、無気力になったりしてしまいます。私も統合失調症を患った当初は、何もできない状態の自分が嫌になったり、将来が怖くなったりしていました。 また、否応なしに人は人と関わらずに生きていくことはできません。無人島に行って、一人で生活する状況でもない限り、人と関わらざるを得ません。良い友達や仲間と関わるのが基本になると思いますが、自覚の有無に関わらず、嫌なことをしてくる人もいます。 この記事では、自分や他人が嫌になったときの対処法を説明します。 自分が嫌になる理由 自分が嫌になっているときは、今の想像上の自分とこうありたいという想像上の自分が乖離している状態
人は比較をしがちです。あの店よりこの店のほうが美味しい。あの人より自分は劣っている。今より昔のほうが良かった。などと何でも比較します。特に、自分と他人を比べたり、他人に勝ちたいと競争心が湧くことが頻繁にあると思います。今回は、他人と比較することの無意味さと競争心の使い方について説明します。 他人と比較したくなる理由 人間が自分と比べてあの人は劣っている・優れていると比較しがちなのは、人に遺伝子的に近いチンパンジーを見てみるとわかりやすいです。 チンパンジーは群れになり、オスもメスも群れの中での順位があります。オスは順位が上になれば、メスと優先的に交尾ができたり、食事なども優先的に
統合失調症になると、色々な人から焦ってはいけないと言われることがあります。「焦る」とは、「思い通りにならず、いらいらする」という意味です。ここではその「焦る」という意味を掘り下げ、焦ってしまうときの対処方法について説明したいと思います。 焦ってはいけないの意味 焦りの感情は、現実と自分の頭で思っていることが乖離している状態から引き起こされます。逆に自分の頭で思っていることが現実に近ければ、満足いきます。また、焦りが起こるときは、現実がネガティブに感じられるという側面もあります。逆に現実と思っていることが乖離していても、現実がポジティブに感じられるなら、それはサプライズで嬉しいなど
統合失調症などの精神病を患っていなくても、なかなか眠れないという悩みを持っている方は多くいらっしゃるようです。統合失調症を患っていると、眠れない方が多いように思います。 私は、基本的に睡眠は十分取れるのですが、旅行先など環境が変わると寝付きが悪いときがあります。なかなか眠れないときに実践しているのが、米軍睡眠法という入眠の仕方です。戦地などで恐怖や興奮などから眠ることができなくなってしまう人は多数いることが想像できますが、その中で編み出された方法なのでしょう。 今回は、米軍睡眠法のやり方とその応用として休憩の仕方について説明します。誰でもできる簡単な方法の割に、効果が高いと思っています
統合失調症を発症したあと、私は人生すべてのことを諦めていた時期がありました。仕事に就くことは難しいだろうし、恋愛も難しい、楽しいこともほとんどないし、自立することもできない…と思い込んでいました。ネットを見ていても、統合失調症の患者の方は、いろいろなことを諦めてしまう人がけっこう多いように感じます。 私が過去の自分にアドバイスするとしたら、もう少し頑張ってみてもいいのかなという印象があります。やり方を間違えなければ、統合失調症でも頑張ったほうがいいタイミングがあると思います。 統合失調症になると諦めがちな原因 先が見えない回復の道のり 統合失調症を発症後、社会復帰などを阻害する
私は統合失調症当事者で、これまで5つの病院を転院してきました。今回は、これまでの転院の経緯をお話しつつ、医者選びの大切さについてお話しようと思います。 5つの病院を転院した経緯 1つ目の病院は入院した病院でした。そこは、退院するときに、看護師さんだったか、担当医の方だったか忘れてしまいましたが、「この病院は混むから変えたほうが良い」と言われて退院するときに病院を探すことになっていました。 これまで精神科にかかったこともなかったので、2つ目の病院はほぼ直感で選びました。その病院は、精神科の先生がたくさんいて、患者もたくさんいるような所でした。診察の時間に30分の縛りがあって、ちょっ
今回は、自意識についてお話したいと思います。科学的根拠はないですが、統合失調症を患っている経験と、本や動画などから学んだことをベースにお話します。 統合失調症患者は自意識過剰になりやすいかもしれない 私の感覚ですが、統合失調症の患者の方は自意識過剰な人が多いように感じます。それは、自意識過剰になりやすい性格だから統合失調症になったのか、統合失調症になったから自意識過剰になったのかはわかりません。いずれにせよ、統合失調症の患者の方は、自分に対することでなくても自分に対することだと妄想したり、自分が特別な存在だと妄想したりしがちな気がしています。私もそのような時期がありましたし、今でも
私は統合失調症を患っていますが、ある程度回復し、IT企業の正社員として働いています。体験をもとに、統合失調症と仕事についてお話しようと思います。 自分が働けるかどうか試す 統合失調症にかかってから私は、今すぐ社会復帰したい、働きたいという気持ちが強かったです。私の場合と同様に仕事をしたいという統合失調症の患者の方は多いような気がします。 私の場合、統合失調症になりたて〜3年くらいの頃は働くということを焦っていました。その頃は働きたくてしかたないが、自分の体(脳)がついていかない状態で、働けるはずがありませんでした。働けるはずがないという理由は次のような症状があったからです。
統合失調症を発症して3〜5年経過したときのことと後から思うこと
統合失調症を発症して3〜5年ほど経過したときのこと、また、後から思うことについてお話しようと思います。Amazonの注文履歴をあとになって見たらわかったのですが、この時期の私は本を読み出していたようです。ゲームをするだけでなく、主にITの技術書を読んでいたようです。いずれもお金は多少かかりますが、傷病手当金をもらっていたので貯金があったため、お金には困っていませんでした。今思えば、お金に困っていなかったことも、大変助かったと思います。 行動範囲が広がった 読書を始め、ランニングも少しやっていたり、ジムにも通いだして、この時期に私の行動範囲が広がりだしたのだと思います。症状が緩和され
統合失調症を発症して1〜2年ほどの頃の体験談とあとから思うことをお話します。この時期は、統合失調症の陰性症状が強く出ていました。自分の症状について、わかってきた時期でもあります。わかってきたからこそ、自分が何もできないということを思い知らされて、希望を失っていました。また、当時、統合失調症でインターネットで検索しても本当に寛解に至っている人や働けている人の情報がまったく出てこなかったので、このまま一生この状態が続くのではないかと不安にもなっていました。 過去の自分に言いたいこと 今思えば、時間の経過と運動をすることで働けるまで回復することができたので、希望を持っていてもよかったと思
今回は、私が統合失調症で2ヶ月ほど入院し、退院した後から発症1年ほどまでの時期の体験と後から思うことについてお話しようと思います。この時期はおそらく人生で一番つらかった時期でした。 退院〜発症1年の体験 この時期は統合失調症発症したてなので、何もできません。もし、この時期にいる統合失調症の患者さんが読まれているのであれば、どんな過ごし方でも良いので、休んでいてください。やろうとしても仕事などはほぼできません。何もできない自分に絶望するかもしれませんが、ひどい交通事故にあって複雑骨折したようなものだと思って、休んでください。少なくとも私は、数年かかりましたが、回復していきました。
私は統合失調症を発症したとき、2ヶ月ほど入院しています。この記事では私が統合失調症で入院した時の体験をお話しつつ、後で振り返ってみれば、「こうしておいたほうがよかった」や「周りの人にこうしてほしかった」と思うことなどをお話しようと思います。入院中、部屋を2回移動したので、入院初期・中期・後期と分けてお話します。 入院初期の体験 前回の記事にも書きましたが、私は「自分の頭がおかしいことを証明するために病院に行く」と家族に言って、病院に行きました。そして、即日入院となりました。入院してから数日は記憶が曖昧ですが、暴れたりしていたらしく、気がついたらベッドに体を固定させられていました。ま
この記事では私が統合失調症を発症する前・発症時の体験をお話しつつ、後で振り返ってみれば、「こうしておいたほうがよかった」や「周りの人にこうしてほしかった」と思うことなどをお話しようと思います。 発症前 私が統合失調症を発症したのは、新卒1年目の社会人で、研修が終わって部署に配属されて数ヶ月経った頃でした。平日の朝は9時に出社して、夜は9時に帰り、土日出勤もありました。仕事が好きだったので、少し疲れはしていましたが、楽しくやっていました。ただ、自分にとってはハードワークだったかなと後から思います。 また、発症したとき一人暮らしを始めて数ヶ月経った頃でした。一人暮らしの雑務も決して嫌
統合失調症を患うと、今までできていたことができなくなる状態の時期があります。ただでさえ統合失調症を発症すると刺激に敏感なのに、何もできない状態だと自己肯定感が下がり、普段の何気ない刺激に対してもさらに過敏に心が反応してしまいがちです。ここでは、統合失調症と心の持ちようについてお話しようと思います。 心(脳)はインプット・処理・アウトプットするもの 心は脳なのですが、脳は情報をインプットして、処理をして、アウトプットするものです。それ以上のことはしません。アウトプットが喜怒哀楽などの感情である場合に脳と言わずに心という気がします。 統合失調症になると、自分の心が揺さぶられるネガティブ
私は統合失調症の当事者であり医学的な知識はありませんが、経験をもとに、統合失調症の回復の基準についてお話しようと思います。 回復しているかは自分しかわからない まず、統合失調症が回復しているか否かは、本人にしかわかりません。急性期の異常な行動や言動は、他人から見て明らかなので、本人以外にもわかりますが、その後の休息期・回復期における回復の度合いは本人以外にはわからないと思います。 医師や看護師には、統合失調症の回復を測るような検査方法はなく、問診のみです。問診で回復しているか否かがわかるはずがありません。また、一緒に住んでいる家族などの人たちも、統合失調症の辛さや回復しているかどう
統合失調症を発症すると、人によりますが、しばらく動けない状態になります。そこでは、休息をとることが回復するために必要なことの一つだと思います。かといって、その後まったく活動しないと回復は難しいとも思います。私は統合失調症の当事者であり、医学的な知識はありませんが、実体験を通して、統合失調症の休息と活動についてお話します。 休息と活動を見直したほうが良いかもしれない人 統合失調症を抱えている方を見ていると、無理して活動する癖がある人か、諦めて何もしない人に分かれてしまっているように感じます。どちらの場合も休息と活動のバランスを見直すことで、改善するかもしれません。 無理する癖がある
統合失調症の回復に運動は非常に有効だと思っています。私は統合失調症の当事者であり、医学的な知識はありませんが、統合失調症がある程度回復した経験をもとに、運動についてお話しようと思います。 心が病んでいるなら、体を動かす 私の好きなYouTuberに大愚元勝というお坊さんがいます。私は宗教に入ったことはありませんし、宗教に入るつもりもありませんが、とても参考になるお話をYouTubeで発信してらっしゃいます。その中で、うつ病の方やおそらく統合失調症の方の相談にものったことがあるのだと思うのですが、「心が病んでいると言葉で解決しがちだが、体を動かすこと」とおっしゃっていました。心の問題
統合失調症が回復するのに睡眠は大切だと思っています。私は統合失調症の当事者で、医学的な知識を持っているわけではありませんが、統合失調症がある程度回復してきた経験を踏まえて、睡眠についてお話しようと思います。 睡眠の質と回復の関係 まず、睡眠の質とは何かということですが、私は下記の4つが睡眠の質として個人が測ることができる目安だと思います。 ベッドに入ってから寝るまでの時間(寝付きのよさ) 寝ている途中に目覚める回数(中途覚醒の回数) 睡眠時間 起床時のよく寝たという感覚 医学的な根拠はありませんが、睡眠の質が悪いと回復のスピードも落ちると思います。しか
私は統合失調症の当事者であり、医学的な知見を持っているわけではありません。当事者として服薬していて体験したことや感じたことを中心に、統合失調症の服薬についてお話します。 服薬は欠かさない まず、私は服薬を欠かしたことが一度もありません。医師や看護師の方に服薬は欠かさないでと私が入院していたとき口すっぱく言われました。インターネットで調べても、信頼できそうな、どのサイトにも再発する可能性が高くなると述べられています。 服薬していたからかは不明ですが、再発することはありませんでした。そして、今後も服薬は欠かさないと決めています。 服薬を辞めたい気持ち 服薬を辞めたいという気持ちはと
自己紹介 198X年生まれ 2014年、統合失調症を発症 発症する前は、有名大学院を卒業し、外資系企業で働いていました おそらく働きすぎで、急に発症し、入院しました これまで、再発はしていません 服薬は欠かしたことがありません 自死を考えたこともあります 友人や家族には恵まれています 性格は、完璧主義なところがあり、改善しようとしています 書く予定の項目 統合失調症の回復に必要だと思うこと 実体験を通して統合失調症の回復のために必要だと思ったことを書いていきます。あくまでも自分のケースです。 服薬 睡眠
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