いくつかの二次小説を、amebaブログの方へ移動しました。gooブログがサービス終了するまで、こちらのブログは書庫化にして更新しないことにしました。いくつかの二次小説をamebaブログへ移動しました。
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有です、苦手な方はご注意ください。土砂降りの雨の中、ある貴族の葬儀が行われていた。―可哀想に・・―あの方は?―ショックが大き過ぎて、お部屋に籠もられているそうよ。貴族が入った棺が地中深く埋められている頃、ロンドン・イーストエンドでは一人の少年の遺体が発見された。その少年の死に顔は、何故か天使のように微笑んでいた。「聞いたかい?」「あぁ、聞いたとも!何でも、死んだあの子は・・」「しっ!誰かに聞かれでもしたらどうするんだい?」「構いやしないさ。ここら辺の奴らは、“あの家”事は知っている。」テムズの泥ひばり達がそんな事を話していると、そこへスコットランド=ヤードのアーサー警部補がやって来た。「君達、何を話しているんだい...獅子と不死鳥1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「カイト様、どちらにいらっしゃいますか~!」「カイト様~!」その日、海斗は遠乗りをしていた。「カイト、こんな所に居たのか。」「ジェフリー・・」海斗が王宮へと戻ろうとした時、森の脇道から白馬に跨った彼女の恋人・ジェフリーがやって来た。「結婚式を放り出した花嫁なんて、聞いた事なんてないぞ。」「俺は、あなた以外の人と結婚したくないの。」「そうか。」この日、海斗は親が決めた男と結婚する事になっていたが、海斗はそれを拒否した。ジェフリーとは、海斗が幼少の頃に知り合い、結婚の約束をした仲だった。しか...暁の皇女第1話
「薄桜鬼」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。土方さんが両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方は読まないでください。性描写が含まれます、苦手な方はご注意ください。「それじゃぁ、行って来るわね。」「行ってらっしゃいませ、お義母様。」「夕飯は外で食べて来るから、用意しなくていいわよ。」「はい・・」「ちゃんと戸締りはして頂戴ね。」姑はそう言うと、わたしに背を向けてさっさと家から出て行ってしまった。「はぁ・・」結婚して、夫の実家に住む事になってもう二年も経つが、中々子宝が授からず、勇気を振り絞って不妊外来クリニックの門を夫と共に叩いたら、夫が男性不妊症である事が判った。それ以来、夫はわたしとベッドを共にするどころか、キスすらしてくれなくなった。(これから、どうしよう...鬼の宿
「薄桜鬼」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は読まないでください。「先生、さようなら~」「気を付けて帰れよ。」「は~い。」一人、また一人と、子供達が教室から去っていった。「入るぞ。」中から返事はないが、元新選組副長・土方歳三は、そう言って妻の部屋へと入っていった。布団の中に居る彼女の目は虚ろで、夫が部屋に入っても全く気付かなかった。「今日は、身体の調子が良さそうだな。」「・・はい。」たった一言。その一言が、歳三にとって何よりも嬉しかった。「買い出しに行って来る。」「お気をつけて。」「すぐに、帰って来る。」妻・千鶴を抱き締め部屋から出た後、歳三は自宅を出て、町へと向かった。「あら先生、いらっしゃい。はい、いつもの。」「済まねぇな。」「いいの、いいの。奥さん、早く良...白日第一話
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。歴史上の人物をモデルにした二次小説ですが、若干脚色された設定があります実在の人物・団体とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。その日、海斗は王家の“娘”として生を享けた。だがその身体は、男女両方の性を持っていた。「可愛い子だ。」「ですがあなた、この子の髪色を見て下さいな。」「美しい、炎のような赤毛だ。」国王・フレデリクはそう言うと、海斗の美しい赤毛を撫でた。海斗は、何不自由なく、王女として愛情深く育てられた。しかし―「何ですって、カイトが・・」「はい・・恐らく、手術をしても痕が残るかと・・」「あぁ、何という事なの!」首に瘰癧が見つかり、海斗は医師によって切除手術を受けたが、醜い手術痕が残った...炎の紋章1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。一部残酷・暴力描写有りです、苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。何処かで、爆ぜる音がした。「皆、そろそろ時間ですよ。」「はい、マザー。」蝋燭の灯りに照らされたのは、黒衣を纏った女達だった。「決して失敗を恐れてはいけませんよ。」女達の中で“マザー”と呼ばれている女は、大釜の中にある液体を注いだ。すると、大釜の中が真紅に染まった。「この日に、わたくし達の願いが成就される!」女達が人里離れた修道院で“儀式”を行っている中、修道院から遠く離れた王宮では、ひとつの命を産み出そうとしていた。「あと少しです、息んで下さい!」王妃は、最後の力を振り絞り、命を産み出した。「おめでとうございます、元気な王女...炎の騎士1
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方はご遠慮ください。朝日が、小さな町を照らした。「桜、何処に行くの?」「この前読んだ本を返しに行くの。」「そう、気を付けて行くのよ。」「はぁい!」薄紅色のチマを翻しながら、一人の少女が小さくても清潔な家から出て行った。「桜ちゃん、おはよう。」「おはようございます。」「今日もあそこへ行くのかい?」「えぇ。」朝を告げる鐘の音が鳴り、町の人々がいつも通りの生活を始めた。「ほら、見てごらん。」「あぁ、土方さんの所の?あの子、また本ばかり読んでいるよ。」「全く、美人だっていうのに、勿体無いねぇ。」町の女達はそんな事を言いながら、野菜や魚を売っていた。土方桜はそんな彼らの声など無視して、お気に入りの場所―町で唯一の図書館へと向かった。「...天上に咲く華第一話
「ゴールデンカムイ」・「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗は両性具有です、苦手な方はご注意ください。「ジェフリー、メイトは?」「あぁ、あいつなら・・」「キエ~、何処だここは!?月島、月島ぁ!」航海長の部屋から素っ頓狂な叫び声が聞こえたのは、『グローリア号』が、フランスからプリマスへと戻る最中の事だった。「何故わたしが船に乗っているのだ!何じゃこの揺れは!?」「ナイジェル、大丈夫・・って、あんた誰!?」「キエ~!」海斗とジェフリーがナイジェルの部屋へと向かうと、そこに部屋の主の姿はなく、代わりに居たのは軍服姿の褐色の肌をした青年だった。「お前、何者だ?」「何じゃきさんら!」「それはこっちの台詞だ!」「おかしら、どうしたんでぇ・・って、誰だてめぇ!」「キエ~!」...融雪~約束の地~1
「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。オメガバースパラレルです、苦手な方はご注意ください。もう二度と会えない貴方に、最期に会いたいと思うのは我儘なのでしょうか。貴方と会い、共に歩み、愛し合った日々。そのどれもが、僕にとっては宝石のように美しく大切なものとなりました。もう一度、貴方に会えたらどんなにいいのか―「東郷さん、おめでとうございます、元気な男の子ですよ!」まるで全身を炎で焼かれるかのような激痛の後、この世に産まれ落ちたのは、金髪碧眼の天使だった。その生命の重みを胸に抱いた時、涙が止まらなくなった。“カイト”耳朶を震わせ、胸を高鳴らせた声。自分を慈しみ、愛してくれた大きな手。そして何よりも、自分を愛しく見つめた、晴れた日の海の様な、美しい蒼い瞳―ジェフリー=ロ...運命の華∞1∞
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有です、苦手な方はご注意ください。土砂降りの雨の中、ある貴族の葬儀が行われていた。―可哀想に・・―あの方は?―ショックが大き過ぎて、お部屋に籠もられているそうよ。貴族が入った棺が地中深く埋められている頃、ロンドン・イーストエンドでは一人の少年の遺体が発見された。その少年の死に顔は、何故か天使のように微笑んでいた。「聞いたかい?」「あぁ、聞いたとも!何でも、死んだあの子は・・」「しっ!誰かに聞かれでもしたらどうするんだい?」「構いやしないさ。ここら辺の奴らは、“あの家”事は知っている。」テムズの泥ひばり達がそんな事を話していると、そこへスコットランド=ヤードのアーサー警部補がやって来た。「君達、何を話しているんだい...獅子と不死鳥1
「天上の愛地上の恋」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・オメガバースが苦手な方はご注意ください。2020年、アメリカ・NY。世界中で謎のウィルスが猛威をふるい、ロックダウンされた地区で暮しているアルフレート=フェリックスは、忙しなくパソコンのキーボードを叩きながら、ある小説を仕上げようとしていた。それは、自分の高祖父にあたる同姓同名の司祭―厳密に言えば元司祭だが―が、第一次世界大戦後、身寄りのない孤児達にその生涯を捧げた彼の足跡と功績を描いたものであった。「ふぅ・・」アルフレートはブルーライトカットの眼鏡を外して溜息を吐いた後、すっかり冷めてしまったコーヒーを流しに捨てた。空腹を覚えた彼は、冷蔵庫の中からパンとチーズを取り出して簡単なサンドイッチを作ると、それを一口齧った。数日...囚われの愛1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。その日は、大雪が降っていた。「まさかこんなに降るなんてねぇ。」「こんなに毎日降るんじゃ、商売上がったりだよ。」凍てつく寒さの中、裸足でテムズ川の泥を漁っている泥ひばり達がそんな事を話していると、一人の少年が甲高い悲鳴を上げた。「姉ちゃん、大変だよ~!」「どうしたんだい、アーチ―?」「あ、あれ・・」そう言って少年が指した先には、男性の腐乱死体があった。「見るんじゃないよ、アーチ―!」腐乱死体の身元は、所持品ですぐに判明した。彼は、アーリントン子爵家の執事長・アーサーだった。彼の死因は、後頭部を何者かに殴られた事による撲殺だった。アーサーの所持品は、金の懐中時計だけだった。彼に一...金糸雀と獅子1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。性描写あり、苦手な方はご注意下さい。チリン、チリン―何処からか、鈴の音が聞こえて来た。誰かが、自分に向かって何かを言って来たが、聞こえなかった。「巫女様、起きて下さい。」「ん・・」海斗が眠い目を擦りながら布団から起き上がると、傍に控えていた女官達が海斗の髪を梳いた。「準備はよろしいですか?」「うん・・」「では、参りましょう。」その日は、この集落で一年に一度行われる大きな祭りがあった。「桜巫女様だ~!」「桜巫女様~!」神輿に乗せられた海斗が社の奥から出て来ると、村人達が歓声を上げた。美しく着飾った海斗が村人達に向かって桜の花弁を散らすと、彼らは一斉に拝んだ。「ありがてぇ、ありが...桜巫女1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。オメガバースに嫌悪感を抱かれている方は閲覧しないでください―見て母さん、花嫁さんだ!幼い頃に見た花嫁の髪を美しく飾る鼈甲の簪に海斗は心を奪われた。―綺麗ねぇ。海斗、あなたもいつかお嫁に行く時に、あの簪を挿すのよ。―うん!あの頃はまだ、海斗は自分が簪を作る職人になるとは思っていなかった。「海斗、何処に居るの!?」海斗は、夜明け前に家を飛び出し、ある場所へと向かっていた。そこは、海斗が住むお屋敷街から川を隔てた、お歯黒長屋と呼ばれる所だった。「ジェフリー、居るの!?」「何だ、誰かと思ったらお前か。」長屋の中から顔を出したのは、海斗の恋人で絵...鼈甲の簪第一話
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「カイト様、おはようございます。」「おはようございます。」この日、ロレンシア公爵家は、特別な朝を迎えていた。「カイト、何ですかその髪は!アンナに直して貰いなさい!」「え~!」海斗の義母・マリーは、海斗にそう言うと彼女の自室から出て行った。(何だよ、たかが見合いの為にそんなに張り切る事じゃないだろうに。)この日、ロレンシア公爵家の令嬢・アナスタシアと、この国の皇太子であるジェフリーと見合いをする事になっている。アナスタシアは、マリーに似た美貌の持ち主で、淑女のお手本のような、聡明で控え目な女性だった。だがその義理の妹である海斗はアナスタシアとは正反対で、花嫁学校は入学したその日...愚者の花嫁第1話
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。パチパチと、松明の火が時折爆ぜる音がした。海斗は毛布にくるまりながら、暖を取っていた。天幕の下でノートと教科書を広げ、勉強をしている海斗の前にナイジェルがやって来た。「余り根詰めると、身体を壊すぞ?」「ありがとう。」ナイジェルから差し出された紅茶が入ったマグカップを受け取った海斗は、一口それを飲んで溜息を吐いた。海斗は、何度も同じ数学の問題を解こうとしたのだが、解き方がわからず、鉛筆を持ったまま唸っていた。「どうした?」「この問題が解らなくて・・」「あぁ、これならこの公式を・・」ナイジェルに教えて貰ったら、その問題は簡単に出来た。「ありがとう、ナイジェル。」「今夜はもう休んだ...碧い空の果て1
薄桜鬼の二次小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。その日は、凍えるような冬の日だった。―急ぎなさい、歳三!早くしないと、“あいつら”が来てしまうわ!―母様、どこへ行くの?―行けばわかるわ。さぁ、わたしの手を握って。いい、絶対に母様の手を離さないで!冷たい風が吹きつける中、歳三は母の手を握りながら峠を越えようとしていた。あと少しで峠を越えられると思った時、遠くで何かが光るのを歳三は見た。―いたぞ!―あそこだ、捕まえろ!数頭分の馬の嘶きと、男達の怒声が徐々に自分達の方へと近づいてきている事に気づいた歳三は、怯えた顔で母を見つめた。―歳三、今から言う事を一度しか言わないから覚えておきなさい。どんなに辛い時や苦しい時があっても、生きることを諦めないで。母はそう...狼と一角獣第1話
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。ずっと、近くで見ているだけで良かった。この想いを告げられなくても、傍に居られるだけで良かった。だから―「千鶴、何処だ?」「はい、こちらに。」井戸の水くみを終えた後、千鶴は慌てて母屋の中へと戻った。「歳三様、何か・・」「お前ぇに、渡してぇものがあるんだ。」「渡したいもの、ですか?」「あぁ。」歳三がそう言って懐から取り出したものは、桜を象った簪だった。「やっぱり、この簪はお前の黒髪に合うな。」「いいのですか?このような高価な物、わたしが頂いても・・」「惚れた女を着飾らせたいのが、男の性というものだろうが。遠慮せずに受け取ってくれ。」「ありがとうございます・・」千鶴は何処か嬉しそうな顔をしながら、その簪を懐...毒と蜜~運命の罠~壱
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。>作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。カチカチと、時計を刻む音が室内に響き、海斗は徐にベッドから起き上がった。シーツの中から這い出ようとした海斗を、太くて逞しい男の手が、その中へと引き摺り込んだ。「もう帰るのか?」「うん。そろそろあの人が帰って来る頃だから。」「そうか。」蒼い瞳が、名残惜しそうに海斗を見つめた。「また、連絡するね。」「あぁ。」シャワーを浴びて服を着た海斗は、ジェフリーを部屋から残して、ホテルから出て行った。誰にも見られていない―そう思っていた海斗だったが、考えが甘かった。「まさか、と思っていたけれど、やっぱりね。」背後から冷たい声がして海斗が振り向くと、そ...この夜を止めてよ第1話
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。一部性描写含みます、苦手な方はご注意ください。「おめでとう!」「お幸せに~!」晴天の空に響く鐘の音を聞きながら、雪村千鶴はタキシード姿の新郎を、切ない表情を浮かべながら見ていた。その隣に立てたのは、自分の筈だったのに。何故、もっと早くに会えていなかったのか。悔やんでも仕方が無い事なのに、どうしてもそんな事を思ってしまう。千鶴の視線を感じたのか、新郎は紫紺の瞳を彼女に向けた後、そのまま新婦と共にリムジンへと乗り込んだ。「千鶴ちゃん、大丈夫?」「うん。」「そんな顔して、そう言われても信用できないわ。」鈴鹿千は、そう言うと千鶴の肩を叩いた。「恋の悩みなら、聞くわよ?」「うん・・」恩師であった土方歳三の...禁断の果実1
このブログを2006年に開設して、もう18年になるのですね。最初は好きな漫画やアニメ、BL小説の二次小説を発表していたのですが、オリジナル小説も載せ、そして現在に至ります。紙の日記は数日で挫折するというのに、ブログだと18年も続くというのは不思議ですね。誰かに見られている、見てくれているというのが、やる気に繋がるのかしら?まぁ、これからも亀並みの更新スピードで、二次小説をボチボチとここに書いていきます。もう18年か。
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは一切関係ありません。夢小説が苦手な方はご注意ください。雲ひとつない青空に、高らかに教会の鐘の音が鳴り響いた。「おめでとう~!」「末永くお幸せに~!」白亜の教会から出て来たのは、新しい人生への第一歩を共に歩み出そうとしている新郎新婦だった。新郎の名は、土方歳三。新婦の名は、土方千鶴。千鶴はその身に小さな命を宿し、来年辺りには家族が増え、笑顔に満ち溢れる生活が待っている―筈だった。「千鶴、おい、千鶴!」「ごめんなさい、歳三さん・・」千鶴は歳三との愛の結晶をこの世に産み落とした後、急性クモ膜下出血でこの世を去った。「そんな・・」分娩室には、二人分の産声が響いていた。5月5日―最愛の妻を喪い、自分と妻の分身が産まれた、歳三にとって人生で最悪の誕生日となった。「ぎゃぁぁ~...君に、会いたい。1
「PEACEMAKER鐵」二次創作です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。―土方さん・・あぁ、またあの夢だ―土方さん。夢の中でいつも見るのは、苦しそうに血を吐いている恋人の姿。―わたしを、置いていかないでぇ!苦しそうに血を吐いて喘ぎながらも、彼は力を振り絞り、叫んでいた。もっと、“あなた”の隣に、立ちたいと。『息をしろ。息をしているだけでいいんだ。俺が迎えに来るまで、待っていろ。』あの日、多摩で別れを告げた時の、彼を抱き締めた感触を、未だに忘れられない。このまま彼と一緒に居たい―そんな思いは目覚まし時計のアラームによって断ち切られた。「はぁ・・」溜息を吐きながら、土方歳三は徐にベッドから起き上がった。コーヒーメーカーの電源を入れると、室内にコーヒーの良い香りが漂って来た。コーヒーを歳三がマグカップに...会いたくて・・1
「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。シャラシャラと、宝石をつけた美しい鞍が動く度に揺れた。「花嫁さんだ!」「綺麗な方ね。」「本当に。」白馬に乗せられているのは、白無垢姿の花嫁だった。彼女は今、峠の向こうにある龍の元へと嫁ぐのだ。龍―その昔、この国に豊饒な土地と莫大な富を与えた守護神。龍は気まぐれで、一年に一度、生贄を差し出さなければ干ばつや水害などを起こし、村に災いをもたらした。いつしか、龍に生贄を差し出す際、豪華な花嫁行列を支度して生贄を送り出すようになった。馬上の花嫁、もとい生贄となる少女は、角隠しの下で必死に涙を堪えていた。(父様、母様・・)故郷の村で盛大に送り出されたが、少女は自分がどのような運命を辿るの...龍の妃第一章
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有です、苦手な方はご注意ください。最期に憶えていたのは、紅蓮の炎に包まれた故郷だった。―父様、母様!燃え盛る炎の中で必死に家族を捜している中、何者かに殴られ、気絶した。そこで、記憶は途切れた。「海斗、早くしなさい!」「はい・・」「全く、クズなんだから!」両親を事故で亡くし、東郷海斗は眠い目を擦りながら、“部屋”から出て行った。夏の陽射しが容赦なく彼女の肌を灼いたが、海斗は母屋の中へと入っていった。「遅かったわね、何をしていたの?」「申し訳ありません。」「もういいわ、仕事なさい。」そう言ったのは、海斗の伯母で料亭『五十鈴』の女将・恵子だった。「はい・・」「辛気臭い顔ね。あなたを見ていると苛々するわ!」恵子は海斗にそん...龍の護り人第1話:運命の出会い
今日は職場(スーパー)の特売日でした。開店直後から目が回る程の忙しさで疲れてしまいました。明日は休みなので、ゆっくり疲れを取りたいと思っています。つ、疲れた・・
「薔薇王の葬列」二次創作小説です。作者様・出版者様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。「どういう事だ?」リチャードがそう言ってバッキンガムを睨むと、彼はリチャードの華奢な方を抱きながら祖母が待つダイニングルームへと入っていった。「まぁヘンリー、そちらの素敵な方はどなたなの?」「俺の、婚約者です。お祖母様、俺はこちらのリチャード=プランタジネット嬢と結婚致します。」「何ですって!?あなたが・・」ミセス=スタフォードは、そう叫ぶと美しく着飾ったリチャードを見た。「そのような事は、許しませんよ!」「わたしはもう成人を迎えたのですよ、お祖母様。わたしはあなたの許しなどなくても、リチャードと結婚します。」「そんな・・」ミセス=スタフォードは、突然胸を押さえて蹲った。「大奥様!」「...希うものは4
「薔薇王の葬列」二次創作小説です。作者様・出版者様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。「お前は一体何を言っているんだ?」リチャードはそう言うと、バッキンガムを睨んだ。「俺は、あんたしか要らない。」バッキンガムは、軽くリチャードの手の甲にキスをした。「あの方、誰なの?」「確か、プランタジネット家の・・」「何ですって!?」バッキンガムの婚約者・キャサリンは、そう叫ぶと姉・エリザベスの方へと駆けて行った。「お姉様!」「どうしたの、キャサリン!」「バッキンガム様が・・」エリザベスは妹に泣きつかれ、バッキンガムの方を見ると、彼は謎の美女と談笑していた。「あの方は、確か・・」「リチャード=プランタジネット様ですよ。ほら、数年前に自殺した・・」「そう。」プランタジネット侯爵家の“宗教...希うものは3
「薔薇王の葬列」二次創作小説です。作者様・出版者様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。「遅かったわね!」「申し訳ございません、大奥様。」「まぁ、いいわ。この薔薇を花瓶に活けて頂戴。」「はい・・」リチャードは、溜息を吐きながらスタフォード家の花瓶に薔薇を活けた。(どうして、俺は・・)かつて、リチャードはバッキンガムと同じ“立場”だった。プランタジネット侯爵家の末子として生を享けたリチャードは、何不自由ない生活と、質の高い教育を受けて育った。その生活は、リチャードが15の時に一変した。リチャードの母・セシリーが、宗教にはまり、侯爵家の財産を食い潰した。その所為で一家離散し、リチャードは莫大な借金を返済する為、スタフォード公爵家でメイドとして働く事になった。ハウスメイドとして...希うものは2
「薔薇王の葬列」二次創作小説です。作者様・出版者様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。「裏切り者のユダ!」「恥を知れ!」沿道に居る人々から石を投げつけられ、バッキンガムは刑場へと向かった。斬首台に跪くと、そこは血で濡れていた。唯一心残りがあるとしたら、それは―「ヘンリー。」耳元で聞きなれた恋人の声。ふとバッキンガムが首を巡らせば、そこには涙を流しているリチャードの姿があった。「地獄で先に待っていろ。必ず・・」“また会える”(また、あの夢か・・)「旦那様、おはようございます。」「熱いコーヒーをくれ。」「かしこまりました。」遠くで、朝を告げる鐘の音が鳴った。かつて自分達が生きていた時代よりも、“今”の方がかなり生き易い。食事も住居も、医療もあの時代と比べて遥かにマシになって...希うものは1
昨日、pixivにログインしていて通知をチェックしていたら、こんなコメントが来ました。この方にはこの方の考えがあるのでしょうが、わたしは遅筆かつ飽き性なので、前編に一話をUPして、次の作品を投稿し、気が向いたら更新というスタイルを取っています。以前同時進行で小説を三作品更新していたらスランプに陥ってしまったことがあるので、無理しない更新スタイルで自分なりに二次小説を書いています。コメントを貰った後、すぐさま返信したのですが、この方には何を言っても「言い訳」にしか聞こえないのだろうと思い、コメントを削除しました。言葉って、時にも励ましにもなったり、刃物となるのですね。ここで書くと年がバレますが、まだインターネット黎明期だった頃に好きな漫画やアニメのファンサイトを巡りをしていた頃があって、色々とありましたがイ...言葉って、難しいね。
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。―かつて、裏社会には一晩で敵対勢力を壊滅させた、伝説の極道が居た。その名は、“不死身の紅蓮”。だが、彼は裏社会から忽然と姿を消したのである。ここは、東京都内某所、下町と呼ばれる地域にある一軒の団地。その一室にある台所で、一人の男が黙々と弁当作りをしていた。朝日を浴びて光り輝く金色の癖のある髪、そして上質のルビーを思わせるかのような美しい紅蓮の瞳。そう、彼こそが“不死身の紅蓮”こと、風間千景である。何故、伝説の極道と呼ばれた彼が何故専業主夫になっているのか―その理由を説明するのは、後にしよう。「フゥン、我ながら上出来だ・・」そう千景は呟きながら、美しく焼けた卵焼きをクマの形を象ったおにぎりの隣に置...鬼主夫道1
「薄桜鬼」「ツイステッドワンダーランド」二次小説です。制作会社様とは一切関係ありません。BL・二次創作が苦手な方はご注意ください。リドルとアズールが純血の鬼設定です、捏造設定ありですので、苦手な方はご注意ください。「ねぇアズール、ひとつ聞きたい事があるんだけれど・・」「何ですか、フロイド?」「俺達、何処に居んの?」「それはこっちが聞きたいですよ~!」アズール=アーシェングロットとその幼馴染であるジェイドとフロイド=リーチ兄弟は、見知らぬ場所を先程から全速力で駆けていた。事の始まりは、ナイト=レイヴン=カレッジ内にある鏡舎で三人が取引先へと向かおうとした所、何かのトラブルが発生し、気づけば見知らぬ場所に居たのだった。「ここ、金魚ちゃんの実家でもねぇし、学校でもねぇじゃん!」「確かに、妙な建物がありますね。そ...大事なものは目蓋の裏1
今日は、昨日の冬の寒さとは違い、少し暖かくて、春の気配を感じました。ただ、まだ桜は咲かないようですが・・三寒四温の天気が続きそうなので、体調崩さないようにします。今日は暖かった。
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。一部残酷・暴力描写有りです、苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。何処かで、爆ぜる音がした。「皆、そろそろ時間ですよ。」「はい、マザー。」蝋燭の灯りに照らされたのは、黒衣を纏った女達だった。「決して失敗を恐れてはいけませんよ。」女達の中で“マザー”と呼ばれている女は、大釜の中にある液体を注いだ。すると、大釜の中が真紅に染まった。「この日に、わたくし達の願いが成就される!」女達が人里離れた修道院で“儀式”を行っている中、修道院から遠く離れた王宮では、ひとつの命を産み出そうとしていた。「あと少しです、息んで下さい!」王妃は、最後の力を振り絞り、命を産み出した。「おめでとうございます、元気な王女...炎の騎士1
「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。性描写が含まれます、苦手な方はご注意ください。 「カイト、何処なの!?」「はい、奥様。」東郷海斗は、乱れた髪を慌てて手櫛で整えながら、使用人部屋から出て行った。「呼んだらすぐに来なさいと言っているでしょう!」「申し訳ありません・・」「今日は、特別なお客様がいらっしゃるから、掃除をちゃんとしてね。」「はい・・」海斗の雇用主である彼女の義母・エセルは不快そうに鼻を鳴らすと、客間から出て行った。海斗は溜息を吐くと、客間の掃除を始めた。これが終わったら、二階の客用寝室と主寝室の掃除がある。「カイト、ジェフリー様が呼んでいるわよ。」「わかりました。」客室の掃除を終えた海斗が二階の部屋へと...泡沫の恋第1話
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。一部残酷・暴力描写有りです、苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「海斗、本当に行くの?」「うん。」「そう・・海斗、忘れないで、離れていても、僕達の心は繋がっているから。」「うん・・」成田空港の国際線出発ロビーで、和哉は親友・東郷海斗を見送った。機上の人となった海斗は、ロンドンに着くまでの間、本を読もうと思い、リュックに入れてあったペーパーバックを取り出した。その本は、ロンドンで暮らしていた頃、セシル・コートの古本屋で見つけた、あるフィギュアスケート選手の自伝だった。イングランドの世界的に有名なスター、フランシス=ドレイクの半生を綴ったものだった。彼に憧れ、渋る両親を説得しフィギュアスケー...蒼く、光る第1話
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。「俺の残りの命をあなたにあげるから、ジェフリーだけは助けて・・」そう言って、自分に対して恋人の命を助けてくれるよう懇願した赤毛の少年。彼は苦しそうに咳込みながら、黒真珠のような瞳で自分を見つめていた。「カイト・・」その少年の名を呼んだ瞬間、ビセンテは夢から覚めた。その名を呼んだ時、ビセンテは何故か涙を流していた。(終わらない・・)かれこれ四時間、ビセンテはラップトップの画面を見つめていた。急な仕事が入り、彼はこのカフェに入って只管ラップトップのキーボードを叩いていた。「コーヒーのお代わり、いかがですか?」「あぁ・・」ビセンテは疲れた目を擦りながらラップトップから顔を上げると、そこには鮮...マリーゴールドに恋して◇第1話◇
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有です、苦手な方はご注意ください。最期に憶えていたのは、紅蓮の炎に包まれた故郷だった。―父様、母様!燃え盛る炎の中で必死に家族を捜している中、何者かに殴られ、気絶した。そこで、記憶は途切れた。「海斗、早くしなさい!」「はい・・」「全く、クズなんだから!」両親を事故で亡くし、東郷海斗は眠い目を擦りながら、“部屋”から出て行った。夏の陽射しが容赦なく彼女の肌を灼いたが、海斗は母屋の中へと入っていった。「遅かったわね、何をしていたの?」「申し訳ありません。」「もういいわ、仕事なさい。」そう言ったのは、海斗の伯母で料亭『五十鈴』の女将・恵子だった。「はい・・」「辛気臭い顔ね。あなたを見ていると苛々するわ!」恵子は海斗にそん...龍の護り人第1話
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方はご遠慮ください。「ねぇ、こんな所に本当に居るの?」「だから、確かめに行くんじゃない!」スマートフォンと小型カメラをそれぞれ片手に持ちながら、グレースとアリシアはロンドン郊外にある廃墟へと向かった。そこはかつて貴族のお屋敷だったとも、精神病院だったとも言われている、“いわくつき”の廃墟だ。廃墟探索ユーチューバーとしてそこそこ人気がある二人は、その廃墟へ向かった。そこには蔦が絡んで、いかにも廃墟といった寂れた雰囲気を醸し出していた。「うわぁ、“何だか出そう”ね。」「もう、やめてよ。」そんな事を言いながら二人が廃墟の中へと入っていくと、奥の方から物音がした。「ねぇ、何か音がしなかった?」「気の所為じゃない?」二人が物音のする奥...鈴蘭が咲く丘で第1話
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。「ジェフリー、入るよ?」海斗がグローリア号の船長室をノックすると、部屋の主はまだ夢の中に居た。「もぉ、起きてよキャプテン、もう朝だよ。」海斗がジェフリーの身体を揺さ振ると、彼は呻いて海斗をシーツの中へと引き摺り込んだ。「ジェフリー!」「おはよう、カイト。」「ルーファスがあなたを呼んでいるよ。」「あぁ、わかった・・」出会った頃と同じ位の長さになったブロンドの髪を鬱陶しそうに掻き毟ったジェフリーは、欠伸を噛み殺しながら船長室から出て行った。「もう、いつもこんなんじゃ調子狂っちゃうよ・・」海斗はそう言った後、ジェフリーの後を慌てて追い掛けた。...約束~Always~第1話
「PEACEMEKER鐵」二次創作です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。沖田さんが両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。―ねぇ土方さん、もし本当に“生まれ変わり”というものがあるのなら、どうします?―何だ、急に?それは、まだ戦が始まる前、屯所で歳三達と過ごす穏やかな日常の、他愛のない恋人同士の会話だった。―わたしは、何度生まれ変わってもあなたと一緒に居たいなぁ。―俺もだよ。情事の後、歳三はそっと総司の髪を優しく撫でた。―俺も、もし生まれ変わる事があったら、絶対にお前を見つけてやる。―約束ですよ!―あぁ、約束だ。そう言って自分と交わした“約束”を、歳三が“忘れて”しまうなんて、この時は思いもしなかった。「沖田さん、沖田さんったら!」突然、肩を強く叩かれ、総司は我に返って現実の世界へと戻った。「...光と影の輪廻Ⅰ
今年でこのブログを運営してから18年目になります。気まぐれに、好きな漫画や小説の二次小説を載せていただけですが、あっという間に18年も経ちました。これからも、よろしくお願いいたします。今年でブログ18周年。
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。一部残酷・暴力描写有りです、苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。NY、ブルックリン近くのクラブ。その日はそこで、あるインスタグラマーの誕生パーティーが開かれていた。「ハッピーバースデー、シャロン!」「ありがとう、みんな!」ファンが用意してくれたケーキの上に立てられた蝋燭をシャロンが吹き消そうとした時、下のダンス=フロアから銃声が聞こえた。「何?」「みんな、裏口から逃げろ!」パニックになったクラブ内で、シャロンは恋人のジェフとはぐれてしまった。「ジェフ、そこに居たのね、良かった・・」シャロンが安堵の表情を浮かべた直後、彼女は額を撃ち抜かれて絶命した。「畜生、遅かったか!」ナイジェル=グラ...BlackBird1
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方はご遠慮ください。「ここで、働かせて下さい。」人手不足の“さくら”にパティシエ希望者がやって来たのは、クリスマスが終わった頃だった。「今まで、パティシエの経験は?」「ありません。今までパティシエになりたいと思っていたのですが・・」「ほぅ・・」歳三はそう言うと、彼女の履歴書を見た。そこには、“雪村千鶴”という名前と、顔写真が貼られていた。“経歴”の所に、彼女が隼人と同じ職場である事に気づいた。「言っておくが、パティシエと会社員を両立できる程、甘いもんじゃねぇ。」「それは、百も承知です!中途半端に投げ出したりはしません!」「その覚悟があるのなら、まずは見習い、下っ端からだ。力仕事ばかりだが、俺は女だからと言って、甘やかすつもり...甘い恋の魔法第2話
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方はご遠慮ください。「はぁぁ~」仕事帰りのサラリーマンやOL達が行き交う繁華街の中を、雪村千鶴は溜息を吐きながら歩いていた。右を見ても左を見ても、周りは幸せそうなカップルばかり。毎日仕事に慌しく追われて、今日がクリスマス=イヴだという事もすっかり忘れてしまっていた。「お父さん、ありがとう!」「家でママと三人で食べようなぁ。」すれ違った、仲が良い父娘の姿に、千鶴は幼い頃の自分と今は亡き父の姿とを重ね合わせていた。あの頃、何もかもが幸せだった。“千鶴、誕生日おめでとう。今日はお前が食べたいケーキ、好きなだけ頼んでもいいぞ!”“本当!?”ショーケースの中に陳列されている色とりどりの様々な種類のケーキは、まるで宝石のように美しく輝い...甘い恋の魔法第1話(性描写あり)
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。土方さんが両性具有です。苦手な方はご注意ください。歳三と隼人が再会したのは、マリーナ・ベイ・サンズ・ホテル内にあるレストランだった。「歳三、久しぶりだな。暫く会わない内に、綺麗になったな。」「父さん・・」「お前から、そう呼ばれるのも久しぶりだな。」隼人は美しく成長した歳三を見ながらそう言うと目を細めた。「今までお前と連絡を取らなくて済まなかった。決してわたしがお前を捨てた訳だと思い込まないで欲しい。お前に、ずっと会いたかった。」隼人からそんな言葉をかけられ、歳三は思わず涙を流した。「そうか・・最期は苦しまずに亡くなったのか・・」「あぁ。介護は大変だったけれど、祖母ちゃんには感謝しかないから、寂し...炎のように囁いて第2話
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。土方さんが両性具有です。苦手な方はご注意ください。賑やかな音楽。鼻腔を刺激するかのような、香辛料の匂い。目の前に並んでいるのは、砂糖衣で美しく装飾されたウェディングケーキ。『お二人の結婚を祝福して乾杯!』『乾杯!』自分達の前に立っている男が、そう言って乾杯の音頭を取った。髪色に合う、闇色の美しいヴェール越しに花嫁は花婿の顔を見た。太陽神の化身の如き、美しい金色の瞳に真紅の瞳。まさにその姿は、神から祝福を受けた皇子そのものだった。だが、その姿を見ている花嫁は、こう思っていた。(俺、何でここに居るんだ?)「トシちゃん、トシちゃぁ~ん!」「あ~、はいはい。」朝から7時間ダイナーで働いた後、歳三は疲れた...炎のように囁いて第1話
「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。オメガバースについてはこちらを参考にしてください。オメガバースに嫌悪感を抱かれている方は閲覧しないでください。性描写が含まれます、苦手な方はご注意ください。「カイト、逃げなさい!」「そんな・・」「早く、逃げなさい!」紅蓮の炎に包まれる村に背を向け、海斗は走り出した。家族の事が気になったが、今は生きてここから脱出する事だけを考えなければ―海斗がそう思いながら炎の中を駆けていると、彼女の背後から女達の悲鳴と怒号が聞こえて来た。『娘は見つけ次第すぐに捕えろ!王への献上品にするのだ!』『抵抗する者は殺せ!』海斗が叢の中に隠れて息を潜めていると、風が唸る音と共に、海斗の爪先から数センチの...焔の果て第1話
素材表紙は湯弐さんからお借りしました。「FLESH&BLOOD」二次小説です。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意下さい。作者様・出版社様とは一切関係ありません。(うわぁ、本当に来ちゃったんだ、俺。)東郷海斗は、目の前にずっと憧れているファッションデザイナー、フランシス=ドレイクが居る事が未だに信じられなかった。日本を代表するアパレルブランド・TOGOの社長一家の長男として産まれた海斗は、自然とファッションに興味を持つようになった。9歳の時に渡英し、寄宿学校を卒業した海斗は大学に進学せず、英国王立刺繍学院で刺繍とデザインを学び、卒業後はパリでデザイナーとしてデビューする事を夢見ながら、アルバイトと勉学に明け暮れる日々を送っていた。デザイナー、作家、音楽家―芸術に携わる人間が稀にプロデビューして脚光を浴...恋はオートクチュールで!1
素材は、てんぱる様からお借りしました。「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。性描写がありますので、苦手な方はご注意ください。クチュクチュと、部屋に淫らな水音と、甘い少女の喘ぎ声が満ちていた。炎のように赤い髪を乱しながら、彼女は器用に己の分身と膣を弄っていた。「あぁっ!」白い喉を仰け反らしながら、少女は何度目かの絶頂を迎えた。「はぁ、はぁ・・」甘い疼きが全身に広がり、少女はティッシュで濡れた陰部を拭った。(こんなのじゃ、足りない・・)海斗の脳裏に、美しいブロンドの髪をなびかせた想い人の姿が浮かんだ。彼の太く、逞しいモノで己の中を激しく掻き回して欲しい―そう思うと、少女の手は自然と陰部の方へと伸びていった。「おはよう、...浜菊の如く第1話
素材は、てんぱる様からお借りしました。「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。夜の森の中を、一人の少女が走っていた。彼女はその腕に、産まれたばかりの赤子を抱いていた。「居たぞ!」「向こうだ!」猟犬が吠える声と、男達の怒号が聞こえて来た。早く、彼らの手が届かない所へ逃げなくては。必死に萎えそうになる足を動かし、やがてある場所へと辿り着いた。そこは、魔女が棲むという小屋だった。少女は、赤子をしっかりと胸に抱き、小屋へと向かった。小屋のドアを叩く前に、少女は背後から数発の銃弾を受け、倒れた。「どうしたの、しっかりして!」「この子を、お願い。」少女は震える声でそう言うと、小屋...月影の子守唄1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。一部残酷・暴力描写有りです、苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。―あの二人が結婚されるなんて、信じられないわ。―カイト様、お可哀想に。美しく澄んだ空の下で、これから一組の男女が結婚式を挙げようとしていた。新郎の名は、イライジャ。“女の敵”と社交界で噂が絶えない程の女たらしだった。そしてそんな男の妻となる哀れな花嫁の名は、東郷海斗。彼女は、金で売られた花嫁だった。彼女の両親は、競馬で借金を重ね、多額の負債を抱えた末にイライジャの元へと娘を嫁がせる事にした。海斗は、純白のウェディングドレスを着た己の姿を鏡で見ながら溜息を吐いた。「とてもお似合いですわ、お嬢様。」「ありがとう・・」「どうぞ。...エメラルドの恋人第1話
素材は、めばる様からお借りしました。「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。遠くでフクロウの鳴き声が聞こえる中、一人の少女は只管暗い森の中を走っていた。(早く、ここから逃げないと・・)着ているドレスが泥だらけになっても、少女はその足を止める事はしなかった。何故なら―(何、今の・・何か、向こうの茂みで・・)少女が茂みの方へと持っていたランタンを向けた時、その奥から“何か”が飛び出して来た。鋭く光る“何か”の眼を見たのが、少女が見た最期の光景だった。「また、やられちまったんだとよ・・」「可哀想に・・」「これで、何人目だろうねぇ・・」森の中から少女の遺体が見つかったのは、彼女が失踪して五日後の事だった。そのニュースを聞いた...狼の花嫁第1話
「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。死ネタありです、苦手な方はご注意ください。「海斗、早くしないと遅れちゃうよ!」「待ってよ、和哉!」その日―9月1日のロンドン、キング=クロス駅には、二人の少年の姿があった。大きいトランクと鳥籠を引き摺りながら、彼らはある場所へと向かった。そこは、9と4分の3番線のホーム―ホグワーツ特急の停車場だった。「海斗、先に行くね!」和哉はそう叫んだ後、煉瓦の壁の中へと吸い込まれていった。彼に続いて海斗も煉瓦の中へと入ろうとしたが、助走をつけて走った所為で彼はトランクと鳥籠を載せたカートごとひっくり返ってしまった。ギャーギャーと不満そうに鳴くフクロウを宥めながら、海斗がプラットホームの時計を見ると、それは午前11時を指していた。「クソ、遅...愛しき蒼1
「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「え、俺が歌うの!?」「お願い、ミミの声が出なくなっちゃったの!」歌手になる事を夢見て、渡英した東郷海斗だったが、現実は厳しかった。海斗は生きる為に、英国で知り合った友人・リリーが経営しているクラブ「白鹿亭」で働く事になった。住み込みとして働くので、海斗は「白鹿亭」の隣にあるアパートの二階の部屋で暮らす事になったが、そこは狭かった。だが仕事も家もあるのだから、これ以上贅沢は言えない。海斗の仕事は、ウェイトレスだった。ただ客の料理を運んだり皿を洗ったり、厨房の掃除をしたりするもので、一日中立ちっぱなしなので仕事が終わった頃には着替えもせずにベッドに倒れ込むように朝まで眠ってしまう...真紅のカナリア第1話
最近、寒暖差が激しくなって少ししんどいです。わたしは気圧の変化で頭痛には襲われないのですが、何というか、身体がついていきません。職場のスーパー(畜産)では、お肉を扱っているので一年中室温15度前後の作業場で過ごしているので、カイロを張っていても中々暖まりません。まぁ、少しずつ温かくなってきて欲しいとは思っているのですがね。寒暖差・・
2月になってから、暖かくなったり寒くなったりと、寒暖差が激しくなったりして、ちょっと疲れてしまいます。そんな時はちゃんとご飯を食べて寝る事が大事ですね。季節の変わり目。
今から書く話は、少し暗い話なので、苦手な方はご注意を。今から6年前、わたしは当時パート先の上司からパワハラを受けていました。その時は何も無いのに勝手に涙が出たり、夜なかなか眠れずに泣いていたりと、精神状態がおかしくて、鬱寸前でした。そんなわたしを救ってくれたのは、創作活動でした。当時読み始めた漫画にハマり、その二次小説や他の好きな漫画やアニメの二次小説を書いたりしていたら、精神が鬱寸前から徐々に回復していきました。趣味を持ってそれに没頭する事は、精神の安定に繋がるのだなぁと思いました。なので、趣味を持つ事って、大切だなぁと。今思えば、10代の多感な時期にハマって大好きな漫画やアニメ、小説は、クラスで孤立して精神的に少し落ち込んでいた時に元気を貰えたものばかりだなぁと。何かに夢中になって趣味を持つのに、年齢...趣味は、精神を救う。
偉そうなことを言いますが、小説書きの端くれとして言いたいのは、やはり書き始めた作品は完結させる事が大事ですね。と言いますのも、今日全54話で足掛け約7年間連載していた二次小説を無事完結させました。色々と試行錯誤しながら書いて、昨年末に急にラストまでの構想が固まって、昨年から今日まで只管大学ノートにその物語を書き綴ってきました。ひとつの作品を完結させるのって、気力体力時間が必要で大変ですが、完結した後の清々しい気分は堪りません。根詰めてスランプになったらダメなので、これからも無理しないように小説を書いていきます。どんな作品でも、完結させる事が大事。
「黒執事」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。そのカフェは、住宅街の一角にあった。「いらっしゃいませ。」少し緑がかった青を基調とした室内は、椅子やテーブル、食器類に至るまで青で統一されていた。店名は“シエル”なのだが、青で統一された室内からか、人々はいつしかそのカフェを、“ブルーカフェ”と呼ぶようになった。そのカフェの客の大半は、十代から九十代までの女性ばかりだった。「いらっしゃいませ。」何故なら、カフェの店主が何処か謎めいた男だからだった。彼がこの店をオープンさせたのは、三年前。パリの三ツ星レストランでシェフをしていたという男―セバスチャン=ミカエリスがカフェで作るのは、海老フライやオムライス、ハンバーグといった、所謂“大衆料理”だった。セバスチャンが作る料理は、どれも美味しいのだが...幸せ食堂物語第1話
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。―ごめんね、歳三。―母様?記憶の中の母は、いつも泣いていた。何故彼女が泣いているのか、幼い自分にはわからなかった。―必ず、迎えに行くからね。母はそう言って、自分の前から姿を消した。「若様、起きて下さい!」「う~ん・・」「今日は、大事な用があるのでしょう!」「あぁ、わかったよ・・」従者である斎藤一に叩き起こされ、土方歳三は渋々と寝床の中から這い出た。「もぅ、御髪が乱れておりますよ!」「別にいいだろ。」「いけません!」一は乱れた髪のまま出かけようとする主を制し、彼を鏡の前に座らせると、彼の髪を整えた。「髪なんて、適当に流しておいていいんだよ。」「嘆かわしい・・天下の皇太子様とあろうお方が・・」「今は、その...連理の桃花第1話
「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。―ごめんね、すぐに迎えに行くからね。そう言って、“あの人”は涙を浮かべながら何処かへと去っていった。(待って、行かないで!)「いつまで寝ているの、さっさと起きなさい!」東郷海斗は、欠伸を噛み殺しながら、ゆっくりとベッドから起き上がった。カーテン越しに窓の外を見ると、空はまだ暗かった。髪を編み込み、地味な黒のワンピースを着て、その上にレースのエプロンをつけた。「皆さん、おはようございます。今日も頑張りましょう!」「はい!」朝礼の後、海斗達は客室の掃除を始めた。海斗がこのホテルで働き始めたのは、空襲で家族と家を失い、生きていく術を見つける為だった。戦前は伯爵家の令嬢として何不自由な...華宵ワルツ第1話
最近、高校生から大学生の頃に読んでいた平井摩利さんの漫画「火宵の月」を20数年ぶりに出版社の漫画公式アプリで読み始め、再び嵌りました。今思えば、漫画を読んだきっかけが、安倍晴明ブームだったので、この漫画面白そうだなぁと思って読んでみたら、主人公のモデルが安倍晴明だったので、しかも黒髪ロングストレートヘア俺様クールビューティーイケメンという、わたしの性癖に見事に刺さった方でした。その主人公・土御門有匡様がわたしにとっての初恋の人であり、「火宵の月」は永遠に大好きな作品になりました。よく10代の頃に好きになった作品は永遠、といいますが、本当ですね。思えば、今でも大好きな漫画・小説は、全て10代の頃に読み始め、ハマった作品ばかりです。10代の頃にハマった作品は永遠。
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有です、苦手な方はご注意ください。その日は、嵐だった。「クソ!」こんな日に船を出すんじゃなかった―ジェフリー=ロックフォードはそう思いながらも今にも沈みそうになる舟を漕いでいた。きっかけは、ジェフリーと彼の継父が口論した事だった。ジェフリーの継父、ジェイクが、この海底にレアメタルが眠るという噂話を信じ、自分が所有する土地の権利書を開発業者に渡そうとした事をジェフリーが知り、“私利私欲で自然を破壊するなんておかしい”と罵られ、ジェフリーにこう言い放った事だった。「出て行け、お前なんて俺の息子じゃない!」「出て行くさ、もうこんな家には居られるか!」嵐の中を小舟で漕いでいくなんて、我ながら無謀だと思った。だが、その時ジ...愛の宝石☨1☨
最近寒くて、午前中のパートを終えて帰宅したら、只管家に籠もって創作活動に精を出しています。あと、休みの日は一日中家に籠もっております。やっぱり、書きたいときに書いておかないと、忘れるのでね。今年の冬は暖冬とか言っているけれど、あれ嘘ですよね。寒い・・
最近、午前0時位に寝て、朝の5時前後に起きています。昼寝を全くしないので、寝る前にスマホをいじっていても、自然と睡魔が襲って来ます。というのも、最近大好きな漫画の二次小説を書くのが楽しくて、つい夜更かししてしまうのです。睡眠時間。
新年2日からでした。2日から4日まで、午前中でしたがきつかったです。明日はお休みなのでゆっくりします。仕事始め
「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「カイト、大丈夫か!?」「うん・・」ジェフリーは、海斗の左腕の傷口がすぐに塞がってゆくのを見た。「すぐに、治るから。」海斗はそう言いながらも、その顔は蒼褪めていた。「カイト、しっかりしろ!」「ジェフリー・・」海斗は、ジェフリーの腕の中で気絶した。―気味が悪い子ねぇ・・―人ではなく、妖の血をひいているのでは?東京で暮らしていた頃、海斗は使用人達が自分達の事をそう噂をしているのを何度か聞いた事があった。海斗は、“鬼憑き”の力の他に、不思議な力を持っていた。それは、常人より傷の回復能力が早い事だった。幼い頃に一度、当時存命だった母方の祖母に薙刀の稽古をつけて貰った事があった。その時、...雪の華第三話
「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「それ、どういう意味?」「俺はお前が気に入った。また会おう、カイト。」「何で、俺の名前を?」「・・どうやら、覚えていないようだな。」九尾の狐―ジェフリーは、そう言って笑うと、海斗の唇を塞いだ。“大人になったら、ジェフリーのお嫁さんになる!”海斗の脳裏に、幼い頃の記憶が甦った。「もしかして、あなたは・・」海斗がそう言って九尾の狐を見ようとしたが、そこには誰も居なかった。(最近、疲れているかな、俺・・)その日の夜、海斗は自室のベッドに寝転がって、あの九尾の狐の事を思いだしていた。(あの人とは、昔会った事がある。でも、何処で・・)考えている内に、海斗は眠ってしまった。「こんな所に居た...雪の華第二話
「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。―ねぇ、また・・―あそこでしょう、怖いわねぇ。―呪われているんじゃないかしら?町民達がそんな事を話していると、そこへ自転車に乗った赤毛の少女がやって来た。少女の名は、東郷海斗。二月前に病気療養の為東京から北海道・函館からやって来た伯爵令嬢だった。―あの子、確か鬼憑きの・・―目を合わせては駄目よ、頭から喰われてしまうわよ。海斗の姿を遠巻きに見ながら、町民達はそんな事を囁いていた。(言わせたい奴には言わせておけばいい。)海斗がそんな事を思いながら自転車を走らせていると、後方から悲鳴が上がった。「退けぇ!」海斗が背後を振り返ると、そこには血走った目で自分を睨みつけている男の姿があった...雪の華第一話
素材は、てんぱる様からお借りしました。「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「カイト、一体何処へ行ってしまったのやら・・」「皇妃様・・」「カイト様はすぐに戻られますわ。」白亜の城の中では、エステア皇国皇妃・アシュリーが海斗の身を案じていた。「皇妃様、カイト様が戻られました!」女官の言葉を聞いたアシュリーは、部屋を飛び出し、ビセンテ達を王宮の中庭で出迎えた。「カイト!」「お母様、心配をお掛けしてしまって申し訳ありません!」「お前が無事で良かったわ。ビセンテ、カイトを見つけてくれてありがとう。」「いいえ・・」「お部屋で休んで参りますわ、お母様。」海斗はアシュリーに一礼すると、王宮の中へと入った。(広いな・・さっきはあの...翠の騎士炎の姫君2
素材は、てんぱる様からお借りしました。「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「はぁ・・」海斗は、何度目かの溜息を吐くと、山のように流しに溜まっている食器を洗い始めた。リビングの方からは、夫が缶ビール片手に下らないバラエティー番組を観ている音が聞こえて来た。こっちは朝から晩まで忙しく働いているのに、夫は家事を手伝ってくれない。『え~、家事はお前の仕事だろ?』一度、家事の分担を夫と話し合ったら、彼は笑って海斗の提案を一蹴した。『海斗は外国育ちだから、わからないんだろうけどさぁ、ここは日本だよ?日本では昔から、男は外で稼ぎ、女は家事・育児・介護するのが普通なの!俺がちゃんと稼いでやっているんだからさ、海斗も上手くやってい...翠の騎士炎の姫君1
素材は、めばる様からお借りしました。「ゴールデンカムイ」・「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗は両性具有です、苦手な方はご注意ください。「ほぉ、あれが君の仲間か。」「あぁ。」ナイジェルはそう言うと、自分に向かって手を振っているキットに背を向けた。「それにしても、あの彼と君とはどんな関係なんだ?」「ただの友人だ。」「つれない事を言うなよ、共寝した仲じゃないか~!」「貴様、帆針でその口を縫われたいか!」ナイジェルはそう叫んだ後、キットの胸倉を掴んだ。「そんなに怒る事はないだろう。」「キエェ~、貴様ぁ、わたしがいない間に鶴見中尉殿と親しくなりおって~!」鯉登から勝手に嫉妬され、ナイジェルは深い溜息を吐いた。『ツキシマ、あの男は一体何者なんだ?』『あの人は鯉登少尉と...融雪~約束の地~2
素材は、めばる様からお借りしました。「ゴールデンカムイ」・「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗は両性具有です、苦手な方はご注意ください。「ジェフリー、メイトは?」「あぁ、あいつなら・・」「キエ~、何処だここは!?月島、月島ぁ!」航海長の部屋から素っ頓狂な叫び声が聞こえたのは、『グローリア号』が、フランスからプリマスへと戻る最中の事だった。「何故わたしが船に乗っているのだ!何じゃこの揺れは!?」「ナイジェル、大丈夫・・って、あんた誰!?」「キエ~!」海斗とジェフリーがナイジェルの部屋へと向かうと、そこに部屋の主の姿はなく、代わりに居たのは軍服姿の褐色の肌をした青年だった。「お前、何者だ?」「何じゃきさんら!」「それはこっちの台詞だ!」「おかしら、どうしたんでぇ...融雪~約束の地~1
「刀剣乱舞」「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。「おめでとうございます、あなたは審神者に選ばれました!」「え?」東郷海斗は、突如変な狐に話し掛けられ、呆然としていた。「あの~、あんた誰?」「あ、初めまして、わたくしは、こんのすけと申します!」「そ、そう。」それからこんのすけは、海斗に審神者の事を説明した。どうやら、海斗は生まれながらにして霊力が高いようで、それが審神者捜しに奔走していた機関の目に留まったという。「それで、俺はどうすればいいの?」「本丸へご案内致します。」こんのすけに連れられ、海斗は純日本家屋へと向かった。「ここが本丸です。」ひと通りこんのすけから本丸を案内...鈴を鳴らして第一話
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。ビセンテ=デ=サンティリャーナの朝は、一杯のコーヒーで始まる。コーヒーの豆は、行きつけの食料品店で購入している。コーヒーミルで程よく豆を挽き、ドリッパーにそれらを入れて、マグカップに淹れ立てのコーヒーを注ぐのは、ビセンテにとって朝のルーティーンのひとつだった。冷蔵庫から、昨日パン屋で購入したベーグルを取り出してオーブントースターで軽く解凍し、その上に生ハムとクリームチーズを載せる。朝の祈りを済ませた後、ビセンテはゆっくりとベーグルとコーヒーを味わった。「おはようございます。」「おはよう、レオ。」自宅マンションの部屋から出て、電車から片道30分の距離にあるのが、ビセンテの“職場”...翠の守護者1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。一部残酷・暴力描写有りです、苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「はい、父上。」「顔を見せろ。」海斗が震える手で目深に被っていたフードを脱ぐと、この屋敷の主が蒼い瞳で海斗を見つめた。「鮮やかな赤毛だな。我らが女王陛下もこのような見事な赤毛ではない。それは、生まれつきなのか?」「はい。」「その黄味かがった肌・・何処かで見た事がある。」周囲から好奇の視線を浴び、海斗はこの場からすぐに逃げ出したくなる衝動に駆られたが、その時ジェフリーがそっと海斗の手を優しく握ってくれた。「父上、もうそれ位にしておいて下さい。この子が怖がっているではありませんか?」「ジェフリー、この者には特殊な“能力”があると...獅子と道化師2
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。一部残酷・暴力描写有りです、苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい、天から舞い降りた舞姫・カイトの舞をとくとご覧あれ!」親方の口上の後、海斗は舞台の上で軽やかに舞い始めた。はじめは疎らに集まっていた観客達だったが、海斗の舞に魅了され、どんどん観客の数が増えて来た。「いやぁ、今日もお前のお陰で、野宿せずに済んだぜ、カイト。」「ありがとうな。」「ううん、皆のお陰だよ。」海斗が一座の皆と飲んでいると、宿屋の前に一台の馬車が停まった。「何だろう?」「あの馬車、ロックフォード様のものじゃないかい?何だって、こんな所に?」「さぁねぇ・・」一座の者達がそんな事を話してい...獅子と道化師1
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。ずっと、近くで見ているだけで良かった。この想いを告げられなくても、傍に居られるだけで良かった。だから―「千鶴、何処だ?」「はい、こちらに。」井戸の水くみを終えた後、千鶴は慌てて母屋の中へと戻った。「歳三様、何か・・」「お前ぇに、渡してぇものがあるんだ。」「渡したいもの、ですか?」「あぁ。」歳三がそう言って懐から取り出したものは、桜を象った簪だった。「やっぱり、この簪はお前の黒髪に合うな。」「いいのですか?このような高価な物、わたしが頂いても・・」「惚れた女を着飾らせたいのが、男の性というものだろうが。遠慮せずに受け取ってくれ。」「ありがとうございます・・」千鶴は何処か嬉しそうな顔をしながら、その簪を懐...毒と蜜~運命の罠~(壱)
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。2024年元日千菊丸新年のご挨拶
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有です、苦手な方はご注意ください。最期に憶えていたのは、紅蓮の炎に包まれた故郷だった。―父様、母様!燃え盛る炎の中で必死に家族を捜している中、何者かに殴られ、気絶した。そこで、記憶は途切れた。「海斗、早くしなさい!」「はい・・」「全く、クズなんだから!」両親を事故で亡くし、東郷海斗は眠い目を擦りながら、“部屋”から出て行った。夏の陽射しが容赦なく彼女の肌を灼いたが、海斗は母屋の中へと入っていった。「遅かったわね、何をしていたの?」「申し訳ありません。」「もういいわ、仕事なさい。」そう言ったのは、海斗の伯母で料亭『五十鈴』の女将・恵子だった。「はい・・」「辛気臭い顔ね。あなたを見ていると苛々するわ!」恵子は海斗にそん...龍の護り人第1話:運命の出会い
素材は、てんぱる様からお借りしました。「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。性描写がありますので、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。「東郷さん、今度の県知事選に出馬されるんですって。」「まぁ、凄いわねぇ。」「やっぱり、今年の祭りの巫女は、海斗さんで決まりね。」近所の主婦達の話し声をバス停の中で聞きながら、海斗は溜息を吐いた。バイトが終わり、バイト先のショッピングモール近くのバス停で海斗はバスを待っていたが、定刻になってもバスは中々来なかった。(ちょっと賑わっているって言っても、田舎だもんな。あ~あ、早くこの町から出たいなぁ。)海斗がそんな事を思っていると、バイクのエンジン音が遠くか...浜菊の如く第2話
素材は、てんぱる様からお借りしました。「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。性描写がありますので、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。クチュクチュと、部屋に淫らな水音と、甘い少女の喘ぎ声が満ちていた。炎のように赤い髪を乱しながら、彼女は器用に己の分身と膣を弄っていた。「あぁっ!」白い喉を仰け反らしながら、少女は何度目かの絶頂を迎えた。「はぁ、はぁ・・」甘い疼きが全身に広がり、少女はティッシュで濡れた陰部を拭った。(こんなのじゃ、足りない・・)海斗の脳裏に、美しいブロンドの髪をなびかせた想い人の姿が浮かんだ。彼の太く、逞しいモノで己の中を激しく掻き回して欲しい―そう思うと、少女の手は自...浜菊の如く第1話
材は、てんぱる様からお借りしました。FLESH&BLOOD」オメガバースパラレルです。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。1858年、会津。「ここでよろしいでしょうか、カイト様?」「うん・・」この日、海斗は付き人であるナイジェルと共に花見に来ていた。冷たく厳しかった冬が終わり、美しく咲き誇る桜を見ながら海斗は春を感じていた。「法事に出席されなくて良かったのですか?」「うん。あんな醜悪な所に居たら、俺まで醜くなってしまう。」「カイト様・・」ナイジェルは、少し寂しそうな主の顔を見ながら、彼女が置かれている境遇に胸を痛めていた。海斗は、東郷家の側室である実母が病死し、正室の元に引き取られたが、その正室は海斗を蔑ろにした。...宵闇に咲く華第一話
素材はこちらをお借りしました。フリー素材【和華蝶】https://www.pixiv.net/artworks/63848096「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。一部残酷・暴力描写有りです、苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「お産まれになったぞ!」「男か、女か?」「それが・・」元気な産声と共に、この世に産まれ落ちた赤子には、男女両方の性を持っていた。「その子を、何処かへ捨てて来て!」「奥様・・」「早く!」泣き叫ぶ赤子を抱いた東郷家の乳母は、屋敷を出てある場所へと向かった。そこは、妓楼だった。「助けて下さい!」「可哀想に、捨てられたんだね。」都一の妓楼・蝶華楼の行首・ヨナは、そう言うと赤子を乳母から受け取った。「あとは、...蝶の華一
今年も、創作活動に精を出せました。そして、高校生の頃に夢中になって読んだ大好きな漫画、平井摩利先生の「火宵の月」を、単行本全巻をブックオフに売り飛ばしてしまいましたが、出版社の漫画アプリでちまちま読み返しております。やはり、有匡様のツンデレぶりはいいですし、クールな彼が火月ちゃんに対して動揺したり怒ったり、そして甘々になったりと、そのギャップが堪りません。来年も創作活動に精を出そうと思っております。2023.12.29千菊丸年末のご挨拶
素材は、てんぱる様からお借りしました。「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。パチパチと、松明の火が時折爆ぜる音がした。海斗は毛布にくるまりながら、暖を取っていた。天幕の下でノートと教科書を広げ、勉強をしている海斗の前にナイジェルがやって来た。「余り根詰めると、身体を壊すぞ?」「ありがとう。」ナイジェルから差し出された紅茶が入ったマグカップを受け取った海斗は、一口それを飲んで溜息を吐いた。海斗は、何度も同じ数学の問題を解こうとしたのだが、解き方がわからず、鉛筆を持ったまま唸っていた。「どうした?」「この問題が解らなくて・・」「あぁ、これならこの公式を・・」ナイジェルに教えて貰ったら、その問題は簡単に出来た。「ありが...碧い空の果て1
画像は、てんぱる様からお借りしました。「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。―海斗・・(父さん、母さん・・)闇の中で、家族が自分を呼ぶ声がする。海斗は必死に家族の姿を捜したが、彼らは何処にも居なかった。(皆、何処に居るの!?)海斗が目を覚ますと、そこは見慣れぬ部屋の天井だった。(ここは・・?)海斗が見慣れぬ部屋を見渡していると、そこへ一人の青年がやって来た。「起きたのか。」「あなたは?」右目に眼帯をつけた男は、灰青色の瞳で海斗を見つめた。「俺はナイジェル=グラハムだ。食事を持って来た。」「ありがとう・・ここは何処?」「ここは、俺達の“家”だ。」「“家”?」「カイトお嬢様・・...守護者の恋第2話
画像は、てんぱる様からお借りしました。「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。「カイト様、どちらにいらっしゃいますか~!」「カイト様~!」その日は、海斗の五歳を祝う誕生パーティーが開かれていた。だがそこは父・洋介の社交場のようなもので、パーティーの主役である海斗は早々にパーティー会場から抜け出し、ある場所へと向かった。そこは、美しい花々に囲まれた温室だった。「あぁ、ここはいつも静かでいいな。」海斗はそう言うと、服を脱いで蓮池の中へと飛び込んだ。初秋だというのに、温室内は真夏のように蒸し暑かった。池の中で海斗が暫く泳いでいると、屋敷がある方から大きな音が聞こえて来た。(何だろう...守護者の恋第1話
素材は、めばる様からお借りしました。「PECEMEKER鐵」二次創作です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。沖田さんが両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。土方さん・・目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋だった。自分の前には、自分のクラスの生徒、沖田総司の姿があった。―どうしたんですか、そんな気難しい顔をして?また俳句の事でも考えていたんですか、と、総司はクスクスとそう言って笑った。ふと周囲を見渡すと、文机の上には一冊の本が置かれていた。そこには、“豊玉発句集”と表紙に書かれていた。『返せ!』―何ですか、そんなに恥ずかしがることないでしょう?私と土方さんの関係で、隠し事なんて柄じゃないですよ。『てめぇ・・』―あはは、そんなに眉間に皺を寄せてちゃ、色男が台無しですよ!そう言って、屈託の無い笑顔を浮か...光と影の輪廻Ⅱ
素材は、めばる様からお借りしました。「PECEMEKER鐵」二次創作です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。沖田さんが両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。―ねぇ土方さん、もし本当に“生まれ変わり”というものがあるのなら、どうします?―何だ、急に?それは、まだ戦が始まる前、屯所で歳三達と過ごす穏やかな日常の、他愛のない恋人同士の会話だった。―わたしは、何度生まれ変わってもあなたと一緒に居たいなぁ。―俺もだよ。情事の後、歳三はそっと総司の髪を優しく撫でた。―俺も、もし生まれ変わる事があったら、絶対にお前を見つけてやる。―約束ですよ!―あぁ、約束だ。そう言って自分と交わした“約束”を、歳三が“忘れて”しまうなんて、この時は思いもしなかった。「沖田さん、沖田さんったら!」突然、肩を強く叩かれ、総司は...光と影の輪廻Ⅰ
素材は、湯弐様からお借りしました。「黒執事」「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。「はぁ・・」その日、ファントムハイヴ社社長・シエル=ファントムハイヴは何度目かの溜息を吐いていた。というのも、新商品を開発しようと思い立ったはいいものの、中々そのアイディアが湧いてこない。かといって、今更中止にも出来ない。「坊ちゃん、失礼致します。」ベルを鳴らしてもいないのに、部屋に滑るように入って来たのは、ファントムハイヴ伯爵家執事・セバスチャンだった。「本日のデザートは、ガトーショコラのクランベリーソースがけでございます。」「悪くない。」「おやおや、仕事が余り進んでいらっしゃらないようですね?」セバスチャンは、書類の山を前にして唸るシエルにそう言うと、一通の手紙を差し出した。『可...碧の器1
「黒執事」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。シエルが両性具有です、苦手な方はご注意ください。シエルの右足の骨折は、一月経った頃には完治した。「ごめん下さい。」「女将さん、わざわざこちらにいらしてくれて、ありがとうございます。」「いいえ。こちらこそ、うちのシエルがお世話になりました。今日は、この子の荷物を持って来ただけですよ。」山田旅館の女将・静子は、そう言うとシエルの私物が入った風呂敷包みをセバスチャンに手渡した。「伯母様、僕は・・」「セバスチャンの言う事をちゃんと聞くんだよ、いいね?」「はい・・」静子は、シエルに背を向け、診療所から出て行った。こうして、シエルはセバスチャンと共に暮らす事になった。「坊ちゃん、おはようございます。」「おはよう、セバスチャン。」シエルは診療所の奥にある...君って・・2
「黒執事」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。シエルが両性具有です、苦手な方はご注意ください。―坊ちゃん、お目覚めの時間ですよ。誰かが、自分の耳元で優しく囁く声。目を開けると、そこには何の変哲もない自分の部屋。「いつまで寝ているんだい!」「すいません・・」「まったく、義姉さんは何だってこんな穀潰しを・・」ブツブツと小声で自分の陰口を叩く遠縁の伯母の声を背に受けながら、シエルは家から出て行った。―ほら、あれ・・―山田さんのところの・・学校へと向かう道すがら、通行人達が好奇の視線をシエルに送った。三年前、両親と双子の兄を交通事故で亡くし、シエルは、遠縁の親族の元に引き取られた。華族の令嬢として何不自由なく生きていたシエルは、今の家では使用人同然の生活を送っている。唯一の救いは、伯母の“お情...君って・・1
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは一切関係ありません。夢小説が苦手な方はご注意ください。「どうしたんだ、それ?」「何でも、ありません・・」女性はそう言うと、そのまま逃げるように歳三の前から立ち去った。(一体何だったんだ?)女性の態度に不審を抱きながらも、歳三は保育園へと向かった。「土方さん、遅いですよ。」「すいません・・」「今度からは早く来てくださいね!」(そんな事言われてもな・・)朝四時に寝て、朝六時に起きて食事の支度をして双子を保育園に預けて、仕事を定時までして双子を迎えに行って、帰宅して家事をして・・その間、休む暇がない。睡眠時間も、双子が大人しくしている間に少し取れれば良い方で、殆んど細切れにしか睡眠がとれない。ミルクやおむつ替えも、一人でも大変なのに、双子だとその準備にも倍以上時間も労...君に、会いたい。2
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは一切関係ありません。夢小説が苦手な方はご注意ください。雲ひとつない青空に、高らかに教会の鐘の音が鳴り響いた。「おめでとう~!」「末永くお幸せに~!」白亜の教会から出て来たのは、新しい人生への第一歩を共に歩み出そうとしている新郎新婦だった。新郎の名は、土方歳三。新婦の名は、土方千鶴。千鶴はその身に小さな命を宿し、来年辺りには家族が増え、笑顔に満ち溢れる生活が待っている―筈だった。「千鶴、おい、千鶴!」「ごめんなさい、歳三さん・・」千鶴は歳三との愛の結晶をこの世に産み落とした後、急性クモ膜下出血でこの世を去った。「そんな・・」分娩室には、二人分の産声が響いていた。5月5日―最愛の妻を喪い、自分と妻の分身が産まれた、歳三にとって人生で最悪の誕生日となった。「ぎゃぁぁ~...君に、会いたい。1
「魔道祖師」「薄桜鬼」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。一部残酷・暴力描写有りです、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。サラサラと、桜が風に舞う音が聞こえ、藍忘機はそっと襖を開けた。上着を羽織り、庭へと出みると、桜の木の近くに植えられている白木蓮の花が満開になっていた。“魏嬰、この木が大きく育ったら、ここで花見をしよう。”“わかった。”あの日、そんな約束をしていた愛しい伴侶は、もう鬼籍に入ってしまった。彼だけではなく、かつて熱い志を持ち、共に学び夢を語り合った友達は、皆自分だけを置いて、常世へと旅立ってしまった。“藍湛!”白い花弁の向こうに、愛しい伴侶の笑顔が見えたような気がした。「魏嬰、会いに来てくれたのか?」“当たり前だろ!”「やっと・・」白い花弁に...想うはあなたひとり《1》
画像は、湯弐様からお借りしました。「FLESH&BLOOD」二次小説です。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意下さい。作者様・出版社様は一切関係ありません。(うわぁ、本当に来ちゃったんだ、俺。)東郷海斗は、目の前にずっと憧れているファッションデザイナー、フランシス=ドレイクが居る事が未だに信じられなかった。日本を代表するアパレルブランド・TOGOの社長一家の長男として産まれた海斗は、自然とファッションに興味を持つようになった。9歳の時に渡英し、寄宿学校を卒業した海斗は大学に進学せず、英国王立刺繍学院で刺繍とデザインを学び、卒業後はパリでデザイナーとしてデビューする事を夢見ながら、アルバイトと勉学に明け暮れる日々を送っていた。デザイナー、作家、音楽家―芸術に携わる人間が稀にプロデビューして脚光を浴びても...恋はオートクチュールで!1
素材は、てんぱる様からお借りしました。「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。一部性描写含みます、苦手な方はご注意ください。「おはようございます。」「おはよう、千鶴ちゃん。昨夜はよく眠れた?」「うん。」「今日は大事なプレゼンだものね。大事な日の時こそ、しっかり睡眠を取らないとね。」「そうね。」千鶴はそんな事を同僚と話していると、そこへ自分達の上司である歳三が部屋に入って来た。「みんな、もうプレゼンの準備は出来たか?」「はい。」「そうか。」この日、千鶴達の会社は社運を賭けた会議を開く予定だった。例年ならば会議室で全社員が集まるのだが、コロナ禍でリモート会議という形で開くことになった。「何だか、はじめてから色々とわからねぇな・・」「部長、...禁断の果実2
「ブログリーダー」を活用して、千菊丸さんをフォローしませんか?
いくつかの二次小説を、amebaブログの方へ移動しました。gooブログがサービス終了するまで、こちらのブログは書庫化にして更新しないことにしました。いくつかの二次小説をamebaブログへ移動しました。
gooブログに掲載していた二次小説を、移転先のAmebaブログやFC2ブログに移していこうと思います。FC2ブログが一番使い勝手がいいので、Amebaブログには少ししか二次小説を載せないかもしれません。今連載中のベルばら二次小説も、Amebaブログに移す予定です。ぼちぼちと…
ついに恐れていたことが起こりました。gooブログサービスが11月で終了するとのこと。まあ、二次小説の移転先は他サービスのブログがあるので心配していませんが、慌てずにゆっくりと移行作業を始めようと思います。gooブログサービス終了
近所の桜、満開でした。近所の桜。
前から気になっていた、透明の筆箱をダイソーで買いました。デザインと色がお洒落で気に入りました。ダイソーで買った筆箱。
近所のイオンにちいかわポップアップストアがあったので寄りました。ハチワレの顔が見切れてしまったwハチワレのボールチェーンを買いました。一番くじで当てたタオル。可愛いです。ちいかわポップアップストア。
アルファゲルスイッチ数量限定デザイン、ダブルチョコ。デザインが可愛いからどうしても買ってしまいます。アルファゲルスイッチ数量限定デザイン。
近所の文具店で買ったもの。前から気になっていた猫と犬デザインのノート。ユニアルファゲルスイッチのドーナツデザイン。どちらも可愛いから衝動買いしちゃいました。今日買ったもの。
近所のシネコンで1回しか上映していないので、休みの日に観にいきました。全てが良かったです。原作を前もって読んでいて良かったです。本当に素晴らしかったです。劇場版ベルサイユのばら
素材は、てんぱる様からお借りしました。「火宵の月」「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は読まないでください。―先生・・波のように、繰り返し己を呼ぶ声。(火月・・)土御門有匡が妻の声に気づいて目を静かに開けると、そこは見慣れた鎌倉の邸でも、唐土の紅牙族の村でもなかった。有匡が居るのは、薄暗く悪臭が漂う奴隷船の中だった。(ここは、一体・・)周囲をよく観察しようと有匡が身体を動かしたとき、彼は初めて自分の手足が鎖に繋がれ、それが数珠のように数人の奴隷達とひとまとめにされている事に気づいた。(火月、火月は何処に!?)有匡は祭文を唱え、妻・火月を捜した。彼女は、太った男に凌辱されそうになっていた。(そうはさせぬ!)有匡は、火月を救う為、嵐を起こし...海賊と陰陽師第1話
素材は、てんぱる様からお借りしました。「火宵の月」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。一部暴力・残酷描写有りです、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。産業革命により、急速な発展を遂げた、アレンディア帝国。だが、その恩恵を受けるのは、一部の階級に属する者だけだった。帝国の大多数の国民は、明日の生活にも事欠く程、貧しい生活を送っていた。子供達を育てられない親達は、泣く泣く子供達を手放した。そんな彼らは、孤児院に預けられ、日々劣悪な環境の中で生きていた。カーシャも、そんな子供達の一人だった。彼女は日課の薬草を摘みに、森へと来ていた。そこで彼女は、傷ついた金色の豹を見つけた。「どうしたの、怪我をしているの?」カーシャがそう言って恐る恐る豹に話し掛けると、彼女の前に...月下の恋人達第1話
今日のお昼は、久しぶりにケンタッキーへ。チーズにおぼれるフィレサンド、チェダーチーズ。トロリとしたチーズが沢山かかっていて美味しかったです。950円のセットでしたが、その価値はありでした。お昼はケンタッキー。
セリアで買った、コーナークリップ。SNSで話題になっていましたので、すぐに近所のセリアへ買いに行きました。6色あって、デザインも可愛いです。ノートや本の角に挟んだり、プリントをまとめたりするのに便利です。こうして、開いたノートの真ん中に挟んで文鎮代わりにもできますから、便利ですね。セリアで買ったもの。
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。海斗の親友・森崎和哉は、わざわざ電車で片道一時間半位かけて海斗に会いに来てくれた。「ねぇ海斗、今日誰かと会ったの?」「どうしてそんな事を言うの?」「だって、暗い顔をしているから。」「そう?」昔から―物心ついた頃から海斗と一緒だった和哉は、海斗の些細な変化を見逃さなかった。「今日、知り合いに会って・・」「どんな人?」「前に話しただろ?スペインで世話になった・・」「ビセンテっていう人?」「うん。ヴィンセントが、俺のバイト先のカフェに来たんだ。」「それで?」「それだけだよ。」「ふぅん・・」海斗は、和哉の前にコーヒーが入ったマグカップを置いた。「ねぇ和哉、そろそろ帰った方がいいんじゃない?電...マリーゴールドに恋して◇第2話◇
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。「俺の残りの命をあなたにあげるから、ジェフリーだけは助けて・・」そう言って、自分に対して恋人の命を助けてくれるよう懇願した赤毛の少年。彼は苦しそうに咳込みながら、黒真珠のような瞳で自分を見つめていた。「カイト・・」その少年の名を呼んだ瞬間、ビセンテは夢から覚めた。その名を呼んだ時、ビセンテは何故か涙を流していた。(終わらない・・)かれこれ四時間、ビセンテはラップトップの画面を見つめていた。急な仕事が入り、彼はこのカフェに入って只管ラップトップのキーボードを叩いていた。「コーヒーのお代わり、いかがですか?」「あぁ・・」ビセンテは疲れた目を擦りながらラップトップから顔を上げると、そこには鮮...マリーゴールドに恋して◇第1話◇
今日は忙しかったので、甘い物で糖分補給。無印良品の紅茶のブルードネージュ、初めて食べましたが、サクッとした食感で、紅茶の風味豊かな味でした。疲れた。
素材は、てんぱる様からお借りしました。「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「姫様、どちらにおられますか~!」「姫様~!」時は戦国。東郷家の一の姫・海斗は、輿入れの日に家から飛び出し、馬に乗りある場所へと来ていた。そこは、森の中にある小さな湖だった。汗を洗い流す為、海斗が湖の中へと入った時、遠くから蹄の音が聞こえて来た。「こちらにいらしたのですか、姫様。」「ナイジェル・・」「こんな所にいらしたのですね、さぁ、帰りましょう。」「嫌だ。」ナイジェルは、馬から降りると海斗に向かって手を差し伸べた。しかし、海斗はナイジェルを睨みつけると、そのまま向こう岸まで泳いでいった。「姫様、お...不死鳥の唄1
素材は、てんぱる様からお借りしました。「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗とアルフレートが両性具有です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。パチパチと、松明の火が時折爆ぜる音がした。海斗は毛布にくるまりながら、暖を取っていた。天幕の下でノートと教科書を広げ、勉強をしている海斗の前にナイジェルがやって来た。「余り根詰めると、身体を壊すぞ?」「ありがとう。」ナイジェルから差し出された紅茶が入ったマグカップを受け取った海斗は、一口それを飲んで溜息を吐いた。海斗は、何度も同じ数学の問題を解こうとしたのだが、解き方がわからず、鉛筆を持ったまま唸っていた。「どうした?」「この問題が解らなくて・・」「あぁ、これならこの公式を・・」ナイジェル...碧い空の果て1
表紙素材は、このはな様からお借りしました。「天上の愛地上の恋」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。死ネタあり、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。雪がはらりはらりと舞い散る中、二人の少年達が女衒に連れられ、大門をくぐろうとしていた。黒髪に翠の瞳をした少年は、隣で歩いている金髪碧眼の少年が蒼褪めている事に気づき、そっと彼の手を優しく握った。「さぁ、ここだよ。」女衒に連れられて二人がやって来たのは、男色専門の大店・華屋だった。「女将さん、居ますかい?」「何だい、またあんたかい。」そう言いながら部屋の奥から現れたのは、煙管を咥えた六十近い女が腰を擦りながら出て来た。「今日は良い掘り出し物を見つけたんですよ。」「掘り出し物だって?」「この子達ですよ。」「へぇぇ、あ...蜜愛~ふたつの唇~第1話
今年でCampusノート発売してから50年目なんですね。近所の文具店で50周年記念デザインのシャーペンを買いました。大切に使います。Campus50周年。
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有です、苦手な方はご注意ください。土砂降りの雨の中、ある貴族の葬儀が行われていた。―可哀想に・・―あの方は?―ショックが大き過ぎて、お部屋に籠もられているそうよ。貴族が入った棺が地中深く埋められている頃、ロンドン・イーストエンドでは一人の少年の遺体が発見された。その少年の死に顔は、何故か天使のように微笑んでいた。「聞いたかい?」「あぁ、聞いたとも!何でも、死んだあの子は・・」「しっ!誰かに聞かれでもしたらどうするんだい?」「構いやしないさ。ここら辺の奴らは、“あの家”事は知っている。」テムズの泥ひばり達がそんな事を話していると、そこへスコットランド=ヤードのアーサー警部補がやって来た。「君達、何を話しているんだい...獅子と不死鳥1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「カイト様、どちらにいらっしゃいますか~!」「カイト様~!」その日、海斗は遠乗りをしていた。「カイト、こんな所に居たのか。」「ジェフリー・・」海斗が王宮へと戻ろうとした時、森の脇道から白馬に跨った彼女の恋人・ジェフリーがやって来た。「結婚式を放り出した花嫁なんて、聞いた事なんてないぞ。」「俺は、あなた以外の人と結婚したくないの。」「そうか。」この日、海斗は親が決めた男と結婚する事になっていたが、海斗はそれを拒否した。ジェフリーとは、海斗が幼少の頃に知り合い、結婚の約束をした仲だった。しか...暁の皇女第1話
「薄桜鬼」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。土方さんが両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方は読まないでください。性描写が含まれます、苦手な方はご注意ください。「それじゃぁ、行って来るわね。」「行ってらっしゃいませ、お義母様。」「夕飯は外で食べて来るから、用意しなくていいわよ。」「はい・・」「ちゃんと戸締りはして頂戴ね。」姑はそう言うと、わたしに背を向けてさっさと家から出て行ってしまった。「はぁ・・」結婚して、夫の実家に住む事になってもう二年も経つが、中々子宝が授からず、勇気を振り絞って不妊外来クリニックの門を夫と共に叩いたら、夫が男性不妊症である事が判った。それ以来、夫はわたしとベッドを共にするどころか、キスすらしてくれなくなった。(これから、どうしよう...鬼の宿
「薄桜鬼」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は読まないでください。「先生、さようなら~」「気を付けて帰れよ。」「は~い。」一人、また一人と、子供達が教室から去っていった。「入るぞ。」中から返事はないが、元新選組副長・土方歳三は、そう言って妻の部屋へと入っていった。布団の中に居る彼女の目は虚ろで、夫が部屋に入っても全く気付かなかった。「今日は、身体の調子が良さそうだな。」「・・はい。」たった一言。その一言が、歳三にとって何よりも嬉しかった。「買い出しに行って来る。」「お気をつけて。」「すぐに、帰って来る。」妻・千鶴を抱き締め部屋から出た後、歳三は自宅を出て、町へと向かった。「あら先生、いらっしゃい。はい、いつもの。」「済まねぇな。」「いいの、いいの。奥さん、早く良...白日第一話
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。歴史上の人物をモデルにした二次小説ですが、若干脚色された設定があります実在の人物・団体とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。その日、海斗は王家の“娘”として生を享けた。だがその身体は、男女両方の性を持っていた。「可愛い子だ。」「ですがあなた、この子の髪色を見て下さいな。」「美しい、炎のような赤毛だ。」国王・フレデリクはそう言うと、海斗の美しい赤毛を撫でた。海斗は、何不自由なく、王女として愛情深く育てられた。しかし―「何ですって、カイトが・・」「はい・・恐らく、手術をしても痕が残るかと・・」「あぁ、何という事なの!」首に瘰癧が見つかり、海斗は医師によって切除手術を受けたが、醜い手術痕が残った...炎の紋章1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。一部残酷・暴力描写有りです、苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。何処かで、爆ぜる音がした。「皆、そろそろ時間ですよ。」「はい、マザー。」蝋燭の灯りに照らされたのは、黒衣を纏った女達だった。「決して失敗を恐れてはいけませんよ。」女達の中で“マザー”と呼ばれている女は、大釜の中にある液体を注いだ。すると、大釜の中が真紅に染まった。「この日に、わたくし達の願いが成就される!」女達が人里離れた修道院で“儀式”を行っている中、修道院から遠く離れた王宮では、ひとつの命を産み出そうとしていた。「あと少しです、息んで下さい!」王妃は、最後の力を振り絞り、命を産み出した。「おめでとうございます、元気な王女...炎の騎士1
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方はご遠慮ください。朝日が、小さな町を照らした。「桜、何処に行くの?」「この前読んだ本を返しに行くの。」「そう、気を付けて行くのよ。」「はぁい!」薄紅色のチマを翻しながら、一人の少女が小さくても清潔な家から出て行った。「桜ちゃん、おはよう。」「おはようございます。」「今日もあそこへ行くのかい?」「えぇ。」朝を告げる鐘の音が鳴り、町の人々がいつも通りの生活を始めた。「ほら、見てごらん。」「あぁ、土方さんの所の?あの子、また本ばかり読んでいるよ。」「全く、美人だっていうのに、勿体無いねぇ。」町の女達はそんな事を言いながら、野菜や魚を売っていた。土方桜はそんな彼らの声など無視して、お気に入りの場所―町で唯一の図書館へと向かった。「...天上に咲く華第一話
「ゴールデンカムイ」・「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗は両性具有です、苦手な方はご注意ください。「ジェフリー、メイトは?」「あぁ、あいつなら・・」「キエ~、何処だここは!?月島、月島ぁ!」航海長の部屋から素っ頓狂な叫び声が聞こえたのは、『グローリア号』が、フランスからプリマスへと戻る最中の事だった。「何故わたしが船に乗っているのだ!何じゃこの揺れは!?」「ナイジェル、大丈夫・・って、あんた誰!?」「キエ~!」海斗とジェフリーがナイジェルの部屋へと向かうと、そこに部屋の主の姿はなく、代わりに居たのは軍服姿の褐色の肌をした青年だった。「お前、何者だ?」「何じゃきさんら!」「それはこっちの台詞だ!」「おかしら、どうしたんでぇ・・って、誰だてめぇ!」「キエ~!」...融雪~約束の地~1
「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。オメガバースパラレルです、苦手な方はご注意ください。もう二度と会えない貴方に、最期に会いたいと思うのは我儘なのでしょうか。貴方と会い、共に歩み、愛し合った日々。そのどれもが、僕にとっては宝石のように美しく大切なものとなりました。もう一度、貴方に会えたらどんなにいいのか―「東郷さん、おめでとうございます、元気な男の子ですよ!」まるで全身を炎で焼かれるかのような激痛の後、この世に産まれ落ちたのは、金髪碧眼の天使だった。その生命の重みを胸に抱いた時、涙が止まらなくなった。“カイト”耳朶を震わせ、胸を高鳴らせた声。自分を慈しみ、愛してくれた大きな手。そして何よりも、自分を愛しく見つめた、晴れた日の海の様な、美しい蒼い瞳―ジェフリー=ロ...運命の華∞1∞
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有です、苦手な方はご注意ください。土砂降りの雨の中、ある貴族の葬儀が行われていた。―可哀想に・・―あの方は?―ショックが大き過ぎて、お部屋に籠もられているそうよ。貴族が入った棺が地中深く埋められている頃、ロンドン・イーストエンドでは一人の少年の遺体が発見された。その少年の死に顔は、何故か天使のように微笑んでいた。「聞いたかい?」「あぁ、聞いたとも!何でも、死んだあの子は・・」「しっ!誰かに聞かれでもしたらどうするんだい?」「構いやしないさ。ここら辺の奴らは、“あの家”事は知っている。」テムズの泥ひばり達がそんな事を話していると、そこへスコットランド=ヤードのアーサー警部補がやって来た。「君達、何を話しているんだい...獅子と不死鳥1
「天上の愛地上の恋」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・オメガバースが苦手な方はご注意ください。2020年、アメリカ・NY。世界中で謎のウィルスが猛威をふるい、ロックダウンされた地区で暮しているアルフレート=フェリックスは、忙しなくパソコンのキーボードを叩きながら、ある小説を仕上げようとしていた。それは、自分の高祖父にあたる同姓同名の司祭―厳密に言えば元司祭だが―が、第一次世界大戦後、身寄りのない孤児達にその生涯を捧げた彼の足跡と功績を描いたものであった。「ふぅ・・」アルフレートはブルーライトカットの眼鏡を外して溜息を吐いた後、すっかり冷めてしまったコーヒーを流しに捨てた。空腹を覚えた彼は、冷蔵庫の中からパンとチーズを取り出して簡単なサンドイッチを作ると、それを一口齧った。数日...囚われの愛1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。その日は、大雪が降っていた。「まさかこんなに降るなんてねぇ。」「こんなに毎日降るんじゃ、商売上がったりだよ。」凍てつく寒さの中、裸足でテムズ川の泥を漁っている泥ひばり達がそんな事を話していると、一人の少年が甲高い悲鳴を上げた。「姉ちゃん、大変だよ~!」「どうしたんだい、アーチ―?」「あ、あれ・・」そう言って少年が指した先には、男性の腐乱死体があった。「見るんじゃないよ、アーチ―!」腐乱死体の身元は、所持品ですぐに判明した。彼は、アーリントン子爵家の執事長・アーサーだった。彼の死因は、後頭部を何者かに殴られた事による撲殺だった。アーサーの所持品は、金の懐中時計だけだった。彼に一...金糸雀と獅子1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。性描写あり、苦手な方はご注意下さい。チリン、チリン―何処からか、鈴の音が聞こえて来た。誰かが、自分に向かって何かを言って来たが、聞こえなかった。「巫女様、起きて下さい。」「ん・・」海斗が眠い目を擦りながら布団から起き上がると、傍に控えていた女官達が海斗の髪を梳いた。「準備はよろしいですか?」「うん・・」「では、参りましょう。」その日は、この集落で一年に一度行われる大きな祭りがあった。「桜巫女様だ~!」「桜巫女様~!」神輿に乗せられた海斗が社の奥から出て来ると、村人達が歓声を上げた。美しく着飾った海斗が村人達に向かって桜の花弁を散らすと、彼らは一斉に拝んだ。「ありがてぇ、ありが...桜巫女1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。オメガバースに嫌悪感を抱かれている方は閲覧しないでください―見て母さん、花嫁さんだ!幼い頃に見た花嫁の髪を美しく飾る鼈甲の簪に海斗は心を奪われた。―綺麗ねぇ。海斗、あなたもいつかお嫁に行く時に、あの簪を挿すのよ。―うん!あの頃はまだ、海斗は自分が簪を作る職人になるとは思っていなかった。「海斗、何処に居るの!?」海斗は、夜明け前に家を飛び出し、ある場所へと向かっていた。そこは、海斗が住むお屋敷街から川を隔てた、お歯黒長屋と呼ばれる所だった。「ジェフリー、居るの!?」「何だ、誰かと思ったらお前か。」長屋の中から顔を出したのは、海斗の恋人で絵...鼈甲の簪第一話
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「カイト様、おはようございます。」「おはようございます。」この日、ロレンシア公爵家は、特別な朝を迎えていた。「カイト、何ですかその髪は!アンナに直して貰いなさい!」「え~!」海斗の義母・マリーは、海斗にそう言うと彼女の自室から出て行った。(何だよ、たかが見合いの為にそんなに張り切る事じゃないだろうに。)この日、ロレンシア公爵家の令嬢・アナスタシアと、この国の皇太子であるジェフリーと見合いをする事になっている。アナスタシアは、マリーに似た美貌の持ち主で、淑女のお手本のような、聡明で控え目な女性だった。だがその義理の妹である海斗はアナスタシアとは正反対で、花嫁学校は入学したその日...愚者の花嫁第1話
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。パチパチと、松明の火が時折爆ぜる音がした。海斗は毛布にくるまりながら、暖を取っていた。天幕の下でノートと教科書を広げ、勉強をしている海斗の前にナイジェルがやって来た。「余り根詰めると、身体を壊すぞ?」「ありがとう。」ナイジェルから差し出された紅茶が入ったマグカップを受け取った海斗は、一口それを飲んで溜息を吐いた。海斗は、何度も同じ数学の問題を解こうとしたのだが、解き方がわからず、鉛筆を持ったまま唸っていた。「どうした?」「この問題が解らなくて・・」「あぁ、これならこの公式を・・」ナイジェルに教えて貰ったら、その問題は簡単に出来た。「ありがとう、ナイジェル。」「今夜はもう休んだ...碧い空の果て1
薄桜鬼の二次小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。その日は、凍えるような冬の日だった。―急ぎなさい、歳三!早くしないと、“あいつら”が来てしまうわ!―母様、どこへ行くの?―行けばわかるわ。さぁ、わたしの手を握って。いい、絶対に母様の手を離さないで!冷たい風が吹きつける中、歳三は母の手を握りながら峠を越えようとしていた。あと少しで峠を越えられると思った時、遠くで何かが光るのを歳三は見た。―いたぞ!―あそこだ、捕まえろ!数頭分の馬の嘶きと、男達の怒声が徐々に自分達の方へと近づいてきている事に気づいた歳三は、怯えた顔で母を見つめた。―歳三、今から言う事を一度しか言わないから覚えておきなさい。どんなに辛い時や苦しい時があっても、生きることを諦めないで。母はそう...狼と一角獣第1話
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。ずっと、近くで見ているだけで良かった。この想いを告げられなくても、傍に居られるだけで良かった。だから―「千鶴、何処だ?」「はい、こちらに。」井戸の水くみを終えた後、千鶴は慌てて母屋の中へと戻った。「歳三様、何か・・」「お前ぇに、渡してぇものがあるんだ。」「渡したいもの、ですか?」「あぁ。」歳三がそう言って懐から取り出したものは、桜を象った簪だった。「やっぱり、この簪はお前の黒髪に合うな。」「いいのですか?このような高価な物、わたしが頂いても・・」「惚れた女を着飾らせたいのが、男の性というものだろうが。遠慮せずに受け取ってくれ。」「ありがとうございます・・」千鶴は何処か嬉しそうな顔をしながら、その簪を懐...毒と蜜~運命の罠~壱
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。>作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。カチカチと、時計を刻む音が室内に響き、海斗は徐にベッドから起き上がった。シーツの中から這い出ようとした海斗を、太くて逞しい男の手が、その中へと引き摺り込んだ。「もう帰るのか?」「うん。そろそろあの人が帰って来る頃だから。」「そうか。」蒼い瞳が、名残惜しそうに海斗を見つめた。「また、連絡するね。」「あぁ。」シャワーを浴びて服を着た海斗は、ジェフリーを部屋から残して、ホテルから出て行った。誰にも見られていない―そう思っていた海斗だったが、考えが甘かった。「まさか、と思っていたけれど、やっぱりね。」背後から冷たい声がして海斗が振り向くと、そ...この夜を止めてよ第1話
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。一部性描写含みます、苦手な方はご注意ください。「おめでとう!」「お幸せに~!」晴天の空に響く鐘の音を聞きながら、雪村千鶴はタキシード姿の新郎を、切ない表情を浮かべながら見ていた。その隣に立てたのは、自分の筈だったのに。何故、もっと早くに会えていなかったのか。悔やんでも仕方が無い事なのに、どうしてもそんな事を思ってしまう。千鶴の視線を感じたのか、新郎は紫紺の瞳を彼女に向けた後、そのまま新婦と共にリムジンへと乗り込んだ。「千鶴ちゃん、大丈夫?」「うん。」「そんな顔して、そう言われても信用できないわ。」鈴鹿千は、そう言うと千鶴の肩を叩いた。「恋の悩みなら、聞くわよ?」「うん・・」恩師であった土方歳三の...禁断の果実1