今回は鹿児島本線時代の肥後二見~上田浦間をいく475系普通列車。この区間、九州新幹線開業によって第三セクター肥薩おれんじ鉄道に継承されているが、電化区間でありながら旅客列車は気動車によって運行されている。電化設備はここを貨物列車が通過するために維持されている形態は、西九州新幹線開...
平成元(1989)年から新製されたJR貨物 EF66 100番台は、乗務員室にクーラーが装備された機関車として知られている。国鉄時代の電気機関車が隙間風等の問題から気密性が優先されたのに比べ「新世代」は乗務員の作業環境も考慮された仕様となり、これ以降冷房装置は標準になっていった。...
今回の作品は昭和60(1985)年頃、千代田線乗入れから常磐快速へ転用された103系1000番台の混色編成。当時は塗装変更された先頭車は地上線向けに改造されたが、従来色のままの中間 車8両は千代田線運用にも充当できるよう配慮したという噂が伝わっていたが真相はどうだろう。今、その真...
今回は平成4(1992)年6月、相鉄ギャラリーで開催された講演会「SLの輝く刻に」でのスナップ。主催は相模鉄道,協賛は「鉄道ピクトリアル」、「鉄道ファン」、「とれいん」という豪華版だったのは、同時に開催されていた故西尾克三郎氏の写真展に因んだことによる。本来、講演会内での個人によ...
今回の作品は平成22(2010)年7月24、25日、新京成初代800形のさよなら運転が行われたときのもの。新京成の惜別イベントとしては旧形電車「さよならツアー」に次ぐ企画だったこともあり沿線には多くのファンが集まっていた。 あれから12年、鉄道イベントは車両基地での定員制の有料展...
森の見えるロビー 先日WEBでの「懇談」の中で北海道弟子屈町の川湯温泉が、新型コロナ以降ホテル、旅館の廃業が相次いでいるということが話題になった。温泉ファンからは草津温泉と同質の良泉として知られている川湯温泉もコロナ不況には敵わなかったというところだろう。更に追い討ちをかけたのは...
旅先での出会いは良き思い出になるもの。今回の作品は、平成24(2012)年8月に秋田(矢島、湯沢)を訪れた際に秋田駅で遭遇した青森行「特急ねぶた祭り号」。秋田~青森間特急といえば「つがる」号だが、別名としたのは「青森ねぶた祭り」見物客向けということで、この列車を利用すれば青森には...
トップライト下の茹だるような陽射しを感じさせる今回の作品は、キハ20(一般形)+キハ28(急行形)+キハ30(通勤形)の三種混成の普通列車。エンジンを始めとした標準化された国鉄形気動車の汎用さが活かされた例だが、全国規模の「玉突き転属」が珍しくなかった国鉄時代のローカル線ではこの...
13日付のJR北海道のPRによると、今年度を持って「オホーツク」「大雪」に運用されているキハ183系はキハ283系に置き換えられ、ジョイフルトレイン「ノースエクスプレスレインボー」共々引退すると言うことだ。3月末に「おおぞら」から撤退したキハ283系の石北線特急としての復活だが、...
今回のテーマはJR貨物電気機関車の運転席開き戸の色。直流機関車「黄土色」、交流機関車は赤2号、交直流機関車も赤13号と区別されている。その背景にはJR貨物が発足後初めて新製した機関車(EF66、ED79、EF81)に採用された共通のJR貨物標準色との関係がある。同じカラーデザイン...
国鉄時代、夏の列車旅で有難かったのは冷房の存在。冷房は昭和30~40年代の優等列車のステータスで新幹線開業前の「あさかぜ」「こだま」といった国鉄特急が人気だった背景にも「冷房」が関係している。当時は1等展望車、食堂車以外は非冷房だったという時代、全車「冷房車」はストロングポイン...
平成元(1989)年の今日は埼京線・川越線に205系の運行が始まった日。山手、横浜、南武の各線区に続く線区として10両×23編成が新製投入された他、先代の103系と同じく山手線から転入してきた編成も存在した。今回の編成が山手線からの転属車で側扉の小窓が判別のポイント。その205系...
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今回は鹿児島本線時代の肥後二見~上田浦間をいく475系普通列車。この区間、九州新幹線開業によって第三セクター肥薩おれんじ鉄道に継承されているが、電化区間でありながら旅客列車は気動車によって運行されている。電化設備はここを貨物列車が通過するために維持されている形態は、西九州新幹線開...
今回は、函館山線の蘭島~余市間をいくキハ56+キハ27。国鉄時代は北海道内急行列車が行き来した函館山線も北海道新幹線札幌延伸によっての発展的廃線、バス転換というシナリオで進んでいた。ところが小樽~余市間でいえば乗務員不足に起因するところのバス転換が赤信号。更には新幹線工事の年単位...
今回の作品は、閉鎖された貿易センタービルの展望台から旧芝離宮恩賜公園を見たもの。JR浜松町駅近隣という立地の良さは、さながら都会のオアシスのようだ。手前の新幹線0系は 「こだま」。この当時(1994)は0系、100系から300系へ移行期。いよいよ270km/h「のぞみ」時代に変わ...
西武秩父線と秩父鉄道の接続駅は西武秩父駅と御花畑駅。両駅の位置関係は目と鼻の先で、新101系電車が停車しているのが西武秩父駅。一見逆走に見えるライオンズカラーの4000系が進入するのが御花畑駅2番線。池袋から寄居・長瀞方面への直通列車は西武秩父駅には停車せず渡り線を経由し乗降駅は...
国鉄時代の修学旅行用車両は、155、159、167系電車が知られているが、キハ58系列でも32両が修学旅行用(800番台)として製造されている。主に東北・九州に配置された事から都市部には縁の無かった車両だが、今回のように一般車と混成されて上京する例がみられた。列車は上野7:10発...
時はGW真っ只中、公共交通も年末年始、お盆と並ぶ恰好の書き入れ時。この時期には多くの臨時列車が増発される中、ファンの関心事は「どの車両が使われるか」ということ。注目はJR東日本の元「踊り子」の185系電車。他は元「あずさ」「かいじ」のE257系、「いなほ」のE653系、西日本68...
初めて津軽海峡を渡ったのは昭和63(1988)年。2月に青函連絡船で函館往復、GWに青函トンネルを急行「はまなす」で通過して「一本列島」を実感した。今回の作品は乗車した「はまなす」牽引のDD51形を客車から撮ったもの。連絡船を介さず青函を列車移動できたことは感慨深かった。当時東京...
国鉄特急のヘッドマークのフォントは旧「こだま」以降、国鉄書体と称される特太ゴジックをべースとした文字マークが標準だった。ところが昭和44(1969)年に信越特急「あさま」編成が田町電車区から長野運転所へ移管して以降、今回の丸ゴジックをベースにしたフォントのヘッドマークが登場、国鉄...
磐越西線の蒸機列車「ばんえつ物語」号が運行を開始してから今年で25年目を迎えるという。今回は初年度のファーストショットをアップしてみた。場所は野沢~尾登間で会津若松行きをロケハンしたが、宿泊先を五泉に確保した関係もあって高速ICから近いポイントを25000分の1の地図を頼りに探し...
今回は2001年東北新幹線「やまびこ」でスナップした車内販売のスナップ。優等列車では当り前だった車内販売も従業員不足、不採算等の理由から廃止というスパイラルは留まる事を知らない。 折りしもJR東海N700S系への個室導入が話題になっているが、どのようなサービスが付帯されるのだろう...
今回の作品は平成6(1994)年撮影のJR高山線キハ80系、キハ85系。両形式ともJR東海エリアでは高山線「ひだ」紀勢線「南紀」で活躍した特急形気動車。キハ80系は引退後4両が動態保存を前提に原形復元されたが、社の方針がリニア中央新幹線建設に注力することによって保存計画が一変、キ...
今回は東武スカイツリーライン 牛田駅を通過する東武特急スペーシァX。この特急電車は正面アップより斜め横から見た方が存在感がでてくる。すると見えてきたX形状の窓はスペシャルカー、日光・鬼怒川向き1号車にはコクピットラウンジがある。 電気連結器が謎、どういう意図があるのだろう。 ...
今回は2018年4月18日の本ブログ(https://gazosousakunin.blogspot.com/2018/04/2.html)にアップしたナロネ20 51。20系は日本車両製が0番台、日立製作所製が50番台で区分されていたが、ナロネ20は全3両中、日立製は今回の51...
本ブログの「気がつけばトップナンバー」シリーズの姉妹版が「気がつけばラストナンバー」。難しいのはその見極めで、製造中はもちろん製造中断を打ち止めか否か判断が付き難い。ここでは「裏付け」がとれるラストナンバーをアップしていく。今回は北海道で活躍したED76 500番台のラストナンバ...
中央線 大久保駅と山手線 新大久保駅は大久保通りを挟んで隣同士のロケーション。ここを望遠レンズを通してみると、圧縮効果からのゴチャゴチャ感がシュールだった。ここの景色には個性的な6扉車が合いそう・・・で撮った今回の一枚。この街の情緒さが伝わるだろうか。 今は見ることのないE231...
古いネガから発掘した昭和の画像。今回は綾瀬検車区への回送される営団7000系。出来の問題より記録した自分に感心してしまった。よくぞ撮ったりと。 現在の姿との比較を試みてみたがストックされていたのは7119編成。1番違い! にほんブログ村 鉄道は大勢の人が利 用す る公共の交通...
今回はEF65 1001号機、PF形と区分されるEF65 1000番台のトップナンバーでオリエント急行’88が日本周遊した際に撮影したもの。現在はJR貨物の中央研修センターに保管されており車籍も復活している事から次の展開を期待したい。EF65形は1号機が京都鉄道博物館で保存、50...
令和7(2025)年4月に京成電鉄と吸収合併となる「新京成電鉄」、合併後の鉄道路線名は「京成電鉄 新京成線」となり新京成のロゴ(Sマーク)以外はラインカラーのピンク、駅ナンバリングも継承される。一見安易な結果に落ち着いた背景には沿線自治体の「新京成」への愛着度が高く、改称によるデ...
いつの頃からかご贔屓の 機関車や列車のイベント等で必ず見かける「イロモノ」的ファンのことを「○ ○おじさん」と称され るようになった。その系譜は 「SLブーム」、「ブルトレブーム」といった過去の 鉄道絡みの 社会現象や、今の「○○鉄」に至るまで脈々と繋がっている。今 回の作品のE...
振り返ってみると昭和59(1984)年は例年に比べ東京も降雪日が多い年だった。今回の作品は市ヶ谷駅に進入する中央・総武緩行線103系。半逆光下では没個性の103系も存在感が出ていることに気がついた。都市部の鉄道の魅力がここにもある。あらためて思う、視野の狭さから気づきの切っ掛けを...
今回はスマホでの作品。「押せば写る」スマホ写真、液晶越しに構図を決めるのに戸惑うこともあって積極的に使っていなかったが、今回のシーンでは狙ったとおりピントはホーム上の人に合っており、機関車はブラす事で動と静を表現されているのには驚いた。これからはスマホ撮影にも慣れていかないと・・...
摩周丸の「グリル摩周」 現役時代の青函連絡船の船内グリルで忘れ難いメニューが海峡丼と海峡ラーメン。海峡丼はホタテやイカ、イクラを玉子でとじ、丼の具にしたもので値段は昭和63年で600円。一方海峡ラーメンはホタテ、ワカメ、モヤシ...
今回の作品は自分が乗車している列車(北斗星2号)の機関車ED79を撮ったもの。シャッターチャンスは連結が終わってヘッドライトが点燈した一瞬で、発車ベルが鳴る前に客車に戻らなければならない制約の中での1カットを仕留める。「よし、OK!」確かな手応えと共に速やかに客車へ。この間数秒の...
今回の作品は5月6日に因んでC56160号機牽引の高山本線60周年を記念したイベント列車。C56は使い勝手の良さから、国鉄時代は北海道、九州、民営化後も東海の他、東日本、四国に貸し出され足跡を残しているが現時点でJR東海エリアでの運行は平成6(1994)年が最後となっている。現在...
春の大井川鉄道沿線を彩るイベントのひとつに大井川を横断する鯉のぼりがある。100匹の鯉のぼりが連なる光景は圧巻で、毎年1匹づつ川根小学校児童が製作したオリジナル作品が追加されるという。今回の作品は家山川緑地公園から見たもの。さて今年の作品の出来はどうだろうか。 白煙が背景の道路を...
日付に因んで今回はJR北海道キハ54 500番台。分類としては一般形では或るが内3両は座席を新幹線0系の転換クロスシートに変更した急行仕様とし旭川~稚内間を結んだ急行「礼文」に充当された。外観的には側窓上の赤いラインが特徴で他車と識別されたが、急行が廃止されたことや一般車もアコモ...
京都鉄道博物館のC51239号機はお召列車を104回牽引したロイヤルエンジン。廃車後は新潟鉄道学園展示用として各部切開の上、野ざらし状態だったことから梅小路蒸気機関車館搬入の際に外観の体裁を整える復元が行われている。同じくC5345号機は現存する唯一の3シリンダー機で廃車後は鷹取...
今回の作品は日付に因んで飯山線’92当時の森宮野原駅のキハ52。飯山線の気動車は「飯山色」へ変更、カミンズ社エンジンへ換装と従来車に手を加える体質改善によって、秋田新幹線開業後の’97に「秋田リレー」号からのキハ110系300番台改造車に置き換えられるまで活躍した。飯山色はイベン...
’90年代初頭のGWは函館山線詣で、いやC623号機との邂逅に費やしたものだ。当時、復活蒸機運転に際して現役当時と同じ路線を走行したのは函館線のC62だけだったことから、重連で急行「ニセコ」を牽引した頃と重ね合わせたファンは少なからず居ただろう。函館山線は新幹線開業によって廃線と...
今回は上野駅9番線停車中の「あいづ」。昭和52年当時「あいづ」は上り「ひたち4号」到着後ヘッドサインを交換し、現在上野東京ラインの一部になっている引き上げ線で整備の後、6番線から会津若松へ出発する流れとなっていた。東北方面の特急は地平ホーム発着が主流だった中で高架線ホームからの発...
今回の作品は平成3(1991)年当時のJR七尾線輪島まで延長運転された上野からの急行「能登」の回送で観光シーズンに14系編成の寝台3両+座席1両が分割され七尾線へ乗り入れていた時のもの。この日の本命はC57+C56の蒸機列車でこの回送列車へカメラを向けるファンは少なかった。後に「...
常磐線E531系に施された「赤電」カラーが話題となっている。昨年は付属編成5両だったが今回はグリーン車組込の基本編成10両も登場。今回もフルラッピングではなく帯のみの変更に留まっているのは惜しまれるが振り返ってみると常磐線から赤電カラーが消えたのは昭和60(1985)年つくばで開...
今回の作品は昨日の本ブログ「盛岡繋がり」との関連で「カシオペア紀行」をアップしている。この列車の牽引機は、ファンにとっては気になる存在だが雨雪など悪天候には81号機,95号機のタレント機関車が充当される事が多いため、カシオペア紀行都市伝説になりつつある。15日土曜日はあいにくの雨...
「お!間に合うかもしれない」ということで日暮里駅を下車したのが15:40、この日運行される「カシオペア紀行」盛岡行きは15:50頃上野を発つ。アドバンテージは10分+α、勝手知ったるポイントで1:1のスクエアサイズで構図を作ると盛岡からの「やまびこ」と重なった。盛岡繋がりで結果オ...
始発駅の佇まい 上野駅15番線にある歌碑は、石川啄木の歌集「一握りの砂」一首であることは有名。啄木の時代は訛りだったが、現代では何を聴きに行くのだろう。 にほんブログ村 鉄道は大勢の人が利 用す る公共の交通機関。そこでは安全性が第一...
今年の桜前線は過去に例のない早さで北上中とのこと。北海道の松前ではソメイヨシノが平年より16日早く開花したという。この流れだと今年の季節の歩みは半月早いことになり、今までと異なった光景が見られそうだ。既に地元のケヤキ並木は緑を濃くし、そよぐ風は5月半ばそのものだった。 ...
E2系新幹線が3月のダイヤ改正で上越新幹線から撤退した。これによってE2系の運用は東北筋の仙台「やまびこ」、「なすの」だけになり、仙台「やまびこ」は山形新幹線E3系「つばさ」と併結する関係から最高速度275km/h運転に留まっている。その「つばさ」は令和6年より新幹線区間300k...
3月末でJR四国からDE10形ディーゼル機関車が引退した。民営化時に37両継承された同機の最後の一両で近年はレール輸送等の事業用として使われていた。有り写真を探してみるとワム80000を牽引するDE10形を発見、一瞬「みかん臨」かと思ったが撮影は土讃線だったので一般の貨物だったよ...
今回の作品はJR北海道での定期運用が終了したキハ183系。最後を飾った車両はハイデッカーグリーン車を含む後期型(500,1500番台)で、誕生当時は国鉄特急色から軽快なカラーリングに変更するとともに、標準装備だった特急エンブレム、ステンレス切り出しのJNRマークを廃止したことが特...
国鉄時代「上・中・下」はB寝台車の三段寝台でみられた表示。二段寝台では「上・下」でA寝台、B寝台とも同じだった。ユニークだったのは583系のモハネ580,582形で寝台が二段、三段の折衷だったこと。具体的にはパンタグラフ取り付け部は屋根の高さの制限から三段寝台上段を組み立てられな...