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ネリネの花が咲く頃に https://keikayaba.hatenablog.com/

百合不倫相手と別れ、5年後の再会の約束までに自分の感情にケリをつけるまでのブログ。再会は果たされるのか。

萱場蛍
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2022/08/03

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  • 愛の遣り取り

    「愛している」と言ってほしい。 どうも今日の私はいけない。どうにも不安定だ。 彼女と次回会う時の条件。それは「その日のうちに解散すること」「お酒を飲まないこと」だ。 けれど私はそれ以上を望んでしまった。彼女の隣で朝を迎えたいと、そんなわがままを言ってしまったのだ。我慢が効かなくなった。気が付いた時には彼女にメッセージを送っていたのだ。送ってから気が付いた。自分が駄々を捏ねてしまったのだと。そして後悔をした。なんて軽率な行動だろう、と。 今朝だって、彼女は電話で「蛍、愛しているよ」と言葉をくれた。それなのに、もう足りない。 さあ、そこで、だ。私はほぼ常にと言って良い程彼女について考えている。考え…

  • ネットニュース

    某人気声優の不倫報道をネットで見かけた。 事情を見れば、現在48の声優と35の放送作家の女性が、10年に渡り不倫していたそうだ。 彼女は25から10年間、相手が結婚している事を知らなかったそうだ。二人の将来の話も出ていたそうなのに、彼女は裏切られた。 不倫をしていた、と言う件に対しては特に言及しない。自分だってこう言うことをしているのだ。 ただ、どうしても彼らの関係が、私に重なる。それはひとえに年齢差のせいもあるのだろう。 25からの10年間。それは彼女と私が約束した年数の倍だ。 私は彼女のことを10年間待つ気はない。だからこそ、10年もの間相手を想い続けた彼女を素直に尊敬するのだ。 彼女が今…

  • 純潔と不潔

    今回はセックスの話をしようと思う。私を一番悩ませている問題だ。 私はセックスは好きな人としか出来ないと思っている。 セックスをすればするほど相手のことを好きになる。身体だけの関係なんてあり得ない。セックスには必ず愛情が必要だ。 快楽を求めるだけの行為ではない。相手と好きを確かめ合う好意。 愛していなければ人を抱く事もできないし、愛してなければ抱かれる事もできない、尊い行為なのだ。 決して誰彼かわまずしてはいけないものだし、セックスフレンドなんて以ての外だ。身体だけの関係なんて、そんな虚しいものがあってたまるか。 身体を全て開き、差し出すのだ。愛情が無いと出来るわけない。 ……などと思う潔癖な私…

  • 真空ポットの限界

    文字を書く前に、一杯の珈琲を淹れた。コルクのコースターに乗せられたマグカップからは湯気が立ち上り、程よい酸味とコクが私の執筆活動を後押ししてくれるようだった。 ーーというのは数刻前の話だ。今は外気にされされたそれは冷え切り、ただの苦くて酸っぱい液体へと変化してしまった。物質としては同じ筈なのに、こうも感じ方が変わるのは、やはり時間の経過による劣化が大きいのだろう。 「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」 平家物語のこの一文は、学生時代に聞き覚えがある者が大半だろう。 どんなものであっても、必ず衰える。これは珈琲だけではない。全ての物事に共通して言えることだ。 その中でも今回は、恋愛感情に…

  • 道標

    主治医は私が不倫していることを知っている。調子が悪化した際、自身から主治医に打ち明けたのだ。 嘘か誠かはさておき、彼も似た経験をした事があるのだと話してくれた。 そんな彼も今では家庭を持ち、子供にも恵まれているようだ。 では、私は? 今の思いに折り合いをつけ、別の誰かと人生を共に歩む事になるのだろうか。 現在、そんな想像は出来ない。他に好きになれる人が見つかれば、気は楽になるのだろう。だからといって無理に相手を探そうとするのは、自分に対しても相手に対しても不誠実だ。 では逆に考えるとしよう。もし私と人生を共に歩みたいと思っている人間に好意を向けられたとしたら? もしもの話だ。思い上がるのも大概…

  • 愛憎過多

    愛情と憎悪は両立するものだ。 愛する、というのは綺麗な感情だけでは成り立たない。もし自分の愛は純潔であり、一切の汚れがないと思い込んでいるのであれば、それはもう純愛ではない。自らの愛こそ本物だと主張することが、既にエゴイズムなのではないか。 期待を何度も裏切られ、それでも愛と宣うのであれば、それは随分心が広いか、救いようの馬鹿か。どちらかだろう。 誰もが愛という蓑に隠れ、人に期待することを正当化する。その時もし期待に外れた行動をされたのならば、「失望」という感情を抱くだろう。ネガティブな感情が積み重なれば、愛が裏返ることもごく自然だ。盲信も、いずれは冷める。 さて、次は憎悪について話を進めてい…

  • 身体計

    食べることは好きだ。否、好きだった、とでも言っておこうか。 甘いもの、しょっぱいもの、酸っぱいもの。辛いものは少し苦手ではあったが、どんな食べ物も美味しく食べていた。体重のことなど、一切気にしないで。 今はもうあの頃に戻れないと思う。戻りたいと願うこともないが。それでも少しだけ羨ましく感じてしまう。純粋に食というものを楽しめていた事に。 例えば、ポテトチップス。以前は一般的なスーパーに陳列されている一番大きなものですら、無邪気に食べていた。しかし今ではどの菓子でさえも、成分表を見ずにはいられない。 ものを食べるときも、無意識下でカロリーを計算してしまう。1年近くダイエットを続ける中で、そんな悪…

  • 思し召より米の飯

    タイトルのことわざは、なかなかに面白いものだと思う。意味は「思いやりのある言葉よりも実際に役に立つものをもらう方が有難いと言うこと。口先だけの好意より、腹の足しになる米の飯をもらう方が有難い」と言うものらしい。語感も良く、思わず口に出したくなるくらいだ。 なぜこの話になったかというと、今回は食の話を取り上げようと思ったからだ。そしてタイトルに困った私は、ネットの海を漂った。その時この言葉に出会ったのだ。これだ、と思い、現在こうして筆を取るに至っている。 こんなにも面白いことわざが出てきたのだ。これを使わない手はない。と言うことで、今回の記事は食の話題ではなく、タイトルに基づいた記事を書いていこ…

  • 追想

    友人の話をしよう。大切な友人。けれど今は会うこともない、連絡先も知らない友人の話だ。 現在の不倫相手を「彼女」と記述し、友人の事はA子とでも言おうか。私は彼女の事が大好きだった。否、もしまた再会したならば今も尚行為的に思うだろう。 そんなA子は、平気で嘘を吐いた。前回言っていたことと、次に会った時に言っていることが全く違う。そんなことはざらだった。それでも私はA子の話に魅了された。華々しい美人で、化粧を取ったとしても見劣りのしない、根っからの美人だ。明るく皆から好かれるA子。そんなA子と特別仲良くできたことは私にとってすごく誇らしかった。 誰にでも優しく、ユーモアのある。何より絵が上手い。そん…

  • 八方塞がり

    どうにもこうにもならない。どうするつもりもないし、どうにかなるものでもないのだろう。もう本当に感情というものはままならない。どうすれば良いのかだって分からない。 最善の結末。それは私たち二人が別れること。それがどう考えても一番のハッピーエンドだ。 自分の感情すら見えない今、他人の感情なんて見えるはずもない。恋愛小説ーーそれも真っ当なものは今は書ける筈もない。書いたとしても薄暗い、登場人物が不幸になるような小説だ。そんな訳で、やはり私はこうしてブログという場所に感情を吐き出すしかできないのだ。 他人の気持ちが分かるようなら不倫などしていない。不倫など、他人を踏み躙る以外の何者でも無い行為だ。分か…

  • 痴れ言

    彼女は旦那に愛していると言えないと言う。嘘が下手な彼女のことだ。信じたい、と思うものの、それは私の事を繋ぎ止めておくための嘘かもしれない、と。そんな自分が存在してしまうのも、また事実なのだ。 私は当たり前だが結婚をしたことが無い。そもそも高校生の時に自身がレズビアン寄りのバイセクシャルだと気付いてからは男性に恋をしたこともなく、女ばかりを好きになり、とうに結婚は諦めている。 さて、前の記事で、私の家族は仲が良いと言う話をした。つまり私が結婚に対して持っているのは、ポジティブなイメージだ。母は父を深く愛し、父も、分かりづらいが母のことを愛しているのだろう。浮気だとか不倫だとかは生まれてこの方一切…

  • 迷妄

    家族仲は、良好。良好と言うより最上と言っても過言ではないかもしれない。公務員の父、パートタイマーの母は、私が家に居る時はほぼ確実と言って良い程に家にいてくれる。歳の離れた弟だって、昔は仲違いもあれど、今は仲良くやれていると思う。 そんな私の子供の頃の夢は、素敵な大人になって、良い人と結婚して、子供を設けること。そして一軒家に住むことが夢だった。大人になれば、自然と顔も良くなって、頭も良くなって。まあ”エリート“と呼ばれる存在になれるかと思っていた。しかし今はどうだ。うまく社会生活にも馴染めず、この年でもパートタイマー。胸を張って言えるような特技も無ければ、これといった才能もない。 まあそんな前…

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