「愛している」と言ってほしい。 どうも今日の私はいけない。どうにも不安定だ。 彼女と次回会う時の条件。それは「その日のうちに解散すること」「お酒を飲まないこと」だ。 けれど私はそれ以上を望んでしまった。彼女の隣で朝を迎えたいと、そんなわがままを言ってしまったのだ。我慢が効かなくなった。気が付いた時には彼女にメッセージを送っていたのだ。送ってから気が付いた。自分が駄々を捏ねてしまったのだと。そして後悔をした。なんて軽率な行動だろう、と。 今朝だって、彼女は電話で「蛍、愛しているよ」と言葉をくれた。それなのに、もう足りない。 さあ、そこで、だ。私はほぼ常にと言って良い程彼女について考えている。考え…