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初めての歌舞伎を楽しもう https://munakatayoko.hatenablog.com/

歌舞伎初心者に、歌舞伎の魅力を伝えます。 趣味は歌舞伎、文楽、落語、映画鑑賞。 ブログでは、初心者も通の方も納得する歌舞伎にまつわる楽しい話をつづっていきます。日常生活もぽちっと。

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2022/07/14

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  • 1月の振り返り

    めでたく今年もあけた。 東京では、歌舞伎座、浅草公会堂、国立劇場、新橋演舞場がそれぞれ幕を開け、千穐楽を迎えることができた。国立劇場は、2日目からバタバタと休演者が現れて、ハラハラさせられたがなんとか持ちこたえた。 3年ぶりの浅草。完売となった新橋演舞場「SANEMORI」。手ぬぐい撒きも復活した国立劇場、そして歌舞伎座と、コロナ前にもどったかのような賑わいを見せた。私は、新橋演舞場は残念ながら行けなかったがそのほかはすべて観て、正月からとても明るい気分になることができた。が、さて今年はどうなるか。 歌舞伎座は、歌舞伎初心者と行き、浅草1部は歌舞伎久しぶりの友人と、浅草2部は最近何回か見ている…

  • 2月歌舞伎座の演目紹介

    2月の歌舞伎座は! 通しの演目が徐々に増えてうれしいですね。一度通しで見ておくと、次回から見取りで1部だけがかかっても、面白さがわかると思うので、ぜひ一度通しで見ておくことをお勧めします。 1部 三人吉三巴白浪 一度は観ておこう。半通しの三人吉三 うれしいですねえ。三人吉三の半通しですよ。本来もっと長いお話ですが、3幕5場が上演されます。大川端しか知らない人は、ぜひ! munakatayoko.hatenablog.com その2では、大川端以降のあらすじ、見どころにも書いていますのでぜひ。 munakatayoko.hatenablog.com 2部 踊りの名手富十郎の追善あり。名手がそろう…

  • 因果応報が渦巻く 三人吉三その2

    2023年2月歌舞伎座では三人吉三がかかります。魅力的な舞台を楽しむために、ぜひ予習をしておきましょう♪ ◆序幕 三人吉三巴白浪その1 大川端庚申塚の場は、こちら ■二幕目と大詰めの登場人物 ■あらすじ ◆ 追手が迫り、因果応報が明るみに出る 巣鴨吉祥院本堂の場 ◆ 悲劇的な! 裏手墓地の場 ◆ 明らかになる真実 元の本堂の場 ◆ 壮絶な 本郷火の見櫓の場 ■見どころ ◆ お坊の苦悩、お嬢の苦悩、和尚の苦悩がみつどもえ ◆ 極楽を見る人。地獄を見る人。 ◆ 犬になっているおとせと十三郎 ◆ ほっと緊張を解きほぐしてくれる源治坊 ◆序幕 三人吉三巴白浪その1 大川端庚申塚の場は、こちら muna…

  • 第2回かげろひの会

    2023年1月29日に第2回かげろひの会が国立劇場小劇場で開催され、私は今回初めて行ってきました。 かぎろひ とは、東の空から射し込む明け方の光、そしてその光で真っ赤に染まった空をあらわす言葉だそう。 かぎろひの会とは、新型コロナウイルスの影響ですべての芸能・文化芸術が活動停止となった2020年、世の中を照らす一筋の光となりたいとの思いから設立された会で、長唄を古典音楽としてだけではなく、今を生きる芸能として伝えることを趣旨としています。 会を立ち上げたのは、杵屋五吉郎(長唄三味線方)・杵屋巳三郎(長唄唄方)・田中傳一郎(田中流囃子方)・福原寛(福原流笛方)の4名。学生時代からの仲良しだそう。…

  • 七之助を堪能「十六夜清心」 歌舞伎座3部観劇レポ

    十六夜清心は、序幕、二幕目、大詰めとガラリとキャラ変するところが面白い。 序幕は、遊女十六夜に入れ込んだことが発覚し寺を追われる清心と、その清心を追って廓を抜け出す十六夜の出会い。清心を追って暗闇の中やってきた十六夜の草履の鼻緒がつっと切れる。こよりを作って直して歩きだすけれど、また切れてしまう。そのときのふーというため息。好きな男にも会えず、お腹には子どもがいるし、廓を逃げ出したからには帰るところもない、途方にくれてつくため息がなんとも悲しい。 その後、清心と出会うことができ、二人は心中を決意、川に飛び込むが清心は泳ぎが得意で生き延びる。 清元「梅柳中宵月」に乗っての二人の動きが美しい。 そ…

  • 話題の映画「RRR」を見る

    流行にうとい私なので、Twitterのフォロワーさんの情報が一番頼りだ。 「RRR」の監督の前作「バーフバリ」もフォロワーさんたちが騒いでいて、観に行ってよかった。 「RRR」は、昨年10月に公開しているので、ずいぶん遅くなったが、やっと時間が取れたので行って来た。 これはすごかった。めちゃくちゃ面白かった。映像の美しさやCGのすばらしさ、圧倒的な迫力、群衆も個人も。シリアスだけれど笑いも。踊りもすごい! 以下ネタバレありの感想なので、観ていない人は読まない方がいいし、なんの予備知識も持たずに行った方が面白いと思います~。 私は、「バーフバリ」が面白かったのでまずまちがいないと思って、なんの予…

  • 浅草歌舞伎1部 「引窓」「男女道成寺」 観劇レポ

    ピリっとして気持ちのいい寒さの中、浅草へ。(1月20日) 引窓~双蝶々曲輪日記 あらすじ見どころはこちら。 munakatayoko.hatenablog.com 南与兵衛は、父の名前「南方十次兵衛」を名乗ることを許されて刀と十手を拝領して、ウキウキで帰ってくる。仕事に対してもやる気満々で、ご機嫌で帰宅。与兵衛の浮き立つような喜び方には、これで母への親孝行ができるという気持ちもあり、性格の良さがより一層、この後の展開で与兵衛を苦しめることとなる。 母お幸も「でかしゃった、でかしゃった」と喜ぶ。妻お早も同様だ。 隼人くん、出世して意気揚々と家に戻ってきたときに、ちょいとちょんまげを整えるしぐさは…

  • 【1月29日】「仮名手本忠臣蔵七段目」と「藤戸」放映!NHK古典芸能への招待

    毎月Eテレで月末に放送されているNHKの「古典芸能への招待」 今月末1月29日は、昨年9月、歌舞伎座秀山祭で上演された3部です。 「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」と「藤戸」です。 とてもよかったので、皆様ぜひご覧ください。 「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」は、 大星由良助 仁左衛門 お軽 雀右衛門 平右衛門 海老蔵(当時) です。まあ由良之助の仁左衛門のすばらしいこと。 あらすじは、こちらで詳しく。秀山祭のときの観劇の感想は書いてなかった! munakatayoko.hatenablog.com 藤戸はこちら!菊之助、又五郎です。 munakatayoko.hatenablog.com…

  • 【銀座ランチ】寿月堂~海苔屋さんが始めたお茶の店~おいしくて落ち着く

    歌舞伎座1部が終わってから、寿月堂でお昼を食べました。寿月堂はおいしい! ですが、私のお財布的には「ちょっと高い」。 なので、お友達と一緒だったり、なんとなく特別な時だったりに限られますが、時々行っています。今日は、特別な日でもなかったけれど、年初だし…と言い訳をして行ってきました。 結構人気で、歌舞伎観劇の後に行く人も多いので観劇後に行くときは予約をしておいた方がよいです。 場所は歌舞伎座ビルの5F。歌舞伎座ギャラリーの横です。庭側の席は屋上テラスが視界に入り気持ちがよいですが、カウンター席も割と落ち着きます。 私が今日食べたのは、海苔クリームパスタ。 これは冬の今頃しかないメニューで、以前…

  • 弁天娘女男白浪 ~歌舞伎界をしょって立つ男たちの心意気を見た 歌舞伎座1部感想

    1部観てきました♪ 初心者にも誰にでもおすすめできる並びでした~。 二つの演目感想を書いておきます。 卯春歌舞伎草紙~ふりそそぐ紙吹雪に多幸感 弁天娘女男白浪 ~見てくれ俺を!俺たちを!歌舞伎を!の心意気を感じた 卯春歌舞伎草紙~ふりそそぐ紙吹雪に多幸感 年明けの歌舞伎座一発目の演目らしく、華やかでにぎやかで、多幸感いっぱい。今年こそいい年でありますように!願わずにはおれません。 歌舞伎を始めたのは出雲阿国。京で評判となって出雲の国に戻ってくるとのことで皆が待ちわびています。そこへ、待ってました。出雲阿国が戻ってきて、さらに亡き恋人も現れて。という内容ですから、まずは村人たち。そして一座の面々…

  • 「壽恵方曽我」「人間万事金世中」観劇レポ~歌舞伎座2部

    歌舞伎座2部に行ってきました。初歌舞伎観劇の親戚のM子を連れて行っておもしろかった。 筋書を見て「これ全部読むのに、1年くらいかかりそう~」 勘亭流の字を見て「うわー。この字、なにー?よめなーい」 「この緞帳は~」というアナウンスを聞いて「くら~~い」 知っている歌舞伎役者を聞いてみると 「ほら、なんだっけ。男の子と女の子のいる人」 「海老蔵かい」 「そうそう」 「今度團十郎って名前になったんだよ」 「ふーん」 筋書を見るうちに、猿之助、勘九郎は知っていることにきづいたよう。 壽恵方曽我は、どうかな?退屈しちゃうかな?と思ったけれどイヤホンガイドを聞いて衣裳の解説とかしてくれるから目が離せなか…

  • 傾城反魂香~又平の絶望と希望と~新春浅草歌舞伎

    おとくについて書いたので、又平についてもちょこっと。 今回は、歌昇の又平。これまたよかった。吉右衛門からみっちりとしごかれた歌昇さん。それが目に見えぬ財産となって体に染みついていることは素晴らしいこと。 又平は、うまくしゃべることができないため、コンプレックスがあって、絵を描くこと以外はおとくにまかせっきりのようなところがある。なんでもお任せ。 挨拶もお任せ。何かをお願いするのも自分からは言わずにおとくにお任せ。見張りをしていろと言われれば黙ってずっと見張っているような受け身の又平。ただ絵がうまくてもそんなことでは一級の絵師としては務まらない。そこを師匠も歯がゆく思っていたのだろう。 弟弟子に…

  • 傾城反魂香~おとくのカラ元気

    花道に登場したときに、とても暗い顔をしている又平とおとくです。 傾城反魂香のあらすじとみどころはこちら。 munakatayoko.hatenablog.com これは、その前に百姓たちに出会っており、弟弟子である修理之介が見事虎を消すという奇跡を見せ、土佐の名前を頂戴したということを聞いてショックを受けていたためです。 このあと、又平とおとくは将監の元を訪れ、挨拶をし、おとくがぺらぺらと明るくおしゃべりをするわけですが、ここの解釈について私は間違っていました。ただ明るい女性というわけではないのです。 「出の前におこったことを夫婦とも知っています。だからこそおとくは、けなげにカラ元気で明るくふ…

  • 新春浅草歌舞伎の楽しさとは

    新春浅草歌舞伎は、昭和55年に始まった浅草公会堂でおこなわれる公演です。 ▲雷門を右手に見ながら、浅草公会堂へ向かいます。 お正月のみ若手を中心に座組が組まれます。当初はお客も入らず、役者自らいろいろと工夫をしたそうです。あまりにも観客が入っていないので、自分たちの力のなさを痛感したり、それでも若手が主役をはれることは歌舞伎座ではなかなかありませんから、とてもよい修行の場。どんどんこうやって若手たちは力をつけていきました。今の猿之助、勘九郎、團十郎たちもそうやって引き出しを増やしていったのです。 浅草の街が総力を挙げて応援をすることもあり、今では人気の公演となっています。もちろん歌舞伎座で見る…

  • ドリーム・ホース

    ちょうど時間があいたので、ふらっと入って観たのがこちら。 ドリーム・ホース cinerack.jp https://cinerack.jp/dream/ まずまず面白かった。 お話は、イギリスのウエールズで起こった実話で、一人の主婦が発起人となって村全体で育てた馬がイギリス最高峰のレースで優勝しちゃったという夢物語みたいな本当の話。 ハッピーエンドで楽しい気持ちで帰れた。 一番よかったところは、とにかく馬が美しいこと。 走っている姿は最高に美しいし、じっと見つめている目もとてもきれい。 ちょうど大河ドラマが始まったばかりで、疾走しているシーンが本物ではないCGで、パカラッパカラッという遊園地の…

  • 休演相次ぐ国立劇場

    心配です。華やかに始まった国立劇場の新春歌舞伎でしたが、なんと2日目にちびっこ隊の一人小川大晴クンが体調不良で休演になってしまいました。 munakatayoko.hatenablog.com ↑初日レポで書いたように、大晴くん、かわいく一生懸命楽しそうに踊っておりましたのに…。また、後ろでは、ハラハラ見つめる梅枝父さん。にこにこ見守る萬太郎おじさんの様子も眼福でしたのに。 なんということでしょう。と思っていたら、本日3日目に、おじい様の時蔵さん休演となってしまいました。住太夫女房おもと役は、萬次郎さんへ。萬次郎さんのお役は? 罹患された方、軽くすみますように。広まりませんように。(特にパパ梅…

  • 2022年 心に残った私のベスト14!

    2022年のベストテン歌舞伎 絞り切れず14 1月猿之助の四の切 munakatayoko.hatenablog.com 2月仁左衛門の銀平 知盛は見ていてつらくなるので、あくまで銀平推し! munakatayoko.hatenablog.com コクーン 天日坊 勘九郎 感想書いていないんだなあ~。無念 新・三国志 ウクライナ侵略が始まってすぐのときだったのだけれど、偶然(というか)戦闘シーンが減っていて、今の時代にふさわしい内容になっていたのがよかった。 munakatayoko.hatenablog.com 3月国立劇場盛綱陣屋 菊之助 丑之助 4月天一坊大岡政談 猿之助6月 信康 染五…

  • 遠山桜天保日記~国立劇場初日観劇レポ~楽しく華やかに

    初芝居は国立劇場へ 本日は、国立劇場初日へ。行くのを初日にしたのは、菊五郎劇団のご挨拶がこの日のみあるからで、時間遅れてご挨拶見損なう。がっくり。 お話は遠山の金さんの遠山桜天保日記。いつものように、菊之助のナレーションから始まって、簡単な時代背景が説明されます。 そこかしこに楽しい趣向あり、劇団の団結力あり、宙乗りこそなかったものの大がかりな捕り物あり。菊五郎の「ブラボー!」あり(笑)。幸せのおすそ分け、手ぬぐい投げも3年ぶりに復活。そうりゃっと恒例の彦三郎さんの遠投も2階まで楽々届き「おおお~」と感嘆の声が会場に響きました。 なんと私、萬太郎さんが投げた手ぬぐいをゲット!! いやあこんなに…

  • あけましておめでとうございます

    改めて!明けましておめでとうございます。 今年も焦らず無理せずあきらめず。 楽しみながらコツコツ成長できたらと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 さて、初芝居に行くぞ!

  • 2022年のベスト歌舞伎は秀山祭

    あけましておめでとうございます。のっけから昨年の話でもうしわけありません(;^_^A 2022年の振り返りでございます。 2022年もいろいろ見たので絞り切れない!そこで特筆すべきをいくつか備忘録的に。 2022年のベストは秀山祭! 世話物、時代物、新作。立役女方。フルスペックの菊之助の1年 大車輪、獅子奮迅の活躍。猿之助の1年 このほか印象に残った演目と役者 子役の活躍 2022年のベストは秀山祭! まず一番は秀山祭。観劇パスポートという松竹初取り組みがありがたかった。良席で何度も観ることができる経験をして、芝居の理解度も深まったし、何より眼福。9月と10月に観劇パスポートの実施があり、10…

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