主に1950~80年代の海外ミステリの所感です。”時代遅れ”という自虐的な表現には二つの意味があり、まず50~80年代というのは率直にいってやはり”時代遅れ”であること。しかし、年月を経てなお古びないものもある、というのが二つめの理由です。
アームチェア・ディテクティブ、いわゆる安楽椅子探偵にふれてみたい。 バロネス・オルツィの隅の老人、アガサ・クリスティのミスマープルなど安楽椅子型の名探偵は古くからずいぶんいらっしゃるが、ここでは個人的な好みにまかせてい […]
今回は泥棒が主役のミステリだ。最近評判を聞いて買ったままで、まだ手をつけていない『解錠師』に触発されたわけではないが、これまで読んだミステリーのなかにもけっこう味のあるドロボーたちがいたじゃないか、ということに思い至っ […]
『深夜プラス1』の訳者は菊池光だった。菊池光といえば、数多くの翻訳が早川書房から刊行されているが、代表作はやはりディック・フランシスの競馬シリーズだろう。シッド・ハレー物が4作、キット・フィールディングが主人公の作品が […]
拳銃が重要な位置を占めている作品、といえばまず指を屈しなければならないのはギャビン・ライアルの『深夜プラス1』だろう。この作家は、ほかにも『もっとも危険なゲーム』でライフルを扱った作品があって、これはこれで好きな作品な […]
最近、といっても年末年始の休みのことだからもうだいぶ前になるが、たぶん二十年以上ぶりに、P・D・ジェイムズの『女には向かない職業』とサラ・パレツキーの『サマータイム・ブルース』を読み返した。二冊を選んだことにはとりわけ何 […]
『時代遅れの海外ミステリ散歩』にようこそ。 2013年から約9年間続けた『僕の好きな海外ミステリ散歩』をいったん閉じ、その後継として本サイトを立ち上げました。あまり力まず、ポツポツと好きなことを綴っていくつもりです。 ” […]
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