モダニストについて少し

モダニストについて少し

手塚治虫とモダニズムについては、われながら新しい見方で面白いと思ったが、これまで日本のモダニズムなるものについて、論評などはあまり読んだことがないので、最近になって少し本をあさっている。昭和初期の日本モダニズムは、あまり思想的なものはなく、風俗重視が特徴だという通説の通り、評論類はあまり面白いものが見つからない。 自分自身の読書歴をふりかえってみると、モダニストといってもよい著者のものを好んで読んできたような気がする。たとえば、マンガや美術評論では、石子順造。石子のことを、要するにモダニストだと高野慎三氏が対談か何かで語っていた。高野氏も銅板建築の写真集を出すくらいだから、モダニスト的なところ…