chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
義母の短歌 https://okamura920.hatenablog.com

義母が98歳で永眠いたしました。義母が書き溜めた2,000首以上の短歌を少しづつ公開いたします。コメント願えたら幸いです。

定年退職後気ままな半農半X生活をしています。今年傘寿を迎え半農も少しずつ調整中です。

okamura920
フォロー
住所
福知山市
出身
福知山市
ブログ村参加

2022/01/18

arrow_drop_down
  • #1421-1425 亡夫の友・・・

    関西花の寺25ケ所 第20番 石光寺 <義母の短歌> #1421 亡夫の友逝きしと聞けり今頃は病解かれて手を取りあうらん #1422 空晴れて流れ豊かに相うてり彼岸花朽ちてはぜるもみじもゆ #1423 ぎりぎりと捩れつほどけつ刻のゆく変体がなのような一日 #1424 錐状の芽を吹くアイリス今一度草に挑みて秋ゆかせんか #1425 子が来ると厨にしばしいそしめり滅多に主婦せぬ十本の指 <管理人のおまけ> 捩(ねじ)れ錐(きり)いそしめり(いそしむ) <管理人のつぶやき> ■暑い空 飛行機雲が一直線

  • #1416-1420 真綿に棘・・・

    関西花の寺25ケ所 第20番石光寺 <義母の短歌> #1416 真綿に棘包めるような言葉吐くいずくの地にもひとりやふたり #1417 飲みさしのわがコーヒーをためらわずのむ若者の産声も知る #1418 盗まれる若さ持たねど鍵かけて振りかえりみるひと日の流れ #1419 赤きもの身に緑うすき我が庭のダリヤはなべて真紅を咲かす #1420 歩けない死にたくないと泣く友を奮い立たせる言葉を知らず <管理人のおまけ> 棘(とげ) 包(くる)める <管理人のつぶやき> ■連日の 厳しい暑さ衰えず

  • #1411-1415 ぐおっぐおっ・・・

    関西花の寺25ケ所 第20番石光寺 <義母の短歌> #1411 ぐおっぐおっ鳥か獣か午前二時真闇縫いゆく声の重たさ #1412 葉隠れの四季咲きつつじ忍耐のおみな思わせ小出しに咲き継ぐ #1413 泥滲みし一円玉にも裏表拾はむとするたまゆらの迷い #1414 嫌わるる毛虫の時季を越えゆかな跳ぶ羽根もてる蝶にはなれぬ #1415 選ばれし人のごとくに金星は曇れる空に在処凛たり <管理人のおまけ> おみな・・老女 たまゆら・・一瞬 在処(ありか) 凛(りん) <管理人のつぶやき> ■休憩が 作業時間より長くなる

  • #1406-1410 きわまりて・・・

    関西花の寺25ケ所 第20番石光寺 ご朱印 <義母の短歌> #1406 きわまりて崩れんとする大輪のダリヤの終焉鋏に葬る #1407 自が寝息何かひそむと思うまで静寂は深し秋の夜長し #1408 秋桜ゆく先ざきの野にゆれて世は平和なり騒ぐな政治家 #1409 物言わぬ仏に何を語るべき孤独を弾く反骨の性 #1410 友といて密なる刻のゆく速さ戻るひとり家濡れてねむれる <管理人のおまけ> 弾(はじ)く <管理人のつぶやき> ■水稲の そろそろ穂が出る様子なり 今年の出来はGoodの様だ ■水稲の あわて者にはもう花が(出穂) 白いのが穂についた花

  • #1401-1405 彼岸への・・・

    関西花の寺25ケ所 第19番 長岳寺 <義母の短歌> #1401 彼岸への往復切符があるならば心の飢餓が謀叛を叫ぶ #1402 目を閉じてあしたの予定立ててみる勢いて醒める何かあらぬか #1403 季に遅れ莟の固き野牡丹が秋の日差しを懸命に吸う #1404 あけびの実千切りて呉れし若からぬ男の背に汗の臭えり #1405 人目にはつかぬ陰なる鶏頭の真紅の命に拍手をおくる <管理人のおまけ> 莟(つぼみ) <管理人のつぶやき> ■物忘れ 子供だけは忘れるな(車内に)

  • #1396-1400 放って置け・・・

    関西花の寺25ケ所 第19番 長岳寺 <義母の短歌> #1396 放って置け花は勝手に咲くなどとたやすく言うな花が聞いている #1397 忙しげな振りして栗剥き菜を洗う迷いの十月温みが欲しい #1398 幟竿の先棒担ぎし肩に滲む痛みは身の程知れとう訓示か #1399 満天の星きらら増す午前二時偈に神秘なり星座学ばな #1400 神輿やぐら組まれて幟はためけど浮き立つ若さすでに失せたり <管理人のおまけ> 幟竿(のぼりさお) 滲(にじ)む 偈(げ?) <管理人のつぶやき> ■草刈りの 一服のお茶に涼し風

  • #1391-1395 立て板に

    関西花の寺25ケ所 第19番 長岳寺 <義母の短歌> #1391 立て板に水流すごとき販売員のそれも生業聞くだけはきく #1392 梅ジュースに「いいちこ」割りて魂の浮遊なす間に眠れねむらな #1393 旬の味しその実ほんわか噛みしめつ何時が旬やら我が生き来しの #1394 孤立する大正生れ縁者等に大御所などと祭られている #1395 あの頃が良かりしなどと追憶に酔うこともなしうつつぞ確か <管理人のおまけ> うつつ・・現実 <管理人のつぶやき> ■この季節 紅一点の百日紅

  • #1386-1390 知らぬ土地・・・

    関西花の寺25ケ所 第19番 長岳寺 <義母の短歌> #1386 知らぬ土地堂々めぐりの迷い道方向音痴ののど渇き切る #1387 地名告げ姓告げぬ人花のみの縁に花苗届けくれたり #1388 山ぶどう大方小鳥に啄ませお余り数粒味わいみたり #1389 誰も来る筈なき背戸に音のしてひもじき野猫ひと声啼けり #1390 葉鶏頭緋にほむらだち秋深む愛なく哀なし淡々と昼 <管理人のおまけ> ほむらだち(炎たち)・・燃え上がる <管理人のつぶやき> ■サル痘って なんだか感じ悪い名前

  • #1381-1385 旧姓に・・・

    関西花の寺25ケ所 第19番 長岳寺 <義母の短歌> #1381 旧姓に戻らずかにかくに生き来しぬ戻る道などある筈のなし #1382 悪いことばかりでもなし雑草の強さ身につくひとりに馴れて #1383 梅もどきに群がる目白よ余すなく啄むがよい冬は長いぞ #1384 秋冷の家籠もり人恋い人を避け蒔くべき春の花種揃える #1385 命あるよろこびかなしみ重ね来し歳月おぼろにダリヤは赤し <管理人のおまけ> かにかくに・・あれこれと <管理人のつぶやき> ■この暑さ ある意味ホッとす今日大暑

  • #1376-1380 施錠なし・・・

    関西花の寺25ケ所 第19番 <義母の短歌> #1376 施錠なし秋の夜長を声立ててテレビに笑いやがてむっつり #1377 一周忌のあかとき夢に歌の師の一期一会の温顔に遭いき #1378 稀有に澄む夜空粛しゅく名月の貴夫人に似て親しみ持てず #1379 腰痛の友を医院に誘いて今日あるわれの生き甲斐とせり #1380 積み置きし刈り草の中にとぐろまく蛇ひそまずやわが干支はねずみ <管理人のおまけ> あかとき・・夜明け方 温顔(おんがん)・・やさしい顔つき 誘(さそ)い <管理人のつぶやき> ■戻り梅雨 やっと明けたか今日の空

  • #1371-1375 客が来る・・・

    関西花の寺25ケ所 第19番 長岳寺 <義母の短歌> #1371 客が来るかたづけねばと焦るのみ刻の流れのやたらに速し #1372 師はすでに過去の人なり一周忌の遺影に告ぐる永遠の別れ #1373 そのように気だるき声に啼くでない鴉よわれも切なくなるに #1374 幼な日のわれを知る人大方は逝きしふる里遠くもあるか #1375 笹原のおどろ刈り終えし安けさに明日を恃みし心嗤えり <管理人のおまけ> おどろ・・草木の乱れ茂った所 恃(たの)みし 嗤(わら)えり <管理人のつぶやき> ■第7波 健康マージャン中止する

  • #1366-1370 赤とんぼ・・・

    関西花の寺25ケ所 第19番 長岳寺 <義母の短歌> #1366 赤とんぼ群れ翔ぶさまを山住みの目に珍らしむ何かが狂える #1367 虫の音を愉しむでもなし何待つにもあらぬ湯上がりしばし佇む #1368 秋彼岸ひとり詣でるわが影に明るくあれとは仏も言うまじ #1369 酔い痴れて夕べしぼむと思えなく白くほどけて艶なり芙蓉 #1370 建前と本音の狭間やわらかき哀しみはあり孤のうろの眠り <管理人のおまけ> 孤(ひとり)の うろ・・うつろ? <管理人のゆぶやき> ■さわやかな 梅雨明け風の風が吹く

  • #1361-1365 その毛虫・・・

    関西花の寺25ケ所 第19番 長岳寺 <義母の短歌> #1361 その毛虫蝶になるから殺すなと東北生れの町住みの婿 #1362 命終の兆しあらわにたゆたえるくらげの終も滑らかならず #1363 里住みの越冬に似て大方はトンネルなりき宮福線の旅 #1364 天つ陽の差すこともなき山の草刈ってどうなる蚊に刺されつつ #1365 子離れとう言葉よぎりぬ花みずき誉残してなど散り急ぐ <管理人のおまけ> 命終(みょうじゅう)・・命が終わること 兆(きざ)し 天(あま)つ・・天の <管理人のつぶやき> ■この雨が 雲から落ちると思われぬ

  • #1356-1360  平穏に・・・

    関西花の寺25ケ所 第19番 長岳寺 ご朱印 <義母の短歌> #1356 平穏にあると思うな此れの世の雨も嵐も予告なく来る #1357 気がつけば引き来し葱の手にあらず迷いを持てば何かを失う #1358 語り合う家族失うひとり住み増えゆく里のひとりよわれも #1359 曼珠沙華咲かねば淋しき野と思う瓶に挿すまで親しまぬとも #1360 ひっそりと益なく害なく歌を詠むひとりのすさび刻ゆるやかに <管理人のおまけ> 葱(ねぎ) 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)・・彼岸花 すさび・・遊び <管理人のつぶやき> ■うぐいすが さかんに何かしゃべっている うぐいす語 解析できればノーベル賞

  • #1351-1355 此の時計・・・

    関西花の寺25ケ所 第18番 百毫寺 <義母の短歌> #1351 此の時計止まりいるかと思うまでひとりに長し音なき日暮れ #1352 黄金虫を曳きゆく蟻の生き力すざましきまでひたぶるなりき #1353 水入らずのくらしなかりし吾が来し方子の家の団欒ときに羨しき #1354 日の三日親子の情を逆となし生きても見たし成らぬ夢裂く #1355 明るき歌詠むとしすれや嘘ならむ心に従けばよれよれの歌 <管理人のおまけ> ひたぶる・・いちずなさま羨(うらやま)し裂(さ)く従(つづ?)けば <管理人のつぶやき> ■全丹地 詩吟道祭行われ 上位入賞まだまだの様

  • #1346-1350 雲間洩る・・・

    関西花の寺25ケ所 第18番 百毫寺 <義母の短歌> #1346 雲間洩る秋の光りに温みあり静と動なら動に傾く #1347 クリーン作戦不参加の身のせめてもと人に知られず広場の草引く #1348 身の程を知らず驕りし紅萩の倒伏に敢えて支えを結わず #1349 秋海棠藤棚の茂を突き抜けて自力に咲けば称えて余る #1350 それなりの華あり集う七十路のおんなは女のやさしさ醸す <管理人のおまけ> 洩(も)る 結(ゆ)わず 秋海棠(しゅうかいどう) 称(たた)えて <管理人のつぶやき> ■ジメジメに 今日のつぶやき出なかった

  • #1341-1345 耐えられぬ・・・

    関西花の寺25ケ所 第18番 百毫寺 <義母の短歌> #1341 耐えられぬ程の暑さも覚えなく短かりしよ還らざる夏 #1342 連休の息子ひとりを帰らせし嫁も姑になる日近づく #1343 平穏もときには厳しき世と思ううながす人なき飲食の卓 #1344 山住みに見馴れし緑ことさらに子と並み見れば耀いわたる #1345 幸うすきひと世にあらずひとり居を愉しむ術など常企める <管理人のおまけ> 並(な)み 耀(かがよ)い・・かがやき 企(たくら)める <管理人のつぶやき> ■広報の ロボット君よもうすこし わかりやすくしゃべってくれよ

  • #1336-1340 繁殖の・・・

    関西花の寺25ケ所 第18番 百毫寺 <義母の短歌> #1336 繁殖の為に血を吸う雌蚊とぞ虫とておんなはたくましくあり #1337 つきつめて物思うまじ秋日和明日は良きことあるやも知れぬ #1338 いま少しましな眼鏡を掛けよとは言うて呉れるな好きでかけている #1339 忍従の生きに再び身を置けば忽ち襲わんアルツハイマー #1340 此の夜頃みる夢なべてやわらかし心平らにありとしなくも <管理人のおまけ> 忽(たちま)ち <管理人のつぶやき> ■連日の 雨に草刈阻まれる 草はスクスク伸び放題

  • #1331-1335 真向かわねば・・・

    関西花の寺25ケ所 第18番 百毫寺 <義母の短歌> #1331 真向かわねばひと枝落とすも至難なりまして瞬く歌詠むなどは #1332 虫の音を友とし静に生くるにはいささか心熱温み残れる #1333 土に置く手の甲渡る細みみず みみずは体感持たぬものらし #1334 われのみの出で入る表戸鍵を解き何はともあれ今日の始まり #1335 心よき気温に和む目に沁みて稲穂は黄金の光りを纏う <管理人のおまけ> 瞬(まばた)く 心熱(しんねつ)・・心の温かみ、情熱 纏(まと)う <管理人のつぶやき>・・・直近のテロ事件から ■宗教って どこかに暗い影を見る ■宗教って 人にとって必要なの ■宗教って 何…

  • #1326-1330 身じろがず・・・

    関西花の寺25ケ所 第18番 百毫寺 <義母の短歌> #1326 身じろがず雨の陽明りうすれゆく窓を見ていつ今思惟はなく #1327 覚め切らぬ耳にかそけき雨音の心濡らすや故なき溜め息 #1328 クレーン車巨体ギコギコ軋ませて清しき礼添え道あけ呉るる #1329 見はるかす野山に秋の色深み刈田に藁燃す煙いくすじ #1330 幼くて此の世の無情知りしかば今ある常のいかにかかぐわし <管理人のおまけ> 思惟(しい) 藁(わら) <管理人のつぶやき> ■選挙中 前代未聞のテロ発生 こんな日本で大丈夫なの

  • #1321-1325 長命と・・・

    関西花の寺25ケ所 第18番 百毫寺 <義母の短歌> #1321 長命と人の言うまで生きんかなさてその生きの在り方が問題 #1322 わが炊きし栗飯美味しと食む友の貌が見たさに栗の渋とる #1323 白萩のしだり枝そよろ揺れ遊ぶ床しき庭持つ超モダン人 #1324 咲ききらぬいたどりの花うす青く花と呼ばるるやさしさに垂る #1325 酔芙蓉のつぼみようようほぐれ来ぬ盛りの頃はも友来たれかし <管理人のおまけ> 白萩(しろはぎ) そよろ・・そより 来たれ・・来てください かし・・強く念をおす <管理人のつぶやき> ■過ぎたるは 及ばざるごと 戻り梅雨

  • #1316-1320  巣を守る・・・

    関西花の寺25ケ所 第18番 百毫寺 <義母の短歌> #1316 巣を守る蜂は人刺し死ぬと言う古武士に似たるその潔さ #1317 巣立つべく笹群ゆらし雉の子の命こもらせ羽ばたける見ゆ #1318 期限切れ気にせぬわれの残飯を夜ごと漁れる生きものもいる #1319 向日葵の種啄むは山雀か鳥類図鑑買わむかと思う #1320 鳴きしきる油蝉の声今生の別れ告ぐるとわが耳はきく <管理人のおまけ> 潔(いさぎよ)さ 笹群(ささむら) 雉(きじ) 山雀(ヤマガラ) <管理人のつぶやき> ■選挙という 一つのドラマが終わりけり

  • #1311-1315 生きてわが・・・

    関西花の寺25ケ所 第18番 百毫寺 <義母の短歌> #1311 生きてわが遂げたきことの二つ三つ成るや成らずや言葉とはせじ #1312 出がらしの番茶ひと味物足らぬ新しき風入れんか歌に #1313 蟻塚を鍬に潰せし償いに引き草積み上げ此れで足りるか #1314 庭の茂にしじにすだける虫の声花魁草に闇は迫り来 #1315 限られし窓枠の中蝶の羽草の葉のゆれ影落とす鳥 <管理人のおまけ> 茂(も)に・・しげみに しじに・・密生して すだける・・集まる 花魁草(おいらんそう) <管理人のつぶやき> ■羅針盤 一人の男に壊された 日本丸はどこへ向かうか

  • #1306-1310 秋の庭・・・

    関西花の寺25ケ所 第18番白毫寺 ご朱印 <義母の短歌> #1306 秋の庭紫つつじほつほつと狂える春の華には遠し #1307 むらおさに寸志差し出しそれをもて責任逃れと言うにはあらず #1308 遠き日は茶飯事でした被せ継ぎ真面目な貌して上手いもんです #1309 啄める小鳥がいたく愛しくて向日葵の朽ち茎種あるかぎり #1310 対象のなじかは知らず裡さぶし白蝋の如彼岸花つぼむ <管理人のおまけ> 茶飯事(さはんじ)・・普通の事 被(かぶ)せ 啄(ついば)める 茎種(けいしゅ?) 裡(うら?)さぶし <管理人のつぶやき> ■嫌われの コロナ7波がやってきた

  • #1301-1305 推敲に・・・

    関西花の寺25ケ所 第17番 般若寺 <義母の短歌> #1301 推敲に推敲重ね毀れたる玩具離さぬ子供の様に #1302 ぼうと見てあれば不逞なドラマの男花瓶で叩かれ易やすと死す #1303 つばらかに自が生態を見届けん死語のことまでわが構えねど #1304 腹立てば「ニコッ」と笑むとうタレントありぽつんとひとり何笑うべき #1305 一合の栗飯仏と分けて食むひと味足りぬは味覚にあらず <管理人のおまけ> 毀(こわ)れ 不逞(ふてい) <管理人のつぶやき> ■七夕って 何の日遠くなりにけり

  • #1296-1300 沈みたる・・・

    関西花の寺25ケ所 第17番 般若寺 <義母の短歌> #1296 沈みたる芥世に出る術のなし布袋葵は浮かびてひらく #1297 実りの秋華麗に過ぎゆく長月のひそかに曳きずる冬を怖るる #1298 踏切に空席運ぶ列車見つ思えばわれも乗らず久しき #1299 秋風に耐えにし思いを遂げるごとダリヤの深紅再びを燃ゆ #1300 川底の小石もときに跳びたからん水は海指し流れ止まぬに <管理人のおまけ> 布袋葵(ほていあおい)・・水草(花) <管理員のつぶやき> ■昼食時 ビール飲みのみ指を折る 今日のつぶやきこれに決定

  • #1291-1300 集会所の・・・

    関西花の寺25ケ所 第17番 般若寺 <義母の短歌> #1291 集会所の物置ひんやりビール瓶酒の空瓶雑然とあり #1292 ありてなき命虚しき水中花人に忘られなお色褪せず #1293 彼岸花咲くと覚ゆる岸を刈るほつほつ咲く頃逝きし人はも #1294 拾い来し栗の実今日は誰が為に炊かんかなどと思うも愉し #1295 母ちゃんは居るかと問えばニャァーと啼く此の猫どうやら人語を解す <管理人のつぶやき> ■我が頭上 トンビが輪を描く何狙う

  • #1286-1290 異界への・・・

    関西花の寺25ケ所 第17番 般若寺 <義母の短歌> #1286 異界へのポストが欲しいかたくなに言葉とせざりし愛告ぐるべく #1287 老いと言う文字がどうにも気に入らぬ銀髪のような言葉生れぬか #1288 かなしみは日陰のどくだみ削るとき忍び寄るなり暗く冷たく #1289 此の家の最後の戸主となる気配どっしり腰据え悔いなく生きん #1290 入道雲いかつく湧く昼引き抜かれもう伸びられぬ雑草の眠り <管理人のつぶやき> ■戻り梅雨 恵みの雨と云うけれど 過ぎたる雨は困ることもあり

  • #1281-1285 舗装路を・・・

    関西花の寺25ケ所 第17番 般若寺 <義母の短歌> #1281 舗装路を割りてすっくと黒竹の何処にひそめるその生き力 #1282 子がひと夜纏いしパジャマ身につけて虚脱の洞の埋めようもなし #1283 瓶に挿すひと日花なる酔芙蓉酔深まれる花びら危うし #1284 新型のホッチキスの刃が入れられぬ機械音痴が隣へ走る #1285 刈られねば一樹丸ごと登りつめ仙人草の白唯見事 <管理人のおまけ> 纏(まと)いし <管理人のつぶやき> ■戻り梅雨 一転して大雨に (当地区に記録的短時間大雨情報が発表され避難指示が出ましたが、15時頃には少雨となり被害はない模様。田畑には恵みの雨となりました)

  • #1276-1280 つと立てば・・・

    関西花の寺25ケ所 第17番 般若寺 ご朱印 <義母の短歌> #1276 つと立てば予約の歌誌のさっと出る書房スバルの馴染みとなりぬ #1277 雨脚はいよいよ激し夜は深し待ちたる雨も続けば怖し #1278 一羽鳴き数羽応える鴉どち一夫多妻か親子か知らず #1279 窓に吊る千日草の濃紫花なき冬の華のよすがに #1280 埃だつガードレールの下に咲く昼顔の紅以外に清し <管理人のおまけ> どち・・共通点を持っている仲間 よすが・・・よりどころ 埃(ほこり) <管理人のつぶやき> ■島根では コロナ7波が到来と

  • #1271-1275 つくつくほーし・・・

    関西花の寺25ケ所 第16番 浄瑠璃寺 <義母の短歌> #1271 つくつくほーしいのちがほーしとわがきこゆ雨の晴れ間の山里の秋 #1272 気難しき師の頬緩めし栗おこわ在す思いにいそいそ参らす #1273 愛憎は生きありてこそ燃ゆるもの愛淡あわと憎滅びたり #1274 それではと手を振る瞬よりひとりなり車庫より五十歩ますますひとり #1275 山里のくらしの枠をいささかは喰み出る生きの出先は聴かれず <管理人のおまけ> 在(いま)す 喰(は)み <管理人のつぶやき> ■ここにきて コロナ感染増加ぎみ

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、okamura920さんをフォローしませんか?

ハンドル名
okamura920さん
ブログタイトル
義母の短歌
フォロー
義母の短歌

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用