もう少し、 ゆっくり成長してくれてもいいんだけどな。 これは、あるが11歳のお誕生日を迎えた喜びの言葉と共に綴ってあった、 あの頃の私の言葉です。 相変わらず目紛しく過ぎ行く日々だったけれど、 それでも、思えば随分、楽になったなと、 ふと、それまでの記憶を振り返った瞬間でした。 あの日の私は、 あるの成長に喜びながらも、ほんの少しだけ、 寂しいような、そんな複雑な気持ちを見つけたのでした。 あるは、あとどのくらい、 私たちと一緒に遊んでくれるのかなと。 もう少しゆっくりと、『今』を見ていたい。 あるが11歳のお誕生日を迎えた日は、 こっそりと、こんな感情を自分の中に見つけた日でもありました。
みーくんの趣味はスノーボードです。 あるが生まれるまでは、 頻繁にスノーボードへ出掛けていたみーくんですが、 あるが生まれてからは、 スノーボードへ出掛けることがなくなりました。 行ってきて良いんだよ。 私のこんな言葉に頷きながらも、 私たちを置いて出掛けることに消極的だったみーくん。 こうして振り返ってみると、みーくんは、 あるが成長し、一緒にスノーボードで遊べる日を待っていたのかも知れません。 家族3人で雪山へ出掛けたのは、 あるが小学5年生になってからのことでした。 初めての雪山で、 たくさんの雪に嬉しそうにしていたあるの姿は、可愛かった姿。 こんなにたくさんの雪を見るのは、生まれて初め…
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