辞めたいのは会社ではなく、いま、ここの、自分が存在することのむずがゆい不快感なのだ、きっと。 細川貂々『その後のツレがうつになりまして』 私の職場に鬱で病休し、そのまま休職している人がいる。 また風の噂によると、私の職場にはその他にも何名か精神科に通っていたり、心を病んで部署異動したりしている人もいて、しかもその人数が案外と多くてびっくらこいている。 その人たちの顔面を思い浮かべてみて私が感じる鬱傾向の人の特徴は「潔癖」「不寛容」ということで、とにかく自分の中で人を区分けするためのハードルがはっきりしていて、しかもそのハードルが高すぎて、しかもそのハードルに満たない人のことを「価値のない人間」…