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  • 自分ではないものに振り回されないようにモノを捨てる

    精神の自由などいつでも奪えるのだと威嚇し、自由も尊厳も放棄して外的な条件に弄ばれるたんなるモノとなりはて、「典型的な」被収容者へと焼き直されたほうが身のためだと誘惑する環境の力の前にひざまずいて堕落に甘んじるか、あるいは拒否するか、という決断だ。 人間はひとりひとり、このような状況にあってもなお、収容所に入れられた自分がどのような精神的存在になるかについて、なんらかの決断を下せるのだ。典型的な「被収容者」になるか、あるいは収容所にいてもなお人間として踏みとどまり、おのれの尊厳を守る人間になるかは、自分自身が決めることなのだ。 ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』 私たちは「外的な条件」で自分…

  • 他責も自責も自分を傷つけている点では一緒

    先日、職場のレイアウト変更があったのだけれど、その段取りがなかなかうまくいっておらず、嘱託職員のおじさんたちが、同レイアウトを企画した管理職について文句を垂れていた。 何か思い通りに行かないことがあった時に、私たちはつい人を責めてしまうが、この時に理解しておいたほうがいいことが2つある。 まず1つ目は、人を責めても問題は解決しないということ。 誰かを悪者にして傷つけたところで、職場のレイアウトがスムーズに変わるわけではない。 責めることと問題が解決されることの間には何の因果関係もない。 だから人を責めることは無駄でしかない。 それから2つ目は、人を責めるということは自傷行為であるということ。 …

  • 【愛用品】朝食用のナッツとプロテインを購入した

    先日、朝食用のナッツとプロテインを購入した。 いつも購入しているのは「食はこ」さんというショップのものだ。 ナッツもプロテインも毎日確実に摂取するものなので、わけのわからない余計なものはないに越したことがない。 生活の基本中の基本、基礎中の基礎、根本中の根本、中核中の中核は「寝ること、起きること、食べること、排泄すること」だ。 これらは生きている限り、どんな状況下にあっても避けられないし、我々人間が絶対的に必要とする営みであるため、蔑ろにすることはできない。 だから日常的に摂取するものはなるべくクリーンなものがいい。 ナッツは素焼きの無塩のもので、プロテインは完全無添加であるため、特に飽きもせ…

  • 相手に求めるハードルが高すぎて自分が苦しむ

    身内を特別扱いした厨房係を責めるつもりはない。だれもが遅かれ早かれ生死の分かれ目に立たされるという状況で友達を優遇した人間に、だれが石を投げる気になるだろう。石を手にするなら、自分がその立場だったらやはりそうしないだろうか、と胸に手を当てて考えてからにするべきだ。 ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』 私たちは普段の生活において口や態度には出さなくても息をするように人のことを責め立てていることが多い。 なんであの人はああなんだろう。 なんでこの人はこうなんだろう。 まったくわかってねぇなー。 私だったらこうするのに。 そうして他人を責め立てることによって「わかっている自分」、「優秀で善良な自…

  • 人からの悪口を真に受けない思考パッターン

    現場監督がなにも知らないくせにわたしの人生を決めつけるのをただ聞いているしかなかったとき、わたしはかっと頭に血がのぼった。 ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』 私たちは相手のことをありのままに捉えているようで、実際は自分の中で相手を決めつけて見ている。 「相手はこういう人間だ」というふうに決めつけ、そういう思い込みを紛れもない真実であるとみなして相手と接している。 それは相手も同様で、相手も私のことを「この人はこういう人間だ」と決めつけ、その思い込みの中で私を捉えている。 私が相手をありのままに捉えることができず、自分の思い込みの中でしか相手を捉えられないように、相手もまた私のことをありの…

  • 「床掃除は拭き掃除から」ということをようやく知った

    私の床掃除の順番は以下のとおり。 ①ほうきで掃き掃除 ②クイックルワイパー(もしくはウェーブ)で拭き掃除 布団やマットレスなどベランダに出せるものは出してしまい、部屋をほとんど空っぽな状態にして、床全体の埃やゴミをまずは外に掃き出す、それから拭き掃除をする、という流れだ。 しかしながら、先週末は土日共に雨であったため、いつもであれば外に出すことができるものを出すことができずいつものように掃除ができなくなった。 掃除をしないというのは気持ちが悪いので、今週は拭き掃除だけで済まそうということになり、家具や布団を適宜動かしながら、クイックルワイパーで拭き掃除を行ったのだけれど、実際のところそれだけで…

  • 番号だけの自分を大事にできるか

    大多数の被収容者は、言うまでもなく、劣等感にさいなまれていた。それぞれが、かつては「なにほどかの者」だったし、すくなくともそう信じていた。ところが今ここでは、文字通りまるで番号でしかないように扱われる(より本質的な領域つまり精神性に根ざす自意識は、収容所の状況などにはびくともしなかったのは事実だが、どれほど多くの人びとが、どれだけ多くの被収容者が、そうした確乎とした自意識をそなえていただろうか)。ごく平均的な被収容者は、そうしたことをさして深く考えることも、それほど意識することもなく、なりゆきにまかせてとことん堕落していった。 堕落は収容所生活ならではの社会構造から生じる比較によって、まぎれも…

  • どうしてモノを減らすと心が落ち着きやすくなるのか

    必要なものだけで良しとした暮らしは単純で、穏やか 凪良ゆう『汝、星のごとく』 人間関係も持ち物の量も、自分にとって必要な量、自分がきちんと使うことのできる量、大事にできる量の範囲内に抑えておくと本当に生活が落ち着いて穏やかになる。 これはどうしてなのか。 一般的にものを減らすとお金と時間に余裕ができるからとよく言われるが、それも確かに一理あるのだけれど、それ以上に、心の外のものに注意を奪われることが減り、その分、自分の心に注意を向けやすくなるということが大きい。 私たちは心の奥底に寂しさを抱えている。 誰かから見てもらいたい、認められたい、大事にされたいという思いがある。 そして私たちは自分の…

  • 役に立つとか立たないとか関係なく大事にしていけ

    誰の、なんの役にも立っていない自分に価値があるとは思えない。 凪良ゆう『汝、星のごとく』 世の中には無職の人を価値がない人間として見て、「役立たず」と言って責め立てる人がいる。 そして、無職の人の中にも自分は何の役にも立っていないとして、自分を責めたり、否定したりして苦しんでいる人がいるかもしれない。 役に立たない人を責め立てたり、役に立たない自分を否定したりするということは、誰かの役に立っているかどうかで人の存在価値を決めようとしてしまっているということになる。 人の役に立たないのであれば、それは価値の低い人間である。 そして価値の低い人間はこの世からいなくなればいい。 役に立たない人間がい…

  • 自分の話をずっとし続けないように

    先日、職場の新年会があったのだけれど、近くに座った人の中にずっと自分の話をしつづける人Aさんがいて、実際心底疲れた。 ずっと自分の話をし続けるタイプの人にはこれまで何度か遭遇したことがあるが、私の印象だと、50代以降の男性に多い。 彼らは本当に周りが見えなくなってしまう。 昨日の新年会では、1つのテーブルに6人座っていて、Aさん以外の5名は口をつぐみ、ある人は無表情のままテーブルの一点を見つめ、ある人はなんとか相槌を打ち、ある人はスマートフォンをいじり、ある人は肘をついて眠たそうにしていた。 この流れを断ち切るべく、私は別の人に話を振ってみたりしたのだけれど、結局は話題を奪われてAさんが延々と…

  • 他人からの評価で自分の価値を規定しようとしていないか

    父親に捨てられた子供、婚期を逃した娘という哀れみとはまったく逆に歯車が回り、若い子たちからは憧れの目で見られ、同年代からはやんわりと牽制され、年配の人たちはわたしをどう扱ったらいいのか戸惑っている。けれどわたしは本当に変わったのだろうか。 凪良ゆう『汝、星のごとく』 これまでは他人からある一定の見方をされていたのに、何かがきっかけで次は一転して他人から別の見方をされる。 自分自身が自分の都合で物事の見方をコロコロと変えるように、他人は他人の都合で物事の見方をコロコロと変える。 そして自分自身が他人のことをありのままに捉えることができないように、他人もまた自分のことをありのままに捉えることができ…

  • メタボリック・ドミノ

    先日、歯の定期検診に行ってきた。 歯の定期検診は3〜4ヶ月に1度のペースで行っていて、かれこれ4年以上継続できている。 この習慣は実におすすめで、どんなに歯磨きをネバギバの精神で頑張っていても、諸行無常の理によって私たちの歯はどうしようもなく汚れてくる。 私の場合、歯磨きは1日3回行っているし、夜にはフロスを使って歯間の汚れをとったり、口内洗浄液で口をゆすいだりと、自分なりには丁寧に口内ケアをしているつもりなのだけれど、それでもどうしようもなくコーヒーやお茶による着色汚れは付くし、歯石ができてしまう。 よってここは、おいどんは歯磨きくらい一人前にできるぽよ、という上段に立つのではなく、素直に頭…

  • 「勝てば認められる」わけでは全然ない

    仮に論破できたとしても、信頼されるどころか恨まれかねませんし、論理的に説得できたからといって人が動くわけではありません。 頭のいい人は、議論の勝ち負けではなく、議論の奥にある、本質的な課題を見極めようとします。 議論になるのは、その人の根底に何か想いがあるからです。 安達裕哉『頭のいい人が話す前に考えていること』 議論に勝つことは不可能だ。もし負ければ負けたのだし、たとえ勝ったにしても、やはり負けているのだ。なぜかといえば――仮に相手を徹底的にやっつけたとして、その結果はどうなる?――やっつけたほうは大いに気をよくするだろうが、やっつけられたほうは劣等感を持ち、自尊心を傷つけられ、憤慨するだろ…

  • 都合の悪いものは消し去ろうとする思考パッターンが苦しみを生む

    確証バイアスとは、自分の都合のいい情報ばかり集めて、自分にとって都合の悪い情報は無視する傾向のことです。人間は見たい世界しか見ないのです。 安達裕哉『頭のいい人が話す前に考えていること』 このような人間は、過酷きわまる外的条件が人間の内的成長をうながすことがある、ということを忘れている。収容所生活の外的困難を内面にとっての試練とする代わりに、目下の自分のありようを真摯に受けとめず、これは非本来的ななにかなのだと高をくくり、こういうことの前では過去の生活にしがみついて心を閉ざしていたほうが得策だと考えるのだ。このような人間に成長は望めない。 ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』 自分にとって都…

  • 自尊心の高め方

    自尊心とは、自分で自分を尊重し、受け入れる態度のことです。自尊心が低いと自分で自分を肯定できないため、他者の承認が必要になってくるのです。 安達裕哉『頭のいい人が話す前に考えていること』 自尊心というのは自分を大事にするということなのだけれど、私たちは簡単に「大事にする」と口にするが、「大事にする」ということはどういうことなのかを実際にはよくわかっていない。 私たちは人それぞれ、人を粗末に扱ってもいい基準を設けている。 〇〇な人間は馬鹿にしていい 〇〇な人間は傷つけてもいい 〇〇な人間は見下してもいい 〇〇な人間は蔑ろにしてもいい 〇〇な人間は苦しめてもいい 自分にとって都合の悪い人間、自分に…

  • 思い込みの中で苦しんでいるだけ

    けれど本当にわたしがつらかったのは、侮られる程度の自分でしかないという現実だったんだろう。わたしが今のわたしに価値を見いだせない。だから言いたいことも言えず、飲み込んだ自身の不満で自家中毒を起こしている。 そう考えると、問題の根本は自分なのだとわかる。 凪良ゆう『汝、星のごとく』 私たちは日常において、この人から軽んじられているなー、バカにされているなー、価値がない人間と見られているなー、と感じることがある。 この「わたし」の場合だと、こんな価値のない自分には何も言う権利はないんだと思い込んでしまっている。もっと私に価値があれば言いたいことも言えるのになー、と価値のない自分を否定してしまってい…

  • 結果論から正しいところに立とうとしていないか

    後知恵バイアスというのは、その結果を知ったから判断しているのに、あたかもその結果を知る前から予測していたように考えてしまう心理状況です。 安達裕哉『頭のいい人が話す前に考えていること』 政治や社会について発言するのは簡単なのだ。いまの政治や社会は日本でも世界でも、どこからつついても間違っているのだから、発言者はほとんど自動的に自分の正しさを疑わずに喋ってしまうことができる。しかし、そんな発言には実効性は何もない。実効性が何もないというのは責任が何もないということであって、そのような地点からいくらしゃべっても自分の安全はいっさい侵されない。 結末から逆算して考えてはいけない。結末というのは悲劇の…

  • 「世間」も「人」も結局自分の幻想、というか自分。

    どんなに圧倒的な結果を出してきた優秀な人であっても、 「嫌われることが不安で怖い」 と言います。 安藤広大『とにかく仕組み化』 人から嫌われるかもしれないと想像して言いたいことが言えなかったり、やりたいことができなかったりすることは多いのだけれど、その時にふと立ち止まってこう考えてみるといいのかもしれない。 「人」って誰かしらん。 私たちは他人や世間からの評価を気にするが、その際の「他人」や「世間」というのはいわゆる不特定多数の人間のことで、それって誰なのかしらん。 そして私たちはその不特定多数の人間が実際にどう思っているのかということを絶対に確かめることができない。(相手が一人の人間であって…

  • 人から責められたくないからやっていることは身につかない

    「なぜミスしたんだ?」と、”個人”を責めるか。 「どうすれば防げたのだろう」と、”仕組み”を責めるか。 安藤広大『とにかく仕組み化』 私たちは物事が思い通りにならなかった時に、まずはその原因となったであろう悪人を探し出し、その悪人を責めることによって解決しようとしてしまう。 悪を見つけ、悪を徹底的に傷つけ、攻撃し、消し去れば、問題は解決すると思ってしまう。 自分にとって不都合なものは攻撃して消し去れば万事OKという発想に基づき、身近な人の悪を探しては責め立て、テレビジョン内の赤の他人の悪を探しては攻撃し、自分の悪を見ては自己否定する。 物事がうまくいかない原因は他人にあり、その人を責めたれば問…

  • 2023年に読んで良かった本5選

    そういえば2023年に読んでよかったなーと思えた本は以下の5冊。 (とはいっても、2023年に読んだ本はどれもよくて、その都度良い時間を過ごすことができた) 1 保坂和志『人生を感じる時間』2 保坂和志『いつまでも考える、ひたすら考える』3 國分功一郎『暇と退屈の倫理学』4 ヌッチョ・オルディネ『無用の効用』5 二村ヒトシ『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』 1〜3は数年前に読んで、実家から持ってきて、2023年に再読したもの。 4と5は、2023年に初めて手に取り、読み終わった後、すぐに再読したもの。 いずれにせよどれも再読した本だ。 私は本を読む際は、気に入ったところや気に…

  • 【パナソニック】愛用している電動シェーバー1選【ラムダッシュ・パームイン】

    先日電動シェーバーを購入した。 私は髭が薄い方で、これまでは以下の写真のようなスティック型の一枚刃のものを使っていたのだけれど、これだとちょっとした剃り残しがあったり、剃るのに時間がかかったりしていた。(まぁ、特に気にしてはいなかったが) 髭剃りは毎日するものであるため、快適にさくっと剃れるに越したことはない。よってここでいっそのこと楽勝で髭を剃ることができるよう、本格的な電動シェーバーを買ってみようと思い立ったのであーる。 購入したのはパナソニックのラムダッシュ・パームインというモデルで、手のひらサイズなのだけれど、5枚刃のガチのやつだ。 髭の薄い私にとってはオーバースペックすぎるかもしれな…

  • 今年も日常を大事にしていく(2024)

    ここ3日間は友人たちと過ごし、非日常が続いた。 その間に、酒を飲んだ。ジャンクフードを食べた。夜更かしをした。 無論、それらは大切な友人たちとの人間関係を整えるために必要なことであったし、楽しかったので、それによって生じた乱れは楽勝で問題がない。 あとはその乱れをこれからの日常を通じて整えていくだけだ。 これを乱れっぱなしにしておくと実にやばいことになるからな。 今日は多少の時間の前後はあるもののいつもの休日ルーティンで整えていこうと思う。 非日常が終わった後に安心して戻ることができる日常、整えるための日常があると非常に助かる。ルーティンがあると何をすれば良いのかわからずぼさっとすることがない…

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