ブログ開始時31歳。斎藤茂吉が処女歌集『赤光』を世に出したのも、満31歳のときです。同じ歳で茂吉はどんな歌を詠んだのかと考え、茂吉の故郷で研究しています。茂吉生誕140年の2022年、没後70年の2023年の前に、このブログを始めました。
紺いろの囚人の群むれ笠かむり草苅るゆゑに光るその鎌 『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中十三首目。 「紺いろの囚人の群むれ」とあるが、ここで...
けふの日は何も答いらへず板の上に瞳ひとみを落すこの男はや 『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中十二首目。 一連後付の詞書にあるように「精神...
光もて囚人の瞳ひとみてらしたりこの囚人を観みざるべからず 『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中十一首目。 作品主体が光を使っている。手にも...
まはりみち畑にのぼればくろぐろと麦奴むぎのくろみは棄てられにけり 『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中十首目。 目的地は畑。回り道を上って...
「ブログリーダー」を活用して、高橋良さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。