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高橋良の日日是歌 https://www.takahashi-tanka-tanshi-ryo.com/

ブログ開始時31歳。斎藤茂吉が処女歌集『赤光』を世に出したのも、満31歳のときです。同じ歳で茂吉はどんな歌を詠んだのかと考え、茂吉の故郷で研究しています。茂吉生誕140年の2022年、没後70年の2023年の前に、このブログを始めました。

高橋良
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2021/04/17

1件〜100件

  • 『赤光』初版「みなづき嵐」Ⅷ No.00050

    蚊帳のなかに蚊が二三疋にさんびきゐるらしき此寂しさを告げやらましを 『赤光』初版「みなづき嵐」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「みなづき嵐」の十四首中八首目。 寝床を覆う蚊帳...

  • 『赤光』初版「みなづき嵐」Ⅶ No.00049

    ながながと廊下を来つついそがしき心湧きたりわれの心に 『赤光』初版「みなづき嵐」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「みなづき嵐」の十四首中七首目。 長い廊下を長い時間をかけて歩...

  • 『赤光』初版「みなづき嵐」Ⅵ No.00048

    狂じや一人ひとり蚊帳よりいでてまぼしげに覆盆子いちご食べたしといひにけらずや 『赤光』初版「みなづき嵐」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「みなづき嵐」の十四首中六首目。 「狂...

  • 『赤光』初版「みなづき嵐」Ⅴ No.00047

    狂院の煉瓦の角かどを見ゐしかばみなづきの嵐ふきゆきにけり 『赤光』初版「みなづき嵐」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「みなづき嵐」の十四首中五首目。 狂院という語は、茂吉が他...

  • 『赤光』初版「みなづき嵐」Ⅳ No.00046

    みなづきの嵐のなかに顫ふるひつつ散るぬば玉の黒き花みゆ 『赤光』初版「みなづき嵐」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「みなづき嵐」の十四首中四首目。 水無月みなづき(旧暦六月)...

  • 『赤光』初版「みなづき嵐」 Ⅲ No.00045

    わがいのち芝居しばゐに似ると云はれたり云ひたるをとこ肥りゐるかも 『赤光』初版「みなづき嵐」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「みなづき嵐」の十四首中三首目。 主体の命、すなわ...

  • 『赤光』初版「みなづき嵐」Ⅱ No.00044

    わが体にうつうつと汗にじみゐて今みな月の嵐ふきたれ 『赤光』初版「みなづき嵐」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「みなづき嵐」の十四首中二首目。 「体たい」と言って、身体を客体...

  • 『赤光』初版「みなづき嵐」Ⅰ No.00043

    どんよりと空は曇りて居をりたれば二たび空を見ざりけるかも 『赤光』初版「みなづき嵐」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「みなづき嵐」の十四首中一首目。十四首目の後に「(六月作)...

  • 『赤光』初版「麦奴」ⅩⅦ No.00042

    殺人未遂被告某の精神状態鑑定を命ぜられて某監獄に通ひ居たる時、折にふれて詠みすてたるものなり。 『赤光』初版「麦奴」詞書 『赤光』初版「麦奴」十六首の後の詞書。 「殺人未遂被告某...

  • 『赤光』初版「麦奴」ⅩⅥ No.00041

    黴毒のひそみ流るる血液を彼の男より採りて持ちたり 『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中十六首目。この歌の後に「(七月作)」と記載されている。...

  • 『赤光』初版「麦奴」ⅩⅤ No.00040

    よごれたる門札おきて急ぎたれ八尺やさか入りつ日ゆららに紅し 『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中十五首目。 「門札」は「もんさつ」とも「かど...

  • 『赤光』初版「麦奴」ⅩⅣ No.00039

    監獄に通ひ来しより幾日いくひ経し蜩かなかな啼きたり二つ啼きたり 『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中十四首目。 「殺人未遂被告某の精神状態鑑...

  • 『赤光』初版「麦奴」ⅩⅢ No.00038

    紺いろの囚人の群むれ笠かむり草苅るゆゑに光るその鎌 『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中十三首目。 「紺いろの囚人の群むれ」とあるが、ここで...

  • 『赤光』初版「麦奴」Ⅻ No.00037

    けふの日は何も答いらへず板の上に瞳ひとみを落すこの男はや  『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中十二首目。 一連後付の詞書にあるように「精神...

  • 『赤光』初版「麦奴」Ⅺ No.00036

    光もて囚人の瞳ひとみてらしたりこの囚人を観みざるべからず  『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中十一首目。 作品主体が光を使っている。手にも...

  • 『赤光』初版「麦奴」⑩No.00035

    まはりみち畑にのぼればくろぐろと麦奴むぎのくろみは棄てられにけり  『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中十首目。 目的地は畑。回り道を上って...

  • 『赤光』初版「麦奴」⑨No.00034

    相群れてべにがら色の囚人しうじんは往ゆきにけるかも入り日赤あかけば  『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中九首目。   ...

  • 『赤光』初版「麦奴」⑧No.00033

    ほほけたる囚人の眼のやや光り女を云ふかも刺しし女を  『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中八首目。    &n...

  • 『赤光』初版「麦奴」⑦No.00032

    巻尺まきじやくを囚人のあたまに当て居りて風吹き来しに外面そともを見たり  『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中七首目。  &nbs...

  • 『赤光』初版「麦奴」⑥No.00031

    監房より今しがた来こし囚人はわがまへにゐてやや笑ゑめるかも   『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中六首目。   監房か...

  • 『赤光』初版「麦奴」⑤No.00030

    ひた赤し煉瓦の塀はひた赤し女をんな刺しし男に物ものいひ居れば 『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中五首目。   「ひた赤...

  • 『赤光』初版「麦奴」④No.00029

    病監の窓の下びに紫陽花あぢさゐが咲き、折をり風は吹き行きにけり  『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中四首目。   読点...

  • 『赤光』初版「麦奴」③No.00028

    飯いひかしぐ煙けむりならむと鉛筆の秀ほを研ぎて居ゐて煙けむりを見るも 『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中三首目。   「飯いひ」とは飯めし...

  • 『赤光』初版「麦奴」② No.00027

    雨空あめぞらに煙上のぼりて久しかりこれやこの日の午時ちかみかも  『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中二首目。   雨が...

  • 『赤光』初版「麦奴」① No.00026

    しみじみと汗ふきにけり監獄のあかき煉瓦にさみだれは降り  『赤光』初版「麦奴」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「麦奴」の十六首中一首目。十六首目の後に、(七月作)とある。 &...

  • 『赤光』初版「七月二十三日」⑤ No.00025

    鳳仙花かたまりて散るひるさがりつくづくとわれ帰りけるかも  『赤光』初版「七月二十三日」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「七月二十三日」の五首中五首目。  &nbs...

  • 『赤光』初版「七月二十三日」④ No.00024

    十日なまけけふ来て見れば受持の狂人きやうじんひとり死に行きて居し  『赤光』初版「七月二十三日」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「七月二十三日」五首中の第四首。  ...

  • 『赤光』初版「七月二十三日」③ No.00023

    たたかひは上海しやんはいに起り居ゐたりけり鳳仙花紅あかく散りゐたりけり  『赤光』初版「七月二十三日」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「七月二十三日」五首中の第三首。 「たた...

  • 『赤光』初版「七月二十三日」② No.00022

    夏休日なつやすみわれももらひて十日とをかまり汗をながしてなまけてゐたり  『赤光』初版「七月二十三日」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「七月二十三日」五首中の第二首。 &nb...

  • 『赤光』初版「七月二十三日」① No.00021

    めん鷄どりら砂あび居たれひつそりと剃刀研人かみそりとぎは過ぎ行きにけり 『赤光』初版「七月二十三日」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「七月二十三日」五首中の第一首。   「め...

  • 『赤光』初版「屋上の石」⑧ No.00020

    屋根にゐて微けき憂湧きにけり目したの街のなりはひの見ゆ  『赤光』初版「屋上の石」 「ゐる」という動詞には「座っている」、「じっとしている」、「とどまる」、「おさまる」などの意味...

  • 『赤光』初版「屋上の石」⑦ No.00019

    屋根踏みて居ればかなしもすぐ下の店に卵を数へゐる見ゆ  『赤光』初版「屋上の石」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「屋上の石」八首中の第七首。   二句切れ...

  • 『赤光』初版「屋上の石」⑥ No.00018

    屋根の上に尻尾動かす鳥来りしばらく居つつ去りにけるかも  『赤光』初版「屋上の石」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「屋上の石」八首中の第六首。   先の第...

  • 『赤光』初版「屋上の石」⑤ No.00017

    屋上をくじやうの石は冷つめたしみすずかる信濃のくにに我は来にけり 『赤光』初版「屋上の石」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「屋上の石」八首中の第五首。  &nbsp...

  • 『赤光』初版「屋上の石」④ No.00016

    天そそる山のまほらに夕ゆふよどむ光りのなかに抱いだきけるかも  『赤光』初版「屋上の石」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「屋上の石」八首中の第四首。   天そそるは、「天に高...

  • 『赤光』初版「屋上の石」③ No.00015

    鳳仙花城あとに散り散りたまる夕かたまけて忍び逢ひたれ  『赤光』初版「屋上の石」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「屋上の石」八首中の第三首。   鳳仙花は...

  • 『赤光』初版「屋上の石」② No.00014

    しら玉の憂のをんな恋ひたづね幾やま越えて来りけらしも  『赤光』初版「屋上の石」  『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「屋上の石」八首中の第二首。  &nbs...

  • 『赤光』初版「屋上の石」① No.00013

    あしびきの山の峡はざまをゆくみづのをりをり白くたぎちけるかも  『赤光』初版「屋上の石」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「屋上の石」八首中の第一首。一連の末尾に「(七月作)」...

  • 『赤光』初版「悲報来」詞書 No.00012

    詞書 七月三十日信濃上諏訪に滞在し、一湯浴びて寝ようと湯壺に浸つてゐた時、左千夫先生死んだといふ電報を受取つた。予は直ちに高木なる島木赤彦宅へ走る。夜は十二時を過ぎてゐた。 『赤...

  • 『赤光』初版「悲報来」⑩ No.00011

    あかあかと朝焼けにけりひんがしの山並の天あめ朝焼けにけり 『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」の最終、第十首。 第二句まではア段音とカ行音の響きがまぎ...

  • 『赤光』初版「悲報来」⑨ No.00010

    諏訪のうみに遠白とほじろく立つ流波ながれなみつばらつばらに見んと思へや  『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」十首中の第九首。島木赤彦宅から見える諏訪...

  • 『赤光』初版「悲報来」⑧ No.00009

    罌粟けしはたの向うに湖うみの光りたる信濃のくにに目ざめけるかも  『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」十首中の第八首。   島木赤彦宅から「罌粟はた」...

  • 『赤光』初版「悲報来」⑦ No.00008

    赤彦と赤彦が妻吾(あ)に寝よと蚤とり粉を呉れにけらずや 『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」十首中の第七首。    島木赤彦宅での一場面。作品主体は主...

  • 『赤光』初版「悲報来」⑥ No.00007

    死にせれば人は居ぬかなと歎かひて眠り薬をのみて寝んとす 『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」十首中の第六首。 死ねば人という存在はなくなるという自明の...

  • 『赤光』初版「悲報来」⑤ No.00006

    氷きるをとこのロのたばこの火赤かりければ見て走りたり  『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」十首中の第五首。前の一首と同様、採氷している人々...

  • 『赤光』初版「悲報来」④ No.00005

    氷室より氷をいだす幾人はわが走る時ものを云はざりしかも  『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」十首中の第四首。イ段音の頭韻が特徴的だ。「氷室」の「ひ」...

  • 『赤光』初版「悲報来」③ No.00004

    すべなきか蛍をころす手のひらに光つぶれてせんすべはなし   『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」十首中の第三首。「光」と「蛍をころす」は第ニ...

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