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高橋良の日日是歌 https://www.takahashi-tanka-tanshi-ryo.com/

ブログ開始時31歳。斎藤茂吉が処女歌集『赤光』を世に出したのも、満31歳のときです。同じ歳で茂吉はどんな歌を詠んだのかと考え、茂吉の故郷で研究しています。茂吉生誕140年の2022年、没後70年の2023年の前に、このブログを始めました。

高橋良
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2021/04/17

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  • 『赤光』初版「七月二十三日」② No.00022

    夏休日なつやすみわれももらひて十日とをかまり汗をながしてなまけてゐたり  『赤光』初版「七月二十三日」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「七月二十三日」五首中の第二首。 &nb...

  • 『赤光』初版「七月二十三日」① No.00021

    めん鷄どりら砂あび居たれひつそりと剃刀研人かみそりとぎは過ぎ行きにけり 『赤光』初版「七月二十三日」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「七月二十三日」五首中の第一首。   「め...

  • 『赤光』初版「屋上の石」⑧ No.00020

    屋根にゐて微けき憂湧きにけり目したの街のなりはひの見ゆ  『赤光』初版「屋上の石」 「ゐる」という動詞には「座っている」、「じっとしている」、「とどまる」、「おさまる」などの意味...

  • 『赤光』初版「屋上の石」⑦ No.00019

    屋根踏みて居ればかなしもすぐ下の店に卵を数へゐる見ゆ  『赤光』初版「屋上の石」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「屋上の石」八首中の第七首。   二句切れ...

  • 『赤光』初版「屋上の石」⑥ No.00018

    屋根の上に尻尾動かす鳥来りしばらく居つつ去りにけるかも  『赤光』初版「屋上の石」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「屋上の石」八首中の第六首。   先の第...

  • 『赤光』初版「屋上の石」⑤ No.00017

    屋上をくじやうの石は冷つめたしみすずかる信濃のくにに我は来にけり 『赤光』初版「屋上の石」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「屋上の石」八首中の第五首。  &nbsp...

  • 『赤光』初版「屋上の石」④ No.00016

    天そそる山のまほらに夕ゆふよどむ光りのなかに抱いだきけるかも  『赤光』初版「屋上の石」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「屋上の石」八首中の第四首。   天そそるは、「天に高...

  • 『赤光』初版「屋上の石」③ No.00015

    鳳仙花城あとに散り散りたまる夕かたまけて忍び逢ひたれ  『赤光』初版「屋上の石」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「屋上の石」八首中の第三首。   鳳仙花は...

  • 『赤光』初版「屋上の石」② No.00014

    しら玉の憂のをんな恋ひたづね幾やま越えて来りけらしも  『赤光』初版「屋上の石」  『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「屋上の石」八首中の第二首。  &nbs...

  • 『赤光』初版「屋上の石」① No.00013

    あしびきの山の峡はざまをゆくみづのをりをり白くたぎちけるかも  『赤光』初版「屋上の石」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「屋上の石」八首中の第一首。一連の末尾に「(七月作)」...

  • 『赤光』初版「悲報来」詞書 No.00012

    詞書 七月三十日信濃上諏訪に滞在し、一湯浴びて寝ようと湯壺に浸つてゐた時、左千夫先生死んだといふ電報を受取つた。予は直ちに高木なる島木赤彦宅へ走る。夜は十二時を過ぎてゐた。 『赤...

  • 『赤光』初版「悲報来」⑩ No.00011

    あかあかと朝焼けにけりひんがしの山並の天あめ朝焼けにけり 『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」の最終、第十首。 第二句まではア段音とカ行音の響きがまぎ...

  • 『赤光』初版「悲報来」⑨ No.00010

    諏訪のうみに遠白とほじろく立つ流波ながれなみつばらつばらに見んと思へや  『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」十首中の第九首。島木赤彦宅から見える諏訪...

  • 『赤光』初版「悲報来」⑧ No.00009

    罌粟けしはたの向うに湖うみの光りたる信濃のくにに目ざめけるかも  『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」十首中の第八首。   島木赤彦宅から「罌粟はた」...

  • 『赤光』初版「悲報来」⑦ No.00008

    赤彦と赤彦が妻吾(あ)に寝よと蚤とり粉を呉れにけらずや 『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」十首中の第七首。    島木赤彦宅での一場面。作品主体は主...

  • 『赤光』初版「悲報来」⑥ No.00007

    死にせれば人は居ぬかなと歎かひて眠り薬をのみて寝んとす 『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」十首中の第六首。 死ねば人という存在はなくなるという自明の...

  • 『赤光』初版「悲報来」⑤ No.00006

    氷きるをとこのロのたばこの火赤かりければ見て走りたり  『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」十首中の第五首。前の一首と同様、採氷している人々...

  • 『赤光』初版「悲報来」④ No.00005

    氷室より氷をいだす幾人はわが走る時ものを云はざりしかも  『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」十首中の第四首。イ段音の頭韻が特徴的だ。「氷室」の「ひ」...

  • 『赤光』初版「悲報来」③ No.00004

    すべなきか蛍をころす手のひらに光つぶれてせんすべはなし   『赤光』「悲報来」 『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「悲報来」十首中の第三首。「光」と「蛍をころす」は第ニ...

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